JPH0748291A - 芳香族のアルキル化方法 - Google Patents

芳香族のアルキル化方法

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JPH0748291A
JPH0748291A JP6142101A JP14210194A JPH0748291A JP H0748291 A JPH0748291 A JP H0748291A JP 6142101 A JP6142101 A JP 6142101A JP 14210194 A JP14210194 A JP 14210194A JP H0748291 A JPH0748291 A JP H0748291A
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liquid effluent
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compound
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JP6142101A
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Christian Marcilly
マルシリ クリスチャン
Gerard Leger
レジェール ジェラール
Jean Luc Duplan
リュック デュプラン ジャン
Pierre Renard
ルナール ピエール
Jean-Francois Joly
フランソワ ジョリ ジャン
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IFP Energies Nouvelles IFPEN
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2/00Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms
    • C07C2/54Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing a smaller number of carbon atoms by addition of unsaturated hydrocarbons to saturated hydrocarbons or to hydrocarbons containing a six-membered aromatic ring with no unsaturation outside the aromatic ring
    • C07C2/64Addition to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2529/00Catalysts comprising molecular sieves
    • C07C2529/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites, pillared clays
    • C07C2529/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • C07C2529/08Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 a)ベンゼンと、オレフィンおよび/または
アルコールと、c)の液体流出物の少なくとも一部と、
以下の最終工程の前の工程の化合物とを、反応帯域Rへ
導入し触媒と接触させる工程、b)帯域Rの流出物の大
部分を分離帯域SGLへ導入する工程、c)帯域SGL
から帯域Rへの液体流出物の一部を再循環する工程、
d)帯域SGLの液体流出物の別の一部を分離帯域Sへ
導入する工程、帯域Sから特に、気体、ベンゼン、ポリ
アルキル化およびモノアルキル化炭化水素を抜出しても
よい、次いで:・帯域Sから帯域Rへのベンゼンの大部
分および少なくともポリアルキル化物の一部を再循環す
る工程、・帯域Sの出口での、気体、ポリアルキル化物
(排放物)、およびモノアルキル化物(生成物)を得る
工程を含むアルキル化方法。 【効果】 エチルベンゼンまたはクメンの製造に適用で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の方法はベンゼンのアルキ
ル化方法であり、この方法において、一方で少なくとも
ベンゼン類と、他方で1分子当たり炭素原子を2〜3個
有するオレフィン類および1分子当たり炭素原子を2〜
3個有するアルコール類からなる群より選ばれる少なく
とも一つの成分を有する仕込物とを、アルキル化触媒の
存在下に処理する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】従来技術(例えば、
米国特許A-4341903号、A-4169111 号、A-4459426 号、
A-4922053号およびA-5003119 号を参照)の芳香族のア
ルキル化方法に比べて、本発明による方法は幾つかの利
点を有し、その中で以下のものを上げることができる: −アルキル化反応およびアルキル交換反応は、同じ反応
器内で、同じ触媒を使って行われる、 −反応器から出た流出物の大部分を、気体−液体分離帯
域を通過した後、再循環することによって、反応器の入
り口で一つまたは複数の成分(一つまたは複数のオレフ
ィンおよび/または一つまたは複数のアルコール)を希
釈することができ、これによって反応の温度を正確に制
御し、かつこのようにして強度の発熱反応にもかかわら
ず反応器のより等温な作動を得ることを可能にする、 −反応器Rの入り口への、ベンゼンに富んだ液体流出物
の再循環は、蒸留されるベンゼンの割合を減ずることが
でき、これによって本方法のエネルギーの消費を減らす
ことができる。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明による方法は以下
の工程を含む(図参照): a)以下の化合物を、反応帯域Rへ導入し、そこに存在
する触媒と接触させる工程:(i) 帯域Rの入り口で、少
なくともベンゼン類(10)、(ii)(好ましくは少なくとも
帯域Rの入り口に導入される)前記仕込物(11)、(iii)
c)で記述される液体流出物の一部(3) であって、前記
一部は少なくとも帯域Rの入り口に、好ましくは完全に
前記帯域の入り口に導入される、(iv)(好ましくは少な
くとも帯域Rの入り口に導入される)g)で記述される
液体流出物の一部(8) 、および(v) (好ましくは少なく
とも帯域Rの入り口に導入される)f)で記述される液
体流出物の大部分(6) 、 b)帯域Rから出た流出物の大部分を(2) により、場合
によっては冷却の後、気体−液体分離帯域SGLへ導入
し、前記帯域SGLの圧力は、好ましくは反応帯域Rの
圧力とほぼ等しく、液体流出物および気体流出物を前記
帯域SGLにより抜き取る(soutires)工程、 c)場合によっては冷却された、帯域SGLの前記液体
流出物の一部(3) の帯域Rへの再循環工程であって、前
記液体流出物は、この段階で主としてベンゼン、モノア
ルキル化化合物およびポリアルキル化化合物を含む、 d)帯域SGLの液体流出物の別の一部(12)の分離帯域
Sへの導入工程、 e)帯域SGLの気体流出物の大部分(13)の分離帯域S
への導入工程、および場合によってはこの流出物の小部
分の帯域Rへの再循環工程、 f)帯域Sのベンゼンに富む液体流出物(6) の大部分の
帯域Rへの再循環工程、 g)帯域Sのポリアルキル化化合物(すなわち、主に
ジ、トリおよびテトラアルキルベンゼン類)を含む液体
流出物の一部(8) の帯域Rへの再循環工程、 h)帯域Sの生成物(14)としてモノアルキル化化合物の
獲得工程、 i)帯域Sの排放物としてポリアルキル化化合物、およ
び場合によってはテトラアルキル化物よりも重質なフラ
クションを含み得る、液体流出物(15)の場合によるかつ
好ましい獲得工程、および、 j)帯域Sの排放物として、気体化合物(16)の場合によ
る獲得工程。
【0004】先の実施から独立したまたは依存した、本
発明の応用により、g)で記述された帯域Rに再循環さ
れた液体流出物の一部(化合物(iv))を、反応帯域Rの
様々な地点に導入することが可能である。化合物(iv)の
様々な導入点は、反応帯域に沿って配分されており、か
つこれら導入点の一つは前記帯域の入り口である。前記
配分は、操作条件および帯域Rに存在する化合物に従っ
て、反応の展開にとって最も有利な方法で行われる。
【0005】先の各実施から独立したまたは依存した、
本発明の別の応用により、一つまたは複数のオレフィン
類および/または一つまたは複数のアルコール類の仕込
物(化合物(ii))を帯域Rの様々な地点に導入すること
が可能である。化合物(ii)のこれら様々な導入点は反応
帯域に沿って配分されており、かつこれら導入点の一つ
は前記帯域の入り口である。前記配分は、操作条件およ
び帯域Rに存在する化合物に従って、反応の展開のため
に最も有利な方法で行われる。
【0006】先の各実施から独立したまたは依存した、
本発明の応用により、帯域Rに再循環されるf)で記述
された液体流出物(化合物(v) )の一部を反応帯域Rの
様々な地点に導入することが可能である。化合物(v) の
これら様々な導入点は、反応帯域に沿って配分されてお
り、かつこれら導入点の一つは前記帯域の入り口であ
る。前記配分は、操作条件および帯域Rに存在する化合
物に従って、反応の展開のために最も有利な方法で行わ
れる。
【0007】好ましくは、a)で記述され、帯域Rの入
り口に導入される(ii)〜(v) の化合物のフラクション
は、前記帯域に導入される前に、一緒にかつ化合物(i)
と共に、一部または全部、好ましくは全部が混合され
る。
【0008】先の各実施から独立したまたは依存した、
本発明の応用により、b)で記述された気体流出物は小
部分として帯域SGLから帯域Rに再循環され、前記小
部分は好ましくは前記帯域の少なくとも入り口に導入さ
れる。前記部分を反応帯域Rの様々な地点に導入するこ
とが可能であり、これら様々な導入点は反応帯域Rに沿
って配分されており、これら導入点の一つは前記帯域の
入り口である。前記配分は、操作条件および帯域Rに存
在する化合物に従って、反応の展開のために最も有利な
方法で行われる。本発明による好ましい応用の場合で
は、b)で記述され場合によっては帯域SGLから帯域
Rに再循環される気体流出物の前記小部分と、f)で記
述された液体流出物の大部分(すなわち化合物(v) の大
部分)を、一部または全部、好ましくは全部を一緒に混
合することが可能である。
【0009】先の各実施から独立したまたは依存した、
本発明の好ましい応用において、反応帯域は一つまたは
複数の固定床で作動する。
【0010】反応帯域Rでの温度は、一般に20〜400
℃、好ましくは150 〜400 ℃である。
【0011】反応帯域Rで実施されるベンゼンのアルキ
ル化反応およびポリアルキルベンゼンのアルキル変換反
応は、普通、液相または超臨界相で行われる。本発明の
枠内で、反応帯域の圧力は1〜10MPa 、好ましくは2
〜7MPa である。
【0012】化合物(iii) の、すなわちc)で記述され
た再循環された帯域SGLの液体流出物の一部の単位質
量流量と、化合物(i) および(ii)、すなわちベンゼンお
よび仕込物の和との比率は、一般に1〜100 、好ましく
は2〜10である。
【0013】反応体は、毎時触媒容量単位によって導入
される液体炭化水素類の容量で表される空間時速が、一
般に0.5 〜50h-1になるように導入される。例えば、帯
域Rに存在する触媒は、4以上の、好ましくは8〜70の
Si/Al全体原子比の脱アルミナゼオライトYを含ん
でいてもよく、かつ格子外(extra- reseau) アルミナ種
を含まない。
【0014】脱アルミナされた前記ゼオライトYは単独
で、または一般に、粘土、アルミナ、シリカ、マグネシ
ア、ジルコン、酸化チタン、酸化ホウ素、およびシリカ
−アルミナ、シリカ−マグネシアのようなこれら酸化物
の少なくとも二つのすべての組合わせからなる群より選
ばれる結合剤またはマトリックスとの混合状態で使用さ
れる。例えば押出し、ドロップ型成型または滴状凝固の
ような、あらゆる既知の凝集法および形成法が適用可能
である。
【0015】このようにして、本発明による方法におい
て例えば、脱アルミナゼオライトYをベースにした、一
般に、前記脱アルミナゼオライトYを1〜100 重量%、
好ましくは20〜98重量%、例えば40〜98重量%と、マト
リックスを0〜99重量%、好ましくは2〜80重量%、例
えば2〜60重量%とを含む、少なくとも一つの触媒を使
用する。
【0016】脱アルミナゼオライトYおよびそれらの調
製はよく知られている。例えば米国特許A-4738940 号を
参照することができるだろう。
【0017】本発明で例として使用されるゼオライトY
は、様々な特性により特徴付けられる酸性ゼオライトH
Yであり、その決定方法は本明細書の以下に明確にされ
ている。
【0018】好ましくは、本発明で例として使用される
前記脱アルミナゼオライトYの格子外アルミナ種の割合
は、極めてわずか、さらにはゼロでさえある。従ってア
ルミナ種の含有量は、マジック角(angle magique) 回転
技術を用いた27Alの核磁気共鳴によって、あるいは水
酸基領域での赤外線分光学によっては、このような種に
帰属されるべき信号が検出されないほどわずかであり、
より量的には、特徴付けの二つの技術では、格子信号の
強さ対骨組みのアルミナ種に対応している信号の強さの
比率は、0.05以下である。
【0019】先の様々な特徴は以下の方法により測定す
ることもできる: −Si/Al全体原子比は化学的分析により測定されて
もよい。アルミニウムの量がわずかな時、例えば2重量
%以下の時、より正確さを期するために、原子吸着分光
測定による秤量法を使うのがふさわしい。
【0020】−メッシュ(maille)パラメーターは、生成
物の結晶化度が十分な時、ASTM D 3942-80カードに記載
された方法に従って、X線の回折グラフから計算されて
もよい。
【0021】−比表面積は、例えば、液体窒素の温度で
の窒素吸着等温線の測定により測定され、従来法B.E.T
により計算される。試料は、測定前に、乾燥窒素の掃気
下に50℃で予備処理される。
【0022】−水分中に捕らえられるパーセンテージ
(または水蒸気の吸着能力)は、例えば従来の重量測定
器により測定される。サンプルは一次真空下に、400 ℃
で予備処理され、次いで25℃の安定温度に維持される。
次に水圧を347 Pa にするが、これはおよそ0.10のP/
Po比(装置内で許容された部分水圧と、25℃の温度の
水の飽和蒸気圧との比率)に相当する。
【0023】先に記述されかつ本発明で例として使用さ
れるような、脱アルミナゼオライトYは、例えば、二つ
の基本処理:(a)水蒸気の温度および部分圧力を組み
合わせた熱水処理、および(b)好ましくは強濃厚鉱酸
による酸性処理、の適当な組み合わせにより、一般にゼ
オライトNaYから製造される。
【0024】一般に、本発明で例として使用されるゼオ
ライトYを調製するゼオライトNaYは、およそ1.8 〜
3.5 のSi/Al全体原子比を有し、予めゼオライトN
aYのナトリウム重量含有量を3%以下、好ましくは2.
5 %以下に下げておくことが適当である。ナトリウムの
含有量の減少は、アンモニウムの濃度が0.01〜10N の硝
酸塩、硫酸塩または蓚酸塩のようなアンモニウム塩の溶
液中にゼオライトNaYのイオン交換により行われても
よく、この時温度は10〜180 ℃(場合によっては自己発
生圧力下での交換)で、一般に10分以上の時間行われ
る。ゼオライトNaYはさらに、一般におよそ750 〜95
0 m2 /gの比表面積を有している。
【0025】本発明による方法は、一般に、エチレンに
よるベンゼンのアルキル化によるエチルベンゼンの製造
またはプロピレンおよび/またはイソプロピルアルコー
ルによるベンゼンのアルキル化によるクメンの製造に適
用することができる。
【0026】
【実施例】図1は本発明を例証しており、かつその範囲
を制限することなく、本発明による方法の好ましい実施
をより正確に例証している。図1は以下の化合物の一つ
の製造に関するものである:本発明の方法によるベンゼ
ンのアルキル化による、エチルベンゼンまたはクメン。
【0027】脱アルミナゼオライトYをベースにした触
媒の少なくとも一つの固定床を含む反応帯域R内で、ベ
ンゼンを、モノオレフィン(特にエチレンおよびプロピ
レン)およびイソプロパノールからなる群より選ばれる
少なくとも一つの化合物を含む仕込物と反応させる。
【0028】少なくともベンゼン(導管10) および前記
仕込物( 導管11) を含む液相の混合物は、導管(1) によ
り反応帯域Rに導入される。帯域Rから導管(2) により
出た液体流出物の少なくとも大部分は、圧力が反応帯域
Rの圧力に近い液体−気体分離帯域SGLに導入され
る。前記帯域SGLから少なくとも一つの気体流出物お
よび少なくとも一つの液体流出物を抜き出す。主にベン
ゼン、モノアルキル化化合物およびポリアルキル化化合
物を含む、帯域SGLの液体流出物の一部は、場合によ
っては冷却された後、導管(3) により、次いで導管(4)
から由来する液体流出物と混合された後、導管(1) によ
り帯域Rの方へ再循環される。帯域SGLの再循環され
ない液体流出物の別の部分は導管(12)により分離帯域S
の方へ送られる。分離帯域Sから由来するポリアルキル
化化合物に富んだ液体流出物の一部を導管(8) により抜
き出す。前記部分は、一方はベンゼンと一つまたは複数
のオレフィンおよび/または一つまたは複数のアルコー
ルの仕込物とを含む導管(9)の混合物と共に、他方は導
管(7) の流出物と共に混合され、導管(7) の前記流出物
は帯域Sから導管(6) により由来するベンゼンに富んだ
流出物、および帯域SGLから導管(5) により由来する
場合による気体流出物を含んでいる。最後に、このよう
にして導管(7) 、(8) および(9) から得られた混合物は
導管(4) の流出物を形成し、導管(3) の流出物と混合さ
れた後、導管(1) により反応帯域Rに入る。
【0029】再循環されない帯域SGLの気体流出物
は、導管(13)により分離帯域Sの方へ送られる。帯域S
の気体流出物は導管(16)により装置より排放される。分
離または分留の幾つかの異なるセクションから構成され
てもよいこの分離帯域Sは、例えば以下の5種類の流出
物を得ることができる: −導管(6) により帯域Sから抜出され、反応帯域Rの方
へ再循環される、ベンゼンに富んだ液体流出物、 −好ましい生成物として導管(14)により装置から抜出さ
れる、モノアルキル化芳香族化合物(エチルベンゼンま
たはクメン)に極めて富んだ液体流出物、 −導管により帯域Sより抜出されるポリアルキル化化合
物に富む液体流出物であって、その一部(8) は、アルキ
ル交換反応によりエチルベンゼンまたはクメンの追加量
を生成するために反応帯域Rの方へ再循環されるもの、 −ポリアルキル化化合物に富み、分子量がより高い化合
物を含んでいてもよく、帯域Sから、かつ装置から排放
物として導管(15)により抜出される、場合によっては有
り得る液体流出物、および、 −エタン、プロパンのようなベンゼンよりも軽質な化合
物、転換されなかった一つまたは複数のオレフィンおよ
び/または一つまたは複数のアルコール仕込物の一部を
含み、導管(16)により帯域Sからかつ装置から、排放物
として抜出される、場合によっては有り得る気体流出
物。
【0030】
【発明の効果】本発明の芳香族のアルキル化方法は、エ
チルベンゼンまたはクメンの製造に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を示すフローシートである。
【符号の説明】
R…反応帯域 SGL…分離帯域 S…分離帯域 1〜16…導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラール レジェール フランス国 カリュール リュ ロワイエ バ セー 13−2 (72)発明者 ジャン リュック デュプラン フランス国 イリニ リュ デュ オーン ズ ノヴァンブル 37 (72)発明者 ピエール ルナール フランス国 サン ノム ラ ブルテーシ ュ アレ デ ロマラン 8 (72)発明者 ジャン フランソワ ジョリ フランス国 パリー リュ ベランジェ 20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともベンゼン類と、1分子当たり
    炭素原子を2〜3個有するオレフィン類および1分子当
    たり炭素原子を2〜3個有するアルコール類からなる群
    より選ばれる少なくとも一つの成分を含む仕込物とを、
    アルキル化触媒の存在下に処理するアルキル化方法であ
    って、以下の工程: a)以下の各化合物:(i) 少なくともベンゼン類(10)、
    (ii)前記仕込物(11)、(iii) c)で記述される液体流出
    物の一部(3) であって、前記一部は少なくとも帯域Rの
    入口に導入される、(iv)g)で記述される液体流出物の
    一部(2) 、および、(v) f)で記述される液体流出物の
    大部分(6)を反応帯域Rに導入し、かつ反応帯域Rに存
    在する触媒と接触させる工程、 b)帯域Rから出た流出物の大部分を(2) により気体−
    液体分離帯域SGLに導入し、そこから少なくとも一つ
    の気体流出物および少なくとも一つの液体流出物を抜き
    出す(soutires)工程、 c)帯域SGLの液体流出物の一部(3) の帯域Rへの再
    循環工程、 d)帯域SGLの液体流出物のもう一つの部分(12)の分
    離帯域Sへの導入工程、 e)帯域SGLの気体流出物の大部分(13)の分離帯域S
    への導入工程、 f)帯域Sのベンゼンに富んだ液体流出物(6) の大部分
    の帯域Rへの再循環工程、 g)帯域Sのポリアルキル化化合物を含む液体流出物の
    一部(8) の帯域Rへの再循環工程、および h)帯域Sの生成物としてモノアルキル化化合物(14)の
    獲得工程を含むアルキル化方法。
  2. 【請求項2】 a)で記述された化合物(ii)、(iv)およ
    び(v) からなる群より選ばれる化合物の少なくとも一つ
    は、複数の導入点で帯域Rに導入され、その導入点の一
    つは少なくとも前記帯域Rの入り口である、請求項1に
    よる方法。
  3. 【請求項3】 化合物(iii) は全体が帯域Rの入り口に
    導入される、請求項1または2による方法。
  4. 【請求項4】 帯域Rの入り口に一緒に導入されるa)
    で記述された(ii)〜(v) の化合物の各フラクションは、
    前記帯域に導入される前に、一緒に、かつ全体または一
    部の化合物(i) と混合される、請求項1〜3のうちの1
    つによる方法。
  5. 【請求項5】 b)で記述された気体流出物の小部分は
    帯域Rに再循環される(5) 、請求項1〜4のうちの1つ
    による方法。
  6. 【請求項6】 反応帯域Rは一つまたは複数の固定床で
    作動する、請求項1〜5のうちの1つによる方法。
  7. 【請求項7】 触媒は脱アルミナゼオライトYとマトリ
    ックスとを含み、前記ゼオライトYはSi/Al全体原
    子比4以上により特徴付けられるゼオライトHYであ
    る、請求項1〜6のうちの1つによる方法。
  8. 【請求項8】 帯域Sの排放物としてポリアルキル化化
    合物を含む液体流出物(15)の獲得をさらに含む、請求項
    1〜7のうちの1つによる方法。
  9. 【請求項9】 帯域Sの排放物として気体化合物(16)の
    獲得をさらに含む、請求項1〜8のうちの1つによる方
    法。
  10. 【請求項10】 次の化合物:エチルベンゼン、クメン
    のうちの一つの生成のための、請求項1〜9のうちの1
    つによる方法。
JP6142101A 1993-06-25 1994-06-24 芳香族のアルキル化方法 Withdrawn JPH0748291A (ja)

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