JP2539267Y2 - コンクリート型枠支保装置 - Google Patents

コンクリート型枠支保装置

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JP2539267Y2 JP1990097088U JP9708890U JP2539267Y2 JP 2539267 Y2 JP2539267 Y2 JP 2539267Y2 JP 1990097088 U JP1990097088 U JP 1990097088U JP 9708890 U JP9708890 U JP 9708890U JP 2539267 Y2 JP2539267 Y2 JP 2539267Y2
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はコンクリート型枠に取付け背面へ突出させた
タイロッドの楔穴へ、端太材外側の座金枠の外側で楔を
打込み、該型枠を端太材へ連結固定するための装置に関
する。
<従来の技術> タイロッドは型枠身体の種類や対向し対をなす型枠の
間のセパレータの種類などに応じ種々のものが使用され
るが、型枠背面の端太材の背面側でタイロッドへ打込む
楔と、この楔の前面と端太材背面との間に介在させる座
金枠とは常に一組の関連部材として繰返し再使用され
る。
そのため、楔と座金枠のいずれか一方が型枠組立工事
現場で手元にないときには円滑な施工に支障を来すこと
になる。その対策として、両者を長いチェーンで連結し
たものは実公昭59−29082号公報に見られ、また座金枠
に長穴を設け楔の横方向のピンを該長穴へ変位可能、た
だし離脱不能に係合させたものは同59−42451号公報に
提案されている通りである。
<考案が解決しようとする課題> しかし、長いチェーンは楔打込み及び取外し操作の際
に邪魔であり、ピンは楔に繰返し加えられる強い外力に
より損傷を受けやすいという難点がある。
本考案の目的は、楔と座金枠との間の従来の連結構造
における問題を解消し、楔打込み及び取外し操作を阻害
せず、しかも耐久性にも優れたものを提供することにあ
る。
<課題を解決するための手段> 上記の目的を達成するべく本考案のコンクリート型枠
支保装置は、型枠の背面に接当させた端太材の背部に当
て付け可能な座金枠と、この座金枠の連結穴に貫通保持
され且つ一端を前記コンクリート型枠に係止可能なタイ
ロッドと、前記座金枠の背部で該タイロッドの他端側に
形成した楔穴に打ち込むことにより該タイロッドおよび
前記座金枠を介してコンクリート型枠を端太材へ締め付
け固定する楔とからなる装置において、前記座金枠にお
ける楔打ち込み案内用の略々前記楔の厚さに等しい間隔
をおいて対向した左右両ガイド板の少なくとも一方に、
他方へ向けてプレス打ち出しにより膨出させて突出した
突起を形成すると共に、該突起に対応した側の、前記楔
の少なくとも一方の側面には該楔の狭幅側先端の内側と
広幅側終端の内側との間において該楔の打ち込み方向に
沿った凹条を形成してあり、前記突起にスライド嵌合す
る該凹条の始端から前記楔の先端までの間隔を、前記座
金枠の連結穴から前記ガイド板の突起までの間隔よりも
小としてあり且つ該突起が楔を座金枠からの離脱を不能
に保持する構成とし、前記座金枠が一枚の板材をプレス
成形したものであることを特徴とする。
<作用> 本考案の支保装置にあっては、座金枠のタイロッド連
結穴を避けた領域に形成した1対のガイド板に楔がスラ
イド可能に挟持され、該ガイド板の内面に設けた突起
が、楔側面の長い凹条へスライド可能に嵌合している。
そして楔打込み前には、該凹条の始端部位へ前記突起が
位置しており、凹条始端と楔の狭幅側先端との間の間隔
が前記突起と連結穴の間の間隔、詳しくはそれらの対向
端縁間の間隔よりも小であるため、タイロッド連結穴が
楔の始端により塞がれる恐れがない。
従って、型枠背面の端太材を当てタイロッドを端太材
背面の座金枠の穴へ貫通させたのち、座金枠背面側にお
いて楔をタイロッドの楔穴へ常法に従い打込めばよく、
ガイド板内面の突起は楔側面の凹条の中を該凹条の終端
に向かってスライド変位するので、楔の打込み操作を妨
げる恐れはない。コンクリート硬化後の型枠解体の際に
楔を抜くときには、逆方向に楔を打ち、その先端をタイ
ロッド連結穴から退避させればよく、その間終始一貫し
てガイド板の突起と楔の凹条との間の連結関係は保持さ
れる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
第1図乃至第4図の第1実施例においては、型枠(1)
の背面側の補強ウェブ(1a)に端太材(2)が常法に従
い接当させられ、該端太材(2)の背部には座金枠
(3)が配置されるものである。軟鋼板等の板材をプレ
ス成形してなる該座金枠(3)は、その上下両端近傍部
位を90°強の角度に折り曲げ、厚板材をもって形成した
後記楔(7)の底面を誘導する1対の突条(3c)が上下
両端部に形成されている。そしての座金枠(3)の上下
方向における中央部近傍には連結穴(4)が穿設してあ
り、該連結穴(4)に一端側が貫通保持されるタイロッ
ド(5)は、常法に従いコンクリート型枠(1)へ螺棒
片(R)を介して取り付けられ、フランジ部(F)を型
枠内面に接当させた該螺棒片(R)の他端には中間接続
金具(セパレータ)(T)が螺止される。
前記座金枠(3)の背部に位置させられるタイロッド
(5)の他端側に形成した楔穴(6)には、狭い幅側先
端(7c)から楔(7)が打ち込まれ、これにより該タイ
ロッド(5)および前記座金枠(3)を介してコンクリ
ート型枠(1)を端太材(2)へ締め付け固定する構成
である。
前記座金枠(3)には楔打ち込み案内用の左右1対の
ガイド板(3a),(3b)が、略々前記楔(7)の厚さに
等しい間隔をおいて対向するべく、前記連結穴(4)を
避けた位置において前記板材の左右両縁部を折り曲げて
形成され、これら左右両ガイド板(3a),(3b)の一方
(3a)には他方(3b)へ向けて突出した突起(8)がや
はり該板材のプレス打ち出しにより形成されている。
前記ガイド板(3a)の前記突起(8)に対応した側
の、前記楔(7)の左右両側面(7a),(7b)の少なく
とも一方(7a)には該楔の狭幅側先端(7c)の内側と広
幅側終端(7d)の内側との間において該楔7の打ち込み
方向に沿った凹条(9)が削成してある。
前記突起(8)にスライド嵌合する該凹条(9)の始
端(9a)から前記楔(7)の狭幅側先端(7c)までの間
隔(D)は、前記座金枠(3)の連結穴(4)と前記ガ
イド板(3a)の突起(8)との対向端縁間の間隔(d)
よりも小としてある。そして、このような突起(8)と
凹条(9)が常時嵌合状態を維持するよう前記ガイド板
(3a),(3b)は楔(7)の両側面(7a),(7b)へス
ライド可能に密接させられている。製作の際には、前記
ガイド板(3a),(3b)の間隔を楔(7)の厚さよりや
や大としておき、該間隔内へ該楔を第4図矢印(Y)の
如く挿入して前記突起(8)を凹条(9)へ嵌合させた
後、両ガイド板(3a),(3b)を強く挟圧変形させるこ
とにより両部材(3),(7)を係合させる。従って一
旦楔を取付けた後は、第1図及び第2図のように該突起
(8)が楔(7)を座金枠(3)からの離脱を不能に保
持する作用をなす。
使用に当たっては、第2図に鎖線で示したように楔
(7)の先端(7c)を座金枠(3)の連結穴(4)と干
渉しない位置へ(図において上方へ)退避させた状態で
端太材(2)の背面に座金枠(3)を当てつけ、上下1
対の端太材(2),(2)の間に介在させたタイロッド
(5)を該連結穴(4)へ挿通し、次いで該タイロッド
(5)の楔穴(6)が少なくとも部分的には座金枠外面
よりも外方へ出たことを確認した後、広幅側終端(7d)
を叩打してタイロッド(5)の楔穴(6)に楔(7)を
十分深く打ち込む。
非使用時には前記の退避姿勢のままで保管してもよい
が、格納スペース、取扱及び破損防止の観点から、通常
は第2図のように楔(7)を押し込んだ姿勢としてあ
る。
第5図及び第6図に示した第2実施例においては、タ
イロッド用の連結穴(4)に関してガイド板(3a),
(3b)のない側の座金枠(3)の部分を端太材(2)の
高さ(H)に相当した高さとなるよう折り曲げてある点
で第1実施例と相異している。
従って、この場合には1本のタイロッド(5)に対し
て端太材(2)を1本用意するのみでよい。しかし、そ
の他の点では第1実施例と同様である。
第7図及び第8図の第3実施例では、円筒形の端太材
(2)に適合する曲面形状を座金枠(3)の上下両端部
に賦与してあるが、その他の諸点では第1実施例と何ら
異ならない。
第1〜3実施例においてはガイド板(3a)若しくは
(3b)の内面に1個の細長い突起(8)を設けてある
が、第9図の第4実施例では、座金枠(3)の表面に対
し平行となるよう該表面から同じ高さに2個の小円形の
突起(8),(8)を打ち出し形成してある。しかし、
その作用等においては既述の各実施例と同様である。
第10図及び第11図の第5実施例は、楔(7)の両側面
に凹条(9),(9)を削成し、これに対応して座金枠
(3)の両ガイド板(3a),(3b)の対向内面に夫々突
起(8),(8)を打ち出し形成してあるので、座金枠
(3)による楔(7)の保持作用は一層強固確実なもの
となっている。しかし、その他の諸点では既述の各実施
例とやはり同様である。
以上の本考案装置に対しては、突起(8)なしのガイ
ド板を、タイロッド連結穴(4)に関して既述の突起つ
きガイド板(3a),(3b)の反対側に配設するなどの改
変を加えることができる。
<考案の効果> 本考案装置は以上の如く構成されているので、楔の側
面には凹条を形成し、座金枠は一枚の板材をプレス成形
したものであって、元来必要であったガイド板部の形状
を少し変えるのみでよく、その製作は従来のものよりも
寧しろ容易であり、コンクリート型枠への着脱には楔の
叩打と摺動のみでよく使用に際して何ら特別の操作を要
することがない等々の利点を確保しつつ冒頭に記した考
案目的を十分に達成するものであり、実用上の効果は顕
著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の使用状態を示す縦断側面図、第2
図は非使用状態を示した正面図、第3図は第2図中のII
I−III線に沿った断面図、第4図は要部の組立方法を示
した分解斜視図、第5図は第2実施例における要部側面
図、第6図は同じく正面図、第7図は第3実施例の要部
側面図、第8図は同じく正面図、第9図は第4実施例の
要部側面図、第10図は第5実施例の要部側面図、第11図
は同じく要部断面図である。 図中(1)はコンクリート型枠、(2)は端太材、
(3)は座金枠、(3a),(3b)はガイド板、(4)は
連結穴、(5)は連結穴、(6)は楔穴、(7)は楔、
(7a),(7b)は楔の側面、(7c)は狭幅側先端、(7
d)は広幅側終端、(8)は突起、(9)は凹条、(9
a)は凹条の始端、(D),(d)は間隔である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート型枠(1)の背面に接当させ
    た端太材(2)の背部に当て付け可能な座金枠(3)
    と、この座金枠(3)の連結穴(4)に貫通保持され且
    つ一端を前記コンクリート型枠(1)に係止可能なタイ
    ロッド(5)と、前記座金枠(3)の背部で該タイロッ
    ド(5)の他端側に形成した楔穴(6)へ打ち込むこと
    により、該タイロッド(5)および前記座金枠(3)を
    介してコンクリート型枠(1)を端太材(2)へ締め付
    け固定する楔(7)とからなる装置において、前記座金
    枠(3)における楔打ち込み案内用の略々前記楔(7)
    の厚さに等しい間隔をおいて対向した左右両ガイド板
    (3a),(3b)の、少なくとも一方に他方へ向けてプレ
    ス打ち出しにより膨出させて突出した突起(8)を形成
    すると共に、該突起(8)に対応した側の前記楔(7)
    の少なくとも一方の側面(7a),(7b)には、その狭幅
    側先端(7c)の内側と広幅側終端(7d)の内側との間に
    おいて該楔の打ち込み方向に沿い前記突起(8)にスラ
    イド嵌合する凹条(9)を形成してあり、該凹条(9)
    の始端(9a)から前記楔(7)の先端(7c)までの間隔
    (D)を、前記座金枠(3)の連結穴(4)から前記ガ
    イド板の突起(8)までの間隔(d)よりも小としてあ
    ると共に、該突起(8)がこれに嵌合した凹条(9)を
    介して座金枠(3)からの離脱を不能に前記楔(7)を
    保持する構成とし、前記座金枠(3)が一枚の板材をプ
    レス成形したものであることを特徴とするコンクリート
    型枠支保装置。
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