JPH0747139Y2 - 板金の穴打抜き用両曲切刃 - Google Patents

板金の穴打抜き用両曲切刃

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JPH0747139Y2
JPH0747139Y2 JP10320889U JP10320889U JPH0747139Y2 JP H0747139 Y2 JPH0747139 Y2 JP H0747139Y2 JP 10320889 U JP10320889 U JP 10320889U JP 10320889 U JP10320889 U JP 10320889U JP H0747139 Y2 JPH0747139 Y2 JP H0747139Y2
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JP
Japan
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blade
cutting edge
punch
curved
die
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Application number
JP10320889U
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English (en)
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JPH0342321U (ja
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廣 喜田
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Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、プレス機による板金の穴打抜き用両曲切刃に
関するものである。
〈従来の技術〉 例えば自動車のサンルーフのプレス成形においては第4
図で示すように、ルーフの素材である板金Wに所要面積
の開口穴Hを打込抜き、この開口穴Hの周縁を折曲げフ
ランジFを形成している。
この開口穴Hを打ち抜き、またフランジFを折曲げるた
めの切刃としては第5図で示すように、図略の下型に、
下型曲刃1と、この下型曲刃1と所要の間隔を有して対
向し、下切刃2aを有するポンチとを備え、図略の上型
に、前記下切刃2aと対応する上切刃3aと前記下型曲刃1
と対応する上曲刃3bとを有する上刃3と板金Wを下型に
押圧固定するパッド4とを備えた構成であり、第6図で
示すように上切刃3aと下切刃2aとによって抜線Cを切断
し、上曲刃3bと下型曲刃1とによって曲線Bよりフラン
ジFを同一工程によって折曲げ加工している。
〈考案が解決しようとする課題〉 前記の穴打抜きでは当然残材WAができる。この残材WA側
は上切刃3aと下切刃2aとによる切断したままの状態であ
り、切断端は鋭利なエッジとなっていて残材WAの取扱い
には充分な注意を必要とする。
また、図例のようなサンルーフの開口穴Hの場合には、
四隅にタイトコーナがあり、この部分も同時に打抜きを
行うと上刃3が細くなり、強度的が確保されなくなるた
め、タイトコーナ部のみの手抜きの前工程を必要として
いる。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記従来の問題点を改善したものであり、そ
の特徴とする構成は、プレス機の下型に、下型曲刃と、
この下型曲刃と所要の間隔を有して対応するポンチ曲刃
と、前記下型曲刃とポンチ曲刃とが対向する立面部間に
上下方向に摺動可能に案内し前記間隔の略中央に下切刃
が形成されスプリングによって上方に常に押圧付勢され
上昇端を下型曲刃とポンチ曲刃の上面と同一面に規制し
た下刃とを備え、 前記下型に対して昇降動する上型に、前記下刃の下切刃
と対応する上切刃が中央に形成され、この上切刃の両側
に前記下型曲刃及びポンチ曲刃とそれぞれ対応する上曲
刃並びに立面部を有する上刃を備えてなるものである。
〈作用〉 上記の構成により、上刃の下降動で下型曲刃とポンチ曲
刃との対向間隔の中央部で板金を切断し、さらに上刃の
下降動によって下型曲刃とポンチ曲刃とにより打抜穴側
と残材側の端縁を同時に折曲げ加工する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
において、10は図略の下型に設けられている下型曲刃で
あり、11は前記下型曲刃10と所要の間隔を有して対向す
るポンチであり、ポンチ曲刃12を有している。
この下型曲刃10とポンチ11とが対向する立面部10a、11a
間に下刃13が上下方向に摺動可能に案内されている。こ
の下刃13に前記立面部10a、11a間の略中央点に下切刃13
aが形成されている。また下刃13はスプリング14によっ
て常に上方に押圧付勢され、ストッパ15によって上昇端
を下型曲刃10とポンチ11の上面と同一面となるよう規制
されている。
16は前記下刃13に対する上刃である。この上刃16は図略
の上型に設けられているもので、前記下刃13の下切刃13
aと対応する上切刃16aが中央に形成され、この上切刃13
aの両側に前記下型曲刃10及びポンチ曲刃12とそれぞれ
対応する上曲刃16b、16cと、立面部16d、16eとを有して
いる。尚17はパッドを示す。
本考案は上記の通りの構造であるから、第1図で示すよ
うに、下型上にセットされた板金Wは上型の下降動によ
ってパッド17により下型上に押付け固定される。次いで
上刃16の上切刃16aと下刃13の下切刃13aとにより下型曲
刃10とポンチ11と対向間の中央位置で板金Wを切断す
る。
その後下刃16の下降動によって第2図に示すように、上
曲刃16bと下型曲刃10とにより図において左方の切断端
縁を下方に折曲げ、続いて上曲刃16cとポンチ曲刃12と
により図において右方の切断端縁を下方に折曲げる。そ
して上刃16が下死点に至る間に、下刃13をスプリング14
に抗して押し下げ、上刃16の立面部16d、16eと下型曲刃
10及びポンチ11の立面部10a、11aとによって前記折曲し
た切断端縁を確実に折曲成形し、フランジF1、F2を成形
するものである。
従って、フランジF1は板金Wの本体側に打抜いた穴側の
端縁に形成され、フランジF2は残材WA側の端縁に形成さ
れる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案の切刃によると、一工程で穴の打抜
きを行うと共に、打抜いた穴側と残材側の両方の端縁を
折曲してフランジを成形することができる。従って、殊
に残材側においては、その周囲に折曲フランジが形成さ
れているため、残材の取扱いも安全となる。
また、両面曲げにより上刃の立面部のスラスト方向を規
制することにより打抜いた穴側のフランジの折曲げ精度
を上げることができる。
さらに、上刃は、その厚味が大きくなるため上刃の強度
を確保することができ、例えばサンルーフの開口穴のよ
うにタイトコーナ部があっても、前工程で処理する打ち
分けを不要とし、作業能率の向上が得られる等の利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の要部断面図、第2図及び第3図は本考
案の動作を説明する要部断面図、第4図は本考案が適用
される板金の一例を示す斜視図、第5図は従来の切刃の
要部断面図、第6図は従来の切刃による穴抜曲げ形状の
平面図である。 10……下型曲刃、10a……立面部、11……ポンチ、11a…
…立面部、12……ポンチ曲刃、13……下刃、13a……下
切刃、14……スプリング、16……上刃、16a……上切
刃、16b、16c……上曲刃、16d、16e……立面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス機の下型に、下型曲刃と、この下型
    曲刃と所要の間隔を有して対向するポンチ曲刃と、前記
    下型曲刃と、ポンチ曲刃とが対向する立面部間に上下方
    向に摺動可能に案内し、前記間隔の略中央に下切刃が形
    成されスプリングによって上方に常に押圧付勢され上昇
    端を下型曲刃とポンチ曲刃の上面と同一面に規制した下
    刃とを備え、 前記下型に対して昇降動する上型に、前記下刃の下切刃
    と対応する上切刃が中央に形成され、この上切刃の両側
    に前記下型曲刃及びポンチ曲刃とそれぞれ対応する上曲
    刃並びに立面部を有する上刃を備えてなる板金の穴打抜
    き用両曲切刃。
JP10320889U 1989-09-04 1989-09-04 板金の穴打抜き用両曲切刃 Expired - Lifetime JPH0747139Y2 (ja)

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JPH0342321U JPH0342321U (ja) 1991-04-22
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JP5109032B2 (ja) * 2006-09-26 2012-12-26 有限会社ホーヨク堂 囲炉裏用炉
JP7230866B2 (ja) * 2020-03-02 2023-03-01 トヨタ車体株式会社 プレス型

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