JPH0746854Y2 - 吹き付け用保護管 - Google Patents

吹き付け用保護管

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JPH0746854Y2
JPH0746854Y2 JP3715193U JP3715193U JPH0746854Y2 JP H0746854 Y2 JPH0746854 Y2 JP H0746854Y2 JP 3715193 U JP3715193 U JP 3715193U JP 3715193 U JP3715193 U JP 3715193U JP H0746854 Y2 JPH0746854 Y2 JP H0746854Y2
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JP
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hole
protection tube
spraying
steel frame
support
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JP3715193U
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JPH078695U (ja
Inventor
爲泰 河盛
Original Assignee
株式会社大盛産業
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,建築物の鉄骨に形成さ
れた貫通孔内に通される丸ダクト,パイプ等の管材を支
持する吹き付け用保護管に係り,特に上記貫通孔周縁部
を挟持するような吹き付け用保護管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から建築物の鉄骨に形成された貫通
孔内に通される管材等を支持する吹き付け用保護管とし
て,図9に示す従来例がある。この従来例では,デッキ
プレート80の下面に設けられた鉄骨81に貫通孔82
が穿孔されており,この貫通孔82に吹き付け用保護管
83が装着されている。この吹き付け用保護管83は,
図10に示すように,鋼板を円筒状に丸めて貫通孔82
より若干大径に形成されている。吹き付け用保護管83
は,自身の弾性力により貫通孔82に固定されており,
その状態で鉄骨81および吹き付け用保護管83の周囲
に例えば石綿RW等の耐火材を吹き付ける。その後に吹
き付け用保護管83の内部に管財等83を挿通する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例では,耐火
材を吹き付けても吹き付け用保護管83の内方に管材等
84を通すための空間が確保され,その空間に管材等8
4を挿入する作業が簡単になる。しかし,貫通孔82の
直径にはばらつきがあり,吹き付け用保護管83は,鋼
板を円筒状に丸めることにより,自身の弾性力で貫通孔
82に固定されているだけであるので,吹き付け用保護
管83が貫通孔82内で移動し易く,吹き付けの圧力で
保護管83が傾くという問題がある。本考案は,このよ
うな従来の技術における課題を解決するために,鉄骨の
貫通孔に対して確実に固定することができる吹き付け用
保護管を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は,建築物の鉄骨に形成された貫通孔内に通さ
れる管材等を支持するべく上記貫通孔に差し込まれ,上
記貫通孔との隙間に吹き付けることにより係止して用い
られる吹き付け用保護管において,上記貫通孔に差し込
んで係止する時には筒状に丸めて用いられ展開状態で長
方形の鉄板部材の表面に,使用状態で上記貫通孔周縁部
をその両面から挟持する支持爪を複数対設けたことを特
徴とする吹き付け用保護管である。さらには,上記一対
の支持爪の内,少なくとも一方の支持爪はバネ鋼で形成
されている吹き付け用保護管である。更には,上記一対
の支持爪の一方または双方は,鉄板部材の一部を切り起
し加工して形成されている吹き付け用保護管である。ま
た更には,鉄骨の貫通孔内周面に係合して貫通孔の径方
向に上記筒体を位置決めする係合部を有する吹き付け用
保護管である。また本保護管を磁石によって鉄骨に支持
してもよい。この場合,上記支持爪が自若の吸着部とな
り,便利である。
【0005】
【作用】本考案によれば,鉄骨の貫通孔周縁部を両面か
ら支持爪により挟持し,その挟持力により吹き付け用保
護管を鉄骨の貫通孔に固定する。更には,バネ鋼製の支
持爪の弾性力により鉄骨の貫通孔周縁部を両面から挟み
付け,吹き付け用保護管を貫通孔周縁部へ確実に固定す
る。また更には,支持爪の一方または双方を,鉄板部材
の一部を切り起こして形成し,その支持爪で貫通孔周縁
部を両面から挟み付ける。そして,係合部を鉄骨の貫通
孔内周面に係合させることにより筒体が貫通孔の径方向
に位置決めされ,貫通孔に対する筒体の相対的な位置が
調整される。その結果,支持爪で吹き付け用保護管を貫
通孔に対して確実に固定することができる。支持爪に吸
着した磁石を用いて本保護管を鉄骨に支持することもで
きる。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本考案を具体化し
た実施例につき説明し,本考案の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本考案を具体化した一例であって,本考
案の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本考案の一実施例に係る吹き付け用保護管を
示す斜視図,図2は吹き付け用保護管を鉄骨に装着した
使用状態を示す縦断面図,図3は吹き付け用保護管の別
の実施例を示す縦断面図,図4(a)は切り起こし加工
により形成される支持爪の縦断面図,図4(b)は吹き
付け用保護管を貫通孔に固定した状態を示す縦断面図,
図5(a)は切り起こし加工により形成される支持爪の
別の実施例を示す縦断面図,図5(b)はその吹き付け
用保護管を貫通孔に固定した状態を示す縦断面図,図6
(a)は切り起こし加工により形成される支持爪の更に
別の実施例を示す鋼板の展開状態を示す平面図,図6
(b)はその鋼板を丸めた状態を示す斜視図,図7
(a),(b),(c)および(d)は,それぞれ切り
起こし加工により支持爪を形成する際のプレス加工を示
す説明図,図8は磁石を用いて吹き付け用保護管を鉄骨
に支持した状態を示す側断面図である。吹き付け用保護
管1を示す図1において,展開状態で長方形に切断され
た鋼板2を円筒状に丸めて本体6が形成されており,そ
の円周方向の例えば3箇所には,互いに対向する2枚1
組の支持爪3,4が本体6に立設されている。まず,一
方の支持爪3は,鋼板製で,本体6の外周面に対してほ
ぼ垂設され,支持爪3の先端部が外側へ折り曲げられて
いる。上記支持爪4は,バネ鋼製で,支持爪3に接近す
るように傾斜し,その先端部が外側へ折り曲げられてい
る。図2に示すように,支持爪3,4を有する吹き付け
用保護管1をデッキプレート10に設けられたH型鋼製
の鉄骨11に固定する場合には,鉄骨11に穿孔された
貫通孔12内に吹き付け用保護管1を挿入し,支持爪
3,4で貫通孔12の周縁部を,その両面から挟持する
ことにより吹き付け用保護管1が固定される。支持爪
3,4は貫通孔12の周縁部を両面から挟持する際に,
支持爪4の弾性により貫通孔12の周縁部を挟み付ける
ことになるので,貫通孔12の直径にばらつきがある場
合でも,吹き付け用保護管1が貫通孔12へ確実に固定
される。そして,その状態で鉄骨10および吹き付け用
保護管1の周囲に例えば石綿等の耐火材RWを吹き付け
る。その後に吹き付け用保護管1の内部に丸パイプ,ダ
クト等15を挿通する。
【0007】特に,図3に示すように,一方の支持爪3
の内面に係合部5が設けられている場合には,係合部5
を貫通孔12の内周面に当接させて,吹き付け用保護管
1を貫通孔12の径方向に位置決めし,吹き付け用保護
管1の下面と貫通孔12との間に隙間16を形成するこ
ともできる。この場合には,隙間16が均等幅に形成さ
れ,これに耐火材を充填することにより,一層強固に吹
き付け用保護管1が固定される。吹き付け用保護管1
は,以上のように本体5と別体の支持爪3,4を有する
場合に限らず,本体5の鋼板2を切り起こし加工により
形成することもできる。例えば図4(a)に示すよう
に,鋼板2を切り起こし加工することにより,互いに対
向した一対の支持爪20,21を形成し,両支持爪2
0,21の間に開口部22が形成されている。支持爪2
0,21は,中間部が内方へ突出するように折り曲げら
れ,その突出先端23,24間の間隔Lは貫通孔12の
肉厚Tよりも若干狭く設定されている。このような支持
爪20,21では,図4(b)に示すように,貫通孔1
2の内周面を本体5の外周面に当接させた状態で,両支
持爪20,21間に貫通孔12の周縁部を挟持すると,
突出先端23,24が支持爪20,21の弾性力で貫通
孔12周縁部の両面に圧接し,吹き付け用保護管1が貫
通孔12に固定される。また,図5(a)に示すよう
に,支持爪30,31の中間部を本体5の径方向外方へ
突出するように折り曲げ,支持爪30,31の先端縁
を,貫通孔12周縁部の両面に圧接させるようにしても
よい。
【0008】さらに,図6(a)に示すように,展開状
態で長方形の鋼板2に,3個1組の支持爪32…と,2
個1組の支持爪33,33とを切り起こし加工により形
成して,その鋼板2を図6(b)に示すように,円筒状
に丸めて吹き付け用保護管1を構成することもできる。
この場合には,3個1組の各支持爪32を三角形の3つ
の頂点を形成するように配置し,各支持爪32による貫
通孔12周縁部の挟み付け力を向上させている。切り起
こし加工により支持爪を形成するための加工方法を説明
する。例えば図4に示す支持爪20,21を形成するに
は,図7(a)に示すように,鋼板2の裏面側から,先
端部が三角形に突出したパンチ40で支持爪20,21
の先端部を折り曲げながら舌状に切断し,次いで図7
(b)に示すように,パンチ40の基端部で支持爪2
0,21の基端部を上方から下方へ向かって屈曲させる
ことにより中間部が内側に突出した支持爪20,21が
形成される。次に,図5に示す支持爪30,31を形成
するには,図7(c)に示すように,鋼板2の裏面側か
ら中央部が三角形に突出したパンチ41で支持爪30,
31の中間部を折り曲げながら鋼板2を切断することに
より,中間部が本体5の径方向外方へ折り曲げられた支
持爪30,31が形成される。更に,図6に示すよう
に,支持爪33,34の中間部35に鋼板2を残す場合
には,図7(d)に示すように,鋼板2の裏面側から底
面が斜面状に形成された2個のパンチ42,43で支持
爪33,34の先端部を切断しながら基端部から折り曲
げ,その後にパンチを交換して支持爪33,34が所定
の形状に折り曲げられる。図8は磁石43により鉄骨1
1と支持爪4とを結合した場合を示している。この場
合,比較的容易に保護管1の位置を変化させることがで
きる。
【0009】
【考案の効果】本考案にかかる吹き付け用保護管は,上
記したように構成されているため,鉄骨に形成された貫
通孔の周縁部を両面から挟持する支持爪により,吹き付
け用保護管を貫通孔に対して確実に固定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例にかかる吹き付け用保護管
を示す斜視図。
【図2】 吹き付け用保護管を鉄骨に装着した使用状態
を示す縦断面図。
【図3】 吹き付け用保護管の別の実施例を示す縦断面
図。
【図4】 (a)は切り起こし加工により形成される支
持爪の縦断面図,(b)は吹き付け用保護管を貫通孔に
固定した状態を示す縦断面図。
【図5】 (a)は切り起こし加工により形成される支
持爪の別の実施例を示す縦断面図,(b)はその吹き付
け用保護管を貫通孔に固定した状態を示す縦断面図。
【図6】 (a)は切り起こし加工により形成される支
持爪の更に別の実施例を示す鋼板の展開状態を示す平面
図,(b)はその鋼板を丸めた状態を示す斜視図。
【図7】 (a),(b),(c)および(d)は,そ
れぞれ切り起こし加工により支持爪を形成する際のプレ
ス加工を示す説明図。
【図8】 磁石を用いて吹き付け用保護管を鉄骨に支持
した状態を示す側断面図。
【図9】 従来の吹き付け用保護管の使用状態を示す縦
断面図。
【図10】 従来の吹き付け用保護管を示す斜視図。
【符号の説明】
1…吹き付け用保護管 2…鋼板 3,4…支持爪 11…鉄骨 12…貫通孔 15…管材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の鉄骨に形成された貫通孔内に通
    される管材等を支持するべく上記貫通孔に差し込まれ,
    上記貫通孔との隙間に吹き付けることにより係止して用
    いられる吹き付け用保護管において, 上記貫通孔に差し込んで係止する時には筒状に丸めて用
    いられ展開状態で長方形の鉄板部材の表面に,使用状態
    で上記貫通孔周縁部をその両面から挟持する支持爪を複
    数対設けたことを特徴とする吹き付け用保護管。
  2. 【請求項2】 上記一対の支持爪の内,少なくとも一方
    の支持爪はバネ鋼で形成されている請求項1に記載の吹
    き付け用保護管。
  3. 【請求項3】 上記一対の支持爪の一方または双方は,
    鉄板部材の一部を切り起し加工して形成されている請求
    項1または請求項2に記載の吹き付け用保護管。
  4. 【請求項4】 鉄骨の貫通孔内周面に係合して貫通孔の
    径方向に上記筒体を位置決めする係合部を有する請求項
    1,請求項2または請求項3のいずれかに記載の吹き付
    け用保護管。
  5. 【請求項5】 上記支持爪に磁石を吸着し,該磁石を介
    して鉄骨に支持するようにした請求項1,請求項2,請
    求項3または請求項4のいずれかに記載の吹き付け用保
    護管。
JP3715193U 1993-07-07 1993-07-07 吹き付け用保護管 Expired - Lifetime JPH0746854Y2 (ja)

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JPH078695U JPH078695U (ja) 1995-02-07
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