JPH0753715B2 - ベンゾヘテロ環化合物 - Google Patents

ベンゾヘテロ環化合物

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JPH0753715B2
JPH0753715B2 JP62037000A JP3700087A JPH0753715B2 JP H0753715 B2 JPH0753715 B2 JP H0753715B2 JP 62037000 A JP62037000 A JP 62037000A JP 3700087 A JP3700087 A JP 3700087A JP H0753715 B2 JPH0753715 B2 JP H0753715B2
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JP
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piperazinyl
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methyl
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敬 上田
寿 宮本
晋治 安藝
達也 大塚
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規なベンゾヘテロ環化合物に関する。
発明の開示 本発明のベンゾヘテロ環化合物は、文献未記載の新規化
合物であつて、下記一般式(1)で表わされる。
〔式中R1はシクロプロピル基を示す。R2(Raは低級アルキル基を示す)、 (Rbは水素原子、低級アルキル基又はシクロアルキル基
を示す)、 (Rcは低級アルキル基又は低級アルカノイル基、Rdは低
級アルキル基を示す)、 (Reはアミノ基上に低級アルキル基を1個有することの
あるアミノ低級アルキル基又は低級アルキル基を1個有
することのあるアミノ基を、Rfは水素原子又は低級アル
キル基を示す)、 (Rgは水素原子又は低級アルキル基を示す)、 を示す。R3は低級アルキル基を示す。Xはハロゲン原子
を示す。〕 上記一般式(1)で表わされるベンゾヘテロ環化合物及
びその塩は、広くグラム陽性菌及びグラム陰性菌に対し
て優れた抗菌活性を発揮し、各種病原細菌に起因する
人、動物、魚類等の疾病の治療薬として有用であり、ま
た医療用器具等の外用殺菌剤や消毒剤としても有用であ
る。
上記一般式(1)において示される各基は、より具体的
にはそれぞれ次の通りである。
ハロゲン原子としては、弗素、塩素、臭素及び沃素原子
を例示できる。
置換基として低級アルキル基及びハロゲン原子なる群よ
り選ばれた基を1〜3個有することのあるシクロプロピ
ル基としては、シクロプロピル、2−フルオロ−1−シ
クロプロピル、2−クロロ−1−シクロプロピル、2−
ブロモ−1−シクロプロピル、2−ヨード−1−シクロ
プロピル、2,2−ジクロロシクロプロピル、2,2−ジブロ
モシクロプロピル、2,2,3−トリクロロシクロプロピ
ル、2−メチル−1−シクロプロピル、2−エチル−1
−シクロプロピル、2−プロピル−1−シクロプロピ
ル、2−ブチル−1−シクロプロピル、2−ペンチル−
1−シクロプロピル、2−ヘキシル−1−シクロプロピ
ル、2,2−ジメチルシクロプロピル、2,3−ジメチルシク
ロプロピル、2,2,3−トリメチルシクロプロピル、2−
フルオロ−3−メチルシクロプロピル、2,2−ジエチル
シクロプロピル、2−メチル−3−プロピルシクロプロ
ピル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を1〜3個有す
ることのあるシクロプロピル基を例示できる。
低級アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキ
シル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
を例示できる。
置換基を有することのある5〜9員環の飽和又は不飽和
の複素環残基としては、置換基として低級アルキル基、
シクロアルキル基、フエニル環上に置換基として低級ア
ルコキシ基、ニトロ基、アミノ基を有することのあるフ
エニル低級アルキル基、フエニル環上に置換基としてハ
ロゲン原子、ハロゲン原子を1〜3個有することのある
低級アルキル基を有することのあるフエニル基、ピリジ
ル基、置換基として水酸基、低級アルキル基、低級アル
カノイル基、シクロアルキル基又は低級アルコキシカル
ボニル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシ
基又はハロゲン原子を1〜3個有する低級アルキル基、
低級アルキニル基、ハロゲン原子を1〜7個有すること
のある低級アルカノイル基、置換基としてハロゲン原子
又はカルボキシ基を1〜3個有する低級アルケニルカル
ボニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキル
基を有することのあるアミノカルボニル基、フエニル低
級アルコキシカルボニル基、置換基としてフエニル低級
アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ低級
アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキ
ル基、カルボキシ低級アルキル基、アニリノカルボニル
低級アルキル基、置換基として低級アルキル基、フエニ
ル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基又は低
級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、水酸
基、ハロゲン原子を1〜3個有することのある低級アル
キルスルホニル基、フタリド基、置換基としてハロゲン
原子を1〜2個有することのある2(5H)−フラノン
基、スルホ低級アルキル基、オキソ基、低級アルコキシ
基、低級アルケニル基、ハロゲン原子、低級アルカノイ
ルオキシ基、又は置換基としてフエニル基又は低級アル
キル基を有することのある2−オキソ−1,3−ジオキソ
レンメチル基、シクロアルキルアミノ基、置換基として
フエニル基又は低級アルキル基を有することのある2−
オキソ−1,3−ジオキソレンメチルアミノ基、低級アル
キルチオ基又はチオ基を有することのある5〜9員環の
飽和又は不飽和の複素環残基を示し、例えばピペラジニ
ル、ピペリジニル、ピロリジニル、ホモピペラジニル、
モルホリノ、チオモルホリノ、1,2,5,6−テトラヒドロ
ピリジル、イミダゾリル、1,4−ジアザビシクロ〔4,3,
0〕ノナン−4−イル、チオモルホリノ−4−オキシ
ド、チオモルホリノ−4,4−ジオキシド、ピラゾリジニ
ル、ヘキサヒドロピリダジル、ピリジル、チアゾリジニ
ル、2−チオ−1−イミダリジニル、2−オキソ−1−
イミダゾリジニル、3,7−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナ
ン−3−イル、4−メチル−1−ピペラジニル、4−エ
チル−1−ピペラジニル、4−プロピル−1−ピペラジ
ニル、4−t−ブチル−1−ピペラジニル、4−ペンチ
ル−1−ピペラジニル、4−ヘキシル−1−ピペラジニ
ル、3−メチル−1−ピペラジニル、3,4−ジメチル−
1−ピペラジニル、2,5−ジメチル−1−ピペラジニ
ル、2,4,5−トリメチル−1−ピペラジニル、3,4,5−ト
リメチル−1−ピペラジニル、3−エチル−1−ピペラ
ジニル、3−プロピル−4−メチル−1−ピペラジニ
ル、2−n−ブチル−5−メチル−1−ピペラジニル、
2−ペンチル−5−ヘキシル−1−ピペラジニル、4−
ホルミル−1−ピペラジニル、4−アセチル−1−ピペ
ラジニル、4−プロピオニル−1−ピペラジニル、4−
ブチリル−1−ピペラジニル、4−ペンタノイル−1−
ピペラジニル、4−ヘキサノイル−1−ピペラジニル、
4−(α,α,α−トリフルオロアセチル)−1−ピペ
ラジニル、4−(β,β,β−トリフルオロ−α,α−
ジフルオロプロピオニル)−1−ピペラジニル、4−
(γ,γ,γ−トリフルオロ−β,β−ジフルオロ−
α,α−ジフルオロブチリル)−1−ピペラジニル、4
−(α,α−ジクロロアセチル)−1−ピペラジニル、
4−(α−ブロモアセチル)−1−ピペラジニル、4−
(α−ヨードアセチル)−1−ピペラジニル、4−(β
−フルオロプロピオニル)−1−ピペラジニル、4−
(β−フルオロ−α−フルオロプロピオニル)−1−ピ
ペラジニル、4−(6−フルオロヘキサノイル)−1−
ピペラジニル、4−(4−クロロペンタノイル)−1−
ピペラジニル、4−ベンジル−1−ピペラジニル、4−
(2−フエニルエチル)−1−ピペラジニル、4−(1
−フエニルエチル)−1−ピペラジニル、4−(3−フ
エニルプロピル)1−ピペラジニル、4−(4−フエニ
ルブチル)−1−ピペラジニル、4−(1,1−ジメチル
−2−フエニルエチル)−1−ピペラジニル、4−(5
−フエニルペンチル)−1−ピペラジニル、4−(6−
フエニルヘキシル)−1−ピペラジニル、4−(2−メ
チル−3−フエニルプロピル)−1−ピペラジニル、4
−アミノ−1−ピペラジニル、3−アミノ−1−ピペラ
ジニル、2−アミノ−1−ピペラジニル、4−メチルア
ミノ−1−ピペラジニル、3−ジメチルアミノ−1−ピ
ペラジニル、2−エチルアミノ−1−ピペラジニル、4
−プロピルアミノ−1−ピペラジニル、4−t−ブチル
アミノ−1−ピペラジニル、3−ペンチルアミノ−1−
ピペラジニル、2−ヘキシルアミノ−1−ピペラジニ
ル、4−ジエチルアミノ−1−ピペラジニル、4−(N
−メチル−N−n−ブチルアミノ)−1−ピペラジニ
ル、3−(N−メチル−N−ペンチルアミノ)−1−ピ
ペラジニル、2−(N−エチル−N−ヘキシルアミノ)
−1−ピペラジニル、4−アセチルアミノ−1−ピペラ
ジニル、3−ホルミルアミノ−1−ピペラジニル、2−
プロピオニルアミノ−1−ピペラジニル、4−ブチリル
アミノ−1−ピペラジニル、3−ペンタノイルアミノ−
1−ピペラジニル、2−ヘキサノイルアミノ−1−ピペ
ラジニル、4−(N−メチル−N−アセチルアミノ)−
1−ピペラジニル、3−(N−エチル−N−プロピオニ
ルアミノ)−1−ピペラジニル、4−ヒドロキシ−1−
ピペラジニル、3−ヒドロキシ−1−ピペラジニル、2
−ヒドロキシ−1−ピペラジニル、4−メチルスルホニ
ル−1−ピペラジニル、4−エチルスルホニル−1−ピ
ペラジニル、4−プロピルスルホニル−1−ピペラジニ
ル、4−n−ブチルスルホニル−1−ピペラジニル、4
−ペンチルスルホニル−1−ピペラジニル、4−ヘキシ
ルスルホニル−1−ピペラジニル、4−トリフルオロメ
チルスルホニル−1−ピペラジニル、4−(2−フルオ
ロエチルスルホニル)−1−ピペラジニル、4−(3−
フルオロプロピルスルホニル)−1−ピペラジニル、4
−(4,4,4−トルフルオロブチルスルホニル)−1−ピ
ペラジニル、4−スルホニル−1−ピペラジニル、4−
(フタリド−3−イル)−1−ピペラジニル、4−(3,
4−ジブロモ−2(5H)−フラノン−5−イル)−1−
ピペラジニル、4−(3,4−ジクロロ−2(5H)−フラ
ノン−5−イル)−1−ピペラジニル、4−(2(5H)
−フラノン−5−イル)−1−ピペラジニル、4−(3
−クロロ−2(5H)−フラノン−5−イル)−1−ピペ
ラジニル、4−ホルミル−3−メチル−1−ピペラジニ
ル、4−アセチル−3−エチル−1−ピペラジニル、4
−アセチル−2−メチル−1−ピペラジニル、4−メチ
ル−3−ヒドロキシメチル−1−ピペラジニル、3−ヒ
ドロキシメチル−1−ピペラジニル、4−エチル−3−
(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル、3−
(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピペラジニル、4−
メチル−2−(4−ヒドロキシブチル)−1−ピペラジ
ニル、4−エチル−3−(5−ヒドロキシペンチル)−
1−ピペラジニル、3−(6−ヒドロキシヘキシル)−
1−ピペラジニル、4−(4−メトキシベンジル)−1
−ピペラジニル、4−(3−エトキシベンジル)−1−
ピペラジニル、4−(2−プロポキシベンジル)−1−
ピペラジニル、4−(4−n−ブトキシベンジル)−1
−ピペラジニル、4−(3−ペンチルオキシベンジル)
−1−ピペラジニル、4−(2−ヘキシルオキシベンジ
ル)−1−ピペラジニル、4−(4−ニトロベンジル)
−1−ピペラジニル、4−(3−ニトロベンジル)−1
−ピペラジニル、4−(4−アミノベンジル)−1−ピ
ペラジニル、4−(2−アミノベンジル)−1−ピペラ
ジニル、4−シクロプロピル−1−ピペラジニル、4−
シクロブチル−1−ピペラジニル、4−シクロペンチル
−1−ピペラジニル、4−シクロヘキシル−1−ピペラ
ジニル、4−シクロヘプチル−1−ピペラジニル、4−
シクロオクチル−1−ピペラジニル、4−フエニル−1
−ピペラジニル、4−(4−フルオロフエニル)−1−
ピペラジニル、4−(3−ブロモフエニル)−1−ピペ
ラジニル、4−(2−クロロフエニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(4−ヨードフエニル)−1−ピペラジニ
ル、4−(4−メチルフエニル)−1−ピペラジニル、
4−(3−エチルフエニル)−1−ピペラジニル、4−
(2−プロピルフエニル)−1−ピペラジニル、4−
(4−n−ブチルフエニル)−1−ピペラジニル、4−
(3−ペンチルフエニル)−1−ピペラジニル、4−
(2−ヘキシルフエニル)−1−ピペラジニル、4−
(4−トリフルオロメチルフエニル)−1−ピペラジニ
ル、4−〔3−(2−クロロエチル)フエニル〕−1−
ピペラジニル、4−〔2−(3,3−ジブロモプロピル)
フエニル〕−1−ピペラジニル、4−〔4−(4−クロ
ロブチル)フエニル〕−1−ピペラジニル、4−ヒドロ
キシメチル−1−ピペラジニル、4−(2−ヒドロキシ
エチル)−1−ピペラジニル、4−(3−ヒドロキシプ
ロピル)−1−ピペラジニル、4−(3−クロロプロピ
ル)−1−ピペラジニル、4−(ブロモメチル)−1−
ピペラジニル、4−(2−フルオロエチル)−1−ピペ
ラジニル、4−(4−クロロブチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(3−フルオロペンチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(2,3−ジクロロヘキシル)−1−ピペラジニ
ル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1−ピペラ
ジニル、4−(トリフルオロメチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(アミノメチル)−1−ピペラジニル、4−
(3−ジメチルアミノプロピル)−1−ピペラジニル、
4−(2−エチルアミノエチル)−1−ピペラジニル、
4−(4−プロピルアミノブチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(5−n−ブチルアミノペンチル)−1−ピペ
ラジニル、4−(6−ペンチルアミノヘキシル)−1−
ピペラジニル、4−(N−メチル−N−エチルアミノメ
チル)−1−ピペラジニル、4−(N−メチル−N−プ
ロピルアミノメチル)−1−ピペラジニル、4−(2−
ジエチルアミノエチル)−1−ピペラジニル、4−(メ
トキシメチル)−1−ピペラジニル、4−(エトキシメ
チル)−1−ピペラジニル、4−(2−プロポキシエチ
ル)−1−ピペラジニル、4−(3−ブトキシプロピ
ル)−1−ピペラジニル、4−(4−ペンチルオキシブ
チル)−1−ピペラジニル、4−(5−ヘキシルオキシ
ペンチル)−1−ピペラジニル、4−(6−メトキシヘ
キシル)−1−ピペラジニル、4−プロパルギル−1−
ピペラジニル、4−(2−ブチニル)−1−ピペラジニ
ル、4−(3−ブチニル)−1−ピペラジニル、4−
(1−メチル−2−プロピニル)−1−ピペラジニル、
4−(2−ペンチニル)−1−ピペラジニル、4−(2
−ヘキシニル)−1−ピペラジニル、4−エチニル−1
−ピペラジニル、4−ビニル−1−ピペラジニル、4−
アリル−1−ピペラジニル、4−(2−ブテニル)−1
−ピペラジニル、4−(3−ブテニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(1−メチルアリル)−1−ピペラジニル、
4−(2−ペンテニル)−1−ピペラジニル、4−(2
−ヘキセニル)−1−ピペラジニル、2−オキソ−1−
ピペラジニル、3−オキソ−1−ピペラジニル、4−オ
キソ−3−メチル−1−ピペラジニル、4,4−ジメチル
−1−ピペラジニル、4−(2−ピリジル)−1−ピペ
ラジニル、4−(3−ピリジル)−1−ピペラジニル、
4−(4−ピリジル)−1−ピペラジニル、4−カルバ
モイル−1−ピペラジニル、4−ジメチルアミノカルボ
ニル−1−ピペラジニル、4−エチルアミノカルボニル
−1−ピペラジニル、4−プロピルアミノカルボニル−
1−ピペラジニル、4−ブチルアミノカルボニル−1−
ピペラジニル、4−ペンチルアミノカルボニル−1−ピ
ペラジニル、4−ヘキシルアミノカルボニル−1−ピペ
ラジニル、4−ジエチルアミノカルボニル−1−ピペラ
ジニル、4−(N−メチル−N−プロピルアミノカルボ
ニル)−1−ピペラジニル、4−メトキシカルボニル−
1−ピペラジニル、4−エトキシカルボニル−1−ピペ
ラジニル、4−プロポキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−tert−ブトキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ペンチルオキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ヘキシルオキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−ベンジルオキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル、4−(2−フエニルエトキシカルボニル)−1−ピ
ペラジニル、4−(3−フエニルプロポキシカルボニ
ル)−1−ピペラジニル、4−(4−フエニルブトキシ
カルボニル)−1−ピペラジニル、4−(5−フエニル
ペンチルオキシカルボニル)−1−ピペラジニル、4−
(6−フエニルヘキシルオキシカルボニル)−1−ピペ
ラジニル、4−(2−アミノアセチル)−1−ピペラジ
ニル、4−(3−アミノプロピオニル)−1−ピペラジ
ニル、4−(4−アミノブチリル)−1−ピペラジニ
ル、4−(5−アミノペンタノイル)−1−ピペラジニ
ル、4−(6−アミノヘキサノイル)−1−ピペラジニ
ル、4−(2−ベンジルオキシカルボニルアミノアセチ
ル)−1−ピペラジニル、4−〔2−(2−フエニルエ
トキシカルボニルアミノ)アセチル〕−1−ピペラジニ
ル、4−〔2−(3−フエニルプロポキシカルボニルア
ミノ)アセチル〕−1−ピペラジニル、4−〔2−(4
−フエニルブトキシカルボニルアミノ)アセチル〕−1
−ピペラジニル、4−メトキシカルボニルメチル−1−
ピペラジニル、4−エトキシカルボニルメチル−1−ピ
ペラジニル、4−(2−エトキシカルボニルエチル〕−
1−ピペラジニル、4−(3−プロポキシカルボニルプ
ロピル)−1−ピペラジニル、4−(4−ブトキシカル
ボニルブチル)−1−ピペラジニル、4−(5−ペンチ
ルオキシカルボニルペンチル)−1−ピペラジニル、4
−(6−ヘキシルオキシカルボニルヘキシル)−1−ピ
ペラジニル、4−カルボニルメチル−1−ピペラジニ
ル、4−(2−カルボキシエチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(3−カルボキシプロピル)−1−ピペラジニ
ル、4−(4−カルボキシブチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(5−カルボキシペンチル)−1−ピペラジニ
ル、4−(6−カルボキシヘキシル)−1−ピペラジニ
ル、4−(アニリノカルボニルメチル)−1−ピペラジ
ニル、4−(2−アニリノカルボニルエチル)−1−ピ
ペラジニル、4−(3−アニリノカルボニルプロピル)
−1−ピペラジニル、4−(4−アニリノカルボニルブ
チル)−1−ピペラジニル、4−(5−アニリノカルボ
ニルペンチル)−1−ピペラジニル、4−(6−アニリ
ノカルボニルヘキシル)−1−ピペラジニル、4−(3
−カルボキシアクリロイル)−1−ピペラジニル、4−
(3−カルボキシ−2,3−ジクロロアクリロイル)−1
−ピペラジニル、4−メチル−1−ピペリジニル、4−
エチル−1−ピペリジニル、4−プロピル−1−ピペリ
ジニル、4−n−ブチル−1−ピペリジニル、4−ペン
チル−1−ピペリジニル、4−ヘキシル−1−ピペリジ
ニル、4−メトキシ−1−ピペリジニル、4−エトキシ
−1−ピペリジニル、4−プロポキシ−1−ピペリジニ
ル、4−n−ブトキシ−1−ピペリジニル、4−ペンチ
ルオキシ−1−ピペリジニル、4−ヘキシルオキシ−1
−ピペリジニル、4−アセチルオキシ−1−ピペリジニ
ル、4−プロピオニルオキシ−1−ピペリジニル、4−
ブチリルオキシ−1−ピペリジニル、4−ペンタノイル
オキシ−1−ピペリジニル、4−ヘキサノイルオキシ−
1−ピペリジニル、4−メトキシカルボニルオキシ−1
−ピペリジニル、4−エトキシカルボニル−1−ピペリ
ジニル、4−プロポキシカルボニル−1−ピペリジニ
ル、4−n−ブトキシカルボニル−1−ピペリジニル、
4−ペンチルオキシカルボニル−1−ピペリジニル、4
−ヘキシルオキシカルボニル−1−ピペリジニル、4−
ベンジル−1−ピペリジニル、4−(2−フエニルエチ
ル)−1−ピペリジニル、4−(1−フエニルエチル)
−1−ピペリジニル、4−(3−フエニルプロピル)−
1−ピペリジニル、4−(4−フエニルブチル)−1−
ピペリジニル、4−(5−フエニルペンチル)−1−ピ
ペリジニル、4−(6−フエニルヘキシル)−1−ピペ
リジニル、4−ヒドロキシ−1−ピペリジニル、3−ヒ
ドロキシ−1−ピペリジニル、2−ヒドロキシ−1−ピ
ペリジニル、4−アミノ−1−ピペリジニル、3−アミ
ノ−1−ピペリジニル、2−アミノ−1−ピペリジニ
ル、4−ジメチルアミノ−1−ピペリジニル、4−メチ
ルアミノ−1−ピペリジニル、3−エチルアミノ−1−
ピペリジニル、2−プロピルアミノ−1−ピペリジニ
ル、4−n−ブチルアミノ−1−ピペリジニル、3−ペ
ンチルアミノ−1−ピペリジニル、4−ヘキシルアミノ
−1−ピペリジニル、3−ジエチルアミノ−1−ピペリ
ジニル、4−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−1
−ピペリジニル、4−カルバモイル−1−ピペリジニ
ル、3−カルバモイル−1−ピペリジニル、3,5−ジメ
チル−1−ピペリジニル、2,5−ジメチル−1−ピペリ
ジニル、4−オキソ−1−ピペリジニル、3−オキソ−
1−ピペリジニル、3−ヒドロオキ−1−ピロリジニ
ル、3−アミノ−1−ピロリジニル、2−ヒドロキシ−
1−ピロリジニル、2−アミノ−1−ピロリジニル、3
−メチルアミノ−1−ピロリジニル、3−ジメチルアミ
ノ−1−ピロリジニル、2−エチルアミノ−1−ピロリ
ジニル、3−プロピルアミノ−1−ピロリジニル、2−
n−ブチルアミノ−1−ピロリジニル、3−ペンチルア
ミノ−1−ピロリジニル、2−ヘキシルアミノ−1−ピ
ロリジニル、3−ジエチルアミノ−1−ピロリジニル、
3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−1−ピロリ
ジニル、2−(N−エチル−N−n−ブチルアミノ)−
1−ピロリジニル、3−アセチルアミノ−1−ピロリジ
ニル、3−プロピオニルアミノ−1−ピロリジニル、2
−ブチリルアミノ−1−ピロリジニル、3−ペンタノイ
ルアミノ−1−ピロリジニル、2−ヘキサノイルアミノ
−1−ピロリジニル、3−ヒドロキシメチル−1−ピロ
リジニル、2−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピロリ
ジニル、3−(3−ヒドロキシプロピル)−1−ピロリ
ジニル、2−(4−ヒドロキシブチル)−1−ピロリジ
ニル、3−(5−ヒドロキシペンチル)−1−ピロリジ
ニル、3−(6−ヒドロキシヘキシル)−1−ピロリジ
ニル、3−アミノメチル−1−ピロリジニル、3−(2
−アミノエチル)−1−ピロリジニル、2−(3−アミ
ノプロピル)−1−ピロリジニル、3−(4−アミノブ
チル)−1−ピロリジニル、3−(5−アミノペンチ
ル)−1−ピロリジニル、3−(6−アミノヘキシル)
−1−ピロリジニル、3−(メチルアミノメチル)−1
−ピロリジニル、3−(2−エチルアミノエチル)−1
−ピロリジニル、3−(3−プロピルアミノプロピル)
−1−ピロリジニル、2−(4−n−ブチルアミノブチ
ル)−1−ピロリジニル、3−(5−ペンチルアミノペ
ンチル)−1−ピロリジニル、3−(6−ヘキシルアミ
ノヘキシル)−1−ピロリジニル、3−(ジメチルアミ
ノメチル)−1−ピロリジニル、2−(N−メチル−N
−エチルアミノメチル)−1−ピロリジニル、3−(N
−エチル−N−n−ブチルアミノメチル)−1−ピロリ
ジニル、3−メチルアミノメチル−4−メチル−1−ピ
ロリジニル、3−メチルアミノメチル−4−フルオロ−
1−ピロリジニル、3−メチルアミノ−4−メチル−1
−ピロリジニル、3−メチルアミノ−4−クロロ−1−
ピロリジニル、3−メチルアミノメチル−4−クロロ−
1−ピロリジニル、3−メチルアミノ−4−フルオロ−
1−ピロリジニル、3−エチルアミノメチル−4−エチ
ル−1−ピロリジニル、3−プロピルアミノメチル−5
−プロピル−1−ピロリジニル、3−n−ブチルアミノ
メチル−5−フルオロ−1−ピロリジニル、3−ペンチ
ルアミノメチル−5−n−ブチル−1−ピロリジニル、
3−ヘキシルアミノメチル−5−クロロ−1−ピロリジ
ニル、3−プロピルアミノ−5−クロロ−1−ピロリジ
ニル、3−n−ブチルアミノ−5−ヘキシル−1−ピロ
リジニル、3−ペンチルアミノ−4−エチル−1−ピロ
リジニル、3−ヘキシルアミノ−4−フルオロ−1−ピ
ロリジニル、4−メチル−1−ホモピペラジニル、4−
エチル−1−ホモピペラジニル、4−プロピル−1−ホ
モピペラジニル、4−n−ブチル−1−ホモピペラジニ
ル、4−ペンチル−1−ホモピペラジニル、4−ヘキシ
ル−1−ホモピペラジニル、4−ホルミル−1−ホモピ
ペラジニル、4−アセチル−1−ホモピペラジニル、4
−プロピオニル−1−ホモピペラジニル、4−ブチリル
−1−ホモピペラジニル、4−ペンタノイル−1−ホモ
ピペラジニル、4−ヘキサノイル−1−ホモピペラジニ
ル、2−メチル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−エ
チル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−プロピル−1
−ヘキサヒドロピリダジル、2−n−ブチル−1−ヘキ
サヒドロピリダジル、2−ペンチル−1−ヘキサヒドロ
ピリダジル、2−ヘキシル−1−ヘキサヒドロピリダジ
ル、2−ホルミル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−
アセチル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−プロピオ
ニル−1−ヘキサヒドロピリダジル、2−ブチリル−1
−ヘキサヒドロピリダジル、2−ペンタノイル−1−ヘ
キサヒドロピリダジル、2−ヘキサノイル−1−ヘキサ
ヒドロピリダジル、2−メチル−1−ピラゾリジニル、
2−エチル−1−ピラゾリジニル、2−プロピル−1−
ピラゾリジニル、2−n−ブチル−1−ピラゾリジニ
ル、2−ペンチル−1−ピラゾリジニル、2−ヘキシル
−1−ピラゾリジニル、2−ホルミル−1−ピラゾリジ
ニル、2−アセチル−1−ピラゾリジニル、2−プロピ
オニル−1−ピラゾリジニル、2−ブチリル−1−ピラ
ゾリジニル、2−ペンタノイル−1−ピラゾリジニル、
2−ヘキサノイル−1−ピラゾリジニル、3,5−ジメチ
ルモルホリノ、3−メチルモルホリノ、3−エチルモル
ホリノ、2−プロピルモルホリノ、3−n−ブチルモル
ホリノ、3−ペンチル−5−メチルモルホリノ、3−ヘ
キシル−5−エチルモルホリノ、3−アミノメチルモル
ホリノ、3−メチルアミノメチルモルホリノ、2−エチ
ルアミノメチルモルホリノ、3−プロピルアミノメチル
モルホリノ、3−n−ブチルアミノメチルモルホリノ、
2−ペンチルアミノメチルモルホリノ、3−ヘキシルア
ミノメチルモルホリノ、3−(2−メチルアミノエチ
ル)モルホリノ、3−(3−メチルアミノプロピル)モ
ルホリノ、3−(4−メチルアミノブチル)モルホリ
ノ、2−(5−メチルアミノペンチル)モルホリノ、3
−(6−メチルアミノヘキシル)モルホリノ、4−(5
−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチル−1−ピペラジニル、4−(5−tert−ブチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル−1−ピペラジニル、4−(5−フエニル−2−オキ
ソ−1.3−ジオキソレン−4−イル)メチル−1−ピペ
ラジニル、4−(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4
−イル)メチル−1−ピペラジニル、3−(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル
アミノ−1−ピロリジニル、4−(5−メチル−2−オ
キソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミノ−
1−ピペリジニル、3−(5−フエニル−2−オキソ−
1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミノモルホリ
ノ、3,5−ジメチル−1−ピペラジニル、3,3−ジメチル
−1−ピペラジニル、4−アセチル−3−メチル−1−
ピペラジニル、3−エチル−1−ピペラジニル、3−エ
チル−4−メチル−1−ピペラジニル、3−(トリフル
オロメチル)−1−ピペラジニル、3−(フルオロメチ
ル)−1−ピペラジニル、3−メチルチオ−1−ピペラ
ジニル、4−メチルチオ−1−ピペラジニル、3−エチ
ルチオ−1−ピペラジニル、3−メチルチオモルホリ
ノ、4−フルオロ−1−ピペリジニル、3−フルオロ−
1−ピペラジニル、3−クロロ−1−ピペラジニル、3
−アミノ−4−フルオロ−1−ピロリジニル、3−アミ
ノ−4−ヒドロキシ−1−ピロリジニル、3−アミノ−
4−メトキシ−1−ピロリジニル、3−アミノ−4−フ
ルオロ−1−ピペリジニル、3−アミノ−4−ヒドロキ
シ−1−ピペリジニル、3−アミノ−4−メチル−1−
ピロリジニル、4−ベンジル−3−メチル−1−ピペラ
ジニル、3−フルオロメチルモルホリノ、3−クロロメ
チルモルホリノ、4−オキソ−1−ピペリジニル、3−
オキソ−1−ピペリジニル、2−オキソ−1−ピペリジ
ニル、3−アセチルアミノメチル−1−ピロリジニル、
3−(N−エチル−N−アセチルアミノ)メチル−1−
ピロリジニル、3−t−ブトキシカルボニルアミノメチ
ル−1−ピロリジニル、3−エチルアミノメチル−1−
ピロリジニル、4−シクロプロピルアミノ−1−ピペラ
ジニル、3−シクロプロピルアミノ−1−ピロリジニ
ル、4−シクロペンチルアミノ−1−ピペラジニル、4
−シクロヘキシルアミノ−1−ピペラジニル、3−シク
ロヘプチルアミノ−1−ピロリジニル、4−シクロオク
チルアミノ−1−ピペリジニル、4−シクロプロピルア
ミノ−1−ピペリジニル、3−シクロプロピルアミノモ
ルホリノ、4−チオ−1−ピペリジニル、3−チオ−1
−ピペラジニル、3−チオモルホリノ、4−シクロプロ
ピルアミノメチル−1−ピペラジニル、3−シクロプロ
ピルアミノメチル−1−ピロリジニル、4−シクロプロ
ピルアミノメチル−1−ピペリジニル、3−シクロプロ
ピルアミノメチルモルホリノ、4−(2−シクロペンチ
ルアミノエチル)−1−ピペラジニル、4−(3−シク
ロヘキシルアミノプロピル)−1−ピペラジニル、3−
(4−シクロブチルアミノブチル)−1−ピロリジニ
ル、4−(5−シクロオクチルアミノペンチル)−1−
ピペリジニル、4−(6−シクロプロピルアミノヘキシ
ル)モルホリノ、3−アセチルアミノメチル−1−ピロ
リジニル、4−(2−プロピオニルアミノエチル)−1
−ピペラジニル、4−(3−ブチリルアミノプロピル)
−1−ピペリジニル、3−(4−ペンタノイルアミノブ
チル)モルホリノ、4−(5−ヘキサノイルアミノペン
チル)−1−ピペラジニル、3−(6−アセチルアミノ
ヘキシル)−1−ピロリジニル、4−(N−アセチル−
N−エチルアミノ)メチル−1−ピペラジニル、4−
(N−シクロプロピル−N−アセチルアミノ)メチル−
1−ピロリジニル、4−(メトキシカルボニルアミノメ
チル)−1−ピペラジニル、4−(2−エトキシカルボ
ニルアミノエチル)−1−ピペリジニル、3−(3−プ
ロポキシカルボニルアミノプロピル)モルホリノ、3−
(4−ペンチルオキシカルボニルアミノブチル)−1−
ピロリジニル、3−(5−ヘキシルオキシカルボニルア
ミノペンチル)−1−ピロリジニル、4−(6−t−ブ
トキシカルボニルアミノヘキシル)−1−ピペラジニ
ル、3−(N−t−ブトキシカルボニル−N−エチルア
ミノメチル)−1−ピロリジニル、3−(N−t−ブト
キシカルボニル−N−メチルアミノメチル)−1−ピロ
リジニル、3−(N−t−ブトキシカルボニル−N−シ
クロプロピルアミノメチル)−1−ピロリジニル、4−
(N−メトキシカルボニル−N−シクロプロピルアミノ
メチル)−1−ピペラジニル、4−(N−プロポキシカ
ルボニル−N−シクロヘキシルアミノメチル)−1−ピ
ペリジニル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は
分枝鎖状アルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル
基、フエニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシ基、ニトロ基、アミノ基を有する
ことのあるアルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基であるフエニルアルキル基、フエニル
環上に置換基としてハロゲン原子、ハロゲン原子を1〜
3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基を有することのあるフエニル基、ピリジル、
置換基として水酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノ
イル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基又は炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基を1〜
2個有することのあるアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルコキシ基又はハロゲン原子を1〜3個有
する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素
数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキニル基、ハロゲン原
子を1〜7個有することのある炭素数1〜6の直鎖また
は分枝鎖状アルカノイル基、置換基としてハロゲン原子
又はカルボキシ基を1〜3個有する炭素数2〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルケニルカルボニル基、炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有すること
のあるアミノカルボニル基、アルコキシ部分の炭素数が
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるフエニル
アルコキシカルボニル基、置換基としてアルコキシ部分
の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であ
るフエニルアルコキシカルボニル基を有することのある
炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アミノアルカノイル
基、アルコキシ部分及びアルキル部分の炭素数が1〜6
の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ及びアルキル基であるア
ルコキシカルボニルアルキル基、アルキル部分の炭素数
が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるカルボキ
シアルキル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又
は分枝鎖状アルキル基であるアニリノカルボニルアルキ
ル基、置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキル基、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルキル基であるフエニルアルキル基、炭素数1〜
6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基又は炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を1〜2個
有することのあるアミノ基、水酸基、ハロゲン原子を1
〜3個有することある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキルスルホニル基、フタリド基、置換基としてハロ
ゲン原子を1〜2個有することのある2(5H)−フラノ
ン基、アルキル部分の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルキル基であるスルホアルキル基、オキソ基、炭素数
1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、炭素数2〜6
の直鎖又は分枝鎖状アルケニル基、ハロゲン原子、炭素
数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基、炭
素数3〜8のシクロアルキルアミノ基、炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルキルチオ基、チオ基、置換基とし
てフエニル基又は炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
キル基を有することのある2−オキソ−1,3−ジオキソ
レンメチル基及び置換基としてフエニル基又は炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有することのある
2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチルアミノ基から選
ばれた基を1〜3個有することのある5〜9員環の飽和
又は不飽和の複素環残基を例示できる。
シクロアルキル基としては、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル基等の炭素数3〜8のシクロアルキ
ル基を例示できる。
フエニル環上に置換基として低級アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基を有していてもよいフエニル低級アルキル
基としては、ベンジル、2−フエニルエチル、1−フエ
ニルエチル、3−フエニルプロピル、4−フエニルブチ
ル、1,1−ジメチル−2−フエニルエチル、5−フエニ
ルペンチル、6−フエニルヘキシル、2−メチル−3−
フエニルプロピル、4−メトキシベンジル、3−エトキ
シベンジル、2−プロポキシベンジル、4−n−ブトキ
シベンジル、3−ペンチルオキシベンジル、2−ヘキシ
ルオキシベンジル、4−ニトロベンジル、3−ニトロベ
ンジル、4−アミノベンジル、2−アミノベンジル、2
−(4−メトキシフエニル)エチル、1−(3−エトキ
シフエニル)エチル、3−(2−プロポキシフエニル)
プロピル、4−(4−n−ブトキシフエニル)ブチル、
5−(2−ニトロフエニル)ペンチル、6−(3−アミ
ノフエニル)ヘキシル基等のフエニル環上に置換基とし
て炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、ニト
ロ基、アミノ基を有することのあるアルキル部分の炭素
数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフエニ
ルアルキル基を例示できる。
フエニル環上に置換基としてハロゲン原子、ハロゲン原
子を1〜3個有することのある低級アルキル基を有する
ことのあるフエニル基としては、フエニル、4−フルオ
ロフエニル、3−ブロモフエニル、2−クロロフエニ
ル、4−ヨードフエニル、4−メチルフエニル、3−エ
チルフエニル、2−プロピルフエニル、4−n−ブチル
フエニル、3−ペンチルフエニル、2−ヘキシルフエニ
ル、4−トリフルオロメチルフエニル、3−(2−クロ
ロエチル)フエニル、2−(3,3−ジブロモプロピル)
フエニル、4−(4−クロロブチル)フエニル、3−
(5−ヨードペンチル)フエニル、4−(6−フルオロ
ヘキシル)フエニル、2−(1,2,2−トリフルオロエチ
ル)フエニル、4−(2,2,2−トリフルオロエチル)フ
エニル基等のフエニル環上に置換基としてハロゲン原
子、ハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有することのある
フエニル基を例示できる。
置換基として水酸基、低級アルキル基、低級アルカノイ
ル基、シクロアルキル基又は低級アルコキシカルボニル
基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシ基又は
ハロゲン原子を1〜3個有する低級アルキル基として
は、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒ
ドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロ
キシブチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシ
ヘキシル、3−クロロプロピル、ブロモメチル、2−フ
ルオロエチル、4−クロロブチル、3−フルオロペンチ
ル、2,3−ジクロロヘキシル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、トリフルオロメチル、アミノメチル、2−アミノエ
チル、1−アミノエチル、3−アミノプロピル、4−ア
ミノブチル、5−アミノペンチル、6−アミノヘキシ
ル、3−ジメチルアミノプロピル、2−エチルアミノエ
チル、4−プロピルアミノブチル、5−n−ブチルアミ
ノペンチル、6−ペンチルアミノヘキシル、メチルアミ
ノメチル、ジエチルアミノメチル、2−ジプロピルアミ
ノエチル、1−ジ−n−ブチルアミノエチル、3−ジペ
ンチルアミノプロピル、4−ジヘキシルアミノブチル、
N−メチル−N−エチルアミノメチル、N−メチル−N
−プロピルアミノメチル、メトキシメチル、エトキシメ
チル、2−プロポキシエチル、3−ブトキシプロピル、
4−ペンチルオキシブチル、5−ヘキシルオキシペンチ
ル、6−メトキシヘキシル、プロポキシメチル、1−エ
トキシエチル、2−ヘキシルオキシエチル、ホルミルア
ミノメチル、アセチルアミノメチル、2−プロパノイル
アミノエチル、3−ブチリルアミノプロピル、4−ペン
タノイルアミノブチル、5−ヘキサノイルアミノペンチ
ル、6−アセチルアミノヘキシル、プロパノイルアミノ
メチル、1−アセチルアミノエチル、2−ヘキサノイル
アミノエチル、N−アセチル−N−メチルアミノメチ
ル、N−アセチル−N−エチルアミノメチル、N−アセ
チル−N−シクロプロピルアミノメチル、N,N−ジシク
ロプロピルアミノメチル、シクロプロピルアミノメチ
ル、2−シクロブチルアミノエチル、3−シクロペンチ
ルアミノプロピル、1−シクロプロピルアミノエチル、
2−シクロプロピルアミノエチル、アミノプロピル、4
−シクロヘキシルアミノブチル、5−シクロヘプチルア
ミノペンチル、6−シクロオクチルアミノヘキシル、N
−メチル−N−シクロプロピルアミノメチル、N−エチ
ル−N−シクロプロピルアミノメチル、メトキシカルボ
ニルアミノメチル、2−エトキシカルボニルアミノエチ
ル、3−プロポキシカルボニルアミノプロピル、4−t
−ブトキシカルボニルアミノブチル、5−ペンチルオキ
シカルボニルアミノペンチル、6−ヘキシルオキシカル
ボニルアミノヘキシル、t−ブトキシカルボニルアミノ
メチル、2−t−ブトキシカルボニルアミノエチル、1
−t−ブトキシカルボニルアミノエチル、N−t−ブト
キシカルボニル−N−メチルアミノメチル、N−t−ブ
トキシカルボニル−N−エチルアミノメチル、N−t−
ブトキシカルボニル−N−シクロプロピルアミノメチル
基等の置換基として水酸基、炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルカノイル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基又は炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基
を1〜2個有することのあるアミノ基、炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基又はハロゲン原子を1〜
3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基
を例示できる。
ハロゲン原子を1〜7個有することのある低級アルカノ
イル基としては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、
ブチリル、ペンタノイル、ヘキサノイル、α,α,α−
トリフルオロアセチル、β,β,β−トリフルオロ−
α,α−ジフルオロプロピオニル、γ,γ,γ−トリフ
ルオロ−β,β−ジフルオロ−α,α−ジフルオロブチ
リル、α,α−ジクロロアセチル、α−ブロモアセチ
ル、α−ヨードアセチル、β−フルオロプロピオニル、
β−フルオロ−α−フルオロプロピオニル、6−フルオ
ロヘキサノイル、4−クロロペンタノイル、3,3,3−ト
リフルオロプロピオニル基等のハロゲン原子を1〜7個
有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アル
カノイル基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子又はカルボキシ基を1〜3個
有する低級アルケニルカルボニル基としては、3−カル
ボキシアクリロイル、3−カルボキシ−2,3−ジクロロ
アクリロイル、3−カルボキシ−2,3−ジブロムアクリ
ロイル、4−カルボキシクロトノイル、4−カルボキシ
イソクロトノイル、5−カルボキシ−3−ペンテノイ
ル、6−カルボキシ−4−ヘキセノイル、4−カルボキ
シ−3−フルオロクロトノイル、5−カルボキシ−3,4
−ジクロロ−3−ヘキセノイル等の置換基としてハロゲ
ン原子又はカルボキシ基を1〜3個有する炭素数2〜6
の直鎖又は分枝鎖状アルケニルカルボニル基を例示でき
る。
低級アルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イ
ソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキ
シルオキシカルボニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分
枝鎖状アルコキシカルボニル基を例示できる。
低級アルキル基を有することのあるアミノカルボニル基
としては、カルバモイル、メチルアミノカルボニル、エ
チルアミノカルボニル、プロピルアミノカルボニル、n
−ブチルアミノカルボニル、ペンチルアミノカルボニ
ル、ヘキシルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボ
ニル、ジエチルアミノカルボニル、ジプロピルアミノカ
ルボニル、ジペンチルアミノカルボニル、ジヘキシルア
ミノカルボニル、N−メチル−N−プロピルアミノカル
ボニル、N−メチル−N−tert−ブチルアミノカルボニ
ル、N−エチル−N−ペンチルアミノカルボニル基等の
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個
有することのあるアミノカルボニル基を例示できる。
フエニル低級アルコキシカルボニル基としては、ベンジ
ルオキシカルボニル、2−フエニルエトキシカルボニ
ル、1−フエニルエトキシカルボニル、3−フエニルプ
ロポキシカルボニル、4−フエニルブトキシカルボニ
ル、1,1−ジメチル−2−フエニルエトキシカルボニ
ル、5−フエニルペンチルオキシカルボニル、6−フエ
ニルヘキシルオキシカルボニル、2−メチル−3−フエ
ニルプロポキシカルボニル基等のアルコキシ部分の炭素
数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるフエニ
ルアルコキシカルボニル基を例示できる。
置換基としてフエニル低級アルコキシカルボニル基を有
することのあるアミノ低級アルカノイル基としては、2
−アミノアセチル、3−アミノプロピオニル、4−アミ
ノブチリル、5−アミノペンタノイル、6−アミノヘキ
サノイル、2−ベンジルオキシカルボニルアミノアセチ
ル、2−(2−フエニルエトキシカルボニルアミノ)ア
セチル、2−(3−フエニルプロポキシカルボニルアミ
ノ)アセチル、3−(4−フエニルブトキシカルボニル
アミノ)プロピオニル、4−(1,1−ジメチル−2−フ
エニルエトキシカルボニルアミノ)ブチリル、5−(5
−フエニルペンチルオキシカルボニルアミノ)ペンタノ
イル、6−(6−フエニルヘキシルオキシカルボニルア
ミノ)ヘキサノイル、2−(2−メチル−3−フエニル
プロポキシカルボニルアミノ)アセチル基等の置換基と
してアルコキシ部分の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシ基であるフエニルアルコキシカルボニル基を
有することのある炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アミ
ノアルカノイル基を例示できる。
低級アルコキシカルボニルアルキル基としては、メトキ
シカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−
エトキシカルボニルエチル、3−プロポキシカルボニル
プロピル、4−ブトキシカルボニルブチル、5−ペンチ
ルオキシカルボニルペンチル、6−ヘキシルオキシカル
ボニルヘキシル、2−メトキシカルボニルエチル、3−
メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニル
プロピル、4−エトキシカルボニルブチル基等のアルコ
キシ及びアルキル基の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシ及びアルキル基であるアルコキシカルボニル
アルキル基を例示できる。
カルボキシ低級アルキル基としては、カルボキシメチ
ル、2−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、
4−カルボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−
カルボキシヘキシル、1−カルボキシエチル、1,1−ジ
メチル−2−カルボキシエチル、2−メチル−3−カル
ボキシプロピル基等のアルキル部分の炭素数1〜6の直
鎖又は分枝鎖状アルキル基であるカルボキシアルキル基
を例示できる。
アニリノカルボニル低級アルキル基としては、アニリノ
カルボニルメチル、2−アニリノカルボニルエチル、1
−アニリノカルボニルエチル、3−アニリノカルボニル
プロピル、4−アニリノカルボニルブチル、5−アニリ
ノカルボニルペンチル、6−アニリノカルボニルヘキシ
ル、1,1−ジメチル−2−アニリノカルボニルエチル、
2−メチル−3−アニリノカルボニルプロピル基等のア
ルキル部分の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル
基であるアニリノカルボニルアルキル基を例示できる。
置換基として低級アルキル基又は低級アルカノイル基を
有することのあるアミノ基としては、アミノ、メチルア
ミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、t−ブチルアミ
ノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノ、ジ−n
−ブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミ
ノ、N−メチル−N−n−ブチルアミノ、N−メチル−
N−ペンチルアミノ、N−エチル−N−ヘキシルアミ
ノ、アセチルアミノ、ホルミルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、ヘキサノ
イルアミノ、N−メチル−N−アセチルアミノ、N−エ
チル−N−プロピオニルアミノ、N−メチル−N−ブチ
リルアミノ、N−n−プロピル−N−ペンタノイルアミ
ノ、N−エチル−N−ヘキサノイルアミノ基等の置換基
として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基又は
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を1〜
2個有することのあるアミノ基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子を1〜2個有することのある
2(5H)フラノン基としては、2(5H)−フラノン−5
−イル、3,4−ジブロモ−2(5H)−フラノン−5−イ
ル、3,4−ジクロロ−2(5H)−フラノン−5−イル、
3−クロロ−2(5H)−フラノン−5−イル、4−フル
オロ−2(5H)−フラノン−5−イル、3−ヨード−2
(5H)フラノン−5−イル等の置換基としてハロゲン原
子を1〜2個有することのある2(5H)−フラノン基を
例示できる。
スルホ低級アルキル基としては、スルホメチル、2−ス
ルホエチル、1−スルホエチル、3−スルホプロピル、
4−スルホブチル、5−スルホペンチル、6−スルホヘ
キシル、1,1−ジメチル−2−スルホエチル、2−メチ
ル−3−スルホプロピル基等のアルキル部分の炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるスルホアルキ
ル基を例示できる。
ハロゲン原子を1〜3個有することのある低級アルキル
スルホニル基としては、メチルスルホニル、エチルスル
ホニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニ
ル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニル、トリフ
ルオロメチルスルホニル、2−フルオロエチルスルホニ
ル、3−フルオロプロピルスルホニル、4,4,4−トリフ
ルオロブチルスルホニル、5−クロロペンチルスルホニ
ル、6−ブロモヘキシルスルホニル、6−ヨードヘキシ
ルスルホニル、2,2−ジフルオロエチルスルホニル、2,3
−ジブロモプロピルスルホニル基等のハロゲン原子を1
〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖
状アルキルスルホニル基を例示できる。
低級アルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、
ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜6の
直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
低級アルカノイルオキシ基としては、アセチルオキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオ
キシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオキシ基等の
炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基
を例示できる。
低級アルケニル基としては、ビニル、アリル、2−ブテ
ニル、3−ブテニル、1−メチルアリル、2−ペンテニ
ル、2−ヘキセニル基等の炭素数2〜6の直鎖又は分枝
鎖状アルケニル基を例示できる。
低級アルキニル基としては、エチニル、2−プロピニ
ル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プ
ロピニル、2−ペンチニル、2−ヘキシニル基等の炭素
数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキニル基を例示でき
る。
置換基としてフエニル基又は低級アルキル基を有するこ
とのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル基とし
ては、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル、(5−tert−ブチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−フエ
ニル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メ
チル、(2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)
メチル、(5−ペンチル−2−オキソ−1,3−ジオキソ
レン−4−イル)メチル、(5−ヘキシル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル、(5−エチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ル、(5−プロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチル基等の置換基としてフエニル基又は
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有するこ
とのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル基を例
示できる。
置換基として飽和の5〜6員複素環残基、低級アルキル
チオ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級アルカ
ノイルオキシ基、水酸基、低級アルコキシ基及びハロゲ
ン原子よりなる群より選ばれた基を1〜3個有すること
のある低級アルキル基としては、前記低級アルキル基に
加えて、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1
−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、4−ヒ
ドロキシブチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロ
キシヘキシル、フルオロメチル、3−クロロプロピル、
ブロモメチル、2−フルオロエチル、4−クロロブチ
ル、3−フルオロペンチル、ジフルオロメチル、2,3−
ジクロロヘキシル、2,2,2−トリフルオロエチル、トリ
フルオロメチル、クロロメチル、ジブロモメチル、ヨー
ドメチル、ジクロロメチル、メトキシメチル、エトキシ
メチル、2−プロポキシエチル、3−ブトキシプロピ
ル、4−ペンチルオキシブチル、5−ヘキシルオキシペ
ンチル、6−メトキシヘキシル、プロポキシメチル、1
−エトキシエチル、2−ヘキシルオキシエチル、アミノ
メチル、2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−ア
ミノプロピル、4−アミノブチル、5−アミノペンチ
ル、6−アミノヘキシル、3−ジメチルアミノプロピ
ル、2−エチルアミノエチル、4−プロピルアミノブチ
ル、5−n−ブチルアミノペンチル、6−ペンチルアミ
ノヘキシル、メチルアミノメチル、ジエチルアミノメチ
ル、2−ジプロピルアミノエチル、1−ジ−n−ブチル
アミノエチル、3−ジペンチルアミノプロピル、4−ジ
−ヘキシルアミノブチル、N−メチル−N−エチルアミ
ノメチル、N−メチル−N−プロピルアミノメチル、ホ
ルミルオキシメチル、アセチルオキシメチル、2−プロ
ピオニルオキシエチル、3−ブチリルオキシプロピル、
4−ペンタノイルオキシブチル、5−ヘキサノイルオキ
シペンチル、6−アセチルオキシヘキシル、プロピオニ
ルオキシメチル、1−アセチルオキシエチル、2−ヘキ
サノイルオキシエチル、(1−ピロリジニル)メチル、
1−(1−ピペラジニル)エチル、2−(1−ピペリジ
ニル)エチル、3−モルホリノプロピル、4−チオモル
ホリノブチル、5−(1−ピロリジニル)ペンチル、6
−(1−ピペラジニル)ヘキシル、メチルチオメチル、
エチルチオメチル、2−プロピルチオエチル、1−イソ
プロピルチオエチル、3−ブチルチオプロピル、4−te
rt−ブチルチエブチル、5−ペンチルチオペンチル、6
−ヘキシルチオヘキシル基等の、置換基として飽和の5
〜6員複素環残基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルキルチオ基、水酸基、アミノ基、炭素数1〜6の直鎖
又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有するアミノ基、炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、炭素数1
〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基及びハロ
ゲン原子よりなる群より選ばれた基を1〜3個有するこ
とのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を
例示できる。
置換基としてフエニル基又は低級アルキル基を有するこ
とのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチルアミノ
基としては、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチルアミノ、(5−tert−ブチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチル
アミノ、(5−フエニル−2−オキソ−1,3−ジオキソ
レン−4−イル)メチルアミノ、(2−オキソ−1,3−
ジオキソレン−4−イル)メチルアミノ、(5−ペンチ
ル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ルアミノ、(5−ヘキシル−2−オキソ−1,3−ジオキ
ソレン−4−イル)メチルアミノ、(5−エチル−2−
オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミ
ノ、(5−プロピル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチルアミノ基等の置換基としてフエニル
基又は炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有
することのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル
アミノ基を例示できる。
シクロアルキルアミノ基としては、シクロプロピルアミ
ノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シク
ロヘキシルアミノ、シクロヘプチルアミノ、シクロオク
チルアミノ基等の炭素数3〜8のシクロアルキルアミノ
基を例示できる。
低級アルキルチオ基としては、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、te
rt−ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ基等の炭
素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルチオ基を例示で
きる。
上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、種々
の方法により製造されるが、その好ましい一例を挙げれ
ば例えば下記に示す方法により製造される。
〔反応式−1〕 〔式中R1、R2、R3及びXは前記に同じ。
R2′は、ハロゲン原子又はR2(R2は前記に同じ)を示
す。R4は基−COR9(ここでR9は低級アルキル基を示
す。)又は基−COOR10(ここでR10は低級アルキル基を
示す。)を示す。R5は低級アルキル基を示す。R6(ここでR11及びR12はそれぞれ低級アルキル基を示
す。)又は低級アルコキシ基を示す。X2及びX3はそれぞ
れハロゲン原子を示す。R7及びR8はそれぞれ低級アルキ
ル基を示す。〕 一般式(2)の化合物のハロゲン化反応は、適当な溶媒
の存在下又は非存在下ハロゲン化剤と反応させることに
より行われる。ここで使用される溶媒としては、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭
化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチル
エーテル等のエーテル類、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)等が挙げられる。
ハロゲン化剤としては、カルボキシ基の水酸基をハロゲ
ンに変え得る通常のハロゲン化剤を使用でき、例えば塩
化チオニル、オキシ塩化リン、オキシ臭化リン、五塩化
リン、五臭化リン等が例示される。化合物(2)とハロ
ゲン化剤との使用割合としては、特に限定されず広い範
囲から適宜選択されるが、無溶媒下で反応を行う場合に
は、通常前者に対して後者を大過剰量、また溶媒中で反
応を行う場合には、通常前者に対して後者を少なくとも
等モル量、好ましくは2〜4倍モル量を用いる。その反
応温度及び反応時間も特に限定されないが、通常室温〜
100℃程度にて30分〜6時間程度で行われる。
一般式(3)の化合物と一般式(4)の化合物との反応
は、適当な溶媒中塩基性化合物の存在下に行なわれる。
ここで使用される溶媒としては、反応に影響を与えない
ものであればいずれも使用できるが、例えば水、ジエチ
ルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モノグ
ライム、ジグライム等のエーテル類、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール等のアルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン等の脂
肪族炭化水素類、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等
のアミン類、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド(HMPA)等の非プロトン性極性溶媒
等又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。また使用され
る塩基性化合物としては、金属ナトリウム、金属カリウ
ム、金属マグネシウム、水素化ナトリウム、ナトリウム
アミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩
基、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等の
金属アルコラート類、ピリジン、ピペリジン、キノリ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の有
機塩基等を例示できる。反応温度は、通常0〜150℃、
好ましくは室温〜120℃付近とするのがよく、一般に0.5
〜15時間程度で反応は終了する。一般式(3)の化合物
に対する一般式(4)の化合物の使用量としては、通常
前者に対して後者を少なくとも等モル量、好ましくは等
モル〜2倍モル量とするのがよい。塩基性化合物の使用
量としては、一般式(3)の化合物に対して少なくとも
等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量とするのがよ
い。
一般式(5)の化合物中、R4が基−COR9である場合、該
化合物の脱COR9反応は、適当な溶媒中塩基性化合物の存
在下に行なわれる。ここで使用される溶媒としては、例
えばジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒等が挙
げられる。塩基性化合物としては、アンモニアガス、ア
ンモニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩、エ
チルアミン、ジエチルアミン、ピペリジン等の1級又は
2級アミン等を例示できる。反応温度は、通常0〜150
℃、好ましくは室温〜100℃付近であり、該反応は一般
に1〜20時間程度にて終了する。
一般式(5)の化合物中、R4が基−COOR10である場合、
該化合物の脱COOR10化反応は、水溶液中酸触媒の存在下
に行なわれる。ここで使用される酸触媒としては、例え
ば塩酸、硫酸等の鉱酸、p−トルエンスルホン酸等の有
機酸等を挙げることができる。反応温度は、通常0〜15
0℃、好ましくは室温〜100℃付近であり、該反応は一般
に1〜20時間程度にて終了する。
次いで得られる脱R4化された化合物と一般式(6)の化
合物との反応は、両者を適当な溶媒中にて反応させるこ
とにより行なわれる。ここで使用される溶媒としては、
無水酢酸等の無水低級アルカン酸に加えて、前記脱R4
反応に使用されるものをいずれも使用できる。反応温度
は、通常0〜200℃、好ましくは0〜150℃付近であり、
該反応は一般に0.5〜10時間程度にて終了する。一般式
(6)の化合物の使用量としては、一般式(5)の化合
物に対して通常等モル〜大過剰、好ましくは等モル〜2
倍モル量使用するのがよい。R6が低級アルコキシ基であ
る一般式(6)の化合物を使用する場合には、上記溶媒
の他、無水酢酸等の酸無水物を溶媒として用いることが
でき、またその反応温度も通常0〜200℃、好ましくは
0〜170℃付近とするのがよい。
一般式(7)の化合物と一般式(8)の化合物との反応
は、適当な溶媒中にて両者を反応させることにより行な
われる。ここで使用される溶媒としては、反応に影響を
与えないものであればいずれも使用でき、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モ
ノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン等の脂肪族
炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、HMPA等の非プ
ロトン性極性溶媒等が挙げられる。反応温度は、通常0
〜150℃、好ましくは室温〜100℃付近がよく、一般に0.
5〜15時間程度にて反応は終了する。一般式(8)の化
合物の使用量としては、一般式(7)の化合物に対し少
なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量とする
のがよい。該反応には、所望により塩基性化合物を加え
てもよい。使用される塩基性化合物としては、前記反応
式−1における一般式(3)の化合物と一般式(4)の
化合物との反応において使用される塩基性化合物をいず
れも使用できる。
一般式(9)の化合物の環化反応は、適当な溶媒中塩基
性化合物の存在下に行なわれる。ここで使用される溶媒
としては、反応に影響を与えないものであればいずれも
使用でき、例えばジエチルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、モノグライム、ジグライム等のエーテ
ル類、n−ヘキサン、ヘプタン、リグロイン等の脂肪族
炭化水素類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素
等のハロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、HMPA等の非プ
ロトン性極性溶媒等が挙げられる。また使用される塩基
性化合物としては、金属ナトリウム、金属カリウム、水
素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の無機塩基、ナトリウムメチラー
ト、ナトリウムエチラート等の金属アルコラート類、1,
8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−7(DBU)、
N−ベンジルトリメチルアンモニウムハイドロオキシ
ド、テトラブチルアンモニウムハイドロオキシド等の有
機塩基等を例示できる。反応温度は、通常0〜150℃、
好ましくは室温〜120℃付近がよく、該反応は一般に0.5
〜5時間程度にて終了する。塩基性化合物の使用量とし
ては、一般式(9)の化合物に対して通常少なくとも等
モル、好ましくは等モル〜2倍モル量とするのがよい。
一般式(10)の化合物の加水分解反応としては、通常の
加水分解の反応条件をいずれも適用でき、具体的には例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウ
ム、炭酸カリウム等の塩基性化合物、硫酸、塩酸、硝酸
等の鉱酸、酢酸、芳香族スルホン酸等の有機酸等の存在
下、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等
のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケ
トン類、ジオキサン、エチレングリコール等のエーテル
類、酢酸等の溶媒又はそれらの混合溶媒中にて行なわれ
る。該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150
℃付近にて進行し、一般に0.1〜30時間程度にて終了す
る。斯くして一般式(1a)の化合物が製造される。
〔反応式−2〕 〔式中R1、R3及びXは前記に同じ。X4はハロゲン原子を
示す。R13は水素原子又は基 (R14及びR15はアルキル基を示す。)〕 一般式(1b)の化合物と一般式(11)の化合物との反応
において、両者の使用割合は特に限定がなく広く範囲か
ら適宜選択できるが、通常前者に対して後者を少なくと
も等モル程度、好ましくは等モル〜5倍モル程度使用す
るのがよい。該反応は不活性溶媒、具体的には水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、
アミルアルコール、イソアミルアルコール等のアルコー
ル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジクライム等
のエーテル類、ジメチルアセタミド、DMF、DMSO、HMP
A、N−メチルピロリドン等又はこれらの混合溶媒中で
行なわれる。これらのうちDMF、DMSO、HMPA及びN−メ
チルピロリドンは好ましい。また反応は脱酸剤、具体的
には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム等の無機炭酸塩類、ピリジン、キ
ノリン、トリエチルアミン等の有機塩基類等の存在下に
行なうこともできる。また弗化カリウム等のアルカリ金
属ハロゲン化物を添加してもよい。反応は通常1〜20気
圧、好ましくは1〜10気圧の圧力下、室温〜250℃程
度、好ましくは室温〜200℃の温度下にて行なわれ、一
般に0.5〜30時間程度で終了する。
一般式(1b′)においてR13が基 を示す場合には、酸又は塩基性化合物で処理することに
よりキレートを分解させ、対応するR13が水素原子であ
る化合物(1b′)に導くことができる。ここで使用され
る酸としては、塩酸、硫酸等の鉱酸、酢酸、p−トルエ
ンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。塩基性化合物と
しては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム等の無機
塩基、トリエチルアミン等の有機塩基が挙げられる。該
反応は、0〜150℃、好ましくは0〜100℃付近にて好適
に進行する。酸又は塩基性化合物の使用量としては、原
料化合物に対して通常少なくとも等モル程度、好ましく
は1〜10倍量使用するのがよい。
〔反応式−3〕 〔式中X、R1及びR3は前記に同じ。Z及びWは、どちら
か一方が基−CH2−、他方が−NH基を示す。nは1〜3
の整数を示す。R16は低級アルキル基、シクロアルキル
基、フエニル環上に置換基として低級アルコキシ基、ニ
トロ基、アミノ基を有することのあるフエニル低級アル
キル基、フエニル環上に置換基としてハロゲン原子、ハ
ロゲン原子を1〜3個有することのある低級アルキル基
を有することのあるフエニル基、ピリジル基、置換基と
して水酸基、低級アルキル基、低級アルカノイル基、シ
クロアルキル基又は低級アルコキシカルボニル基を1〜
2個有することのあるアミノ基、低級アルコキシ基又は
ハロゲン原子を1〜3個有する低級アルキル基、ハロゲ
ン原子を1〜7個有することのある低級アルカノイル
基、置換基としてハロゲン原子又はカルボキシ基を1〜
3個有する低級アルケニルカルボニル基、低級アルコキ
シカルボニル基、低級アルキル基を有することのあるア
ミノカルボニル基、フエニル低級アルコキシカルボニル
基、置換基としてフエニル低級アルコキシカルボニル基
を有することのあるアミノ低級アルカノイル基、低級ア
ルコキシカルボニル低級アルキル基、カルボキシ低級ア
ルキル基、アニリノカルボニル低級アルキル基、ハロゲ
ン原子を1〜3個有することのある低級アルキルスルホ
ニル基、スルホ低級アルキル基、低級アルケニル基又は
低級アルキニル基を示す。X5はハロゲン原子を示す。
Z′及びW′はどちらか一方が基−CH2−、他方が、−
N−R16基を示す。〕 一般式(1c)の化合物と一般式(12)の化合物との反応
は、適当な溶媒中、脱ハロゲン化水素剤の存在下に行な
われる。溶媒としては水、メタノール、エタノール、イ
ソプロパノール等の低級アルコール類、アセトン、メチ
ルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオ
キサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類等を、脱ハロゲン化水素剤として
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の無機塩基、ナトリウム、カリウム
等のアルカリ金属及びピリジン、ピペリジン等の有機塩
基を夫々使用できる。該反応は、必要に応じて、銅粉、
沃化銅等のハロゲン化銅、沃化ナトリウム、沃化カリウ
ム等のハロゲン化アルカリ金属化合物を使用してもよ
い。一般式(1c)の化合物は、一般式(12)の化合物に
対して通常等モル〜大過剰量、好ましくは約1〜3倍モ
ル量用いられる。反応は通常室温〜150℃、好ましくは5
0〜120℃付近で、約1〜12時間で終了する。
〔反応式−4〕 〔式中R1、R3、Z、W、n及びXは前記に同じ。R17
びR18はそれぞれ水素原子又は低級アルキル基を示す。
Z″及びW″はどちらか一方が基−CH2−、他方が を示す。〕 一般式(1c)の化合物と一般式(13)の化合物との反応
は、無溶媒又は適当な溶媒中還元剤の存在下に行なわれ
る。ここで使用される溶媒としては、例えば水、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、ギ酸、酢酸等の低級アルカン酸、ジオキサン、ジエ
チルエーテル、ジグライム、テトラヒドロフラン等のエ
ーテル類、ベンゼン、キシレン、トルエン等の芳香族炭
化水素類等を例示できる。還元剤としては、ギ酸、ギ酸
ナトリウム等のギ酸アルカリ金属又はアルカリ土類金属
塩、水素化硼素ナトリウム、水素化シアノホウ素ナトリ
ウム、水素化アルミニウムリチウム等の水素化還元剤、
パラジウム黒、パラジウム炭素、酸化白金、白金黒、ラ
ネーニツケル等の接触還元剤等を例示できる。還元剤と
してギ酸を使用する場合、反応温度は通常室温〜200
℃、好ましくは50〜150℃付近が適当であり、該反応は
1〜10時間程度にて終了する。ギ酸の使用量としては、
一般式(1c)の化合物に対して大過剰量使用するのがよ
い。また水素化還元剤を使用する場合、反応温度は通常
−30〜100℃、好ましくは0〜70℃程度が適当であり、3
0分〜12時間程度で反応は完結する。還元剤の使用量と
しては、一般式(1c)の化合物に対して通常等モル〜20
倍モル、好ましくは1〜6倍モル量用いるのがよい。特
に還元剤として水素化アルミニウムリチウムを使用する
場合、溶媒としてジエチルエーテル、ジオキサン、テト
ラヒドロフラン、ジグライム等のエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類等を使用
するのが好ましい。接触還元剤を用いる場合には、通常
常圧〜20気圧、好ましくは常圧〜10気圧の水素雰囲気
中、通常−30〜100℃、好ましくは0〜60℃の温度で反
応を行なうのがよく、通常1〜12時間にて反応は終了す
る。触媒の使用量としては、一般式(1c)の化合物に対
して、通常0.1〜40重量%、好ましくは0.1〜20重量%用
いるのがよい。また一般式(13)の化合物の使用量とし
ては、一般式(1c)の化合物に対して通常少なくとも等
モル、好ましくは等モル〜大過剰量使用するのがよい。
出発原料の一般式(2)の化合物は、新規化合物を包含
し、該化合物は例えば下記反応式−5の方法にて製造さ
れる。
〔反応式−5〕 〔式中X、R2′及びX2は前記に同じ。X5及びX6はハロゲ
ン原子を示す。R19は水素原子又は低級アルキル基を示
す。R20は低級アルキル基を示す。またR19及びR20は互
いに結合して5〜7員環を形成してもよい。Mはナトリ
ウム、カリウム等のアルカリ金属、銀、カルシウム、銅
等の金属を示す。〕 一般式(16)の化合物において、R19及びR20が互いに結
合して5〜7員環を形成している場合には、一般式(2
0)の化合物におけるR19は−R19−R20−Hになる。
まず一般式(16)の化合物は一般式(14)で表わされる
アニリン誘導体を出発原料とし、これをまずハロゲン化
剤と反応させ、次いで得られる一般式(14a)で表わさ
れる化合物に、一般式(15)で表わされるチオ化合物を
反応させることにより得られる。
上記において一般式(14)のアニリン誘導体とハロゲン
化剤との反応は、通常適当な溶媒中で行なわれる。溶媒
としては反応に悪影響を与えない通常の各種溶媒をいず
れも使用できる。その代表例としては例えばクロロホル
ム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素類、ジオキサ
ン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテ
ル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の
低級アルコール類、DMSO、HMPA、アセトニトリル等の極
性溶剤を例示できる。また上記反応に用いられるハロゲ
ン化剤は、通常のハロゲン化反応に利用される各種化合
物をいずれも使用できる。その代表例としては例えばN
−ブロムコハク酸イミド、N−クロロコハク酸イミド、
次亜臭素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、サラシ
粉、塩化チオニル、tert−ブチルハイポクロリド等を例
示できる。之等ハロゲン化剤の使用量は通常出発原料化
合物に対し少なくとも等モル量、好ましくは約1〜6倍
モル量とするのがよい。反応温度は一般に−78℃〜室
温、好ましくは−60〜15℃程度とされ、反応は瞬時通常
数分以内に完了する。
かくして一般式(14a)で表わされる中間体を得る。こ
れは反応系より取り出して引き続く反応に供してもよい
が、通常反応系から分離することなく、次いで一般式
(15)のチオ化合物との反応に供せられる。
上記一般式(14a)の中間体と一般式(15)のチオ化合
物との反応は適当な塩基性化合物の存在下に、通常前記
例示の溶媒と同一の溶媒中同温度条件下に行なわれる。
用いられる塩基性化合物としては、例えば炭酸カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、ナトリウムアミド、水素化ナトリウム等の無機
塩基性化合物及びトリエチルアミン、トリプロピルアミ
ン、ピリジン、キノリン等の第三級アミン類等の有機塩
基性化合物が好ましく例示できる。この反応における一
般式(14a)の中間体に対する一般式(15)の化合物の
使用量は、一般に少なくとも等モル量、好ましくは約1
〜1.5倍モル量とすればよい。反応は通常室温〜150℃、
好ましくは室温〜100℃付近にて約1〜5時間で完結す
る。
一般式(16)の化合物と一般式(17)の化合物の反応
は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下
に行なわれる。ここで使用される溶媒としては、例えば
水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のア
ルコール類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグラ
イム等のエーテル類、DMF、DMSO、HMPA、N−メチルピ
ロリドン等の極性溶媒等又はそれらの混合溶媒等を例示
できる。塩基性化合物としては、例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム等の無機炭酸塩類、ピリジン、キノリン、トリエチ
ルアミン等の有機塩基類、フエニルトリエチルアンモニ
ウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド等の
相関移動触媒等を例示できる。一般式(17)の化合物の
使用量としては、一般式(16)の化合物に対して通常少
なくとも等モル程度、好ましくは等モル〜2倍モル量使
用するのがよい。該反応は、通常室温〜200℃、好まし
くは室温〜180℃付近にて好適に進行し、一般に0.5〜10
時間程度にて反応は終了する。
一般式(18)の化合物の脱硫反応(一般式(19)の化合
物の製造反応)は、通常適当な触媒の存在下に溶媒中で
行なわれる。触媒としては例えばアルミニウム−アマル
ガム、リチウム−低級アルキルアミン、ラネ−ニツケ
ル、ラネ−コバルト、トリエチルホスフアイト、トリフ
エニルホスフイン等を例示でき、好ましくはラネ−ニツ
ケルを挙げることができる。溶媒としてはメタノール、
エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、エチルエーテル等のエー
テル類等を例示できる。反応温度は約0〜200℃、好ま
しくは室温〜100℃付近とされ、反応は約10分〜5時間
程度で終了する。触媒の使用量は、一般式(18)の化合
物に対して通常約1〜10倍重量とするのがよい。
一般式(19)の化合物を一般式(20)の化合物に導く反
応は、適当な溶媒中、酸の存在下、亜硝酸ナトリウム、
亜硝酸カリウム等の亜硝酸金属塩と反応させ、得られる
反応生成物を取り出すことなく次いで沃化カリウム、塩
化第一銅、臭化第一銅等のハロゲン化金属塩と反応させ
ることにより行なわれる。ここで使用される酸として
は、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸を例示できる。使
用される溶媒としては、水、酢酸等のアルカン酸、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン等
のハロゲン炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、DMF、DMSO、HMPA等の極性溶媒又は
之等の混合溶媒等を例示できる。亜硫酸金属塩及びハロ
ゲン化金属塩の使用量としては、通常一般式(19)の化
合物に対して夫々少なくとも等モル量、好ましくは等モ
ル〜1.5倍モル量使用するのがよい。該反応は、通常0
〜150℃、好ましくは0〜100℃付近にて進行し、一般に
10分〜5時間程度にて反応は終了する。
一般式(20)の化合物の加水分解反応は、適当な加水分
解触媒、例えば塩酸、臭化水素酸等のハロゲン化水素
酸、硫酸、燐酸等の無機酸、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭
酸塩又は重炭酸塩等の無機アルカリ化合物の存在下に、
無溶媒下または適当な溶媒中(例えば、水又は水とメタ
ノール、エタノール等の低級アルコールとの混合溶
媒)、通常50〜200℃、好ましくは70〜180℃にて行なわ
れ、一般に1〜10時間程度にて反応は終了する。
反応式−2において、R13が基 である化合物(1b)は、例えば下記反応式−6に示す方
法で製造される。
〔反応式−6〕 〔式中R1、R3、X、X4、R14及びR15は前記に同じ。R5
は低級アルキル基又は水素原子を示す。R13′は基 を示す。R21は低級アルキル基を示す。〕 一般式(1f)の化合物と一般式(21)の化合物の反応
は、適当な溶媒中にて行なわれる。ここで使用される溶
媒としては、例えば前記反応式−1における脱R4化され
た化合物突設一般式(6)の化合物との反応で用いた溶
媒をいずれも使用することができる。該反応は、通常室
温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて進行し、一
般に10分〜5時間程度にて終了する。一般式(21)の化
合物の使用量は、一般式(1f)の化合物に対して少なく
とも等モル、好ましくは等モル〜10倍モルとするのがよ
い。
反応式−1において用いられる一般式(8)の化合物
は、一部新規化合物を包含し、該化合物は例えば下記反
応式−7に示す方法により製造される。
〔反応式−7〕 〔式中、X7はハロゲン原子を示す。R22はフエニル低級
アルコキシカルボニル基、R22′はフエニル低級アルキ
ル基、mは1〜3の整数をそれぞれ示す。M′は、ナト
リウム又はカリウム等のアルカル金属を示す。M″は、
水素原子又はM′を示す。〕 一般式(22)の化合物と一般式(23)の化合物の反応に
は、通常のアミド結合生成反応の反応条件を広く適用で
きる。アミド結合生成反応としては公知のアミド結合生
成反応の条件を容易に適用することができる。例えば
(イ)混合酸無水物法即ちカルボン酸(22)にアルキル
ハロカルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これに
アジド(23)を反応させる方法、(ロ)活性エステル法
即ちカルボン酸(22)をp−ニトロフエニルエステル、
N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾールエステル等の活性エステルとし、
これにアジド(23)を反応させる方法、(ハ)カルボジ
イミド法即ちカルボン酸(22)にアジド(23)をジシク
ロヘキシルカルボジイミド、カルボニルジイミダゾール
等の活性化剤の存在下に縮合させる方法、(ニ)その他
の方法としてカルボン酸(22)を無水酢酸等の脱水剤に
よりカルボン酸無水物とし、これにアジド(23)を反応
させる方法、カルボン酸(22)と低級アルコールとのエ
ステルにアジド(23)を高圧高温下に反応させる方法、
カルボン酸(22)の酸ハロゲン化物即ちカルボン酸ハラ
イドにアジド(23)を反応させる方法等を挙げることが
できる。
混合酸無水物法において用いられる混合酸無水物は、通
常のシヨツテン−バウマン反応により得られ、これを通
常単離することなくアジド(23)と反応させることによ
り一般式(24)の化合物が製造される。シヨツテン−バ
ウマン反応は塩基性化合物の存在下に行なわれる。用い
られる塩基性化合物としては、シヨツテン−バウマン反
応に慣用の化合物が用いられ、例えばトリエチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、
N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕
ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウ
ンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム等
の無機塩基等が挙げられる。該反応は、通常−20〜100
℃程度、好ましくは0〜50℃程度において行なわれ、反
応時間は通常5分〜10時間、好ましくは5分〜2時間で
ある。得られた混合酸無水物とアジド(23)との反応
は、通常−20〜150℃程度、好ましくは0〜50℃程度に
おいて行なわれ、反応時間は通常5分〜10時間、好まし
くは5分〜5時間である。混合酸無水物法は、一般に溶
媒中で行なわれる。用いられる溶媒は、混合酸無水物法
に慣用の溶媒がいずれも使用可能であり、具体的には
水、塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル等のエステル類、アセトン等のケトン
類、DMF、DMSO、HMPA等の非プロトン性極性溶媒又はこ
れらの混合溶媒等が挙げられる。混合酸無水物法におい
て使用されるアルキルハロカルボン酸としては、例えば
クロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、クロロ蟻酸エチ
ル、ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチル等が挙げ
られる。アジド(23)の使用量は、カルボン酸(22)に
対して通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜1.5
倍モル量使用するのがよい。
またカルボン酸ハライドにアジド(23)を反応させる方
法を採用する場合、該反応は塩基性化合物の存在下適当
な溶媒中にて行なわれる。用いられる塩基性化合物とし
ては公知のものを広く使用でき、例えば上記シヨツテン
−バウマン反応に用いられる塩基性化合物の他に水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、炭酸銀、ナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラート等のアルコラート等を挙げることができ
る。用いられる溶媒としては、例えば上記混合酸無水物
法に用いられる溶媒の他に、メタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノ
ール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコ
ール類、ピリジン、アセトン、アセトニトリル等又はこ
れらの混合溶媒等を挙げることができる。アジド(23)
とカルボン酸ハライドとの使用割合としては、特に限定
がなく広い範囲内で適宜選択すればよいが、通常前者に
対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モ
ル〜5倍モル量程度とするのがよい。該反応は、通常−
30〜180℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて好適に進
行し、一般に5分〜30時間程度で完結する。ここで得ら
れた化合物(24)は、単離することなく、次の反応に用
いることもできる。
一般式(24)の化合物と一般式(25)の化合物との反応
は、適当な溶媒中又は無溶媒下、通常0〜150℃、好ま
しくは、室温〜100℃付近にて1〜15時間で行なわれ
る。一般式(25)の化合物の使用量としては、一般式
(24)の化合物に対して通常少なくとも等モル、好まし
くは等モル〜2倍モル量使用するのがよい。
一般式(26)の化合物を一般式(27)の化合物に導く反
応は、前記一般式(1)の複素環残基の脱フエニル低級
アルキル又は脱フエニル低級アルコキシカルボニル化反
応と同様の条件下に行ない得る。
一般式(22)の化合物を直接一般式(27)の化合物に導
く反応は、一般にシユミツト反応と呼ばれるものであ
り、該反応は適当な溶媒中、酸の存在下に行なわれる。
ここで使用される酸としては、硫酸、塩酸等の鉱酸、オ
キシ塩化リン、五塩化リン、三塩化リン、五酸化リン等
の化合物、チオニルクロリド、塩化第二鉄、塩化アルミ
ニウム、塩化第二錫、スルホ酢酸、リン酸等を例示でき
る。使用される溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、ジクロロ
メタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類等を例示
できる。該反応は通常0〜150℃、好ましくは0〜100℃
付近にて行なわれ、0.5〜10時間程度にて反応は終了す
る。一般式(23a)の化合物の使用量としては、一般式
(22)の化合物に対して通常少なくとも等モル、好まし
くは等モル〜2倍モル量とするのがよい。
〔反応式−8〕 〔式中R23はフエニル基、低級アルキル基又は水素原子
を示す。X8はハロゲン原子を示す。Z及びWは、ど
ちらか一方が基−CH2−、他方が 基を示す、R1、R3、Z、W、X及びnは前記に同じ。〕 一般式(1c)の化合物と一般式(28)の化合物との反応
は、前記反応式−2における一般式(1b)の化合物と一
般式(11)の化合物との反応と同様の反応条件下に行な
い得る。
一般式(1)の化合物において、複素環残基に(a)フ
エニル環上に置換基として低級アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基を有していてもよいフエニル低級アルキル
基、(b)ハロゲン原子を1〜7個有することのある低
級アルカノイル基、置換基としてハロゲン原子又はカル
ボキシ基を1〜3個有する低級アルケニルカルボニル
基、(c)低級アルコキシカルボニル基、(d)低級ア
ルキル基を有することのあるアミノカルボニル基、
(e)フエニル低級アルコキシカルボニル基、(f)置
換基としてフエニル低級アルコキシカルボニル基を有し
ていてもよいアミノ低級アルカノイル基、(g)フタリ
ド基、(h)置換基としてハロゲン原子を1〜2個有す
ることのある2(5H)−フラノン基及び(i)置換基と
してフエニル基又は低級アルキル基を有することのある
2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチル基を置換基とし
て有する化合物は、例えば以下に示す方法により対応す
る複素環基に置換基を有しない化合物(1)に誘導する
ことができる。
複素環残基に置換基として(a)又は(e)を有する化
合物(1)は、適当な溶媒、例えば水、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸等
の溶媒、又はそれらの混合溶媒中で、パラジウム−炭
素、パラジウム−黒等の接触還元触媒の存在下に、0〜
100℃付近にて、水素圧1〜10気圧で0.5〜10時間程度処
理する(このとき塩酸等の鉱酸を加えてもよい)かまた
は臭化水素酸水溶液中で加熱処理することにより、脱フ
エニル低級アルキル(例えば脱ベンジル)又は脱フエニ
ル低級アルコキシカルボニル化することによつて複素環
残基に置換基を有しない化合物(1)とすることができ
る。
また置換基として(b)〜(i)を有する化合物(1)
は、前記一般式(10)の加水分解と同様の条件下に分解
することにより、複素環残基に置換基を有しない化合物
(1)とすることができる。
一般式(1)の化合物中、置換基としてアミノ基を有す
る複素環残基を有する化合物は、上記反応式−8の一般
式(1c)の化合物と一般式(28)の化合物の反応と同様
の反応により、置換基として、 を有する複素環残基を有する化合物に導くことができ
る。又、一般式(1)の化合物中、置換基として を有する複素環残基を有する化合物は、前記一般式(1
0)の化合物の加水分解反応と同様の条件下に加水分解
反応させことにより、置換基としてアミノ基を有する複
素環残基を有する化合物に導くことができる。
〔反応式−9〕 〔式中R1、R2′X9及びXは前記に同じ。R3′は (R19及びR20は前記に同じ)又はR3(R3は前記に同じ)
を示す。R24、R25、R26、R27及びR28はそれぞれ低級ア
ルキル基を示す。〕 一般式(37)の化合物と一般式(8)の化合物との反応
は、前記反応式−2における一般式(1b)の化合物と一
般式(11)の化合物との反応と同様の条件下にて行ない
得る。
一般式(29)の化合物と一般式(30a)の化合物又は一
般式(30b)の化合物との反応は、溶媒中又は無溶媒下
にて、好ましくは無溶媒下にて行なわれる。ここで使用
される溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、
イソプロピルアルコール等のアルコール類、ベンゼン、
トルエン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル、DM
F、DMSO、HMPA等の極性溶媒等を挙げることができる。
一般式(30a)の化合物又は一般式(30b)の化合物の使
用量としては、一般式(29)の化合物に対して通常少な
くとも等モル程度、好ましくは等モル〜1.5倍モル程度
とするのがよい。該反応は、通常室温〜200℃、好まし
くは60〜200℃付近にて好適に進行し、一般に0.5〜25時
間程度で完結する。
一般式(31)の化合物又は一般式(32)の化合物の環化
反応は、従来公知の各種環化反応に準じて行ない得る。
例えば加熱による方法、オキシ塩化リン、五塩化リン、
三塩化リン、チオニルクロライド、濃硫酸、ポリリン酸
等の酸性物質を用いる環化法等を例示できる。加熱によ
る環化法を採用する場合、高沸点炭化水素類及び高沸点
エーテル類、例えばテトラリン、ジフエニルエーテル、
ジエチレングリコールジメチルエーテル等の溶媒を用
い、通常100〜250℃、好ましくは150〜200℃の加熱条件
を採用できる。また酸性物質を用いる環化法を採用する
場合、これを一般式(31)又は(32)の化合物に対して
通常等モル量〜大過剰量、好ましくは10〜20倍量用い、
通常室温〜150℃で0.1〜6時間程度反応させればよい。
また酸性物質を用いる環化法の場合、無溶媒下又は適当
な溶媒中で反応させればよい。該溶媒としては、前記一
般式(9)の化合物の環化反応に用いた溶媒の他に、無
水酢酸等の酸無水物等を例示することができる。
一般式(1i)の化合物の加水分解反応は、前記反応式−
1における一般式(10)の化合物の加水分解反応と同様
の反応条件下で行ない得る。
一般式(1j)の化合物において、R3′が基 である場合には、前記反応式−5における一般式(18)
の化合物から一般式(19)の化合物に導く反応と同様の
反応条件下に処理して、対応するR3′が基−CH2R19であ
る化合物に誘導することができる。
また、一般式(1j)の化合物において、R2′が2級窒素
原子上に低級アルコキシカルボニル基を有する5〜9員
環の飽和又は不飽和の複素環残基を示す化合物の場合に
は、前記反応式−1における一般式(10)の化合物の加
水分解反応と同様の反応条件下に処理して、対応する
R2′が2級窒素原子上無置換の5〜9員環の飽和又は不
飽和の複素環残基を示す化合物に誘導することができ
る。
前記反応式−9において、出発原料として使用される一
般式(29)の化合物は、例えば下記反応式−10〜12に示
す方法により製造される。
一般式(31)の化合物及び一般式(32)の化合物の環化
反応において、R3′がハロゲン原子、ヒドロキシ基又は
低級アルコキシ基の内の少くとも一つを有する低級アル
キル基で、溶媒として酸無水物を使用する場合には、反
応条件下に該基がアシル化されて低級アルカノイルオキ
シ基を少くとも一つ有する低級アルキル基に変換される
場合があるが、このものは反応系より容易に分離可能で
ある。
〔反応式−10〕 〔式中R1、R2′、R19、R20、X及びX6は前記に同じ。R
29は低級アルカノイル基、X9はハロゲン原子を示す。〕 一般式(16)の化合物又は一般式(29b)の化合物の脱
硫反応は、前記一般式(18)の化合物の脱硫反応と同様
の反応条件下にて行なわれる。
一般式(33)の化合物から一般式(34)の化合物に導く
反応は、低級アルカノイル化剤の存在下で行なわれる。
用いられる低級アルカノイル化剤としては、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸等の低級アルカン酸、無水酢酸
等の低級アルカン酸無水物、アセチルクロライド、プロ
ピオニルブロマイド等の低級アルカン酸ハライド等が挙
げられる。低級アルカノイル化剤として酸無水物又は酸
ハライドを使用する場合には、反応系内に塩基性化合物
を存在させてもよい。使用される塩基性化合物として
は、例えば金属ナトリウム、金属カリウム等のアルカリ
金属及びこれらアルカリ金属の水酸化物、炭酸塩、重炭
酸塩やピリジン、ピペリジン等の有機塩基等が挙げられ
る。該反応は、無溶媒下及び溶媒中のいずれでも進行す
るが、通常は適当な溶媒を用いて行なわれる。ここで溶
媒としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、エーテル、ジオキサン等のエーテル類、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢
酸、無水酢酸、水、ピリジン等が挙げられる。低級アル
カノイル化剤の使用量としては、一般式(33)の化合物
に対して少なくとも等モル程度、一般には等モル〜大過
剰量とするのがよい。該反応は、通常0〜150℃程度、
好ましくは0〜100℃程度にて好適に進行し、一般に5
分〜10時間程度で反応は完了する。また、低級アルカノ
イル化剤として低級アルカン酸を使用する場合、更に反
応系内に脱水剤として硫酸、塩酸等の鉱酸類やp−トル
エンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、エタンスルホン
酸等のスルホン酸類を添加しておくのがよく、この場合
反応温度は特に50〜120℃程度とするのが好ましい。
一般式(33)の化合物又は一般式(34)の化合物のニト
ロ化反応は、いずれも無溶媒下又は酢酸、無水酢酸、硫
酸等の溶媒中、発煙硝酸、濃硝酸、混酸(硫酸、発煙硫
酸、リン酸又は無水酢酸と硝酸)、アルカリ金属硝酸塩
と硫酸、アセチルニトレート、ベンゾイルニトレート等
の有機酸と硫酸との無水物、或は四酸化窒素、硝酸と硝
酸水銀、アセトンシアノヒドリンのニトレート、アルキ
ルニトレートと硫酸又はポリリン酸等のニトロ化剤を作
用させることにより行なわれる。ニトロ化剤の使用量と
しては、一般式(33)の化合物又は一般式(34)の化合
物に対して通常等モル〜1.5倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常−10〜70℃程度にて行なわれ、一般に1
〜24時間程度で反応は終了する。
一般式(35)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(10)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下にて
行なわれる。
一般式(37a)の化合物又は一般式(38)の化合物と一
般式(8)の化合物との反応は、前記反応式−2におけ
る一般式(1b)の化合物と一般式(11)の化合物との反
応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(39)の化合物のハロゲン化は、前記一般式(1
4)の化合物のハロゲン化と同様の反応条件下にて行な
い得る。
一般式(29b)の化合物を一般式(29a)の化合物に導く
反応は、前記一般式(18)の化合物を一般式(19)の化
合物に導く反応と同様の条件下に行ない得る。
一般式(39a)の化合物と一般式(15)の化合物との反
応は、一般式(14a)の化合物と一般式(15)の化合物
との反応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(36)の化合物を一般式(37)の化合物に導く反
応は、酢酸等の低級アルカン酸、水等の溶媒中、硫酸、
塩酸、臭化水素酸、弗化硼素酸等の酸と亜硝酸ナトリウ
ムを用いてジアゾニウム塩とし、次いでハロゲン化水素
酸(例えば臭化水素酸、塩酸等)の存在下、銅粉又はハ
ロゲン化銅(例えば臭化第一銅、塩化第一銅、塩化第二
銅等)等と反応させるか、或は銅粉の存在下又は不存在
下、沃化カリウムと反応させることにより(好ましくは
ハロゲン化水素酸の存在下ハロゲン化銅と反応させるこ
とにより)行なうことができる。ここで使用される亜硝
酸ナトリウムの使用量としては、一般式(36)の化合物
に対して通常等モル〜2倍モル量、好ましくは等モル〜
1.5倍モル量とするのがよい。またハロゲン化銅の使用
量としては、一般式(36)の化合物に対して通常等モル
〜5倍モル量、好ましくは等モル〜4倍モル量とするの
がよい。該反応は、通常−20〜100℃付近、好ましくは
−5〜100℃付近で行なうのがよく、反応時間は一般に1
0分〜5時間程度である。
一般式(37a)の化合物におけるX9で示されるハロゲン
原子は、相互に変換可能である。
〔反応式−11〕 〔式中R2′、R19、R20、R29、X、X6及びX9は前記に同
じ。〕 一般式(40)の化合物の加水分解反応は、前記一般式
(10)の化合物の加水分解反応と同様の反応条件下にて
行ない得る。
一般式(41)の化合物のハロゲン化は、前記反応式−5
における一般式(14)の化合物のハロゲン化と同様の反
応条件下にて行ない得る。
一般式(42)の化合物と一般式(15)の化合物との反応
は、一般式(14a)の化合物と一般式(15)の化合物と
の反応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(43)の化合物の脱硫反応は、前記反応式−5に
おける一般式(18)の化合物の脱硫反応と同様の反応条
件下にて行ない得る。
〔反応式−12〕 〔反応式−13〕 〔上記各式中R1、R2′、X及びX9は前記に同じ。Aは低
級アルキレン基、mは0又は1、X10は低級アルキル基
を有することのあるフエニルスルホニルオキシ基又はハ
ロゲン原子を示す。またR30は低級アルキル基、R31は低
級アルカノイルオキシ基、R32及びR33は同一又は異なっ
て水素原子又は低級アルキル基を示す。R34は低級アル
キル基を示す。R35は水素原子又はニトロ基を示す。〕 上記反応式−12において、一般式(44)の化合物のニト
ロ化反応は、前記反応式−10における一般式(34)の化
合物のニトロ化反応と同様の反応条件下にて行ない得
る。
一般式(44)又は(45)の化合物の還元反応は、通常水
素化還元剤を用いて行なわれる。その水素化還元剤とし
ては、例えば水素化硼素ナトリウム、水素化アルミニウ
ムリチウム、ジボラン等が挙げられ、その使用量は、通
常一般式(44)又は(45)の化合物に対して少なくとも
等モル程度、好ましくは等モル〜3倍モルの範囲であ
る。この還元反応は、通常適当な溶媒、例えば水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール類、テトラヒドロフラン、エチルエーテル、ジグラ
イム等のエーテル類、DMSO等を用い、約−60〜80℃、好
ましくは−30〜50℃にて、約10分〜15時間程度で行なわ
れる。尚、還元剤として水素化アルミニウムやジボラン
を用いた場合には、エチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジグライム等の無水の溶媒を用いるのがよい。
一般式(46)の化合物をハロゲン化してX10がハロゲン
原子である一般式(47)の化合物に導く反応は、通常の
水酸基のハロゲン化反応における反応条件がいずれも採
用され、例えば適当な不活性溶媒中又は無溶媒下にて一
般式(46)の化合物にハロゲン化剤を反応させればよ
い。用いられるハロゲン化剤としては、例えば塩酸、臭
化水素酸等のハロゲン化水素酸、N,N−ジエチル−1,2,2
−トリクロルビニルアミド、五塩化リン、五臭化リン、
オキシ塩化リン、チオニルクロリド、ジエチルアミノサ
ルフアトリフルオリド(DAST)等が挙げられる。不活性
溶媒としては、例えばジオキサン、テトラヒドロフラン
等のエーテル類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類等が挙げられる。一般式
(46)の化合物とハロゲン化剤との使用割合は、前者に
対して後者を少なくとも等モル程度、通常は等モル〜過
剰量である。該反応は、通常0℃〜150℃、好ましくは
0℃〜80℃にて好適に進行し、一般に10分〜15時間程度
で反応は完結する。尚DASTをハロゲン化剤として使用す
る場合、トリエチルアミン等の塩基性化合物を反応系内
に添加存在させることもできる。
また、一般式(46)の化合物に低級アルキル基を有する
ことのあるフエニルスルホニルハライドを反応させるこ
とにより、X10が低級アルキル基を有することのあるフ
エニルスルホニルオキシ基である一般式(47)の化合物
に導くことができる。該反応は、前記一般式(46)の化
合物を一般式(49)の化合物に導く後述のの方法と同
様の反応条件下に行なうことができる。
R35がニトロ基である一般式(48)の化合物と一般式
(8)の化合物との反応は、前記反応式−2における一
般式(1b)の化合物と一般式(11)の化合物との反応と
同様の反応条件下にて行ない得る。R35が水素原子であ
る一般式(48)の化合物は、これを一般式(44)の化合
物のニトロ化反応と同様にしてニトロ化した後、一般式
(8)の化合物と反応させればよい。
一般式(47)の化合物を一般式(48)の化合物に導く反
応は、前記一般式(45)の化合物の還元反応と同様の反
応条件下にて行ない得る。
また上記反応式−13において、一般式(46)の化合物を
一般式(49)の化合物に導く反応は、様々な方法が可能
であるが、例えば適当な溶媒中、塩基性化合物の存在
下、R34X11(R34は低級アルキル基、X11はハロゲン原子
を示す)と反応させる方法、低級アルコール(メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の
炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖アルコール類)と酸の存
在下反応させる方法等を適用することができる。
上記のの方法で使用される溶媒としては、例えばジエ
チルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モノ
グライム、ジクライム等のエーテル類、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等のアルコール類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘ
キサン、ヘプタン、シクロヘキサン、リグロイン等の脂
肪族炭化水素類、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等
のアミン類、クロロホルム、ジクロロメタン、四塩化炭
素等のハロゲン化炭化水素類、DMF、DMSO、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド(HMPA)等の非プロトン性極性溶媒
又はこれらの混合溶媒等を例示できる。また使用される
塩基性化合物としては、金属ナトリウム、金属カリウ
ム、金属マグネシウム、水素化ナトリウム、ナトリウム
アミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の無機塩
基、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等の
金属アルコラート類、ピリジン、ピペリジン、キノリ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の有
機塩基等を例示できる。反応温度は、通常0〜120℃、
好ましくは室温〜100℃付近とするのがよく、一般に0.1
〜5時間程度で反応は終了する。一般式(46)の化合物
に対する一般式(R34X11)の化合物の使用量としては、
通常前者に対して後者を少なくとも等モル量、好ましく
は等モル〜3倍モル量とするのがよい。
で使用される酸としては、例えば塩酸、硫酸、臭化水
素酸等の鉱酸を例示できる。該反応は、通常室温〜150
℃、好ましくは50〜120℃付近にて、1〜50時間程度に
て終了する。使用される低級アルコール類は通常大過剰
量とするのがよい。
一般式(46)の化合物のアシル化反応は、前記反応式−
10の一般式(33)の化合物を一般式(34)の化合物に導
く反応と同様の条件下に行なうことができる。
一般式(46)、(49)、(50)及び(47)の化合物と一
般式(52)の化合物との反応及び一般式(47)の化合物
と一般式(54)の化合物との反応は、いずれも適当な溶
媒中で又は無溶媒下に、塩基性化合物の存在下又は非存
在下に行なうことができる。ここで溶媒及び塩基性化合
物としては、前記反応式−1の一般式(3)の化合物と
一般式(4)の化合物との反応で例示したものと同様の
ものを使用することができる。また一般式(46)、(4
9)、(50)及び(47)の各化合物と一般式(52)の化
合物との反応においては、塩基性化合物として、一般式
(52)の化合物を大過剰量使用してもよい。
一般式(52)及び(54)の各化合物の使用量は、これを
反応させる各原料化合物、即ち一般式(46)、(49)、
(50)及び(47)の夫々の化合物に対して少くとも等モ
ル量、好ましくは大過剰量とするのがよい。上記反応
は、約0〜150℃、好ましくは室温〜100℃付近にて、約
3〜15時間程度にて終了する。
一般式(50)の化合物の加水分解反応は前記一般式(1
0)の化合物の加水分解反応と同様の条件下に行なうこ
とができる。
出発原料として用いられる一般式(44)の化合物及び一
般式(45)の化合物は、例えば下記反応式−14に示す方
法に従い製造される。
〔反応式−14〕 〔式中R2′、R35、X、X9、M及びmは前記に同じ。
A′は低級アルキレン基を示す。但し基−(A′)mCH2
−及び基−(A′)mCH2CH2−のそれぞれの総炭素数は
6を越えないものとする。R36は低級アルキル基を示
す。X11はハロゲン原子を示す。〕 一般式(55)の化合物の還元は、前記一般式(44)又は
(45)の還元反応と同様の反応条件下に行ない得る。
一般式(56)の化合物のハロゲン化反応は、前記一般式
(46)の化合物のハロゲン化反応と同様の反応条件下に
行ない得る。
一般式(57)の化合物と一般式(58)の化合物との反応
は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下、通常室温〜
200℃、好ましくは60〜120℃にて1〜24時間程度行なわ
れる。使用される溶媒としては、例えばジオキサン、テ
トラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテ
ル、ジエチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エ
タノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の極性溶
媒等が挙げられる。また塩基性化合物としては、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリ
ウムアミド、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナト
リウムメチラート、ナトリウムエチラート等の無機塩
基、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、ピリジ
ン、キノリン等のアミン類等を例示できる。該反応は、
沃化カリウム、沃化ナトリウム等のアルカリ金属沃化物
等を用いることにより有利に進行する。一般式(58)の
化合物の使用量は、化合物(57)に対して通常等モル〜
大過剰量、好ましくは等モル〜5倍モル量、より好まし
くは等モル〜1.2倍モル量である。
一般式(57)の化合物と一般式(17)の化合物との反応
は、前記一般式(16)の化合物と一般式(17)の化合物
との反応と同様の反応条件下にて行ない得る。
一般式(59)の化合物又は一般式(60)の化合物の加水
分解反応は、前記一般式(20)の化合物の加水分解反応
と同様の反応条件下にて行ない得る。
前記一般式(3)、(5)、(7)、(9)、(10)、
(1a)、(1b)、(1b′)(29)、(31)及び(32)の
化合物の内で、R3が置換基としてヒドロキシ基を有する
低級アルキル基である化合物は、前記反応条件と同様に
反応させて、対応するR3が、置換基として飽和の5〜6
員複素環残基、低級アルキルチオ基、低級アルカノイル
オキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、低級アル
コキシ基及びハロゲン原子よりなる群より選ばれた基を
1〜3個有することのある低級アルキル基である化合物
にそれぞれ導くことができる。
また、前記一般式(3)、(5)、(7)、(9)、
(10)、(1a)、(1b)、(1b′)(29)、(31)及び
(32)の化合物の内で、R3が置換基として低級アルカノ
イルオキシ基を有する低級アルキル基である化合物は、
同様に加水分解させて、R3が置換基としてヒドロキシ基
を有する低級アルキル基である化合物に導くことができ
る。
また、前記一般式(3)、(5)、(7)、(9)、
(10)、(1a)、(1b)、(1b′)、(29)、(31)及
び(32)の化合物の内で、R2が置換基としてオキソ基を
有する5〜9員環の飽和又は不飽和の複素環残基の場
合、これらを還元することにより、置換基としてヒドロ
キシ基を有する5〜9員環の飽和又は不飽和の複素環残
基を有する対応する各化合物に導くことができる。該還
元反応は、適当な溶媒中、水素化還元剤の存在下に行な
うことができる。還元剤としては、例えば水素化ホウ素
ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム、ジボラン等
を例示できる。還元剤の使用量は、還元すべき原料化合
物に対して、少くとも等モル、好ましくは等モル〜5倍
モル量とするのがよい。溶媒としては、例えば水、メタ
ノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジグ
ライム等のエーテル類等を例示できる。反応は、通常−
60℃〜50℃、好ましくは−30℃〜室温付近にて、10分間
〜5時間程度で終了する。水素化アルミニウムリチウム
又はジボランを還元剤として使用する場合には、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジグライム等の無水
溶媒を使用するのがよい。
また還元剤として水素化ホウ素ナトリウムを使用する場
合には、反応系内に水酸化ナトリウム等の無機塩基を添
加することもできる。
更にR2が置換基として低級アルカノイル基又は低級アル
コキシカルボニル基を少くとも一つ有する低級アルキル
基を有する5〜9員環の飽和又は不飽和の複基環残基で
ある化合物の場合、該化合物の加水分解反応によって、
対応する基が置換基としてアミノ基を少くとも一つ有す
る低級アルキル基を有する5〜9員環の飽和又は不飽和
の複素環残基である化合物を誘導することができる。該
加水分解反応は、前記反応式−1の一般式(10)の化合
物の加水分解反応と同様の条件下に実施できる。
またR2が少くとも一つの環内に−NH−基を有する5〜9
員環の飽和又は不飽和の複素環残基である化合物の場
合、該化合物を前記反応式−10の一般式(33)の化合物
から、一般式(34)の化合物を誘導する反応と同様の反
応に供することにより、該R2が置換基として低級アルカ
ノイル基を少くとも一つ有する5〜9員環の飽和又は不
飽和の複素環残基である化合物を導くことができる。
R35が水素原子である一般式(46)、(47)又は(48)
の化合物は、該化合物を一般式(44)の化合物と同様に
ニトロ化して対応するR35がニトロ基である化合物に誘
導することができる。
反応式−1における一般式(10)の化合物並びに反応式
−2における一般式(1b)及び(1b′)の化合物は、本
発明の抗菌剤として有用な一般式(1)の化合物を得る
ための合成中間体として有用であり、またそれ自身抗菌
作用を有し、抗菌剤として有用な化合物である。
本発明の一般式(1)で表わされる化合物は、医薬的に
許容される酸又は塩基性化合物を作用させることにより
容易に塩を形成させることができる。該酸としては、例
えば塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、シユ
ウ酸、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、ク
エン酸、安息香酸、乳酸、メタンスルホン酸、プロピオ
ン酸等の有機酸を例示でき、塩基性化合物としては、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム等を例示でき
る。
斯くして得られる本発明化合物は、通常の分離手段によ
り容易に単離精製できる。該分離手段としては、例えば
溶媒抽出法、希釈法、再結晶法、カラムクロマトグラフ
イー、プレパラテイブ薄層クロマトグラフイー等を採用
できる。
本発明の化合物には、立体異性体、光学活性体も当然に
包含される。
本発明化合物又はその塩は、緑膿菌、嫌気性菌、各種抗
菌剤の耐性菌、臨床分離菌、E.faecalisやStaphylococc
us pyogenes等のグラム陰性及びグラム陽性菌に対して
顕著な抗菌活性を有しており、これらに起因する疾病に
対する抗菌剤として有用であり、またこれらの化合物は
低毒性であり且つ副作用が弱く、吸収性が良く、持続時
間も長いという特徴をも有している。
また本発明の化合物又はその塩は、尿中排泄率が高いた
めに、尿路感染症の治療薬として、また胆汁からの排泄
性に優れ腸管感染症の治療薬としても夫々有用である。
一般式(1)の本発明化合物のうち、R1で示される基と
しては、未置換のシクロプロピル基が好ましい。
R2で示される5〜9員環の飽和又は不飽和の複素環残基
としては、飽和の複素環残基が好ましく、その中でもピ
ペラジニル基、モルホリノ基、ピペリジニル基、ピロリ
ジニル基及び1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナ−4−
イル基が好ましい。該複素環上の置換基としては、ピペ
ラジニル基では、 (RAは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1
〜6のアルカノイル基、炭素数3〜8のシクロアルキル
基、アルキル部分の炭素数が1〜6であるフエニルアル
キル基又は置換基としてフエニル基もしくは炭素数1〜
6のアルキル基を有することのある2−オキソ−1,3−
ジオキソレンメチル基を示す。RBは炭素数1〜6のアル
キル基を示す。このRBはピペラジン環の2、3、5又は
6位に置換しているものとする。RAが水素原子を示す場
合、pは1〜3の整数を示す。RAが水素原子以外の基を
示す場合、pは1又は2を示す。)が好ましく、 (RCは水素原子、炭素数1〜6のアルキル基又は置換基
としてフエニル基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を
有することのある2−オキソ−1,3−ジオキソレンメチ
ル基を示す。RDは炭素数1〜6のアルキル基を示す。)
がより好ましく、 (REは炭素数1〜6のアルキル基を示す。)が最も好ま
しい。
上記以外のピペラジニル基としては、 (RFはフエニル基もしくは炭素数1〜6のアルキル基を
有することのある2−オキソ−1,3−ジオキソメチレン
メチル基を示す)が好ましく、RFが4位に炭素数1〜6
のアルキル基を有する2−オキソ−1,3−ジオキソメチ
レンメチル基であるのがより好ましい。
モルホリノ基としては、 (RGは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示
す。)が好ましい。
ピペリジニル基としては、置換基としてオキソ基、ハロ
ゲン原子、水酸基及び炭素数1〜6のアルキル基なる群
より選ばれた基を1〜3個有することのある1−ピペリ
ジニル基が好ましく、置換基としてハロゲン原子を1個
有する1−ピペリジニル基がより好ましい。
ピロリジニル基としては、置換基として炭素数1〜6の
アルキル基;水酸基、炭素数1〜6のアルコキシ基、ハ
ロゲン原子、及び置換基として炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルカノイル基、炭素数3〜8のシ
クロアルキル基及び炭素数1〜6のアルコキシカルボニ
ル基を1〜2個有することのあるアミノ基なる群より選
ばれた基を1〜3個有する炭素数1〜6のアルキル基;
並びにアミノ基の置換基として炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアルカノイル基、アルキル部分の炭
素数が1〜6のアルキル基であるフエニルアルキル基又
は炭素数1〜6のアルコキシカルボニル基を1〜2個有
することのあるアミノ基からなる群から選ばれた基を1
〜2個有することのあるピロリジニル基が好ましく、 は置換基として炭素数1〜6のアルキル基を1〜2個有
することのあるアミノ基を1個有する炭素数1〜6のア
ルキル基、又は炭素数1〜6のアルキル基を1〜2個有
することのあるアミノ基を示し、RIは水素原子又は炭素
数1〜6のアルキル基を示す。)が好ましく、基 は炭素数1〜6のアルキル基を1個有することのあるア
ミノ基を示す。RIは前記に同じ。)又は は炭素数1〜6のアルキル基を1個有することのあるア
ミノ基を1個有する炭素数1〜6のアルキル基を示す)
が最も好ましい。
1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナ−4−イル基として
は、未置換の1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナ−4−
イル基が好ましい。
Xで示されるハロゲン原子としては塩素原子及び弗素原
子が好ましく、弗素原子が最も好ましい。
R3で示される基は炭素数が1〜6の未置換アルキル基で
あるのが好ましく、その中でも特にメチル基が好まし
い。
また本発明の化合物は、例えば乳酸塩、塩酸塩等の塩の
形態にすることにより生体内への吸収性を向上させるこ
とができる。
本発明の化合物は通常、一般的な医薬製剤の形態で用い
られる。製剤は通常使用される充填剤、増量剤、結合
剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あ
るいは賦形剤を用いて調製される。この医薬製剤として
は各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表的
なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、
顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)
等が挙げられる。錠剤の形態に成形するに際しては、担
体としてこの分野で従来公知のものを広く使用でき、例
えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デ
ンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース、
ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単
シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カ
ルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロー
ス、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等の結合
剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウ
ム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、
ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリ
ド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カ
カオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモ
ニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、
グリセリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カ
オリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、
精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレン
グリコール等の滑沢剤等が例示できる。さらに錠剤は必
要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば糖衣錠、ゼラ
チン被包錠、腸溶被錠、フイルムコーテイング錠あるい
は二重錠、多層錠とすることができる。丸剤の形態に成
形するに際しては、担体としてこの分野で従来公知のも
のを広く使用でき、例えばブドウ糖、乳糖、デンプン、
カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、
アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール
等の結合剤、ラミナランカンテン等の崩壊剤等が例示で
きる。坐剤の形態に成形するに際しては、担体として従
来公知のものを広く使用でき、例えばポリエチレングリ
コール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールの
エステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を挙げる
ことができる。注射剤として調製される場合には、液
剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張である
のが好ましく、これら液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成
形するに際しては、希釈剤としてこの分野において慣用
されているものをすべて使用でき、例えば水、乳酸水溶
液、エチルアルコール、プロピレングリコール、エトキ
シ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステ
アリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル類等を挙げることができる。なお、この場合
等張性の溶液を調製するに充分な量の食塩、ブドウ糖あ
るいはグリセリンを医薬製剤中に含有せしめてもよく、
また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を添加して
もよい。更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味
剤、甘味剤等や他の医薬品を医薬製剤中に含有せしめて
もよい。ペースト、クリーム及びゲルの形態に成形する
に際しては、希釈剤として例えば白色ワセリン、パラフ
イン、グリセリン、セルロース誘導体、ポリエチレング
リコール、シリコン、ベントナイト等を使用できる。ま
た、注射液中に有効成分化合物の沈澱が生ずるような場
合には、必要ならば例えばメタンスルホン酸、プロピオ
ン酸、塩酸、コハク酸、乳酸等の酸を適宜加えることに
より、注射液を安定な溶液の形態で保持しておくことが
できる。
更に本発明の抗菌剤は、上記一般式(1)の化合物又は
その塩(例えば乳酸塩等)及び沈澱を生じさせない酸を
含有する注入溶液乃至注射溶液の形態を採ることもでき
る。沈澱を生じさせない酸としては、例えば乳酸、メタ
ンスルホン酸、プロピオン酸、塩酸、コハク酸等、好ま
しくは乳酸を挙げることができる。上記注入溶液乃至注
射溶液に含有させるべき沈澱を生じさせない酸の量とし
ては、該酸として乳酸を使用する場合には、該溶液中に
通常0.1〜10重量%程度、好ましくは0.5〜2重量%程度
とするのがよく、また該酸として乳酸以外の酸を使用す
る場合には、該溶液中に通常0.05〜4重量%程度、好ま
しくは0.3〜2重量%程度とするのがよい。上記注入溶
液乃至注射溶液には、必要に応じて通常の助剤を配合す
ることができる。斯かる助剤としては、例えばシツクナ
ー、吸収促進剤、吸収抑制剤、結晶化阻止剤、錯化剤、
酸化防止剤、等張剤、正常水和剤等を例示できる。該溶
液のpHは、例えば水酸化ナトリウム等のアルカリを加え
て適宜調整することができ、通常該溶液のpHは2.5〜7
の範囲内に調整されている。上記注入溶液乃至注射溶液
は、安定性に優れており、長期間に亘つて該溶液状態の
ままで貯蔵、保存しておくことができる。
本発明の医薬製剤中に含有されるべき一般式(1)の化
合物又はその塩の量は、特に限定されず広範囲に適宜選
択されるが、通常全組成物中1〜70重量%とするのがよ
い。
本発明の医薬製剤の投与方法は特に制限はなく、各種製
剤形態、患者の年齢、性別その他の条件、患者の程度等
に応じた方法で投与される。例えば錠剤、丸剤、液剤、
懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場合には経口投
与される。また注射剤の場合には単独であるいはブドウ
糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与さ
れ、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もし
くは腹腔内投与される。坐剤の場合には直腸内投与され
る。
本発明の医薬製剤の投与量は用法、患者の年齢、性別そ
の他の条件、疾患の程度等により適宜選択されるが、通
常有効成分である一般式(1)の化合物の量は1日当り
体重1kg当り約0.2〜100mgとするのがよく、該製剤は1
日に2〜4回に分けて投与することができる。
実施例 以下に参考例、実施例、抗菌試験結果及び製剤例を掲げ
る。
参考例1 2−ブロモ−4,5−ジフルオロアニリン100g及び硫化メ
チル49mlの無水ジクロロメタン1.2l溶液に、15℃以下に
てN−クロロコハク酸イミド90gを徐々に加える。その
後、15℃にてトリエチルアミン93mlを少しずつ加える。
添加終了後、7時間還流し、冷後、反応混合物に10%水
酸化ナトリウム1を加え、ジクロロメタンにて抽出す
る。硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液、ジク
ロロメタン:ヘキサン=1:2)にて精製する。n−ヘキ
サンより再結晶して、6−ブロモ−3,4−ジフルオロ−
2−メチルチオメチルアニリン52gを得る。
mp.60〜61℃ 白色結晶 参考例2 6−ブロモ−3,4−ジフルオロ−2−メチルチオメチル
アニリン99g、HMPA130g及びシアン化銅48gを150℃にて
4時間加熱する。冷後、反応混合物をエチレンジアミン
50mlの水500ml溶液に注ぎ込み、60℃で1時間加温す
る。冷後、酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾
燥後、濃縮する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイー(溶出液;ジクロロメタン:n−ヘキサン=1:1)
で精製後、エタノールより再結晶して、2−アミノ−4,
5−ジフルオロ−3−メチルチオメチルベンゾニトリル2
8gを得る。
mp.109〜110℃ 白色結晶 参考例3 2−アミノ−4,5−ジフルオロ−3−メチルチオメチル
ベンゾニトリル4.0gのエタノール80ml溶液に、ラネーニ
ツケル40mlをエタノール80mlで洗い込む。40〜50℃にて
30分攪拌後、過する。液に水を加え、酢酸エチルに
て抽出する。硫酸マグネシウムにて乾燥後、濃縮する。
n−ヘキサンより再結晶して、2−アミノ−4,5−ジフ
ルオロ−3−メチルベンゾニトリル2.4gを得る。
mp.114〜116℃ 白色結晶 参考例4 濃硫酸59ml中に亜硝酸ナトリウム5.6gを70℃以下で加
え、70℃で10分加温後、冷却し、2−アミノ−4,5−ジ
フルオロ−3−メチルベンゾニトリル12.3gの酢酸123ml
溶液を40℃以下で滴下する。同温度で30分攪拌後、塩化
第一銅20gの濃塩酸200ml溶液に少しずつあけ、その後80
℃で30分加熱する。冷後、反応液に氷水を加え、酢酸エ
チルを留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイー(溶出液:ジクロロメタン:n−ヘキサン=
1:1)にて精製して2−クロロ−4,5−ジフルオロ−3−
メチルベンゾニトリル8.0gを得る。
mp.59〜61℃ 白色結晶 参考例5 2−クロロ−4,5−ジフルオロ−3−メチルベンゾニト
リル4.0gに60%硫酸20mlを加え、140〜150℃にて3時間
加熱する。冷後、反応混合物を氷水に注ぎ込み、ジクロ
ロメタンにて抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を留去する。得られた残渣にn−ヘキサンを加え、析
出結晶を取する。2−クロロ−4,5−ジフルオロ−3
−メチル安息香酸3.1gを得る。
mp.121〜122℃ 白色結晶 参考例6 2−クロロ−4,5−ジフルオロ−3−メチル安息香酸3.1
gにチオニルクロリド6mlを加え、1時間加熱還流する。
減圧濃縮後、3.3gの2−クロロ−4,5−ジフルオロ−3
−メチルベンゾイルクロリドを得る。次に金属マグネシ
ウム0.38gを無水エタノール0.8mlに懸濁させ、四塩化炭
素を数滴加える。反応開始後、マロン酸ジエチル2.3m
l、無水エタノール1.5ml及び無水トルエン6mlの溶液を5
0〜60℃にて滴下し、0℃にて上記2−クロロ−4,5−ジ
フルオロ−3−メチルベンゾイルクロリド3.3gの無水ト
ルエン5ml溶液を滴下する。滴下後、室温下に30分攪拌
する。反応混合物に濃硫酸0.4ml及び水8mlの混液を加
え、ジエチルエーテルにて抽出する。硫酸マグネシウム
にて乾燥後、溶媒を留去して、2−クロロ−3−メチル
−4,5−ジフルオロベンゾイルマロン酸ジエチル5.1gを
得る。
参考例7 2−クロロ−3−メチル−4,5−ジフルオロベンゾイル
マロン酸ジエチル5.1gに水10ml及びp−トルエンスルホ
ン酸30mgを加え、4時間加熱還流する。冷後、ジエチル
エーテルにて抽出し、硫酸マグネシウムにて乾燥する。
ジエチルエーテルを留去後、2−クロロ−4,5−ジフル
オロ−3−メチルベンゾイル酢酸エチル3.9gを得る。
参考例8 2−クロロ−4,5−ジフルオロ−3−メチルベンゾイル
酢酸エチル3.9gにトリエトキシメタン3.1g及び無水酢酸
3.4gを加え、150℃1時間加熱する。濃縮後、2−(2
−クロロ−3−メチル−4,5−ジフルオロベンゾイル)
−3−エトキシアクリル酸エチルを得る。これにエタノ
ール50mlを加え、室温下、1.1mlのシクロプロピルアミ
ンを加え、30分攪拌する。エタノールを留去後、2−
(2−クロロ−3−メチル−4,5−ジフルオロベンゾイ
ル)−3−シクロプロピルアミノアクリル酸エチルを得
る。これに無水ジオキサン30mlを加え、さらに60%水素
化ナトリウム0.6gを少しずつ加える。室温下30分攪拌
し、次いで1時間加熱還流する。反応混合物を飽和塩化
アンモニア水溶液に注ぎ込み、ジクロロメタンにて抽出
する。硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、1−シクロ
プロピル−6,7−ジフルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル2.2gを
得る。
NMR(CDCl3)δ: 8.64(1H、s) 8.10(1H、t、J=10Hz) 4.36(2H、q、J=7.5Hz) 3.76〜4.10(1H、m) 2.76(3H、d、J=4.5Hz) 1.37(3H、t、J=7.5Hz) 0.86〜1.30(4H、m) 参考例9 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
エチル2.2gに濃塩酸5ml、水2ml及び酢酸20mlを加え、2
時間還流する。冷後、析出する結晶を取し、水、エタ
ノール、ジエチルエーテルの順に洗浄して、1−シクロ
プロピル−6,7−ジフルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸1.8gを得る。
mp.240〜243℃ 白色結晶 参考例10 1−シクロプロピル−6,7−ジフルオロ−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
1.0g、トリアセチルオキシボロン〔B(OCOCH3〕1.
0g及び無水酢酸10mlを加え、140℃にて15分加熱する。
反応終了後、濃縮し、得られた残渣にジエチルエーテル
を加え、析出する結晶を取し、6,7−ジフルオロ−1
−シクロプロピル−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸−B(OCOCH3キレ
ート1.2gを得る。
NMR(CDCl3)δ: 9.32(1H、s) 8.23(1H、t、J=9Hz) 4.30〜4.58(1H、m) 2.97(3H、d、J=3Hz) 2.03(6H、s) 1.13〜1.60(4H、m) 参考例11 2,2−ジクロロ−1−シクロプロピルカルボン酸4.0gを5
mlの水に懸濁した後、適量のアセトンを加えて、完全に
均一溶媒とする。この溶液を0℃に冷却した後、トリエ
チルアミン3.0gのアセトン60ml溶液を加える。0℃に温
度を保ちながら、クロル炭酸エチル3.54gのアセトン15m
l溶液を徐々に滴下する。滴下終了後、0℃で30分攪拌
し、ナトリウムアジド2.51gの水10ml溶液を滴下する。
更に0℃にて1時間攪拌後、反応混合物を氷水に注ぎ込
み、ジエチルエーテルにて抽出する。硫酸マグネシウム
にて乾燥後、濃縮する。得られた2,2−ジクロロ−1−
シクロプロピルカルボニルアジドにベンジルアルコール
3.35g及び無水ベンゼン50mlを加え攪拌下10時間加熱還
流する。反応終了後、濃縮して得られた残渣を、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液:酢酸エチル:n
−ヘキサン)にて精製する。ジクロロメタン−n−ヘキ
サンより再結晶して、2,2−ジクロロ−1−ベンジルオ
キシカルボニルアミノシクロプロパン2.8gを得る。
mp.79.5〜80.5℃ 無色針状晶 適当な出発原料を用い、参考例11と同様にして以下の化
合物を得る。
2−クロロ−1−ベンジルオキシカルボニルアミノシク
ロプロパン(シス・トランスの混合物) NMR(CDCl3)δ: 1.10〜1.32(2H、m) 2.76〜3.10(2H、m) 4.73〜5.13(1H、m) 5.11(2H、s)、7.35(5H、s) 2−フルオロ−1−ベンジルオキシカルボニルアミノシ
クロプロパン(シス・トランスの混合物) NMR(CDCl3、60MHz)δ: 0.60〜1.60(2H、m) 2.50〜3.17(1H、m) 4.07〜4.30及び4.53〜5.00(2H、m) 5.08及び5.11(2H、s) 7.33(5H、s) 参考例12 2,2−ジクロロ−1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
シクロプロパン1.5gに、5%Pd-C 0.15g、エタノール15
ml及び濃塩酸1.5mlを加え、室温、常圧にて接触還元を
行う。反応終了後、触媒を去、液を濃縮する。得ら
れた残渣をエタノール−ジエチルエーテルにて再結晶し
て、2,2−ジクロロ−1−アミノシクロプロパン塩酸塩
0.7gを得る。
mp.147〜148℃(分解) 白色粉末状 適当な出発原料を用い、参考例12と同様にして以下の化
合物を得る。
2−クロロ−1−アミノシクロプロパン塩酸塩(シス・
トランス混合物) NMR(DMSO-d6)δ: 1.16〜1.73(2H、m) 2.83〜3.10(1H、m) 3.57〜3.80(1H、m) 8.60〜9.26(3H、m) 2−フルオロ−1−アミノシクロプロパン塩酸塩(シス
・トランスの混合物) NMR(DMSO-d6、200MHz)δ: 1.00〜1.60(2H、m)、2.47〜2.68及び2.88〜3.17(1
H、m) 4.65〜4.88及び4.96〜5.20(1H、m)、8.30〜9.00(3
H、m) 参考例13 2−(2,4,5−トリフルオロベンゾイル)−3−エトキ
シアクリル酸エチル1.78g及びトリエチルアミン0.60gの
エタノール10ml溶液に室温攪拌下、2−フルオロ−1−
シクロプロピルアミン塩酸塩0.60gのエタノール10ml溶
液を滴下する。滴下終了後、同温度にて1時間攪拌し、
濃縮後、2−(2,4,5−トリフルオロベンゾイル)−3
−(2−フルオロ−1−シクロプロピル)アミノアクリ
ル酸エチルを得る。これに60%水素化ナトリウム0.3g及
び無水ジオキサン30mlを加え、1時間室温で攪拌する。
反応混合物を濃縮後、残渣に水を加え、ジクロロメタン
にて抽出する。水洗後、乾燥、溶媒を濃縮して、1−
(2−フルオロ−1−シクロプロピル)−6,7−ジフル
オロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カン
ボン酸エチル(シス・トランスの混合物)1.02gを得
る。
NMR(CDCl3、60MHz)δ: 1.36(3H、t、J=8Hz) 1.44〜2.27(2H、m) 3.50〜3.83(1H、m) 4.28(2H、q、J=8Hz) 4.55〜4.86及び5.26〜5.53(1H、m) 7.58(1H、dd、J=11Hz、6Hz) 7.98(1H、dd、J=10Hz、9Hz) 8.31及び8.51(1H、s) 参考例13と同様にして適当な出発原料を用いて、以下の
化合物を得る。
1−(2−クロロ−1−シクロプロピル)−6,7−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸エチル(シス・トランス混合物) NMR(CDCl3、60MHz)δ: 1.37(3H、t、J=7Hz) 1.70〜2.20(2H、m) 3.40〜3.80(2H、m) 4.31(2H、q、J=7Hz) 7.55(1H、dd、J=14Hz、6Hz) 8.07(1H、dd、J=9Hz、9Hz) 8.32及び8.34(1H、s) 1−(2−メチル−1−シクロプロピル)−6,7−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸エチル(シス・トランス混合物) NMR(CDCl3、60MHz)δ: 1.00〜2.00(3H、m) 1.39(3H、t、J=7Hz) 1.41(3H、s) 3.00〜2.27(1H、m) 4.37(1H、q、J=7Hz) 7.55(1H、dd、J=11Hz、6Hz) 8.20(1H、dd、J=9Hz、9Hz) 8.51(1H、s) 参考例14 1−(2−フルオロ−1−シクロプロピル)−6,7−ジ
フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸エチル1.02gに90%酢酸−濃塩酸(4:1)20ml
を加え、1時間攪拌還流する。濃縮後、残渣に水を加
え、析出晶を取、エタノール、ジエチルエーテルにて
洗浄後、乾燥して、1−(2−フルオロ−1−シクロプ
ロピル)−6,7−ジフルオロ−1.4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸(シス・トランスの混合
物)0.58gを得る。
NMR(DMSO-d6、200MHz)δ: 1.63〜2.17(2H、m)、3.75〜3.97及び4.20〜4.50(1
H、m)、5.09〜5.35及び5.41〜5.63(1H、m)、8.12
(dd、J=11.85Hz、6.67Hz)及び8.39(dd、J=12.08
Hz、7.3Hz、各1H)、8.30(dd、J=10.38Hz、8.62Hz)
及び8.28(dd、J=12.18Hz、10.42Hz、各1H) 8.73及び8.65(1H、s) 参考例14と同様にして、適当な出発原料を用いて以下の
化合物を得る。
1−(2−クロロ−1−シクロプロピル)−6,7−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸エチル(シス・トランス混合物) NMR(DMSO-d6、200MHz)δ: 1.80〜1.99及び2.04〜2.23(2H、m) 3.94〜4.07(1H、m) 4.19〜4.34(1H、m) 7.98(1H、dd、J=11.84Hz、6.64Hz) 8.31(1H、dd、J=10.34Hz、8.66Hz) 8.69(1H、s) 1−(2−メチル−1−シクロプロピル)−6,7−ジフ
ルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸(シス・トランスの混合物) NMR(トリフルオロ酢酸−d6、60MHz)δ: 1.33〜2.10(3H、m) 1.58(3H、s) 3.66〜4.00(1H、m) 8.38(1H、dd、J=10Hz、6Hz) 8.53(1H、dd、J=9Hz、9Hz) 9.48(1H、s) 参考例15 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−8−メチルチオメチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル
エステル8.09gのエタノール80ml溶液に、ラネーニツケ
ル40mlをエタノール80mlで洗い込む。40〜50℃にて30分
攪拌後、過する。得られた液に水を加え、酢酸エチ
ルにて抽出する。硫酸マグネシウムにて乾燥後、濃縮し
て、2.5gの7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル
エステルを得る。
参考例16 6−ブロモ−3.4−ジフルオロ−2−メチルチオメチル
アニリン6.00gのエタノール120ml溶液にラネーニツケル
70mlを懸濁させ50℃で30分間攪拌する。ラネーニツケル
を去後、液を濃縮して、無色油状物の3,4−ジフル
オロ−2−メチルアニリン3.77gを得る。
NMR(CDCl3)δ: 6.72(1H、ddd、J=10.2Hz、10.2Hz、8.7Hz) 6.27(1H、ddd、J=10.2Hz、6.0Hz、2.7Hz) 3.43(2H、br) 2.02(3H、d、J=2.4Hz) 参考例17 3,4−ジフルオロ−2−メチルアニリン3.27gに無水酢酸
50mlを加える。10分間攪拌後、無水酢酸を留去し、残渣
をジクロロメタンにて抽出する。水、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。ジクロロメタンを留去後、酢酸エ
チル−n−ヘキサンで再結晶して、3.86gの3,4−ジフル
オロ−2−メチルアセトアニリドを得る。
mp.145.5〜146.0℃ 無色針状晶 参考例18 3,4−ジフルオロ−2−メチルアセトアニリド100mgを氷
冷した濃硫酸0.3mlに加え、このものに、氷冷下、濃硝
酸0.1mlを加え、室温にて2時間攪拌する。更に濃硝酸
0.1mlを加え、室温にて終夜攪拌する。反応混合物に多
量の水を加え、ジクロロメタンにて抽出する。水、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥する。ジクロロメタンを留
去後、酢酸エチル−n−ヘキサンにて再結晶して、4,5
−ジフルオロ−6−メチル−2−ニトロアセトアニリド
80.7mgを得る。
mp.152.1〜152.6℃ 黄色針状晶 参考例19 4,5−ジフルオロ−6−メチル−2−ニトロアセトアニ
リド81mgを酢酸2mlに溶かし、このものに0℃にて濃塩
酸1mlを加える。100℃にて終夜攪拌後、濃縮する。飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液で中和後、ジクロロメタンで
抽出、飽和食塩水で洗浄する。無水硫酸マグネシウムで
乾燥後、ジクロロメタンを留去して、4,5−ジフルオロ
−6−メチル−2−ニトロアニリン59mgを得る。
mp.87.2〜88.0℃ 橙色プリズム状 参考例20 濃塩酸0.32mlに亜硝酸ナトリウム30mgを少しずつ加え
る。70℃にて10分間攪拌後、室温まで冷却し、同温度に
て、4,5−ジフルオロ−6−メチル−2−ニトロアニリ
ン59mgの酢酸6.5ml溶液を滴下する。30分間室温にて攪
拌後、塩化第1銅107mgの濃塩酸1.0ml溶液を滴下する。
80℃にて30分間攪拌する。反応混合物に水を加え、酢酸
エチルにて抽出後、水、飽和炭酸水素ナトリウム、飽和
食塩水の順に洗浄する。無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、酢酸エチルを留去して、2−クロロ−5,6−ジフル
オロ−3−ニトロトルエン54mgを得る。
NMR(CDCl3)δ: 7.58(1H、dd、J=11.0Hz、8.0Hz)、2.40(3H、s) 参考例21 2−クロロ−5,6−ジフルオロ−3−ニトロトルエン54m
gにエタノール0.3ml及び水0.03mlを0℃にて加え、次に
室温にてN−メチルピペラジン0.04ml、及びトリエチル
アミン0.06mlのエタノール0.1ml溶液を滴下する。室温
にて5時間、60℃にて5時間、80℃にて終夜攪拌する。
反応混合物を2N−塩酸にて酸性とし、少量のジエチルエ
ーテルで洗浄後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液にて中
和する。ジクロロメタンにて抽出後、水、飽和食塩水の
順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、続いてジク
ロロメタンを留去して、2−クロロ−5−フルオロ−6
−(4−メチル−1−ピペラジニル)−3−ニトロトル
エン35mgを得る。
NMR(CDCl3)δ: 7.46(1H、d、J=11.2Hz) 3.15(4H、br)、2.55(4H、br) 2.46(3H、s)、2.73(3H、s) 参考例22 2−クロロ−5−フルオロ−6−(4−メチル−1−ピ
ペラジニル)−3−ニトロトルエン17mgのジメチルスル
ホキシド1.5ml溶液にフツ化カリウム110mg及びシクロプ
ロピルアミン1.0mlを加えて、100℃にて13時間攪拌す
る。反応混合物をジクロロメタンにて稀釈後、水、飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄す
る。無水硫酸マグネシウムて乾燥後、ジクロロメタンを
留去する。プレパラテイブ薄層クロマトグラフイー(展
開液;メタノール−ジクロロメタン)にて精製して、11
mgのN−シクロプロピル−4−フルオロ−2−メチル−
3−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6−ニトロア
ニリン11mgを得る。
NMR(CDCl3)δ: 7.69(1H、d、J=13Hz) 7.59(1H、br) 3.45〜3.08(4H、m) 2.85〜2.75(1H、m) 2.70〜2.43(4H、m) 2.45(3H、s)、2.36(3H、s) 1.0〜0.5(4H、m) 参考例23 3,4−ジフルオロアセトアニリド85.5gの硫酸850ml溶液
に室温、攪拌下、硝酸カリウム55.5gを徐々に加える。
その間60℃まで昇温する。60℃にて1時間攪拌後、反応
混合物を氷水中に注ぎ込み、析出晶を取する。析出晶
をジクロロメタンに溶解し、重曹水、水、飽和食塩水の
順に洗浄後、乾燥する。溶媒を濃縮後、n−ヘキサンで
洗浄する。結晶を取、乾燥して、54gの2−ニトロ−
4,5−ジフルオロアニリンを得る。
NMR(CDCl3)δ: 5.76〜6.40(2H、m) 6.60(1H、dd、J=12Hz、7Hz) 7.97(1H、dd、J=10.5Hz、8.5Hz) 参考例24 2−ニトロ−4.5−ジフルオロアニリン1.0g及びジメチ
ルスルフイド1.79gのジクロロメタン40ml溶液に攪拌
下、15℃以下でN−クロロコハク酸イミド3.82gを徐々
に加える。30分間攪拌後、トリエチルアミン2.89gを加
え、21時間加熱還流する。放冷後、反応混合物を10%水
酸化ナトリウム水溶液、水、食塩水の順に洗浄後、乾燥
する。溶媒を濃縮して、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(溶出液;n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=30:1)にて精製後、n−ヘキサンより再結晶して、
0.47gの2−ニトロ−4,5−ジフルオロ−6−メチルチオ
メチルアニリンを得る。
mp.110〜111.5℃ 黄色針状晶 参考例25 濃硫酸15mlに亜硝酸ナトリウム0.15gを加え、10分間70
℃にて加熱攪拌する。次に、40℃以下にて、2−ニトロ
−4,5−ジフルオロ−6−メチルチオメチルアニリン0.4
5gの酢酸4.5ml溶液を滴下する。その後、同温度にて45
分間攪拌後、塩化第1銅0.52gの濃塩酸5.2ml溶液を滴下
する。80℃にて1.5時間加熱攪拌後、反応混合物を氷水
中に注ぎ込み、酢酸エチルにて抽出する。水、飽和食塩
水の順に洗浄後、乾燥、溶媒を留去する。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;n−ヘ
キサン:酢酸エチル=30:1)にて精製して、0.16gの2
−クロロ−3−メチルチオメチル−4,5−ジフルオロ−
1−ニトロベンゼンを得る。
NMR(CDCl3)δ: 2.15(3H、s) 3.92(2H、dd、J=3Hz) 7.67(1H、dd、J=8.5Hz、8Hz) 参考例26 濃硫酸120ml中に、2,3,6−トリフルオロ安息香酸21.0g
を氷冷下加える。このものに、20℃以下にて硝酸カリウ
ム14.5gの濃硫酸30ml溶液を滴下する。滴下後、室温に
て、1時間攪拌する。反応混合物を氷水中に注ぎ込み、
ジエチルエーテルで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥
後、溶媒を濃縮する。ジクロロメタン−n−ヘキサンよ
り再結晶して、22gの2,5,6−トリフルオロ−3−ニトロ
安息香酸を得る。
mp.98〜99℃ 無色プリズム状 NMR(CDCl3)δ: 8.11〜8.23(1H、m) 9.10(1H、brs) 参考例27 水酸化ホウ素ナトリウム44gの無水テトラヒドロフラン
溶液に10℃以下にて、2,5,6−トリフルオロ−3−ニト
ロ安息香酸22gの無水テトラヒドロフラン40ml溶液を加
える。続いて、10℃以下にて、ボロン・トリフルオライ
ドエーテレート20mlの無水テトラヒドロフラン40ml溶液
を滴下する。滴下後、1時間室温にて攪拌する。反応混
合物を氷水中に注ぎ込み、ジエチルエーテルにて抽出す
る。乾燥、溶媒を濃縮して、14gの2,5,6−トリフルオロ
−3−ニトロベンジルアルコールを得る。
NMR(CDCl3)δ: 2.56(1H、brs) 4.88(2H、t、J=1.8Hz) 7.92〜8.04(1H、m) 参考例28 2,5,6−トリフルオロ−3−ニトロベンジルアルコール1
4gのエタノール64ml及び水7ml溶液に、4−エトキシカ
ルボニルピペラジン11g、トリエチルアミン12.5g及びエ
タノール18mlの混液を1度に加える。室温にて終夜攪拌
後、析出結晶を取する。少量のジエチルエーテルで洗
浄後、エタノールより再結晶して、8.7gの3,6−ジフル
オロ−2−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジニ
ル)−5−ニトロベンジルアルコールを得る。
mp.147〜149℃ 黄色針状晶 参考例29 3,6−ジフルオロ−2−(4−エトキシカルボニル−1
−ピペラジニル)−5−ニトロベンジルアルコール8.5g
のクロロホルム85ml溶液に、室温下チオニルクロリド2.
7mlを加える。同温度にて、30分間攪拌後、反応混合物
を氷水にあけ、炭酸水素ナトリウムで中和後、ジエチル
エーテルにて抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒
を留去して、8.1gの2−(4−エトキシカルボニル−1
−ピペラジニル)−3,6−ジフルオロ−5−ニトロベン
ジルクロリドを得る。
NMR(CDCl3)δ: 1.28(3H、t、J=7.1Hz) 3.08〜3.33(4H、m) 3.46〜3.75(4H、m) 4.18(2H、q、J=7.1Hz) 4.77(2H、d、J=2.5Hz) 7.82(1H、dd、J=9.2Hz、7.2Hz) 参考例30 2−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)−
3,6−ジフルオロ−5−ニトロベンジルクロリド8.1gの
ジメチルスルホキシド90ml溶液に、30℃以下にて水素化
ホウ素ナトリウム1.8gを少しずつ加える。室温にて、1
時間攪拌後、反応混合物を氷水中に注ぎ込み、濃塩酸に
て酸性とする。ジエチルエーテルで抽出し、溶媒を留去
して、7.1gの2−(4−エトキシカルボニル−1−ピペ
ラジニル)−3,6−ジフルオロ−5−ニトロトルエンを
得る。
NMR(CDCl3)δ: 1.26(3H、t、J=7.1Hz) 2.30(3H、d、J=3Hz) 2.76〜3.27(5H、m) 3.50〜3.75(4H、m) 4.17(2H、q、J=7.1Hz) 7.60(1H、dd、J=9.3Hz、7.2Hz) 参考例31 2−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)−
3,6−ジフルオロ−5−ニトロトルエン7.1gに、無水ジ
メチルスルホキシド23ml、フッ化カリウム2.0g及びシク
ロプロピルアミン1.5gを加え、60℃、6時間加熱する。
反応混合物を氷水中に注ぎ込み、ジクロロメタンにて抽
出する。溶媒を留去後、エタノールより再結晶して、7.
4gのN−シクロプロピル−2−メチル−3−(4−エト
キシカルボニル−1−ピペラジニル)−4−フルオロ−
6−ニトロアニリンを得る。
mp.97〜98℃ 橙赤色プリズム状 NMR(CDCl3)δ: 0.50〜0.54(2H、m) 0.66〜0.74(2H、m) 1.28(3H、t、J=7.1Hz) 2.43(3H、s) 2.63〜2.90(1H、m) 3.07〜3.28(4H、m) 3.47〜3.77(4H、m) 4.20(2H、q、J=7.1Hz) 7.53(1H、brs) 7.70(1H、d、J=13Hz) 参考例32 N−シクロプロピル−2−メチル−3−(4−エトキシ
カルボニル−1−ピペラジニル)−4−フルオロ−6−
ニトロアニリン7.1gに4.6gのジエチルエトキシメチレン
マロネートを加え、150〜170℃で17時間加熱反応する。
冷後、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフイー(溶出液;ジクロロメタン:n−ヘキ
サン=2:1→ジクロロメタン)により、5.4gの{N−シ
クロプロピル−N−〔3−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−2−メチル−4−フルオロ−6−
ニトロフエニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチルを
得る。
参考例33 {N−シクロプロピル−N−〔3−(4−エトキシカル
ボニル−1−ピペラジニル)−2−メチル−4−フルオ
ロ−6−ニトロフエニル〕アミノメチレン}マロン酸ジ
エチル1.0gの無水酢酸5ml溶液に、50〜70℃に保ちなが
ら、濃硫酸2mlを加える。30分間攪拌後、反応混合物を
氷水中に注ぎ込み、炭酸カリウムで中和する。酢酸エチ
ルにて抽出後、溶媒を濃縮して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(溶出液;ジクロロメタ
ン:メタノール=10:1)にて精製し、酢酸エチルより再
結晶して、0.19gの1−シクロプロピル−7−(4−エ
トキシカルボニル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ
−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸エチルを得る。
mp.200〜202℃ 無色プリズム状 参考例33と同様にして適当な出発原料を用いて、前記参
考例8、15、13の化合物を得る。
参考例34 参考例28と同様の条件下、適当な出発原料を用いて、以
下の化合物を得る。
3,6−ジヒドロ−2−(4−ベンジル−3−メチル−1
−ピペラジニル)−5−ニトロベンジルアルコール NMR(CDCl3)δ: 1.18(3H、d、J=6Hz) 2.20〜2.38(1H、m) 2.55〜2.72(1H、m) 2.72〜2.91(1H、m) 3.06〜3.44(5H、m) 4.09(1H、d、J=13Hz) 4.77(2H、brs) 7.12〜7.40(5H、m) 7.71(1H、dd、J=9.5Hz、7.2Hz) 参考例35 参考例29と同様の条件下、適当な出発原料を用いて、以
下の化合物を得る。
2−(4−ベンジル−3−メチル−1−ピペラジニル)
−3,6−ジフルオロ−5−ニトロベンジルクロリド NMR(CDCl3)δ: 1.21(3H、d、J=6Hz) 2.24〜2.50(1H、m) 2.60〜3.00(2H、m) 3.00〜3.46(5H、m) 4.11(1H、d、J=13Hz) 4.75(2H、brs) 7.26〜7.45(5H、m) 7.79(1H、dd、J=9.5Hz、7.3Hz) 参考例36 参考例30と同様の条件下、適当な出発原料を用いて、以
下の化合物を得る。
2−(4−ベンジル−3−メチル−1−ピペラジニル)
−3,6−ジフルオロ−5−ニトロトルエン NMR(CDCl3)δ: 1.18(3H、d、J=6Hz) 2.25(3H、d、J=3.3Hz) 2.30〜2.48(1H、m) 2.50〜3.38(7H、m) 4.08(1H、d、J=13Hz) 7.15〜7.46(5H、m) 7.58(1H、dd、J=7.5Hz、9.5Hz) 参考例37 参考例31と同様の条件下、適当な出発原料を用いて、以
下の化合物を得る。
N−シクロプロピル−2−メチル−3−(4−ベンジル
−3−メチル−1−ピペラジニル)−4−フルオロ−6
−ニトロアニリン NMR(CDCl3)δ: 0.52〜0.68(2H、m) 0.70〜0.87(2H、m) 1.28(3H、d、J=6Hz) 2.22〜2.40(1H、m) 2.38(3H、s) 2.58〜3.37(8H、m) 7.26〜7.44(5H、m) 7.60(1H、brs) 4.11(1H、d、J=13Hz) 7.77(1H、dd、J=13.2Hz) 参考例38 参考例32及び33と同様にして適当な出発原料を用いて、
以下の化合物を得る。
1−シクロプロピル−7−(4−ベンジル−3−メチル
−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸エ
チル mp.172〜173℃ 白色粉末状(酢酸エチルより再結晶) 参考例39 参考例28と同様にして適当な出発原料を用いて以下の化
合物を得る。
3,6−ジフルオロ−2−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−5−ニトロベンジルアルコール mp.117.0〜118.5℃(酢酸エチル−n−ヘキサンより再
結晶) オレンジプリズム状 参考例40 3,6−ジフルオロ−2−(3−アミノ−1−ピロリジニ
ル)−5−ニトロベンジルアルコール43mgに無水酢酸0.
5mlを室温で加え、同温度にて10分間攪拌する。反応混
合物を水で稀釈し、ジクロロメタンにて抽出後、有機層
を水、飽和食塩水の順に洗浄する。乾燥硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、溶媒を濃縮する。得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイー(溶出液;ジクロロメタン
→メタノール:ジクロロメタン=1:12)で精製後ジクロ
ロメタンにて再結晶して、40mgの2−(3−アセチルア
ミノ−1−ピロリジニル)−3,6−ジフルオロ−5−ニ
トロベンジルアルコールを得る。
mp.142.5〜143.5℃ 黄色プリズム状 参考例41 参考例29と同様にして適当な出発原料を用いて以下の化
合物を得る。
2−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−3,6
−ジフルオロ−5−ニトロベンジルクロリド NMR(CDCl3)δ: 7.74(1H、dd、J=12.0Hz、7.5Hz)、6.16(1H、d、
J=5.4Hz)、4.78(1H、dd、J=11.3Hz、3.0Hz)、4.
69(1H、dd、J=11.3Hz、3.0Hz) 4.62〜4.50(1H、m) 3.97〜3.69(2H、m) 3.67〜3.50(1H、m) 3.49〜3.32(1H、m) 2.40〜2.18(1H、m) 2.12〜1.93(1H、m) 1.98(3H、s) 参考例42 参考例30と同様にして適当な出発原料を用いて以下の化
合物を得る。
2−(3−アセチルアミノ−1−ピロリジニル)−3,6
−ジフルオロ−5−ニトロトルエン mp.139.0〜140.3℃ 黄色針状晶(ジクロロメタンより再結晶) 参考例43 参考例31と同様にして適当な出発原料を用いて以下の化
合物を得る。
N−シクロプロピル−2−メチル−3−(3−アセチル
アミノ−1−ピロリジニル)−4−フルオロ−6−ニト
ロアニリン mp.162.5〜164.0℃ オレンジプリズム状(酢酸エチル−n−ヘキサンより再
結晶) 参考例44 参考例32と同様にして適当な出発原料を用いて以下の化
合物を得る。
{N−シクロプロピル−N−〔3−(3−アセチルアミ
ノ−1−ピロリジニル)−4−フルオロ−2−メチル−
6−ニトロフエニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチ
ル NMR(CDCl3)δ: 7.73(1H、s) 7.68(1H、d、J=11.6Hz) 5.97(1H、br) 4.62〜4.45(1H、m) 4.12(4H、q、J=7.2Hz) 3.85〜3.15(5H、m) 2.42〜1.95(5H、m) 1.98(3H、s) 1.29(6H、t、J=7.2Hz) 0.93〜0.52(4H、m) 参考例45 参考例33と同様にして適当な出発原料を用いて以下の化
合物を得る。
1−シクロプロピル−7−(3−アセチルアミノ−1−
ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸エチル mp.215.5〜217.0℃ 白色粉末状(エタノール−酢酸エチル−ジエチルエーテ
ルより再結晶) 参考例46 3,6−ジフルオロ−2−(4−エトキシカルボニル−1
−ピペラジニル)−5−ニトロベンジルアルコール1.5g
をジクロロメタン18mlに溶かし、氷浴中0℃で攪拌しな
がら、ジエチルアミノサルフアトリフルオリド(DAST)
0.7ml及びトリエチルアミン0.78mlのジクロロメタン3ml
溶液を5分間かけて滴下する。1.2時間0℃にて攪拌
後、更に0.3mlのDASTを追加する。5分後、反応液を氷
水中に注ぎ込み、有機層を分離する。溶媒を減圧留去
後、シリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;酢
酸エチル:n−ヘキサン=1:10→1:5v/v)にて精製して、
1.1gの2,5−ジフルオロ−3−フルオロメチル−4−
(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)ニトロ
ベンゼンを得る。
参考例47 3,6−ジフルオロ−2−(4−エトキシカルボニル−1
−ピペラジニル)−5−ニトロベンジルアルコール1.0g
をピリジン10mlに溶かし、攪拌下、室温にて無水酢酸2m
lを加え、同温度で2時間攪拌する。反応混合物に水20m
lを加え5分間攪拌する。ジクロロメタンにて抽出後、
有機層を10%塩酸及び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
順次洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥する。溶媒を減
圧留去して、1.2gの3−アセトキシメチル−2,5−ジフ
ルオロ−4−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラジ
ニル)ニトロベンゼンを得る。
参考例48 参考例31と同様にして、適当な出発原料を用いて、以下
の化合物を得る。
N−シクロプロピル−2−アセトキシメチル−3−(4
−エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)−4−フル
オロ−6−ニトロアニリン N−シクロプロピル−2−メトキシメチル−3−(4−
メチル−1−ピペラジニル)−4−フルオロ−6−ニト
ロアニリン NMR(CDCl3)δ: 0.47〜0.55(2H、m) 0.69〜0.78(2H、m) 2.36(3H、s) 2.51〜2.61(4H、m) 2.88〜2.98(1H、m) 3.22〜3.31(4H、m) 3.34(3H、s)、4.67(2H、s) 7.29(1H、s) 7.70(1H、d、J=12.7Hz) N−シクロプロピル−2−メトキシメチル−3−(4−
エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)−4−フルオ
ロ−6−ニトロアニリン mp.89-90℃(エタノール−水) 橙赤色針状晶 参考例49 参考例32と同様にして、適当な出発原料を用いて、以下
の化合物を得る。
{N−シクロプロピル−N−〔3−(4−エトキシカル
ボニル−1−ピペラジニル)−2−アセトキシメチル−
4−フルオロ−6−ニトロフエニル〕アミノメチレン}
マロン酸ジエチル {N−シクロプロピル−N−〔3−(4−メチル−1−
ピペラジニル)−2−メトキシメチル−4−フルオロ−
6−ニトロフエニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチ
ル NMR(CDCl3)δ: 0.50〜1.10(4H、m) 1.23(3H、t、J=7.0Hz) 2.37(3H、s) 2.39〜2.60(4H、m) 3.0〜3.20(1H、m) 3.10〜3.50(4H、m) 3.39(3H、s) 4.15(2H、q、J=7.0Hz) 4.30〜4.55(2H、m) 7.55〜7.90(2H、m) {N−シクロプロピル−N−〔3−(4−エトキシカル
ボニル−1−ピペラジニル)−2−メトキシメチル−4
−フルオロ−6−ニトロフエニル〕アミノメチレン}マ
ロン酸ジエチル NMR(CDCl3)δ: 0.55〜0.73(2H、m) 0.95〜1.15(2H、m) 1.15〜1.45(9H、m) 3.0〜3.15(1H、m) 3.15〜3.35(4H、m) 3.40(3H、m) 3.45〜3.70(4H、m) 4.05〜4.40(6H、m) 4.40〜4.60(2H、m) 7.65〜7.90(2H、m) 参考例50 参考例33と同様にして、適当な出発原料を用いて、以下
の化合物を得る。
1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−アセトキシメ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカル
ボン酸エチル mp.172-173℃ 黄色粉末状 1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メトキシメチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸メチル NMR(CDCl3)δ: 0.80〜0.95(2H、m) 1.10〜1.22(2H、m) 1.30(3H、t、J=7.1Hz) 3.13(3H、s) 3.08〜3.30(4H、m) 3.50〜3.85(5H、m) 3.92(3H、s) 4.19(2H、q、J=7.1Hz) 5.12(2H、s) 8.09(1H、d、J=12.4Hz) 8.67(1H、s) 1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−アセトキシメチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸エチル mp.122-125℃ 黄白色粉末状 1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−カルボン酸メ
チル 1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−カルボン酸エ
チル 参考例51 参考例28と同様にして、適当な出発原料を用いて、以下
の化合物を得る。
3,6−ジフルオロ−2−(4−メチル−1−ピペラジニ
ル)−5−ニトロベンジルアルコール mp.138-139℃ 黄色プリズム状 参考例52 3,6−ジフルオロ−2−(4−エトキシカルボニル−1
−ピペラジニル)−5−ニトロベンジルアルコール7.14
gをメタノール770mlに溶解し、氷浴上で冷却しながら、
濃硫酸145mlをゆつくり滴下する。次に、4時間加熱還
流する。反応混合物を室温まで冷却後、氷水1.5l中に注
ぎ込み、ジクロロメタン抽出する。硫酸マグネシウム及
び硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧濃縮して、7.
39gの3−メトキシメチル−2,5−ジフルオロ−4−(4
−エトキシカルボニル−1−ピペラジニル)ニトロベン
ゼンを得る。
mp.85-86℃ 黄色粉末状 上記と同様にして、適当な出発原料を用いて、以下の化
合物を得る。
3−メトキシメチル−2,5−ジフルオロ−4−(4−メ
チル−1−ピペラジニル)ニトロベンゼン NMR(CDCl3)δ: 2.37(3H、s) 2.45〜2.60(4H、m) 3.32〜3.42(4H、m) 3.48(3H、s) 4.53(2H、d、J=3.5Hz) 7.78(1H、dd、J=7.3Hz、J=11.8Hz) 参考例53 1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−アセトキシメ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカル
ボン酸エチル300mgのメタノール3ml溶液に、1N炭酸カリ
ウム水溶液0.8mlを加え、室温にて3.25時間攪拌する。
反応混合物を水に注ぎ込み、ジクロロメタン及びクロロ
ホルムにて抽出する。有機層を合わせ、無水硫酸ナトリ
ウムにて乾燥後、溶媒を留去して、280mgの1−シクロ
プロピル−7−(4−エトキシカルボニル−1−ピペラ
ジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸メチ
ル及び1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボ
ニル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロ
キシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸エチルを2:1の混合物として得る。
この混合物を分離精製することなく、メタノール7ml及
び濃硫酸1.4mlを加え、4時間加熱還流する。反応混合
物を氷水50mlに注ぎ込み、炭酸カリウムを加え、pH〜8
に調節した後、ジクロロメタンにて抽出する。無水硫酸
ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減圧濃縮して、159mgの
1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メトキシメチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボ
ン酸メチルを得る。
NMR(CDCl3)δ: 0.80〜0.95(2H、m) 1.10〜1.22(2H、m) 1.30(3H、t、J=7.1Hz) 3.13(3H、s) 3.08〜3.30(4H、m) 3.50〜3.85(5H、m) 3.92(3H、s) 4.19(2H、q、J=7.1Hz) 5.12(2H、s) 8.09(1H、d、J=12.4Hz) 8.67(1H、s) 参考例54 参考例28と同様にして、適当な出発原料を用いて以下の
化合物を得る。
3,6−ジフルオロ−2−モルホリノ−5−ニトロベンジ
ルアルコール NMR(CDCl3)δ: 7.79(1H、dd、J=11.9Hz、7.2Hz)、4.86(2H、s) 4.02〜3.66(4H、m) 3.42〜3.20(4H、m) 3.30〜3.02(1H、br) mp.87-89℃(n−ヘキサン−酢酸エチルより再結晶) 黄色板状晶 2,5−ジフルオロ−3−メトキシメチル−4−モルホリ
ノニトロベンゼン mp.61.5-62℃(n−ヘキサン−酢酸エチルより再結晶) 黄色針状晶 3,6−ジフルオロ−2−(3−アセトアミドメチル−1
−ピロリジニル)−5−ニトロベンジルアルコール mp.120-121℃ 黄色結晶 NMR(CDCl3+DMSO-d6)δ: 1.55〜1.83(1H、m) 1.95(3H、s) 1.99〜2.10(1H、m) 2.39〜2.57(1H、m) 3.14〜3.82(6H、m) 4.72(2H、d、J=2.6Hz) 7.31(1H、brs) 7.70(1H、dd、J=7.5Hz、13.5Hz) 3,6−ジフルオロ−2−(4−ベンジル−1−ピペラジ
ニル)−5−ニトロベンジルアルコール NMR(CDCl3)δ: 2.50〜2.72(4H、m) 3.20(1H、br) 3.25〜3.38(4H、m) 3.58(2H、s) 4.75〜4.90(2H、m) 7.20〜7.45(5H、m) 7.76(1H、dd、J=7.2Hz、11.6Hz) 2,5−ジフルオロ−3−メトキシメチル−4−(4−ベ
ンジル−1−ピペラジニル)ニトロベンゼン NMR(CDCl3)δ: 2.45〜2.68(4H、m) 3.30〜3.45(4H、m) 3.42(3H、s) 3.58(2H、s) 4.52(2H、d、J=3.4Hz) 7.26〜7.40(5H、m) 7.78(1H、dd、J=7.3Hz、11.9Hz) 2,5−ジフルオロ−3−メトキシメチル−4−(4−ベ
ンジル−3−メチル−1−ピペラジニル)ニトロベンゼ
ン NMR(CDCl3)δ: 7.77(1H、d、J=7.4Hz、11.9Hz) 7.41〜7.18(5H、m) 4.52(2H、s) 4.11(1H、d、J=13.0Hz) 3.45〜2.89(4H、m) 3.42(3H、s) 3.21(1H、d、J=13.0Hz) 2.89〜2.73(1H、m) 2.73〜2.54(1H、m) 2.39〜2.20(1H、m) 1.19(3H、d、J=6.2Hz) 3,6−ジフルオロ−2−〔3−(N−メチル−N−ベン
ジルアミノ)−1−ピロリジニル〕−5−ニトロベンジ
ルアルコール NMR(CDCl3)δ: 7.75(1H、dd、J=7.5Hz、13.1Hz) 7.41〜7.20(5H、m) 3.85〜3.60(4H、m) 3.62(1H、d、J=13.1Hz) 3.52(1H、d、J=13.1Hz) 3.25〜3.05(1H、m) 2.35〜1.92(3H、m) 2.20(3H、s) 参考例55 参考例29と同様にして、適当な出発原料を用いて以下の
化合物を得る。
2−モルホリノ−3,6−ジフルオロ−5−ニトロベンジ
ルクロリド NMR(CDCl3)δ: 7.84(1H、dd、J=11.3Hz、7.3Hz) 4.79(2H、d、J=2.6Hz) 4.00〜3.78(4H、m) 3.40〜3.15(4H、m) 2,5−ジフルオロ−3−クロロメチル−4−〔3−(N
−メチル−N−ベンジルアミノ)−1−ピロリジニル〕
−ニトロベンゼン NMR(CDCl3)δ: 7.78(1H、dd、J=7.6Hz、13.4Hz) 7.42〜7.22(5H、m) 4.78(1H、dd、J=2.7Hz、12.1Hz)、4.67(1H、dd、
J=2.7Hz、12.1Hz) 3.92〜3.55(4H、m) 3.67(1H、d、J=13.1Hz) 3.53(1H、d、J=13.1Hz) 3.30〜3.10(1H、m) 2.35〜1.88(2H、m) 2.22(3H、s) 2,5−ジフルオロ−3−クロロメチル−4−(3−アセ
トアミドメチル−1−ピロリジニル)ニトロベンゼン mp.94-98℃ 黄色結晶 NMR(CDCl3+DMSO-d6)δ: 1.68〜1.90(1H、m) 2.07(3H、s) 2.00〜2.25(1H、m) 2.50〜2.68(1H、m) 3.20〜3.79(6H、m) 4.78(2H、d、J=2.6Hz) 7.78(1H、dd、J=7.5Hz、13.5Hz)、8.18(1H、brs) 参考例56 参考例30と同様にして、適当な出発原料を用いて以下の
化合物を得る。
2−モルホリノ−3,6−ジフルオロ−5−ニトロトルエ
ン 橙色針状晶 mp.120.5-121.5℃(n−ヘキサンより再結晶) 3,6−ジフルオロ−5−ニトロ−2−〔3−(N−メチ
ル−N−ベンジルアミノ)−1−ピロリジニル〕トルエ
ン NMR(CDCl3)δ: 7.65(1H、dd、J=7.1Hz、12.8Hz) 7.38〜7.20(5H、m) 3.79〜3.45(4H、m) 3.62(1H、d、J=13.4Hz) 3.50(1H、d、J=13.4Hz) 3.30〜3.06(1H、m) 2.35〜2.13(1H、m) 2.25(3H、d、J=3.2Hz) 2.20(3H、s) 2.11〜1.88(1H、m) 3,6−ジフルオロ−5−ニトロ−2−(3−アセトアミ
ドメチル−1−ピロリジニル)トルエン mp.82-84℃ 黄色結晶 NMR(CDCl3)δ: 1.60〜1.78(1H、m) 2.00(3H、s) 2.02〜2.20(1H、m) 2.24(3H、d、J=3.2Hz) 2.40〜2.66(1H、m) 3.20〜3.62(6H、m) 5.67(1H、brs)、7.63(1H、dd、J=7.5Hz、13.5Hz) 参考例57 参考例31と同様にして、適当な出発原料を用いて以下の
化合物を得る。
N−シクロプロピル−2−メチル−3−モルホリノ−4
−フルオロ−6−ニトロアニリン 赤色葉状晶 mp.101.5-102℃(n−ヘキサンより再結晶) N−シクロプロピル−2−メトキシメチル−3−(4−
ベンジル−1−ピペラジニル)−4−フルオロ−6−ニ
トロアニリン NMR(CDCl3)δ: 0.45〜0.57(2H、m) 0.65〜0.77(2H、m) 2.48〜2.65(4H、m) 2.86〜3.00(1H、m) 3.20〜3.30(4H、m) 3.32(3H、s)、3.58(2H、s) 4.81(2H、s) 7.25〜7.38(5H、m) 7.70(1H、d、J=12.8Hz) N−シクロプロピル−2−メトキシメチル−3−(3−
メチル−4−ベンジル−1−ピペラジニル)−4−フル
オロ−6−ニトロアニリン NMR(CDCl3)δ: 7.70(1H、d、J=12.9Hz) 7.40〜7.19(5H、m) 4.65(2H、s) 4.11(1H、d、J=13.3Hz) 3.32(3H、s) 3.40〜2.88(5H、m) 3.22(1H、d、J=13.3Hz) 2.88〜2.72(1H、m) 2.72〜2.53(1H、m) 2.38〜2.20(1H、m) 1.20(3H、d、J=6.2Hz) 0.80〜0.63(2H、m) 0.60〜0.45(2H、m) N−シクロプロピル−2−メチル−3−〔3−(N−メ
チル−N−ベンジルアミノ)−1−ピロリジニル〕−4
−フルオロ−6−ニトロアニリン NMR(CDCl3)δ: 7.87(1H、s) 7.69(1H、d、J=11.7Hz) 7.40〜7.22(5H、m) 3.81〜3.41(4H、m) 3.65(1H、d、J=10.6Hz) 3.55(1H、d、J=10.6Hz) 3.24〜3.08(1H、m) 2.86〜2.72(1H、m) 2.32〜2.10(1H、m) 2.29(3H、s)、2.21(3H、s) 2.08〜1.90(1H、m) 0.88〜0.56(3H、m) 0.51〜0.41(1H、m) N−シクロプロピル−2−メトキシメチル−3−モルホ
リノ−4−フルオロ−6−ニトロアニリン mp.57-60℃(n−ヘキサンより再結晶) 赤色粉末状晶 N−シクロプロピル−2−メチル−3−(3−アセトア
ミドメチル−1−ピロリジニル)−4−フルオロ−6−
ニトロアニリン NMR(CDCl3)δ: 0.40〜0.85(4H、m) 1.60〜1.83(1H、m) 2.01(3H、s) 2.04〜2.20(1H、m) 2.28(3H、s) 2.42〜2.60(1H、m) 2.70〜2.88(1H、m) 3.20〜3.65(6H、m) 5.89(1H、brs) 7.65(1H、d、J=14.6Hz) 7.86(1H、brs) 参考例58 参考例32と同様にして、適当な出発原料を用いて以下の
化合物を得る。
{N−シクロプロピル−N−〔3−(4−ベンジル−1
−ピペラジニル)−2−メトキシメチル−4−フルオロ
−6−ニトロフエニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエ
チル NMR(CDCl3)δ: 0.55〜0.90(4H、m) 1.15〜1.35(6H、m) 2.47〜2.70(4H、m) 3.05〜3.45(4H、m) 3.37(3H、s)、3.58(2H、s) 4.15(4H、q、J=7Hz) 4.20〜4.55(3H、m) 7.20〜7.38(5H、m) 7.63〜7.90(2H、m) {N−シクロプロピル−N−〔3−(4−ベンジル−3
−メチル−1−ピペラジニル)−2−メトキシメチル−
4−フルオロ−6−ニトロフエニル〕アミノメチレン}
マロン酸ジエチル NMR(CDCl3)δ: 7.80(1H、d、J=12.7Hz) 7.78(1H、s) 7.47〜7.15(5H、m) 4.55〜3.98(7H、m) 3.65〜2.88(6H、m) 3.38(3H、s) 2.86〜2.70(1H、m) 2.70〜2.47(1H、m) 2.32〜2.18(1H、m) 1.50〜1.08(6H、m) 1.19(3H、d、J=5.0Hz) 1.01〜0.41(4H、m) 〔N−シクロプロピル−N−{3−〔3−(N−ベンジ
ル−N−メチルアミノ)−1−ピロリジニル〕−2−メ
チル−4−フルオロ−6−ニトロフエニル}アミノメチ
レン〕マロン酸ジエチル NMR(CDCl3)δ: 7.85〜7.60(2H、m) 7.40〜7.16(5H、m) 4.25〜4.06(2H、m) 3.80〜3.05(8H、m) 2.19(6H、s) 2.32〜1.89(2H、m) 1.23(6H、t、J=7.1Hz) 1.12〜0.41(4H、m) {N−シクロプロピル−N−〔3−モルホリノ−2−メ
チル−4−フルオロ−6−ニトロフエニル〕アミノメチ
レン}マロン酸ジエチル 参考例59 参考例33と同様にして、適当な出発原料を用いて以下の
化合物を得る。
1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオロ−
8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリ
ンカルボン酸エチル 無色粉末状 mp.205-206℃(酢酸エチル−n−ヘキサンより再結晶) 1−シクロプロピル−7−(4−ベンジル−1−ピペラ
ジニル)−8−アセトキシメチル−6−フルオロ−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチ
ル NMR(CDCl3)δ: 0.85〜1.00(2H、m) 1.10〜1.25(2H、m) 1.41(3H、t、J=7.1Hz) 2.03(3H、s) 2.45〜2.30(4H、m) 3.10〜3.45(4H、m) 3.60(2H、s) 3.85〜4.03(1H、m) 4.39(2H、q、J=7.1Hz) 5.79(2H、s) 7.23〜7.45(5H、m) 8.11(1H、d、J=12.3Hz) 8.65(1H、s) 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−8−アセトキシ
メチル−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチル mp.176-178℃(酢酸エチル−ジエチルエーテル−n−ヘ
キサンより再結晶) 淡黄色プリズム状 1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル mp.216-218℃ 淡黄色粉末状 1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−メトキシメチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル mp.200-204℃ 淡黄色粉末状 1−シクロプロピル−7−(4−ベンジル−3−メチル
−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−アセトキシ
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カ
ルボン酸エチル mp.170-172.5℃(分解)(酢酸エチル−ジエチルエーテ
ルより再結晶) 微褐色粉末状 1−シクロプロピル−7−〔3−(N−ベンジル−N−
メチルアミノ)−1−ピロリジニル〕−6−フルオロ−
8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸エチル mp.145-148.5℃(分解)(酢酸エチル−ジエチルエーテ
ルより再結晶) 淡黄色粉末状 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオロ−
8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチル mp.212-216℃ 淡黄色粉末状 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオロ−
8−(1−ピロリジニルメチル)−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル mp.227-232℃ 微黄色粉末状 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオロ−
8−エチルチオメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチル mp.165-167℃(ジクロロメタン−ジエチルエーテルより
再結晶) 淡黄色針状晶 1−シクロプロピル−7−(3−アセトアミドメチル−
1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチ
ル mp.208-210℃(エタノールより再結晶) 白色結晶 参考例60 1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−アセトキシメチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル
142mgのエタノール10ml溶液に2N炭酸カリウム1mlを加
え、室温で2.5時間攪拌し、反応混合物をクロロホルム
で抽出後、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を濃縮
後、残渣にジエチルエーテルを加え、結晶化させて、10
1mgの1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピ
ペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
エチルを得る。
mp.216-218℃ 淡黄色粉末状 参考例61 1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチル
160mgのメタノール10ml溶液に濃硫酸2mlを加え、6.5時
間加熱還流する。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液にて、pH〜8に調節後、ジクロロメタンにて抽出
する。抽出液を飽和食塩水にて水洗後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥する。溶媒を濃縮後、得られた残渣にジエチ
ルエーテルを加え、結晶化させて、125mgの1−シクロ
プロピル−7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−6
−フルオロ−8−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸メチルを得る。
mp.200-204℃ 淡黄色粉末状 参考例62 3,6−ジフルオロ−2−(4−ベンジル−1−ピペラジ
ニル)−5−ニトロベンジルアルコール15.4gのメタノ
ール400ml溶液に、氷冷、攪拌下、濃硫酸80mlをゆっく
り加える。添加終了後、30時間加熱還流する。更に濃硫
酸10mlを加え、20時間加熱還流する。室温まで冷却後、
飽和炭酸カリウム水溶液及び飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え、pH〜8に調整する。酢酸エチルで抽出し、
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を留去後、得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;
ジクロロメタン)にて精製して、12.9gの2,5−ジフルオ
ロ−4−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−3−メ
トキシメチルニトロベンゼンを得る。
NMR(CDCl3)δ: 2.45〜2.68(4H、m) 3.30〜3.45(4H、m) 3.42(3H、s)、3.58(2H、s) 4.52(2H、d、J=3.4Hz) 7.26〜7.40(5H、m) 7.78(1H、dd、J=7.3Hz、11.9Hz) 参考例63 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオロ−
8−アセトキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチル550mgのエタノール10ml
溶液に、2N炭酸カリウム1mlを加え、室温にて4時間攪
拌する。反応混合物を水で希釈後、ジクロロメタンにて
抽出、得られた残渣にジエチルエーテルを加えて結晶化
させ、353mgの1−シクロプロピル−7−モルホリノ−
6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルを得る。
mp.212-216℃ 淡黄色粉末状 参考例64 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオロ−
8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチル80mgにチオニルクロリド
1mlを加え、室温で4時間、次いで50℃にて1時間攪拌
する。溶媒を減圧濃縮して、84mgの粗1−シクロプロピ
ル−7−モルホリノ−6−フルオロ−8−クロロメチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸エチルを得る。
このものを精製することなく、ピロリジン1mlを加え、
室温で一夜攪拌する。反応混合物をジクロロメタンにて
抽出後、水、飽和食塩水にて洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶出液;ジクロロメタン:
メタノール=10:1)にて精製して、31.8mgの1−シクロ
プロピル−7−モルホリノ−8−(1−ピロリジニルメ
チル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチルを得る。
mp.227-232℃ 微黄色粉末状 参考例65 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオロ−
8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸エチル101mgにチオニルクロリ
ド1.5mlを加え、室温で5.2時間攪拌する。溶媒を減圧濃
縮後、得られた粗1−シクロプロピル−7−モルホリノ
−6−フルオロ−8−クロロメチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸エチルにエタンチ
オール1.5mlとトリエチルアミン30μlを加え、室温で
一夜攪拌する。反応混合物をジクロロメタンで抽出し、
水、飽和食塩水の順に洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
する。溶媒を減圧濃縮して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイー(溶出液;ジクロロメタン:メ
タノール=15:1)にて精製後、ジクロロメタン−ジエチ
ルエーテルより再結晶して、49mgの1−シクロプロピル
−7−モルホリノ−6−フルオロ−8−エチルチオメチ
ル−1.4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸エチルを得る。
mp.165-167℃ 淡黄色針状 参考例66 2−クロロ−5,6−ジフルオロ−3−ニトロトルエン1.0
gにスプレードライしたフツ化カリウム1.4g、無水ジメ
チルスルホキシド10ml及びベンゼン10mlを加え、水分を
ベンゼンとの共沸により除く。次いで、アルゴン気流下
に、170〜180℃にて3.5時間攪拌する。放冷後、反応混
合物を氷水中に注ぎ込み、ジエチルエーテルにて抽出す
る。水洗、乾燥後、溶媒を濃縮する。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(溶出液;n−ヘキサン)にて
精製して、0.45gの2,5,6−トリフルオロ−3−ニトロト
ルエンを得る。
NMR(CDCl3)δ; 2.34-2.37(3H、m) 7.75-8.00(1H、m) 参考例67 3−アミノ−1−ベンジル−4−メチルピロリジン9.5g
のメタノール190ml溶液に、室温下、無水tert−ブトキ
シカルボン酸13.0gを加え1時間攪拌する。メタノール
を減圧下留去し、残渣に水を加え、ジクロロメタンにて
抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、ジクロロメタン
を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=19:
1)にて精製する。4.4gの3−(tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ)−1−ベンジル−4−メチルピロリジン
(異性体A)を得る。
mp.131.5〜132.7℃ 無色プリズム状 NMR(CDCl3)δ: 1.09(3H、d、J=6.7Hz) 1.43(9H、s) 1.86〜2.02(2H、m) 2.62(2H、d、J=6.1Hz) 2.93〜3.05(1H、m) 3.56(2H、s)、3.68(1H、brs) 4.84(1H、brs) 7.20〜7.37(5H、m) 実施例68 3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−1−ベンジ
ル−4−メチルピロリジン3.9gにエタノール50ml及び10
%Pd-C780mgを加え、60℃、常圧で接触還元を行なう。
接触還元終了後、触媒を去し、液を濃縮する。得ら
れた残渣を酢酸エチル−石油エーテルより再結晶して、
2.01gの3−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−4
−メチルピロリジン(異性体A)を得る。
mp.86.8〜87℃ 無色プリズム状 NMR(CDCl3)δ: 1.08(3H、d、J=6.8Hz) 1.45(9H、s) 1.83〜1.97(1H、m) 2.43〜2.52(1H、m) 2.52〜2.81(1H、m) 3.10〜3.35(2H、m) 3.53〜3.73(1H、m) 4.69(1H、brs) 参考例69 水素化ホウ素ナトリウム51.6gのテトラヒドロフラン(T
HF)500ml溶液に攪拌下、10℃以下で2,5,6−トリフルオ
ロ安息香酸120gのTHF200ml溶液を滴下する。次に氷冷
下、BF3・(C2H5O 232mlのTHF500ml溶液を滴下す
る。その後室温にて一晩攪拌し、反応混合物を1.5lの氷
水に注ぎ込み、ジエチルエーテルにて抽出する。硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧濃縮して、2,3,6−ト
リフルオロベンジルアルコール112.7gを得る。
微黄色油状物 bp.112℃(30mmHg) 参考例70 2,3,6−トリフルオロベンジルアルコール41gのジクロロ
メタン100ml溶液に氷冷、攪拌下に塩化チオニル50mlの
ジクロロメタン80ml溶液を滴下する。室温にて一夜攪拌
後、トリエチルアミン10mlを加え、溶媒を減圧留去す
る。28.6gの2,3,6−トリフルオロベンジルクロリドを得
る。
無色油状物 bp.63℃(13mmHg) NMR(CDCl3)δ: 4.66(2H,s) 6.62〜6.93(1H,m) 7.04〜7.26(1H,m) 参考例71 シアン化ナトリウム1.94gの4ml水溶液中に、フェニルト
リエチルアンモニウムクロリド0.09gを加える。攪拌下
に更に2,3,6−トリフルオロベンジルクロリド5.0gを加
え、90〜100℃にて40分間加熱攪拌する。反応混合物を
水20mlに注ぎ込み、ジエチルエーテルで抽出する。炭酸
カリウムで乾燥後、溶媒を留去して、3.1gの2−(2,3,
6−トリフルオロフェニル)アセトニトリルを得る。
bp.80〜85℃(5mmHg) NMR(CDCl3)δ: 3.76(2H,d,J=0.8Hz) 6.89〜6.98(1H,m) 7.11〜7.26(1H,m) 参考例72 2−(2,3,6−トリフルオロフェニル)アセトニトリル1
3.3gをエタノール20mlに溶かし、濃硫酸8.5mlを注意深
く加え、溶液を12.5℃にて7時間還流させる。冷後、ジ
エチルエーテルと水とを加えて分液する。エーテル層を
飽和食塩水で洗った後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧濃縮して、2−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)酢酸エチル16.3gを無色油状物として得る。
NMR(CDCl3)δ: 1.27(3H,t,J=7.1Hz) 3.72(2H,d,J=1.2Hz) 4.19(2H,q,J=7.1Hz) 6.78〜6.90(1H,m) 7.00〜7.16(1H,m) 参考例73 2−(2,3,6−トリフルオロフェニル)酢酸エチル16.2g
をエタノール60mlに溶かしてかきまぜる。ここに3N水酸
化ナトリウム水溶液200mlを加え、70℃で1時間攪拌す
る。冷後、6N塩酸120mlを加え、析出する白色粉末晶を
ジエチルエーテル添加により溶かし、ジエチルエーテル
抽出する。エーテル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
し、減圧濃縮して、2−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)酢酸13.9gを白色固体として得る。
NMR(CDCl3)δ: 3.79(2H,s) 6.79〜6.91(1H,m) 7.02〜7.18(1H,m) 9.75(1H,s) 参考例74 水素化リチウムアルミニウム0.8gを乾燥ジエチルエーテ
ル5mlに懸濁させてかきまぜ、ここに乾燥ジエチルエー
テル15mlに溶解した2−(2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)酢酸2.0gを滴下し、30分間還流させる。水0.8ml、1
0%水酸化ナトリウム水溶液0.8ml及び水1.6mlを順次加
え、室温でかきまぜる。ジエチルエーテル10mlを加え、
析出した沈澱を別する。沈澱をTHFで洗い、液と合
わせて減圧濃縮して、2−(2,3,6−トリフルオロフェ
ニル)エチルアルコール1.9gを無色油状物として得る。
NMR(CDCl3)δ: 1.75(1H,s) 2.98(2H,t,J=6.7Hz) 3.85(2H,t,J=6.7Hz) 6.74〜6.87(1H,m) 6.93〜7.09(1H,m) 参考例75 2−(2,3,6−トリフルオロフェニル)エチルアルコー
ル1.5gの塩化メチレン溶液10mlに、攪拌下に塩化p−ト
ルエンスルホニル2.2gとトリエチルアミン2.0mlとを加
え、室温で5時間かきまぜる。反応物を水に注ぎこみジ
エチルエーテルで抽出する。エーテル層を飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液及び飽和食塩水で洗った後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:塩化メチ
レン)にて精製し、エーテル/n−ヘキサンより再結晶し
て、3.4gの無色プリズム晶の1−〔2−(p−トルエン
スルホニルオキシエチル)〕−2,3,6−トリフルオロベ
ンゼンを得る。
mp.73〜74℃ NMR(CDCl3)δ: 2.44(3H,s) 3.03(2H,t,J=6.5Hz) 4.23(2H,t,J=6.5Hz) 6.70〜6.82(1H,m) 6.93〜7.09(1H,m) 7.29(2H,d,J=8.5Hz) 7.70(2H,d,J=8.5Hz) 参考例76 水素化リチウムアルミニウム5.6gを乾燥ジエチルエーテ
ル70mlに懸濁させ、ここにかきまぜながら10℃以下で乾
燥ジエチルエーテル170mlに溶かした1−〔2−(p−
トルエンスルホニルオキシエチル)〕−2,3,6−トリフ
ルオロベンゼン23.3gを滴下する。室温で1時間かきま
ぜた後、水5.6ml、10%水酸化ナトリウム水溶液10.0m
l、水5.6mlを順次加え、室温で30分間かきまぜる。白色
沈澱を去後、液を常圧濃縮して、2,3,6−トリフル
オロ−1−エチルベンゼン13.2gを無色油状物として得
る。
NMR(CDCl3)δ: 1,.22(3H,t,J=7.1Hz) 2.72(2H,q,J=7.1Hz) 6.71〜6.82(1H,m) 6.87〜7.03(1H,m) 参考例77 2,3,6−トリフルオロ−1−エチルベンゼン1.09gを濃硫
酸5.5mlに溶かし、かきまぜながら濃硫酸4mlに溶かした
硝酸カリウム0.83gを室温で滴下し、1時間かきまぜ
る。反応物を冷水100mlに注ぎこみ、ジエチルエーテル
で抽出する。エーテル層を飽和食塩水で洗った後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮して、3−エチル
−2,4,5−トリフルオロニトロベンゼン1.14gを黄色油状
物として得る。
NMR(CDCl3)δ: 1.27(3H,t,J=7.6Hz) 2.77〜2.89(2H,m) 7.83(1H,dd,J=8.0Hz,16.Hz) 参考例78 3−エチル−2,4,5−トリフルオロニトロトベンゼン1.0
2gにエタノール4.5mlと水0.5mlとを加えてかきまぜる。
1−メチルピペラジン0.83ml、トリエチルアミン1.0ml
及びエタノール0.6mlの混合物を加えてかきまぜ、5時
間還流した後、1−メチルピペラジン1.0mlを追加して
更に3時間加熱還流させる。減圧濃縮した後、残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:塩化メ
チレン)にて精製して、3−エチル−2,5−ジフルオロ
−4−(4−メチル−1−ピペラジニル)ニトロベンゼ
ン1.12gを黄色油状物として得る。
NMR(CDCl3)δ: 1.21(3H,t,J=7.5Hz) 2.37(3H,s) 2.42〜2.67(4H,m) 2.81(2H,dq,J=2.8Hz,7.5Hz) 3.05〜3.23(4H,m) 7.63(1H,dd,J=7.1Hz,11.3Hz) 参考例79 3−エチル−2,5−ジフルオロ−4−(4−メチル−1
−ピペラジニル)ニトロベンゼン1.12gにフッ化カリウ
ム0.24g、N,N−ジメチルスルホキシド3.5ml及びシクロ
プロピルアミン0.4mlを加え、80〜85℃で1.5時間かきま
ぜる。酢酸エチルで希釈し、水、飽和食塩水で洗った
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧濃縮して、
N−シクロプロピル−2−エチル−3−(4−メチル−
1−ピペラジニル)−4−フルオロ−6−ニトロアニリ
ン1.00gを粘稠な油状物として得る。
NMR(CDCl3)δ: 0.45〜0.55(2H,m) 0.66〜0.78(2H,m) 1.14(3H,t,J=7.4Hz) 2.37(3H,s) 2.40〜2.62(4H,m) 2.62〜2.85(1H,m) 3.00(2H,q,J=7.4Hz) 3.05〜3.23(4H,m) 6.82(1H,s) 7.54(1H,d,J=12.4Hz) 参考例80 参考例67と同様にして適当な出発原料を用いて以下の化
合物を得た。
3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−1−ベンジル
−4−メチル−ピロリジン(異性体B) mp.83〜83.5℃ 無色針状(n−ヘキサンより再結晶) NMR(CDCl3)δ: 0.93(3H,d,J=6.98Hz) 1.44(9H,s) 2.14〜2.54(3H,m) 2.60〜2.93(2H,m) 3.58(2H,dd,J=13.03Hz,J=14.91Hz) 4.07〜4.31(1H,m) 4.61〜4.82(1H,m) 7.14〜7.39(5H,m) 参考例81 参考例68と同様にして適当な出発原料を用いて下記化合
物を得る。
3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−4−メチルピ
ロリジン(異性体B) bp.106〜109℃(0.25mmHg) NMR(CDCl3)δ: 0.97(3H,d,J=6.9Hz) 1.45(9H,s) 1.93(1H,br s) 2.10〜2.33(1H,m) 2.61〜2.79(1H,m) 3.04〜3.33(2H,m) 3.97〜4.21(1H,m) 4.63〜4.87(1H,m) 参考例82 参考例32と同様にして適当な出発原料を用いて下記化合
物を得る。
{N−シクロプロピル−N−〔3−(4−メチル−1−
ピペラジニル)−2−エチル−4−フルオロ−6−ニト
ロフェニル〕アミノメチレン}マロン酸ジエチル 参考例83 参考例33と同様にして適当な出発原料を用いて下記化合
物を得る。
1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−エチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸エチル mp.201〜203℃ 白色粉末状(エタノールにて再結晶) 実施例1 6,7−ジフルオロ−1−シクロプロピル−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
−B(OCOCH3キレート1.2gにベンジルピペラジン1.
6g及びジメチルアセタミド6mlを加え、50℃にて20時間
加熱反応する。濃縮後、得られた残渣にアセトン20mlを
加え溶解し、濃塩酸5mlを加え、室温で30分攪拌する。
溶媒を留去後、水を加え、ジクロロメタンで抽出する。
水層を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和後、ジクロロメ
タンで抽出する。硫酸マグネシウムで乾燥後、残渣にジ
エチルエーテル−エタノール混液を加え、析出結晶を
取して、7−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸0.1gを
得る。
mp.209〜211℃ 白色結晶 NMR(CDCl3)δ: 8.86(1H、s) 7.85(1H、d、J=12Hz) 7.35(5H、bs) 3.93〜4.26(1H、m) 3.62(2H、s) 3.13〜3.50(4H、m) 2.76(3H、s) 2.53〜2.83(4H、m) 0.73〜1.40(4H、m) 実施例2 7−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸84mgに酢酸3ml
及び10%Pd-C 10mgを加え、70℃で1時間接触還元す
る。接触還元終了後、冷却し、触媒を去する。液を
濃縮し、残渣に炭酸水素ナトリウム水を加え、析出結晶
を取し、7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸45mgを得る。
mp.291〜295℃(分解) 白色結晶 NMR(DMSO-d6)δ: 8.84(1H、s) 7.85(1H、d、J=12.5Hz) 4.30〜4.48(1H、m) 3.16〜3.50(8H、m) 2.78(3H、s) 1.12〜1.28(2H、m) 0.84〜0.96(2H、m) 実施例3 6,7−ジフルオロ−1−シクロプロピル−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
1.8gをN−メチルピロリドン5mlに懸濁させ、ピペラジ
ン1.8gを加え、150℃で3時間攪拌する。反応後、濃縮
し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(溶出液;ジクロロメタン:メタノール=3:1)によ
り精製して、7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸0.06gを得る。
mp.291〜295℃(分解) 白色結晶 NMR(DMSO-d6)δ: 8.84(1H、s) 7.85(1H、d、J=12.5Hz) 4.30〜4.48(1H、m) 3.16〜3.50(8H、m) 2.78(3H、s) 1.12〜1.28(2H、m) 0.84〜0.96(2H、m) 実施例4 適当な出発原料を用い、実施例1と同様にして以下の化
合物を得る。
7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプ
ロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.219〜220.5℃(エタノールより再結晶) 淡黄色プリズム状 7−(1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナン−4−イ
ル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 mp.208〜212℃(ジクロロメタン−ジエチルエーテルよ
り再結晶) 淡黄色粉末状 7−(1−ピペラジニル)−1−(2,2−ジクロロ−1
−シクロプロピル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7−(1−ピペラジニル)−1−(2−フルオロ−1−
シクロプロピル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 実施例5 1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−7−
(1−ピペラジニル)−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸0.20g及び炭酸水素カリウム70m
gをジメチルホルムアミド3mlに懸濁させ、氷冷下、4−
ブロモメチル−3−メチル−1,3−ジオキソレン−2−
オン0.13gを加え、室温下、1時間攪拌する。反応液を
減圧下濃縮し、得られた残渣に水を加え、ジクロロメタ
ンで抽出する。抽出液を留去後、残渣をジクロロメタン
−ジエチルエーテルより再結晶して、0.24gの7−〔4
−(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4
−イル)メチル−1−ピペラジニル〕−1−シクロプロ
ピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸を得る。
mp.174〜177℃ 淡黄白色結晶 実施例6 6,7−ジフルオロ−1−シクロプロピル−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
−B(OCOCH3キレート3.4gにジメチルアセタミド10
ml及び4−ベンジル−3−メチルピペラジン6.8gを加
え、50℃で3時間反応させる。反応後、溶媒を留去し、
残渣にアセトン30ml及び濃塩酸5mlを加え、室温で30分
攪拌する。溶媒を留去後、残渣に水を加え、結晶を取
する。水層を炭酸水素ナトリウムにて中和し、ジクロロ
メタンで抽出する。溶媒を留去後、得られた残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイー(溶出液;ジクロロメ
タン:メタノール=20:1)で精製後、エタノールより再
結晶して、0.45gの7−(4−ベンジル−3−メチル−
1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6−フルオ
ロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸を得る。
mp.170〜171℃ 淡黄色粉末状 実施例7 7−(4−ベンジル−3−メチル−1−ピペラジニル)
−1−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸0.3
0gに酢酸10ml及び10%Pd-C50mgを加え、常圧70℃で1時
間接触還元する。接触還元終了後、冷却し、触媒を去
する。炉液を濃縮し、残渣に水を加え、炭酸水素ナトリ
ウムでpH≒7.5とし、ジクロロメタンで抽出する。溶媒
を留去後、残渣にジエチルエーテルを加え、析出結晶を
取する。エタノールより再結晶して、0.16gの7−
(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−シクロプロピ
ル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−
オキソキノリン−3−カルボン酸を得る。
mp.206〜208℃ 淡黄色粉末状 実施例8 1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸エチ
ル0.8gに10%水酸化ナトリウム水溶液7mlを加え5時間
加熱還流する。冷後、希塩酸にて酸性とし、ジクロロメ
タンで抽出する。水層を炭酸水素ナトリウムでpH≒7.5
とし、析出晶を取して、0.3gの7−(1−ピペラジニ
ル)−1−シクロプロビル−6−フルオロ−8−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸を得る。
mp.291〜295℃(分解) NMR(DMSO-d6)δ: 8.84(1H、s) 7.85(1H、d、J=12.5Hz) 4.30〜4.48(1H、m) 3.16〜3.50(8H、m) 2.78(3H、s) 1.12〜1.28(2H、m) 0.84〜0.96(2H、m) 実施例8と同様にして適当な出発原料を用いて、前記実
施例1、4、5、6、7の化合物を得る。
実施例9 実施例1、3及び8と同様にして適当な出発原料を用い
て以下の化合物を得る。
1)7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.201.5〜203.0℃ 淡黄色粉末状(エタノール−ジエチルエーテルにて再結
晶) 2)1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニ
ル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキ
シメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリン
カルボン酸 mp.234〜235℃(メタノールより再結晶) 白色針状晶 3)1−シクロプロピル−7−(4−エトキシカルボニ
ル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メトキシ
メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸 mp.218〜220℃(エタノールより再結晶) 淡黄色プリズム状晶 4)1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 mp.197〜201℃ 淡黄色粉末状 5)1−シクロプロピル−7−(1−ピペラジニル)−
6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 mp.149〜152℃(エタノール−アセトン−ジクロロメタ
ンより再結晶) 白色粉末状 6)1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−メトキシメチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 mp.208〜210℃(エタノール−ジエチルエーテルより再
結晶) 白色粉末状 7)1−シクロプロピル−7−(1−ピペラジニル)−
6−フルオロ−8−メトキシメチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 8)1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−フルオロメチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 mp.187〜189℃(分解) 淡黄色粉末状(ジエチルエーテル−ジクロロメタンより
再結晶) 9)1−シクロプロピル−7−(1−ピペラジニル)−
6−フルオロ−8−フルオロメチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 10)1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−ジフルオロメチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 11)1−シクロプロピル−7−(1−ピペラジニル)−
6−フルオロ−8−ジフルオロメチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 12)1−シクロプロピル−7−(4−ヒドロキシ−1−
ピペリジル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 mp.234-236℃(クロロホルム−エタノールより再結晶) 淡黄色結晶 13)1−シクロプロピル−7−(3−アミノ−4−メチ
ル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
塩酸塩(異性体A) mp.226〜232℃(分解) 黄色粉末状(酢酸エチル−エタノールより再結晶) NMR(DMSO-d6)δ: 1.18(3H,d,J=6.7Hz) 2.62(3H,s) 7.72(1H,d,J=13.4Hz) 8.79(1H,s) 14)1−シクロプロピル−7−(3−アミノメチル−1
−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸塩酸塩 mp.195〜200℃(酢酸エチル−メタノールより再結晶) 黄色結晶 15)1−シクロプロピル−7−(3−メチルアミノ−1
−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 mp.185.5〜187.5℃(分解)(エタノール−ジエチルエ
ーテルより再結晶) 白色粉末状 16)1−シクロプロピル−7−(4−シクロプロピル−
1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 mp.224〜225.5℃(分解) 微黄色プリズム状(エタノールより再結晶) 17)1−シクロプロピル−7−〔3−(5−メチル−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミ
ノ−1−ピロリジニル〕−6−フルオロ−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸 18)1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオ
ロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸 mp.227.5〜228℃(エタノールより再結晶) 淡黄色鱗片状晶 19)1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオ
ロ−8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 mp.218〜220℃(メタノールより再結晶) 淡黄色プリズム状 20)1−シクロプロピル−7−(4−ベンジル−1−ピ
ペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.229〜231℃(ジクロロメタン−ジエチルエーテルよ
り再結晶) 淡黄色葉状 21)1−シクロプロピル−7−(4−ベンジル−3−メ
チル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロ
キシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸 mp.208〜209℃(エタノール−ジエチルエーテルより再
結晶) 淡橙色粉末状 22)1−シクロプロピル−7−(3−メチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.180〜183℃(エタノール−酢酸エチル−ジエチルエ
ーテルより再結晶) 白色粉末状 23)1−シクロプロピル−7−〔3−(N−ベンジル−
N−メチルアミノ)−1−ピロリジニル〕−6−フルオ
ロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸 mp.160.8〜161.3℃(エタノール−ジエチルエーテルよ
り再結晶) 淡黄色粉末状 24)1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオ
ロ−8−(1−ピロリジニルメチル)−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.232〜236℃(分解)(ジエチルエーテル−エタノー
ル−ジクロロメタンより再結晶) 微黄色プリズム状 25)1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオ
ロ−8−エチルチオメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 mp.206〜208℃(n−ヘキサン−エタノールより再結
晶) 微黄色プリズム状 26)1−シクロプロピル−7−(4−オキソ−1−ピペ
リジル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.247〜250℃(クロロホルム−エタノールより再結
晶) 白色結晶 27)1−シクロプロピル−7−(3−アセトアミドメチ
ル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.192〜194℃(クロロホルム−メタノールより再結晶 白色結晶 28)1−シクロプロピル−7−(3−t−ブトキシカル
ボニルアミノメチル−1−ピロリジニル)−6−フルオ
ロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸 mp.131〜135℃(メタノールより再結晶) 白色粉末状 29)1−シクロプロピル−7−(3−アミノメチル−1
−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸塩酸塩 mp.195〜200℃(酢酸エチル−メタノールより再結晶) 白色粉末状 30)1−シクロプロピル−7−〔3−(N−エチルアセ
トアミド)メチル−1−ピロリジニル〕−6−フルオロ
−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸 mp.167〜169℃(エタノールより再結晶) 淡黄色結晶 31)1−シクロプロピル−7−(3−エチルアミノメチ
ル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸
塩酸塩 mp.267〜271℃(メタノール−アセトニトリルより再結
晶) 黄色粉末状 32)1−シクロプロピル−7−(4−アセチル−3−メ
チル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 mp.219〜221℃(メタノールより再結晶) 白色粉末状 33)1−シクロプロピル−7−(4−ホルミル−3−メ
チル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 mp.236〜239℃(メタノールより再結晶) 白色粉末状 34)1−シクロプロピル−7−(3,4−ジメチル−1−
ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.181〜183℃(酢酸エチルより再結晶) 淡黄色粉末状 35)1−シクロプロピル−7−(3,5−ジメチル−1−
ピペリジル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.176〜179℃ 淡黄色プリズム状(エタノールより再結晶) 36)1−シクロプロピル−7−(3−メチルモルホリ
ノ)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.199.5〜201℃ 無色針状(エタノール−酢酸エチルより再結晶) 37)1−シクロプロピル−7−(3−アミノメチルモル
ホリノ)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 38)1−シクロプロピル−7−(3−フルオロメチルモ
ルホリノ)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 39)1−シクロプロピル−7−(3−クロロメチルモル
ホリノ)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 40)1−シクロプロピル−7−(4−エチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.208〜210℃ 淡黄色プリズム状(ジメチルアセトアミド−ジエチルエ
ーテルより再結晶) 41)1−シクロプロピル−7−(4−フルオロ−1−ピ
ペリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.208〜210℃ 無色針状晶(エタノールより再結晶) 42)1−シクロプロピル−7−〔3−(5−メチル−2
−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアミ
ノ−1−ピロリジニル〕−6−フルオロ−8−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 43)1−シクロプロピル−7−(4−メチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−エチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 mp.239〜242℃(分解) 白色粉末状(ジエチルエーテル−エタノールより再結
晶) 44)1−シクロプロピル−7−(3−メチル−1−ピペ
ラジニル)−6−フルオロ−8−エチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 45)1−シクロプロピル−7−(3−アミノ−1−ピロ
リジニル)−6−フルオロ−8−エチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 46)1−シクロプロピル−7−(3−アミノ−4−メチ
ル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−エチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 47)1−シクロプロピル−7−(3−アミノ−4−メチ
ル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−3−メチル−
1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キノリンカルボン酸
・塩酸塩(異性体B) mp.209〜213℃ 黄色粉末状(酢酸エチル−エタノールより再結晶) NMR(DMSO-d6)δ: 1.15(3H,d,J=6.9Hz) 2.76(3H,s) 7.70(1H,d,J=13.7Hz) 8.77(1H,s) 48)1−シクロプロピル−7−(3−t−ブトキシカル
ボニルアミノ−4−メチル−1−ピロリジニル)−6−
フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸(異性体A) mp.157〜160℃ 黄色結晶(酢酸エチルより再結晶) NMR(CDCl3)δ: 1.20(3H,d,J=6.6Hz) 2.57(3H,s) 7.91(1H,d,J=13.3Hz) 9.15(1H,s) 49)1−シクロプロピル−7−(3−t−ブトキシカル
ボニルアミノ−4−メチル−1−ピロリジニル)−6−
フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸(異性体B) mp.199〜202℃ 黄色粉末状(酢酸エチルより再結晶) NMR(CDCl3)δ: 1.12(3H,d,J=6.6Hz) 2.58(3H,s) 7.85(1H,d,J=13.6Hz) 8.87(1H,s) 50)1−シクロプロピル−7−(3−t−ブトキシカル
ボニルアミノ−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8
−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸 mp.117〜120℃ 淡黄色プリズム状(エタノール再結晶) 51)1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオ
ロ−8−フルオロメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ
キノリン−3−カルボン酸 mp.189〜192℃(分解) 淡黄色粉末状(n−ヘキサン−アセトニトリルより再結
晶) 実施例10 1−シクロプロピル−7−(4−ベンジル−1−ピペラ
ジニル)−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸132m
gに、10%Pd-C68mg及びエタノール10mlを加え、60℃に
て6.5時間、水素雰囲気下に接触還元する。触媒を過
後、得られた液を濃縮する。残渣をエタノール−アセ
トン−ジクロロメタンより再結晶して、34.2mgの1−シ
クロプロピル−7−(1−ピペラジニル)−6−フルオ
ロ−8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸を得る。
mp.149-152℃ 白色粉末状 実施例11 1−シクロプロピル−7−(4−オキソ−1−ピペリジ
ル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸0.25gを1%水酸化
ナトリウム28mlに溶解し、室温下、水酸化ホウ素ナトリ
ウム0.1gを加える。同温度で30分攪拌後、反応混合物を
氷水中に注ぎ込み、濃硫酸で酸性とする。ジクロロメタ
ンで抽出後、溶媒を留去する。得られた残渣に酢酸エチ
ルを加えて結晶化させた後、クロロホルム−メタノール
より再結晶して、0.16gの1−シクロプロピル−7−
(4−ヒドロキシ−1−ピペリジル)−6−フルオロ−
8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3
−カルボン酸を得る。
mp.234〜236℃ 淡黄色結晶 実施例12 1−シクロプロピル−7−〔3−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノメチル)−1−ピロリジニル〕−6−フルオ
ロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン
−3−カルボン酸0.1gに10%塩酸4ml及びエタノール2ml
を加え、70℃で10分間加熱する。溶媒を濃縮後、残渣に
ジエチルエーテルを加えて結晶化させ、酢酸エチル−メ
タノールより再結晶して、45mgの1−シクロプロピル−
7−(3−アミノメチル−1−ピロリジニル)−6−フ
ルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノ
リン−3−カルボン酸塩酸塩を得る。
mp.195〜200℃ 黄色結晶 実施例13 1−シクロプロピル−7−〔3−(N−エチルアセトア
ミド)メチル−1−ピロリジニル〕−6−フルオロ−8
−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−
カルボン酸・塩酸塩0.22gに5%水酸化ナトリウム10ml
を加え、24時間加熱還流する。冷後、不溶物を去し、
液を濃塩酸酸性とする。ジクロロメタンで抽出し、水
層に水酸化ナトリウム水溶液を加えてアルカリ性とし、
t−ブトキシカルボン酸無水物200mgを加えて室温で30
分攪拌する。10%塩酸にて酸性とした後、ジクロロメタ
ンで抽出する。溶媒を濃縮後、残渣に10%塩酸5ml及び
メタノール10mlを加え、70℃にて30分加温する。濃縮
後、残渣をメタノール−アセトニトリルより再結晶し
て、30mgの1−シクロプロピル−7−(3−エチルアミ
ノメチル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸塩酸塩を得る。
mp.267〜271℃ 黄色結晶 実施例14 1−シクロプロピル−7−(3−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸0.3gを10%水酸化
ナトリウム水溶液5mlに溶解し、室温下、無水酢酸0.3ml
を加え、同温度にて30分攪拌する。反応混合物を濃塩酸
にて酸性とし、ジクロロメタンで抽出する。溶媒を濃縮
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー(溶出
液;ジクロロメタン)にて精製する。メタノールより再
結晶して、0.1gの1−シクロプロピル−7−(4−アセ
チル−3−メチル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ
−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸を得る。
mp.219〜221℃ 白色粉末状 実施例15 1−シクロプロピル−7−(3−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン酸0.4gを0℃にて、
ギ酸1.7ml及び無水酢酸2.2mlの混液に加える。添加終了
後、80℃で2時間加熱する。反応混合物に水を加え、ジ
クロロメタンにて抽出する。溶媒を濃縮後、残渣をメタ
ノールより再結晶して、0.13gの1−シクロプロピル−
7−(4−ホルミル−3−メチル−1−ピペラジニル)
−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸を得る。
mp.236〜239℃ 白色粉末状 実施例16 1−シクロプロピル−7−(3−メチル−1−ピペラジ
ニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−
4−オキソキノリン−3−カルボン0.4gに、ギ酸3ml、3
7%ホルマリン3ml及びギ酸ナトリウム0.4gを加え、5時
間加熱還流する。冷後反応混合物を氷水中に注ぎ込み、
炭酸水素ナトリウム水にてpH〜8とした後、ジクロロメ
タンで抽出する。溶媒を濃縮後、残渣を酢酸エチルより
再結晶して、0.12gの1−シクロプロピル−7−(3,4−
ジメチル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メ
チル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カル
ボン酸を得る。
mp.181〜183℃ 淡黄色粉末状 実施例16と同様にして、適当な出発原料を用いて、前記
実施例4の1番目の化合物及び実施例9の4番目、6番
目、15番目、23番目、31番目及び40番目の各化合物を得
る。
〔抗菌試験〕
下記に示す供試化合物についての種々の菌に対する抗菌
作用を調べるため、寒天希釈平板法により最少増殖阻止
濃度を求めた〔Chemotherapy,22,1126〜1128(1974)参
照〕。得られた結果を第1表に示す。尚、各種菌は1×
108菌数/ml(O.D.660mμ,0.07〜0.16)及び1×106菌数
/ml(100倍希釈)に調製した。また菌株としてS.pneumo
niaetype II及びS.pneumoniae type IIIを用いる場合に
は培地に5%馬血液を含ませた。
〈供試化合物〉 1. 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−
6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 2. 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 3. 7−(1,4−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノナン−4−
イル)−6−フルオロ−1−シクロプロピル−8−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 4. 7−〔4−(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオ
キソレン−4−イル)メチル−1−ピペラジニル〕−1
−シクロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 5. 7−(3−メチル−1−ピペラジニル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 6. 7−(1−ピペラジニル)−1−(2−フルオロ−
1−シクロプロピル)−6−フルオロ−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 7. 7−(3−アミノ−1−ピロリジニル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒド
ロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 8. 7−(4−メチル−1−ピペラジニル)−1−シク
ロプロピル−6−フルオロ−8−ヒドロキシメチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 9. 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フルオ
ロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソ−3−キ
ノリンカルボン酸 10. 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フル
オロ−8−ヒドロキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オ
キソキノリン−3−カルボン酸 11. 1−シクロプロピル−7−(3−アセトアミドメ
チル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 12. 1−シクロプロピル−7−(3−メチル−4−ベ
ンジル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−ヒド
ロキシメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸 13. 1−シクロプロピル−7−(4−オキソ−1−ピ
ペリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 14. 1−シクロプロピル−7−(4−ヒドロキシ−1
−ピペリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−
ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 15. 1−シクロプロピル−7−〔3−(t−ブトキシ
カルボニルアミノメチル)−1−ピロリジニル〕−6−
フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸 16. 1−シクロプロピル−7−(3−アミノメチル−
1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 17. 1−シクロプロピル−7−〔3−(N−メチル−
N−ベンジルアミノ)−1−ピロリジニル〕−6−フル
オロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリ
ン−3−カルボン酸 18. 1−シクロプロピル−7−(3−メチルアミノ−
1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4
−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 19. 1−シクロプロピル−7−(4−アセチル−3−
メチル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 20. 1−シクロプロピル−7−(3−エチルアミノメ
チル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸 21. 1−シクロプロピル−7−(4−ホルミル−3−
メチル−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチ
ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボ
ン酸 22. 1−シクロプロピル−7−(3,4−ジメチル−1−
ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 23. 1−シクロプロピル−7−(4−エチル−1−ピ
ペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒ
ドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 24. 1−シクロプロピル−7−(4−シクロプロピル
−1−ピペラジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,
4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 25. 1−シクロプロピル−7−(3−メチルモルホリ
ノ)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4
−オキソキノリン−3−カルボン酸 26. 1−シクロプロピル−7−(3−アミノ−4−メ
チル−1−ピロリジニル)−6−フルオロ−8−メチル
−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン
酸・塩酸塩(異性体A) 27. 1−シクロプロピル−7−(3,5−ジメチル−1−
ピペリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 28. 1−シクロプロピル−7−(4−フルオロ−1−
ピペリジニル)−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジ
ヒドロ−4−オキソキノリン−3−カルボン酸 29. 1−シクロプロピル−7−モルホリノ−6−フル
オロ−8−フルオロメチル−1,4−ジヒドロ−4−オキ
ソキノリン−3−カルボン酸 〈菌株名〉 A S.aureus FDA 209P B S.pyogenes II D S-23 C S.pneumoniae type II D S.pneumoniae type III E P.aeruginosa E−2 F B.fragilis GM7000 G E.limosum ATCC8496 H P.anaerobis GM1003 I p.acnes ATCC6919 J P.granulosum ATCC25564 K E.faecalis 製剤例1 7−(1−ピペラジニル)−1−シク ロプロピル−6−フルオロ−8−メチ ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ ノリン−3−カルボン酸 200mg ブドウ糖 250mg注射用蒸留水 適 量 全 量 5 ml 注射用蒸留水に7−(1−ピペラジニル)−1−シクロ
プロピル−6−フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ
−4−オキソキノリン−3−カルボン酸及びブドウ糖を
溶解させた後、5mlのアンプルに注入し、窒素置換後121
℃で15分間加圧滅菌を行なつて上記組成の注射剤を得
る。
製剤例2 7−(1−ピペラジニル)−1−シク ロプロピル−6−フルオロ−8−メチ ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ ノリン−3−カルボン酸 100g アビセル(商標名,旭化成(株)製) 40g コンスターチ 30g ステアリン酸マグネシウム 2g TC-5(商標名,信越化学工業(株)製、 ドロキシプロピルメチルセルロース) 10g ポリエチレングリコール−6000 3g ヒマシ油 40gエタノール 40g 7−(1−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6−
フルオロ−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ
ノリン−3−カルボン酸、アビセル、コンスターチ及び
ステアリン酸マグネシウムを取り混合研磨後糖衣R10mm
のキネで打錠する。得られた錠剤をTC-5、ポリエチレン
グリコール−6000、ヒマシ油及びエタノールからなるフ
イルムコーテイング剤で被覆を行ない上記組成のフイル
ムコーテイング錠を製造する。
製剤例3 7−(1−ピペラジニル)−1−シク ロプロピル−6−フルオロ−8−メチ ル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキ ノリン−3−カルボン酸 2g 精製ラノリン 5g サラシミツロウ 5g白色ワセリン 88g 全 量 100g サラシミツロウを加温して液状となし、次いで7−(1
−ピペラジニル)−1−シクロプロピル−6−フルオロ
−8−メチル−1,4−ジヒドロ−4−オキソキノリン−
3−カルボン酸、精製ラノリン及び白色ワセリンを加
え、液状となるまで加温後、固化し始めるまで攪拌し
て、上記組成の軟膏剤を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 487/04 140 7019−4C // A61K 31/47 ADZ 9454−4C 31/495 9454−4C 31/535 9454−4C (31)優先権主張番号 特願昭61−193838 (32)優先日 昭61(1986)8月19日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願昭61−233837 (32)優先日 昭61(1986)9月30日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願昭61−246050 (32)優先日 昭61(1986)10月15日 (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願昭61−303515 (32)優先日 昭61(1986)12月18日 (33)優先権主張国 日本(JP) (56)参考文献 特開 昭56−30964(JP,A) 特開 昭60−126271(JP,A) 特開 昭62−215572(JP,A) 特開 昭62−22716(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中R1はシクロプロピル基を示す。R2(Raは低級アルキル基を示す)、 (Rbは水素原子、低級アルキル基又はシクロアルキル基
    を示す)、 (Rcは低級アルキル基又は低級アルカノイル基、Rdは低
    級アルキル基を示す)、 (Reはアミノ基上に低級アルキル基を1個有することの
    あるアミノ低級アルキル基又は低級アルキル基を1個有
    することのあるアミノ基を、Rfは水素原子又は低級アル
    キル基を示す)、 (Rgは水素原子又は低級アルキル基を示す)、 を示す。R3は低級アルキル基を示す。Xはハロゲン原子
    を示す。〕 で表わされるベンゾヘテロ環化合物又はその塩。
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