JP7230866B2 - プレス型 - Google Patents
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Description
そこで、本出願人は、同一のプレス型で、ルーフパネルの外周抜きを行いながら、サンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を同時に打ち分けることができるプレス型200を検討した。しかし、以下のような問題があった。
(1)外周側下端部に切断用の上刃を有する上型と、前記上刃と噛み合って車両用ルーフパネルの外周部を切断する下刃を有する下型と、前記上型に懸架されたパッドと、前記上型に横スライド可能に装着された打ち分けプレートと、当該打ち分けプレートを介して前記上型に連動する打ち分け成形パンチと、当該打ち分け成形パンチと前記パッドとの間に介装された第1の加圧体とを備え、前記上刃と前記下刃とが噛み合って前記車両用ルーフパネルの外周部を切断しながら、前記打ち分け成形パンチと前記下型との間で、接合フランジを有するサンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を同時に打ち分けることができるプレス型であって、
前記打ち分け成形パンチには、前記サンルーフ用窓孔の孔抜き上刃とフランジ曲げ上刃とを備え、
前記下型には、前記孔抜き上刃と噛み合って前記接合フランジの先端部を切断する孔抜き下刃と、前記フランジ曲げ上刃と噛み合って前記接合フランジを基端部から下方に折り曲げるフランジ曲げ下刃とを備え、
前記打ち分けプレートには、前記サンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を行うときに前記打ち分け成形パンチに当接する第1当接部と、前記サンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を行わないときに前記打ち分け成形パンチに当接する第2当接部と、を備えていることを特徴とする。
前記第1の加圧体は、所定の加圧力でピストンロッドが進退する圧力シリンダであることを特徴とする。
前記上型と前記パッドとの間には、第2の加圧体が介装され、
前記第2の加圧体は、前記上型1の上端部に形成された貫通孔から挿入可能に形成され、前記上端部に締結されていることを特徴とする。
前記打ち分けプレートには、前記打ち分け成形パンチの上方で、井桁状に形成された支持枠を備え、当該支持枠を前記打ち分け成形パンチの外周側に延設して、その外周側の支持枠に前記第1当接部と前記第2当接部とをそれぞれ略等間隔に設けたことを特徴とする。
前記打ち分け成形パンチには、切断された窓孔スクラップの払い部材を前記サンルーフ用窓孔の孔抜き上刃より窓内方に備え、
前記下型には、前記サンルーフ用窓孔の曲げ加工された接合フランジを上方に持ち上げるサブリフタを備えていることを特徴とする。
まず、本実施形態のプレス型の構造の一例について、図1~図6を用いて詳細に説明する。図1に、本発明の実施形態に係るプレス型によって成形した車両用ルーフパネルの概略斜視図を示す。図2に、本発明の実施形態に係るプレス型の断面図であって、サンルーフ用窓孔有りの下死点の状態で、図1に示すA-A断面で切断した断面図を示す。図3に、本発明の実施形態に係るプレス型の断面図であって、サンルーフ用窓孔有りの下死点の状態で、図1に示すB-B断面で切断した断面図を示す。図4に、本発明の実施形態に係るプレス型の上型断面図であって、サンルーフ用窓孔有りの上死点の状態で、図1に示すA断面で切断した断面図を示す。図5に、本発明の実施形態に係るプレス型の断面図であって、サンルーフ用窓孔無しの下死点の状態で、図1に示すA断面で切断した断面図を示す。図6に、図4に示す上型で、パッドと打ち分け成形パンチとを取り外した状態の部分斜視図を示す。
本プレス型10によって形成した車両用ルーフパネルRは、図1に示すように、所定の薄鋼板を絞り成形した絞りパネルWのルーフ外周部RGを切断したパネルである。本車両用ルーフパネルRには、ルーフ上面RJにサンルーフ用窓孔SMが形成されていないルーフパネルR1と、ルーフ上面RJにサンルーフ用窓孔SMが形成されているルーフパネルR2とを有する。上記薄鋼板の板厚は、0.7~0.8mm程度である。
本プレス型10は、図2~図6に示すように、外周側下端部12に切断用の上刃11を有する上型1と、上刃11と噛み合って車両用ルーフパネルRの外周部RGを切断する下刃21を有する下型2と、上型1に懸架されたパッド3と、上型1に横スライド可能に装着された打ち分けプレート4と、当該打ち分けプレート4を介して上型1に連動する打ち分け成形パンチ5と、当該打ち分け成形パンチ5とパッド3との間に介装された第1の加圧体61とを備え、上刃11と下刃21とが噛み合って車両用ルーフパネルRの外周部RGを切断しながら、打ち分け成形パンチ5と下型2との間で、接合フランジSGHを有するサンルーフ用窓孔SMの孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を同時に打ち分けることができるプレス型である。
次に、本実施形態のプレス型と改善前のプレス型を用いて、サンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を同時に打ち分けたときの外周抜きの抜クリアランスの測定結果を、図7を用いて説明する。図7に、本発明の実施形態に係るプレス型と改善前のプレス型を用いて、外周抜きの抜クリアランスを、サンルーフ用窓孔有り無しの場合で比較した測定グラフを示す。
以上、詳細に説明した本実施形態に係るプレス型10によれば、打ち分け成形パンチ5には、サンルーフ用窓孔SMの孔抜き上刃51とフランジ曲げ上刃52とを備え、下型2には、孔抜き上刃51と噛み合って接合フランジSGHの先端部を切断する孔抜き下刃22と、フランジ曲げ上刃52と噛み合って接合フランジSGHを基端部から下方に折り曲げるフランジ曲げ下刃23とを備え、また、打ち分けプレート4には、サンルーフ用窓孔SMの孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を行うときに打ち分け成形パンチ5に当接する第1当接部41と、サンルーフ用窓孔SMの孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を行わないときに打ち分け成形パンチ5に当接する第2当接部42と、を備えているので、車両用ルーフパネルRの外周抜きを行いながら、サンルーフ用窓孔SMの孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を同時に打ち分けることができる。
上述した実施形態は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。例えば、本実施形態では、打ち分け成形パンチ5には、切断された窓孔スクラップSCの払い部材として払いピン53をサンルーフ用窓孔SMの孔抜き上刃51より窓内方に備えている。しかし、払い部材は、必ずしも、払いピン53に限る必要はない。例えば、サンルーフ用窓孔SMの孔抜き上刃51の抜き線に沿って、ルーフ上面RJに当接するウレタン又はゴム部材を、打ち分け成形パンチ5に装着させても良い。
2 下型
3 パッド
4 打ち分けプレート
5 打ち分け成形パンチ
10 プレス型
11 上刃
12 外周側下端部
13 上端部
14 貫通孔
21 下刃
22 孔抜き下刃
23 フランジ曲げ下刃
24 サブリフタ
41 第1当接部
42 第2当接部
43 支持枠
51 孔抜き上刃
52 フランジ曲げ上刃
53 払い部材(払いピン)
61 第1の加圧体
61T 圧力シリンダ
62 第2の加圧体
611 ピストンロッド
R 車両用ルーフパネル
RG 外周部
SC 窓孔スクラップ
SGH 接合フランジ
SM サンルーフ用窓孔
d1 抜クリアランス
Claims (5)
- 外周側下端部に切断用の上刃を有する上型と、前記上刃と噛み合って車両用ルーフパネルの外周部を切断する下刃を有する下型と、前記上型に懸架されたパッドと、前記上型に横スライド可能に装着された打ち分けプレートと、当該打ち分けプレートを介して前記上型に連動する打ち分け成形パンチと、当該打ち分け成形パンチと前記パッドとの間に介装された第1の加圧体とを備え、前記上刃と前記下刃とが噛み合って前記車両用ルーフパネルの外周部を切断しながら、前記打ち分け成形パンチと前記下型との間で、接合フランジを有するサンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を同時に打ち分けることができるプレス型であって、
前記打ち分け成形パンチには、前記サンルーフ用窓孔の孔抜き上刃とフランジ曲げ上刃とを備え、
前記下型には、前記孔抜き上刃と噛み合って前記接合フランジの先端部を切断する孔抜き下刃と、前記フランジ曲げ上刃と噛み合って前記接合フランジを基端部から下方に折り曲げるフランジ曲げ下刃とを備え、
前記打ち分けプレートには、前記サンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を行うときに前記打ち分け成形パンチに当接する第1当接部と、前記サンルーフ用窓孔の孔抜き加工とフランジ曲げ加工の両方を行わないときに前記打ち分け成形パンチに当接する第2当接部と、を備えていることを特徴とするプレス型。 - 請求項1に記載されたプレス型において、
前記第1の加圧体は、所定の加圧力でピストンロッドが進退する圧力シリンダであることを特徴とするプレス型。 - 請求項1又は請求項2に記載されたプレス型において、
前記上型と前記パッドとの間には、第2の加圧体が介装され、
前記第2の加圧体は、前記上型の上端部に形成された貫通孔から挿入可能に形成され、前記上端部に締結されていることを特徴とするプレス型。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載されたプレス型において、
前記打ち分けプレートには、前記打ち分け成形パンチの上方で、井桁状に形成された支持枠を備え、当該支持枠を前記打ち分け成形パンチの外周側に延設して、その外周側の支持枠に前記第1当接部と前記第2当接部とをそれぞれ略等間隔に設けたことを特徴とするプレス型。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載されたプレス型において、
前記打ち分け成形パンチには、切断された窓孔スクラップの払い部材を前記サンルーフ用窓孔の孔抜き上刃より窓内方に備え、
前記下型には、前記サンルーフ用窓孔の曲げ加工された接合フランジを上方に持ち上げるサブリフタを備えていることを特徴とするプレス型。
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