JPH0746497Y2 - コアドリル装置 - Google Patents

コアドリル装置

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JPH0746497Y2
JPH0746497Y2 JP1988044829U JP4482988U JPH0746497Y2 JP H0746497 Y2 JPH0746497 Y2 JP H0746497Y2 JP 1988044829 U JP1988044829 U JP 1988044829U JP 4482988 U JP4482988 U JP 4482988U JP H0746497 Y2 JPH0746497 Y2 JP H0746497Y2
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JP
Japan
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water
cutting member
core
cutting
atomizing
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JP1988044829U
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洋右 吉野
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有限会社吉野精機
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコアドリル装置に係り、特に切削作業時におけ
る切粉の周囲への飛散を防止して作業場の汚損を防止で
きると共に切削部材を効率良く冷却できるようにしたコ
アドリル装置に関するものである。
(従来の技術) コアドリルを冷却するには水を供給する水冷方式と、空
気を供給する空冷方式とが実用化されている。
水冷方式は、特開昭59-30645号、同60-201906号、20190
8号、実開昭58-107807号及び同60-114812号公報等に示
されるように、コアドリルの取付部に内側へ孔が設けら
れ、回転駆動体からの給水を上記孔からコア内側へ供給
する方式が一般的である。
又、空冷方式は、特開昭58-49207号及び同61-40969号公
報等に示されるように、コアドリルの取付部に内側へ孔
が設けられ、回転駆動体からの空気を上記孔からコア内
側へ供給する方式が一般的である。
(考案が解決しようとする課題) ところで、前記水冷方式によれば、切粉を含んだ排水が
周囲へ飛散するので当該排水により作業場を汚損する問
題点がある。
一方、前記空冷方式によれば、水冷方式に比較して切削
部材への十分な冷却力が得られずに、該切削部材が経時
的に熱劣化する問題点があるだけでなく、切粉が粉塵と
して周囲へ飛散して汚損する問題点があった。
従って、本考案は上記両方式の問題点を解消するために
研究されたものであって、その目的は、水冷方式と空冷
方式とを折衷し、水を霧状にして噴霧することにより切
粉の飛散を防止して周囲の汚損を無くすると共に、空冷
方式以上の冷却効率が得られるようにしたコアドリル装
置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を達成するための請求項1の考案に係るコアド
リル装置は、回転駆動体と、内側が中空部に形成されて
いるとともに先端には周方向へ切削部材が設けられ上記
回転駆動体で回転駆動される筒状コアと、水を霧状にし
て上記切削部材に噴霧する噴霧手段とが備えられ、該噴
霧手段は密閉された水を収容するタンクと、タンク内の
水面下に一端が開口した送水管と、タンク内の水面上の
空間に一端が開口した送気管と、送水管及び送気管から
供給される略同一圧力の水と空気取り入れ口を合流させ
て水を霧化する霧化部と、霧化部で発生した霧状の水を
上記切削部材へ案内して噴霧する給霧部とを有し、上記
給霧部は上記筒状コアを貫通して上記切削部材と上記霧
化部とを連通させる連通孔を有することを特徴とするも
のである。
また、請求項2の考案に係るコアドリル装置は、上記給
霧部が上記筒状コアの肉厚を貫通してその先端に開口す
る連通孔を有することを特徴とするものである。
さらに、請求項3の考案に係るコアドリル装置は、上記
給霧部が上記筒状コアに穿設されて上記霧化部を該筒状
コアの中空部内に連通させる連通孔を有することを特徴
とするものである。
(作用) 切削時、霧化部と切削部材との間を筒状コアの肉厚を貫
通させた連通孔で連通させるか、あるいは中空部と霧化
部との間の筒状コアを穿設させた連通孔で連通させたの
で、いずれの場合にも切削部材に霧状の水が噴霧されて
冷却される。又、切削時に発生する切粉は水分吸収によ
って粒状に集まるので粉塵となって周囲へ飛散すること
がないとともに、流動状態による作業場の汚損が回避さ
れる。又、単一のコンプレッサに接続した密閉されたタ
ンクの水面下と水面上の空間にそれぞれ送水管と送気管
を開口したので、水と空気が霧化部へ略同一の圧力で供
給され、これによって、切削時に霧状の水の流路抵抗が
高まる。
(考案の実施例) 以下に本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づき説
明する。
コアドリル装置1には内側が中空部2となった筒状コア
3が備えられ、筒状コア3の先端には周方向へ切削部材
4が設けられている。コアドリル装置1は水5を霧状に
して上記切削部材4に噴霧する噴霧手段6を具備してい
る。
詳述すると、上記筒状コア3は基端3a側が電動器等の回
転駆動体7のチャック部8により片持ち状態で保持され
てコンクリート9を回転削孔する構成とすることができ
る。
又、上記噴霧手段6は水5を霧化する霧化部10と、該霧
化部10に水と空気を略同一の圧力で供給する圧力源15
と、基端側が該霧化部10に連通され先端側が上記切削部
材4に開口する給霧部11とにより構成できる。
上記霧化部10は例えば、ベンチュリー部12を備えて給水
管13から供給された水を給気管14から供給された空気中
に霧状に混入させる構成とすることができる。
上記圧力源15は、水5を収容したタンク18内にコンプレ
ッサー19から加圧空気を供給すると共に該タンク18には
上記霧化部10に空気と水5をそれぞれ送る送気管20,送
水管21を接続した構成としており、単一のコンプレッサ
ー19により上記霧化部10に水5及び空気を供給できてコ
ンプレッサーの個数を減少させることができる。
上記給水管13と給気管14は圧力源15に送気管20と送水管
21を介して接続されており、従って水5及び空気は略同
一の圧力で加圧された状態で上記ベンチュリー部12へ供
給される。
又、上記給霧部11は上記筒状コア3内を基端3a側から先
端3b側へ向けて貫通して上記切削部材4に開口する連通
孔16を具備している。この場合、上記連通孔16は上記回
転駆動体7に設けられたエアー溜り室17を介して上記霧
化部10に連通させることができる。上記エアー溜り室17
には上記霧化部10から供給された霧状の水5が一旦滞留
されるものである。
ここで、霧状となった水5の量は上記切削部材4の切削
により発生した切粉Kが湿潤状態になるだけで流動状態
にはならない程度の量とする。
又、上記切削部材4は例えば、ダイヤモンドビット等に
より構成できる。上記ダイヤモンドビットは例えば、ダ
イヤモンド粒子が約30〜60メッシュで、これにボンドと
してCu,W,Fe等の焼結合材を用いて焼成できる。
図中22は必要に応じて上記霧化部10に設けられて水量を
調節する流量制御弁を示す。又、23はシール、24はベア
リングをそれぞれ示す。
次に動作について説明する。
回転駆動体7を作動させることにより筒状コア3を回転
駆動してコンクリート9を切削する。これに伴い霧化部
10において発生した霧状の水5を連通孔16を介して噴霧
すると、切削部材4は上記水5により冷却されるので該
切削部材4は発熱せずに熱劣化しない。この場合、上記
水5は上記切削部材4から気化熱を奪うので該切削部材
4を効率良く冷却することができる。
又、上記切粉Kは上記水5により第3図に示す如く大粒
の粒A状に集まるので周囲へ粉塵となって飛散せずに周
囲を清浄に保つことができる。
又、上記切粉Kは第3図示の如く上記水5により粒A状
に集合した状態で切削孔Pから排除される。従って、切
粉Kが微粉末の状態で上記切削孔Pの内面と上記切削部
材4との間に緊密に侵入して該切削部材4の回転を拘束
する事態を防止できる。従って、上記切削部材4の切削
能力を低下させることはない。
特に、筒状コア3の回転によりリング状の切削孔Pが形
成されるが、この場合、切削部材4には第3図に示す如
く該切削孔Pの内側内面P1と、外側内面P2の両方の面と
の間に切削抵抗が生じる。従って、本来、当該切削孔P
内に微粉末状の切粉Kが密状態に存在している場合、上
記切削抵抗は大きなものとなるが上述の如く切粉Kが大
粒の粒体Aと成り、粒体A同志の間には無数の隙間が生
じるので当該切削抵抗は可及的に減少して切削能力を向
上させることができる。
又、この種のコアドリル装置では高速回転であるととも
に切削孔で切削部材4が閉塞される状態になることか
ら、切削時において霧状の水5の吐出抵抗が増大する
が、圧力源15によって水5と空気が略同一の圧力で霧化
部10へ供給されるので空気の給水管13への逆流が生じ
ず、常に安定した霧状の水5の供給、即ち霧化機能が維
持される。
また、第4図は本考案の第2実施例を示す。
本実施例では前記給霧部11が前記筒状コア3の中空部2
を霧化部10(エアー溜まり部)に連通させる連通孔25を
具備しており、この連通孔25は筒状コア3の基端を穿設
して形成される。前記霧化部10で発生した霧状の水5を
該連通孔25を介して該中空部2内に導くようにしてい
る。この場合、上記水5は上記中空部2内を通って切削
部材4に噴霧されるものである。
なお、前記給水管13又は給気管14内に開閉弁を介してア
ルミナ、ジルコニア等の研磨材を混入すれば被切削物が
硬質なものであっても容易に切削することができる。
(考案の効果) 以上説明したごとく請求項1乃至3の考案によれば、霧
化部と切削部材との間を筒状コアの肉厚を貫通させた連
通孔で連通させ、又は中空部と霧化部との間の筒状コア
を穿設させた連通孔で連通させたので、いずれの考案に
おいても切削部材に霧状の水が噴霧されて大きな冷却効
果が得られ、よって、切削部材が冷却されて切削部材の
熱劣化を防止することができる。
また、請求項1から3の考案に共通して以下の効果が得
られる。
すなわち、切粉は切状に噴霧された水で湿り粒状となっ
て切削孔から排除されるので、粉塵として周囲に飛散す
ることが防止されるとともに切粉は流動状態にはならな
いので作業現場を清浄に保つことができる。
しかも、切削孔内では水で湿った切粉が大粒の粒体とな
ることにより粒体同志の間には無数の隙間ができて切削
抵抗が減少し、切削部材の回転が拘束される自体が防止
されて切削能力を向上することができる。
さらに、単一のコンプレッサに接続した密閉されたタン
クの水面下と水面上の空間にそれぞれ送水管と送気管を
開口しただけの簡単な構成にしたので、水と空気を略同
一の圧力で霧化部へ供給することができ、切削時に霧状
の水の流路抵抗が高まっても逆流が生じずに済み、よっ
て、常に安定した霧化機能を維持することを低コストで
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は一部を断面にした側面図、第2図は筒状コアの斜視
図、第3図は動作を説明する断面図、第4図は第2実施
例を説明する一部を断面にした側面図である。 1……コアドリル装置 2……中空部、3……筒状コア 4……切削部材、5……水、6……噴霧手段 7……回転駆動体、10……霧化部 11……給霧部、15……圧力源 16,25……連通孔

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動体と、内側が中空部に形成されて
    いるとともに先端には周方向へ切削部材が設けられ上記
    回転駆動体で回転駆動される筒状コアと、水を霧状にし
    て上記切削部材に噴霧する噴霧手段とが備えられ、 該噴霧手段は密閉された水を収容するタンクと、タンク
    内の水面下に一端が開口した送水管と、タンク内の水面
    上の空間に一端が開口した送気管と、送水管及び送気管
    から供給される略同一圧力の水と空気取り入れ口を合流
    させて水を霧化する霧化部と、霧化部で発生した霧状の
    水を上記切削部材へ案内して噴霧する給霧部とを有し、
    上記給霧部は上記筒状コアを貫通して上記切削部材と上
    記霧化部とを連通させる連通孔を有することを特徴とす
    るコアドリル装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項に記載のも
    のにおいて、上記給霧部は上記筒状コアの肉厚を貫通し
    てその先端に開口する連通孔を有することを特徴とする
    コアドリル装置。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第1項に記載のも
    のにおいて、上記給霧部は上記筒状コアに穿設されて上
    記霧化部を該筒状コアの中空部内に連通させる連通孔を
    有することを特徴とするコアドリル装置。
JP1988044829U 1988-03-03 1988-04-02 コアドリル装置 Expired - Lifetime JPH0746497Y2 (ja)

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EP89301979A EP0332328B1 (en) 1988-03-03 1989-02-28 Mist-spouting type drilling device
DE8989301979T DE68902852T2 (de) 1988-03-03 1989-02-28 Kuehlmittelspruehsystem fuer bohrvorrichtungen.
US07/492,306 US5004382A (en) 1988-03-03 1990-03-07 Mist-spouting type drilling device

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KR100722815B1 (ko) * 2006-08-25 2007-05-29 (주)캐벨 코아드릴의 부식 방지 구조

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