JPH074681U - エレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ - Google Patents
エレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラInfo
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- JPH074681U JPH074681U JP3788593U JP3788593U JPH074681U JP H074681 U JPH074681 U JP H074681U JP 3788593 U JP3788593 U JP 3788593U JP 3788593 U JP3788593 U JP 3788593U JP H074681 U JPH074681 U JP H074681U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全かつ能率良く短時間に昇降して保守点検
などができるエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ
を提供すること。 【構成】 各駐車室12が設けられる建築物13の上端
部にゴンドラ用アーム14を設け、このアーム14の先
端からワイヤロープ17を吊り下げて保守用ゴンドラ2
0に連結し、ゴンドラ用アーム14上に巻上機16を設
けて昇降できるようにする。さらに、この保守用ゴンド
ラ20に開閉可能な乗降用タラップ29と乗降用扉30
を設ける。これにより、保守用ゴンドラ20に作業者が
乗って各駐車室12の渡り板25や昇降装置駆動部26
の点検台27の個所に停止して乗り移るなどで、安全か
つ能率良く保守点検などを行うことができるようにな
る。
などができるエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ
を提供すること。 【構成】 各駐車室12が設けられる建築物13の上端
部にゴンドラ用アーム14を設け、このアーム14の先
端からワイヤロープ17を吊り下げて保守用ゴンドラ2
0に連結し、ゴンドラ用アーム14上に巻上機16を設
けて昇降できるようにする。さらに、この保守用ゴンド
ラ20に開閉可能な乗降用タラップ29と乗降用扉30
を設ける。これにより、保守用ゴンドラ20に作業者が
乗って各駐車室12の渡り板25や昇降装置駆動部26
の点検台27の個所に停止して乗り移るなどで、安全か
つ能率良く保守点検などを行うことができるようにな
る。
Description
【0001】
この考案は、エレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラに関し、各駐車室およ び駆動部の保守を安全で能率良くできるようにしたものである。
【0002】
立体的に空間を利用して自動車を駐車する装置の一つにエレベータ方式駐車装 置があり、上下方向に立体的に配置されて自動車を収納する駐車室と、各駐車室 の間を昇降する自動車昇降装置とを組合わせて独立もしくは他の建築物の内部に 設置されて構成されている。
【0003】 このようなエレベータ方式駐車装置では、各駐車室及び各駐車室に格納するた めに自動車を昇降させる自動車昇降装置(エレベータ)の最上階の駆動部を定期 的もしくは必要に応じて保守・点検する必要がある。
【0004】 この保守を行うためには、最上階の駐車室の上部まで行く必要があり、従来は 、建築物に取付けてあるタラップを使って作業者が昇降し、必要な保守などを行 ったり、自動車昇降装置の自動車を載せるフォーク型のステージに板をはり、こ の板の上に作業者が乗って昇降して保守などを行っている。
【0005】
ところが、従来のタラップを使って昇降する場合には、当該駐車装置の自動車 の収容台数によっては、地上から50m程度の高さまで昇降しなければならず、 昇降に時間が掛かるとともに、作業者の負担も大きく、転落の危険もある。
【0006】 一方、自動車昇降装置のステージに板をはって昇降する場合には、保守のたび に板の運搬やその固定が必要となるとともに、通常の自動車の入出庫の際の昇降 速度が速いため、作業者がバランスを崩しやすく危険である。
【0007】 また、通常、ステージの昇降操作は駐車装置の建築物の外部で行う場合が多く 、作業者のほかに昇降のための操作者が必要となったり、作業者だけで昇降操作 できるようにステージに操作スイッチを設けると、通常の入出庫の場合に邪魔に なるため、その収納場所を確保しなければならないなどの問題がある。
【0008】 この考案は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、安全かつ能率良 く短時間に昇降して保守点検などができるエレベータ方式駐車装置の保守用ゴン ドラを提供しようとするものである。
【0009】
上記課題を解決するためこの考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ は、エレベータ方式駐車装置の各駐車室が設けられる建築物内部の上端部にゴン ドラ用アームを設置し、このゴンドラ用アームの先端から保守用ゴンドラを吊り 下げて昇降するワイヤロープを懸垂させる一方、このワイヤロープに吊り下げら れる保守用ゴンドラに、乗降可能とする乗降用タラップと乗降用扉とを開閉可能 に設けたことを特徴とするものである。
【0010】
この考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラによれば、各駐車室が設 けられる建築物の上端部にゴンドラ用アームを設け、このアームの先端からワイ ヤロープを吊り下げて保守用ゴンドラに連結し、建築物側やゴンドラ側に巻上装 置などを設けて昇降できるようにし、さらに、この保守用ゴンドラに開閉可能な 乗降用タラップと乗降用扉を設けるようにしており、保守用ゴンドラに作業者が 乗って各駐車室や駆動部のところに停止して乗り移るなどで、安全かつ能率良く 保守点検などを行うことができるようになる。
【0011】
以下、この考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1〜図5はこの考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラの一実施例 にかかり、図1は全体の正面図および側面図、図2は全体の平面図、図3は保守 用ゴンドラ部分の正面図、図4は保守用ゴンドラ部分の側面図、図5は保守用ゴ ンドラ部分の平面図である。
【0012】 このエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ10は、図1,2に示すように 、エレベータ方式駐車装置11の各駐車室12の外側を囲う建築物13の内側上 端部に2本のゴンドラ用アーム14が水平に取付けられている。
【0013】 この2本のゴンドラ用アーム14は、図3〜図5に示すように、建築物13の フレーム15にボルト等で取付けられて建築物13の両側方から背部中央に向か って「ハ」字状に設置してあり、駐車室12と干渉しないようにしてある。
【0014】 これら2本のゴンドラ用アーム14の基端上部には、それぞれ巻上機16が取 付けられ、この巻上機16のゴンドラ用アーム14を挾む下方には、巻上機16 で巻き上げたり、繰り出したりするワイヤロープ17の収納用のワイヤリール1 8が垂直軸回りに回転可能に取付けられ、ワイヤロープ17によってワイヤリー ル18に加わる力で回転されるようになっている。
【0015】 さらに、ゴンドラ用アーム14の先端上部には、ワイヤロープ17を吊り下げ るためのシーブ19が設けてあり、2本のワイヤロープ17を建築物13の背面 近くに平行に垂らすことができるようにしてある。
【0016】 これら2本のワイヤロープ17の下端には、保守用ゴンドラ20が吊り下げら れるようになっており、保守作業など必要のある場合にのみ連結するようにして ある。このため、2本のワイヤロープ17の下端には、ワイヤロープ17の収納 時に、2本のワイヤロープ17を収納用ビーム21で連結した状態にしておくと ともに、それぞれのワイヤロープ17に重り22が摺動可能に通され、これら重 り22が上限リミットスイッチ23と連動するようになっており、ワイヤロープ 17が所定の上限位置まで巻き取られると、収納用ビーム21が重り22に当た り、上限リミットスイッチ23によって巻上機16を停止するようにし、ワイヤ ロープ17が吊り下がった状態にしておくことができるようになっている。
【0017】 保守用ゴンドラ20の内部には、操作盤24が取付けられて昇降操作ができる ようになっていて作業者が乗って昇降して各駐車室12のある階の渡り板25や 最上階の駐車用昇降装置の駆動部26のある点検台27に乗り移って点検や修理 などの保守を行うものである。さらに、ワイヤロープ17のみの巻き取り、巻き 戻しを地上でできるように、地上部分にも巻上機16の操作スイッチ28が設け てある。
【0018】 また、保守用ゴンドラ20には、乗降用タラップ29が前面の両側に設けられ て下端縁を支点に水平軸回りに開閉できるようになっており、この乗降用タラッ プ29の上方には、乗降用扉30が設けられ保守用ゴンドラ20の外側縁を支点 に垂直軸回りに開閉できるようにしてある。
【0019】 したがって、保守用ゴンドラ20の前面の両側は、中央より下側が乗降用タラ ップ29として前方に突き出して床板となる一方、中央より上側が乗降用扉30 として左右に開閉し、乗降用タラップ29を介して各駐車室12の渡り板25に 乗り移ることができる。
【0020】 一方、保守用ゴンドラ20は、保守等の作業を行わない場合には、エレベータ 方式駐車装置11の地下部分(ピット)31にワイヤロープ17を取り外した状 態で収納するようにしてある。
【0021】 このように構成したエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ10による保守 作業は、次のようにして行われる。 まず、地上部分に設けた操作スイッチ28により巻上機16を運転して2本の ワイヤロープ17を地上まで巻き出す。 そして、地下部分31に収納してある保守用ゴンドラ20に2本のワイヤロー プ17の下端の収納用ビーム21を取り外してそれぞれ連結する。 この後、保守用ゴンドラ20内に作業者が乗り、保守用ゴンドラ20内の操作 盤24を操作して巻上機16でワイヤロープ17を巻き取ったり、巻き戻したり して各駐車室12に昇降する。
【0022】 なお、保守用ゴンドラ20内の操作盤24と地上部に設けた操作スイッチ28 とは、被覆電線によって電気的に接続されるとともに、地上側の電線端部はコネ クタにより着脱可能となっている。 そして、各駐車室12に保守用ゴンドラ20を停止し、保守用ゴンドラ20に 備えてある固定ワイヤを駐車装置11側に連結して保守用ゴンドラ20を固定し た後、乗降用タラップ25を前方に倒すようにして駐車室12の渡り板25との 間に橋渡すとともに、乗降用扉26を開いて駐車室12に乗り移る。
【0023】 こうして駐車室12に乗り移ったのち、所定の保守作業を行い、駐車室12か ら保守用ゴンドラ20に戻ることを繰り返す。 全ての駐車室12と最上階の駆動部26などの保守作業が終わった後は、保守 用ゴンドラ20を地上まで下降させて作業者が降り、地上に設置してある操作ス イッチ28を操作して地下部分31の収納位置まで下降させる。
【0024】 そして、ワイヤロープ17を取り外してその下端に収納用ビーム21を連結し た後、ワイヤロープ17を巻き上げて上限位置に停止した状態にして全ての作業 が完了する。
【0025】 このようなエレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ10によれば、専用の保 守用ゴンドラ20を用いるので、安全かつ能率良く各駐車室12の渡り板25や 昇降装置駆動部26の点検台27に昇降して保守作業を行うことができるととも に、作業時間の短縮も図ることができる。
【0026】 また、エレベータ方式駐車装置11側にほとんど構造の変更などを行う必要が なく、従来から空いている空間を利用して設置することができ、しかも使用しな い場合には、ワイヤロープ17を上方に巻き取りかつ、保守用ゴンドラ20を地 下部分31に収納するようにしているので、通常の入出庫作業の邪魔になること もない。
【0027】 さらに、保守用ゴンドラ20に乗降用タラップ29と乗降用扉30を設けてあ るので、各駐車室12などへの乗り移りを安全に行うことができ、これらを閉じ ることで、ゴンドラ昇降時の作業員の転落も防止することができる。 なお、これらの考案は、上記実施例に限らず、この考案の要旨を逸脱しない範 囲で各構成要素を変更できることは言うまでもない。
【0028】
以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの考案のエレベータ方式駐 車装置の保守用ゴンドラによれば、各駐車室が設けられる建築物内部の上端部に ゴンドラ用アームを設け、このアームの先端からワイヤロープを吊り下げて保守 用ゴンドラに連結し、建築物側やゴンドラ側に巻上装置などを設けて昇降できる ようにし、さらに、この保守用ゴンドラに開閉可能な乗降用タラップと乗降用扉 を設けるようにしたので、保守用ゴンドラに作業者が乗って各駐車室や駆動部の 位置に停止して乗り移ることで、安全かつ能率良く保守点検などを行うことがで きる。 また、乗降用タラップと乗降用扉を設けるようにしたので、各駐車室などへの 乗り移りを安全に行うことができる。
【図1】この考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴ
ンドラの一実施例にかかる全体の正面図および側面図で
ある。
ンドラの一実施例にかかる全体の正面図および側面図で
ある。
【図2】この考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴ
ンドラの一実施例にかかる全体の平面図である。
ンドラの一実施例にかかる全体の平面図である。
【図3】この考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴ
ンドラの一実施例にかかる保守用ゴンドラ部分の正面図
である。
ンドラの一実施例にかかる保守用ゴンドラ部分の正面図
である。
【図4】この考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴ
ンドラの一実施例にかかる保守用ゴンドラ部分の側面図
である。
ンドラの一実施例にかかる保守用ゴンドラ部分の側面図
である。
【図5】この考案のエレベータ方式駐車装置の保守用ゴ
ンドラの一実施例にかかる保守用ゴンドラ部分の平面図
である。
ンドラの一実施例にかかる保守用ゴンドラ部分の平面図
である。
10 エレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ 11 エレベータ方式駐車装置 12 駐車室 13 建築物 14 ゴンドラ用アーム 15 フレーム 16 巻上機 17 ワイヤロープ 18 ワイヤリール 19 シーブ 20 保守用ゴンドラ 21 収納用ビーム 22 重り 23 上限リミットスイッチ 24 操作盤 25 渡り板 26 駆動部 27 点検台 28 地上の操作スイッチ 29 乗降用タラップ 30 乗降用扉 31 地下部分(ピット)
Claims (1)
- 【請求項1】 エレベータ方式駐車装置の各駐車室が設
けられる建築物内部の上端部にゴンドラ用アームを設置
し、このゴンドラ用アームの先端から保守用ゴンドラを
吊り下げて昇降するワイヤロープを懸垂させる一方、こ
のワイヤロープに吊り下げられる保守用ゴンドラに、乗
降可能とする乗降用タラップと乗降用扉とを開閉可能に
設けたことを特徴とするエレベータ方式駐車装置の保守
用ゴンドラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037885U JP2591299Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | エレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037885U JP2591299Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | エレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074681U true JPH074681U (ja) | 1995-01-24 |
JP2591299Y2 JP2591299Y2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=12510003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993037885U Expired - Lifetime JP2591299Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | エレベータ方式駐車装置の保守用ゴンドラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591299Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107245946A (zh) * | 2017-07-04 | 2017-10-13 | 镇江蓝舶科技股份有限公司 | 扶手绳牵引式主缆检修小车 |
-
1993
- 1993-06-17 JP JP1993037885U patent/JP2591299Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107245946A (zh) * | 2017-07-04 | 2017-10-13 | 镇江蓝舶科技股份有限公司 | 扶手绳牵引式主缆检修小车 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2591299Y2 (ja) | 1999-03-03 |
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