JPH0748915Y2 - 鎌 錠 - Google Patents

鎌 錠

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JPH0748915Y2
JPH0748915Y2 JP1991021147U JP2114791U JPH0748915Y2 JP H0748915 Y2 JPH0748915 Y2 JP H0748915Y2 JP 1991021147 U JP1991021147 U JP 1991021147U JP 2114791 U JP2114791 U JP 2114791U JP H0748915 Y2 JPH0748915 Y2 JP H0748915Y2
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友悌 伊藤
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高橋金物株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、戸取付枠に対する引
戸類の係止・開放に用いられる鎌錠に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の鎌錠では、従来、戸の木口面の
堀込穴に埋込固定されるケース部材に鎌本体が回動可
能、且つ、木口面から出没可能に設けられているととも
に、戸の厚み方向をもって形成された取付用孔を介して
サムターンやシリンダ錠等の操作部材が設けられ、操作
部材による操作で鎌本体を戸取付枠の受部材に係脱して
施解錠する構成となっている。操作部材の操作力はハブ
を介してピンで連結された鎌本体に伝達されるようにな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なハブと鎌本体とをピンで直結する従来技術では、操作
力の伝達が早すぎて鎌本体の出没動作が急激となり、施
解錠時に不快な衝撃音を発する問題が指摘されていた。
また、鎌本体の施解錠動作を付勢するばね力が急激に作
用して部材間の衝突が激しく、衝撃音の問題とともにピ
ンが早期に折損して操作不能を来す懸念があった。
【0004】このため、ハブと鎌本体とをリンク結合し
て伝達力を緩和、且つ、円滑にすることが試みられてい
るが、従来のものはハブと鎌本体とを単に単一のリンク
プレートで連結する程度のものであり、上記問題点を満
足のいく程度に解消するものではなかった。
【0005】そこで、この考案は、操作力の伝達を緩や
かに行うことができ、よって衝撃音の問題を解消できる
とともに長寿命化を図れる鎌錠の提供をその目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成すべく創案されたもので、その特徴は、戸の木口面
の堀込穴に埋込固定されるケース部材と、戸の厚み方向
をもって形成された取付用孔を介して取付けられるサム
ターン等の操作部材と、操作部材による施解錠操作で戸
取付枠の受部材に対して係脱される鎌部材とが備えられ
ている鎌錠において、上記該鎌部材は、上記ケース部材
内に回動可能に保持され上記操作部材で回動されるハブ
と、上記ケース部材に回動可能に設けられているととも
に出没自在に設けられた鎌本体と、当該鎌本体と上記ハ
ブとを連結するリンク機構とから成り、当該リンク機構
は、上記ハブに連結されハブの回動に伴ってスライドす
るとともに回動するスライドリンクと、このスライドリ
ンクに係合され当該スライドリンクのスライド時には静
止状態を維持するとともにスライドリンクの回動に伴っ
て変位する回転リンクと、この回転リンクと上記スライ
ドリンクとの間に設けられスライド方向に離反するよう
に付勢するばね部材と、上記回転リンクと上記鎌本体と
を連結する鎌リンクとから構成されていることにある。
【0007】
【作用】操作部材による施解錠操作でハブが回動される
と、ハブの回動に伴ってスライドリンクがばね部材の付
勢力に抗してスライドし、その後回動する。スライドリ
ンクのスイライド時、回転リンクは静止状態を維持し、
スライドリンクの回動に伴って変位する。回転リンクが
変位すると、この回転リンクに連結された鎌リンクを介
して鎌本体が出没回動する。ばね部材による付勢力で操
作力が遊びのない状態で伝達されるとともに、スライド
リンクのスライド時における回転リンクの一時静止状態
によって操作力の鎌本体への伝達が遅れ、これによって
衝撃が緩和される。
【0008】
【実施例】図1乃至図5はこの考案の一実施例を示す。
引戸等の戸2の木口面2aには、堀込穴4を介して鎌錠
6が取り付けられている。鎌錠6は、堀込穴4に埋込固
定されるケース部材8と、戸2の厚み方向(XーY方向
・・以下単に厚み方向という)における両側に略同一軸
心をもって形成される取付用孔10,12と、一方の取
付用孔10を介して取り付けられるサムターン14と、
他方の取付用孔12を介して取り付けられるシリンダ錠
16と、ケース部材8内に回動可能に設けられて操作部
材としてのサムターン14とシリンダ錠16のいずれか
一方の施解錠操作で戸取付枠18の受部材20に係脱さ
れる鎌部材22とから概略構成されている。
【0009】ケース部材8は、木口面2aに当接するフ
ロント24を有するケース本体26と、戸2の厚み方向
の一側面を形成するケースカバー28とから構成されて
おり、ケース本体26とケースカバー28の上部にはそ
れぞれ、操作用切欠部30が形成されている。ケース本
体26の前面には、フロント24を一体に固定するため
のフロント取付片32が形成されており、フロント取付
片32の上下端部には固定用孔34,34が形成されて
いる。この固定用孔34,34に対応してフロント24
には、固定ねじ36の挿通孔38が形成されているとと
もに、挿通孔38の後面にはプレス加工によって係合凸
部40が形成されている。係合凸部40を固定用孔34
に係合した後、カシメ処理してフロント24とフロント
取付片32の結合がなされる。
【0010】また、ケース本体26とケースカバー28
の固定は、それぞれの上下端部に形成した固定用孔42
間に間隔部材としてのねじ筒44を介在させてケースカ
バー28の外方から図示しない固定ねじをねじ筒44に
螺合するようになっている。また、フロント取付片32
とフロント24の下部にはそれぞれ、鎌部材22の鎌本
体86を出没させるための開口部46,48が形成され
ている。
【0011】また、フロント取付片32の上方部には、
操作用切欠部30との間でシリンダ錠16を押圧固定す
るための押圧部材50が設けられている。押圧部材50
は、フロント24の挿通孔52とフロント取付片32の
挿通孔54とを介して挿通される固定ねじ56に螺合さ
れており、木口面2a外方からの固定ねじ56の操作に
よって戸2の横幅方向に移動可能となっている。押圧部
材50は、その両側に操作用切欠部30に嵌合する嵌合
片58を有しているとともに、厚み方向のずれを規制す
る規制片60を有している。嵌合片58の後端58a
と、操作用切欠部30の後端縁30aとの間でシリンダ
錠16が締付固定される。操作用切欠部30と押圧部材
50は左右対称に形成されているので、戸2の両側のい
ずれにでもシリンダ錠16を取り付けられるようになっ
ている。
【0012】サムターン14は、例えば、取付用孔10
への嵌合凸部62aを有する取付プレート62と、この
取付プレート62の表面側に配されるサムターンツマミ
64と、取付プレート62の裏面側に配されるサムター
ンドライバ66とから概略構成することができる。サム
ターンドライバ66は、サムターンツマミ64に固定ね
じ68で固定されて同期回転するベース70と、鎌部材
22のハブ84のフック部92に係合するドライブシャ
フト72とから成っている。また、サムターンツマミ6
4には固定ねじ68に対する螺合孔64aが形成されて
いるとともに、取付プレート62の透孔62bへの係合
片64bが形成されている。符号74はカラー部材を示
し、符号70aは固定ねじ68の挿通孔を示す。また、
符号62cは図示しない固定ねじの挿通孔を示す。
【0013】シリンダ錠16は、例えば錠本体76と、
この錠本体76の先端側に設けられる位置決め片78
と、ハブ84の回動操作部90に係合される操作片80
とから構成することができる。位置決め片78は、操作
用切欠部30の後端縁30aと押圧部材50との間で締
め付けられて保持される。符号81は錠本体76を保護
する外観用キャップ部材である。
【0014】鎌部材22は、ケース本体26とケースカ
バー28とに固定されるハブホルダ82,82に回動可
能に保持されるハブ84と、ケース部材8に透孔85を
介して回動可能に設けられる鎌本体86と、ハブ84と
鎌本体86とを施解錠操作可能に連結するリンク機構8
8とから概略構成されている。ハブ84は、例えば、シ
リンダ錠16の操作片80が係合される回動操作部90
と、この回動操作部90の上部に連設される略U字形の
フック部92と、回動操作部90の下部に連設されるリ
ンク機構88へのジョイント部94とから構成すること
ができる。
【0015】回動操作部90には中央部に操作片80に
対する係合孔96が設けられているとともに、両側には
ハブホルダ82の保持用孔82aに嵌合する嵌合凸部9
0aが形成されており、係合孔96には径方向に対向位
置をもって操作片80が当接する突起90bが形成され
ている。
【0016】リンク機構88は、ハブ84のジョイント
部94に回動可能に連結されるスライドリンク100
と、鎌本体86に回動可能に連結される鎌リンク102
と、スライドリンク100と鎌リンク102との間に配
される回転リンク104とから構成されている。
【0017】スライドリンク100はプレート状に形成
されており、中央部に長穴100aを有するとともに、
一端部にジョイント部94の連結軸94aに係合される
係合孔100bを有している。
【0018】鎌リンク102は、平面形状が略ひょうた
ん形をなすプレート状に形成されており、一端部には鎌
本体86の連結軸86aに係合する係合孔102aが形
成され、他端部には回転リンク104の連結軸104d
に係合する係合孔102bが形成されている。
【0019】回転リンク104は、ケース本体26の挿
通孔106に支持される回動軸104aを有するととも
に、スライドリンク100の長穴100aに係合される
係合部104bを有している。また、回転リンク104
の一側部にはスライドリンク100の側部に係合するサ
ドル部104cが形成されており、スライドリンク10
0に対して係合姿勢を拘束されているとともに相対的に
スライド可能となっている。また、回転リンク104に
はばね部材98の一端98aが係合される係合軸104
eが形成されている。なお、ばね部材98の他端98b
はハブ84のジョイント部94の係合軸94bに係合さ
れている。
【0020】次に、鎌錠6の施解錠動作を説明する。図
1の状態は解錠位置にあり、この状態からサムターン1
4あるいはシリンダ錠16で施錠操作がなされると、図
5に示すように、ハブ84が回動し、リンク機構88に
よる回動力伝達で鎌本体86が回動、突出して受部材2
0に係合される。これによって施錠状態となる。なお、
ハブ84のジョイント部94とリンク機構88との間に
はばね部材98が設けられており、鎌部材22の施解錠
動作が弾発的に行われるようになっている。
【0021】リンク機構88の動作を詳細に説明する。
図1の状態からサムターン14あるいはシリンダ錠16
によって施錠操作がなされてハブ84が回動すると、ス
ライドリンク100は回転リンク104に対して矢印S
1 方向にスライドしながらS2 方向に回動する。スライ
ドリンク100のスライド及び回動が進行すると、回転
リンク104が矢印S3 方向に回転し、これに伴って鎌
リンク102が矢印S4 方向に移動する。これによって
鎌本体86が突出方向に回動し、図5に示す施錠状態と
なる。
【0022】スライドリンク100が動き出して暫くし
てから鎌リンク102が動作するので、リンク機構88
の全体動作に漸動性が生じ、急激な伝達が緩和される。
また、スライド動作と回転動作によって荷重の偏りのな
い円滑性が得られる。従って、不快な衝撃音の発生を来
すことがなく、また構成部材の早期損耗が回避されて長
寿命化を図ることができる。さらにまた、鎌部材22の
円滑な動作によってサムターン14あるいはシリンダ錠
16による回動操作が滑らかとなり、操作性の向上を図
ることができる。
【0023】次に戸取付枠18に設けられる受部材20
について説明する。受部材20は、戸取付枠18の木口
面18aに取付けられるフロント108と、木口面18
aに形成される堀込穴110に埋込固定されるケース部
材112とから構成されている。フロント108の上下
端部には固定ねじの挿通孔108aが形成されており、
略中央部位には鎌本体86が嵌入する嵌入口108bが
形成されている。また、裏面側には鎌本体86が係合す
る係合部108cがピン114で固定されている。ケー
ス部材112の前面上下には、固定片112a,112
aが形成されている。
【0024】
【考案の効果】この考案によれば、リンク機構の遅動性
によって操作力の伝達を緩和することができるので、鎌
本体の急激な出没動作を回避することができ、よって衝
撃音の問題を解消することができるとともに長寿命化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る鎌錠の一実施例を示す解錠状態
の概要側面図である。
【図2】図1で示した鎌錠の操作部位の横断面図であ
る。
【図3】図1で示した鎌錠の概要分解斜視図である。
【図4】図1で示した鎌錠の分解斜視図である。
【図5】施錠状態の概要側面図である。
【符号の説明】
2 戸 2a 木口面 4 堀込穴 8 ケース部材 10,12 取付用孔 14 サムターン(操作部材) 16 シリンダ錠(操作部材) 18 戸取付枠 20 受部材 22 鎌部材 84 ハブ 88 リンク機構 86 鎌本体 98 ばね部材 100 スライドリンク 102 鎌リンク 104 回転リンク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】戸の木口面の堀込穴に埋込固定されるケー
    ス部材と、戸の厚み方向をもって形成された取付用孔を
    介して取付けられるサムターン等の操作部材と、操作部
    材による施解錠操作で戸取付枠の受部材に対して係脱さ
    れる鎌部材とが備えられている鎌錠において、 上記該鎌部材は、上記ケース部材内に回動可能に保持さ
    れ上記操作部材で回動されるハブと、上記ケース部材に
    回動可能に設けられているとともに出没自在に設けられ
    た鎌本体と、当該鎌本体と上記ハブとを連結するリンク
    機構とから成り、当該リンク機構は、上記ハブに連結さ
    れハブの回動に伴ってスライドするとともに回動するス
    ライドリンクと、このスライドリンクに係合され当該ス
    ライドリンクのスライド時には静止状態を維持するとと
    もにスライドリンクの回動に伴って変位する回転リンク
    と、この回転リンクと上記スライドリンクとの間に設け
    られスライド方向に離反するように付勢するばね部材
    と、上記回転リンクと上記鎌本体とを連結する鎌リンク
    とから構成されていることを特徴とする鎌錠。
JP1991021147U 1991-04-02 1991-04-02 鎌 錠 Expired - Fee Related JPH0748915Y2 (ja)

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JPH04116563U JPH04116563U (ja) 1992-10-19
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