JPH0748684Y2 - 紡機における満・空ボビン移送装置 - Google Patents

紡機における満・空ボビン移送装置

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JPH0748684Y2
JPH0748684Y2 JP4547190U JP4547190U JPH0748684Y2 JP H0748684 Y2 JPH0748684 Y2 JP H0748684Y2 JP 4547190 U JP4547190 U JP 4547190U JP 4547190 U JP4547190 U JP 4547190U JP H0748684 Y2 JPH0748684 Y2 JP H0748684Y2
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泰之 河谷
憲吾 大橋
一矢 吉嶺
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はリング精紡機、リング撚糸機等の紡機における
満・空ボビン移送装置に関するものである。
[従来の技術] この種の紡機においては満管に伴う管替作業時に管替装
置による自動管替作業を容易にするため、紡機の前面に
スピンドルピッチと対応した状態で空ボビンを供給し、
玉揚げされた満ボビンを搬出する移送装置が必要とな
る。この種の移送装置として一般に無端状のコンベヤベ
ルトにスピンドルピッチに等しいか又はスピンドルピッ
チの半分の間隔を保ってボビン装着用のペッグを突設し
たコンベヤ装置が使用されている。ところが、このコン
ベヤ装置は長期間の使用によりコンベヤベルトに伸びが
生じるとその伸びが増大し、設定されたペッグ間隔に狂
いが生じて管替装置の自動管替作業に支障を来たすとい
う不都合がある。この不都合を解消する移送装置として
ペッグトレイを介して満ボビンあるいは空ボビンの移送
を行う装置が提案されている。
例えば、特公昭63-35732号公報には、紡機機台に沿って
延設されたガイドレール上に、上面にペッグが突設され
るとともに下面に係止凹部が形成されかつ直径がスピン
ドルピッチと同一に形成された多数のペッグトレイを互
いに当接する状態で摺動可能に装備し、ガイドレールの
下方に前記係止凹部と係脱可能な係止爪を所定間隔で複
数個装備したロッドをシリンダで往復駆動する送り装置
を配設し、該送り装置によりペッグトレイをガイドレー
ルに沿って順次移動させる移送装置が提案されている。
又、特開昭63-159535号公報、特開昭63-275727号公報等
にはペッグトレイを1列状態で搭載可能に形成されかつ
スピンドル列に沿って往復移動可能に配設された搭載移
送部材をシリンダで往復駆動するとともに、搭載移送部
材の復動時にペッグトレイの移動を規制してペッグトレ
イを所定位置に配置する規制部材を設け、搭載移送部材
の往復動によりペッグトレイを順次所定位置に移送する
移送装置が提案されている。
[考案が解決しようとする課題] ペッグトレイの外径を完全にスピンドルピッチと同じに
するのは寸法公差を考えた場合難しく、実際に使用する
場合はペッグトレイの外径がスピンドルピッチより若干
小さく形成される。しかも、ペッグトレイは通常その材
質としてプラスチックが使用されるため、成形加工のみ
では寸法公差を0.15mm以下にすることは難しく機械加工
が不可欠となり、ペッグトレイの製造コストが高くな
る。機械加工を施さず成形加工のままで使用する場合に
は寸法公差として約0.3mmを必要とし、1列に並べられ
たペッグトレイ間には1mm弱の隙間ができる。
一方、現在精紡機機台は片側200錘程度が一般的である
が、多数錘化も指向されている。前記のように各ペッグ
トレイ間に1mm弱の隙間があると、片側200錘の場合でも
ペッグトレイを互いに当接した状態で配置するとペッグ
トレイ通路には余分なペッグトレイを配置可能なスペー
スができる。そして、前記従来の移送装置はいずれもペ
ッグトレイにペッグトレイの送り方向へある程度の大き
さの力が作用した場合にペッグトレイが自由に移動可能
な構成となっているため、作業者が誤ってペッグトレイ
をその進行方向に押圧し、押圧操作により生じた隙間に
余分なペッグトレイを補充するという誤操作の虞があっ
た。ペッグトレイ通路内にペッグトレイが余分に配置さ
れた場合は、搬送装置が動作不能になったり、破損する
という不都合がある。
本考案は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は作業者が誤ってペッグトレイを移動させると
ともに移動により生じた隙間に余分なペッグトレイを補
充するという誤操作の虞が全くない紡機における満・空
ボビン移送装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本考案においては、上面にボ
ビンを挿着するペッグを備え下面に係止凹部を備えたペ
ッグトレイを1列状態で案内するように機台下部にその
長手方向に沿って延設されたペッグトレイ通路と、該通
路に沿って往復動されてペッグトレイを所定量ずつ移送
する移送部材と、ペッグトレイの前記移送部材の往動側
への移動を許容するとともに復動側への移動を規制する
係止部材を備えた紡機における満・空ボビン移送装置に
おいて、前記ペッグトレイの係止凹部内に侵入する作用
位置と係止凹部内から退避した待機位置とに移動可能な
ストッパを所定位置に配設し、前記移送部材には該移送
部材が待機位置に配置された際に前記ストッパを作用位
置に配置させるとともに往動時に前記ストッパを待機位
置に移動配置させる係合部材を設けた。
[作用] この装置においては、移送部材の往動時にペッグトレイ
が移送部材と一体的に移動され、ペッグトレイは係止凹
部内に侵入した状態でその内周面と係合する係止部材の
作用により所定位置に配置される。係止部材はペッグト
レイに対してペッグトレイを移送部材の往動側へ移動さ
せる力が作用した場合はその移動を許容する。一方、ス
トッパは係止凹部内に侵入する作用位置に配置された状
態では、ペッグトレイに対してペッグトレイを移送部材
の往動側へ移動させる力が作用しても、移送部材が待機
位置に停止している限り係止凹部内周面と係合してペッ
グトレイの移動を阻止する。移送部材の往動時にはスト
ッパは係止凹部内から退避した待機位置に移動配置さ
れ、ペッグトレイが移送部材とともに移動するのをスト
ッパが邪魔することはない。
[実施例1] 以下、本考案の具体化した一実施例を第1〜6図に従っ
て説明する。第3図に示すように精紡機1の左右両側に
は満・空ボビン移送装置T1,T2が機台長手方向に沿って
配設され、一方の満・空ボビン移送装置T1の一端には空
ボビン付きペッグトレイ供給用コンベヤ3aが、他方の満
・空ボビン移送装置T2の一端には満ボビン付きペッグト
レイ搬出用コンベヤ3bがそれぞれ接続されている。第2
図に示すように多数のスピンドル5及び中間ペッグ6を
上下に並列支持するスピンドルレール7の下方には、満
・空ボビン移送装置T1,T2のペッグトレイ通路を構成す
るガイドカバー8がブラケット9(第5図に図示)を介
してスピンドル列に沿って配設されている。ガイドカバ
ー8はその一端が前記ペッグトレイ供給用コンベヤ3aあ
るいはペッグトレイ搬出用コンベヤ3bの近傍まで延設さ
れるとともに、他端側において方向転換レール4を介し
て互いに接続されている。
第4,5図に示すようにガイドカバー8の内側には上面に
ペッグ2aが突設されたペッグトレイ2を1列状態で搭載
可能に形成された移送部材としての移送レール10が、前
記ブラケット9及び支持ブラケット15の上面に形成され
たガイド溝9a,15aと係合する状態でスピンドル列に沿っ
て往復移動可能に支承されている。ペッグトレイ2はそ
の直径がスピンドルピッチより僅かに小さく形成されて
いる。両移送レール10は第2図に示すようにその一端に
おいてエアシリンダ11のピストンロッド11aに連結部材1
2を介して連結され、エアシリンダ11の作動によりスピ
ンドル列に沿ってスピンドルピッチにより若干大きなス
トロークで一体的に往復動されるようになっている。
第1,4〜6図に示すように移送レール10の内側には、前
記ペッグトレイ2の係止凹部2bと係合可能な係止突起13
aがスピンドルピッチと同一間隔で多数鋸刃状に形成さ
れた係止部材13が移送レール10の長手方向に沿って延び
るとともに、前記各係止突起13aがスピンドル5と対応
する位置においてペッグトレイ2の係止凹部2b内に侵入
した状態に配置可能に板ばね14を介して上下動可能に支
持されている。板ばね14は移送レール10のガイド部材と
しての役割を兼ねた支持ブラケット15にその一端が固定
され、他端が係止部材13の端部側面に固定されている。
支持ブラケット15には係止部材13の上下動を許容する溝
15bが一対形成されるとともに、その上面に溝15bの上部
開口を覆う規制板16がねじ17により固定されている。す
なわち、係止部材13はその両端部が前記支持ブラケット
15の溝15a内に遊挿されるとともにその上端が規制板16
に当接する状態で一対の板ばね14により支持されてい
る。又、係止部材13は全ての係止突起13aがペッグトレ
イ2の係止凹部2bと当接した状態でペッグトレイ2がス
ピンドル5と対応する管替位置に配置されるようにその
配設位置が設定されている。
第1,5図に示すようにガイドカバー8の内側に固定され
たブラケット18にはストッパ19が支軸20により回動可能
に支持されている。移送レール10には移送レール10が待
機位置に配置された際に前記ストッパ19を移送レール10
と直交して係止凹部2b内に侵入する作用位置に配置され
るとともに、往動時に前記ストッパ19を係止凹部2b内か
ら退避した待機位置に移動配置させる一対の係合部材と
しての係合ピン21,22が突設されている。両係合ピン21,
22は第1図に示すように移送レール10が待機位置に配置
された際に両係合ピン21,22間にストッパ19が挟持され
るように、移送レール10の長手方向にストッパ19の幅と
等しい間隔を有し、かつ移送レール10の往動時に後側と
なる一方の係合ピン21が上側に位置するように上下方向
にずれた状態で所定位置に配置されている。又、前記ブ
ラケット18にはストッパ19が係止凹部2b内から退避する
とともに、一方の係合ピン21と係合不能かつ他方の係合
ピン22と係合可能な位置に傾動した際にストッパ19の下
面と当接する位置に係止ピン23が突設されている。
ストッパ19はスピンドルピッチをスピンドルピッチとペ
ッグトレイ2の外径との差で割った商と、スピンドルピ
ッチとの積以下の間隔で配置される。例えば、スピンド
ルピッチが75mmでペッグトレイ2の外径が74.5mmのとき
は、前記商は75÷(75−74.5)=150となり、ストッパ1
9は150×75mmピッチ以下の間隔で配設される。従って、
片側200錘の精紡機の場合はストッパ19は最低片側2個
必要となる。そして、ストッパ19は当該ストッパ19より
移送レール10の往動側に位置するペッグトレイ2の数が
ほぼ同じ数となる位置に配置される。
なお、精紡機1にはパワーシリンダ24により往復動され
る駆動ロッド25の作用により、パンタグラフ機構26を介
して上下動されるボビンキャッチャ27を備えた公知の全
錘一斉式の管替装置28が配設されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。さ
て、機台が満管停止すると、管替装置28によりペッグト
レイ2上の空ボビンEとスピンドル5上の満ボビンFと
が中間ペッグ6を介して交換される管替作業が行われ
る。管替作業の完了により満ボタンFの搬出及び空ボビ
ンEの供給が可能な状態となる。そして、ワインダから
満ボタン供給信号が発せられると、精紡機1からの満ボ
ビンFの搬出及び精紡機1への空ボビンEの搬入が開始
される。
移送レール10が待機位置にある状態では第1図に実線で
示すように、ストッパ19は係合ピン21,22に挟持された
状態で移送レール10と直交しかつその先端がペッグトレ
イ2の係止凹部2b内に侵入した作用位置に配置されてい
る。この状態ではストッパ19と対応するペッグトレイ2
にその送り方向(第1図の右方)への力が作用しても、
ペッグトレイ2はストッパ19と係止凹部2b内周面との僅
かな隙間だけ移動した後、ストッパ19と係合してその移
動が阻止される。ストッパ19と対応しないペッグトレイ
2にその送り方向への力が作用した場合には、該ペッグ
トレイ2がその作用により送り方向へ移動するとともに
当該ペッグトレイ2より前方のペッグトレイ2間の隙間
が順次埋まって各ペッグトレイ2が移動するが、ストッ
パ19と対応するペッグトレイ2までその作用が及んだと
きにペッグトレイ2の移動が阻止される。ストッパ19間
に配置されたペッグトレイ2の数は相互の隙間とペッグ
トレイ2の数との積がペッグトレイ2の外径より小さな
値に設定されているため、作業者が誤ってペッグトレイ
2をその送り方向(第1図の右方)に押圧しても、従来
装置と異なりガイドカバー8内に余分なペッグトレイ2
を補充する隙間が生じることがなく、作業者が誤操作で
余分なペッグトレイ2を補充すること及びそれに伴う不
都合が確実に回避される。
エアシリンダ11の作動により連結部材12を介して移送レ
ール10がスピンドルピッチより若干大きなストロークで
往復動される。移送レール10の往動によりストッパ19が
一方の係合ピン21に押されて支軸20を中心に第1図の時
計方向に回動される。ペッグトレイ2の係止凹部2b内か
ら退避し、かつ一方の係合ピン21との係合が解除された
後、ストッパ19は自重により時計方向に回動しようとす
るが、係止ピン23と係合して第1図に鎖線で示すように
一方の係合ピン21と係合不能かつ他方の係合ピン22と係
合可能な位置に保持される。
移送レール10の往動時には移送レール10上のペッグトレ
イ2が移送レール10とともに移動し、移動途中において
ペッグトレイ2の底面が係止部材13の係止突起13aの上
面と係合する。その状態でさらに移送レール10が前進す
るとペッグトレイ2は係止部材13を板ばね14の力に抗し
て下方へ移動させてその上方を通過し、移送レール10の
往動分移送される。
移送レール10の前進が完了した時点では係止部材13の係
止突起13aがペッグトレイ2の係止凹部2b内に侵入し、
係止凹部2bと係止突起13aとの間に隙間が生じた状態に
配置される。移送レール10の復動時にはペッグトレイ2
の係止凹部2b内に突出した係止突起13aが係止凹部2bと
係合してペッグトレイ2の後退が阻止され、各ペッグト
レイ2がスピンドル5と対応する所定の管替位置に配置
される。又、移送レール10の復動時には移送レール10の
移動途中において一方の係合ピン21がストッパ19の上方
を通過後、他方の係合ピン22がストッパ19と係合し、移
送レール10の移動に伴ってストッパ19は第1図に鎖線で
示す待機位置から実線で示す作用位置に回動配置され
る。
移送レール10の1往復動により移送レール10上のペッグ
トレイ2がほぼスピンドルピッチ分ずつ前方へ移送さ
れ、それに伴い他方の満・空ボビン移送装置T2の移送レ
ール10上のペッグトレイ2が満ボビン付きペッグトレイ
搬出用コンベヤ3b上に1個ずつ搬出される。又、空ボビ
ン付きペッグトレイ供給用コンベヤ3aから順に一方の満
・空ボビン移送装置T1の移送レール10上にペッグトレイ
2が1個ずつ供給される。
この実施例の装置においてはストッパ19の1個が空ボビ
ン付きペッグトレイ供給用コンベヤ3aの近傍に配設され
ているため、ペッグトレイ供給用コンベヤ3a上に載置さ
れたペッグトレイを介して移送レール10上のペッグトレ
イ2に押圧力が作用しても、ストッパ19により移送レー
ル10上のペッグトレイ2の移動が阻止されて各ペッグト
レイが所定位置に保持される。
[実施例2] 次に第2実施例を第7,8図に従って説明する。ペッグト
レイ2を1列状態で案内するペッグトレイ通路としての
ガイドレール29が機台下部にその長手方向に沿って延設
され、ガイドレール29の内側ペッグトレイ2の載置位置
下方中央にはロッド30がガイドレール29に沿って往復動
可能に配設されるとともに図示しない駆動装置により駆
動されるようになっている。ロッド30には所定間隔で支
持片31が固定され、該支持片31に係止部材としての係止
片32が回動可能に支持されている。ロッド30及び係止片
32により移送部材が構成されている。又、係止片32は係
止部材の役割をも兼ねている。係止片32は図示しないね
じりばねの作用により、常にはその先端がペッグトレイ
2の係止凹部2b内周面と係合可能な第7図に示す位置に
保持されるようになっている。
ガイドレール29の内側所定位置には、前記実施例と同様
な構成でストッパ19が設けられている。又、ロッド30に
はストッパ19と対応する位置に支持板33が固定され、該
支持板33に係合ピン21,22が突設されている。なお、ガ
イドレール29には係止片32及びストッパ19と対応する位
置に透孔29aが形成されている。
従って、この実施例ではロッド30が待機位置に配置され
た状態で、ストッパ19が第7図に実線で示す作用位置に
保持されて前記実施例と同様にペッグトレイ2の移動が
規制される。ロッド30が往復されると係止片32と係合し
た状態でペッグトレイ2が係止片32と一体的に移動され
てスピンドルピッチ移動される。ロッド30の復動時には
ペッグトレイ2がガイドレール29上に載置されたまま係
止片32がロッド30とともに復動し、その移動途中でペッ
グトレイ2の下面と当接して第7図の時計方向に回動さ
れてペッグトレイ2の下を通過して待機位置に戻る。こ
の状態で係止片32は再びペッグトレイ2の係止凹部2b内
周面と係合する位置に配置され、ペッグトレイ2の復動
側への移動を規制する。又、ストッパ19はロッド30の往
復時に待機位置に配置され、復動時に係合ピン22の作用
により作用位置に回動配置される。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
例えば、移送レール10あるいはロッド30の往動時にスト
ッパ19を退避位置側へ押圧するための一方の係合ピン21
を省略するとともにストッパ19をねじりばねにより係止
ピン23と当接する方向に回動付勢する構成としてもよ
い。又、ストッパ19を回動により作用位置と退避位置と
に移動させる代わりに、直線運動により作用位置と退避
位置とに移動可能に配置するとともに、カムにより移送
レール10あるいはロッド30の往復動と連動して移動する
構成を採用してもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように本考案によれば、移送部材が待機位
置に配置された状態ではストッパが作用位置に配置され
てペッグトレイの移動を確実に阻止するので、作業者が
誤ってペッグトレイを移動させるとともに移動により生
じた隙間に余分なペッグトレイを補充するという誤操作
の虞れが全くなくなり、誤操作により移送装置が動作不
能となったり、装置の部品に無理な力が加わって損傷す
る事態を確実に回避できる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案を具体化した第1実施例を示すもの
であって、第1図は係止部材の支持状態を示す断面図、
第2図は精紡機機台及び満・空ボビン移送装置を示す一
部省略正面図、第3図は概略平面図、第4図は満・空ボ
ビン移送装置の一部破断部分平面図、第5図は側断面
図、第6図は部分斜視図、第7,8図は第2実施例を示す
ものであって、第7図は部分断面図、第8図は第7図の
VIII-VIII線断面図である。 精紡機1、ペッグトレイ2、ペッグ2a、係止凹部2b、ペ
ッグトレイ通路としてのガイドカバー8、移送部材とし
ての移送レール10、係止部材13、ブラケット18、ストッ
パ19、係合ピン21,22、係止ピン23、ペッグトレイ通路
としてのガイドレール29、移送部材を構成するロッド30
及び係止片32、満・空ボビン移送装置T1,T2。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にボビンを挿着するペッグを備え下面
    に係止凹部を備えたペッグトレイを1列状態で案内する
    ように機台下部にその長手方向に沿って延設されたペッ
    グトレイ通路と、該通路に沿って往復動されてペッグト
    レイを所定量ずつ移送する移送部材と、ペッグトレイの
    前記移送部材の往動側への移動を許容するとともに復動
    側への移動を規制する係止部材を備えた紡機における満
    ・空ボビン移送装置において、前記ペッグトレイの係止
    凹部内に侵入する作用位置と係止凹部内から退避した待
    機位置とに移動可能なストッパを所定位置に配設し、前
    記移送部材には該移送部材が待機位置に配置された際に
    前記ストッパを作用位置に配置させるとともに往動時に
    前記ストッパを待機位置に移動配置させる係合部材を設
    けた紡機における満・空ボビン移送装置。
JP4547190U 1990-04-26 1990-04-26 紡機における満・空ボビン移送装置 Expired - Lifetime JPH0748684Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008308779A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Toyota Industries Corp 精紡機におけるボビン搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008308779A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Toyota Industries Corp 精紡機におけるボビン搬送装置

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