JPH0114156B2 - - Google Patents

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JPH0114156B2
JPH0114156B2 JP57078203A JP7820382A JPH0114156B2 JP H0114156 B2 JPH0114156 B2 JP H0114156B2 JP 57078203 A JP57078203 A JP 57078203A JP 7820382 A JP7820382 A JP 7820382A JP H0114156 B2 JPH0114156 B2 JP H0114156B2
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JP
Japan
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rope
girder
angle
rope support
relay
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Application number
JP57078203A
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English (en)
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JPS58197186A (ja
Inventor
Koji Nishihata
Mitsuo Hirata
Ichiro Nakajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP57078203A priority Critical patent/JPS58197186A/ja
Priority to US06/493,512 priority patent/US4527698A/en
Publication of JPS58197186A publication Critical patent/JPS58197186A/ja
Publication of JPH0114156B2 publication Critical patent/JPH0114156B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C23/00Cranes comprising essentially a beam, boom, or triangular structure acting as a cantilever and mounted for translatory of swinging movements in vertical or horizontal planes or a combination of such movements, e.g. jib-cranes, derricks, tower cranes
    • B66C23/62Constructional features or details
    • B66C23/82Luffing gear

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、起伏構造物の途中が折れ曲がるクレ
ーンのロープサポートに係るものである。
〔発明の背景〕 従来のクレーン、例えば橋形クレーンは、高脚
で支えたガーダーを有し、このガーダーは、先端
ガーダーと、根本ガーダーとから成る起伏構造物
と、メインガーダーとから成り、各ガーダー間は
軸で回転自由に一連化されている。
ガーダー沿いには巻上ロープを有し、この巻上
ロープで吊具を支えた荷役用トロリーが各ガーダ
ー間を走行自在である。
このようなクレーンは、USP325018号公報に
より公知であつて、クレーンを休止させる際に、
先端ガーダーを水平に、根本ガーダーを垂直にな
るように折り曲げて起立させている。このような
ガーダーを折り曲げると、巻上ロープが先端ガー
ダーからメインガーダーに渡つて大きく垂れ下が
つて危険となる。この危険性を解消するには、ロ
ープサポートで巻上ロープを支えて垂れないよう
にすることが考え付けるが、ガーダーに単にロー
プサポートを取り付けたのでは、そのロープサポ
ートが邪魔になつて荷役用トロリーが各ガーダー
の全領域を広く走行できなくなり荷役に困難をき
たす欠点がある。
他の従来例として例えば日本国公開実用新案公
報昭和48年49764号で示されているものがある。
この従来例は、ガーダー上を走行するトロリー
と、ガーダー上に走行自由に設置したロープサポ
ートとをロープで接続し、トロリーがロープでロ
ープサポートをけん引しながら走行するとともに
トロリーからロープを繰り出したり巻き取つたり
することでトロリーとロープサポートとの間隔を
適切に調整するものである。この従来例ではトロ
リーとロープサポート間を連結するロープをガー
ダー沿いに張る必要があるのでガーダーが途中で
折れ曲がる型式のクレーンには採用できないとと
もに、トロリーがロープサポートをけん引するか
らトロリーがスムーズに走行できない欠点をもつ
ている。
〔発明の目的〕
したがつて、本発明の目的は、中折れ起伏構造
物の途中が折れ曲がるクレーンにおいて、折れ曲
がつた起伏構造物沿いのロープをたらすことなく
支持して安全を確保するとともにロープの支持手
段に影響されることなく荷役作業を行えるように
することにある。
他の目的として、前述の目的とともに起伏構造
物の起伏作業が迅速に行えるようにする目的を有
する。
〔発明の概要〕
本発明は、起伏する構造物の途中が折れ曲がる
とともに、前記構造物沿いに設けたロープと、前
記ロープを受けるロープサポートとを備えるクレ
ーンにおいて、前記ロープサポートは前記構造物
の先端ガーダを突端寄りと折れ曲がり部分の近傍
との間で駆動装置によつて走行するように設け、
前記構造物の水平状態からの起立角度を検出する
角度検出器を設け、前記構造物を起立させる場合
において前記角度検出器による検出角度が第1の
角度になる以前に前記ロープサポートが前記折れ
曲がり部分の近傍に位置しない場合は前記駆動装
置の運転を停止するように設け、前記構造物を伏
動させる場合において前記検出角度が前記第1の
角度よりも小さい角度において前記駆動装置の運
転を開始させるように設けたことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
第1図、第2図の如く、橋形クレーンは、高脚
1で支えられた一連のガーダーを有し、ガーダー
は、先端ガーダー2と根本ガーダー3とメインガ
ーダー4とから成り、各ガーダー間は軸5,6に
より上下回転自在に連結されている。
各ガーダー2,3,4には荷役用トロリー7が
走行するための走行レール8が第3図の如く備わ
つている。メインガーダー4上には機械室9を有
し、機械室9内の起伏ウインチ10から出された
起伏ロープ11が根本ガーダー3に連結され、起
伏ウインチ10で起伏ロープ11を巻き取ると、
第2図の如く多点で各ガーダーが折れ曲がる。こ
の折れ曲げ時に先端ガーダー2をほぼ水平に保つ
ために、メインガーダー4と先端ガーダー2との
間には第3図の如くリンク12が取り付けてあ
る。このリンク12により先端ガーダー2はほぼ
水平のまま上下する。
機械室9内の巻上ウインチ13から出された巻
上ロープ14はメインガーダー4突端のロープシ
ーブ15で折り返してから、荷役用トロリー7か
ら吊具16を経由して荷役用トロリー7に戻り、
その後に先端ガーダー2の突端に連結されてい
る。
このために巻上ロープ14は各ガーダー沿いに
張られ、巻上ウインチ13で巻上ロープ14を操
作すると吊具16が上下動し、各ガーダー間にわ
たる荷役用トロリー7の移動で吊具16で支えた
荷を荷役する。
先端ガーダー2の走行レール8上には、ロープ
サポート17が走行自在に設置されている。ロー
プサポート17には、第4図の如く、直流式の電
動モーター18で回転されるドラム19から両側
へ繰り出したロープ20を各ロープシーブ20a
で反転させてから連結してあり、ドラム19の回
転で一方側のロープ20を巻き込むと他方側へド
ラム19からロープ20が繰り出されてロープサ
ポート17を引くことができる。モーター18と
ドラム19とは第5図の如く先端ガーダー2に設
置され、各ロープシーブ20aも先端ガーダー2
へ取り付けられている。モーター18の逆転でロ
ープサポート17を逆方向へ引くことができる。
ロープサポート17の構成は、第5図の如く、
巻上ロープ14の下方に配置したサポートロツド
21にブラケツト22を垂直に固定し、このブラ
ケツト22に取り付けた車輪23を先端ガーダー
2の両側に取り付けられた走行レール8上に架載
して成る。このサポートロツド21上部には、第
5図の如く、巻上ロープ14の横ずれを防ぐため
にサポート板24が垂直に固定されている。ブラ
ケツト22は上部が第5図の如く内側に突き出た
ストライカー37とされている。
巻上ロープ14のサポート点は、第3図に示す
如く、先端ガーダー2と根本ガーダー3との連結
用軸5寄りの先端ガーダー2部位下方にある。
このサポート点近くの先端ガーダー2にはスト
ツパー装置25が備わる。ストツパー装置25の
構成は、第6図、第7図、第8図の如く、先端ガ
ーダー2の側板に軸受で回転自在に取り付けた回
転軸26と、回転軸26の両端に取り付けたレバ
ー27と、回転軸26に取り付けられて途中が直
角に曲つたアーム28と、アーム28の突端に取
り付けられたバランスウエイト29と、回転軸2
6に取り付けられてアーム28とは逆方向へ斜め
上方に突き出たアーム30と、アーム30へ軸着
により揺動自在に取り付けたリンク31と、リン
ク31の下端に軸着により揺動自在に取り付けた
ストツパー32と、回転軸26の中央に取り付け
たアーム33と、アーム33突端の下方に伸縮作
動端36が位置するように先端ガーダー2に取り
付けた押上機であるサーボリフター34とから成
る。
ストツパー32は、垂直なロツドであつて、先
端ガーダー2にあけられた上下方向のガイド穴3
5内に上下移動自在な状態で通されている。
以上は第1の実施例の構成であつて、その動作
は次のとおりである。
クレーンが吊具16で吊荷作業して荷役用トロ
リー7が走行レール8上を各ガーダー2,3,4
にわたつて走行移動するクレーン作業時には、第
1図の如く、各ガーダー2,3,4は一直線に水
平になる。この時には、モーター18でドラム1
9を回転させてロープ20を操作すると、ロープ
サポート17は車輪23で走行レール8上を走行
して先端ガーダー2の最突端部に来る。ここで、
モーター18を止めてロープサポート17をトロ
リー7の必要走行区間から退避させておく。よつ
て、トロリー7あるいはトロリー7から下方へ下
つたロープ14部分とロープサポート20とが干
渉することなく荷役領域が広く確保される。
次に、高いマストを有する貨物船が先端ガーダ
ー2下を通過する時やクレーンが作業を休止する
時には、従来通りに起伏ウインチ10で起伏ロー
プ11を巻き取ることで先端ガーダー2と根本ガ
ーダー3とを持ち上げて各ガーダー2,3を軸
5,6を中心に多点で折り曲げ、第2図、第3図
の状態とする。
ガーダーの折り曲げに際しては、トロリー7を
メインガーダー4へ走行移動させてから、モータ
ー18を逆転させドラム19を逆転駆動する。こ
のようにすると、ロープ20が操作されてロープ
サポート20が走行レール8上を車輪23で走行
移動してサポート点に来る。ロープサポート17
がサポート点に来ると、ストライカー37部がレ
バー27を押して回転軸26を回転させる。この
ために、ストツパー32は先端ガーダー2の下方
へ第10図の如くロープサポート17と対向する
高さに突き出る。このような突き出し時にアーム
30は二点鎖線表示の位置から実線表示の位置へ
と回転するが、アーム30の回転軸26を中心と
する回転モーメントのモーメントアーム長さL1
はほとんど変化しない。しかし、バランスウエイ
ト29を支えるアーム28の回転軸26を中心と
するモーメントアームL3はモーメントアームL3
へと減少する。通常は、第10図における回転軸
26を中心とする右回転の回転モーメントが大き
くでるようにアーム28を水平にして最大モーメ
ントアームL2を与えて、何の動力もなくストツ
パー32を上方位置で保持している。しかし、ス
トツパー32が下方へ突き出た後は、アーム30
のモーメントアームがほとんど変化しないにもか
かわらずアーム28のモーメントアームが減少す
るので、左回転方向のモーメントアームが右回転
側よりも相対的に大きくなつて、何の動力を使用
することなくストツパー32の突き出し状態を維
持できる。
このようにした後に、ガーダーが折れ曲つて
も、巻上ロープ14は、サポートロツド21で支
持されて垂れ下がることはない。巻上ロープ14
を支えると、ロープサポート17は第3図に示す
a矢印方向へ力を受けるので、その力の水平分力
で左側へずれ動く。しかし、このずれ動きは、ロ
ープサポート17をストツパー32が受けること
で防止され、確実に巻上ロープ14を支持するこ
とができる。
ロープ支持を解除する場合には、サボリフター
34の伸縮作動端36を伸長させてアーム33の
突端を押し上げる。このようにすると回転軸26
が逆転してストツパー32がロープサポート17
に当らぬ高さにまで上昇して保持される。この保
持力はモーメントアームL3とバランスウエイト
29の重量とにより生じる回転軸26廻りの右側
回転モーメント力で得られ、何等の動力も使用し
ない。その後にロープサポート17を先端ガーダ
ー2の突端側へ退避移動させてロープ支持の解除
を行なう。なお、モーター18が直流式電動モー
ターであるから、モーター18制御が行い易く、
レバー27にストライカー37が衝撃的に当る事
故を防止できる。
この第1の実施例では、ストツパー32とロー
プサポート17とを連動させて確実にロープサポ
ート点で巻上ロープ14を支持できる上に、この
ロープサポート17がクレーン作業時にはトロリ
ー7の走行障害とならぬ位置へ退避移動するので
荷役サービスエリアが広く確保できる。さらに
は、ストツパー32の上下各位置での保持力とし
て何等の動力をも使用せず、単にストツパー32
の解除時にアーム33を押し上げる動力さえ存在
すれば良く極めて省力化できる。また、モーター
18を直流式電動モーターとしてロープサポート
17の走行速度制御が行いやすくなつており、ス
トツパー装置25とロープサポート17間での衝
撃が小さくできる。
本発明の第2の実施例を次に説明する。なお、
第1実施例と同一物には同一符号を付けてある。
本実施例は、第1の実施例に次のような追加構
成を備えている。
即ち、ロープサポート17のブラケツト22に
は第11図の如く両側へ突き出たストライカー3
8,39を備える。ロープサポート17の移動両
極限部に対応する先端ガーダー2には、第11図
の如く、リミツトスイツチ40(接点RSA)、4
1(接点RSB)をスイツチレバーがストライカ
ー38,39と同じ高さで設置される。また、レ
バー27にはスイツチレバーを向い合せてリミツ
トスイツチ42が先端ガーダー2に設置される。
また、根本ガーダー3の回転軸6には第16図の
如く角度検出器としてギヤードリミツトスイツチ
50が取り付けられている。このギヤードリミツ
トスイツチ50の接点GLS6,GLS7,GLS8
の作動設定角は5度、15度、75度にセツトしてあ
る。この設定角は一例であつて、必要に応じて変
更される。そして、接点GLS6は角度5度をこ
えると開き、接点GLS7は角度15度をこえると
開き、接点GLS8は角度75度をこえると閉じる
動作を起す。第12図の如く、直流式電動モータ
ー18のドラム19側の回転軸にブレーキ43
が、反対側の回転軸端にはギヤードリミツトスイ
ツチ44が連結される。このギヤードリミツトス
イツチ44の接点GLS3,GLS4,GLS5の作
動タイミングチヤートは第15図のとおりであ
る。
モーター18の電気回路は第13図の如く、電
源側との間で正確操作リレーRSF1と逆転操作
リレーRSF1とを備える。また、モーター18
のブレーキ装置43はリレーRSB1,RSB2の
いずれかが励磁されるとブレーキ力がなくなりど
ちらのリレーRSB1,RSB2も無励磁の時には
ブレーキ力を発生することができるものである。
サーボリフター34の伸縮駆動用モーター45
は、第13図の如く、リレーRSTを介して電源
側に接続されている。
これらの各機器の運動制御回路は、第14図の
とおりであつて、この回路を各部の動作とともに
説明する。制御を行うためにクレーン運転室内の
制御箱には、停止用釦4PB、ロープサポート1
7前進移動釦1PB、同じく後退移動テスト釦2
PB、サポートリフター34のモーター45のテ
スト釦3PBを備えている。
ストツパー32の上下動は第1の実施例と同じ
くロープサポート17のロープ支持点への到来と
連動するものであつて、ストツパー32の下動に
ついてはそれ自体を電気的に直接制御していな
い。
第2の実施例では、レバー27がロープサポー
ト17のストライカー37に当つて回転すると、
第1の実施例と同じくストツパー32が下方へ突
き出る。これと同時に、レバー27がリミツトス
イツチ42からはなれて、リミツトスイツチ42
の接点RLS1を開かせ、その作動もモーター1
8等の制御の条件回路部に入れて、制御の連動化
をはかつている。
第2実施例において、起伏ウインチで起伏ロー
プを巻き取ると、先の実施例と同じく起伏ロープ
の巻取量に比例して根本ガーダー3が水平位置か
ら上方へ軸6を中心に回転する。同時に、根本ガ
ーダー3と先端ガーダー2間が折れ曲りはじめ
る。根本ガーダー3の上回転にともなつて軸6も
回転し、軸6の回転はギヤードリミツトスイツチ
50に伝えられる。起伏ウインチを操作すると、
例えば起伏ウインチの操作レバーの動きに連動し
て接点BHと接点BFDRがONする。根本ガーダ
ーが上回転中において、上回転直後にはまた回転
角が5度を超えていないので接点GLS6,GLS
7はONで接点GLS8はOFFとなつている。この
ため、リレーR7,R8は励磁されリレーR9は
無励磁となつている。また、ロープサポート17
がまた第11図のA位置にあるからレバー27は
リミツトスイツチ42に当つており、接点RLS
1はONとなつている。このためにリレーR5は
励磁される。また、ロープサポート17がA位置
にあるからギヤードリミツトスイツチ44の接点
GLS4はONになつて接点GLS3はOFFになつて
接点GLS5はONになつている。このためにリレ
ーR3は無励磁でリレーR4,R6は励磁され
る。よつて、自己保持作用によりリレーRSRが
励磁されつづける。
リレーRSR,RSB2が励磁されるので、モー
ター18が回転するとともにブレーキ装置43が
ブレーキ力を発生しない状態となる。
したがつて、ロープサポート17は軸5側へ走
行移動してくる。
根本ガーダー3の回転角が5度を超えると接点
GLS6がOFFになるからリレーR1が無励磁に
なるがリレーRSRは自己保持作用によりなおも
励磁されつづけてロープサポート17が走行しつ
づける。根本ガーダー3の上回転角が15度になる
までにロープサポート17が第11図のB位置に
達すると、第11図に示したストライカー39が
リミツトスイツチ41に当るから接点RS2は
OFFになりリレーR4が無励磁となる。このた
めに、リレーRSRは無励磁となつてモーター1
8が止まる。したがつて、ロープサポート17も
B位置に停止して、軸5の近傍でロープ14をた
るまぬように支持する。
ロープサポート17がB位置に達すると、第1
の実施例と同様にしてストツパー32が下がる。
さらに根本ガーダー3が上回転して回転角15度
を超えると、接点GLS7がOFFになつてリレー
R8が無励磁になる。このためにリレーRSB1
が励磁されることになる。よつて、ブレーキ装置
43がブレーキ力を発生しない状態となる。この
状態は根本ガーダー3が上回転角75度になるまで
つづけられる。75度を超えると、接点GLS8が
OFFしてリレーR9が無励磁となつて、起伏ウ
インチを止める作用を起す。即ち、リレーR9の
無励磁状態を起伏ウインチの停止条件にするイン
ターロツク回路(図示せず)をクレーンが備えて
いる。起伏ウインチの稼動中にON状態になつて
いる接点BFDRは起伏ウインチの停止と共に
OFF状態となつて各リレーRSB1,RSB2を無
励磁とする。よつて、ブレーキ装置43はブレー
キ力を発生してロープサポート17を確実に停止
させる。ブレーキ装置43がブレーキ力を発生す
るまでに、巻上ロープ14がロープサポート17
をストツパー32側へ押し戻すのでロープサポー
ト17はストツパー32に押し当つた状態で止め
られる。このようにして止めることにより、ブレ
ーキ装置43やロープ20などに無理を加えない
ようにしてある。また、ブレーキ装置43とスト
ツパー32とでロープサポート17が止められる
ので、ブレーキ装置にすべりを生じても確実にロ
ープサポート17を正確な位置停止させつづけて
巻上ロープ14をたるみなく支持できる。
尚、根本ガーダ3が15度に起立すると、接点
GLS6,GLS7がそれぞれOFFするので、リレ
ーR7,R8の接点がOFFとなり、リレーRSR
がOFFとなる。このため、ロープサポート17
の走行は停止させられる。起立角度の増加に伴つ
てロープサポート17(モーター18)に加わる
力が増加するため、安全のために停止させるもの
である。
次に、起立した根本ガーダ3を伏動させ、水平
にする場合について説明する。まず接点1PBを
押してONさせる。根本ガーダー3が最上方(上
回転角75度)に回転している状態ではロープサポ
ート17が第11図のB位置にあるから接点
GLS3はONになり接点RS1はONになつてい
る。このためにリレーR3が励磁されてリレー
RSFRが励磁される。このリレーRSFRが励磁さ
れるとリレーRSFRの自己保持作用が得られる。
よつて、接点1PBの押し動作を止めてもリレー
RSFRは励磁されつづける。また、ロープサポー
ト17が第11図のB位置にあるから接点GLS
5はOFF状態であるとともに根本ガーダー3が
上回転角5度を超えているので接点GLS6は
OFFとなつている。このために各リレーR6,
R7が無励磁となつており、したがつて、またモ
ーター18やリフター24の駆動モーター45も
動作しない。また、根本ガーダー3の下回転中は
起伏ウインチを動作させているので接点BFDRが
ONとなつている。
根本ガーダー3の下回転が進行して、根本ガー
ダー3の角度が5度未満になると、接点GLS6
がONしてリレーR7が励磁される。よつて、こ
の時にはじめてリレーRSTが励磁される。この
時点では根本ガーダー3の回転角が15度未満なの
で接点GLS7がON状態となつてリレーR8が励
磁されている。よつて、リレーRSB2とリレー
RSTが共に励磁されてブレーキ装置がブレーキ
力を発生しない状態になり、さらにはモーター4
5が回転しはじめてリフター24に伸長作用を与
え、レバー33を押し上げ、ストツパー32を上
昇させる。ストツパー32が上昇するとレバー2
7が回転してリミツトスイツチ42に当り接点
RLS1をONする。よつてリレーR5が励磁され
る。よつて、リレーRSFが励磁されることにな
る。このリレーRSFの励磁によりモーター18
が逆転してロープサポート17を第11図のA位
置側へ逆走させる。
ロープサポート17が第11図のA位置に達す
ると、接点GLS3がOFFとなるばかりか、スト
ライカー38がリミツトスイツチ40に当つて接
点RS1をOFFにするのでリレーR3は無励磁と
なる。よつて、リレーRSFは無励磁となつて、
モーター18は停止する。モーター18の停止に
よつてロープサポート17はA位置に止まる。A
位置に止まつたロープサポート17は巻上ロープ
14と接することはなく、巻上ロープ14の動き
がスムーズである。
このように、第2実施例によれば自動的にロー
プサポート17を移動できるのでロープサポート
17の移動操作に運転者が手間どることがないと
ともにロープサポート17の移動を両ガーダー
2,3間の折り曲げ作業と連動させることができ
るので、巻上ロープ14をたるませない状態で両
ガーダー2,3間を折り曲げる作業が短時間に行
える。
また、第2実施例では第14図の制御回路にス
イツチ2PB,3PB,4PBを備えており、スイ
ツチ2PBを押してONさせると、接点BHにかか
わりなくモーター18を回転駆動できロープサポ
ート17をストツパー32から軸5側へ後退させ
ることができる。このことは、ストツパー32に
ロープサポート17が強く押し当つてストツパー
32が上がりにくい時に、ストツパー32を上げ
やすくする場合に便利である。また、スイツチ3
PBを押してONすると、リレーRSFRやリレーR
6にかかわりなくリレーRSTを励磁してストツ
パー32を上げることができる。よつて、各スイ
ツチ2PB,3PBを利用すれば手動によつてスト
ツパー32を楽に上げることができる。また、ス
イツチ4PBを押してOFFすると、各リレー
RSF,RSFR,RSR,RSTおよび後述するリレ
ーTDREの励磁を解消することが手動にて行え
るので、事故を生じた時に第14図に示す制御回
路の機能を全部停止して安全を確保するのに役立
つ。
第2実施例においては、安全装置として、安全
回路Sが第14図に示す制御回路内に備えられて
いる。
即ち、根本ガーダー3を回転角5度未満に下げ
リレーRSTが励磁された状態になつても、スト
ツパー32がロープサポート17に引つ掛つて上
昇しない場合には、安全回路S内でリレー
RSFR,R7,R6,R5がON状態になる。よ
つて、タイマーリレーTDREが励磁されて一定
の時間だけタイマーリレーTDREがON状態にな
つてリレーRSRを励磁する。このために、モー
ター18がロープサポート17をストツパー32
から軸5側へ一定の時間だけ移動させてはなす。
よつて、ストツパー32はリフター34に無理を
かけることなく上昇できて安全である。
また、ギヤードリミツトスイツチ50の作動設
定角を5度、15度、75度に設定したが、ロープ1
4のたるみ程度に応じて5度、15度の角度を変更
してセツトしても良い。この角度をセツトするに
あたつては根本ガーダー3の各回転角(起立角)
ごとのロープ14のたるみ量を確認して、そのロ
ープのたるみで危険状態が生じないような角度と
することが好ましい。第2実施例は好ましい角度
として、ロープ14をサポート完了するタイミン
グを15度以前に、ロープ14を非サポートするタ
イミングを5度にしている。起立動作時のロープ
サポートの走行可能角度(15度)よりも伏動動作
時のロープサポートの走行開始角度を小さくして
いる。起立動作時にはロープサポート走行方向に
対向してロープの重量が加わるので、起立開始と
共にロープサポートの走行を開始しても時間を要
する恐れがあるため、走行可能角度を大きくして
ロープサポートの非常停止の頻度を少くしてい
る。一方、伏動動作時には走行方向に向けてロー
プの重量が加わるので、過速の恐れがあり、角度
を小さくしている。本発明は前述の各実施例に限
定されるものではなく、例えば、第2実施例では
軸6にギヤードリミツトスイツチ50を接続した
が、起伏ウインチの回動軸にギヤードリミツトス
イツチ50を回転力を受けるように接続して、そ
の回転軸の回転量に比例した根本ガーダー3の回
転角を検出するようにしても良い。さらには、ロ
ープサポート17の移動駆動装置としてはラツ
ク・ピニオン式駆動装置や車輪23をモーターで
回転駆動する方式の駆動装置であつても良い。ま
た、制御回路も、第14図に示した電気回路によ
らず、その電気回路の機能と同等の機能を有する
プログラムを有するコンピユータを利用するもの
であつても良い。
このように、本発明を逸脱しない範囲で種々な
変形例がある。第2の実施例によれば、多点で折
れ曲がるガーダーのロープサポート作業に関して
自動的に行えるので運転の能率を上げることがで
きる。また、ガーダー起伏とロープサポートの運
転とサーボリフター運転間のインターロツクによ
り、安全性が確保できる。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によれば、多点で折れ曲が
るガーダーを備えるクレーンにおいて、ガーダー
を起立させた場合にロープサポートを移動させて
ロープを支えるので、ロープをたらすことがなく
安全を計ることができるものである。また、ガー
ダーを起立させる場合、伏動させる場合のそれぞ
れの場合においてロープサポートの走行可能なガ
ーダの起立角度を定めているので、ロープサポー
トの移動を小動力でかつ安全に行うことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例によるクレーン
の全体図、第2図は第1図に示したクレーンのガ
ーダー折れ曲げ時の全体図、第3図は第2図の要
部拡大図、第4図は第3図に示したロープサポー
トの移動装置の概略図、第5図は第3図のA−A
矢視図、第6図は第3図のB−B矢視図、第7図
は第3図に示したストツパー装置の非作動時のス
ケルトン斜視図、第8図は第7図のC矢視図、第
9図は第3図に示したストツパー装置の作動時の
スケルトン斜視図、第10図は第9図のD矢視
図、第11図は本発明の第2の実施例によるガー
ダー折れ曲がり後の先端ガーダー部立面図、第1
2図は第11図のE−E矢視図、第13図は第1
1図、第12図に示した各機器用モーターおよび
ブレーキの電源供給回路図、第14図は第11
図、第12図に示した各機器の回路図、第15図
は第12図に示したギヤードリミツトスイツチの
各接点作動チヤート図、第16図は第11図に示
した根本ガーダーの起伏角度表示図である。 2……先端ガーダー、3……根本ガーダー、4
……メインガーダー、5,6……回転軸、7……
トロリー、8……走行レール、14……巻上ロー
プ、17……ロープサポート、18……モータ
ー、19……ドラム、20……ロープ、23……
車輪、25……ストツパー装置、32……ストツ
パー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 起伏する構造物の途中が折れ曲がるととも
    に、前記構造物沿いに設けたロープと、前記ロー
    プを受けるロープサポートとを備えるクレーンに
    おいて、前記ロープサポートは前記構造物の先端
    ガーダを突端寄りと折れ曲がり部分の近傍との間
    で駆動装置によつて走行するように設け、前記構
    造物の水平状態からの起立角度を検出する角度検
    出器を設け、前記構造物を起立させる場合におい
    て前記角度検出器による検出角度が第1の角度に
    なる以前に前記ロープサポートが前記折れ曲がり
    部分の近傍に位置しない場合は前記駆動装置の運
    転を停止するように設け、前記構造物を伏動させ
    る場合において前記検出角度が前記第1の角度よ
    りも小さい角度において前記駆動装置の運転を開
    始させるように設けたことを特徴とする中折れ起
    伏構造物を備えたクレーンのロープサポート装
    置。
JP57078203A 1982-05-12 1982-05-12 中折れ起伏構造物を備えたクレーンのロープサポート装置 Granted JPS58197186A (ja)

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US06/493,512 US4527698A (en) 1982-05-12 1983-05-11 Method of and apparatus for supporting rope of crane having articulating structure

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