JPH0747575B2 - ベンゼン誘導体 - Google Patents

ベンゼン誘導体

Info

Publication number
JPH0747575B2
JPH0747575B2 JP2217385A JP21738590A JPH0747575B2 JP H0747575 B2 JPH0747575 B2 JP H0747575B2 JP 2217385 A JP2217385 A JP 2217385A JP 21738590 A JP21738590 A JP 21738590A JP H0747575 B2 JPH0747575 B2 JP H0747575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
compound
piperazinyl
group
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2217385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03135930A (ja
Inventor
敬 上田
寿 宮本
博司 山下
斉 利根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP63091121A external-priority patent/JPH0696557B2/ja
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2217385A priority Critical patent/JPH0747575B2/ja
Publication of JPH03135930A publication Critical patent/JPH03135930A/ja
Publication of JPH0747575B2 publication Critical patent/JPH0747575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なベンゼン誘導体に関する。
発明の開示 本発明のベンゼン誘導体は、文献未記載の新規化合物で
あって、下記一般式(A)で表わされる。
一般式 〔式中R1は置換基として低級アルキル基及びハロゲン原
子なる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるシ
クロプロピル基を示す。R3は水素原子を示す。R4は低級
アルキル基を示す。X及びX4はハロゲン原子を示す。R
101は水素原子、低級アルキル基又は−B(OCOR15)(O
COR16)(R15及びR16はアルキル基を示す。)を示
す。〕 上記一般式(A)で表わされる本発明のベンゼン誘導体
は、下記一般式(1)で表わされるベンゾヘテロ環化合
物を合成するための中間体として有用な化合物である。
〔式中R1は置換基として低級アルキル基及びハロゲン原
子なる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるシ
クロプロピル基、フェニル環上に置換基として低級アル
コキシ基、ハロゲン原子及び水酸基なる群より選ばれた
基を1〜3個有することのあるフェニル基、置換基とし
てハロゲン原子、低級アルカノイルオキシ基もしくは水
酸基を有することのある低級アルキル基、低級アルケニ
ル基又はチエニル基を示す。R2は置換基を有することの
ある5〜9員環の飽和又は不飽和の複素環残基を示す。
R3は水素原子、低級アルキル基又はハロゲン原子を示
す。R4は低級アルキル基又はハロゲン原子を示す。Rは
水素原子又は低級アルキル基を示す。またR1及びR3は、
一緒になって基 を形成してもよい。ここでR31は水素原子又は低級アル
キル基を示す。Xはハロゲン原子を示す。但しR3及びR4
は同時にハロゲン原子であってはならず、またR3が水素
原子を示す場合R4は低級アルキル基を示すものとする。
更にR1とR3とが一緒になって基 を形成する場合、R4は低級アルキル基を示すものとす
る。〕 上記一般式(1)で表わされるベンゾヘテロ環化合物及
びその塩は、広くグラム陽性菌及びグラム陰性菌に対し
て優れた抗菌活性を発揮し、各種病原細菌に起因する
人、動物、魚類等の疾病の治療薬として有用であり、ま
た医療用器具等の外用殺菌剤や消毒剤としても有用であ
る。
本明細書において示される各基は、より具体的にはそれ
ぞれ次の通りである。
ハロゲン原子としては、弗素、塩素、臭素及び沃素原子
を例示できる。
置換基として低級アルキル基及びハロゲン原子なる群よ
り選ばれた基を1〜3個有することのあるシクロプロピ
ル基としては、シクロプロピル、2−フルオロ−1−シ
クロプロピル、2−クロロ−1−シクロプロピル、2−
ブロモ−1−シクロプロピル、2−ヨード−1−シクロ
プロピル、2,2−ジクロロ−1−シクロプロピル、2,2−
ジブロモ−1−シクロプロピル、2,2,3−トリクロロ−
1−シクロプロピル、2−メチル−1−シクロプロピ
ル、2−エチル−1−シクロプロピル、2−プロピル−
1−シクロプロピル、2−ブチル−1−シクロプロピ
ル、2−ペンチル−1−シクロプロピル、2−ヘキシル
−1−シクロプロピル、2,2−ジメチル−1−シクロプ
ロピル、2,3−ジメチル−1−シクロプロピル、2,2,3−
トリメチル−1−シクロプロピル、2−フルオロ−3−
メチル−1−シクロプロピル、2,2−ジエチル−1−シ
クロプロピル、2−メチル−3−プロピル−1−シクロ
プロピル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキ
ル基及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を1〜3個
有することのあるシクロプロピル基を例示できる。
低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキ
シル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
を例示できる。
置換基を有することのある5〜9員環の飽和又は不飽和
の複素環残基としては、置換基として低級アルキル基、
シクロアルキル基、フェニル環上に置換基として低級ア
ルコキシ基、ニトロ基、アミノ基を有することのあるフ
ェニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハ
ロゲン原子、ハロゲン原子を1〜3個有することのある
低級アルキル基を有することのあるフェニル基、ピリジ
ル基、置換基として水酸基、低級アルキル基、低級アル
カノイル基、シクロアルキル基又は低級アルコキシカル
ボニル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシ
基又はハロゲン原子を1〜3個有する低級アルキル基、
低級アルキニル基、ハロゲン原子を1〜7個有すること
のある低級アルカノイル基、置換基としてハロゲン原子
又はカルボキシ基を1〜3個有する低級アルケニルカル
ボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキル
基を有することのあるアミノカルボニル基、フェニル低
級アルコキシカルボニル基、置換基としてフェニル低級
アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ低級
アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキ
ル基、カルボキシ低級アルキル基、アニリノカルボニル
低級アルキル基、置換基として低級アルキル基、フェニ
ル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基又は低
級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、水酸
基、ハロゲン原子を1〜3個有することのある低級アル
キルスルホニル基、フタリド基、置換基としてハロゲン
原子を1〜2個有することのある2(5H)−フラノン
基、スルホ低級アルキル基、オキソ基、低級アルコキシ
基、低級アルケニル基、ハロゲン原子、低級アルカノイ
ルオキシ基、又は置換基としてフェニル基又は低級アル
キル基を有することのある2−オキソ−1,3−ジオキソ
レンメチル基、シクロアルキルアミノ基、置換基として
フェニル基又は低級アルキル基を有することのある2−
オキソ−1,3−ジオキソレンメチルアミノ基、低級アル
キルチオ基又はチオ基を有することのある5〜9員環の
飽和又は不飽和の複素環残基を示し、例えばピペラジニ
ル、ピペリジニル、ピロリジニル、ホモピペラジニル、
モルホリノ、チオモルホリノ、1,2,5,6−テトラヒドロ
ピリジル、イミダゾリル、1,4−ジアザビシクロ〔4,3,
0〕ノナン−4−イル、チオモルホリノ−4−オキシ
ド、チオモルホリノ−4,4−ジオキシド、ピラゾリジニ
ル、ヘキサヒドロピリダジル、ピリジル、チアゾリジニ
ル、2−チオ−1−イミダゾリジニル、2−オキソ−1
−イミダゾリジニル、3,7−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノ
ナン−3−イル、4−メチル−1−ピペラジニル、4−
エチル−1−ピペラジニル、4−プロピル−1−ピペラ
ジニル、4−t−ブチル−1−ピペラジニル、4−ペン
チル−1−ピペラジニル、4−ヘキシル−1−ピペラジ
ニル、3−メチル−1−ピペラジニル、3,4−ジメチル
−1−ピペラジニル、2,5−ジメチル−1−ピペラジニ
ル、2,4,5−トリメチル−1−ピペラジニル、3,4,5−ト
リメチル−1−ピペラジニル、3−エチル−1−ピペラ
ジニル、3−プロピル−4−メチル−1−ピペラジニ
ル、2−n−ブチル−5−メチル−1−ピペラジニル、
2−ペンチル−5−ヘキシル−1−ピペラジニル、4−
ホルミル−1−ピペラジニル、4−アセチル−1−ピペ
ラジニル、4−プロピオニル−1−ピペラジニル、4−
ブチリル−1−ピペラジニル、4−ペンタノイル−1−
ピペラジニル、4−ヘキサノイル−1−ピペラジニル、
4−(α,α,α−トリフルオロアセチル)−1−ピペ
ラジニル、4−(β,β,β−トリフルオロ−α,α−
ジフルオロプロピオニル)−1−ピペラジニル、4−
(γ,γ,γ−トリフルオロ−β,β−ジフルオロ−
α,α−ジフルオロブチリル)−1−ピペラジニル、4
−(α,α−ジクロロアセチル)−1−ピペラジニル、
4−(α−ブロモアセチル)−1−ピペラジニル、4−
(α−ヨードアセチル)−1−ピペラジニル、4−(β
−フルオロプロピオニル)−1−ピペラジニル、4−
(β−フルオロ−α−フルオロプロピオニル)−1−ピ
ペラジニル、4−(6−フルオロヘキサノイル)−1−
ピペラジニル、4−(4−クロロペンタノイル)−1−
ピペラジニル、4−ベンジル−1−ピペラジニル、4−
(2−フェニルエチル)−1−ピペラジニル、4−(1
−フェニルエチル)−1−ピペラジニル、4−(3−フ
ェニルプロピル)−1−ピペラジニル、4−(4−フェ
ニルブチル)−1−ピペラジニル、4−(1,1−ジメチ
ル−2−フェニルエチル)−1−ピペラジニル、4−
(5−フェニルペンチル)−1−ピペラジニル、4−
(6−フェニルヘキシル)−1−ピペラジニル、4−
(2−メチル−3−フェニルプロピル)−1−ピペラジ
ニル、4−アミノ−1−ピペラジニル、3−アミノ−1
−ピペラジニル、2−アミノ−1−ピペラジニル、4−
メチルアミノ−1−ピペラジニル、3−ジメチルアミノ
−1−ピペラジニル、2−エチルアミノ−1−ピペラジ
ニル、4−プロピルアミノ−1−ピペラジニル、4−t
−ブチルアミノ−1−ピペラジニル、3−ペンチルアミ
ノ−1−ピペラジニル、2−ヘキシルアミノ−1−ピペ
ラジニル、4−ジエチルアミノ−1−ピペラジニル、4
−(N−メチル−N−n−ブチルアミノ)−1−ピペラ
ジニル、3−(N−メチル−N−ペンチルアミノ)−1
−ピペラジニル、2−(N−エチル−N−ヘキシルアミ
ノ)−1−ピペラジニル、4−アセチルアミノ−1−ピ
ペラジニル、3−ホルミルアミノ−1−ピペラジニル、
2−プロピオニルアミノ−1−ピペラジニル、4−ブチ
リルアミノ−1−ピペラジニル、3−ペンタノイルアミ
ノ−1−ピペラジニル、2−ヘキサノイルアミノ−1−
ピペラジニル、4−(N−メチル−N−アセチルアミ
ノ)−1−ピペラジニル、3−(N−エチル−N−プロ
ピオニルアミノ)−1−ピペラジニル、4−ヒドロキシ
−1−ピペラジニル、3−ヒドロキシ−1−ピペラジニ
ル、2−ヒドロキシ−1−ピペラジニル、4−メチルス
ルホニル−1−ピペラジニル、4−エチルスルホニル−
1−ピペラジニル、4−プロピルスルホニル−1−ピペ
ラジニル、4−n−ブチルスルホニル−1−ピペラジニ
ル、4−ペンチルスルホニル−1−ピペラジニル、4−
ヘキシルスルホニル−1−ピペラジニル、4−トリフル
オロメチルスルホニル−1−ピペラジニル、4−(2−
フルオロエチルスルホニル)−1−ピペラジニル、4−
(3−フルオロプロピルスルホニル−1−ピペラジニ
ル、4−(4,4,4−トルフルオロブチルスルホニル)−
1−ピペラジニル、4−スルホニル−1−ピペラジニ
ル、4−(フタリド−3−イル)−1−ピペラジニル、
4−(3,4−ジブロモ−2(5H)−フラノン−5−イ
ル)−1−ピペラジニル、4−(3,4−ジクロロ−2(5
H)−フラノン−5−イル)−1−ピペラジニル、4−
(2(5H)−フラノン−5−イル)−1−ピペラジニ
ル、4−(3−クロロ−2(5H)−フラノン−5−イ
ル)−1−ピペラジニル、4−ホルミル−3−メチル−
1−ピペラジニル、4−アセチル−3−エチル−1−ピ
ペラジニル、4−アセチル−2−メチル−1−ピペラジ
ニル、4−メチル−3−ヒドロキシメチル−1−ピペラ
ジニル、3−ヒドロキシメチル−1−ピペラジニル、4
−エチル−3−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラ
ジニル、3−(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラ
ジニル、4−メチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−
1−ピペラジニル、4−エチル−3−(5−ヒドロキシ
ペンチル)−1−ピペラジニル、3−(6−ヒドロキシ
ヘキシル)−1−ピペラジニル、4−(4−メトキシベ
ンジル)−1−ピペラジニル、4−(3−エトキシベン
ジル)−1−ピペラジニル、4−(2−プロポキシベン
ジル)−1−ピペラジニル、4−(4−n−ブトキシベ
ンジル)−1−ピペラジニル、4−(3−ペンチルオキ
シベンジル)−1−ピペラジニル、4−(2−ヘキシル
オキシベンジル)−1−ピペラジニル、4−(4−ニト
ロベンジル)−1−ピペラジニル、4−(3−ニトロベ
ンジル)−1−ピペラジニル、4−(4−アミノベンジ
ル)−1−ピペラジニル、4−(2−アミノベンジル)
−1−ピペラジニル、4−シクロプロピル−1−ピペラ
ジニル、4−シクロブチル−1−ピペラジニル、4−シ
クロペンチル−1−ピペラジニル、4−シクロヘキシル
−1−ピペラジニル、4−シクロヘプチル−1−ピペラ
ジニル、4−シクロオクチル−1−ピペラジニル、4−
フェニル−1−ピペラジニル、4−(4−フルオロフェ
ニル)−1−ピペラジニル、4−(3−ブロモフェニ
ル)−1−ピペラジニル、4−(2−クロロフェニル)
−1−ピペラジニル、4−(4−ヨードフェニル)−1
−ピペラジニル、4−(4−メチルフェニル)−1−ピ
ペラジニル、4−(3−エチルフェニル)−1−ピペラ
ジニル、4−(2−プロピルフェニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(4−n−ブチルフェニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(3−ペンチルフェニル)−1−ピペラジニ
ル、4−(2−ヘキシルフェニル)−1−ピペラジニ
ル、4−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1−ピ
ペラジニル、4−〔3−(2−クロロエチル)フェニ
ル〕−1−ピペラジニル、4−〔2−(3,3−ジブロモ
プロピル)フェニル〕−1−ピペラジニル、4−〔4−
(4−クロロブチル)フェニル〕−1−ピペラジニル、
4−ヒドロキシメチル−1−ピペラジニル、4−(2−
ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル、4−(3−ヒ
ドロキシプロピル)−1−ピペラジニル、4−(3−ク
ロロプロピル)−1−ピペラジニル、4−(ブロモメチ
ル)−1−ピペラジニル、4−(2−フルオロエチル)
−1−ピペラジニル、4−(4−クロロブチル)−1−
ピペラジニル、4−(3−フルオロペンチル)−1−ピ
ペラジニル、4−(2,3−ジクロロキシル)−1−ピペ
ラジニル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1−
ピペラジニル、4−(トリフルオロメチル)−1−ピペ
ラジニル、4−アミノメチル−1−ピペラジニル、4−
(3−ジメチルアミノプロピル)−1−ピペラジニル、
4−(2−エチルアミノエチル)−1−ピペラジニル、
4−(4−プロルアミノブチル)−1−ピペラジニル、
4−(5−n−ブチルアミノペンチル)−1−ピペラジ
ニル、4−(6−ペンチルアミノヘキシル)−1−ピペ
ラジニル、4−(N−メチル−N−エチルアミノメチ
ル)−1−ピペラジニル、4−(N−メチル−N−プロ
ピルアミノメチル)−1−ピペラジニル、4−(2−ジ
エチルアミノエチル)−1−ピペラジニル、4−メトキ
シメチル−1−ピペラジニル、4−エトキシメチル−1
−ピペラジニル、4−(2−プロポキシエチル)−1−
ピペラジニル、4−(3−ブトキシプロピル)−1−ピ
ペラジニル、4−(4−ペンチルオキシブチル)−1−
ピペラジニル、4−(5−ヘキシルオキシペンチル)−
1−ピペラジニル、4−(6−メトキシヘキシル)−1
−ピペラジニル、4−プロパルギル−1−ピペラジニ
ル、4−(2−ブチニル)−1−ピペラジニル、4−
(3−ブチニル)−1−ピペラジニル、4−(1−メチ
ル−2−プロピニル)−1−ピペラジニル、4−(2−
ペンチニル)−1−ピペラジニル、4−(2−ヘキシニ
ル)−1−ピペラジニル、4−エチニル−1−ピペラジ
ニル、4−ビニル−1−ピペラジニル、4−アリル−1
−ピペラジニル、4−(2−ブテニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(3−ブテニル)−1−ピペラジニル、4−
(1−メチルアリル)−1−ピペラジニル、4−(2−
ペンテニル)−1−ピペラジニル、4−(2−ヘキセニ
ル)−1−ピペラジニル、2−オキソ−1−ピペラジニ
ル、3−オキソ−1−ピペラジニル、4−オキソ−3−
メチル−1−ピペラジニル、4,4−ジメチル−1−ピペ
ラジニル、4−(2−ピリジル)−1−ピペラジニル、
4−(3−ピリジル)−1−ピペラジニル、4−(4−
ピリジル)−1−ピペラジニル、4−カルバモイル−1
−ピペラジニル、4−ジメチルアミノカルボニル−1−
ピペラジニル、4−エチルアミノカルボニル−1−ピペ
ラジニル、4−プロピルアミノカルボニル−1−ピペラ
ジニル、4−ブチルアミノカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ペンチルアミノカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ヘキシルアミノカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ジエチルアミノカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−(N−メチル−N−プロピルアミノカルボニ
ル)−1−ピペラジニル、4−メトキシカルボニル−1
−ピペラジニル、4−エトキシカルボニル−1−ピペラ
ジニル、4−プロポキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−tert−ブトキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ペンチルオキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ヘキシルオキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ベンジルオキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−(2−フェニルエトキシカルボニル)−1−ピ
ペラジニル、4−(3−フェニルプロポキシカルボニ
ル)−1−ピペラジニル、4−(4−フェニルブトキシ
カルボニル)−1−ピペラジニル、4−(5−フェニル
ペンチルオキシカルボニル)−1−ピペラジニル、4−
(6−フェニルヘキシルオキシカルボニル)−1−ピペ
ラジニル、4−(2−アミノアセチル)−1−ピペラジ
ニル、4−(3−アミノプロピオニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(4−アミノブチリル)−1−ピペラジニ
ル、4−(5−アミノペンタノイル)−1−ピペラジニ
ル、4−(6−アミノヘキサノイル)−1−ピペラジニ
ル、4−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノアセチ
ル)−1−ピペラジニル、4−〔2−(2−フェニルエ
トキシカルボニルアミノ)アセチル〕−1−ピペラジニ
ル、4−〔2−(3−フェニルプロポキシカルボニルア
ミノ)アセチル〕−1−ピペラジニル、4−〔2−(4
−フェニルブトキシカルボニルアミノ)アセチル〕−1
−ピペラジニル、4−メトキシカルボニルメチル−1−
ピペラジニル、4−エトキシカルボニルメチル−1−ピ
ペラジニル、4−(2−エトキシカルボニルエチル〕−
1−ピペラジニル、4−(3−プロポキシカルボニルプ
ロピル)−1−ピペラジニル、4−(4−ブトキシカル
ボニルブチル)−1−ピペラジニル、4−(5−ペンチ
ルオキシカルボニルペンチル)−1−ピペラジニル、4
−(6−ヘキシルオキシカルボニルヘキシル)−1−ピ
ペラジニル、4−カルボニルメチル−1−ピペラジニ
ル、4−(2−カルボキシエチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(3−カルボキシプロピル)−1−ピペラジニ
ル、4−(4−カルボキシブチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(5−カルボキシペンチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(6−カルボキシヘキシル)−1−ピペラジニ
ル、4−アニリノカルボニルメチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(2−アニリノカルボニルエチル)−1−ピペ
ラジニル、4−(3−アニリノカルボニルプロピル)−
1−ピペラジニル、4−(4−アニリノカルボニルブチ
ル)−1−ピペラジニル、4−(5−アニリノカルボニ
ルペンチル)−1−ピペラジニル、4−(6−アニリノ
カルボニルヘキシル)−1−ピペラジニル、4−(3−
カルボキシアクリロイル)−1−ピペラジニル、4−
(3−カルボキシ−2,3−ジクロロアクリロイル)−1
−ピペラジニル、4−メチル−1−ピペリジニル、4−
エチル−1−ピペリジニル、4−プロピル−1−ピペリ
ジニル、4−n−ブチル−1−ピペリジニル、4−ペン
チル−1−ピペリジニル、4−ヘキシル−1−ピペリジ
ニル、4−メトキシ−1−ピペリジニル、4−エトキシ
−1−ピペリジニル、4−プロポキシ−1−ピペリジニ
ル、4−n−ブトキシ−1−ピペリジニル、4−ペンチ
ルオキシ−1−ピペリジニル、4−ヘキシルオキシ−1
−ピペリジニル、4−アセチルオキシ−1−ピペリジニ
ル、4−プロピオニルオキシ−1−ピペリジニル、4−
ブチリルオキシ−1−ピペリジニル、4−ペンタノイル
オキシ−1−ピペリジニル、4−ヘキサノイルオキシ−
1−ピペリジニル、4−メトキシカルボニルオキシ−1
−ピペリジニル、4−エトキシカルボニル−1−ピペリ
ジニル、4−プロポキシカルボニル−1−ピペリジニ
ル、4−n−ブトキシカルボニル−1−ピペリジニル、
4−ペンチルオキシカルボニル−1−ピペリジニル、4
−ヘキシルオキシカルボニル−1−ピペリジニル、4−
ベンジル−1−ピペリジニル、4−(2−フェニルエチ
ル)−1−ピペリジニル、4−(1−フェニルエチル)
−1−ピペリジニル、4−(3−フェニルプロピル)−
1−ピペリジニル、4−(4−フェニルブチル)−1−
ピペリジニル、4−(5−フェニルペンチル)−1−ピ
ペリジニル、4−(6−フェニルヘキシル)−1−ピペ
リジニル、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル、3−ヒ
ドロキシ−1−ピペリジニル、2−ヒドロキシ−1−ピ
ペリジニル、4−アミノ−1−ピペリジニル、3−アミ
ノ−1−ピペリジニル、2−アミノ−1−ピペリジニ
ル、4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル、4−メチ
ルアミノ−1−ピペリジニル、3−エチルアミノ−1−
ピペリジニル、2−プロピルアミノ−1−ピペリジニ
ル、4−n−ブチルアミノ−1−ピペリジニル、3−ペ
ンチルアミノ−1−ピペリジニル、4−ヘキシルアミノ
−1−ピペリジニル、3−ジエチルアミノ−1−ピペリ
ジニル、4−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−1
−ピペリジニル、4−カルバモイル−1−ピペリジニ
ル、3−カルバモイル−1−ピペリジニル、3,5−ジメ
チル−1−ピペリジニル、2,5−ジメチル−1−ピペリ
ジニル、4−オキソ−1−ピペリジニル、3−オキソ−
1−ピペリジニル、3−ヒドロキシ−1−ピロリジニ
ル、3−アミノ−1−ピロリジニル、2−ヒドロキシ−
1−ピロリジニル、2−アミノ−1−ピロリジニル、3
−メチルアミノ−1−ピロリジニル、3−ジメチルアミ
ノ−1−ピロリジニル、2−エチルアミノ−1−ピロリ
ジニル、3−プロピルアミノ−1−ピロリジニル、2−
n−ブチルアミノ−1−ピロリジニル、3−ペンチルア
ミノ−1−ピロリジニル、2−ヘキシルアミノ−1−ピ
ロリジニル、3−ジエチルアミノ−1−ピロリジニル、
3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−1−ピロリ
ジニル、2−(N−エチル−N−n−ブチルアミノ)−
1−ピロリジニル、3−アセチルアミノ−1−ピロリジ
ニル、3−プロピオニルアミノ−1−ピロリジニル、2
−ブチリルアミノ−1−ピロリジニル、3−ペンタノイ
ルアミノ−1−ピロリジニル、2−ヘキサノイルアミノ
−1−ピロリジニル、3−ヒドロキシメチル−1−ピロ
リジニル、2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピロリ
ジニル、3−(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピロリ
ジニル、2−(4−ヒドロキシブチル)−1−ピロリジ
ニル、3−(5−ヒドロキシペンチル)−1−ピロリジ
ニル、3−(6−ヒドロキシヘキシル)−1−ピロリジ
ニル、3−アミノメチル−1−ピロリジニル、3−(2
−アミノエチル)−1−ピロリジニル、2−(3−アミ
ノプロピル)−1−ピロリジニル、3−(4−アミノブ
チル)−1−ピロリジニル、3−(5−アミノペンチ
ル)−1−ピロリジニル、3−(6−アミノヘキシル)
−1−ピロリジニル、3−(メチルアミノメチル)−1
−ピロリジニル、3−(2−エチルアミノエチル)−1
−ピロリジニル、3−(3−プロピルアミノプロピル)
−1−ピロリジニル、2−(4−n−プチルアミノブチ
ル)−1−ピロリジニル、3−(5−ペンチルアミノペ
ンチル)−1−ピロリジニル、3−(6−ヘキシルアミ
ノヘキシル)−1−ピロリジニル、3−(ジメチルアミ
ノメチル)−1−ピロリジニル、2−(N−メチル−N
−エチルアミノメチル)−1−ピロリジニル、3−(N
−エチル−N−n−ブチルアミノメチル)−1−ピロリ
ジニル、3−メチルアミノメチル−4−メチル−1−ピ
ロリジニル−、3−メチルアミノメチル−4−フルオロ
−1−ピロリジニル、3−メチルアミノ−4−メチル−
1−ピロリジニル、3−メチルアミノ−4−クロロ−1
−ピロリジニル、3−メチルアミノメチル−4−クロロ
−1−ピロリジニル、3−メチルアミノ−4−フルオロ
−1−ピロリジニル、3−エチルアミノメチル−4−エ
チル−1−ピロリジニル、4−プロピルアミノメチル−
2−プロピル−1−ピロリジニル、4−n−ブチルアミ
ノメチル−2−フルオロ−1−ピロリジニル、4−ペン
チルアミノメチル−2−n−ブチル−1−ピロリジニ
ル、4−ヘキシルアミノメチル−2−クロロ−1−ピロ
リジニル、4−プロピルアミノ−2−クロロ−1−ピロ
リジニル、4−n−ブチルアミノ−2−ヘキシル−1−
ピロリジニル、3−ペンチルアミノ−4−エチル−1−
ピロリジニル、3−ヘキシルアミノ−4−フルオロ−1
−ピロリジニル、4−メチル−1−ホモピペラジニル、
4−エチル−1−ホモピペラジニル、4−プロピル−1
−ホモピペラジニル、4−n−ブチル−1−ホモピペラ
ジニル、4−ペンチル−1−ホモピペラジニル、4−ヘ
キシル−1−ホモピペラジニル、4−ホルミル−1−ホ
モピペラジニル、4−アセチル−1−ホモピペラジニ
ル、4−プロピオニル−1−ホモピペラジニル、4−ブ
チリル−1−ホモピペラジニル、4−ペンタノイル−1
−ホモピペラジニル、4−ヘキサノイル−1−ホモピペ
ラジニル、2−メチル−1−ヘキサヒドロピリダジル、
2−エチル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−プロピ
ル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−n−ブチル−1
−ヘキサヒドロピリダジル、2−ペンチル−1−ヘキサ
ヒドロピリダジル、2−ヘキシル−1−ヘキサヒドロピ
リダジル、2−ホルミル−1−ヘキサヒドロピリダジ
ル、2−アセチル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−
プロピオニル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−ブチ
リル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−ペンタノイル
−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−ヘキサノイル−1
−ヘキサヒドロピリダジル、2−メチル−1−ピラゾリ
ジニル、2−エチル−1−ピラゾリジニル、2−プロピ
ル−1−ピラゾリジニル、2−n−ブチル−1−ピラゾ
リジニル、2−ペンチル−1−ピラゾリジニル、2−ヘ
キシル−1−ピラゾリジニル、2−ホルミル−1−ピラ
ゾリジニル、2−アセチル−1−ピラゾリジニル、2−
プロピオニル−1−ピラゾリジニル、2−ブチリル−1
−ピラゾリジニル、2−ペンタノイル−1−ピラゾリジ
ニル、2−ヘキサノイル−1−ピラゾリジニル、3,5−
ジメチルモルホリノ、3−メチルモルホリノ、3−エチ
ルモルホリノ、2−プロピルモルホリノ、3−n−ブチ
ルモルホリノ、3−ペンチル−5−メチルモルホリノ、
3−ヘキシル−5−エチルモルホリノ、3−アミノメチ
ルモルホリノ、3−メチルアミノメチルモルホリノ、2
−エチルアミノメチルモルホリノ、3−プロピルアミノ
メチルモルホリノ、3−n−ブチルアミノメチルモルホ
リノ、2−ペンチルアミノメチルモルホリノ、3−ヘキ
シルアミノメチルモルホリノ、3−(2−メチルアミノ
エチル)モルホリノ、3−(3−メチルアミノプロピ
ル)モルホリノ、3−(4−メチルアミノブチル)モル
ホリノ、2−(5−メチルアミノペンチル)モルホリ
ノ、3−(6−メチルアミノヘキシル)モルホリノ、4
−(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4
−イル)メチル−1−ピペラジニル、4−(5−tert−
ブチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)
メチル−1−ピペラジニル、4−(5−フェニル−2−
オキソ−1.3−ジオキソレン−4−イル)メチル−1−
ピペラジニル、4−(2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル−1−ピペラジニル、3−(5−メ
チル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メ
チルアミノ−1−ピロリジニル、4−(5−メチル−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミ
ノ−1−ピペリジニル、3−(5−フェニル−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミノモル
ホリノ、3,5−ジメチル−1−ピペラジニル、3,3−ジメ
チル−1−ピペラジニル、4−アセチル−3−メチル−
1−ピペラジニル、3−エチル−1−ピペラジニル、3
−エチル−4−メチル−1−ピペラジニル、3−トリフ
ルオロメチル−1−ピペラジニル、3−フルオロメチル
−1−ピペラジニル、3−メチルチオ−1−ピペラジニ
ル、4−メチルチオ−1−ピペラジニル、3−エチルチ
オ−1−ピペラジニル、3−メチルチオモルホリノ、4
−フルオロ−1−ピペリジニル、3−フルオロ−1−ピ
ペラジニル、3−クロロ−1−ピペラジニル、3−アミ
ノ−4−フルオロ−1−ピロリジニル、3−アミノ−4
−ヒドロキシ−1−ピロリジニル、3−アミノ−4−メ
トキシ−1−ピロリジニル、3−アミノ−4−フルオロ
−1−ピペリジニル、3−アミノ−4−ヒドロキシ−1
−ピペリジニル、3−アミノ−4−メチル−1−ピロリ
ジニル、4−ベンジル−3−メチル−1−ピペラジニ
ル、3−フルオロメチルモルホリノ、3−クロロメチル
モルホリノ、4−オキソ−1−ピペリジニル、3−オキ
ソ−1−ピペリジニル、2−オキソ−1−ピペリジニ
ル、3−アセチルアミノメチル−1−ピロリジニル、3
−(N−エチル−N−アセチルアミノ)メチル−1−ピ
ロリジニル、3−t−ブトキシカルボニルアミノメチル
−1−ピロリジニル、3−エチルアミノメチル−1−ピ
ロリジニル、4−シクロプロピルアミノ−1−ピペラジ
ニル、3−シクロプロピルアミノ−1−ピロリジニル、
4−シクロペンチルアミノ−1−ピペラジニル、4−シ
クロヘキシルアミノ−1−ピペラジニル、3−シクロヘ
プチルアミノ−1−ピロリジニル、4−シクロオクチル
アミノ−1−ピペリジニル、4−シクロプロピルアミノ
−1−ピペリジニル、3−シクロプロピルアミノモルホ
リノ、4−チオ−1−ピペリジニル、3−チオ−1−ピ
ペラジニル、3−チオモルホリノ、4−シクロプロピル
アミノメチル−1−ピペラジニル、3−シクロプロピル
アミノメチル−1−ピロリジニル、4−シクロプロピル
アミノメチル−1−ピペリジニル、3−シクロプロピル
アミノメチルモルホリノ、4−(2−シクロペンチルア
ミノエチル)−1−ピペラジニル、4−(3−シクロヘ
キシルアミノプロピル)−1−ピペラジニル、3−(4
−シクロブチルアミノブチル)−1−ピロリジニル、4
−(5−シクロオクチルアミノペンチル)−1−ピペリ
ジニル、4−(6−シクロプロピルアミノヘキシル)モ
ルホリノ、3−アセチルアミノメチル−1−ピロリジニ
ル、4−(2−プロピオニルアミノエチル)−1−ピペ
ラジニル、4−(3−ブチリルアミノプロピル)−1−
ピペリジニル、3−(4−ペンタノイルアミノブチル)
モルホリノ、4−(5−ヘキサノイルアミノペンチル)
−1−ピペラジニル、3−(6−アセチルアミノヘキシ
ル)−1−ピロリジニル、4−(N−アセチル−N−エ
チルアミノ)メチル−1−ピペラジニル、4−(N−シ
クロプロピル−N−アセチルアミノ)メチル−1−ピロ
リジニル、4−メトキシカルボニルアミノメチル−1−
ピペラジニル、4−(2−エトキシカルボニルアミノエ
チル)−1−ピペリジニル、3−(3−プロポキシカル
ボニルアミノプロピル)モルホリノ、3−(4−ペンチ
ルオキシカルボニルアミノブチル)−1−ピロリジニ
ル、3−(5−ヘキシルオキシカルボニルアミノペンチ
ル)−1−ピロリジニル、4−(6−t−ブトキシカル
ボニルアミノヘキシル)−1−ピペラジニル、3−(N
−t−ブトキシカルボニル−N−エチルアミノメチル)
−1−ピロリジニル、3−(N−t−ブトキシカルボニ
ル−N−メチルアミノメチル)−1−ピロリジニル、3
−(N−t−ブトキシカルボニル−N−シクロプロピル
アミノメチル)−1−ピロリジニル、4−(N−メトキ
シカルボニル−N−シクロプロピルアミノメチル)−1
−ピペラジニル、4−(N−プロポキシカルボニル−N
−シクロヘキシルアミノメチル)−1−ピペリジニル基
等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、フェニル環
上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
コキシ基、ニトロ基、アミノ基を有することのあるアル
キル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基であるフェニルアルキル基、フェニル環上に置換基と
してハロゲン原子、ハロゲン原子を1〜3個有すること
のある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有
することのあるフェニル基、ピリジル、置換基として水
酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基、炭素数
3〜8のシクロアルキル基又は炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルコキシカルボニル基を1〜2個有すること
のあるアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
コキシ基又はハロゲン原子を1〜3個有する炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素数2〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキニル基、ハロゲン原子を1〜7個有
することのある炭素数1〜6の直鎖または分枝鎖状アル
カノイル基、置換基としてハロゲン原子又はカルボキシ
基を1〜3個有する炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルケニルカルボニル基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖
状アルコキシカルボニル基、炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミノカ
ルボニル基、アルコキシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシ基であるフェニルアルコキシカル
ボニル基、置換基としてはアルコキシ部分の炭素数が1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるフェニルア
ルコキシカルボニル基を有することのある炭素数2〜6
の直鎖又は分枝鎖状アミノアルカノイル基、アルコキシ
部分及びアルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルコキシ及びアルキル基であるアルコキシカルボ
ニルアルキル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基であるカルボキシアルキル基、
アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基であるアニリノカルボニルアルキル基、置換基と
して炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、アル
キル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
であるフェニルアルキル基、炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルコキシカルボニル基又は炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルカノイル基を1〜2個有することのあ
るアミノ基、水酸基、ハロゲン原子を1〜3個有するこ
とある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルスルホ
ニル基、フタリド基、置換基としてハロゲン原子を1〜
2個有することのある2(5H)−フラノン基、アルキル
部分の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であ
るスルホアルキル基、オキソ基、炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシ基、炭素数2〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルケニル基、ハロゲン原子、炭素数2〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基、炭素数3〜8のシ
クロアルキルアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖
状アルキルチオ基、チオ基、置換基としてフェニル基又
は炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有する
ことのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル基及
び置換基としてフェニル基又は炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基を有することのある2−オキソ−1,
3−ジオキソレンメチルアミノ基から選ばれた基を1〜
3個有することのある5〜9員環の飽和又は不飽和の複
素環残基を例示できる。
また置換基を有することのある5〜9員環の飽和又は不
飽和の複素環残基としては、 (Raは水素原子又は低級アルキル基、Rbは水素原子、低
級アルキル基、低級アルカノイル基、フェニル低級アル
キル基又は低級アルキル基を置換基として有する2−オ
キソ−1,3−ジオキソレンメチル基、Rcは水素原子又は
低級アルキル基を示す) (Rdは水素原子又は低級アルキル基、Reは水素原子又は
低級アルキル基を示す)、 (Rfは低級アルキル基又は低級アルコキシカルボニル基
を置換基として1個もしくは2個有することのあるアミ
ノ基又はアミノ基の置換基として低級アルキル基又は低
級アルコキシカルボニル基を1個もしくは2個有するこ
とのあるアミノ低級アルキル基、Rgは水素原子又は低級
アルキル基を示す)、 (Rhは水素原子又は低級アルキル基、Riは水素原子、水
酸基、ハロゲン原子又はオキソ基、Rjは水素原子又は低
級アルキル基を示す)等を挙げることができる。
シクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル基等の炭素数3〜8のシクロアルキ
ル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基を有していてもよいフェニル低級アルキル
基としては、ベンジル、2−フェニルエチル、1−フェ
ニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチ
ル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、5−フェニ
ルペンチル、6−フェニルヘキシル、2−メチル−3−
フェニルプロピル、4−メトキシベンジル、3−エトキ
シベンジル、2−プロポキシベンジル、4−n−ブトキ
シベンジル、3−ペンチルオキシベンジル、2−ヘキシ
ルオキシベンジル、4−ニトロベンジル、2−ニトロベ
ンジル、4−アミノベンジル、2−アミノベンジル、2
−(4−メトキシフェニル)エチル、1−(3−エトキ
シフェニル)エチル、3−(2−プロポキシフェニル)
プロピル、4−(4−n−ブトキシフェニル)ブチル、
5−(2−ニトロフェニル)ペンチル、6−(3−アミ
ノフェニル)ヘキシル基等のフェニル環上に置換基とし
て炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、ニト
ロ基、アミノ基を有することのあるアルキル部分の炭素
数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニ
ルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、ハロゲン原
子を1〜3個有することのある低級アルキル基を有する
ことのあるフェニル基としては、フェニル、4−フルオ
ロフェニル、3−ブロモフェニル、2−クロロフェニ
ル、4−ヨードフェニル、4−メチルフェニル、3−エ
チルフェニル、2−プロピルフェニル、4−n−ブチル
フェニル、3−ペンチルフェニル、2−ヘキシルフェニ
ル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−(2−クロ
ロエチル)フェニル、2−(3,3−ジブロモプロピル)
フェニル、4−(4−クロロブチル)フェニル、3−
(5−ヨードペンチル)フェニル、4−(6−フルオロ
ヘキシル)フェニル、2−(1,2,2−トリフルオロエチ
ル)フェニル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フ
ェニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原
子、ハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有することのある
フェニル基を例示できる。
置換基として水酸基、低級アルキル基、低級アルカノイ
ル基、シクロアルキル基又は低級アルコキシカルボニル
基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシ基又は
ハロゲン原子を1〜3個有する低級アルキル基として
は、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒ
ドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロ
キシブチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシ
ヘキシル、3−クロロプロピル、ブロモメチル、2−フ
ルオロエチル、4−クロロブチル、3−フルオロペンチ
ル、2,3−ジクロロヘキシル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、トリフルオロメチル、アミノメチル、2−アミノエ
チル、1−アミノエチル、3−アミノプロピル、4−ア
ミノブチル、5−アミノペンチル、6−アミノヘキシ
ル、3−ジメチルアミノプロピル、2−エチルアミノエ
チル、4−プロピルアミノブチル、5−n−ブチルアミ
ノペンチル、6−ペンチルアミノヘキシル、メチルアミ
ノメチル、ジエチルアミノメチル、2−ジプロピルアミ
ノエチル、1−ジ−n−ブチルアミノエチル、3−ジペ
ンチルアミノプロピル、4−ジヘキシルアミノブチル、
N−メチル−N−エチルアミノメチル、N−メチル−N
−プロピルアミノメチル、メトキシメチル、エトキシメ
チル、2−プロポキシエチル、3−ブトキシプロピル、
4−ペンチルオキシブチル、5−ヘキシルオキシペンチ
ル、6−メトキシヘキシル、プロポキシメチル、1−エ
トキシエチル、2−ヘキシルオキシエチル、ホルミルア
ミノメチル、アセチルアミノメチル、2−プロパノイル
アミノエチル、3−ブチリルアミノプロピル、4−ペン
タノイルアミノブチル、5−ヘキサノイルアミノペンチ
ル、6−アセチルアミノヘキシル、プロパノイルアミノ
メチル、1−アセチルアミノエチル、2−ヘキサノイル
アミノエチル、N−アセチル−N−メチルアミノメチ
ル、N−アセチル−N−エチルアミノメチル、N−アセ
チル−N−シクロプロピルアミノメチル、N,N−ジシク
ロプロピルアミノメチル、シクロプロピルアミノメチ
ル、2−シクロブチルアミノエチル、3−シクロペンチ
ルアミノプロピル、1−シクロプロピルアミノエチル、
2−シクロプロピルアミノエチル、アミノプロピル、4
−シクロヘキシルアミノブチル、5−シクロヘプチルア
ミノペンチル、6−シクロオクチルアミノヘキシル、N
−メチル−N−シクロプロピルアミノメチル、N−エチ
ル−N−シクロプロピルアミノメチル、メトキシカルボ
ニルアミノメチル、2−エトキシカルボニルアミノエチ
ル、3−プロポキシカルボニルアミノプロピル、4−t
−ブトキシカルボニルアミノブチル、5−ペンチルオキ
シカルボニルアミノペンチル、6−ヘキシルオキシカル
ボニルアミノヘキシル、t−ブトキシカルボニルアミノ
メチル、2−t−ブトキシカルボニルアミノエチル、1
−t−ブトキシカルボニルアミノエチル、N−t−ブト
キシカルボニル−N−メチルアミノメチル、N−t−ブ
トキシカルボニル−N−エチルアミノメチル、N−t−
ブトキシカルボニル−N−シクロプロピルアミノメチル
基等の置換基として水酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルカノイル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基又は炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基
を1〜2個有することのあるアミノ基、炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基又はハロゲン原子を1〜
3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
を例示できる。
ハロゲン原子を1〜7個有することのある低級アルカノ
イル基としては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、
ブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、α,α,α−
トリフルオロアセチル、β,β,β−トリフルオロ−
α,α−ジフルオロプロピオニル、γ,γ,γ−トリフ
ルオロ−β,β−ジフルオロ−α,α−ジフルオロブチ
リル、α,α−ジクロロアセチル、α−ブロモアセチ
ル、α−ヨードアセチル、β−フルオロプロピオニル、
β−フルオロ−α−フルオロプロピオニル、6−フルオ
ロヘキサノイル、4−クロロペンタノイル、3,3,3−ト
リフルオロプロピオニル基等のハロゲン原子を1〜7個
有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
カノイル基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子又はカルボキシ基を1〜3個
有する低級アルケニルカルボニル基としては、3−カル
ボキシアクリロイル、3−カルボキシ−2,3−ジクロロ
アクリロイル、3−カルボキシ−2,3−ジブロムアクリ
ロイル、4−カルボキシクロトノイル、4−カルボキシ
イソクロトノイル、5−カルボキシ−3−ペンテノイ
ル、6−カルボキシ−4−ヘキセノイル、4−カルボキ
シ−3−フルオロクロトノイル、5−カルボキシ−3,4
−ジクロロ−3−ヘキセノイル等の置換基としてハロゲ
ン原子又はカルボキシ基を1〜3個有する炭素数2〜6
の直鎖又は分枝鎖状アルケニルカルボニル基を例示でき
る。
低級アルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イ
ソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキ
シルオキシカルボニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルコキシカルボニル基を例示できる。
低級アルキル基を有することのあるアミノカルボニル基
としては、カルバモイル、メチルアミノカルボニル、エ
チルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、n
−ブチルアミノカルボニル、ペンチルアミノカルボニ
ル、ヘキシルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボ
ニル、ジエチルアミノカルボニル、ジプロピルミノカル
ボニル、ジペンチルアミノカルボニル、ジヘキシルアミ
ノカルボニル、N−メチル−N−プロピルアミノカルボ
ニル、N−メチル−N−tert−ブチルアミノカルボニ
ル、N−エチル−N−ペンチルアミノカルボニル基等の
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個
有することのあるアミノカルボニル基を例示できる。
フェニル低級アルコキシカルボニル基としては、ベンジ
ルオキシカルボニル、2−フェニルエトキシカルボニ
ル、1−フェニルエトキシカルボニル、3−フェニルプ
ロポキシカルボニル、4−フェニルブトキシカルボニ
ル、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシカルボニ
ル、5−フェニルペンチルオキシカルボニル、6−フェ
ニルヘキシルオキシカルボニル、2−メチル−3−フェ
ニルプロポキシカルボニル基等のアルコキシ部分の炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であめフェニ
ルアルコキシカルボニル基を例示できる。
置換基としてフェニル低級アルコキシカルボニル基を有
することのあるアミノ低級アルカノイル基としては、2
−アミノアセチル、3−アミノプロピオニル、4−アミ
ノブチリル、5−アミノペンタノイル、6−アミノヘキ
サノイル、2−ベンジルオキシカルボニルアミノアセチ
ル、2−(2−フェニルエトキシカルボニルアミノ)ア
セチル、2−(3−フェニルプロポキシカルボニルアミ
ノ)アセチル、3−(4−フェニルブトキシカルボニル
アミノ)プロピオニル、4−(1,1−ジメチル−2−フ
ェニルエトキシカルボニルアミノ)ブチリル、5−(5
−フェニルペンチルオキシカルボニルアミノ)ペンタノ
イル、6−(6−フェニルヘキシルオキシカルボニルア
ミノ)ヘキサノイル、2−(2−メチル−3−フェニル
プロポキシカルボニルアミノ)アセチル基等の置換基と
してアルコキシ部分の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシ基であるフェニルアルコキシカルボニル基を
有することのある炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アミ
ノアルカノイル基を例示できる。
低級アルコキシカルボニルアルキル基としては、メトキ
シカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−
エトキシカルボニルエチル、3−プロポキシカルボニル
プロピル、4−ブトキシカルボニルブチル、5−ペンチ
ルオキシカルボニルペンチル、6−ヘキシルオキシカル
ボニルヘキシル、2−メトキシカルボニルエチル、3−
メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニル
プロピル、4−エトキシカルボニルブチル基等のアルコ
キシ及びアルキル基の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシ及びアルキル基であるアルコキシカルボニル
アルキル基を例示できる。
カルボキシ低級アルキル基としては、カルボキシメチ
ル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、
4−カルボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−
カルボキシヘキシル、1−カルボキシエチル、1,1−ジ
メチル−2−カルボキシエチル、2−メチル−3−カル
ボキシプロピル基等のアルキル部分の炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルキル基であるカルボキシアルキル基
を例示できる。
アニリノカルボニル低級アルキル基としては、アニリノ
カルボニルメチル、2−アニリノカルボニルエチル、1
−アニリノカルボニルエチル、3−アニリノカルボニル
プロピル、4−アニリノカルボニルブチル、5−アニリ
ノカルボニルペンチル、6−アニリノカルボニルヘキシ
ル、1,1−ジメチル−2−アニリノカルボニルエチル、
2−メチル−3−アニリノカルボニルプロピル基等のア
ルキル部分の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基であるアニリノカルボニルアルキル基を例示できる。
置換基として低級アルキル基、低級アルカノイル基、低
級アルコキシカルボニル基又はフェニル低級アルキル基
を有することのあるアミノ基としては、アミノ、メチル
アミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、t−ブチルア
ミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−n
−ブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミ
ノ、N−メチル−N−n−ブチルアミノ、N−メチル−
N−ベンチルアミノ、N−エチル−N−ヘキシルアミ
ノ、アセチルアミノ、ホルミルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、ヘキサノ
イルアミノ、N−メチル−N−アセチルアミノ、N−エ
チル−N−プロピオニルアミノ、N−メチル−ブチリル
アミノ、N−n−プロピル−N−ペンタノイルアミノ、
N−エチル−N−ヘキサノイルアミノ、メトキシカルボ
ニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカ
ルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、ペン
チルオキシカルボニルアミノ、ヘキシルオキシカルボニ
ルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ、N−t−ブトキ
シカルボニル−N−メチルアミノ、N−t−ブトキシカ
ルボニル−N−エチルアミノ、N−t−ブトキシカルボ
ニル−N−ベンジルアミノ、ベンジルアミノ、(2−フ
ェニルエチル)アミノ、(1フェニルエチル)アミノ、
(3−フェニルプロピル)アミノ、(4−フェニルブチ
ル)アミノ、(5−フェニルペンチル)アミノ、(6−
フェニルヘキシル)アミノ基等の置換基として炭素数1
〜6の直鎖もしくは分枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6
の直鎖もしくは分枝鎖状アルカノイル基、炭素数1〜6
の直鎖もしくは分枝鎖状アルコキシカルボニル基又はア
ルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖もしくは分枝鎖状ア
ルキル基であるフェニルアルキル基を1〜2個有するこ
とのあるアミノ基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子を1〜2個有することのある
2(5H)フラノン基としては、2(5H)−フラノン−5
−イル、3,4−ジブロモ−2(5H)−フラノン−5−イ
ル、3,4−ジクロロ−2(5H)−フラノン−5−イル、
3−クロロ−2(5H)−フラノン−5−イル、4−フル
オロ−2(5H)−フラノン−5−イル、3−ヨード−2
(5H)フラノン−5−イル等の置換基としてハロゲン原
子を1〜2個有することのある2(5H)−フラノン基を
例示できる。
スルホ低級アルキル基としては、スルホメチル、2−ス
ルホエチル、1−スルホエチル、3−スルホプロピル、
4−スルホブチル、5−スルホペンチル、6−スルホヘ
キシル、1,1−ジメチル−2−スルホエチル、2−メチ
ル−3−スルホプロピル基等のアルキル部分の炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるスルホアルキ
ル基を例示できる。
ハロゲン原子を1〜3個有することのある低級アルキル
スルホニル基としては、メチルスルホニル、エチルスル
ホニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニ
ル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニル、トリフ
ルオロメチルスルホニル、2−フルオロエチルスルホニ
ル、3−フルオロプロピルスルホニル、4,4,4−トリフ
ルオロブチルスルホニル、5−クロロペンチルスルホニ
ル、6−ブロモヘキシルスルホニル、6−ヨードヘキシ
ルスルホニル、2,2−ジフルオロエチルスルホニル、2.3
−ジブロモプロピルスルホニル基等のハロゲン原子を1
〜3個有することある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキルスルホニル基を例示できる。
低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、
ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
低級アルカノイルオキシ基としては、アセチルオキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ基等の
炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基
を例示できる。
低級アルケニル基としては、ビニル、アリル、2−ブテ
ニル、3−ブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニ
ル、2−ヘキセニル基等の炭素数2〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルケニル基を例示できる。
低級アルキニル基としては、エチニル、2−プロピニ
ル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プ
ロピニル、2−ペンチニル、2−ヘキシニル基等の炭素
数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキニル基を例示でき
る。
置換基としてフェニル基又は低級アルキル基を有するこ
とのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル基とし
ては、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル、(5−tert−ブチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−フェ
ニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メ
チル、(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)
メチル、(5−ペンチル−2−オキソ−1,3−ジオキソ
レン−4−イル)メチル、(5−ヘキシル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−エチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−プロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル基等の置換基としてフェニル基又は
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有するこ
とのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル基を例
示できる。
置換基としてフェニル基又は低級アルキル基を有するこ
とのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチルアミノ
基としては、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチルアミノ、(5−tert−ブチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル
アミノ、(5−フェニル−2−オキソ−1,3−ジオキソ
レン−4−イル)メチルアミノ、(2−オキソ−1,3−
ジオキソレン−4−イル)メチルアミノ、(5−ペンチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ルアミノ、(5−ヘキシル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチルアミノ、(5−エチル−2−
オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミ
ノ、(5−プロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチルアミノ基等の置換基としてフェニル
基又は炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有
することのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル
アミノ基を例示できる。
シクロアルキルアミノ基としては、シクロプロピルアミ
ノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シク
ロヘキシルアミノ、シクロヘプチルアミノ、シクロオク
チルアミノ基等の炭素数3〜8のシクロアルキルアミノ
基を例示できる。
低級アルキルチオ基としては、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、te
rt−ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ基等の炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルチオ基を例示で
きる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、ハロゲ
ン原子及び水酸基なる群より選ばれた基を1〜3個有す
ることのあるフェニル基としては、フェニル、4−メト
キシフェニル、3−エトキシフェニル、2−プロポキシ
フェニル、4−n−ブトキシフェニル、3−ペンチルオ
キシフェニル、2−ヘキシルオキシフェニル、3,4−ジ
メトキシフェニル、2,4,6−トリメトキシフェニル、2
−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、3−クロ
ロフェニル、4−クロロフェニル、4−ブロモフェニ
ル、2−ヨードフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、
2,6−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、
2,5−ジフルオロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,
6−ジブロモフェニル,2,4,6−トリフルオロフェニル、
3,4,6−トリクロロフェニル、4−フルオロ−2−メト
キシフェニル、2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニ
ル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニ
ル、4−ヒドロキシフェニル、2,3−ジヒドロキシフェ
ニル、2,4−ジヒドロキシフェニル、2,4,6−トリヒドロ
キシフェニル基等のフェニル環上に置換基として炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、ハロゲン原子
及び水酸基なる群より選ばれた基を1〜3個有すること
のあるフェニル基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子、低級アルカノイルオキシ基
もしくは水酸基を有することのある低級アルキル基とし
ては、前記低級アルキル基に加えて、ヒドロキシメチ
ル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシエチル、3
−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、5−ヒ
ドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、3−クロ
ロプロピル、ブロモメチル、2−フルオロエチル、4−
クロロブチル、3−フルオロペンチル、2,3−ジクロロ
ヘキシル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリフルオロ
メチル、アセチルオキシメチル、2−プロパノイルオキ
シエチル、3−ブチリルオキシプロピル、4−ペンタノ
イルオキシブチル、5−ヘキサノイルオキシペンチル、
6−アセチルオキシヘキシル、プロパノイルオキシメチ
ル、1−アセチルオキシエチル、2−アセチルオキシエ
チル、2−ヘキサノイルオキシエチル基等の置換基とし
てハロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
カノイルオキシ基もしくは水酸基を1〜3個有すること
のある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例
示できる。
上記一般式(1)で表わされる化合物は、種々の方法に
より製造されるが、その好ましい一例を挙げれば例えば
下記に示す方法により製造される。
〔式中R1、R2、R3、R4及びXは前記に同じ。R2′は、ハ
ロゲン原子又はR2(R2は前記に同じ)を示す。R5は基−
COR10(ここでR10は低級アルキル基を示す。)又は基−
COOR11(ここでR11は低級アルキル基を示す。)を示
す。R6は低級アルキル基を示す、R7(ここでR12及びR13はそれぞれ低級アルキル基を示
す。)又は低級アルコキシ基を示す。X2及びX3はそれぞ
れハロゲン原子を示す。R8及びR9はそれぞれ低級アルキ
ル基を示す。〕 一般式(2)の化合物のハロゲン化反応は、適当な溶媒
の存在下又は非存在下ハロゲン化剤と反応させることに
より行われる。ここで使用される溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチル
エーテル等のエーテル類、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
ハロゲン化剤としては、カルボキシ基の水酸基をハロゲ
ンに変え得る通常のハロゲン化剤を使用でき、例えば塩
化チオニル、オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、五塩化
リン、五臭化リン等が例示される。化合物(2)とハロ
ゲン化剤との使用割合としては、特に限定されず広い範
囲から適宜選択されるが、無溶媒下で反応を行う場合に
は、通常前者に対して後者を大過剰量、また溶媒中で反
応を行う場合には、通常前者に対して後者を少なくとも
等モル量、好ましくは2〜4倍モル量を用いる。その反
応温度及び反応時間も特に限定されないが、通常室温〜
100℃程度にて30分〜6時間程度で行われる。
一般式(3)の化合物と一般式(4)の化合物との反応
は、適当な溶媒中塩基性化合物の存在下に行なわれる。
ここで使用される溶媒としては、反応に影響を与えない
ものであればいずれも使用できるが、例えば水、ジエチ
ルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モノグ
ライム、ジグライム等のエーテル類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール等のアルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン等の脂
肪族炭化水素類、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等
のアミン類、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド(HMPA)等の非プロトン性極性溶媒
等又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。また使用され
る塩基性化合物としては、金属ナトリウム、金属カリウ
ム、金属マグネシウム、水素化ナトリウム、ナトリウム
アミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩
基、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等の
金属アルコラート類、ピリジン、ピペリジン、キノリ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の有
機塩基等を例示できる。反応温度は、通常0〜150℃、
好ましくは0℃〜120℃付近とするのがよく、一般に0.5
〜20時間程度で反応は終了する。一般式(3)の化合物
に対する一般式(4)の化合物の使用量としては、通常
前者に対して後者を少なくとも等モル量、好ましくは等
モル〜2倍モル量とするのがよい。塩基性化合物の使用
量としては、一般式(3)の化合物に対して少なくとも
等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量とするのがよ
い。
一般式(5)の化合物中、R5が基−COR10である場合、
該化合物の脱COR10反応は、適当な溶媒中塩基性化合物
の存在下に行なわれる。ここで使用される溶媒として
は、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
n−ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭
化水素類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒
等が挙げられる。塩基性化合物としては、アンモニアガ
ス、アンモニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム
塩、エチルアミン、ジエチルアミン、ピペリジン等の1
級又は2級アミン等を例示できる。反応温度は、通常0
〜150℃、好ましくは室温〜100℃付近であり、該反応は
一般に1〜20時間程度にて終了する。
一般上記(5)の化合物中、R5が基−COOR11である場
合、該化合物の脱COOR11化反応は、水溶液中酸触媒の存
在下に行なわれる。ここで使用される酸触媒としては、
例えば塩酸、硫酸等の鉱酸、p−トルエンスルホン酸等
の有機酸等を挙げることができる。反応温度は、通常0
〜150℃、好ましくは室温〜100℃付近であり、該反応は
一般に1〜20時間程度にて終了する。
次いで得られる脱R5化された化合物と一般式(6)の化
合物との反応は、両者を適当な溶媒中にて反応させるこ
とにより行なわれる。ここで使用される溶媒としては、
無水酢酸等の無水低級アルカン酸に加えて、前期脱R5
の反応に使用されるものをいずれも使用できる。反応温
度は、通常0〜200℃、好ましくは0〜150℃付近であ
り、該反応は一般に0.5〜10時間程度にて終了する。一
般式(6)の化合物の使用量としては、一般式(5)の
化合物に対して通常等モル〜大過剰、好ましくは等モル
〜2倍モル量使用するのがよい。R7が低級アルコキシ基
である一般式(6)の化合物を使用する場合には、上記
溶媒の他、無水酢酸等の酸無水物を溶媒として用いるこ
とができ、またその反応温度も通常0〜200℃、好まし
くは0〜170℃付近とするのがよい。
一般式(7)の化合物と一般式(8)の化合物との反応
は、適当な溶媒中にて両者を反応させることにより行な
われる。ここで使用される溶媒としては、反応に影響を
与えないものであればいずれも使用でき、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モ
ノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン等の脂肪族
炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、HMPA等の非プ
ロトン性極性溶媒等が挙げられる。反応温度は、通常0
〜150℃、好ましくは室温〜100℃付近がよく、一般に0.
1〜15時間程度にて反応は終了する。一般式(8)の化
合物の使用量としては、一般式(7)の化合物に対して
少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量とす
るのがよい。該反応には、所望により塩基性化合物を加
えてもよい。使用される塩基性化合物としては、前記反
応式−1における一般式(3)の化合物と一般式(4)
の化合物との反応において使用される塩基性化合物をい
ずれも使用できる。
一般式(9)の化合物の環化反応は、適当な溶媒塩基性
化合物の存在下に行なわれる。ここで使用される溶媒と
しては、反応に影響を与えないものであればいずれも使
用でき、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、モノグライム、ジグライム等のエーテル
類、n−ヘキサン、ヘプタン、リグロイン等の脂肪族炭
化水素類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロ
トン性極性溶媒等が挙げられる。また使用される塩基性
化合物としては、金属ナトリウム、金属カリウム、水素
化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無
機塩基、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート
等の金属アルコラート類、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,
0〕ウンデセン−7(DBU)、N−ベンジルトリメチルア
ンモニウムハイドロオキシド、テトラブチルアンモニウ
ムハイドロオキシド等の有機塩基等を例示できる。反応
温度は、通常0〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近が
よく、該反応は一般に0.5〜15時間程度にて終了する。
塩基性化合物の使用量としては、一般式(9)の化合物
に対して通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2
倍モル量とするのがよい。
一般式(1a)の化合物の加水分解反応としては、通常の
加水分解の反応条件をいずれも適用でき、具体的には例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ム、炭酸カリウム等の塩基性化合物、硫酸、塩酸、硝酸
等の鉱酸、酢酸、芳香族スルホン酸等の有機酸等の存在
下、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、ジオキサン、エチレングリコールジエチルエー
テル等のエーテル類、酢酸等の溶媒又はそれらの混合溶
媒中にて行なわれる。該反応は、通常室温〜200℃、好
ましくは室温〜150℃付近にて進行し、一般に0.1〜30時
間程度にて終了する。斯くして一般式(1a′)の化合物
が製造される。
〔式中R1、R2、R3、R4及びXは前記に同じ。X4はハロゲ
ン原子を示す。R14は水素原子又は (R15及びR16はアルキル基を示す。)〕 一般式(1b)の化合物と一般式(11)の化合物との反応
において、両者の使用割合は特に限定がなく広い範囲か
ら適宜選択できるが、通常前者に対して後者を少なくと
も等モル程度、好ましくは等モル〜5倍モル程度使用す
るのがよい。該反応は不活性溶媒、具体的には水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、
アミルアルコール、イソアミルアルコール等のアルコー
ル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグライム等
のエーテル類、ジメチルアセタミド、DMF、DMSO、HMP
A、N−メチルピロリドン等又はこれらの混合溶媒中で
行なわれる。これらのうちDMF、DMSO、HMPA及びN−メ
チルピロリドンが好ましい。また反応は脱酸剤、具体的
には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等の無機炭酸塩類、ピリジン、キ
ノリン、トリエチルアミン等の有機塩基類等の存在下に
行なうこともできる。また弗化カリウム等のアルカリ金
属ハロゲン化物を添加してもよい。反応は通常1〜20気
圧、好ましくは1〜10気圧の圧力下、室温〜250℃程
度、好ましくは室温〜200℃の温度下にて行なわれ、一
般に10分〜30時間程度で終了する。
一般式(1b′)においてR14が基 を示す場合には、酸又は塩基性化合物で処理することに
よりキレートを分解させ、対応するR14が水素原子であ
る化合物(1b′)に導くことができる。ここで使用され
る酸としては、塩酸、硫酸等の鉱酸、p−トルエンスル
ホン酸等の有機酸が挙げられる。塩基性化合物として
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基、トリエチルアミン等の有機塩基が挙げられる。該反
応は、0〜150℃、好ましくは0〜100℃付近にて好適に
進行する。酸又は塩基性化合物の使用量としては、原料
化合物に対して通常少なくとも等モル程度、好ましくは
1〜10倍量使用するのがよい。
〔式中X、R1、R3及びR4は前記に同じ。Z及びWは、ど
ちらか一方が基−CH2−、他方が−NH基を示す。nは1
〜3の整数を示す。R17は低級アルキル基、シクロアル
キル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ
基、ニトロ基、アミノ基を有することのあるフェニル低
級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原
子、ハロゲン原子を1〜3個有することのある低級アル
キル基を有することのあるフェニル基、ピリジル基、置
換基として水酸基、低級アルキル基、低級アルカノイル
基、シクロアルキル基又は低級アルコキシカルボニル基
を1〜2個有することのあるアミノ基、低級アルコキシ
基又はハロゲン原子を1〜3個有する低級アルキル基、
ハロゲン原子を1〜7個有することのある低級アルカノ
イル基、置換基としてハロゲン原子又はカルボキシ基を
1〜3個有する低級アルケニルカルボニル基、低級アル
コキシカルボニル基、低級アルキル基を有することのあ
るアミノカルボニル基、フェニル低級アルコキシカルボ
ニル基、置換基としてフェニル低級アルコキシカルボニ
ル基を有することのあるアミノ低級アルカノイル基、低
級アルコキシカルボニル低級アルキル基、カルボキシ低
級アルキル基、アニリノカルボニル低級アルキル基、ハ
ロゲン原子を1〜3個有することのある低級アルキルス
ルホニル基、スルホ低級アルキル基、低級アルケニル基
又は低級アルキニル基を示す。X5はハロゲン原子を示
す。Z′及びW′はどちらか一方が基−CH2−、他方が
−N−R17基を示す。〕 一般式(1c)の化合物と一般式(12)の化合物との反応
は、適当な溶媒中、脱ハロゲン化水素剤の存在下に行な
われる。溶媒としては水、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等の低級アルコール類、アセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオ
キサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類を、脱ハロゲン化水素剤としては
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウム、カリウム等の
アルカリ金属及びピリジン、ピペリジン等の有機塩基を
夫々使用できる。該反応は、必要に応じて、銅粉、沃化
銅等のハロゲン化銅、沃化ナトリウム、沃化カリウム等
のハロゲン化アルカリ金属化合物を使用してもよい。一
般式(12)の化合物は、一般式(1c)の化合物に対して
通常等モル〜大過剰量、好ましくは約1〜3倍モル量用
いられる。反応は通常室温〜150℃、好ましくは50〜120
℃付近で、約1〜12時間で終了する。
〔式中R1、R3、R4、Z、W、n及びXは前記に同じ。R
18及びR19はそれぞれ水素原子又は低級アルキル基を示
す。Z″及びW″はどちらか一方が基−CH2−、他方が を示す。〕 一般式(1c)の化合物と一般式(13)の化合物との反応
は、無溶媒又は適当な溶媒中還元剤の存在下に行なわれ
る。ここで使用される溶媒としては、例えば水、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、ギ酸、酢酸等の低級アルカン酸、ジオキサン、ジエ
チルエーテル、ジグライム、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、ベンゼン、キシレン、トルエン等の芳香族炭
化水素類等を例示できる。還元剤としては、ギ酸、ギ酸
ナトリウム等のギ酸アルカリ金属又はアルカリ土類金属
塩、水素化硼素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリ
ウム、水素化アルミニウムリチウム等の水素化還元剤、
パラジウム黒、パラジウム炭素、酸化白金、白金黒、ラ
ネーニッケル等の接触還元剤等を例示できる。還元剤と
してはギ酸を使用する場合、反応温度は通常室温〜200
℃、好ましくは50〜150℃付近が適当であり、該反応は
1〜10時間程度にて終了する。ギ酸の使用量としては、
一般式(1c)の化合物に対して大過剰量使用するのがよ
い。また水素化還元剤を使用する場合、反応温度は通常
−30〜100℃、好ましくは0〜70℃程度が適当であり、3
0分〜12時間程度で反応は完結する。還元剤の使用量と
しては、一般式(1c)の化合物に対して通常等モル〜20
倍モル、好ましくは1〜6倍モル量用いるのがよい。特
に還元剤としては水素化アルミニウムリチウムを使用す
る場合、溶媒としてジエチルエーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、ジグライム等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類等を使用
するのが好ましい。接触還元剤を用いる場合には、通常
常圧〜20気圧、好ましくは常圧〜10気圧の水素雰囲気
中、通常−3〜100℃、好ましくは0〜60℃の温度で反
応を行なうのがよく、通常1〜12時間にて反応は終了す
る。触媒の使用量としては、一般式(1c)の化合物に対
して、通常0.1〜40重量%、好ましくは0.1〜20重量%用
いるのがよい。また一般式(13)の化合物の使用量とし
ては、一般式(1c)の化合物に対して通常少なくとも等
モル、好ましくは等モル〜大過剰量使用するのがよい。
出発原料の一般式(2)の化合物は、新規化合物を包含
し、該化合物は例えば下記反応式−5の方法にて製造さ
れる。
〔式中X、R2′、R4及びX2は前記に同じ。XX5及びX6
ハロゲン原子を示す。R20は水素原子又は低級アルキル
基を示す。R21は低級アルキル基を示す。またR20及びR
21は互いに結合して5〜7員環を形成してもよい。Mは
ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、銀、カルシウ
ム、銅等の金属を示す。〕 一般式(16)の化合物において、R20及びR21が互いに結
合して5〜7員環を形成している場合には、一般式(2
0)の化合物におけるR20は−R20−R21−Hになる。
まず一般式(16)の化合物は一般式(14)で表わされる
アニリン誘導体を出発原料とし、これをまずハロゲン化
剤と反応させ、次いで得られる一般式(14a)で表わさ
れる化合物に、一般式(15)で表わされるチオ化合物を
反応させることにより得られる。
上記において一般式(14)のアニリン誘導体とハロゲン
化剤との反応は、通常適当な溶媒中で行なわれる。溶媒
としては反応に悪影響を与えない通常の各種溶媒をいず
れも使用できる。その代表例としては例えばクロロホル
ム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、ジオキサ
ン、ジエチルエーテル、テトラヒトロフラン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
低級アルコール類、DMSO、HMPA、アセトニトリル等の極
性溶剤を例示できる。また上記反応に用いられるハロゲ
ン化剤は、通常のハロゲン化反応に利用される各種化合
物をいずれも使用できる。その代表例としては例えばN
−ブロムコハク酸イミド、N−クロロコハク酸イミド、
次亜臭素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、サラシ
粉、塩化チオニル、tert−ブチルハイポクロリド等を例
示できる。之等ハロゲン化剤の使用量は通常出発原料化
合物に対して少なくとも等モル量、好ましくは約1〜6
倍モル量とするのがよい。反応温度は一般に−78℃〜室
温、好ましくは−60〜15℃程度とされ、反応は瞬時通常
数分以内に完了する。
かくして一般式(14a)で表わされる中間体を得る。こ
れは反応系より取り出して引き続く反応に供してもよい
が、通常反応系から分離することなく、次いで一般式
(15)のチオ化合物との反応に供せられる。
上記一般式(14a)の中間体と一般式(15)のチオ化合
物との反応は適当な塩基性化合物の存在下に、通常前記
例示の溶媒と同一の溶媒中同温度条件下に行なわれる。
用いられる塩基性化合物としては、例えば炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム等の無機
塩基性化合物及びトリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、ピリジン、キノリン等の第三級アミン類等の有機塩
基性化合物が好ましく例示できる。この反応における一
般式(14a)の中間体に対する一般式(15)の化合物の
使用量は、一般に少なくとも等モル量、好ましくは約1
〜1.5倍モル量とすればよい。反応は通常室温〜150℃、
好ましくは室温〜100℃付近にて約1〜50時間で完結す
る。
一般式(16)の化合物と一般式(17)の化合物の反応
は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下
に行なわれる。ここで使用される溶媒としては、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグラ
イム等のエーテル類、DMF、DMSO、HMPA、N−メチルピ
ロリドン等の極性溶媒等又はそれらの混合溶媒等を例示
できる。塩基性化合物としては、例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等の無機炭酸塩類、ピリジン、キノリン、トリエチ
ルアミン等の有機塩基類、フェニルトリエチルアンモニ
ウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド等の
相関移動触媒等を例示できる。一般式(17)の化合物の
使用量としては、一般式(16)の化合物に対して通常少
なくとも等モル程度、好ましくは等モル〜2倍モル量使
用するのがよい。該反応は、通常室温〜200℃、好まし
くは室温〜180℃付近にて好適に進行し、一般に0.5〜10
時間程度にて反応は終了する。
一般式(18)の化合物の脱硫反応(一般式(19)の化合
物の製造反応)は、通常適当な触媒の存在下に溶媒中で
行なわれる。触媒としては例えばアルミニウム−アマル
ガム、リチウム−低級アルキルアミン、ラネーニッケ
ル、ラネーコバルト、トリエチルホスフアイト、トリフ
ェニルホスフイン等を例示でき、好ましくはラネーニッ
ケルを挙げることができる。溶媒としてはメタノール、
エタノール、イソフロパノール等のアルコール類、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン。ジエチルエーテル等のエ
ーテル類等を例示できる。反応温度は約0〜200℃、好
ましくは室温〜100℃付近とされ、反応は約10分〜5時
間程度で終了する。触媒の使用量は、一般式(18)の化
合物に対して通常約1〜10倍重量とするのがよい。
一般式(19)の化合物を一般式(20)の化合物に導く反
応は、適当な溶媒中、酸の存在下、亜硝酸ナトリウム、
亜硝酸カリウム等の亜硝酸金属塩と反応させ、得られる
反応生成物を取り出すことなく次いで沃化カリウム、塩
化第一銅、臭化第一銅等のハロゲン化金属塩と反応させ
ることにより行なわれる。ここで使用される酸として
は、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸を例示できる。使
用される溶媒としては、水、酢酸等のアルカン酸、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン等
のハロゲン炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、DMF、DMSO、HMPA等の極性溶媒又は
之等の混合溶媒等を例示できる。亜硝酸金属塩及びハロ
ゲン化金属塩の使用量としては、通常一般式(19)の化
合物に対して夫々少なくとも等モル量、好ましくは等モ
ル〜1.5倍モル量使用するのがよい。該反応は、通常0
〜150℃、好ましくは0〜100℃付近にて進行し、一般に
10分〜5時間程度にて反応は終了する。
一般式(20)の化合物の加水分解反応は、適当な加水分
解触媒、例えば塩酸、臭化水素酸等のハロゲン化水素
酸、硫酸、燐酸等の無機酸、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭
酸塩又は重炭酸塩等の無機アルカリ化合物の存在下に、
無溶媒下または適当な溶媒中(例えば、水又は水とメタ
ノール、エタノール等の低級アルコールとの混合触
媒)、通常50〜200℃、好ましくは70〜180℃にて行なわ
れ、一般に1〜10時間程度にて反応は終了する。
反応式−2において、R14が基 である化合物(1b)は、例えば下記反応式−6に示す方
法で製造される。
〔式中R1、R3、R4、X、X4、R15及びR16は前記に同じ。
R6′は低級アルキル基又は水素原子を示す。R14′は基 を示す。R22は低級アルキル基を示す。〕 一般式(1f)の化合物と一般式(21)の化合物の反応
は、適当な溶媒中にて行なわれる。ここで使用される溶
媒としては、例えば前記反応式−1における脱R5化され
た化合物と一般式(6)の化合物との反応で用いた溶媒
をいずれも使用することができる。該反応は、通常室温
〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて進行し、一般
に10分〜5時間程度にて終了する。一般式(21)の化合
物の使用量は、一般式(1f)の化合物に対して少なくと
も等モル、好ましくは等モル〜10倍モルとするのがよ
い。
反応式−1において用いられる一般式(8)の化合物
は、一部新規化合物を包含し、該化合物は例えば下記反
応式−7に示す方法により製造される。
〔式中、X7はハロゲン原子を示す。R23はフェニル低級
アルコキシカルボニル基、R23′はフェニル低級アルキ
ル基、mは1〜3の整数をそれぞれ示す。M′は、ナト
リウム又はカリウム等のアルカル金属を示す。M″は、
水素原子又はM′を示す。〕 一般式(22)の化合物と一般式(23)の化合物の反応に
は、通常のアミド結合生成反応の反応条件を広く適用で
きる。アミド結合生成反応としては公知のアミド結合生
成反応の条件を容易に適用することができる。例えば
(イ)混合酸無水物法即ちカルボン酸(22)にアルキル
ハロカルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これに
アジド(23)を反応させる方法、(ロ)活性エステル法
即ちカルボン酸(22)をp−ニトロフェニルエステル、
N−ヒトロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾールエステル等の活性エステルとし、
これにアジド(23)を反応させる方法、(ハ)カルボジ
イミド法即ちカルボン酸(22)にアジド(23)をジシク
ロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール
等の活性化剤の存在下に縮合させる方法、(ニ)その他
の方法としてカルボン酸(22)を無水酢酸等の脱水剤に
よりカルボン酸無水物とし、これにアジド(23)を反応
させる方法、カルボン酸(22)と低級アルコールとのエ
ステルにアジド(23)を高圧高温下に反応させる方法、
カルボン酸(22)の酸ハロゲン化物即ちカルボン酸ハラ
イドにアジド(23)を反応させる方法等を挙げることが
できる。
混合酸無水物法において用いられる混合酸無水物は、通
常のショッテン−バウマン反応により得られ、これを通
常単離することなくアジド(23)と反応させることによ
り一般式(24)の化合物が製造される。ショッテン−バ
ウマン反応は塩基性化合物の存在下に行なわれる。用い
られる塩基性化合物としては、ショッテン−バウマン反
応に慣用の化合物が用いられ、例えばトリエチルアミ
ン、とりメチルアミノ、ピリジン、ジメチルアニリン、
N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕
ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウ
ンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等
の無機塩基等が挙げられる。該反応は、通常−20〜100
℃程度、好ましくは0〜50℃程度において行なわれ、反
応時間は通常5〜10時間、好ましくは5分〜2時間であ
る。得られた混合酸無水物とアジド(23)との反応は、
通常−20〜150℃程度、好ましくは0〜50℃程度におい
て行なわれ、反応時間は通常5分〜10時間、好ましくは
5分〜5時間である。混合酸無水物法は、一般式に溶媒
中で行なわれる。用いられる溶媒は、混合酸無水物法に
慣用の溶媒がいずれも使用可能であり、具体的には水、
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン等のハロ
ゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチル、
酢酸エチル等のエステル類、アセトン等のケトン類、DM
F、DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの
混合溶媒等が挙げられる。混合酸無水物法において使用
されるアルキルハロカルボン酸としては、例えばクロロ
蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、クロロ蟻酸エチル、ブ
ロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチル等が挙げられ
る。アジド(23)の使用量は、カルボン酸(22)に対し
て通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モ
ル量使用するのがよい。
またカルボン酸ハライドにアジド(23)を反応させる方
法を採用する場合、該反応は塩基性化合物の存在下適当
な溶媒中にて行なわれる。用いられる塩基性化合物とし
ては公知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン
−バウマン反応に用いられる塩基性化合物の他に水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、炭酸銀、ナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラート等のアルコラート等を挙げることができ
る。用いられる溶媒としては、例えば上記混合酸無水物
法に用いられる溶媒の他に、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノ
ール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコ
ール類、ピリジン、アセトン、アセトニトリル等又はこ
れらの混合溶媒等を挙げることができる。アジド(23)
とカルボン酸ハライドとの使用割合としては、特に限定
がなく広い範囲内で適宜選択すればよいが、通常前者に
対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モ
ル〜5倍モル量程度とするのがよい。該反応は、通常−
30〜180℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて好適に進
行し、一般に5分〜30時間程度で完結する。ここで得ら
れた化合物(24)は、単離することなく、次の反応に用
いることもできる。
一般式(24)の化合物と一般式(25)の化合物との反応
は、適当な溶媒中又は無溶媒下、通常0〜150℃、好ま
しくは、室温〜100℃付近にて1〜15時間で行なわれ
る。一般式(25)の化合物の使用量としては、一般式
(24)の化合物に対して通常少なくとも等モル、好まし
くは等モル〜2倍モル量使用するのがよい。
一般式(26)の化合物を一般式(27)の化合物に導く反
応は、前記一般式(1)の複素環残基の脱フェニル低級
アルキル又は脱フェニル低級アルコキシカルボニル化反
応と同様の条件下に行ない得る。
一般式(22)の化合物を直接一般式(27)の化合物に導
く反応は、一般にシュミット反応と呼ばれるものであ
り、該反応は適当な溶媒中、酸の存在下に行なわれる。
ここで使用される酸としては、硫酸、塩酸等の鉱酸、オ
キシ塩化リン、五塩化リン、三塩化リン、五酸化リン等
のリン化合物、チオニルクロリド、塩化第二鉄、塩化ア
ルミニウム、塩化第二錫、スルホ酢酸、リン酸等を例示
できる。使用される溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、ジ
クロロメタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類等
を例示できる。該反応は通常0〜150℃、好ましくは0
〜100℃付近にて行なわれ、0.5〜10時間程度にて反応は
終了する。一般式(23a)の化合物の使用量としては、
一般式(22)の化合物に対して通常少なくとも等モル、
好ましくは等モル〜2倍モル量とするのがよい。
〔式中R24はフェニル基、低級アルキル基又は水素原子
を示す。X8はハロゲン原子を示す。Z及びWは、ど
ちらか一方が基−CH2−、他方が を示す、 R1、R3、R4、Z、W、X及びnは前記に同じ。〕 一般式(1c)の化合物と一般式(28)の化合物との反応
は、前記反応式−2における一般式(1b)の化合物と一
般式(11)の化合物との反応と同様の反応条件下に行な
い得る。
一般式(1)の化合物において、複素環残基に(a)フ
ェニル環上に置換基として低級アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基を有していてもよいフェニル低級アルキル
基、(b)ハロゲン原子を1〜7個有することのある低
級アルカノイル基、置換基としてハロゲン原子又はカル
ボキシ基を1〜3個有する低級アルケニルカルボニル
基、(c)低級アルコキシカルボニル基、(d)低級ア
ルキル基を有することのあるアミノカルボニル基、
(e)フェニル低級アルコキシカルボニル基、(f)置
換基としてフェニル低級アルコキシカルボニル基を有し
ていてもよいアミノ低級アルカノイル基、(g)フタリ
ド基、(h)置換基としてハロゲン原子を1〜2個有す
ることのある2(5H)−フラノン基及び(i)置換基と
してフェニル基又は低級アルキル基を有することのある
2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル基を置換基とし
て有する化合物は、例えば以下に示す方法により対応す
る複素環基に置換基を有しない化合物(1)に誘導する
ことができる。
複素環残基に置換基として(a)又は(e)を有する化
合物(1)は、適当な溶媒、例えば水、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸等
の溶媒、又はそれらの混合溶媒中で、パラジウム−炭
素、パラジウム−黒等の接触還元触媒の存在下に、0〜
100℃付近にて、水素圧1〜10気圧で0.5〜10時間程度処
理する(このとき塩酸等の鉱酸を加えてもよい)かまた
は臭化水素酸水溶液中で加熱処理することにより、脱フ
ェニル低級アルキル(例えば脱ベンジル)又は脱フェニ
ル低級アルコキシカルボニル化することによつて複素環
残基に置換基を有しない化合物(1)とすることができ
る。
また置換基として(b)〜(i)を有する化合物(1)
は、前記一般式(1a)の加水分解と同様の条件下に分解
することにより、複素環残基に置換基を有しない化合物
(1)とすることができる。
一般式(1)の化合物中、置換基としてアミノ基を有す
る複素環残基を有する化合物は、上記反応式−8の一般
式(1c)の化合物と一般式(28)の化合物の反応と同様
の反応により、置換基として、 を有する複素環残基を有する化合物に導くことができ
る。又、一般式(1)の化合物中、置換基として基 を有する複素環残基を有する化合物は、前記一般式(1
a)の化合物の加水分解反応と同様の条件下に加水分解
反応させことにより、置換基としてアミノ基を有する複
素環残基を有する化合物に導くことができる。
〔式中R1、R2′、R4、X9及びXは前記に同じ。
R3′は (R20及びR21は前記に同じ)又はR3(R3は前記に同じ)
を示す。R25、R26、R27、R28及びR29はそれぞれ低級ア
ルキル基を示す。〕 一般式(37)の化合物と一般式(8)の化合物との反応
は、前記反応式−2における一般式(1b)の化合物と一
般式(11)の化合物との反応と同様の条件下にて行ない
得る。
一般式(29)の化合物と一般式(30a)の化合物又は一
般式(30b)の化合物との反応は、溶媒中又は無溶媒下
にて、好ましくは無溶媒下にて行なわれる。ここで使用
される溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール等のアルコール類、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル、DM
F、DMSO、HMPA等の極性溶媒等を挙げることができる。
一般式(30a)の化合物又は一般式(30b)の化合物の使
用量としては、一般式(29)の化合物に対して通常少な
くとも等モル程度、好ましくは等モル〜1.5倍モル程度
とするのがよい。該反応は、通常室温〜200℃、好まし
くは60〜200℃付近にて好適に進行し、一般に0.5〜25時
間程度で完結する。
一般式(31)の化合物又は一般式(32)の化合物の環化
反応は、従来公知の各種環化反応に準じて行ない得る。
例えば加熱による方法、オキシ塩化リン、五塩化リン、
三塩化リン、チオニルクロライド、濃硫酸、ポリリン酸
等の酸性物質を用いる環化法等を例示できる。加熱によ
る環化法を採用する場合、高沸点炭化水素類及び高沸点
エーテル類、例えばテトラリン、ジフェニルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等の溶媒を用
い、通常100〜250℃、好ましくは150℃〜200℃の加熱条
件を採用できる。また酸性物質を用いる環化法を採用す
る場合、これを一般式(31)又は(32)の化合物に対し
て通常等モル量〜大過剰量、好ましくは10〜20倍量用
い、通常室温〜150℃で0.1〜6時間程度反応させればよ
い。また酸性物質を用いる環化法の場合、無溶媒下又は
適当な溶媒中で反応させればよい。該溶媒としては、前
記一般式(9)の化合物の環化反応に用いた溶媒の他
に、無水酢酸等の酸無水物等を例示することができる。
一般式(1i)の化合物の加水分解反応は、前記反応式−
1における一般式(1a)の化合物の加水分解反応と同様
の反応条件で行ない得る。
一般式(1j)の化合物において、R3′が基 である場合には、前記反応式−5における一般式(18)
の化合物から一般式(19)の化合物に導く反応と同様の
反応条件下に処理して、対応するR3′が基−CH2R20であ
る化合物に誘導することができる。
また、一般式(1j)の化合物において、R2′が2級窒素
原子上に低級アルコキシカルボニル基を有する5〜9員
環の飽和又は不飽和の複素環残基を示す化合物の場合に
は、前記反応式−1における一般式(1a)の化合物の加
水分解反応と同様の反応条件下に処理して、対応する
R2′が2級窒素原子上無置換の5〜9員環の飽和又は不
飽和の複素環残基を示す化合物に誘導することができ
る。
前記反応式−9において、出発原料として使用される一
般式(29)の化合物は、例えば下記反応式−10〜13に示
す方法により製造される。
〔式中R1、R2′、R20、R21、X、X5及びX6は前記に同
じ。R30は低級アルカノイル基、X9はハロゲン原子を示
す。〕 一般式(16)の化合物又は一般式(29b)の化合物の脱
硫反応は、前記一般式(18)の化合物の脱硫反応と同様
の反応条件下にて行なわれる。
一般式(33)の化合物から一般式(34)の化合物に導く
反応は、低級アルカノイル化剤の存在下で行なわれる。
用いられる低級アルカノイル化剤としては、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸等の低級アルカン酸、無水酢酸
等の低級アルカン酸無水物、アセチルクロライド、プロ
ピオニルブロマイド等の低級アルカン酸ハライド等が挙
げられる。低級アルカノイル化剤として酸無水物又は酸
ハライドを使用する場合には、反応系内に塩基性化合物
を存在させてもよい。使用される塩基性化合物として
は、例えば金属ナトリウム、金属カリウム等のアルカリ
金属及びこれらアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭
酸塩やピリジン、ピペリジン等の有機塩基等が挙げられ
る。該反応は、無溶媒下及び溶媒中のいずれでも進行す
るが、通常は適当な溶媒を用いて行なわれる。ここで溶
媒としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、酢酸、無水酢酸、水、ピリジン等が挙げられる。低
級アルカノイル化剤の使用量としては、一般式(33)の
化合物に対して少なくとも等モル程度、一般には等モル
〜大過剰量とするのがよい。該反応は、通常0〜150℃
程度、好ましくは0〜100℃程度にて好適に進行し、一
般に5分〜15時間程度で反応は完了する。また、低級ア
ルカノイル化剤として低級アルカン酸を使用する場合、
更に反応系内に脱水剤として硫酸、塩酸等の鉱酸類やp
−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、エタンス
ルホン酸等のスルホン酸類を添加しておくのがよく、こ
の場合反応温度は特に50〜120℃程度とするのが好まし
い。
一般式(33)の化合物又は一般式(34)の化合物のニト
ロ化反応は、いずれも無溶媒下又は酢酸、無水酢酸、硫
酸等の溶媒中、発煙硝酸、濃硝酸、混酸(硫酸、発煙硫
酸、リン酸又は無水酢酸と硝酸)、アルカリ金属硝酸塩
と硫酸、アセチルニトレート、ベンゾイルニトレート等
の有機酸と硝酸との無水物、或は四酸化窒素、硝酸と硝
酸水銀、アセトンシアノヒドリンのニトレート、アルキ
ルニトレートと硫酸又はポリリン酸等のニトロ化剤を作
用させることにより行なわれる。ニトロ化剤の使用量と
しては、一般式(33)の化合物又は一般式(34)の化合
物に対して通常等モル〜5倍モル量とするのがよい。該
反応は、通常−10〜70℃程度にて行なわれ、一般に10分
〜24時間程度で反応は終了する。
一般式(35)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(1a)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下にて
行なわれる。
一般式(37a)の化合物又は一般式(38)の化合物と一
般式(8)の化合物との反応は、前記反応式−2におけ
る一般式(1b)の化合物と一般式(11)の化合物との反
応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(39)の化合物のハロゲン化は、前記一般式(1
4)の化合物のハロゲン化と同様の反応条件下にて行な
い得る。
一般式(29b)の化合物を一般式(29a)の化合物に導く
反応は、前記一般式(18)の化合物を一般式(19)の化
合物に導く反応と同様の条件下に行ない得る。
一般式(39a)の化合物と一般式(15)の化合物との反
応は、一般式(14a)の化合物と(15)の化合物との反
応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(36)の化合物を一般式(37)の化合物に導く反
応は、酢酸等の低級アルカン酸、水等の溶媒中、硫酸、
塩酸、臭化水素酸、弗化硼素酸等の酸と亜硝酸ナトリウ
ムを用いてジアゾニウム塩とし、次いでハロゲン化水素
酸(例えば臭化水素酸、塩酸等)の存在下、銅粉又はハ
ロゲン化銅(例えば臭化第一銅、塩化第一銅、塩化第二
銅等)等と反応させるか、或は銅粉の存在下又は非存在
下、沃化カリウムと反応させることにより(好ましくは
ハロゲン化水素酸の存在下ハロゲン化銅と反応させるこ
とにより)行なうことができる。ここで使用される亜硝
酸ナトリウムの使用量としては、一般式(36)の化合物
に対して通常等モル〜2倍モル量、好ましくは等モル〜
1.5倍モル量とするのがよい。またハロゲン化銅の使用
量としては、一般式(36)の化合物に対して通常等モル
〜5倍モル量、好ましくは等モル〜4倍モル量とするの
がよい。該反応は、通常−20〜100℃付近、好ましくは
−5〜100℃付近で行なうのがよく、反応時間は一般に1
0分〜5時間程度である。
一般式(37a)の化合物、一般式(1a)の化合物、一般
式(1a′)の化合物及び後記一般式(45)の化合物にお
けるR2′及びX9で示されるハロゲン原子は、相互に変換
可能である。
〔式中R2′、R20、R21、R30、X、X6及びX9は前記に同
じ。〕 一般式(40)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(1a)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下にて
行ない得る。
一般式(41)の化合物のハロゲン化は、前記反応式−5
における一般式(14)の化合物のハロゲン化と同様の反
応条件下にて行ない得る。
一般式(42)の化合物と一般式(15)の化合物との反応
は、一般式(14a)の化合物と一般式(15)の化合物と
の反応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(43)の化合物の脱硫反応は、前記反応式−5に
おける一般式(18)の化合物の脱流反応と同様の反応条
件下にて行ない得る。
〔式中R2′、R3、X6、X9、R20及びR21は前記に同じ。〕 〔式中R2′、R3、X6、X9、R20及びR21は前記に同じ。〕 一般式(44)の化合物、一般式(47)の化合物及び一般
式(53)の化合物のニトロ化反応は、一般式(33)又は
(34)の化合物のニトロ化反応と同様の反応条件下に行
ない得る。
一般式(45)の化合物及び一般式(48)の化合物の還元
反応は、例えば適当な溶媒中接触還元触媒を用いて還
元するか、又は適当な不活性溶媒中、金属もしくは金
属塩と酸又は金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸化
物、硫化物、アンモニウム塩等との混合物等を還元剤と
して用いて還元することにより行なわれる。の接触還
元を用いる場合、使用される溶媒としては、例えば水、
酢酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
アルコール類、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素
類、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテ
ル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、N,N−
ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒等が挙
げられる。使用される接触還元触媒としては、例えばパ
ラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、
酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が用いられ
る。触媒の使用量としては、一般式(45)又は(48)の
化合物に対して0.02〜1.00倍重量用いるのがよい。反応
は、通常−20〜150℃付近、好ましくは0℃〜室温付
近、水素圧は1〜10気圧で行なわれ、0.5〜10時間程度
で終了する。またの方法を用いる場合、鉄、亜鉛、錫
もしくは塩化第一錫と塩酸、硫酸等の鉱酸又は鉄、硫酸
第一鉄、亜鉛もしくは錫と水酸化ナトリウム等のアルカ
リ金属水酸化物、硫化アンモニウム等の硫化物、アンモ
ニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との混合
物が還元剤として用いられる。使用される不活性溶媒と
しては、例えば水、酢酸、メタノール、エタノール、ジ
オキサン等を例示できる。上記還元反応の条件として
は、用いられる還元剤によって適宜選択すればよく、例
えば塩化第一錫と塩酸とを還元剤として用いる場合、有
利には0℃〜室温付近、0.5〜10時間程度反応を行なう
のがよい。還元剤の使用量としては、原料化合物に対し
て少なくとも等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用い
られる。
一般式(46)又は(49)の化合物のハロゲン化及び引続
き行なわれる一般式(15)の化合物との反応は、前記一
般式(14)の化合物のハロゲン化及び引続き行なわれる
一般式(15)の化合物との反応と同様の反応条件下にて
行ない得る。
一般式(55)又は(51)の化合物の脱硫反応(それぞれ
一般式(56)、(52)の化合物を製造するための反応)
は、前記一般式(18)の化合物の脱硫反応と同様の反応
条件下にて行ない得る。
一般式(46)又は(56)の化合物の一般式(47)又は
(53)の化合物に導く反応は、酸の存在下、水等の溶媒
中、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等の亜硝酸金属
塩と反応させてジアゾニウム塩とし、次いで150〜200℃
程度に加熱するか又は臭化第一銅−臭化水素酸、塩化第
一銅−塩酸、臭化水素酸、沃化カリウム、塩酸等の酸と
銅粉の存在下に室温〜150℃程度に加熱することにより
行なわれる。ここで使用される酸としては、例えば塩
酸、臭化水素酸、硫酸、テトラフルオロ硼酸、ヘキサフ
ルオロリン酸等を例示できる。酸及び亜硝酸金属塩の使
用量は、一般式(46)又は(56)の化合物に対して、前
者は通常等モル〜5倍モル、好ましくは等モル〜3倍モ
ル程度、後者は通常少なくとも等モル、好ましくは等モ
ル〜1.5倍モル量程度とするのがよい。次いで得られる
ジアゾニウム塩を酸の存在下に加熱する際の酸の使用量
としては、一般式(46)又は(56)の化合物に対して通
常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5倍モル量
程度とするのがよい。
一般式(52)の化合物の脱アミノ化反応(一般式(53)
の化合物を製造するための反応)は、例えば適当な溶媒
中、一般式(52)の化合物に亜硝酸t−ブチルを反応さ
せることにより行なわれる。ここで使用される溶媒とし
ては、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等を例示できる。
亜硝酸t−ブチルの使用量としては、一般式(52)の化
合物に対して通常少なくとも等モル、好ましくは等モル
〜2倍モル量とするのがよい。該反応は、通常室温〜15
0℃、好ましくは室温〜100℃付近にて行なわれ、一般に
0.1〜5時間程度で終了する。
〔式中R2′、X、X5、X6、R20及びR21は前記に同じ。〕 一般式(57)の化合物とハロゲン化剤との反応及び引続
き行なわれる一般式(15)の化合物との反応は、前記一
般式(14)の化合物とハロゲン化剤との反応及び引続き
行なわれる一般式(15)の化合物との反応と同様の反応
条件下にて行ない得る。
一般式(58)の化合物の脱硫反応(一般式(59)の化合
物を製造するための反応)は、前記一般式(18)の化合
物の脱硫反応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(59)の化合物を一般式(60)の化合物に導く反
応は、前記一般式(46)及び(56)の化合物をジアゾニ
ウム塩にするのと同様の反応条件下にジアゾニウム塩と
し、次いで銅粉、硫酸銅等の銅化合物の存在下、MCN
(Mは前記に同じ。)と反応させることにより実施され
る。該反応は、通常0〜100℃、好ましくは0〜70℃付
近にて進行し、0.5〜5時間程度で終了する。MCNの使用
量としては、一般式(59)の化合物に対して通常少なく
とも等モル、好ましくは等モル〜10倍モルとするのがよ
い。
一般式(60)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(20)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下にて
行ない得る。
〔式中R2′、R3、X、X9及びR30は前記に同じ。X10はハ
ロゲン原子を示す。〕 一般式(49)の化合物から一般式(61)の化合物に導く
反応は、前記一般式(33)の化合物から一般式(34)の
化合物に導く反応と同様の反応条件下に行ない得る。
一般式(49)、(61)又は(66)の化合物のニトロ化反
応は、前記一般式(33)又は(34)の化合物のニトロ化
反応と同様の反応条件下に行ない得る。
一般式(62)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(1a)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下に行
ない得る。
一般式(63)の化合物の脱アミノ化反応(一般式(64)
の化合物を製造するための反応)は、前記一般式(52)
の化合物の脱アミノ化反応と同様の反応条件下に行ない
得る。
一般式(64)の化合物の還元反応は、前記一般式(45)
又は(48)の化合物の還元反応と同様の反応条件下に行
ない得る。
一般式(65)の化合物から一般式(66)の化合物に導く
反応は、前記一般式(46)又は(56)の化合物から一般
式(47)又は(53)の化合物に導く反応と同様にして行
ない得る。
また、前記一般式(3)、(5)、(7)、(9)、
(1a)、(1a′)、(1b′)、(29)、(31)及び(3
2)の化合物の内で、R2が置換基としてオキソ基を有す
る5〜9員環の飽和又は不飽和の複素環残基の場合、こ
れらを還元することにより、置換基としてヒドロキシ基
を有する5〜9員環の飽和又は不飽和の複素環残基を有
する対応する各化合物に導くことができる。該還元反応
は、適当な溶媒中、水素化還元剤の存在下に行なうこと
ができる。還元剤としては、例えば水素化ホウ素ナトリ
ウム、水素化アルミニウムリチウム、ジボラン等を例示
できる。還元剤の使用量は、還元すべき原料化合物に対
して、少くとも等モル、好ましくは等モル〜5モル量と
するのがよい。溶媒としては、例えば水、メタノール、
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジグライム等
のエーテル類等を例示できる。反応は、通常−60℃〜50
℃、好ましくは−30℃〜室温付近にて、10分間〜5時間
程度で終了する。水素化アルミニウムリチウム又はジボ
ランを還元剤として使用する場合には、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジグライム等の無水溶媒を使
用するのがよい。
また還元剤として水素化ホウ素ナトリウムを使用する場
合には、反応系内に水酸化ナトリウム等の無機塩基を添
加することもできる。
更にR2が置換基として低級アルカノイルアミノ基もしく
は低級アルコキシカルボニルアミノ基を少くとも一つ有
する低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基又は低
級アルコキシカルボニルアミノ基を有する5〜9員環の
飽和又は不飽和の複素環残基である化合物の場合、該化
合物の加水分解反応によって、対応する基が置換基とし
てアミノ基を少くとも一つ有する低級アルキル基又はア
ミノ基を有する5〜9員環の飽和又は不飽和の複素環残
基である化合物を誘導することができる。該加水分解反
応は、前記反応式−1の一般式(1a)の化合物の加水分
解反応と同様の条件下に実施できる。
またR2が少くとも一つ環内に−NH−基を有する5〜9員
環の飽和又は不飽和の複素環残基である化合物の場合、
該化合物を前記反応式−10の一般式(33)の化合物か
ら、一般式(34)の化合物を誘導する反応と同様の反応
に供することにより、該R2が置換基として低級アルカノ
イル基を少くとも一つ有する5〜9員環の飽和又は不飽
和の複素環残基である化合物を導くことができる。
また前記一般式(3)、(5)、(7)、(9)、(1
a)、(1a′)、(1b)、(1b′)、(29)、(31)及
び(32)の化合物において、R1がフェニル環上に低級ア
ルコキシ基を少なくとも1個有するフェニル基である場
合、これらを臭化水素酸水溶液中で加熱処理することに
より、対応するR1がフェニル環上に水酸基を少なくとも
1個有するフェニル基である化合物にそれぞれ誘導する
ことができる。
また前記一般式(1)の化合物において、R3又はR4がハ
ロゲン原子である場合、これを例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化バリウム等の塩基性化合物
及び水中で、通常室温〜200℃程度、好ましくは室温〜1
50℃付近にて1〜15時間程度処理することにより、対応
するR3又はR4が水酸基である化合物(1)に誘導するこ
とができる。
〔式中R2′、R3、R4及びXは前記に同じ。R6aは水素原
子又は低級アルキル基を示す。R1aは水酸基を1〜3個
有する低級アルキル基、R1bは低級アルカノイルオキシ
基を1〜3個有する低級アルキル基、R1cはハロゲン原
子を1〜3個有する低級アルキル基、R1dは低級アルケ
ニル基をそれぞれ示す。〕 一般式(1k)の化合物を一般式(1)の化合物に導く
反応は、前記一般式(33)の化合物を一般式(34)の化
合物に導く反応と同様の反応条件下に行ない得る。
一般式(1)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(1a)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下に行
ない得る。
一般式(1k)の化合物のハロゲン化反応は、前記一般式
(2)の化合物のハロゲン化反応と同様の反応条件下に
行ない得る。
一般式(1k)の化合物を一般式(1n)の化合物に導く反
応は、適当な溶媒中又は無溶媒下、例えば塩酸、臭化水
素酸等のハロゲン化水素酸、硫酸、硼酸、硫酸水素カリ
ウム等の無機酸、酸等の有機酸の存在下に行なわれ
る。ここで使用される溶媒としては、例えば水、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエー
テル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素類又はこれらの混合溶媒等が挙げ
られる。該反応は、通常50〜350℃、好ましくは80〜300
℃付近にて行なわれ、一般に10分〜10時間程度で該反応
は終了する。
一般式(1)の化合物を一般式(1n)の化合物に導く
反応は、適当な溶媒中又は無溶媒下にて行なわれる。こ
こで使用される溶媒としては、前記一般式(1k)の化合
物を一般式(1n)の化合物に導く反応において例示され
た溶媒をいずれも使用できる。該反応は、通常室温〜15
0℃、好ましくは室温〜100℃付近にて行なわれ、一般に
10分〜10時間程度で該反応は終了する。また該反応は、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、塩化リチウム、炭酸リチウム等のリチウム塩等の無
機塩基、DBU、ピリジン、トリエタノールアミン、トリ
エチルアミン等の有機塩基の存在下に行なってもよい。
一般式(1m)の化合物を一般式(1n)の化合物に導く反
応は、塩基性化合物の存在下、適当な溶媒中で行なわれ
る。ここで使用される塩基性化合物及び溶媒としては、
前記一般式(1)の化合物を一般式(1n)の化合物に
導く反応において例示された塩基性化合物及び溶媒をい
ずれも使用できる。該反応は、通常室温〜200℃、好ま
しくは室温〜150℃付近にて行なわれ、一般に1〜10時
間程度で該反応は終了する。
一般式(1k)、(1)、(1m)及び(1n)の化合物に
おいて、R6aが低級アルキル基を示す場合、これらを前
記一般式(1a)の化合物の加水分解反応と同様の反応条
件下に加水分解して、対応するR6aが水素原子である化
合物にそれぞれ誘導することができる。
一般式(1)の化合物の加水分解反応において、R6a
が低級アルキル基である場合には、同時に加水分解され
てR6aが水素原子である一般式(1k)の化合物が得られ
ることがあるが、この化合物は容易に反応混合物から分
離され得る。
また一般式(1k)の化合物のハロゲン化反応において、
R6aが水素原子である場合には、そのカルボキシ基が同
時にハロゲン化される場合があるが、この化合物は容易
に反応混合物から分離され得る。
〔式中X2、X3及びX4は前記に同じ。R32及びR33はそれぞ
れ低級アルキル基を示す。〕一般式(67)の化合物のエ
ステル化反応は、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール等の低級アルコール類中、塩酸、硫酸等の酸又は
チオニルクロリド、オキシ塩化リン、五塩化リン、三塩
化リン等のハロゲン化剤の存在下に行なわれる。該反応
は、通常0〜150℃程度、好ましくは50〜100℃付近にて
行なわれ、一般に1〜10時間程度で終了する。
一般式(68)の化合物の還元反応は、前記一般式(45)
又は(48)の化合物の還元反応と同様の反応条件下に行
ない得る。
一般式(69)の化合物のハロゲン化反応は、適当な溶媒
中、ハロゲン化剤の存在下に行なわれる。ここで使用さ
れるハロゲン化剤としては、臭素、塩素等のハロゲン、
塩化沃素、スルフリルクロリド、N−ブロモコハク酸イ
ミド、N−クロロコハク酸イミド等のN−ハロゲノコハ
ク酸イミド等を例示できる。ハロゲン化剤の使用量は、
一般式(69)の化合物に対して通常等モル〜10倍モル程
度、好ましくは等モル〜5倍モル程度とするのがよい。
また用いられる溶媒としては、ジクロロメタン、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、酢酸、プロピオン酸等の低級アルカン酸、水
等を例示できる。該反応系内には、酢酸ナトリウム等の
塩基性化合物を存在させてもよい。上記反応は、通常0
℃〜溶媒の沸点付近、好ましくは0〜40℃付近にて行な
われ、一般に0.1〜10時間程度で該反応は完結する。
一般式(70)の化合物を一般式(71)の化合物に導く反
応は、前記一般式(46)又は(56)の化合物を一般式
(47)又は(53)の化合物に導く反応と同様の反応条件
下に行ない得る。
一般式(71)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(1a)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下に行
ない得る。
反応式−1における一般式(1a)の化合物並びに反応式
−2における一般式(1b)及び(1b′)の化合物は、本
発明の抗菌剤として有用な一般式(1)の化合物を得る
ための合成中間体として有用であり、またそれ自身抗菌
作用を有し、抗菌剤として有用な化合物である。
本発明の一般式(1)で表わされる化合物は、医薬的に
許容される酸又は塩基性化合物を作用させることにより
容易に塩を形成させることができる。該酸としては、例
えば塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、シュ
ウ酸、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、ク
エン酸、安息香酸、乳酸、メタンスルホン酸、プロピオ
ン酸等の有機酸を例示でき、塩基性化合物としては、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム等を例示でき
る。
斯くして得られる本発明化合物は、通常の分離手段によ
り容易に単離精製できる。該分離手段としては、例えば
溶媒抽出法、希釈法、再結晶法、カラムクロマトグラフ
ィー、プレパラティブ薄層クロマトグラフィー等を採用
できる。
本発明の化合物には、立体異性体、光学活性体も当然に
包含される。
化合物(1)又はその塩は、マイコプラズマ、緑膿菌、
嫌気性菌、各種抗菌剤の耐性菌、臨床分離菌、E. faeca
lisやStaphylococcus pyogenes等のグラム陰性及びグラ
ム陽性菌に対して顕著な抗菌活性を有しており、これら
に起因する疾病に対する抗菌剤として有用であり、また
これらの化合物は細胞に対する毒性等の毒性も低く低毒
性であり且つ副作用が弱く、吸収性が良く、持続時間も
長いという特徴をも有している。
また化合物(1)又はその塩は、尿中排泄率が高いため
に、尿路感染症の治療薬として、また胆汁からの排泄性
に優れ腸管感染症の治療薬としても夫々有用である。
一般式(1)の化合物のうち、R1で示される基として
は、未置換のシクロプロピル基が好ましい。
Xで示されるハロゲン原子としては塩素原子及び弗素原
子が好ましく、弗素原子が最も好ましい。
R4で示される基としては低級アルキル基が好ましい。R4
で示される基の低級アルキル基としてはメチル基及びエ
チル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。
R3で示される基としては、水素原子、低級アルキル基及
びハロゲン原子が好ましく、水素原子が最も好ましい。
R3で示される基の低級アルキル基としてはメチル基及び
エチル基が好ましく、メチル基が最も好ましい。またR3
で示される基のハロゲン原子としては塩素原子及び弗素
原子が好ましく、弗素原子が最も好ましい。
また化合物(1)は、例えば乳酸塩、塩酸塩等の塩の形
態にすることにより生体内への吸収性を向上させること
ができる。
化合物(1)は通常、一般的な医薬製剤の形態で用いら
れる。製剤は通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、
付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あるい
は賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤としては各
種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表的なも
のとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒
剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)等が
挙げられる。錠剤の形態に成形するに際しては、担体と
してこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例えば
乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプ
ン、炭酸カルシウム、カリオン、結晶セルロース、ケイ
酸等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロ
ップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボ
キシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、
リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、乾
燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン末、ラミ
ナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル
硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプ
ン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバタ
ー、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩
基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセリ
ン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、
ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製タル
ク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコー
ル等の滑沢剤等が例示できる。さらに錠剤は必要に応じ
通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラチン被包
錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二重
錠、多層錠とすることができる。丸剤の形態に成形する
に際しては、担体としてのこの分野で従来公知のものを
広く使用でき、例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、カカ
オ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラ
ビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の
結合剤、ラミナランカンテン等の崩壊剤等が例示でき
る。坐剤の形態に成形するに際しては、担体として従来
公知のものを広く使用でき、例えばポリエチレングリコ
ール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエ
ステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を挙げるこ
とができる。注射剤として調整される場合には、液剤、
乳剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが
好ましく、これら液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成形す
るに際しては、希釈剤としてこの分野において慣用され
ているものをすべて使用でき、例えば水、乳酸水溶液、
エチルアルコール、プロピレングリコール、エトキシ化
イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリ
ルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル類等を挙げることができる。なお、この場合等張
性の溶液を調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あるい
はグリセリンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、また
通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加してもよ
い。更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、
甘味剤等や他の医薬品を医薬製剤中に含有せしめてもよ
い。ペースト、クリーム及びゲルの形態に成形するに際
しては、希釈剤として例えば白色ワセリン、パラフィ
ン、グリセリン、セルロース誘導体、ポリエチレングリ
コール、シリコン、ベントナイト等を使用できる。ま
た、注射液中に有効成分化合物の沈澱が生ずるような場
合には、必要ならば例えばメタンスルホン酸、プロピオ
ン酸、塩酸、コハク酸、乳酸等の酸を適宜加えることに
より、注射液を安定な溶液の形態で保持しておくことが
できる。
更に本発明の抗菌剤は、上記一般式(1)の化合物又は
その塩(例えば乳酸塩等)及び沈澱を生じさせない酸を
含有する注入溶液乃至注射溶液の形態を採ることもでき
る。沈澱を生じさせない酸としては、例えば乳酸、メタ
ンスルホン酸、プロピオン酸、塩酸、コハク酸等、好ま
しくは乳酸を挙げることができる。上記注入溶液乃至注
射溶液に含有させるべき沈澱を生じさせない酸の量とし
ては、該酸として乳酸を使用する場合には、該溶液中に
通常0.1〜10重量%程度、好ましくは0.5〜2重量%程度
とするのがよく、また該酸として乳酸以外の酸を使用す
る場合には、該溶液中に通常0.05〜4重量%程度、好ま
しくは0.3〜2重量%程度とするのがよい。上記注入溶
液乃至注射溶液には、必要に応じて通常の助剤を配合す
ることができる。斯かる助剤としては、例えばシツクナ
ー、吸収促進剤、吸収抑制剤、結晶化阻止剤、錯化剤、
酸化防止剤、等張剤、正常水和剤等を例示できる。該溶
液のpHは、例えば水酸化ナトリウム等のアルカリを加え
て適宜調整することができ、通常該溶液のpHは2.5〜7
の範囲内に調整されている。上記注入溶液乃至注射溶液
は、安定性に優れており、長期間に亘つて該溶液状態の
ままで貯蔵、保存しておくことができる。
本発明の医薬製剤中に含有されるべき一般式(1)の化
合物又はその塩の量は、特に限定されず広範囲に適宜選
択されるが、通常全組成物中1〜70重量%とするのがよ
い。
本発明の医薬製剤の投与方法は特に制限はなく、各種製
剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、患者の程度等
に応じた方法で投与される。例えば錠剤、丸剤、液剤、
懸濁剤、乳糖、顆粒剤及びカプセル剤の場合には経口投
与される。また注射剤の場合には単独であるいはブドウ
糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もし
くは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与され
る。
本発明の医薬製剤の投与量は用法、患者の年齢、性別そ
の他の条件、疾患の程度等により適宜選択されるが、通
常有効成分である一般式(1)の化合物の量は1日当り
体重1kg当り約0.2〜100mgとするのがよく、該製剤は1
日に2〜4回に分けて投与することができる。
実施例 以下に製造例、参考例、抗菌試験結果及び製剤例を掲げ
る。
製造例1 2,6−ジクロロトルエン200gに発煙硝酸(d=1.52)206
mlを25〜30℃で滴下する。室温で30分間攪拌後、氷水に
あけ、ジエチルエーテルで抽出し、炭酸水素ナトリウム
水で洗浄後、乾燥する。減圧下溶媒を留去し、2,6−ジ
クロロ−3−ニトロトルエン253.2gを得る。
黄色結晶1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.57(3H,s)、 7.42(1H,d,J=7Hz)、 7.58(1H,d,J=7Hz) 製造例2 2,6−ジクロロ−3−ニトロトルエン253.2gに無水ジメ
チルスルホキシド1.2l、クロキャット−F(KF)357g及
び18−クラウン−6 2.5gを加え、160℃で6時間攪拌す
る。冷却後、氷水にあけ、ジエチルエーテルで抽出し、
水洗し、乾燥する。減圧下溶媒を留去し、残渣を減圧下
蒸留して2,6−ジフルオロ−3−ニトロトルエン96.1gを
得る。
沸点110〜112℃/18mmHg1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.30(3H,t,J=2Hz)、 7.01(1H,ddd,J=1.8Hz、7.7Hz、9.5Hz)、 7.97(1H,dt,J=5.8Hz、8.7Hz) 製造例3 酢酸1.2lに5%Pd-C24g及び2,6−ジフルオロ−3−ニト
ロトルエン238.7gを加え、室温下4.5気圧で接触還元す
る。5%Pd−Cを去し、酢酸を減圧下留去し、残渣を
氷水にあけ、中和後、ジクロロメタンで抽出し、水洗
し、乾燥する。減圧下溶媒を留去し、残渣を減圧下蒸留
して2,4−ジフルオロ−3−メチルアニリン138gを得
る。
無色油状、沸点75°/11mmHg1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.17(3H,t,J=2Hz)、 3.3〜3.7(2H,brs)、 6.4〜6.7(2H,m) 製造例4 2,4−ジフルオロ−3−メチルアニリン20gに氷冷下42%
テトラフルオロ硼酸56ml及び水28mlを加え、次いで亜硝
酸ナトリウム10gの水20ml溶液を10℃以下で滴下する。
滴下後0℃で15分間攪拌後、生じた結晶を取し、エタ
ノール−ジエチルエーテル(1:2)混液で洗浄し、次い
でジエチルエーテルで洗浄し、減圧下乾燥する。2,4−
ジフルオロ−3−メチルベンゼンジアゾニウムテトラフ
ルオロ硼酸塩28.95gを得る。
融点114〜115℃ 製造例5 2,4−ジフルオロ−3−メチルベンゼンジアゾニウムテ
トラフルオロ硼酸塩28.95gを180℃に加熱する。分解が
始まり200℃まで内温を上げる。生成物を系外に出す。
反応終了後、7.05gの留出物を得る。これを常圧で蒸留
して7.02gの2,3,6−トリフルオロトルエンを得る。
無色油状、沸点92℃1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.22(3H,t,J=8Hz)、 6.7〜7.1(2H,m) 製造例6 2,3,6−トリフルオロトルエン55gに濃硫酸366mlを加
え、0℃に冷却する。硝酸カリウム44gの濃硫酸120ml溶
液を10℃以下で滴下し、滴下後15分間攪拌する。氷水に
あけ、ジエチルエーテルで抽出し、水洗し、乾燥する。
減圧下溶媒を留去し、2,3,6−トリフルオロ−5−ニト
ロトルエン68.25gを得る。
黄色油状1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.36(3H,t,J=2Hz)、 7.83(1H,q−like,J=8.2Hz) 製造例7 酢酸350mlに5%Pd-C3.5及び2,3,6−トリフルオロ−5
−ニトロトルエン35gを加え、常温、常圧により接触還
元する。5%Pd−Cを去し、酢酸を減圧下に留去し、
残渣を氷水にあけ、中和後ジクロロメタンで抽出し、水
洗し、乾燥する。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣を
減圧下に蒸留して2,4,5−トリフルオロ−3−メチルア
ニリン22.86gを得る。
黄色結晶、沸点85℃/20mmHg1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.19(3H,t,J=2Hz)、 3.3〜3.7(2H,brs)、 6.42(1H,dt,J=8Hz、11Hz) 製造例8 無水ジクロロメタン170mlに2,4,5−トリフルオロ−3−
メチルアニリン16.89g及びジメチルスルフィド11mlを加
える。5℃以下でN−クロロコハク酸イミド17.2gを少
しづつ加える。30分攪拌後トリエチルアミン21mlを滴下
し、終夜還流する。冷後5%水酸化ナトリウム水でアル
カリ性とした後、ジクロロメタンで抽出し、水洗、乾燥
する。減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:1)で精
製し、2,4,5−トリフルオロ−3−メチル−6−メチル
チオメチルアニリン8.3gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.02(3H,s)、 2.20(3H,t,J=2Hz)、 3.79(2H,d,J=1.9Hz)、 3.9〜4.1(2H,brs) 製造例9 2,4,5−トリフルオロ−3−メチル−6−メチルチオメ
チルアニリン10.67gにエタノール300ml及びラネーニッ
ケル100g(wet)を加え、室温下30分攪拌する。ラネー
ニッケルを去した後、液を濃縮し、水で希釈し、ジ
クロロメタンで抽出し、水洗、乾燥する。減圧下溶媒を
留去し、シリカンゲルカラムクロマトグラフィー(ジク
ロロメタン:n−ヘキサン=1:1)で精製し、2,4,5−トリ
フルオロ−3,6−ジメチルアニリン5.89gを得る。
黄色結晶1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.10(3H,d,J=1.7Hz)、 2.18(3H,s−like)、 3.4〜3.7(2H,brs) 製造例10 亜硝酸t−ブチル4.56gの無水ジメチルホルムアミド26.
5ml溶液を50〜52℃に加熱攪拌し、これに2,4,5−トリフ
ルオロ−3,6−ジメチルアニリン4.24gの無水ジメチルホ
ルムアミド40ml溶液を内温50〜52℃に保ち、30分間で滴
下する。同温度で30分間攪拌する。冷却後、氷水にあ
け、ジエチルエーテルで抽出し、水洗し、希塩酸で洗浄
し、乾燥する。常圧でジエチルエーテルを留去し、濃縮
後、残渣を常圧で蒸留して2,3,5−トリフルオロ−4−
メチルトルエン1.9gを得る。
黄色油状物、沸点120〜125℃1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.17(3H,s−like)、 2.25(3H,d,J=1.7Hz)、 6.62(1H,ddd,J=2Hz、6.3Hz、8.3Hz) 製造例11 2,3,5−トリフルオロ−4−メチルトルエン1.9gに濃硫
酸19mlを加え、0℃に冷却し、硝酸カリウム1.71gの濃
硫酸4.6ml溶液を10℃以下で滴下し、滴下後15分間攪拌
する。氷水にあけ、ジエチルエーテルで抽出し、水洗
し、乾燥する。減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:
6)で精製し、2,3,6−トリフルオロ−4−メチル−5−
ニトロトルエン1.9gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.29(3H,t,J=1.5Hz)、 2.32(3H,d,J=2.4Hz) 製造例12 2,3,6−トリフルオロ−4−メチル−5−ニトロトルエ
ン1.9gに2−メトキシエタノール9.9ml、水1.1ml、N−
メチルピペラジン4.1ml及びトリエチルアミン5.2mlを加
え、25時間還流する。反応後、水を加え、ジエチルエー
テルで抽出し、水洗し、乾燥する。減圧下溶媒を留去
し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメ
タン:メタノール=40:1)で精製し、2−(4−メチル
−1−ピペラジニル)−3,6−ジフルオロ−4−メチル
−5−ニトロトルエン1.73gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.25(6H,d,J=2.6Hz)、 2.36(3H,s)、 2.4〜2.6(4H,br)、 3.0〜3.3(4H,br) 製造例13 2−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3,6−ジフル
オロ−4−メチル−5−ニトロトルエン1.73gに無水ジ
メチルスルホキシド18ml、弗化カリウム0.53g及びシク
ロプロピルアミン2.2mlを加え、100℃で23時間攪拌す
る。冷後、氷水にあけ、ジクロロメタンで抽出し、乾燥
する。減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ジクロロメタン:メタノール=40:1)で精
製し、3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−フ
ルオロ−2,5−ジメチル−6−ニトロ−N−シクロプロ
ピルアニリン1.65gを得る。
製造例14 2,4−ジフルオロ−3−メチルアニリン5.0gに無水ジク
ロロメタン100ml及びジメチルスルフィド3.5mlを加え
る。0℃以下でN−クロロコハク酸イミド5.6gを加え、
15分間攪拌する。トリエチルアミン4.8mlを加え、4時
間還流する。冷後、氷水にあけ、5%水酸化ナトリウム
水でアルカリ性とする。ジクロロメタンで抽出し、乾燥
する。減圧下溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:1)で精
製し、2,4−ジフルオロ−3−メチル−6−メチルチオ
メチルアニリン4.9gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.99(3H,s)、 2.17(3H,t,J=1.8Hz)、 3.64(2H,s)、 3.93(2H,brs)、 6.56(1H,dd,J=1.8Hz、9.4Hz) 製造例15 ラネーニッケル50gのエタノール溶液100mlに室温攪拌
下、2,4−ジフルオロ−3−メチル−6−メチルチオメ
チルアニリン4.79gのエタノール溶液30mlを加え、室温
で30分攪拌する。ラネーニツケルを去し、液を希釈
した後、ジクロロメタンで抽出し、水洗し、乾燥する。
減圧下溶媒を留去して2,4−ジフルオロ−3,6−ジメチル
アニリン3.14gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.14(6H,s−like)、 3.3〜3.6(2H,br)、 6.56(1H,dd,j=1.5Hz、9.7Hz) 製造例16 2,4−ジフルオロ−3,6−ジメチルアニリン3.1gに氷冷攪
拌下、42%テトラフルオロ硼酸9ml及び水4.5mlを加え、
次いで亜硝酸ナトリウム1.6gの水3.2ml溶液を10℃以下
で滴下する。0℃15分攪拌後、生じた結晶を取する。
これをエタノール−ジエチルエーテル(1:2)混液で洗
浄し、次いでジエチルエーテルで洗浄する。減圧下乾燥
して2,4−ジフルオロ−3,6−ジメチルベンゼンジアゾニ
ウムテトラフルオロ硼酸塩1.78gを得る。
製造例17 2,4−ジフルオロ−3,6−ジメチルベンゼンジアゾニウム
テトラフルオロ硼酸塩1.78gを180℃に加熱する。分解が
始まり、200℃まで内温を上げる。生成物を系外に出
し、2,3,6−トリフルオロ−4−メチルトルエン0.3gを
得る。
黄色油状物、沸点120〜125℃1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.17(3H,s−like)、 2.25(3H,d、J=1.7Hz)、 6.62(1H,ddd,J=2Hz、6.3Hz、8.3Hz) 製造例18 2,4,5−トリフルオロアニリン35.0gに無水ジクロロメタ
ン530ml及びジメチルスルフィド24.6mlを加え、0℃に
冷却する。5℃以下でN−クロロコハク酸イミド38.2g
を少しずつ加える。同温度で15分攪拌後、トリエチルア
ミン47.7mlを少しずつ加える。12時間還流後、5%水酸
化ナトリウム水で塩基性とした後、ジクロロメタンで抽
出する。硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、残渣をカラ
ム(シリカゲル、ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:4)
で精製し、2−メチルチオチル−3,4,6−トリフルオロ
アニリン22.3gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.03(3H,s)、 3.76(2H,d、J=1.5Hz)、 4.03(2H,brs)、 6.48(1H,dt,J=7.2Hz、10.1Hz) 製造例19 2−メチルチオメチル−3−4−6−トリフルオロアニ
リン22.2gにエタノール400ml及びラネーニッケル200gを
加え、室温下30分攪拌する。触媒を去し、液に水を
加え、ジクロロメタンで抽出する。硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮して2−メチル−3,4,6−トリフルオロア
ニリン12.3gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.13(3H,d、J=2.1Hz)、 3.56(2H,brs)、 6.75(1H,dt,J=7.2Hz、10.2Hz) 製造例20 2−メチル−3,4,6−トリフルオロアニリン10.6gに濃硫
酸13.8ml及び水46mlの混液を加え、冷却する。亜硝酸ナ
トリウム5.5gの20ml水溶液を0〜5℃で滴下する。この
溶液を硫酸第二銅・5水和物41g、シアン化カリウム43
g、水酸化アンモニウム60ml及び水260mlの混液に10〜30
℃で少しずつ加える。ジクロロメタンで抽出し、硫酸ナ
トリウムで乾燥後、濃縮し、残渣をカラム(シリカゲ
ル、ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:4)で精製し、2
−メチル−3.4,6−トリフルオロベンゾニトリル4.3gを
得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.52(3H,d、J=2.5Hz)、 6.94(1H,dt,J=6.2Hz、8.9Hz) 製造例21 2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾニトリル4.3g
にも50%硫酸40mlを加え、150〜160℃で6時間加熱す
る。冷却後、氷水にあけ、ジエチルエーテルで抽出す
る。エーテル層に水を加え、5%水酸化ナトリウム水で
アルカリ性とした後、水層を濃塩酸で酸性とする。ジエ
チルエーテルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃
縮して2−メチル−3,4,6−トリフルオロ安息香酸3.3g
を得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.47(3H,d、J=2.6Hz)、 6.88(1H,dt,J=6.3Hz、9.5Hz) 製造例22 2−メチル−3,4,6−トリフルオロ安息香酸3.2gにチオ
ニルクロリド7mlを加え、1時間加熱還流する。濃縮
後、2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイルクロ
リド3.3gを得る。
金属マグネシム0.4gの無水エタノール0.9ml溶液に四塩
化炭素2滴加える。反応が開始したら、マロン酸ジエチ
ル2.6ml、無水エタノール1.6ml及び無水トルエン6mlの
溶液を60℃以下で滴下する。60℃で1時間攪拌後、0℃
に冷却する。上記で得られる2−メチル−3,4,6−トリ
フルオロベンゾイルクロリドのトルエン5ml溶液を滴下
する。30分攪拌後、濃硫酸0.4ml及び水6mlの混液を加
え、ジエチルエーテルで抽出する。硫酸マグネシウムで
乾燥後、濃縮し、2−メチル−3,4,6−トリフルオロベ
ンゾイルマロン酸ジエチル5.2gを得る。
製造例23 2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイルマロン酸
ジエチル5.1gに水20ml及びp−トルエンスルホン酸30mg
を加え、2.5時間加熱還流する。冷却後、ジエチルエー
テルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、2
−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル酢酸エチル
3.3gを得る。
製造例24 2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル酢酸エチ
ル3.2gに、無水酢酸3.0g及びトリエトキシメタン2.7gを
加え、1時間加熱還流する。濃縮後、2−(2−メチル
−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)−3−エトキシア
クリル酸エチル3.5gを得る。
製造例25 2−(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)
−3−エトキシアクリル酸エチル3.5gをエタノール25ml
に溶解し、シクロプロピルアミン0.84mlを氷冷下滴下す
る。室温下、30分攪拌後、濃縮する。残渣をカラム(シ
リカゲル、ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:1)で精製
し、2−(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイ
ル)−3−シクロプロピルアミノアクリル酸エチル2.7g
を得る。
製造例26 2−(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)
−3−シクロプロピルアミノアクリル酸エチル2.6gを無
水ジオキサン26mlに溶解し、60%水素化ナトリウム0.38
gを氷冷下少しずつ加える。室温下、30分攪拌後、氷水
にあけ、ジクロロメタンで抽出する。硫酸マグネシウム
で乾燥後、濃縮する。残渣にジエチルエーテルを加え、
結晶を取する。エタノールより再結晶して1−シクロ
プロピル−6,7−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル2.0gを
得る。
融点185〜187℃ 製造例27 1−シクロプロピル−6−7−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸エチル1.9gに90%酢酸20ml及び濃塩酸5mlを加え、2
時間還流する。冷却後、折出する結晶を取し、水洗、
次いでエタノール、ジエチルエーテルの順に洗浄し、1
−シクロプロピル−6−7−ジフルオロ−5−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
1.6gを得る。
無色針状晶、融点294〜298℃、1 H−NMR(F3COOD)δppm: 1.43〜1.55(2H,m)、 1.65〜1.81(2H,m)、 3.06(3H,d、J=2.8Hz)、 4.08〜4.20(1H,m)、 8.40(1H,dd,J=6.8Hz、10.3Hz)、 9.46(1H,s) 製造例28 2,3,4,5−テトラフルオロ−6−メチル安息香酸5.60g及
びチオニルクロリド9.8mlを用い、製造例22と同様にし
て2,3,4,5−テトラフルオロ−6−メチルベンゾイルク
ロリド5.20gを得る。
無色油状、沸点82℃/23mmHg NMR(CDCl3)δppm: 2.35(3H,m) 製造例29 2,3,4,5−テトラフルオロ−6−メチルベンゾイルクロ
リド5.00gを用い、製造例22と同様にして2,3,4,5−テト
ラフルオロ−6−メチルベンゾイルマロン酸ジエチル8g
を得る。
黄色油状 製造例30 2,3,4,5−テトラフルオロ−6−メチルベンゾイルマロ
ン酸ジエチル8g及びp−トルエンスルホン酸80mgを用
い、製造例23と同様にして2,3,4,5−テトラフルオロ−
6−メチルベンゾイル酢酸エチル4.5gを得る。
黄色油状 製造例31 2,3,4,5−テトラフルオロ−6−メチルベンゾイル酢酸
エチル4.20g及びエチルオルソホルメイト4mlを用い、製
造例24と同様にして2−(2,3,4,5−テトラフルオロ−
6−メチルベンゾイル)−3−エトキシアクリル酸エチ
ル5gを得る。
製造例32 2−(2,3,4,5−テトラフルオロ−6−メチルベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル5g及びシクロプロ
ピルアミン1.0gを用い、製造例25と同様にして2−(2,
3,4,5−テトラフルオロ−6−メチルベンゾイル)−3
−シクロプロピルアミノアクリル酸エチル4.74gを得
る。
融点78〜79℃、白色板状晶(石油エーテル−n−ヘキサ
ンより再結晶) 製造例33 2−(2,3,4,5−テトラフルオロ−6−メチルベンゾイ
ル)−3−シクロプロピルアミノアクリル酸エチル4.50
g及び60%水素化ナトリウム580mgを用い、製造例26と同
様にして1−シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−
5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチル4.19gを得る。
融点180〜183℃、白色針状晶(ジクロロメタン−n−ヘ
キサンより再結晶) 製造例34 1−シクロプロピル−6,7,8−トリフルオロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸エチル4.10g及び濃塩酸−90%酢酸(1:4)81.25ml
を用い、製造例27と同様にして1−シクロプロピル−6,
7,8−トリフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸3.47gを得る。
融点218〜220℃、白色針状晶 製造例35 2,4,5−トリフルオロ−3−メチルアニリン1gに室温攪
拌下、無水酢酸3mlを加え、15分間攪拌する。この反応
溶液を氷水にあけ、ジクロロメタンで抽出し、水で洗浄
後乾燥する。減圧下溶媒を留去し、2,4,5−トリフルオ
ロ−3−メチル−N−アセチルアニリン1.14gを得る。
白色結晶1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.21(3H,s)、 2.24(3H,t、J=2.1Hz)、 7.2〜7.5(1H,brs)、 8.10(1H,dt,J=7.9Hz、12Hz) 製造例36 2,4,5−トリフルオロ−3−メチル−N−アセチルアニ
リン1.94gに濃硫酸19mlを加え、0℃に冷却する。硝酸
カリウム2gを20℃以下で加え、15分間攪拌する。氷水に
あけ、ジクロロメタンで抽出し、乾燥後減圧下に溶媒を
留去して2,4,5−トリフルオロ−3−メチル−6−ニト
ロ−N−アセチルアニリン2.08gを得る。
白色結晶1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.21(3H,s) 2.34(3H,t、J=2.2Hz)、 7.3〜7.5(1H,brs) 製造例37 2,4,5−トリフルオロ−3−メチル−6−ニトロ−N−
アセチルアニリン2.08gにエタノール30ml及び10%塩酸3
0mlを加え、3時間加熱還流する。冷却後、氷水にあ
け、炭酸カリウムで中和した後、ジクロロメタンで抽出
し、乾燥する。減圧下に溶媒を留去して2,4,5−トリフ
ルオロ−3−メチル−6−ニトロアニリン2.05gを得
る。
褐色結晶1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.29(3H,s)、 2.29(3H,t、J=2.1Hz)、 5.5〜5.9(2H,brs) 製造例38 亜硝酸t−ブチル1.87gの無水ジメチルホルムアミド10.
9ml溶液を50〜52℃で攪拌下、2,4,5−トリフルオロ−3
−メチル−6−ニトロアニリン2.05gの無水ジメチルホ
ルムアミド16.4ml溶液を内温50〜52℃に保ち滴下後、同
温度で30分間攪拌する。冷却後氷水にあけ、ジエチルエ
ーテルで抽出し、水洗後乾燥する。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶出液;ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:4)で精
製し、2,3,6−トリフルオロ−4−ニトロトルエン0.7g
を得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.35(3H,t、J=2.1Hz)、 7.62(1H,ddd,J=2.6Hz、5.7Hz、8.3Hz) 製造例39 酢酸10mlに5%パラジウム−炭素0.1g及び2,3,6−トリ
フルオロ−4−ニトロトルエン0.7gを加え、常温、常圧
下、接触還元する。5%パラジウム−炭素を去し、酢
酸を減圧下留去し、残渣を氷水にあけ、中和後ジクロロ
メタンにて抽出し、水洗後、乾燥する。減圧下に溶媒を
留去し、2,3,5−トリフルオロ−4−メチルアニリン0.4
8gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.08(3H,t、J=1.8Hz)、 3.6〜4.0(2H,brs)、 6.26(1H,ddd,J=2.2Hz、6.8Hz、9.0Hz) 製造例40 濃硫酸3mlに亜硝酸ナトリウム0.3gを加え、70℃で10分
間攪拌後、40℃以下に冷却し、2,3,5−トリフルオロ−
4−メチルアニリン0.48gの酢酸5ml溶液を40℃以下で滴
下する。30分間攪拌後、この反応溶液を塩化第一銅1.04
gの濃塩酸10.4ml溶液に滴下し、80℃で30分間攪拌後、
冷却する。氷水にあけ、ジクロロメタンで抽出し、水洗
し、乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶出液;ジクロロメタン:n−ヘ
キサン=1:4)で精製し、2,3,6−トリフルオロ−4−ク
ロロトルエン0.22gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.20(3H,t、J=2Hz)、 6.90(1H,ddd,J=2.5Hz、5.8Hz、8.3Hz) 製造例41 2,3,6−トリフルオロ−4−クロロトルエン0.22gに濃硫
酸3mlを加え、0℃に冷却する。硝酸カリウム0.18gを加
え、氷冷下で15分間攪拌する。氷水にあけ、ジクロロメ
タンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄し、次
に水洗し、乾燥する。減圧下に溶媒を留去して2,3,6−
トリフルオロ−4−クロロ−5−ニトロトルエン0.17g
を得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.33(3H,t、J=2.2Hz) 製造例42 2,3,6−トリフルオロ−4−クロロ−5−ニトロトルエ
ン0.17gにエタノール3.3ml、水0.5ml、N−メチルピペ
ラジン0.45ml及びトリエチルアミン0.56mlを加え、24時
間還流する。反応後、水を加え、ジエチルエーテルで抽
出し、水洗後乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出
液;ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製し、2
−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3,6−ジフルオ
ロ−4−クロロ−5−ニトロトルエン0.13gを得る。
次に上記で得られる2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−3−6,ジフルオロ−4−クロロ−5−ニトロトル
エン0.13gに無水ジメチルホルムアミド2ml、弗化カリウ
ム37mg及びシクロプロピルアミン0.15mlを加え、100℃
で3時間攪拌する。冷却後氷水にあけ、ジクロロメタン
で抽出し、乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;
ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製し、3−
(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−フルオロ−5
−クロロ−2−メチル−6−ニトロ−N−シクロプロピ
ルアニリン0.14gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 0.4〜0.5(2H,m)、 0.6〜0.8(2H,m)、 2.22(3H,s)、2.36(3H,s)、 2.4〜2.7(4H,brs)、 3.1〜3.3(4H,brs)、 4.1〜4.2(1H,brs) 製造例43 3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メチル安息香
酸185mg及びチオニルクロリド600μlを用い、製造例22
と同様にして3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−
メチルベンゾイルクロリド183mgを得る。
製造例44 3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メチルベンゾ
イルクロリド183mgを用い、製造例22と同様にして3−
クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メチルベンゾイル
マロン酸ジエチル320mgを得る。
褐色油状1 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.02、1.29及び1.38(全6H,各t,J=7Hz)、 2.27(3H,d,J=1.5Hz)、 4.02、4.21及び4.39(全4H,各q,J=7Hz)、 3.36及び13.7(全1H,各s) 製造例45 3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メチルベンゾ
イルマロン酸ジエチル320mg及びp−トルエンスルホン
酸3mgを用い、製造例23と同様にして3−クロロ−2,4,5
−トリフルオロ−6−メチルベンゾイル酢酸エチル300m
gを得る。
褐色油状1 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.25及び1.35(全3H,各t,J=7Hz)、 2.32(3H,m)、 4.18及び4.29(全2H,各q,J=7Hz)、 3.89、5.25及び12.35(全2H,各s) 製造例46 3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メチルベンゾ
イル酢酸エチル300mg及びエチルオルソホルメイト550mg
を用い、製造例24と同様にして2−(3−クロロ−2,4,
5−トリフルオロ−6−メチルベンゾイル)−3−エト
キシアクリル酸エチル360mgを得る。
褐色油状 製造例47 2−(3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メチル
ベンゾイル)−3−エトキシアクリル酸エチル360mg及
びシクロプロピルアミン60mgを用い、製造例25と同様に
して2−(3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メ
チルベンゾイル)−3−シクロプロピルアミノアクリル
酸エチル410mgを得る。
褐色油状1 H−NMR(CDCl3)δppm: 0.90(4H,m)、 1.04(3H,t,J=7Hz)、 2.14(3H,m)、3.01(1H,m)、 3.99(2H,q,J=7Hz)、 8.29(1H,d,J=14Hz)、 11.2(1H,br) 製造例48 2−(3−クロロ−2,4,5−トリフルオロ−6−メチル
ベンゾイル)−3−シクロプロピルアミノアクリル酸エ
チル410mgを及び60%水素化ナトリウム35mgを用い、製
造例26と同様にして1−シクロプロピル−6,7−ジフル
オロ−8−クロロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸エチル70mgを得る。
融点153〜154℃、淡黄色粉末状(ジクロロメタン−n−
ヘキサンより再結晶) 製造例49 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−クロロ−
5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチル70mg及び濃塩酸−90%酢酸(1:4)1
mlを用い、製造例27と同様にして1−シクロプロピル−
8−クロロ−6,7−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸58mgを得
る。
融点213〜215℃、白色針状晶 製造例50 適当な出発原料を用い、製造例22と同様して2−エチル
−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイルクロリドを得
る。
沸点78℃/14mmHg1 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.24(3H,t,J=7.5Hz)、 2.75(2H,dq,J=2.3Hz、7.5Hz) 製造例51 適当な出発原料を用い、製造例22と同様にして2−エチ
ル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイルマロン酸ジエ
チルを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.04(3H,t,J=7.2Hz)、 1.19(3H,t,J=7.4Hz)、 1.38(3H,t,J=7.2Hz)、 2.5〜2.8(2H,m)、 4.03(2H,q,J=7Hz)、 4.39(2H,q,J=7Hz)、 13.8(1H,s) 製造例52 2−エチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイルマロ
ン酸ジエチル17.2g及びp−トルエンスルホン酸0.25gを
用い、製造例23と同様にして2−エチル−3,4,5,6−テ
トラフルオロベンゾイル酢酸エチル11.09gを得る。
製造例53 2−エチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイル酢酸
エチル8g及びエチルオルソホルメイト6.1gを用い、製造
例24と同様にして2−(2−エチル−3,4,5,6−テトラ
フルオロベンゾイル)−3−エトキシアクリル酸エチル
を得る。
製造例54 2−(2−エチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル及びシクロプロピ
ルアミンを用い、製造例25と同様にして2−(2−エチ
ル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイル)−3−シク
ロプロピルアミノアクリル酸エチルを得る。
製造例55 2−(2−エチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−シクロプロピルアミノアクリル酸エチル8.71
g及び60%水素化ナトリウム1.09gを用い、製造例26と同
様にして1−シクロプロピル−6,7,8,−トリフルオロ−
5−エチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチル5gを得る。
融点139〜140℃、白色粉末状 製造例56 1−シクロプロピル−6,7,8,−トリフルオロ−5−エチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸エチル5g、濃塩酸11ml、水4.4ml及び酢酸44mlを用
い、製造例27と同様にして1−シクロプロピル−6,7,8,
−トリフルオロ−5−エチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸4.2gを得る。
融点197〜198℃、白色粉末状 製造例57 2−(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)
−3−エトキシアクリル酸エチル1.0g及びp−フルオロ
アニリン0.39gを用い、製造例25と同様にして2−(2
−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)−3−
(4−フルオロフェニル)アミノアクリル酸エチルを
得、続いて製造例26と同様にして60%水素化ナトリウム
0.15gで処理して1−(4−フルオロフェニル)−5−
メチル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸エチル0.64gを得る。
融点256〜259℃、白色結晶(エタノールより再結晶) 製造例58 1−(4−フルオロフェニル)−5−メチル−6,7−ジ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸エチル0.56g、濃塩酸1.5ml及び90%酢酸6ml
を用い、製造例27と同様にして1−(4−フルオロフェ
ニル)−5−メチル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸0.49gを得る。
融点255〜257℃、白色結晶 製造例59 2−(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)
−3−エトキシアクリル酸エチル1.0g及び70%エチルア
ミン水溶液0.24mlを用い、製造例25と同様にして2−
(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)−3
−エチルアミノアクリル酸エチルを得、続いて製造例26
と同様にして60%水素化ナトリウム0.15gで処理して1
−エチル−5−メチル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル0.6gを
得る。
融点157〜159℃、白色結晶 製造例60 1−エチル−5−メチル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル0.55
g、濃塩酸1.5ml及び90%酢酸6mlを用い、製造例27と同
様にして1−エチル−5−メチル−6,7−ジフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
0.40gを得る。
融点300℃以上、白色結晶1 H−NMR(DMSO-d6)δppm: 1.37(3H,t、J=7.2Hz)、 2.82(3H,d、J=3.2Hz)、 4.54(2H,q、J=7.2Hz)、 8.07(1H,dd,J=7.2Hz、9.8Hz)、 9.00(1H,s)、15.25(1H,s) 製造例61 2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル10.0g及びエチル
アミンガスを用い、製造例25と同様にして2−(2−メ
チル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイル)−3−エ
チルアミノアクリル酸エチル9.0g(白色結晶)を得、続
いて製造例26と同様にして60%水素化ナトリウム1.30g
で処理して1−エチル−5−メチル−6,7,8−トリフル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸エチル6.76gを得る。
融点197〜198℃、淡黄色針状晶(ジクロロメタン−n−
ヘキサンより再結晶) 製造例62 1−エチル−5−メチル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル
6.51g及び濃塩酸:90%酢酸(1:4)100mlを用い、製造例
27と同様にして1−エチル−5−メチル−6,7,8−トリ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸5.53gを得る。
融点203〜204℃、無色針状晶(ジクロロメタン−n−ヘ
キサンより再結晶) 製造例63 2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル5.0g及び2,4−ジ
フルオロアニリン2.02gを用い、製造例25と同様にして
2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−(2,4−ジフルオロフェニル)アミノアクリ
ル酸エチルを得、続いて製造例26と同様にして60%水素
化ナトリウムで処理して1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−5−メチル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル4.6gを
得る。
融点156〜157.5℃、淡黄色プリズム状晶ジクロロメタン
−n−ヘキサンより再結晶) 製造例64 1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−メチル−6,7,8
−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸エチル4.3g及び濃塩酸:90%酢酸(1:
4)80mlを用い、製造例27と同様にして1−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−5−メチル−6,7,8−トリフルオロ
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸2.93gを得る。
融点221〜222℃、白色粉末状 製造例65 2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル10.0g及び4−メ
トキシアニリン3.87gを用い、製造例25と同様にして2
−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−(4−メトキシフェニル)アミノアクリル酸
エチルを得、続いて製造例26と同様にして60%水素化ナ
トリウム1.56gで処理して1−(4−メトキシフェニ
ル)−5−メチル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル8.27g
を得る。
融点175〜176℃、淡黄色針状晶 製造例66 1−(4−メトキシフェニル)−5−メチル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸エチル4.27g及び47%臭化水素酸50mlを
用い、製造例27と同様にして1−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−5−メチル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸2.82gを得
る。
融点287〜288.5℃、白色粉末状 製造例67 2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル5.0g及び2−アミ
ノチオフェン2.22gを用い、製造例25と同様にして2−
(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイル)
−3−(2−チエニル)アミノアクリル酸エチルを得、
続いて製造例26と同様にして60%水素化ナトリウム1.20
gで処理して1−(2−チエニル)−5−メチル−6,7,8
−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸エチル1.05gを得る。
融点198〜200℃、白色粉末状(酢酸エチル−n−ヘキサ
ンより再結晶) 製造例68 1−(2−チエニル)−5−メチル−6,7,8−トリフル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸エチル1.05g、濃塩酸10ml及び90%酢酸40mlを用
い、製造例27と同様にして1−(2−チエニル)−5−
メチル−6,7,8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸0.93gを得る。
融点221〜222.5℃、白色粉末状 製造例69 2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル8.38g及び2S−2
−アミノ−1−プロパノール2.07gを用い、製造例25と
同様にして2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオ
ロベンゾイル)−3−(2S−3−ヒドロキシ−2−プロ
ピル)アミノアクリル酸エチル9.72g(黄色油状)を
得、続いて製造例26と同様にして炭酸カリウム4.25gで
処理して3S−9,10−ジフルオロ−3,8−ジメチル−7−
オキソ−7H−ピリド〔1,2,3−de〕〔1,4〕ベンゾキサジ
ン−6−カルボン酸エチル1.30gを得る。
融点216〜217℃、無色針状晶(エタノールより再結晶) 製造例70 3S(−)−9,10−ジフルオロ−3,8−ジメチル−7−オ
キソ−7H−ピリド〔1,2,3−de〕〔1,4〕ベンゾキサジン
−6−カルボン酸エチル1.25g及び濃塩酸:90%酢酸(1:
4)20mlを用い、製造例27と同様にして3S−(−)−9,1
0−ジフルオロ−3,8−ジメチル−7−オキソ−7H−ピリ
ド〔1,2,3−de〕〔1,4〕ベンゾキサジン−6−カルボン
酸1.03gを得る。
融点249〜251℃(分解)、白色粉末状 製造例71 2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル7.0g及びエタノー
ルアミン1.33mlを用い、製造例25と同様にして2−(2
−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイル)−3
−(2−ヒドロキシエチル)アミノアクリル酸エチルを
得る。次いでこれにピリジン70ml及び無水酢酸2.57mlを
加え、室温にて一夜攪拌する。濃縮後、水で希釈し、ジ
クロロメタン抽出を行なう。水、飽和食塩水にて洗浄
後、乾燥して、2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフ
ルオロベンゾイル)−3−(2−アセチルオキシエチ
ル)アミノアクリル酸エチルを得る。更に製造例26と同
様にして60%水素化ナトリウム1.09gで処理して1−
(2−アセチルオキシエチル)−5−メチル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸エチル6.15gを得る。
融点192〜193℃、無色プリズム状晶(酢酸エチルより再
結晶) 製造例72 1−(2−アセチルオキシエチル)−5−メチル−6,7,
8−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸エチル5.80g及び濃塩酸:90%酢酸(1:
4)100mlを用い、製造例27と同様にして1−(2−ヒド
ロキシエチル)−5−メチル−6,7,8−トリフルオロ−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
4.04gを得る。
融点244.5〜247℃、淡黄色葉状(エタノールより再結
晶) 製造例73 1−(2−ヒドロキシエチル)−5−メチル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸4.00gにチオニルクロリド20mlを加え、
1時間加熱還流する。濃縮後、得られる残渣にエタノー
ル50mlを加え、1時間加熱還流する。濃縮後、ジクロロ
メタンで抽出し、水、飽和炭酸水素ナトリウム、水、飽
和食塩水の順に洗浄後、乾燥する。溶媒を濃縮して、得
られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
出液;酢酸エチル:n−ヘキサン=1:20)にて精製後、酢
酸エチル−n−ヘキサンより再結晶して、1−(2−ク
ロロエチル)−5−メチル−6,7,8−トリフルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチ
ル2.00gを得る。
融点161.5〜163.5℃(分解)、 無色プリズム状晶 製造例74 1−(2−クロロエチル)−5−メチル−6,7,8−トリ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸エチル1.81gにDBU2.33ml及びトルエン150ml
を加え、4時間加熱還流する。濃縮後、残渣をジクロロ
メタンで抽出し、希塩酸、水、飽和食塩水にて洗浄後、
乾燥する。溶媒を濃縮後、得られる残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル:n−ヘキ
サン=1:20)にて精製後、n−ヘキサン−ジエチルエー
テルより再結晶して、1−ビニル−5−メチル−6,7,8
−トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸エチル0.72gを得る。
融点134〜135.5℃、無色針状晶 製造例75 2−(2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾイ
ル)−3−エトキシアクリル酸エチル5.0g、2−クロロ
エチルアミン・塩酸塩1.74g及びトリエチルアミン1.97g
を用い、製造例25と同様にして2−(2−メチル−3,4,
5,6−テトラフルオロベンゾイル)−3−(2−クロロ
エチル)アミノアクリル酸エチル5.52gを得、続いて製
造例26と同様にして60%水素化ナトリウム0.72gで処理
して1−(2−クロロエチル)−5−メチル−6,7,8−
トリフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸エチル3.90gを得る。
融点161.5〜163.5℃(分解)、無色プリズム状晶(酢酸
エチル−n−ヘキサンより再結晶) 製造例76 2−メチル−3−ニトロ安息香酸10.0gにメタノール100
mlを加える。室温下、チオニルクロリド8mlを滴下す
る。2時間加熱還流後、反応混合物を氷水に注ぎ込み、
ジクロロメタンで抽出する。溶媒を濃縮して、2−メチ
ル−3−ニトロ安息香酸10.8gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.63(3H,s)、 3.94(3H,s)、 7.38(1H,t,J=8Hz)、 7.84(1H,d,J=8Hz)、 7.99(1H,d,J=8Hz) 製造例77 2−メチル−3−ニトロ安息香酸メチル10.0gを酢酸50m
lに溶解し、5%Pd-C1gを加える。室温下、1気圧にて
接触還元を行なう。1.5時間後、触媒を別し、濃縮
後、水を加え、炭酸カリウムにてアルカリ性とする。ジ
クロロメタンにて抽出し、溶媒を濃縮して、2−メチル
−3−アミノ安息香酸メチル8.6gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.34(3H,s)、 3.55〜3.85(2H,brs)、 3.87(3H,s)、 6.80(1H,d,J=8Hz)、 7.04(1H,t,J=8Hz)、 7.20(1H,d,J=8Hz) 製造例78 2−メチル−3−アミノ安息香酸メチル1.6gに酢酸20ml
及び酢酸ナトリウム1.6gを加える。20℃以下にて臭素3.
1gの酢酸5ml溶液を10分で滴下する。室温下に30分攪拌
後、反応混合物を氷水に注ぎ込み、ジエチルエーテルに
て抽出する。エーテル量を炭酸カリウムにて中和後、乾
燥する。溶媒を濃縮して2−メチル−3−アミノ−4,6
−ジブロモ安息香酸メチル2.8gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.14(3H,s)、 3.93(3H,s)、 4.05〜4.30(2H,brs)、 7.52(1H,s) 製造例79 2−メチル−3−アミノ−4,6−ジブロモ安息香酸メチ
ル1.4gにエタノール5ml及び42%テトラフルオロ硼酸2.5
mlを加える。5℃以下で亜硝酸ナトリウム0.33gの水1ml
溶液を少しずつ滴下する。10分攪拌後、析出晶を取、
少量の水、エタノール、ジエチルエーテルの順に洗浄し
て、2−メチル−4,6−ジブロモ−3−安息香酸メチル
ジアゾニウムテトラフルオロボレート1.6gを得る。
融点202〜204℃(分解) 製造例80 2−メチル−4,6−ジブロモ−3−安息香酸メチルジア
ゾニウムテトラフルオロボレート1.3gを200℃にて10分
間加熱する。冷却後、反応混合物に氷水を加え、ジクロ
ロメタンで抽出する。溶媒を濃縮後、得られる残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;クロロホ
ルム:n−ヘキサン=1:4)にて精製して、2−メチル−
3−フルオロ−4,6−ジブロモ安息香酸メチル0.6gを得
る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.27(3H,d,J=2.5Hz)、 3.95(3H,s)、 7.63(1H,d,J=5.8Hz) 製造例81 2−メチル−3−フルオロ−4,6−ジブロモ安息香酸メ
チル75.5gにエタノール460ml及び10%水酸化ナトリウム
水溶液460mlを加え、2時間加熱還流する。冷却後、反
応混合物を水で希釈、ジエチルエーテルで抽出する。水
層を濃塩酸にて酸性とした後、ジエルエーテルにて抽出
する。溶媒を濃縮して、2−メチル−3−フルオロ−4,
6−ジブロモ安息香酸61gを得る。
融点144〜146℃ 製造例82 4,6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチル安息香酸2.0
gを用い、製造例22と同様にして4,6−ジブロモ−3−フ
ルオロ−2−メチルベンゾイルクロリド2.0gを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 2.37(3H,d,J=2.5Hz)、 7.69(1H,d,J=5.8Hz) 製造例83 4,6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチルベンゾイル
クロリド2.0gを用い、製造例22と同様にして4,6−ジブ
ロモ−3−フルオロ−2−メチルベンゾイルマロン酸ジ
エチル2.6gを得る。
製造例84 4,6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチルベンゾイル
マロン酸ジエチル2.6gを用い、製造例23と同様にして4,
6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチルベンゾイル酢
酸エチル2.1gを得る。製造例85 4,6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチルベンゾイル
酢酸エチル2.1gを用い、製造例24と同様にして2−(4,
6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチルベンゾイル)
−3−エトキシアクリル酸エチル2.1gを得る。
製造例86 2−(4,6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチルベン
ゾイル)−3−エトキシアクリル酸エチル69.5gを用
い、製造例25と同様にして2−(4,6−ジブロモ−3−
フルオロ−2−メチルベンゾイル)−3−シクロプロピ
ルアミノアクリル酸エチル48.1gを得る。
製造例87 2−(4,6−ジブロモ−3−フルオロ−2−メチルベン
ゾイル)−3−シクロプロピルアミノアクリル酸エチル
45.0g、炭酸カリウム16.7g及びジメチルホルムアミド45
0mlの混合物を140℃にて30分間加熱反応させる。冷却
後、反応混合物を氷水にあけ、析出晶を取する。エタ
ノールより再結晶して1−シクロプロピル−6−フルオ
ロ−7−ブロモ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸エチル33.6gを得る。
融点195〜197℃、白色結晶 製造例88 1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−ブロモ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸エチル32.5gを用い、製造例27と同様にして1
−シクロプロピル−6−フルオロ−7−ブロモ−5−メ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸27.2gを得る。
融点237〜239℃、白色結晶 製造例89 1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−ブロモ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸0.2gにチオニルクロリド2mlを加え、1時間加
熱還流する。冷却後、反応混合物を氷水中にあけ、10%
水酸化ナトリウム水溶液にてアルカリ性とする。30分攪
拌後、ジクロロメタンにて抽出する。水層を10%塩酸に
て酸性とした後、ジクロロメタンにて抽出する。溶媒を
濃縮後、残渣を酢酸より再結晶して、1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ−7−クロロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸80mgを得
る。
融点258〜260℃、白色結晶 製造例90 2−(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)
−3−エトキシアクリル酸エチル及び2,4−ジフルオロ
アニリン0.5gを用い、製造例25と同様にして2−(2−
メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)−3−(2,4
−ジフルオロフェニル)アミノアクリル酸エチル1.1gを
得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 0.95(3H,t,J=7.2Hz)、 2.23(3H,d,J=2.4Hz)、 4.06(2H,q,J=7.2Hz)、 6.70〜6.83(1H,m)、 6.91〜7.03(2H,m)、 7.26〜7.45(1H,m)、 8.60(1H,d,J=13.8Hz)、 11,36(1H,d,J=13.8Hz) 製造例91 2−(2−メチル−3,4,6−トリフルオロベンゾイル)
−3−(2,4−ジフルオロフェニル)アミノアクリル酸
エチル1.1gを及び60%水素化ナトリウム0.13gを用い、
製造例26と同様にして1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−5−メチル−6,7−ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル0.7gを得
る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 1.38(3H,t,J=7.1Hz)、 2.91(3H,d,J=3Hz)、 4.38(2H,q,J=7.1Hz)、 6.46(1H,dd,J=6.9Hz、J=11.1Hz)、 7.10〜7.26(2H,m)、 7.38〜7.56(1H,m)、 8.26(1H,s) 製造例92 1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−メチル−6,7−
ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチル0.7gを用い、製造例27と同様にして
1−(2,4−ジフルオロフェニル)−5−メチル−6,7−
ジフルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸0.5gを得る。
融点280〜281℃、無色針状晶(酢酸より再結晶) 参考例1 3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−フルオロ
−2,5−ジメチル−6−ニトロ−N−シクロプロピルア
ニリン1.65gにジエチルエトキシメチレンマロネート1.4
5mlを加え、150℃で25時間加熱する。冷後、シリカゲル
カラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノー
ル=100:1)で精製し、{N−シクロプロピル−N−
〔3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−4−フルオ
ロ−2,5−ジメチル−6−ニトロフェニル〕アミノメチ
レン}マロン酸ジエチル1.5gを得る。これを無水酢酸7.
9mlに溶解し、50〜60℃で濃硫酸3.16mlを滴下する。滴
下後30分攪拌する。氷水にあけ、中和後、ジクロロメタ
ンで抽出し、乾燥する。減圧下溶媒を留去し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノ
ール=10:1)で精製し、エタノール−ジエチルエーテル
より再結晶して7−(4−メチル−1−ピペラジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸エチル28mgを得る。
黄色結晶、融点146〜147℃1 H−NMR(CDCl3)δppm: 0.7〜0.8(2H,m)、 1.0〜1.2(2H,m)、 1.39(3H,t,J=7Hz)、 2.39(3H,s)、2.59(3H,s)、 2.4〜2.7(4H,br)、 2.75(3H,d,J=2.9Hz)、 3.1〜3.4(4H,br)、 3.8〜4.0(1H,m)、 4.38(2H,q,J=7.1Hz)、 8.54(1H,s) 参考例2 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル25mgに10
%水酸化ナトリウム水溶液3ml及びエタノール3mlを加
え、1時間還流する。冷却水で希釈し、ジクロロメタン
で洗浄し、水層を酢酸で酸性とした後、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液で弱アルカリ性とする。ジクロロメタンで抽
出し、乾燥する。減圧下に溶媒を留去し、残渣にジエチ
ルエーテルを加え、結晶を取し、エタノールより再結
晶して7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シ
クロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸14mgを得
る。
黄色結晶、融点205〜206℃1 H−NMR(CDCl3)δppm: 0.7〜0.9(2H,m)、 1.1〜1.4〜(H,m)、 2.39(3H,s)、 2.5〜2.8(4H,br)、 2.63(3H,s)、 2.76(3H,d,J=3Hz)、 3.2〜3.5(4H,br)、 4.0〜4.2(1H,m)、 8.85(1H,s)、 14.3〜14.9(1H,br) 参考例3 6,7−ジフルオロ−1−シクロプロピル−5,8−ジメチル
−1,4−ジフルオロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 −B(OCOCH32キレート1.24gに4−メチル−1−ピペ
ラジン1.0g及びジメチルアセタミド6mlを加え、50℃に
て20時間加熱反応する。濃縮後、得られた残渣にアセト
ン20mlを加え溶解し、濃塩酸5mlを加え、室温で30分間
攪拌する。溶媒を留去後、水を加え、ジクロロメタンで
抽出する、水層を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和後、
ジクロロメタンで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥
後、残渣にジエチルエーテル−エタノール混液を加え、
析出結晶を取し、エタノールより再結晶して7−(4
−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸0.1gを得る。
黄色結晶、融点205〜206℃ 参考例4 6,7−ジフルオロ−1−シクロプロピル−5,8−ジメチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸1.88gをN−メチルピロリドン5mlに懸濁させ、4−メ
チル−1−ピペラジン2.02gを加え、150℃で3時間攪拌
する。反応後、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=
3:1)で精製し、エタノールより再結晶して7−(4−
メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6
−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸0.05gを得る。
黄色結晶、融点205〜206℃ 適当な出発原料を用い、上記参考例1〜4と同様にして
下記の化合物を得る。
(1) 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点185〜187℃、淡黄色針状(ジメチルホルムアミドよ
り再結晶) (2) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点183〜185℃、無色粉末状 (3) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点96〜98℃、淡黄色針状 (4) 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸 融点231〜233℃、白色粉末状(ジメチルホルムアミドよ
り再結晶) (5) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点229〜232℃、淡黄色プリズム状(エタノールより再
結晶) (6) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点206〜208℃、白色粉末状(酢酸−エチル−エタノー
ルより再結晶) (7) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点267〜270℃、白色粉末状(ジメチルホルムアミドよ
り再結晶) (8) 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピ
ル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点205〜207℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (9)7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シ
クロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点229〜231℃、白色針状(エタノールより再結晶) (10) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点188〜189℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (11) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点213〜216℃、淡黄色粉末状(ジメチルホルムアミド
より再結晶) (12) 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ8−クロロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点214〜217℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (13) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−8−クロロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 融点190〜192℃、淡黄色粉末状(ジクロロメタン−n−
ヘキサンより再結晶) (14) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−8−クロロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 (15) 7−(3−アミノ−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−8−クロロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 (16) 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピ
ル−5,6−ジフルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 (17) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−5,6−ジフルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 (18) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−5,6−ジフルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 (19) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−5,6−ジフルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 (20) 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピ
ル−5−クロロ−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 (21) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−5−クロロ−6−フルオロ−8−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 融点213〜215℃、黄色結晶 (22) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−5−クロロ−6−フルオロ−8−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 (23) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−5−クロロ−6−フルオロ−8−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 (24) 7−モルホリノ−1−シクロプロピル−6−フ
ルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 融点245〜247℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (25) 7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジ
ニル)−1シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・塩酸塩(トランス体) 融点272〜275℃(分解)、白色粉末状(メタノール−酢
酸エチルより再結晶) (26) 7−(3−アミノメチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・
塩酸塩 融点280〜283℃(分解)、白色粉末状(メタノール−水
より再結晶) (27) 7−(4−ヒドロキシ−ピペリジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点220〜221℃、無色針状晶(メタノールより再結晶) (28) 7−(4−フルオロ−1−ピペリジニル)−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点204〜207℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (29) 7−〔3−(N−t−ブトキシカルボニル−N
−メチルアミノ)−1−ピロリジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点210〜212℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (30) 7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−4
−メチル−1−ピロリジニル)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸(シス体) 融点239〜241℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (31) 7−〔3−(N−t−ブトキシカルボニル−N
−エチルアミノメチル)−1−ピロリジニル〕−1−シ
クロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点175〜177℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (32) 7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸・塩酸塩(シス体) 融点280〜284℃(分解)、淡黄色粉末状(エタノールよ
り再結晶) (33) 7−(3−エチルアミノメチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸・塩酸塩 融点236〜239℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (34) 7−(1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナン−
4−イル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸 融点203〜205℃、無色針状晶(メタノールより再結晶) (35) 7−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点261〜263℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (36) 7−(3−メチルアミノ−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点194〜197℃、白色粉末状(ジメチルホルムアミドよ
り再結晶) (37) 7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−4
−メチル−1−ピロリジニル)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸(トランス体) 融点226〜229℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (38) 7−〔4−(5−メチル−2−オキソ−1,3−
ジオキソレン−4−イル)メチル−1−ピペラジニル〕
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 NMR(CDCl3)δppm: 1.14〜1.24(2H,m)、 1.26〜1.41(2H,m)、 2.16(3H,s)、 2.72〜2.84(7H,m)、 3.28〜3.53(7H,m)、 7.29(1H,d,8.2Hz)、 8.73(1H,s)、 15.57(1H,s) (39) 7−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点165〜166℃、淡黄色針状(ジエチルエーテル−エタ
ノールより再結晶) (40) 7−(4−ベンジル−3−メチル−1−ピペラ
ジニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−
ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸 融点176〜178℃、淡黄色粉末状 (41) 7−(1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナン−
4−イル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−
5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸 融点194〜197℃、淡黄色針状(ジクロロメタン−n−ヘ
キサンより再結晶) (42) 7−モルホリノ−1−シクロプロピル−6,8−
ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 融点255〜259℃、白色針状(エタノールより再結晶) (43) 7−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−
1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点247〜250℃、白色針状(エタノールより再結晶) (44) 7−(4−フルオロ−1−ピペリジニル)−1
−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点259〜261℃、淡黄色針状(エタノールより再結晶) (45) 7−(3−メチルアミノ−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
・1塩酸塩 融点215〜219℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (46) 7−(3−エチルアミノメチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン・1塩酸塩 融点221〜223℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (47)7−(3−アミノメチル−1−ピロリジニル)−
1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 (48) 7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン・1塩酸塩(シス体) 融点209〜213℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (49) 7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸・1塩酸(トランス体) 融点214〜216℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (50) 7−〔4−(5−メチル−2−オキソ−1,3−
ジオキソレン−4−イル)メチル−1−ピペラジニル〕
−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 (51) 7−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−1
−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点217〜220℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (52) 7−〔3−(N−t−ブトキシカルボニル−N
−メチルアミノ)−1−ピロリジニル〕−1−シクロプ
ロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点184〜187℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (53) 7−〔3−(N−t−ブトキシカルボニル−N
−エチルアミノメチル)−1−ピロリジニル〕−1−シ
クロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点147〜149℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (54) 7−〔3−(N−t−ブトキシカルボニルアミ
ノメチル)−1−ピロリジニル〕−1−シクロプロピル
−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸 (55) 7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−4
−メチル−1−ピロリジニル〕−1−シクロプロピル−
6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸(シス体) 融点215〜217℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (56) 7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−4
−メチル−1−ピロリジニル〕−1−シクロプロピル−
6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸(トランス体) 融点223〜224℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (57) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−8−クロロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 融点194〜195℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (58) 7−(1−ピペラジニル)−1−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点244〜246℃(分解)、白色粉末状(ジメチルホルム
アミドより再結晶) (59) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸 融点228〜230℃(分解)、白色粉末状(エタノールより
再結晶) (60) 7−(1−ピペラジニル)−1−(4−ヒドロ
キシフェニル)−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点300℃以上、白色粉末状 (61) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
(4−ヒドロキシフェニル)−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸 融点300℃以上、白色粉末状 (62) 7−(1−ピペラジニル)−1−エチル−6,8
−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 融点219〜220℃(分解)、無色針状晶(エタノールより
再結晶) (63) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
エチル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点212.5〜215℃(分解)、淡黄色プリズム状晶(エタ
ノールより再結晶) (64) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
エチル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点209.5〜211℃(分解)、白色粉末状(エタノールよ
り再結晶) (65) 7−(1−ピペラジニル)−1−(4−フルオ
ロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点278〜282℃(分解)、微黄色結晶(ジメチルホルム
アミドより再結晶) (66) 7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−1
−ピロリジニル)−1−(4−フルオロフェニル)−6
−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 融点249〜250℃、白色結晶(エタノールより再結晶) (67) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
(4−フルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・塩酸塩 融点292〜295℃(分解)、淡黄白色結晶(エタノール−
水より再結晶) (68) 7−(1−ピペラジニル)−1−エチル−6−
フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸 融点225〜227℃、白色結晶(ジメチルホルムアミドより
再結晶) (69) 7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−1
−ピロリジニル)−1−エチル−6−フルオロ−5−メ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸 融点230〜231℃、白色結晶(エタノールより再結晶) (70) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
エチル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩 融点275〜281℃(分解)、微黄色結晶(エタノールより
再結晶) (71) 7−(1−ピペラジニル)−1−ビニル−6,8
−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸エチル 融点181〜183℃(分解)、淡黄色針状晶(クロロホルム
−n−ヘキサンより再結晶) (72) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
ビニル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル 融点165〜166℃(分解)、淡黄色針状晶(酢酸エチル−
n−ヘキサンより再結晶) (73) 7−(1−ピペラジニル)−1−ビニル−6,8
−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 融点205〜206.5℃(分解)、淡黄色粉末状 (74) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
ビニル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点187.5〜189.5℃(分解)、淡黄色針状晶(酢酸エチ
ル−n−ヘキサンより再結晶) (75) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
(4−フルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 融点274〜275℃(分解)、白色結晶(エタノールより再
結晶) (76) 7−(1−ピペラジニル)−1−(2−チエニ
ル)−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点239〜240.5℃(分解)、白色粉末状(エタノールよ
り再結晶) (77)7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル
−6,8−ジフルオロ−5−エチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸 融点161〜163℃、黄色粉末状(ジメチルホルムアミドよ
り再結晶) (78) 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−エチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点146〜147℃、白色粉末状(ジメチルホルムアミド−
エタノール−ジエチルエーテルより再結晶) (79) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−エチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点201〜202℃、白色粉末状(ジメチルホルムアミドよ
り再結晶) (80) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−エチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点164〜165℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (81) 3S(−)−10−(4−メチル−ピペラジニル)
−9−フルオロ−3,8−ジメチル−7−オキソ−7H−ピ
リド〔1,2,3−de〕〔1,4〕ベンゾキサジン−6−カルボ
ン酸 融点235〜236.5℃(分解)、無色プリズム状晶(エタノ
ールより再結晶) ▲〔α〕25 D▼=−125.9°(C=0.21、クロロホルム) (82) 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸 融点226〜228℃、淡黄色結晶(エタノールより再結晶) (83) 7−(1−ピペラジニル)−1−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸
塩 融点229〜232℃、白色結晶(エタノール−水より再結
晶) (84) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸。塩酸塩 融点291〜294℃、白色結晶(エタノール−水より再結
晶) 参考例5 7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−4−メチル
−1−ピロリジニル)−1−シクロプロピル−6−フル
オロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸(トランス体)120mgのエタノール4
ml及び10%塩酸4mlの混合物を30分加熱還流する。濃縮
後、得られた残渣をメタノール−酢酸エチルより再結晶
して7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジニ
ル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・塩酸塩(トランス体)60mgを得る。
白色粉末状、融点272〜275℃ 適当な出発原料を用い、参考例5と同様にして下記の化
合物を得る。
(1) 7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸・塩酸塩(シス体) 融点280〜284℃(分解)、淡黄色粉末状(エタノールよ
り再結晶) (2) 7−(3−エチルアミノメチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸・塩酸塩 融点236〜239℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (3) 7−(3−メチルアミノ−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点194〜197℃、白色粉末状(ジメチルホルムアミドよ
り再結晶) (4) 7−(3−メチルアミノ−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・1塩酸塩 融点215〜219℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (5) 7−(3−エチルアミノメチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸・1塩酸塩 融点221〜223℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) (6) 7−(3−アミノメチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 (7) 7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸・1塩酸塩(シス体) 融点209〜213℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (8) 7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジ
ニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸・1塩酸塩(トランス体) 融点214〜216℃、淡黄色粉末状(エタノールより再結
晶) (9) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
(4−フルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・塩酸塩 融点292〜295℃(分解)、淡黄白色結晶(メタノール−
水より再結晶) (10) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
エチル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩 融点275〜281℃(分解)、微黄色結晶(エタノール水よ
り再結晶) (11) 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−エチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 融点164〜165℃、白色粉末状(エタノールより再結晶) 参考例6 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6−
フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸40mgを5%水酸化ナトリウム2m
lに溶解し、無水酢酸0.1mlを室温にて加える。希塩酸に
て酸性とした後、ジクロロメタンにて抽出し、硫酸マグ
ネシウムにて乾燥する。濃縮後、残渣をエタノールより
再結晶して7−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−
1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸29mg
を得る。
白色粉末状、融点261〜263℃ 適当な出発原料を用い、上記参考例6と同様にして7−
(4−アセチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプロ
ピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸を得る。
参考例7 7−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−5,8ジメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸150mgのエタノ
ール20ml溶液に10%Pd−C 50mgを加え、70℃、常圧にて
接触還元する。10%Pd−Cを去後、液を濃縮する。
ジメチルホルムアミドより再結晶して7−(1−ピペラ
ジニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−
ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸64mgを得る。
融点185〜187℃、淡黄色針状 適当な出発原料を用い、上記参考例7と同様にして7−
(3−メチル−−ピペラジニル)−1−シクロプロピル
−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸を得る。
参考例8 参考例1と同様にして、中間体として{N−シクロプロ
ピル−N−〔3−(3−エトキシカルボニルアミノ−1
−ピロリジニル)4−フルオロ−2,5−ジメチル−6−
ニトロフェニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチルを
経て、7−(3−エトキシカルボニルアミノ−1−ピロ
リジニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8
−ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチルを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 0.7〜0.9(2H,m)、 1.0〜1.2(2H,m)、 1.39(3H,t,J=7.1Hz)、 1.40(3H,t,J=7.1Hz)、 2.1〜2.4(2H,m)、 2.50(3H,s)、 2.75(3H,d,J=3Hz)、 3.4〜3.7(4H,m)、 3.8〜4.0(1H,m)、 4.1〜4.5(5H,m)、 5.3〜5.5(1H,m)、 8.54(1H,s) 参考例9 参考例1と同様にして、中間体としと{N−シクロプロ
ピル−N−〔3−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)
−4−フルオロ−2,5−ジメチル−6−ニトロフェニ
ル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチルを経て、7−
(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルを得る。1 H−NMR(CDCl3)δppm: 0.6〜0.8(2H,m)、 1.0〜1.2(2H,m)、 1.39(3H,t,J=7.1Hz)、 2.58(3H,s)、 2.4〜2.7(4H,br)、 2.74(3H,d,J=3.0Hz)、 3.1〜3.4(4H,br)、 3.60(2H,s)、 3.8〜4.0(1H,m)、 4.38(2H,q,J=7.1Hz)、 7.3〜7.4(5H,m)、 8.53(1H,s) 参考例10 参考例1と同様にして、中間体として{N−シクロプロ
ピル−N−〔3−(4−ベンジル−3−メチル−1−ピ
ペラジニル)−4−フルオロ−2,5−ジメチル−6−ニ
トロフェニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチルを経
て、7−(4−ベンジル−3−メチル−1−ピペラジニ
ル)1−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジ
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸エチルを得る。
融点128〜129℃、淡黄色粉末状 参考例11 7−(3−エトキシカルボニルアミノ−1−ピロリジニ
ル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸エチルエステル130mgに5%水酸化カリウム水溶
液3.2mlを加え、4時間加熱還流する。冷却後酢酸を加
え、酸性とし、次いで炭酸カリウムで弱アルカリ性とす
る。ジクロロメタンにて抽出、乾燥後、溶媒を減圧留去
する。得られた残渣にジエチルエーテルを加え、析出量
を取して、7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−
1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸3
0mgを得る。
融点96〜98℃、淡黄色針状 参考例12 参考例1と同様にして、中間体として{N−シクロプロ
ピル−N−〔3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−
4−フルオロ−2−メチル−5−クロロ−6−ニトロフ
ェニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチルを経て、7
−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−5−クロロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル
を得る。
融点175〜177℃、黄色結晶 参考例13 1−シクロプロピル−6−フルオロ−7−ブロモ−5−
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸0.58gのN−メチル−2−ピロリドン5ml溶液
に、4−オキソピペリジン0.64gを加え、90℃にて20分
間加熱する。減圧下に溶媒を留去し、得られる残渣にエ
タノールを加えて結晶を取し、1−シクロプロピル−
6−フルオロ−7−(4−オキソ−1−ピペリジニル)
−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸230mgを得る。
元素分析値(C19H19N2O4Fとして) C H N 計算値(%) 63.68 5.34 7.82 実測値(%) 63.58 5.39 7.72 〔抗菌試験〕 下記に示す供試化合物についての種々の菌に対する抗菌
作用を調べるため、寒天希釈平板法により最小増殖阻止
濃度を求めた〔Chemotherapy,22,1126〜1128(1974)参
照〕。得られた結果を下記第1表に示す。尚、各種菌
は、1×106菌数/ml(O.D.660mμ,0.07〜0.16を100倍に
希釈)に調製した。
〈供試化合物〉 1.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 2.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 3.7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6
−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 4.7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 5.7−(3−メチル−ピペラジニル)−1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 6.7−(3−アミノメチル−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩 7.7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・
塩酸塩(トランス体) 8.7−モルホリノ−1−シクロプロピル−6−フルオロ
−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸 9.7−(3−エチルアミノメチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・
塩酸塩 10.7−(1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナン−4−イ
ル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 11.7−(4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル)−1−シ
クロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 12.7−(4−フルオロ−1−ピペリジニル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 13.7−(3−アミノ−4−メチル−ピロリジニル)−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸
塩(シス体) 14.7−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 15.7−(3−メチルアミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 16.7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6
−フルオロ5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 17.7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 18.7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 19.7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6,
8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 20.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 21.7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 22.7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロ
プロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 23.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−5−クロロ−6−フルオロ−8−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 24.7−(1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナン−4−イ
ル〕−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸 25.7−モルホリノ−1−シクロプロピル−6,8−ジフル
オロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸 26.7−(4−ヒドロキシ−1−ヒペリジニル)−1−シ
クロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 27.7−(4−フルオロ−1−ヒペリジニル)−1−シク
ロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 28.7−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−4−メチ
ル−ピロリジニル)−1−シクロプロピル−6,8−ジフ
ルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸(トランス体) 29.7−(3−メチルアミノ−1−ピロリジニル)−1−
シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・1塩
酸塩 30.7−(3−エチルアミノメチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・1塩酸塩 31.7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・1塩酸塩(トランス体) 32.7−(3−アミノ−4−メチル−1−ピロリジニル)
−1−シクロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・1塩酸塩(シス体) 33.7−(4−アセチル−1−ピペラジニル)−1−シク
ロプロピル−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 34.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−8−クロロ−5−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 35.7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6
−フルオロ−8−クロロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 36.7(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−8−クロロ−5−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 37.7−(1−ピペラジニル)−1−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 38.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−(2,4
−ジフルオロフェニル)−6,8−ジフルオロ−5−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 39.7−(1−ピペラジニル)−1−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−6,8−ジフルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 40.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−(4−
ヒドロキシフェニル)−6,8−ジフルオロ−5−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 41.7−(1−ピペラジニル)−1−エチル−6,8−ジフ
ルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 42.7−(1−ピペラジニル)−1−(4−フルオロフェ
ニル)−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 43.7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−(4−
フルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩
酸塩 44.7−(1−ピペラジニル)−1−ビニル−6,8−ジフ
ルオロ−5−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸 45.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−(4−
フルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 46.3S(−)−10−(4−メチル−1−ピペラジニル)
−9−フルオロ−3,8−ジメチル−7−オキソ−7H−ピ
リド〔1,2,3−de〕〔1,4〕ベンゾキサジン−6−カルボ
ン酸 47.7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−(2,4
−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 48.7−(1−ピペラジニル)−1−(2,4−ジフルオロ
フェニル)−6−フルオロ−5−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸・塩酸塩 49.7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−(2,4
−ジフルオロフェニル)−6−フルオロ−5−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
・塩酸塩 〈菌株名〉 A:S.aureus FDA 209P B:P.aeruginosa E−2 製剤例1 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 200mg ブドウ糖 250mg注射用蒸留水 適量 全量 5ml 注射用蒸留水に7−(4−メチル−1−ピペラジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸及びブドウ糖を溶解させた後、5mlのアルプルに注入
し、窒素置換後121℃で15分間加圧滅菌を行なって上記
組成の注射剤を得る。
製剤例2 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 100g アビセル(商標名、旭化成(株)製) 40g コンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g TC−5(商標名、信越化学工業(株)製、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース) 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40gエタノール 40g 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸、アビセル、コ
ンスターチ及びステアリン酸マグネシウムを取り、混合
研磨後糖衣R10mmのキネで打錠する。得られた錠剤をTC
−5、ポリエチレングリコール−6000、ヒマシ油及びエ
タノールからなるフィルムコーティング剤で被覆を行な
い、上記組成のフィルムコーティング錠を製造する。
製剤例3 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 2g 精製ラノリン 5g サラシミツロウ 5g白色ワセリン 88g 全量 100g サラシミツロウを加温して液状となし、次いで7−(4
−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−5,8−ジメチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸、精製ラノリン及び白色
ワセリンを加え、液状となるまで加温後、固化し始める
まで攪拌して、上記組成の軟膏剤を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−95926(JP,A) 特開 昭62−13482(JP,A) 特開 昭48−39449(JP,A) 特開 昭61−271255(JP,A) 特公 昭47−32430(JP,B1) 特公 昭45−40439(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中R1は置換基として低級アルキル基及びハロゲン原
    子なる群より選ばれた基を1〜3個有することのあるシ
    クロプロピル基を示す。R3は水素原子を示す。R4は低級
    アルキル基を示す。X及びX4はハロゲン原子を示す。R
    101は水素原子、低級アルキル基又は−B(OCOR15)(O
    COR16)(R15及びR16はアルキル基を示す。)を示
    す。〕 で表わされるベンゼン誘導体。
JP2217385A 1988-04-13 1990-08-17 ベンゼン誘導体 Expired - Lifetime JPH0747575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2217385A JPH0747575B2 (ja) 1988-04-13 1990-08-17 ベンゼン誘導体

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63091121A JPH0696557B2 (ja) 1987-04-16 1988-04-13 ベンゾヘテロ環化合物
JP2217385A JPH0747575B2 (ja) 1988-04-13 1990-08-17 ベンゼン誘導体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63091121A Division JPH0696557B2 (ja) 1987-04-16 1988-04-13 ベンゾヘテロ環化合物

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6238865A Division JP2523092B2 (ja) 1994-10-03 1994-10-03 ベンゼン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03135930A JPH03135930A (ja) 1991-06-10
JPH0747575B2 true JPH0747575B2 (ja) 1995-05-24

Family

ID=26432591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2217385A Expired - Lifetime JPH0747575B2 (ja) 1988-04-13 1990-08-17 ベンゼン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0747575B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS562052B2 (ja) * 1971-09-30 1981-01-17
JPS5395926A (en) * 1977-01-31 1978-08-22 Wako Pure Chem Ind Ltd Purification of pentachloronitrobenzene
JPS61271255A (ja) * 1985-05-25 1986-12-01 Ihara Chem Ind Co Ltd アニリン類の製造方法
JPS6213482A (ja) * 1985-07-12 1987-01-22 Asahi Glass Co Ltd 作動用媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03135930A (ja) 1991-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2654537B2 (ja) ベンゾヘテロ環化合物
US4855292A (en) 1-cyclopropyl-6-fluoro-8-alkyl-1,4-dihydro-4-oxo-quinoline-3-carboxylic acid derivatives
JP2604124B2 (ja) ナフチリジン誘導体
JP2815119B2 (ja) 抗菌剤
EP0208210A1 (en) Pyridonecarboxylic acid derivatives and process for their preparation
US5290934A (en) Benzoheterocyclic compounds
JPH01160985A (ja) ベンゾヘテロ環化合物
JPH01193275A (ja) ベンゾヘテロ環化合物
JPH0753715B2 (ja) ベンゾヘテロ環化合物
US5376748A (en) Nitroquinolone derivatives
JP2523092B2 (ja) ベンゼン誘導体
JPH0747575B2 (ja) ベンゼン誘導体
JPH05345777A (ja) 7−(4,4−ジアルキル−3−アミノ置換ピロリジニル)キノロン−3−カルボン酸誘導体
JPH03115264A (ja) 抗菌剤
RU2120940C1 (ru) Производные хинолин- или нафтиридинкарбоновой кислоты и способы их получения
KR950005201B1 (ko) 8-알콕시퀴놀론카복실산 유도체
KR970000950B1 (ko) 벤조헤테로사이클릭화합물의 제조방법
JPH0348682A (ja) ピリドンカルボン酸化合物
WO1991001308A1 (fr) Derives de l'acide quinolonecarboxylique
JPH0680640A (ja) 選択毒性に優れた8−アルコキシキノロンカルボン酸およびその塩並びにその製造方法
JPH02138278A (ja) キノロンカルボン酸化合物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term