JPH02125003A - 透水タイルの施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、透水性を有する下地面上に透水タイルを貼着
施工する方法の改良に関する。

【従来の技術１ 従来、透水アスファルトコンクリート等からなる透水性
を有する下地面上に透水タイルを貼着施工する方法とし
ては、次の二通りの方法がある。 第一の施工方法は、第４図（６）（Ｂｌに示す如く、透
水タイル２の裏面隅部寄り２ｂ、　２ｂ・・・等にモル
タル等の接着剤４を斑紋状等に塗布し、この透水タイル
２を透水性を有する下地面１上の所定位置に順次貼着す
る方法である。 第二の施工方法は、第５図へＦＢ）に示す如く、下地面
１の上に、接着剤収納袋３の下端吐出口３ａから線状に
絞り出した１着剤４を不定形縞状に塗布した後、下地面
１上の所定位置に透水タイル２を順次貼着する方法であ
る。 上記両施工方法において、透水タイル２の裏面全面又は
下地面１の全面に接着剤４を塗布しないのは、接着剤塗
布部分が非透水性となるため、接着剤４の非塗布部分を
設けて施工慢の透水性を確保するためである。貼着され
た透水タイル２の裏面２ａと下地面１との間には、第６
図に示す如く、接着剤４の層厚みＢに相当する厚みの間
隙５が形成され、透水タイル２を透過した水は、−旦こ
の間隙５で拡散して下地面１に滲み込む。 【発明が解決しようとする課題１ しかし、前記第一の施工方法は、透水タイル２の裏面２
ａに接着剤４を点状等に塗布するには、多くの手間を必
要とし、施工期間が長期になると共に人件費が増大する
。 また、前記第二の施工方法は、第６図に示す如く、透水
タイル２の裏面隅部寄り２ｂに接着剤４が付着せずに、
透水タイル２の裏面隅部寄り２ｂと下地面１との間に間
隙５ａを形成することがある。透水タイル２は、この間
隙５ａを形成する部分が張出し状となっているため、こ
の張出し部分に荷重Ｐが加わると、施工中にはガタッキ
が生じ、施工後には割れ６．接着剥離等が生じる。 本発明は、上記問題を解決するために、多くの手間をか
けずに、透水タイルの裏面隅部寄りに接着剤を確実に付
着させる施工方法の提供を目的とする。 【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために１１本発明に係る透水タイル
の施工方法の要旨は、透水性を有する下地面上に透水タ
イルを貼着施工する方法において、透水タイルの裏面隅
部寄りに対応する接着剤通過孔を開口したマスク板を前
記下地面上の所定位置にＩ２置し、マスク板の接着剤通
過孔に板厚み分だけ接着剤を塗布し、マスク板を除去し
た下地面上の所定位置に透水タイルを押圧貼着すること
により、下地面上に透水タイルの少なくとも裏面隅部寄
りを接着剤で接着することである。

【作　用】

下地面上の所定位置に載置したマスク板の接着剤通過孔
に板厚み分だけ接着剤を充填した後、マスク板を除去す
ると、下地面上には、貼着予定の透水タイルのタイル裏
面隅部寄りに対応する所定箇所に、マスク板の板厚みに
相当する厚みの接着剤が塗布される。この様に接着剤が
塗布された下地面の所定位置に押圧貼着された透水タイ
ルは、タイル裏面の少なくとも隅部寄りに接着剤が付着
し、透水タイル裏面と下地面との間に間隙を形成する。

【実施例】

以下、本発明に係る透水タイルの施工方法を、第１図へ
〜［ＤＪに示す実施例の各工程順に従って説明する。 第１工程は、同図穴に示す如く、透水性を有する下地面
１上に、タイル割付けのための割付は線８を必要に応じ
て引く。 第２工程は、同図（Ｂ）に示す如く、下地面１上の所定
位置に、割付けｗＡ８等を基準として、予め準備したマ
スク板１０を載置する。マスク板１０は、第２図ＩＡ（
Ｅｌ）及び第３図に示す如く、平板部１１の所定位置に
接着剤通過孔１２．１２・・・を開設すると共に、平板
部１１の交差縁部１１ａ、１１ｂに鏝止め１３．１４を
突設しである。平板部１１における接着剤通過孔１２を
開設する所定位置とは、下地面１上に整列する透水タイ
ル列Ａを平板部１１の上に仮想投影したとき、各透水タ
イル２の裏面隅部寄り２ｂ、２ｂ・・・が仮想投影され
る領域を少くとも含む位置を言う。なお、平板部１１に
仮想投影する透水タイルは、−列に限定するものではな
く、複数列であってもよく、また１個であってもよい。 第３工程は、第１図（Ｃ１に示す如く、マスク板１０の
上に適宜量の接着剤４を置き、接着剤４を鏝１３でマス
ク板１０上に押し拡げ、マスク板１０の接着剤通過孔１
２．１２・・・に板厚み分だけ接着剤４を充填する。 第４工程は、下地面１上からマスク板１０を除去する。 同図（Ｄ）に示す如く、マスク板１０を除去した下地面
１上の所定位Ｍ（即ち、第２図に示す様に、下地面１上
に整列貼着する各透水タイル２の裏面隅部寄り２ｂ、２
ｂ・・・と対向する領域を少くとも含む位Ｍ）には、接
着剤４が航記板厚みだけ塗布されている。 第５工程は、下地面１上の所定位置に透水タイル２を押
圧貼着することにより、下地面１上に透水タイル２の裏
面の少なくとも隅部寄り２ｂ、　２ｂ・・・を接着剤４
で接着する。 第６エ程は、前記接着剤４の硬化時間との関係から、下
地面１上の広範囲に亘って接着剤４を同時塗布できない
ときは、前記第２工程乃至第５工程を順次繰返すことに
より、下地面１上の広範囲に透水タイル２．２・・・を
貼着して施工を完了する。

【発明の効果】

以上詳述した如く、本発明に係る透水タイルの施工方法
は、次の如き優れた効果を有する。 ■　所定のマスク板を用いて接着剤を下地面上に塗布す
るため、接着剤塗布工程における作業時間の短縮が可能
となり、工期の短縮及び人件費の低減が可能となる。 ■　所定のマスク板を用いて接着剤を下地面上に塗布す
ることにより、下地面上の所定位置に所定厚みの接着剤
が塗布されるため、下地面の所定位置に押圧貼着した透
水タイルの少なくとも裏面病部寄りに接着剤が確実に付
着し、透水タイル裏面と下地面との間に所定厚みの間隙
を形成する。透水タイルは、裏面病部寄りに接着剤が確
実に付着して下地面に接着されるので、施工中のガタッ
キ及び施工侵の割れ、接着剥離等を生じることがない。 ■　透水タイルの形状等に変更があるときには、マスク
板の接着剤通過孔の開設位置及び平板部の板厚みが変更
侵の透水タイルに対応するマスク板に交換するだけで、
高度の熟練を必要とすることなく簡単に対応することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（８）〜（ＤＪは本発明に係る透水タイルの施工
方法の実施例における各作業工程を示す斜視図、第２図
（８）はマスク板を示す平面図、第２図ｆＢ）は同図へ
のＩｆ　　−Ｉｆ線断面図、第３図は別態様のマスク板
を示す平面図、第４図（Ａ）（Ｂｌは従来の施工方法を
示す斜視図、第５図（６）（Ｂ）は別態様の従来の施工
方法を示す斜視図で、第６図は従来の施工方法で施工さ
れた透水タイルと下地面との接着部を拡大した断面図で
ある。 １・・・下地面　　　　　　　２・・・透水タイル２ｂ
・・・裏面隅部　　　　　４・・・接着剤１０・・・マ
スク板　　　　　１２・・・接着剤通過孔第 第 図 ３ａ 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、透水性を有する下地面上に透水タイルを貼着施工す
   る方法において、透水タイルの裏面隅部寄りに対応する
   接着剤通過孔を開口したマスク板を前記下地面上の所定
   位置に載置し、マスク板の接着剤通過孔に板厚み分だけ
   接着剤を充填し、マスク板を除去した下地面上の所定位
   置に透水タイルを押圧貼着することにより、下地面上に
   透水タイルの少なくとも裏面隅部寄りを接着剤で接着す
   ることを特徴とする透水タイルの施工方法。