JPH0748724Y2 - アイソレーションシート - Google Patents

アイソレーションシート

Info

Publication number
JPH0748724Y2
JPH0748724Y2 JP1989096232U JP9623289U JPH0748724Y2 JP H0748724 Y2 JPH0748724 Y2 JP H0748724Y2 JP 1989096232 U JP1989096232 U JP 1989096232U JP 9623289 U JP9623289 U JP 9623289U JP H0748724 Y2 JPH0748724 Y2 JP H0748724Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
sheet
layer
isolation sheet
isolation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989096232U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0336006U (ja
Inventor
栄 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEIWA CORPORATION
Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
MEIWA CORPORATION
Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEIWA CORPORATION, Fujimori Kogyo Co Ltd filed Critical MEIWA CORPORATION
Priority to JP1989096232U priority Critical patent/JPH0748724Y2/ja
Publication of JPH0336006U publication Critical patent/JPH0336006U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0748724Y2 publication Critical patent/JPH0748724Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Road Repair (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリート舗装構造において、下層コンク
リートと上層コンクリートとの間に介装され、コンクリ
ート舗装面の嵩上げ修復工事に利用されるアイソレーシ
ョンシートに関し、更に詳述すると、地盤の沈下などに
対応するため、舗装面を嵩上げ修復する場合に、下層コ
ンクリートから容易に剥離し得ると共に、該シートと下
層コンクリートとの間にコンクリート又はコンクリート
ミックスを注入する際に大きな空気だまりを生じること
なく、良好な嵩上げ修復を行なうことができるアイソレ
ーションシートに関する。
〔従来の技術〕
従来、コンクリート舗装構造において、舗装面の嵩上げ
修復工事に利用するために下層コンクリートと上層コン
クリートとの間にアイソレーションシートを介装するこ
とが行なわれている。この場合、アイソレーションシー
トとしては、ポリオレフィン系プラスチックシートの片
面に不織布を積層したものが知られており、第4図に示
したように不織布aを上層コンクリートb側へ、プラス
チックシートcを下層コンクリートd側へ向けて両コン
クリート層b,d間に介装することが行なわれている。こ
のようなコンクリート舗装構造において、地盤の沈下等
に対処するため舗装面を嵩上げ修復する場合は、第5図
に示したようにアイソレーションシートeと共に上層コ
ンクリートbをジャッキ等を用いて持ち上げると共に、
上層コンクリートb及びアイソレーションシートeに互
に連通するコンクリート注入孔fを穿孔し、この注入孔
fよりアイソレーションシートeのプラスチックシート
cと下層コンクリートdとの間の空間gにコンクリート
又はコンクリートミックスを注入充填して新たなコンク
リート層hを形成し、コンクリート舗装面を嵩上げする
ことが行なわれている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、単にプラスチックシートcに不織布aを積層し
たアイソレーションシートeを用いた上記コンクリート
舗装構造は、上述した嵩上げ修復の際にアイソレーショ
ンシートeがプラスチックシートcと下層コンクリート
dとの間でうまく剥離せずに部分的に上層コンクリート
bと不織布aとの間で剥離してしまい、後のコンクリー
ト又はコンクリートミックスの注入に支障を生じる場合
がある。特に、施工後長期間経過するとプラスチックシ
ートcが劣化したりして下層コンクリートdと強く接着
するようになり、プラスチックシートcと下層コンクリ
ートdとが剥離し難くなる。また、うまくプラスチック
シートcと下層コンクリートdとの間で剥離した場合で
も、空間gにコンクリート又はコンクリートミックスを
注入する際に空間gの隅部等に大きな空気だまりを生じ
易く、不完全工事となる場合がある。
本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、コンクリー
ト舗装構造の下層コンクリートと上層コンクリートとの
間に介装され、コンクリート舗装面の嵩上げ修復工事に
利用されるアイソレーションシートであって、地盤の沈
下などに対処するため、舗装面を嵩上げ修復する場合
に、長期間経過した後でも下層コンクリートから容易に
剥離し得ると共に、該シートと下層コンクリートとの間
にコンクリート又はコンクリートミックスを注入する
際、大きな空気だまりを生じることなく、良好に嵩上げ
修復工事を行なうことができるアイソレーションシート
を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、コンクリート舗装
構造の下層コンクリートと上層コンクリートとの間に介
装され、コンクリート舗装面の嵩上げ修復工事に利用さ
れるアイソレーションシートであって、プラスチックシ
ートの上層コンクリート側の一面に不織布を積層すると
共に、下層コンクリート側の他面全面に多数の微小凹凸
を形成したことを特徴とするアイソレーションシートを
提供する。
ここで、上記プラスチックシートとしては、ポリエチレ
ンシート、ポリプロピレンシート、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体シート等のポリオレフィン系プラスチックシ
ートが好適に用いられ、その厚さは0.02〜1.5mm、特に
0.05〜0.5mm程度することができる。また、このプラス
チックシートに形成する微小凹凸としては、0.1〜5mm程
度の多数の錐状乃至柱状小突起もしくは逆錐状乃至円柱
状凹部を形成しても、巾1〜5mm程度の多数の突条部も
しくは溝状凹部を形成してもよい。
〔作用〕
本考案のアイソレーションシートは、不織布を上層コン
クリート側に、プラスチックシートの微小凹凸形成面を
下層コンクリート側にそれぞれ向けてコンクリート舗装
構造の上,下層コンクリート間に介装される。ここで、
本考案のアイソレーションシートを用いたコンクリート
舗装構造を嵩上げ修復する場合、プラスチックシートの
下層コンクリート接触面には微小凹凸が形成されている
ので、下層コンクリートとの剥離性が良好であり、ジャ
ッキ等で上層コンクリートを持ち上げる際に上層コンク
リートと不織布との間に剥離を生じることなく、プラス
チックシートと下層コンクリートとの間に確実に嵩上げ
層(コンクリート注入空間)を形成することができる。
また、この下層コンクリートとプラスチックシートとの
間に形成された空間にコンクリート又はコンクリートミ
ックスを注入する際、残留空気がプラスチックシートの
多数の微小凹部に分散されて空間の隅部等に大きな空気
だまりを生じることなく新たなコンクリート層(嵩上げ
コンクリート層)を良好かつ確実に形成することができ
る。そして、かかる微小凹部の空気薄層がプラスチック
シートと下層コンクリートとが経時的に強く接着するこ
とを抑制し、剥離材乃至は離型材的に作用して長期間経
過後でも良好な剥離性を保持するものである。
従って、本考案のアイソレーションシートを用いてコン
クリート舗装構造を構成することにより、地盤沈下など
に対処する場合、良好かつ確実に嵩上げ修復工事を行な
うことができる。
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明す
る。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例に係るアイソレーションシー
トを示すもので、このアイソレーションシート1は、プ
ラスチックシート2の一面に不織布3を積層すると共
に、他面全面に多数の微小凹凸4,5を形成したものであ
る。
ここで、上記プラスチックシート2としては、上述した
ように厚さ0.02〜1.5mm、特に0.05〜0.5mmのポリエチレ
ンシート、ポリプロピレンシート、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体シート等のポリオレフィン系プラスチックシ
ートが好適に用いられる。また、不織布3としては繊維
密度50〜500g/m2、特に100〜300g/m2の厚さ0.2〜7mm、
特に1〜3mm程度のものが好適に用いられる。
このアイソレーションシート1を用い、コンクリート舗
装構造を構成する場合、第2図に示したように路盤(図
示せず)上に単層又は多層の下層コンクリート6を打設
形成し、この下層コンクリート6上に上記アイソレーシ
ョンシート1をプラスチックシート2の微小凹凸面が該
下層コンクリート6に接するように敷設し、このアイソ
レーションシート1の不織布3上に単層又は多層の上層
コンクリート7を打設するものである。
このコンクリート舗装構造に地盤沈下等に対処するた
め、嵩上げ修復工事を施す場合は、第3図に示すよう
に、従来法と同様に上層コンクリート7をアイソレーシ
ョンシート1と共にジャッキ等を用いて嵩上げ分だけ持
ち上げ、この上層コンクリート7及びアイソレーション
シート1に互に連通するコンクリート注入孔8を穿孔
し、この注入孔8よりアイソレーションシート1のプラ
スチックシート2と下層コンクリート6との間に形成さ
れた空間9にコンクリート又はコンクリートミックスを
注入充填して新たなコンクリート層(嵩上げコンクリー
ト層)10を形成し、コンクリート舗装面を嵩上げする。
この場合、本例のアイソレーションシート1を用いたコ
ンクリート舗装構造にあっては、アイソレーションシー
ト1を構成するプラスチックシート2の下層コンクリー
ト6との接触面全面に多数の微小凹凸が形成されている
のでアイソレーションシート1と下層コンクリート6と
の間の剥離性に優れ、特に凹部内の空気薄層がプラスチ
ックシート2と下層コンクリート6とが経時的に強く接
着することを抑制すると共に、剥離材乃至は離型材的に
作用し、長期間経過後であってもアイソレーションシー
ト1と下層コンクリート6とが容易に剥離する。一方、
アイソレーションシート1と上層コンクリート7との間
は不織布3の繊維間にコンクリートが入り込み、不織布
とコンクリートが一体化した状態で強固に接合している
ので、上層コンクリート7をアイソレーションシート1
と共に持ち上げる際、上層コンクリート7と不織布3と
の間に剥離を生じることなく、プラスチックシート2と
下層コンクリート6との間に確実に嵩上げ空間9を形成
することができる。また、この空間9にコンクリート又
はコンクリートミックスを注入充填する際には、残留空
気11がプラスチックシート2に形成された多数の凹部4
に分散されて空間9の隅部等に大きな空気だまりを生じ
ることなく新たなコンクリート層(嵩上げコンクリート
層)10を形成することができる。従って、本例のアイソ
レーションシート1を用いたコンクリート舗装構造は、
地盤沈下などに対処する場合、良好な嵩上げ修復工事を
行なうことができるものである。
なお、本考案のアイソレーションシートは、上記実施例
に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内で種
々変更して差支えない。
〔考案の効果〕
本考案のアイソレーションシートを用いてコンクリート
舗装構造を構成することにより、地盤沈下などに対処す
るために嵩上げ修復工事を行なう場合、完全な修復工事
を確実かつ良好に行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るアイソレーションシー
トを示す断面図、第2図は同アイソレーションシートを
用いたコンクリート舗装構造を示す断面図、第3図は同
舗装構造に嵩上げ修復工事を施した状態を示す断面図、
第4図は従来のアイソレーションシートを用いたコンク
リート舗装構造を示す断面図、第5図は同舗装構造に嵩
上げ修復工事を施した状態を示す断面図である。 1……アイソレーションシート 2……プラスチックシート 3……不織布 4,5……微小凹凸 6……下層コンクリート 7……上層コンクリート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート舗装構造の下層コンクリート
    と上層コンクリートとの間に介装され、コンクリート舗
    装面の嵩上げ修復工事に利用されるアイソレーションシ
    ートであって、プラスチックシートの上層コンクリート
    側の一面に不織布を積層すると共に、下層コンクリート
    側の他面全面に多数の微小凹凸を形成したことを特徴と
    するアイソレーションシート。
JP1989096232U 1989-08-16 1989-08-16 アイソレーションシート Expired - Lifetime JPH0748724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989096232U JPH0748724Y2 (ja) 1989-08-16 1989-08-16 アイソレーションシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989096232U JPH0748724Y2 (ja) 1989-08-16 1989-08-16 アイソレーションシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0336006U JPH0336006U (ja) 1991-04-09
JPH0748724Y2 true JPH0748724Y2 (ja) 1995-11-08

Family

ID=31645451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989096232U Expired - Lifetime JPH0748724Y2 (ja) 1989-08-16 1989-08-16 アイソレーションシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0748724Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208581A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Gaeart Tk:Kk 上面増厚床版の補修工法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130598U (ja) * 1987-02-19 1988-08-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0336006U (ja) 1991-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0748724Y2 (ja) アイソレーションシート
JPS6360328A (ja) 発泡樹脂体により構築物を構築する方法
JPH0516289Y2 (ja)
JP2783127B2 (ja) 樹脂マット、タイルマット及びタイルマットの製造方法
JPS608202B2 (ja) 化粧砂利面をもつコンクリ−トブロツクの製法
JP3788418B2 (ja) 床材の施工構造
JPS581543Y2 (ja) タイルユニツト
JP3518048B2 (ja) 剥離シート
JPH0542108Y2 (ja)
JP2578929B2 (ja) 法面保護工法
JPH089204Y2 (ja) 鋼製覆工板とその覆工板用ジグ
JP2540082B2 (ja) 弾性舗装構造体の端末施工方法および縁石
JPS6038766Y2 (ja) のり面保護構造体
JPS63223202A (ja) プレキヤストコンクリ−ト版敷設方法
JP2587950Y2 (ja) 複合床面材
JP3008147B2 (ja) タイル板の製造方法
JPH01158102A (ja) 弾性舗装材の施工方法
JPS5857586B2 (ja) 平屋根の施工法
JPH04357206A (ja) 土木用埋立材料
JP2004251061A (ja) 床材の施工方法及び構造
JPH04149334A (ja) バックアップ材
JPS6189047U (ja)
JPH02125003A (ja) 透水タイルの施工方法
JPH0642148A (ja) 防食シート床面の施工方法並びにこれに用いるプレキャスト板
JPH0552036A (ja) コンクリート打設用型枠、型枠用シートおよびコンクリートの打設方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term