JPH0746600Y2 - 自動車のヘッドランプベゼル - Google Patents

自動車のヘッドランプベゼル

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Publication number
JPH0746600Y2
JPH0746600Y2 JP8044589U JP8044589U JPH0746600Y2 JP H0746600 Y2 JPH0746600 Y2 JP H0746600Y2 JP 8044589 U JP8044589 U JP 8044589U JP 8044589 U JP8044589 U JP 8044589U JP H0746600 Y2 JPH0746600 Y2 JP H0746600Y2
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JP
Japan
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bezel
shelf
headlamp
door
water
Prior art date
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Application number
JP8044589U
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JPH0319774U (ja
Inventor
誠 小川
宏之 須鴨
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ヘッドランプのまわりを取り囲むヘッドラン
プベゼルであって、その前部から後部へ湾曲しながら延
びていて、ヘッドランプ上方のベゼル上部の上面にほぼ
水平な棚状部が形成され、前記後部における棚状部の後
端は隙間をあけてドアに隣接して位置している自動車の
ヘッドランプベゼルに関する。
〔従来の技術〕
上記形成のヘッドランプベゼルは、従来より特にキャブ
オーバ型トラックやバス等のキャブオーバ型車両に広く
採用されている。
上述のヘッドランプベゼルの上方には、車体の前面外板
を構成するフロントパネルやフロントコーナパネルが位
置しているので、これらのパネルに付着した雨水や雪ど
け水は、そのパネル面を伝わって下方に流れ、ヘッドラ
ンプベゼルの棚状部上に滴下する。棚状部上に落ちた水
は、自動車の駐車時等に棚状部の後端に向けて流れ、該
後端とドアの前縁部との間の隙間に流れ込み、ここに溜
ることがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ベゼルとドアとの間に水が溜っても通常は特に問題は生
じないが、寒冷地においては、溜った水が凍結する。こ
のように水が凍結すると、ドア開放操作性が低下し、場
合によってはそのドア開放時にドアの前縁部が凍結部に
て損傷される恐れがある。
ヘッドランプベゼルとドアとの間の隙間を大きく設定
し、ここに水が溜らぬようにすれば、上述の不具合を防
止できるが、隙間を大きくすると、自動車の外観が低下
し、また風切音の発生原因となり好ましくない。
本考案の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成で除去し
た冒頭に記載した形式のヘッドランプベゼルを提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式
の自動車のヘッドランプベゼルにおいて、棚状部の前記
後端に、棚状部の上面よりも上方に突出するせき止め壁
を設け、該せき止め壁から所定の距離前方側に離れた棚
状部の部位に、当該棚状部上を流れた水を下方へ流下さ
せる水抜き孔を形成した構成を提案する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に従って説明し、併せて従
来の欠点を図面に即してより具体的に明らかにする。
第1図はキャブオーバ型トラックの前部の一部だけを示
した斜視図であり、1は車体(キャブ)の前面外板を構
成するフロントパネル、2はフロントコーナパネル、3
はフロントウィンドシールドをそれぞれ示している。ま
た4はフロントバンパであり、その上方には、車体に固
定されたヘッドランプ5が位置している。6はフロント
パネル1の下方に配置されたラジエータグリル、そして
7はヘッドランプ5よりも後方の車体側部に開閉自在に
支持されたドアである。
ヘッドランプ5のまわりには、図示していない適宜な係
止具によって車体に固定されたヘッドランプベゼル8が
配置され、図に一例として示したベゼル8は、ヘッドラ
ンプ5の上部、下部及び後部の三方を取り囲むほぼコの
字状の形態を有していて、第1図に示すように、その前
部から後部へ湾曲しながら延びている。かかるベゼル8
は、例えば合成樹脂板や金属板から構成されている。
第2図は自動車のヘッドランプベゼル8の後部の斜視図
であり、ドア7の一部を鎖線で付加した図である。第1
図及び第2図から判るように、ヘッドランプ5の上方に
位置するベゼル上部の上面には、ほぼ水平な棚状部9が
形成され、ベゼル8の後部における棚状部9の後端10
と、これよりも下方のベゼル端面11はわずかな隙間Gを
あけてドア7の前縁部に隣接して位置している。フロン
トパネル1ないしはフロントコーナパネル2と、ベゼル
8の棚状部9との間にもわずかな隙間G1(第1図)があ
り、ここからその内部が見えないようにするため、棚状
部9の奥側にはこれと一体に遮蔽壁12が立設されてい
る。
ところで、ヘッドランプベゼル8の上方にはフロントパ
ネル1やフロントコーナパネル2が位置しており、これ
らのパネルに付着した雨水や雪どけ水は第1図に矢印A
で示した如く、これらのパネル面を伝わって下方に流
れ、ベゼル8の棚状部9上に落下する。このように落下
した水は、駐車時等に棚状部9上を矢印Bで示した如く
後方へ流れる。
第5図は従来のヘッドランプベゼルを示す、第2図と同
様な斜視図であるが、かかる従来のベゼル8において
は、上述の如くその棚状部9上を流れた水は、その後端
10のところから下方へ流下し、先にも説明したようにベ
ゼルの端面11とドア7の前縁部との間の隙間Gに溜って
しまい、ここで凍結してしまうことがあった。このよう
な凍結が発生すれば、ドア7の開放作操作性が低下し、
場合によってはそのドア7の開放時に、ドアの前縁部が
凍結部にて損傷される恐れがある。
そこで本例のヘッドランプベゼル8においては、第2図
に示す如く、棚状部9の後端10に、棚状部9の上面より
も上方に突出するせき止め壁14が一体に付設され、その
せき止め壁14から所定の距離Dだけが前方側に離れた棚
状部9の部位に、棚状部上を流れた水を下方へ流下させ
る水抜き孔13が形成されている。
上述した構成によれば、前述のように棚状部9上を矢印
B方向に流れる水は、その大半が水抜き孔13に流入し、
ここを通して下方へ流下する。また水抜き孔13に落ち込
まず棚状部9の後端10まで流れてなく水があっても、こ
れはせき止め壁14にせき止められる。従って、ベゼル8
の端面11とドア7との間の隙間Gに従来のように多量の
水が流入することはなく、その凍結によってドア7が開
き難くなったり、ドアの前縁部が損傷するような不具合
が発生することはない。このように、隙間Gを大きく設
定しなくとも、ここに水が凍結する不具合を防止でき
る。
水抜き孔13をせき止め壁14のすぐ隣に形成すると、水抜
き孔13が隙間Gに近い位置を占めることになり、水抜き
孔13を通して流下した水が隙間Gに入り込んでしまう恐
れがある。そこで水抜き孔13をせき止め壁14から距離D
だけ離し、この孔13を通して流下した水が隙間Gに入り
込むことを阻止しているのである。
しかも第2図に示した実施例では、せき止め壁14と水抜
き孔13との間の棚状部9の面上に、例えばゴムよりなる
邪魔部材15を固定し、水抜き孔13に流入しなかった水を
この邪魔部材15でせき止め、せき止め壁14のところまで
流れてくる水がほとんどないように構成した。これによ
り、水が隙間Gに入り込む不具合をより確実に防止する
ことができる。
上述したように、ベゼル8とは別部材の邪魔部材15を棚
状部9の上に固定してもよいが、第3図に示す如く、水
抜き孔13とせき止め壁14との間の棚状部自体を一段高く
形成し、これによって邪魔部材15を構成することもでき
る。
また邪魔部材15によってせき止められて下方に流下する
水が、第2図に鎖線矢印Cで示すように後方へまわり囲
み、これが隙間Gに入り込む可能性のあるときは、第4
図に示すように、邪魔部材15が位置する棚状部9の下方
のベゼル部分16を、他のベゼル部分17よりも前方側へ突
出するように一段高く形成し、邪魔部材15によりせき止
められて下方に流れる水が隙間Gの側へ流れ込むことを
阻止することが望ましい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ヘッドランプベゼルとドアとの間の隙
間を特に大きく設定しなくとも、ここに水が溜り、これ
が凍結してドアの開放操作性が低下したり、ドアが損傷
される不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラックの前部を示す斜視図、第2図はヘッド
ランプベゼルの後部を示す斜視図、第3図は他の実施例
の断面図、第4図はさらに他の実施例を示す、第2図と
同様な斜視図、第5図は従来のヘッドランプベゼルを示
す、第2図と同様な斜視図である。 5……ヘッドランプ、7……ドア 8……ヘッドランプベゼル、9……棚状部 10……後端、13……水抜き孔 14……せき止め壁、D……距離

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドランプのまわりを取り囲むヘッドラ
    ンプベゼルであって、その前部から後部へ湾曲しながら
    延びていて、ヘッドランプ上方のベゼル上部の上面にほ
    ぼ水平な棚状部が形成され、前記後部における棚状部の
    後端は隙間をあけてドアに隣接して位置している自動車
    のヘッドランプベゼルにおいて、 棚状部の前記後端に、棚状部の上面よりも上方に突出す
    るせき止め壁を設け、該せき止め壁から所定の距離前方
    側に離れた棚状部の部位に、当該棚状部上を流れた水を
    下方へ流下させる水抜き孔を形成したことを特徴とする
    ヘッドランプベゼル。
JP8044589U 1989-07-08 1989-07-08 自動車のヘッドランプベゼル Expired - Lifetime JPH0746600Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8044589U JPH0746600Y2 (ja) 1989-07-08 1989-07-08 自動車のヘッドランプベゼル

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JP8044589U JPH0746600Y2 (ja) 1989-07-08 1989-07-08 自動車のヘッドランプベゼル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0319774U JPH0319774U (ja) 1991-02-26
JPH0746600Y2 true JPH0746600Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=31625511

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JP8044589U Expired - Lifetime JPH0746600Y2 (ja) 1989-07-08 1989-07-08 自動車のヘッドランプベゼル

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