JPH0747211Y2 - ヒ−タコア - Google Patents

ヒ−タコア

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JPH0747211Y2
JPH0747211Y2 JP1987099233U JP9923387U JPH0747211Y2 JP H0747211 Y2 JPH0747211 Y2 JP H0747211Y2 JP 1987099233 U JP1987099233 U JP 1987099233U JP 9923387 U JP9923387 U JP 9923387U JP H0747211 Y2 JPH0747211 Y2 JP H0747211Y2
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JP
Japan
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valve
flow rate
heater core
inlet side
side conduit
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JP1987099233U
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English (en)
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JPS645813U (ja
Inventor
彰 塚本
薫 伊藤
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Publication date
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は自動車用暖房装置に用いられるヒータコアに関
する。
(従来の技術) 自動車用暖房装置としては、エンジン冷却水が所定の温
度となっていることから、これを熱源として利用してい
る。このエンジンの冷却水つまり温水は車室内に設けら
れたヒータコアに案内され、ここで車室内に吹き出され
る空気と熱交換されて車室内に吹き出される空気が加熱
されるようになっている。このヒータコアに流入する温
水の流れは、エンジン内に組込まれたウオータポンプに
より発生する。したがって、エンジンに直結されたウオ
ータポンプはエンジンの回転数が上昇すると、その回転
に応じて回転が上昇することにになる。ヒータコアの熱
容量はエンジンの回転数がそれ程高くない状態でも充分
に冬期の暖房を達成できるように設定されている。例え
ばあるヒータコアでは一時間当り800リットルの流入能
力があれば、冬期でも充分に車室内の暖房を行なうこと
ができる。この流入能力はこのヒータコアが用いられる
エンジンでは回転数が300rpmであった。
したがって、エンジンが前記回転数以上となると、必要
とする流量以上の温水がヒータコア内に流入することに
なる。
(考案が解決しようとする問題点) このように必要以上の温水がヒータコア内を流れると、
この中がエロージョンつまり浸食や腐蝕を起し、ヒータ
コアの耐久性が低下することになる。
そこで、実開昭48−44144号公報に示されるように、ウ
オータポンプからの吐出圧力により作動するダイヤフラ
ムを用いてエンジンの回転数が変化しても一定の流量が
ヒータコア内に温水が流入するようにしている。しかし
ながら、このような流量調整弁を温水導管に組込むこと
は、構造が複雑となり、ヒータコアの組立て工数が複雑
となり、組立て性能が良好とならないという問題点があ
った。
本考案は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
あり、構造が簡単であり組立てが容易であると共にエン
ジンの回転数が一定以上となってもヒータコア内には一
定の流量の温水が流入するようにすることを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、内部に温水が流れ
外周面に伝熱フィンが設けられた多数本のチューブと、
これらのチューブの両端に取付けられたタンクとを有す
るヒータコアにおいて、前記タンクに形成された流体入
口側開口部にこれと連通させて入口側導管を取付け、当
該入口側導管内にこの中の流路を開閉する開閉弁を装着
し、中心部に流体通過用貫通孔が形成された円盤状をな
すゴム製の流量調整弁を前記入口側導管内に形成された
弁室内に固定されずに設けてなるヒータコアである。
(作用) 入口側導管には開閉弁と流量調整弁とが一体に組込まれ
ており、入口側導管をタンクに取付けることによって、
これらの2種類の弁を組付けることが可能となり、容易
にヒータコアを組立てることができる。また、流量調整
弁はきわめて簡単な構造となっており、この簡単な流量
調整弁によって確実に流量を制御し、エンジンの回転数
が所定値以上となっても、ヒータコア内の温水の流量の
増加を防止することができる。
(実施例) 以下、図示する本考案の一実施例に基いて本考案を詳細
に説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るヒータコアの全体を示
す図であり、ヒータコア1は多数本のチューブ2を有
し、これらのチューブ2内には図示しないエンジン内の
冷却水が流入するようになっている。そして、チューブ
2の外周面には伝熱フィン3が設られている。それぞれ
のチューブ2の両端にはタンク4、5が取付けられてい
る。
一方のタンク4には入口側導管6と出口側導管7とが取
付けられるようになっており、入口側導管6からタンク
4内に流入した温水はチューブ2を通って他方のタンク
5に流入した後、更にチューブ2を通ってタンク4に戻
り、前記出口側導管7から流出する。これらの導管6,7
はそれぞれ図示しないエンジンのウオータジャケットに
接続されており、エンジンに組込まれたウオータポンプ
の作動により、温水がヒータコア1内に供給される。
入口側導管6は第2図に示すようにタンク4に形成され
た流体入口側開口部10と連通するようになっており、第
1円筒部11と第2円筒部12とからなる。第1円筒部11は
本体部13の一端に外方に突出してタンク4に固定される
フランジ部14と、本体部13の他端に内方に突出し貫通孔
15が形成されたフランジ部16とを有する。
第2円筒部12は前記フランジ部14に接触するフランジ部
17と、第1円筒部11の本体部13の外周に嵌合する嵌合部
18とを有し、更に小径部19と前記嵌合部18との間に位置
する大径部20を有する。
前記第1円筒部11の本体部13内にはシール材21が嵌合さ
れるようになっており、このシール材21内には入口側導
管6内の流路を開閉するための開閉弁22が装着されるよ
うにっている。この開閉弁22はいわゆるバタフライバル
ブにより構成されており、楕円形となった弁体23が前記
第1円筒部11の本体部13と、第2円筒部12の嵌合部18と
を貫通して取付けられた弁軸24に固定されている。した
がって、この弁軸24を作動することによって、流路が弁
体23により開閉することになる。
第2円筒部12の大径部20内に形成された弁室25内には、
流量調整弁26が固定されずに装填されるようにして設け
られている。この流量調整弁26はゴムを素材として形成
されており円盤形状となっている。そして、図示するよ
うに中心部には流体通過用の貫通孔27が形成されてい
る。また、この調整弁26の一方側には、第1円筒部11の
フランジ部16に当接する環状の突起部28が外周縁部に形
成されている。
これらの第1円筒部11と第2円筒部12とをタンク4に取
付けるために、2つの円筒部11,12のそれぞれのフラン
ジ部14,17をビス29が貫通するようになっている。更に
それぞれの円筒部11,12は合成樹脂を素材として射出成
形等の手段により図示する形状に形成されており、それ
ぞれの円筒部11,12が一体に組立てられた状態で、これ
らはビス29によりタンク4に取付けられることになる。
2つの円筒部11,12は相互に嵌合させたままの状態でも
良く、接着剤により接合させても良い。
前記流量調整弁26の作動特性を示すと第3図(A)
(B)の通りであり、入口側導管6内からヒータコア1
内に流入する温水の流量が増加するに従って、第3図
(B)に示すように通水抵抗が上昇し、ある限界点Aを
越えると、この点Aを変曲点として飛躍的に通水抵抗が
上昇することになる。したがって、第3図(A)に示す
ように、限界点Aを越えても、ヒータコア1内に流入す
る温水は、そのときの流量を維持し続けることになる。
実験に用いた流量調整弁26によれば、この限界点Aとな
るエンジンの回転数は2000rpmであり、このときの流量
は一時間当り800リットルであった。
流量調整弁26が上述したような特性となるのは、流量つ
まり流速が増加すると、流量調整弁26が第2図において
仮想線で示すように、貫通孔27が小さくなるように変形
するためである。
次に上述した本考案のヒータコアの作動状態を説明する
と、車室内を最大能力で冷房する際には、弁軸24を回動
させて弁体23により入口側導管6内の流路を閉じる。こ
れにより、ヒータコア1内にはエンジンからの温水が循
環しなくなる。
また、車室内を暖房したり、所望の温度状態に設定する
際には、弁体23が入口側流路を開いた状態に設定する。
この状態でエンジンの回転に伴なうウオータポンプの作
動により、所定の流量の温水がヒータコア1内に循環す
ることになる。そして、エンジンの回転数が増加して温
水の流量が増加すると、徐々に循環する温水の流量も増
加することになるが、ある流量以上となっても、流量調
整弁の動作によって流量が一定値に維持されることにな
る。
本考案の入口側導管6は相互に嵌合し合う第1と第2の
円筒部11,12からなり、簡易な構造の流量調整弁26を弁
室25内に装填するだけで流量調整可能に構成したため、
開閉弁22を装着した入口側導管6の構造に僅かな変更を
付加するだけで、温水コックやウォータバルブとも言わ
れる開閉弁22と、流量調整弁26とを入口側導管6に一体
的に取付けることができる。これにより、コンパクト化
および低コスト化が達成できる。したがって、この入口
側導管6をタンク4に組付けるだけで、2つの弁機構が
ヒータコア1に簡単に取付け可能となる。また、流量調
整弁26は、弁室25内に固定せずに装填されるようにして
設けられているため、組込みが容易でかつ必要に応じて
簡単に交換することもできるので作業性が良好であるば
かりか、流量調整弁26以外の他の構成を変更することな
くエンジン型式等に応じて選択的に適用することも容易
にできるので汎用性がきわめて高くなる [考案の効果] 以上のように本考案によれば、入口側導管内にこの中の
流路を開閉する開閉弁を装着し、中心部に流体通過用貫
通孔が形成された円盤状をなすゴム製の流量調整弁を前
記入口側導管内に形成された弁室内に固定されずに設け
るようにしたので、開閉弁22を装着した入口側導管の構
造に僅かな変更を付加するだけで、流量調整弁を装填し
て流量調整可能とするとともに、流量調整弁と開閉弁と
を入口側導管に一体的に取付けることができる。これに
より、コンパクト化および低コスト化が達成できる。し
たがって、この入口側導管をタンクに取付ける作業だけ
でヒータコアに対して流量調整弁と開閉弁とを同時にし
かも簡単に組付けることが可能となる。また、流量調整
弁は、弁室内に固定せずに装填されるようにして設けら
れているため、組込みが容易であるばかりか、エンジン
型式等に応じて選択的に適用することも容易に可能とな
り、さらに、必要に応じて簡単に交換することもでき
る。このため、作業性、汎用性がきわめて高くなる。ま
た、流量調整弁は貫通孔を有する円盤状となっており、
簡単な構造で確実に流量の調整を行なうことができ、エ
ンジンの回転数が所定値以上に増加しても流量を一定値
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るヒータコアを示す斜視
図、第2図は第1図における入口側導管の要部を示す断
面図、第3図(A)(B)はそれぞれ本考案における流
量調整弁の作動特性を示すグラフである。 1……ヒータコア、2……チューブ、3……フィン、
4、5……タンク、6……入口側導管、22……開閉弁、
26……流量調整弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に温水が流れ外周面に伝熱フィン
    (3)が設けられた多数本のチューブ(2)と、これら
    のチューブの両端に取付けられたタンク(4,5)とを有
    するヒータコアにおいて、前記タンク(4)に形成され
    た流体入口側開口部(10)にこれと連通させて入口側導
    管(6)を取付け、当該入口側導管内にこの中の流路を
    開閉する開閉弁(22)を装着し、中心部に流体通過用貫
    通孔(27)が形成された円盤状をなすゴム製の流量調節
    弁(26)を前記入口側導管内に形成された弁室(25)内
    に固定されずに設けてなるヒータコア。
JP1987099233U 1987-06-30 1987-06-30 ヒ−タコア Expired - Lifetime JPH0747211Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987099233U JPH0747211Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30 ヒ−タコア

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JP1987099233U JPH0747211Y2 (ja) 1987-06-30 1987-06-30 ヒ−タコア

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JPS645813U JPS645813U (ja) 1989-01-13
JPH0747211Y2 true JPH0747211Y2 (ja) 1995-11-01

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ID=31326201

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4844144U (ja) * 1971-09-28 1973-06-08
JPS587093U (ja) * 1981-07-08 1983-01-18 カルソニックカンセイ株式会社 自動車用空気調和装置におけるヒ−タコア
JPS5911908A (ja) * 1982-07-12 1984-01-21 Nissan Motor Co Ltd 自動車ヒ−タの温水回路

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JPS645813U (ja) 1989-01-13

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