JPH0748509A - 難燃性の熱可塑性ポリウレタン - Google Patents

難燃性の熱可塑性ポリウレタン

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JPH0748509A
JPH0748509A JP6050580A JP5058094A JPH0748509A JP H0748509 A JPH0748509 A JP H0748509A JP 6050580 A JP6050580 A JP 6050580A JP 5058094 A JP5058094 A JP 5058094A JP H0748509 A JPH0748509 A JP H0748509A
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Gerhard Dr Bittner
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハロゲン含有難燃化剤を含有することなく、
しかも高熱火焔を伴う発火後、数秒間内にもはや火焔を
あげることなく自然に消化され、秀れた難燃性を示すと
同時に良好な機械特性、処理特性を示す、難燃化熱可塑
性ポリウレタンを提供すること。 【構成】 難燃化剤として、有機ホスフェート化合物、
有機ホスホネート化合物の一方もしくは両方を含有する
ことを特徴とする熱可塑性ポリウレタン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は少なくとも1種類の難燃化剤なら
びに必要に応じて他の慣用添加剤、助剤を含有している
難燃性ないし自然消化性の熱可塑性ポリウレタンに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】熱可塑性ポリウレタン(TPU)の製造方
法は公知であって、多くの特許文献、技術文献に記載さ
れている(例えばミュンヘンのカルル、ハンゼル、フェ
ルラーク刊、「クレストシュトフ、ハントブーフ」VI
I巻「ポリウレタン」、R.フィーウェーク、A.ヘヒ
トレン編1966年第1版、G.エルテル編1983年
第2版参照)。
【0003】TPU製造のためには、ことに2官能性の
構成分化合物を使用することは公知であって、その例と
していわゆる軟質相を構成する高分子量ポリヒドロキシ
化合物、ことにポリオキシアルキレングリコール、例え
ばポリオキシプロピレン−、ポリオキシエチレン−、ポ
リオキシプロピレン−ポリオキシエチレン−、ポリオキ
シブチレン−、ポリオキシブチレン−ポリオキシエチレ
ン−あるいはポリオキシブチレン−ポリオキシプロピレ
ン−グリコール、あるいはポリエステルジオール、例え
ばアルカンジオール−ポリアジペート、芳香族ないし脂
肪族ジイソシアネート、例えば4,4′−ジフェニルメ
タン−ジイソシアネート(MDI)、1,6−ヘキサメ
チレン−ジイソシアネート(HDI)が挙げられ、また
硬質相形成用の低分子量連鎖延長剤として、ジアルキレ
ングリコール、例えば1,4−ブタンジオール、ジエチ
レングリコールが挙げられる。
【0004】このTPU、熱可塑性ポリウレタンの欠点
は易燃性であって、この欠点を軽減するために難燃化
剤、例えばハロゲン含有化合物が添加される。しかしな
がらこの添加は、得られるTPU成形体の機械特性に種
々の悪影響を及ぼす。またハロゲンを含有物質の腐食作
用にかんがみて、ハロゲンを含有しない難燃性ないし自
然消化性TPU成形体を得ようとする努力がなされてい
る。
【0005】ポリウレタン発泡体の難燃化のために、難
燃化剤としてメラミンないしメラミン誘導体の使用が提
案されている(例えばUS−A−4221875号、同
4258141号、同4293657号、JP−A−7
9/75629号、DE−A−4005373号、EP
−A−389768号、同352528号)。またJP
−A−79/85242号には、TPUその他のための
難燃化剤としてメラミンシアヌレートの使用が記載され
ている。
【0006】さらにまた、他のハロゲンを含まない種々
の化合物、例えば各種の燐化合物が、熱可塑性重合体、
例えばポリスチレン、ポリオレフィンの難燃化のために
提案されている。しかしながら、これらの従来のハロゲ
ン不含有難燃化剤の使用は、TPUの処理性を困難に
し、しかも耐熱性を悪化させ、また機械特性の著しい低
下をもたらす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明により解
決されるべきこの分野の技術的課題は、ハロゲン含有難
燃化剤を含有することなく、しかも高熱火焔を伴う発火
後、数秒間内にもはや火焔をあげることなく自然に消化
され、秀れた難燃性を示すと同時に良好な機械特性、処
理特性を示す、難燃化熱可塑性ポリウレタンを提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかるにこの技術的課題
は、難燃化剤として、少くとも1種類の有機ホスフェー
ト化合物、有機ホスホネート化合物の一方もしくは両方
を含有することを特徴とする熱可塑性ポリウレタンによ
り解決されることが本発明者らによって見出された。本
発明の有利な実施態様において、難燃化剤として、上記
の有機ホスフェート、ホスホネートのほかに、さらに少
なくとも1種類のメラミン誘導体、例えばメラミンシア
ヌレートを含有する。
【0009】本発明による難燃化熱可塑性ポリウレタン
の製造は、(a)有機の、もしくは変性有機のジイソシ
アネートと、(b)高分子量の、ことに2官能性のポリ
ヒドロキシル化合物とを、また必要に応じてさらに
(c)連鎖延長剤とを、(d)少なくとも1種類の難燃
化剤および(e)少なくとも1種類の触媒の存在下に、
(f)必要に応じてさらに他の助剤、添加剤の存在下に
反応させることにより行われる。ただし、難燃化剤
(d)としては、少なくとも1種類の有機ホスフェート
化合物、有機ホスホネート化合物の一方もしくは両方、
あるいはこれらとメラミン誘導体との混合物が使用され
る。
【0010】熱可塑性ポリウレタンと、以下においてT
PUと略称する。これ自体は公知の、本質的に線形の、
熱塑性加工処理され得るポリウレタンである。
【0011】有機ホスフェート化合物、有機ホスホネー
ト化合物をTPUに添加することにより難燃性成形体が
得られることのみならず、これによりTPUの機械特性
ならびに重要な処理特性、使用技術的特性が悪影響を受
けないことは、まったく予想し得なかったところであ
る。
【0012】本発明による難燃化のためには、原則的
に、従来慣用の方法により製造され得るすべての、それ
自体公知のTPUが使用され得るが、ことに有利な結果
は、ポリエステルTPUの場合にもたらされる。
【0013】本発明によるTPUおよびその構成分
(a)から(f)について、以下に個別的に詳述する。
【0014】(a)有機もしくは変性有機ジイソシアネ
ートとしては、脂肪族、脂環式、ことに芳香族のジイソ
シアネートが使用される。具体的に例示すれば、例えば
ヘキサメチレン−ジイソシアネート−1,6、2−メチ
ル−ペンタメチレン−ジイソシアネート−1,5、2−
エチル−ブチレン−ジイソシアネート−1,4のような
脂肪族ジイソシアネートあるいはこれらの少なくとも2
種類の混合物、イソホロン−ジイソシアネート、1,4
−シクロヘキサン−ジイソシアネート、1−メチル−
2,4−もしくは−2,6−シクロヘキサン−ジイソシ
アネート、ならびに対応する異性体混合物、4,4′
−、2,4′−、2,2′−ジシクロヘキシルメタン−
ジイソシアネート、ならびに対応する異性体混合物のよ
うな脂環式ジイソシアネート、ことに芳香族ジイソシア
ネート、例えば、2,4−トルイレン−ジイソシアネー
ト、2,4−および2,6−トルイレン−ジイソシアネ
ート混合物、4,4′−、2,4′−、2,2′−ジフ
ェニルメタン−ジイソシアネート、2,4′−および
4,4′−ジフェニルメタン−ジイソシネート混合物、
ウレタン変性液状4,4′−、2,4′−ジフェニルメ
タン−ジイソシアネート、これら両者の混合物、4,
4′−ジイソシアネート−ジフェニルエタン−1,2、
4,4′−、2,4′−、2,2′−ジイソシアネート
−ジフェニルエタン−1,2の3者混合物、ことに好ま
しいのは少なくとも95重量%の4,4′−ジイソシア
ネート−ジフェニルエタン−1,2含有分を有するこの
3者混合物および1,5−ナフチレン−ジイソシアネー
トである。以上のうちでもことに好ましいのは、4,
4′−ジフェニルメタン−ジイソシアネート分が96重
量%より多い4,4′−ジフェニルメタン−ジイソシア
ネート異性体混合物、ことにほぼ純粋の4,4′−ジフ
ェニルメタン−ジイソシアネートである。
【0015】有機ジイソシアネートは、場合により3官
能性もしくはさらに多官能性ポリイソシアネートの比較
的少量、例えば有機ジイソシアネートに対し、3モル%
まで、ことに1モル%までの量で代替され得るが、この
量もさらに熱塑性処理可能のポリウレタンを含有するよ
うに抑制されねばならない。これらポリイソシアネート
を2官能性ジイソシアネートよりも大量に使用すること
は、ポリウレタンの化学的架橋が過剰に進行しないよう
に、反応性水素原子を有する、2官能性以下の官能性化
合物を使用することにより補償され得る。2官能性以上
のイソシアネートの例としては、ジフェニルメタン−ジ
イソシアネートと、ポリフェニル−ポリメチレン−ポリ
イソシアネートの混合物、いわゆる粗MDIならびにイ
ソシアヌレート、尿素、ビウレット、アロファネート、
ウレタンおよび/あるいはカルボジイミドで変性された
液状の4,4′−および/あるいは2,4′−ジフェニ
ルメタン/ジイソシアネートが挙げられる。
【0016】また分子量制御剤としても使用され得る適
当な、反応性水素原子を有する単官能性化合物として
は、例えばブチル−、ジブチル−、オクチル−、ステア
リル−、N−メチルステアリル−アミン、ピロリドン、
ピペリジン、シクロヘキシルアミンのようなモノアミン
およびブタノール、アミノアルコール、1−エチルヘキ
サノール、オクタノール、ドデカノール、シクロヘキサ
ノール、エチレングリコールモノエチルエーテルのよう
なモノアルコールが挙げられる。
【0017】(b)500から8000の分子量を有す
る高分子量ポリヒドロキシル化合物としては、ポリエー
テルジオールおよびことにポリエステルジオールが適当
である。例えば架橋可能TPU製造の際に良好な結果を
もたらし得るようなポリブタジエンジオールが使用され
る。さらに他の、ポリマー連鎖中にエーテル基ないしエ
ステル基を有するヒドロキシ基含有ポリマー、例えばポ
リオキシメチレンのようなポリアセタール、ことに水不
溶性ホルマール、例えばポリブタンジオールホルマー
ル、ポリヘキサンジオールホルマール、ならびにポリカ
ルボネート、ことにジフェニルカルボネートおよびヘキ
サンジオール−1,6からエステル交換により得られる
ポリカルボネートも使用され得る。ポリヒドロキシル化
合物は、少なくとも優勢的に線形であり、イソジアネー
ト反応において2官能的に形成されねば成らない。いわ
ゆるポリヒドロキシル化合物は、個別的構成分あるいは
混合物形態で使用され得る。
【0018】適当なポリエーテルジオールは、公知の方
法で、例えばアルキレンオキサイドを、水酸化アルカリ
金属、例えば水酸化ナトリウムないしカリウム、アルカ
リ金属アルキレート、例えばナトリウムメチレート、ナ
トリウムないしカリウムメチレート、カリウムイソプロ
ピレートを触媒として、2ないし3個、ことに2個の反
応性水素原子と結合された少なくとも1種類の出発分子
の添加下に陰イオン重合させて得られ、あるいはまた、
アルキレン基に2から4個の炭素原子を有する1種類も
しくは複数種類のアルキレンオキサイドから、触媒とし
てルイス酸、例えば四塩化アンチモン、ボロフルオライ
ドエーテレートないしブリーチングアースを使用して、
陽イオン重合により得られる。
【0019】適当なアルキレンオキサイドは、例えばテ
トラヒドロフラン、1,3−プロピレンオキサイド、
1,2−ないし2,3−ブチレンオキサイド、ことにエ
チレンオキサイド、1,2−プロピレンオキサイドであ
る。アルキレンオキサイドは単独で、あるいは複数種類
のものを相次いでないしは混合物として使用され得る。
出発分子としては、例えば水、有機ジカルボン酸、例え
ばこはく酸、アジピン酸、グルタール酸、アルカノール
アミン、例えばエタノールアミン、N−アルキルアルカ
ノールアミン、N−アルキルジアルカノールアミン、例
えばN−メチル−、N−エチルジエタノールアミン、こ
とに2価の、場合によりエーテルブリッジ結合を有する
アルコール、例えばエタンジオール、プロパンジオール
−1,2ないし−1,3、ブタンジオール−1,4、ジ
エチレングリコール、ペンタンジオール−1,5、ヘキ
サンジオール−1,6、ジプロピレングリコール、2−
メチルペンタンジオール−1,5、2−エチルブタンジ
オール−1,4である。出発分子は単独でも、混合物と
しても使用され得る。
【0020】ことに有利に使用されるのは、50%以上
の、ことに60から80重量%のOH基が1級ヒドロキ
シル基であり、エチレンオキサイドの少くとも一部が末
端ブロックとして位置するエチレンオキサイドおよび
1,2−プロピレンオキサイドから形成されるポリエー
テルオールである。この種のポリエーテルオールは、例
えば出発分子にまず1,2−プロピレンオキサイドが、
次いでエチレンオキサイドが重合せしめられ、あるいは
まず1,2−プロピレンオキサイド全部がエチレンオキ
サイドの一部と共重合せしめられ、次いでエチレンオキ
サイドの残部が重合せしめられ、あるいは段階的にまず
エチレンオキサイドの一部が、次いで1,2−プロピレ
ンオキサイド全部が、その後にエチレンオキサイドの残
部が出発分子と重合せしめられることにより得られる。
ことに適当であるのは、テトラヒドロフランのヒドロキ
シル基含有重合生成物である。
【0021】本質的に線形のポリエーテルオールは、通
常、500から8000、好ましくは600から600
0、ことに800から3500の分子量を有するもので
あって、ポリオキシテトラメチレングリコールは500
から2800の分子量を有するのが好ましい。これらは
単独でも使用されるが、異種類のものの混合物としても
使用される。
【0022】適当なポリエステルジオールは、例えば炭
素原子数2から12、ことに4から6のジカルボン酸
と、ジオールから製造され得る。ジカルボン酸として
は、例えばこはく酸、グルタール酸、アジピン酸、コル
ク酸、アゼライン酸、セバチン酸のような脂肪族ジカル
ボン酸、例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
のような芳香族ジカルボン酸が使用される。ジカルボン
酸は、単独でも、あるいは例えばこはく酸、グルタル酸
およびアジピン酸を混合した混合物の形態でも使用され
得る。ポリエステルオールの製造は、場合によりジカル
ボン酸の代わりに対応するカルボン酸の誘導体、例えば
アルコール基中に1から4個の炭素原子を有するジカル
ボン酸モノエステルないしジエステルを使用し得る。ジ
カルボン酸の無水物ないしジクロライドも使用され得
る。ジオールの例としては、2から10個、ことに2か
ら6個の炭素原子を有するグリコール、例えばエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール−
1,4、ペンタンジオール−1,5、ヘキサンジオール
−1,6、デカンジオール−1,10、2,2−ジメチ
ルプロパンジオール−1,3、プロパンジオール−1,
3、ジプロピレングリコールなどが挙げられる。所望の
特性に応じて、ジオールは単独で、あるいはこれら相互
の混合物として使用される。
【0023】上述したジオールの炭酸エステル、ことに
炭素原子数4から6のもの、例えばブタンジオール−
1,4および/あるいはヘキサンジオール−1,6エス
テル、ω−ヒドロキシカルボン酸との縮合生成物、例え
ばω−ヒドロキシカプロン酸、ラクトン、ことに、置換
もしくは非置換ω−カプロラクトンとの重合生成物が好
ましい。
【0024】ポリエステルジオールとしては、ことにエ
タンジオールポリアジペート、1,4−ブタンジオール
ポリアジペート、エタンジオール−1,4−ブタンジオ
ールポリアジペート、1,6−ヘキサンジオールネオペ
ンチルグリコールポリアジペート、1,6−ヘキサンジ
オール−1,4−ブタンジオールポリアジペート、ポリ
カプロラクトンが有利に使用される。
【0025】ポリエステルジオールは、原則として50
0から6000、ことに800から3500の分子量を
有する。
【0026】(c)一般的に60から400、ことに6
0から300の分子量を有する連鎖延長剤としては、炭
素原子数2から12、ことに2、4もしくは6個の炭素
原子を有する脂肪族ジオール、例えばエタンジオール、
ヘキサンジオール−1,6、ジエチレングリコール、ジ
プロピレングリコール、ことにブタンジオール−1,4
が挙げられる。テレフタル酸と炭素原子数2から4のグ
リコールとのジエステル、例えばテレフタル酸−ビス−
(エチレングリコール)もしくは−(ブタンジオール−
1,4)、ヒドロキノンのヒドロキシアルキレンエーテ
ル、例えば1,4−ジ−(β−ヒドロキシエチル)−ヒ
ドロキノン、ポリテトラメチレングリコール(分子量1
62から378)も適当である。
【0027】TPUの硬さおよび融点を調整するため、
構成分(b)と(c)の使用量割合は、広い範囲で変え
られる。すなわち、硬さおよび溶融粘度は、連鎖延長剤
(c)の量割合を多くするにつれて増大するが、溶融係
数は減少する。
【0028】軟質TPU、例えばショア硬さAが95以
下、ことに95から75のTPUを製造するためには、
例えば本質的に2官能性ポリヒドロキシル化合物(b)
とジオール(c)の使用量割合を1:1から1:5、こ
とに1:1.5から1:4.5とし、(b)、(c)の
混合物のヒドロキシル当量が200以上、ことに230
から450となるようにするが、硬質TPU、例えばシ
ョア硬さAが98以上、ことに55から75(D)まで
のTPUを製造するにはモル比(b):(c)を1:
5.5から1:15、ことに1:6から1:12とし、
得られる(b)と(c)の混合物が110から200、
ことに120から180のヒドロキシル当量を示すよう
にする。
【0029】(d)難燃化剤として、本発明において
は、有機ホスフェート化合物と、有機ホスホネート化合
物の両方もしくはいずれか一方を使用する。
【0030】ホスフェートとしては、燐酸のエスエル、
ことにトリエステル、例えばトリアルキルホスフェー
ト、ことにトリアリールホスフェート、例えばトリフェ
ニルホスフェートが使用される。本発明によるTPU用
難燃化剤としては、一般式(I)
【0031】
【化3】 で表される燐酸エステルが使用される。ただし、式中の
Rは置換されていてもよいアルキル、シクロアルキルあ
るいはフェニルを意味し、nは1から15の数値を意味
する。
【0032】式(I)のRは、アルキル、ことに炭素原
子数1から8のアルキルを意味し、シクロアルキルの例
としては、例えばシクロヘキシルが挙げられる。しかし
ながら、式(I)の燐酸エステルとしては、Rがフェニ
ルもしくはアルキル置換フェニルを意味するものが好ま
しい。nはことに1、あるいは約3から6の範囲に在る
のが好ましい。燐酸エステル(I)の好ましい例として
は、1,3−フェニレン−ビス−(ジフェニル)−ホス
フェート、1,3−フェニレン−ビス−(ジキシレニ
ル)−ホスフェートならびにnが3から6の平均オリゴ
マー度を有する対応するオリゴマー生成物である。
【0033】有機ホスホネート化合物としては、ホスホ
ン酸エステル、ことにアルキルもしくはフェニルホスホ
ン酸のジエステルであって、ことに本発明による難燃化
剤としては、一般式(II)
【0034】
【化4】 で表されるホスホネートが使用される。ただし、式中の
1 は置換されていてもよいアルキル、シクロアルキル
あるいはフェニルを意味し、あるいは両R1 が合体して
環を形成してもよく、R2 は置換されていてもよいアル
キル、シクロアルキルあるいはフェニルを意味する。
【0035】ことに好ましい環式ホスホネートは、ペン
タエリトリットから誘導された、
【0036】
【化5】 (ただしR2 =CH3 、C65 )、ネオペンチルグリ
コールから誘導された、
【0037】
【化6】 (ただしR2 =CH3 、C65 )、ブレンツカテキン
から誘導された、
【0038】
【化7】 (ただしR2 =CH3 、C65 )であるが、またR2
=非置換もしくは置換フェニルである環式ホスホネート
【0039】
【化8】 も使用され得る。
【0040】本発明において燐酸エステルは、単独で
も、あるいは異種エステル相互の混合物としても使用さ
れることもでき、これはホスホン酸エステルについても
同様である。さらにまた1種類もしくは複数種類の燐酸
エステルと、1種類もしくは複数種類のホスホン酸エス
テルとの混合物も、TPU難燃化剤として使用すること
ができる。しかしながら、一般的には燐酸エステルもし
くはホスホン酸エステルが使用される。
【0041】本発明の有利で好ましい実施態様において
は、燐酸エステルおよび/あるいはホスホン酸エステル
は、TPU用難燃化剤として、1種類もしくは複数種類
のメラミン誘導体との混合物として使用されることがで
き、この場合燐酸塩エステルおよび/あるいはホスホン
酸エステルのメラミン誘導体に対する使用量割合は、
5:1から1:5の範囲になされるのが好ましい。
【0042】このメラミン誘導体としては、メラミンシ
アヌレート、メラミンホスフェート、メラミンボレー
ト、ことに、メラミンシアヌレートが好ましい。適当な
メラミン誘導体は、市販形態において使用され得るが、
粒度は10μmよりも90%の小さいものが好ましい。
【0043】(e)TPU製造用の、ことにジイソシア
ネート(a)のNCO基と、構成分(b)および(c)
のヒドロキシル基との間の反応を促進するための適当な
触媒は、当技術分野において公知、慣用の、例えばトリ
エチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メ
チルモルホリン、N,N´−ジメチルピペラジン、ジア
ザビシクロ−(2,2,2)−オクタンのような3級ア
ミン、ことに有機金属化合物、例えば錫のジアセテー
ト、ジオクトエート、ジラウレートのようなチタン酸エ
ステル、鉄化合物、錫化合物、例えばジブチル錫アセテ
ート、ジブチル錫ジラウレートのような脂肪族カルボン
酸の錫ジアルキル酸であって、これらの触媒は、慣用の
通り、ポリヒドロキシル化合物(b)および連鎖延長剤
(c)の混合物100重量部に対して、0.001から
0.1重量部の割合で使用される。
【0044】(f)TPU製造の場合、重合体構成分に
対してさらに他の助剤および/あるいは添加剤が添加さ
れ得る。例えば滑剤、重合禁止剤、加水分解、光、熱、
変色に対する安定剤、着色剤、顔料、有機、無機充填
剤、増強剤などである。
【0045】これら助剤、添加剤は、TPU製造用構成
分ないし反応混合物中に添加される。さらに他の方法で
は、これら助剤、添加剤(f)は、TPUに添加され、
次いで溶融せしめられるか、あるいはTPU溶融体に直
接添加される。
【0046】使用可能の助剤、添加剤は、専門文献、例
えば1962年ないし1964年、インターサイエン
ス、パブリッシャーズ刊、「ハイポリマーズ」XVI 巻
ポリウレタン1部、2部J.H.サンダース、K.C.
フリッシュの論稿、1966年ないし1983年、カル
ル、ハンゼル社刊、「クンストシュトフ、ハントブー
フ」第1および2版、7巻、ポリウレタン、西独特許出
願公開2901774号公報に記載されている。
【0047】本発明によるTPUを製造するため、この
構成分(a)、(b)および場合によりさらに(c)
は、本発明による難燃化剤(d)と、触媒(e)、場合
によりさらに助剤、添加剤(f)の、存在下に、反応せ
しめられる。この場合、ジイソシアネート(a)のNC
O基の、構成分(b)、(c)のヒドロキシル基合計量
に対する当量割合が0.95から1.10対1、好まし
くは0.98から1.08対1、ことに0.98から
1.08対1、ことに約1.0から1.05対1となる
ように使用される。
【0048】本発明による難燃化剤ないし自然消化TP
Uを製造するためには、平均分子量が少くとも1000
00、好ましくは少くとも400000、ことに600
000以上のTPUが使用される。このTPUの分子量
上限は、原則的に所望の諸特性範囲のような加工処理可
能性により決定される。本発明によるTPUの平均分子
量が800000を超えることはない。TPU用の上述
構成分(a)、(b)に対する所定の平均分子量は、ゲ
ル透過性クロマトグラフィーにより確定される重量平均
が重要である。
【0049】本発明による難燃化TPUは、ポリエステ
ルを基礎とするもの、すなわち、上述のジイソシアネー
ト(a)、高分子量ポリエステルオールおよび連鎖延長
剤(c)からの、熱塑性処理可能重付加生成物を基礎と
するものが好ましい。
【0050】本発明による自然消化TPUは、一般にT
PUと難燃化剤の混合物に対して、約35から80重量
%、ことに50から75重量%のTPUと、3から15
重量%、ことに5から12重量%の有機ホスフェート化
合物および/あるいは有機ホスホネート化合物および場
合により0から50重量%のメラミン誘導体から成る難
燃化剤とを含有する。本発明によりTPUを難燃化する
ためにメラミン誘導体を併用する場合、これは原則的
に、TPUおよび難燃化剤の混合物に対して、少くとも
10重量%、ことに20から35重量%の量で使用され
る。
【0051】本発明による自然消化TPUには、難燃化
剤のほかに、さらに他の助剤および/あるいは添加剤
(f)が、それぞれの公知、慣用の有効量で使用され
る。
【0052】本発明によるTPU成形体は、自然消化性
であり、かつ良好な機械特性および加工処理特性を有す
る。
【0053】以下の実施例と対比例により、本発明をさ
らに詳細に説明すると同時にその秀れた効果を実証し、
構成分、組成分の使用量、製造されたTPUの特性を各
表に掲記する。
【0054】
【対比例】平均分子量(重量平均)1000のポリオキ
シテトラメチレングリコール(PTHF)と、4,4´
−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびブタンジオ
ール−1,4とから、約180℃の温度で難燃化剤を添
加することなく、ベルト法によりショア硬さA85のT
PU成形体を製造し、その特性を測定した。
【0055】
【実施例1−7】TPUを対比例と同様にして、ただし
下表に示されるように難燃化剤として、メラミンシアヌ
レート、燐酸1,3−フェニレンテトラキシレニルエス
テル(生成物1)、燐酸−1,3−フェニレンテトラフ
ェニルエステル(生成物2)、燐酸−1,3−フェニレ
ンテトラフェニルエステルオリゴマー(平均オリゴマー
度n=3)(生成物3)を使用して製造した。表中に使
用される重量%は混合物全量に対するものである。
【0056】
【表1】 摩耗、DIN53516による ZF、引張り強さ(N/mm3 ) 燃焼性、UL94V試験法によるテスト V0 極めて良好 V1 良好 否 評価不能 i.O.* ハンド燃焼テストで試料を検査し、V0
−V1に対応する反応を示した。
【0057】本発明によるTPUは、すべて満足すべき
機械特性を示しつつ、燃焼試験は良好な結果を示した。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリートヘルム、レーリッヒ ドイツ、49448、レムフェルデ、シュトル ティングシュトラーセ、10 (72)発明者 ゲールハルト、ビトナー ドイツ、49356、ディープホルツ、ローノ イファー、36

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1種類の難燃化剤ならびに必
    要に応じて他の慣用助剤、添加剤をそれぞれ有効量含有
    する難燃性、熱可塑性ポリウレタンであって、難燃化剤
    として、有機ホスフェート化合物、有機ホスホネート化
    合物の一方もしくは両方を含有することを特徴とする熱
    可塑性ポリウレタン。
  2. 【請求項2】 難燃化剤として、有機ホスフェート化合
    物、有機ホスホネート化合物のほかに、さらに少なくと
    も1種類のメラミン誘導体、ことにメラミンシアヌレー
    トを含有することを特徴とする、請求項(1)による熱
    可塑性ポリウレタン。
  3. 【請求項3】 難燃化剤として、以下の一般式(I) 【化1】 で表され、かつRが置換されていてもよいアルキル、シ
    クロアルキルあるいはフェニルを意味し、nが1から1
    5の数値を示す場合の少なくとも1種類の有機ホスフェ
    ート化合物を含有することを特徴とする、請求項(1)
    あるいは(2)による熱可塑性ポリウレタン。
  4. 【請求項4】 難燃化剤として、上記一般式(I)で表
    され、式中のRがフェニルあるいはアルキル置換フェニ
    ルを意味する場合の有機ホスフェート化合物を含有する
    ことを特徴とする、請求項(3)による熱可塑性ポリウ
    レタン。
  5. 【請求項5】 難燃化剤として、以下の式(II) 【化2】 で表され、かつR1 が置換されていてもよいアルキル、
    シクロアルキルあるいはフェニルを意味し、両R1 が相
    結合して閉環されていてもよく、R2 が置換されていて
    もよいアルキル、シクロアルキルあるいはフェニルを意
    味する場合の少なくとも1種類の有機ホスホネート化合
    物を含有することを特徴とする、請求項(1)あるいは
    (2)による熱可塑性ポリウレタン。
  6. 【請求項6】 連鎖延長剤として、1種類もしくは複数
    種類のジイソシアネート、1種類もしくは複数種類の高
    分子量ポリエステルジオールならびに1種類もしくは複
    数種類の低分子量ジオールから得られる重縮合生成物を
    含有することを特徴とする、請求項(1)から(5)の
    いずれかによる熱可塑性ポリウレタン。
  7. 【請求項7】 熱可塑性ポリウレタンと難燃化剤との混
    合物が、35から80重量%、ことに50から75重量
    %の熱可塑性ポリウレタンと、3から15重量%、こと
    に5から12重量%の有機ホスフェート化合物、有機ホ
    スホネート化合物の両方、あるいはいずれか一方、およ
    び0から50重量%、ことに10から40重量%のメラ
    ミン誘導体から成ることを特徴とする、請求項(1)か
    ら(6)のいずれかによる熱可塑性ポリウレタン。
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