JPH0747434B2 - ボール状物体を連続して解除する際の結合装置 - Google Patents
ボール状物体を連続して解除する際の結合装置Info
- Publication number
- JPH0747434B2 JPH0747434B2 JP31080390A JP31080390A JPH0747434B2 JP H0747434 B2 JPH0747434 B2 JP H0747434B2 JP 31080390 A JP31080390 A JP 31080390A JP 31080390 A JP31080390 A JP 31080390A JP H0747434 B2 JPH0747434 B2 JP H0747434B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- shaped object
- movable roller
- lower movable
- roller
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- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はボール状物体を連続して解除するさいの結合装
置に関する。
置に関する。
(従来の技術) 従来に於いて捺染機などへ引き取られているボール状物
体が残り少なくなると、その適当な時期に人手により残
り量の全てを床面上へ急ぎ手繰つて解除し、該解除末端
と新しいボール状物体の始端とを結合させるようになし
ている。
体が残り少なくなると、その適当な時期に人手により残
り量の全てを床面上へ急ぎ手繰つて解除し、該解除末端
と新しいボール状物体の始端とを結合させるようになし
ている。
(発明が解決しようとする課題) 斯有る従来方法では結合作業が面倒であるほか、床面上
に解された物体が汚れたり、もつれたりするなどのトラ
ブルを発生する。また各ボール毎に張力差を生じたりす
ることから品質に悪影響を及ぼすものとなつている。
に解された物体が汚れたり、もつれたりするなどのトラ
ブルを発生する。また各ボール毎に張力差を生じたりす
ることから品質に悪影響を及ぼすものとなつている。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決せんとするものであつてその
特徴とするところは、ボール状物体を解除する走行経路
中にテンシヨンローラ、上下一対の可動ローラをこの順
序に設け、可動ローラの走行方向側下方箇所には解除中
に於けるボール状物体の一定量を貯留可能とするシユー
ター及びシユーター内に於けるボール状物体の貯留量を
検知するセンサーを設け、一方上下一対の上部可動ロー
ラはボール状物体の通常の走行では上方へ移動して対向
間を開放するようになすのほか、他方ボール状物体の解
除が進行して残量が予め定められた値に近づくと上記上
部可動ローラが下降して下部可動ローラとの間にボール
状物体を挾むようになし、他方、下部可動ローラがボー
ル状物体の解除速度より大なる速度で回動することによ
り余分に繰り出されるボール状物体をシューター内へ貯
留させるようになし、またその解除終端ではテンシヨン
ローラに異常張力が作用して下部可動ローラの回動を停
止させると共に、この間に解除終端と新しいボール状物
体との始端を結合させ、またこの間はシユーター内のボ
ール状物体が引き取られていて、その貯留量の減少の終
りをセンサーが検知することにより上部可動ローラが上
方へ移動復帰して常に一定の解除速度で実施させるよう
になしたことにある。
特徴とするところは、ボール状物体を解除する走行経路
中にテンシヨンローラ、上下一対の可動ローラをこの順
序に設け、可動ローラの走行方向側下方箇所には解除中
に於けるボール状物体の一定量を貯留可能とするシユー
ター及びシユーター内に於けるボール状物体の貯留量を
検知するセンサーを設け、一方上下一対の上部可動ロー
ラはボール状物体の通常の走行では上方へ移動して対向
間を開放するようになすのほか、他方ボール状物体の解
除が進行して残量が予め定められた値に近づくと上記上
部可動ローラが下降して下部可動ローラとの間にボール
状物体を挾むようになし、他方、下部可動ローラがボー
ル状物体の解除速度より大なる速度で回動することによ
り余分に繰り出されるボール状物体をシューター内へ貯
留させるようになし、またその解除終端ではテンシヨン
ローラに異常張力が作用して下部可動ローラの回動を停
止させると共に、この間に解除終端と新しいボール状物
体との始端を結合させ、またこの間はシユーター内のボ
ール状物体が引き取られていて、その貯留量の減少の終
りをセンサーが検知することにより上部可動ローラが上
方へ移動復帰して常に一定の解除速度で実施させるよう
になしたことにある。
(実施例) 図面は本発明を実施する装置例の模式説明図であつて、
1はチユーブ1a上に巻取られたボール状物体でスタンド
2に架設されてなる。
1はチユーブ1a上に巻取られたボール状物体でスタンド
2に架設されてなる。
本例でボール状物体1は綿糸などの500本〜600本を集束
したもので、これを染色機(図示せず)へ向けて取り出
されるようになすのであり、3及び4はその走行経路上
のガイドローラ、5は滑り防止を図りながら一定張力下
で引取られるようにするためのニツプローラである。
したもので、これを染色機(図示せず)へ向けて取り出
されるようになすのであり、3及び4はその走行経路上
のガイドローラ、5は滑り防止を図りながら一定張力下
で引取られるようにするためのニツプローラである。
一方、6はスタンド2直上位置附近に配置されるテンシ
ヨンローラ、7及び8は該テンシヨンローラ6と前記ガ
イドローラ3間に設けた上下一対の可動ローラであり、
該可動ローラはボール状物体の走行経路上に通常は一定
間隔離して対向状態に設けてあり、後述する条件下にな
ると上部可動ローラ7は下部可動ローラ8に向つて移動
するように、そのさい下部可動ローラ8は内蔵したモー
タでボール状物体の引取り速度を速めて余物に繰出され
るように回動するものとなる。
ヨンローラ、7及び8は該テンシヨンローラ6と前記ガ
イドローラ3間に設けた上下一対の可動ローラであり、
該可動ローラはボール状物体の走行経路上に通常は一定
間隔離して対向状態に設けてあり、後述する条件下にな
ると上部可動ローラ7は下部可動ローラ8に向つて移動
するように、そのさい下部可動ローラ8は内蔵したモー
タでボール状物体の引取り速度を速めて余物に繰出され
るように回動するものとなる。
他方、9は後述する条件下で上記下部可動ローラ8の回
動で余分に繰り出されるボール状物体1を一時的に貯留
させるようになすためのシユーターであつて、内底が下
降傾斜状に形成されていてボール状物体1の進行方向へ
その一定量が貯留されるようになつている。10はシユー
ター9内の上方箇所に配設されているセンサーである。
動で余分に繰り出されるボール状物体1を一時的に貯留
させるようになすためのシユーターであつて、内底が下
降傾斜状に形成されていてボール状物体1の進行方向へ
その一定量が貯留されるようになつている。10はシユー
ター9内の上方箇所に配設されているセンサーである。
上記構成に於いてボール状物体は通常ガイドローラ3、
4及びニツプローラ5を経て染色機側へ引取られてい
る。
4及びニツプローラ5を経て染色機側へ引取られてい
る。
ところで、ボール状物体1が予め設定された条件下、例
えば残り300〜500ヤード程度になったとすると、ボール
物体1の引き取り初めから一定時間後(実験的に定めら
れる)に作動するようになしたタイマー、或いはボール
状物体の表面に常時接触してその巻量減少を検知する手
段等を介して電源が入り、上部可動ローラ7が下方へ移
動して、下部可動ローラ8を別設モーターの駆動で上記
走行中のボール状物体の引き取り速度よりは早い速度で
回動させ、ボール状物体1の引き取りが早くなる分をた
るみとしてシユータ9内へ貯留させるようになる。
えば残り300〜500ヤード程度になったとすると、ボール
物体1の引き取り初めから一定時間後(実験的に定めら
れる)に作動するようになしたタイマー、或いはボール
状物体の表面に常時接触してその巻量減少を検知する手
段等を介して電源が入り、上部可動ローラ7が下方へ移
動して、下部可動ローラ8を別設モーターの駆動で上記
走行中のボール状物体の引き取り速度よりは早い速度で
回動させ、ボール状物体1の引き取りが早くなる分をた
るみとしてシユータ9内へ貯留させるようになる。
しかして、上記下部可動ローラ8の回動による強制解除
の終了時点ではボール状物体1の端末がチューブ1aに形
成されている穴内へ嵌入止着されていることから、解除
不能となつてテンシヨンローラ6に異常張力を発生さ
せ、テンションローラ6が引き下げられることからその
降下動作による入力で下部可動ローラ8の回動が停止さ
れるものとなる。このとき上部可動ローラ7は下部可動
ローラ8上にあつてボール状物体1の逆流を防止してお
り、この間に交替用ボール状物体1の始端とチユーブの
穴に嵌着されている前のボール状物体1との端末とを取
出して結合するようになすのである。
の終了時点ではボール状物体1の端末がチューブ1aに形
成されている穴内へ嵌入止着されていることから、解除
不能となつてテンシヨンローラ6に異常張力を発生さ
せ、テンションローラ6が引き下げられることからその
降下動作による入力で下部可動ローラ8の回動が停止さ
れるものとなる。このとき上部可動ローラ7は下部可動
ローラ8上にあつてボール状物体1の逆流を防止してお
り、この間に交替用ボール状物体1の始端とチユーブの
穴に嵌着されている前のボール状物体1との端末とを取
出して結合するようになすのである。
上記作業中はシユータ9内へ貯留されているボール状物
体1の引き取りが行われているが、該貯留量が少なくな
つてボール状物体1が浮き上るようになるとセンサー10
がこれを検知して上部可動ローラ7を上方の元の位置へ
移動させるようになすのであり、上下可動ローラ7、8
間の接触が解放されて元の状態に復帰する。
体1の引き取りが行われているが、該貯留量が少なくな
つてボール状物体1が浮き上るようになるとセンサー10
がこれを検知して上部可動ローラ7を上方の元の位置へ
移動させるようになすのであり、上下可動ローラ7、8
間の接触が解放されて元の状態に復帰する。
以上はボール物体一本に関する説明であるが、実際には
多数本を並置して実施されるものとなる。
多数本を並置して実施されるものとなる。
(発明の効果) 本発明に於いてシユーター内に対する一時貯留量は引き
取り速度との関係で任意な安全量を定めて実施するので
あり、小人数で極めて能率的に安全且つ円滑な連続作業
を遂行することのできるものとなる。また引き取り速度
に何らの変化も生じさせないことから品質に与える影響
も皆無ならしめることができる。
取り速度との関係で任意な安全量を定めて実施するので
あり、小人数で極めて能率的に安全且つ円滑な連続作業
を遂行することのできるものとなる。また引き取り速度
に何らの変化も生じさせないことから品質に与える影響
も皆無ならしめることができる。
図面は本発明を実施する装置の模式説明図である。 1……ボール状物体、3、4……ガイドローラ 5……ニツプローラ、6……テンシヨンローラ 7、8……可動ローラ、9……シユーター 10……センサー
Claims (1)
- 【請求項1】ボール状物体を解除する走行経路中にテン
ションローラ、上下一対の可動ローラをこの順序に設
け、可動ローラの走行方向側下方箇所には解除中に於け
るボール状物体の一定量を貯留可能とするシューター及
びシューター内に於けるボール状物体の貯留量を検知す
るセンサーを設け、一方上下一対の上部可動ローラはボ
ール状物体の通常の走行では上方へ移動して対向間を開
放するようになすのほか、ボール状物体の解除が進行し
て残量が予め定められた値に近付くと上記上部可動ロー
ラが下降して下部可動ローラとの間にボール状物体を挟
むようになし、他方下部可動ローラがボール状物体の解
除速度より大なる速度で回動することにより充分に繰り
出されるボール状物体をシューター内へ貯留させるよう
になし、又その解除終端ではテンションローラに異常張
力が作用して下部可動ローラの回動を停止させるととも
に、この間に解除終端と新しいボール状物体との始端を
結合させ、且つこの間はシューター内のボール状物体が
引き取られていてその貯留量の減少の終わりをセンサー
が検知することにより、上部可動ローラが上方へ移動復
帰し、ボール状物体の解除が常に一定の速度で実施され
ることを特徴としたボール状物体を連続して解除する際
の結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31080390A JPH0747434B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | ボール状物体を連続して解除する際の結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31080390A JPH0747434B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | ボール状物体を連続して解除する際の結合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04182271A JPH04182271A (ja) | 1992-06-29 |
JPH0747434B2 true JPH0747434B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=18009628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31080390A Expired - Lifetime JPH0747434B2 (ja) | 1990-11-15 | 1990-11-15 | ボール状物体を連続して解除する際の結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747434B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8973734B2 (en) | 2010-07-23 | 2015-03-10 | Zuiko Corporation | Device for aligning and transferring articles |
-
1990
- 1990-11-15 JP JP31080390A patent/JPH0747434B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8973734B2 (en) | 2010-07-23 | 2015-03-10 | Zuiko Corporation | Device for aligning and transferring articles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04182271A (ja) | 1992-06-29 |
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Legal Events
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