JPH0746207Y2 - キャビネットにおける衝立パネルの取り付け装置 - Google Patents

キャビネットにおける衝立パネルの取り付け装置

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JPH0746207Y2
JPH0746207Y2 JP9604691U JP9604691U JPH0746207Y2 JP H0746207 Y2 JPH0746207 Y2 JP H0746207Y2 JP 9604691 U JP9604691 U JP 9604691U JP 9604691 U JP9604691 U JP 9604691U JP H0746207 Y2 JPH0746207 Y2 JP H0746207Y2
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勉 安田
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Itoki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、箱状に形成したキャビ
ネットにおいて、その上面に目隠し用等の衝立パネルを
取り付ける装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスにキャビネットを設置するに際
して、キャビネットを利用して室内を仕切り、キャビネ
ットに沿って通路を形成したり、或いは、作業者のエリ
アを区画したりすることが行われているが、このように
室内の仕切りを兼用してキャビネットを設置する場合、
キャビネットの安定性や室内の照明効率、或いはキャビ
ネットの上面に物品を載置できるようにする必要性等か
ら、キャビネットの高さをあまり高くできないと言う制
約がある一方、キャビネットにて区画されたエリア内の
作業者を、来訪者や他の作業者の目からある程度遮断す
る必要がある。
【0003】この点については、例えば実開昭3−53
123号公報等に記載されているように、机において天
板の後端縁に衝立パネルを着脱自在に立設することが行
われていることを転用して、キャビネットの上面に衝立
パネルを立設すれば良いと考えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、机において
は、背面に設けた幕板や左右脚体を広巾状に形成するこ
とができるため、これら広幅状に形成した幕板や脚体を
利用して衝立パネルの支持部を形成することができる
が、キャビネットは一般に薄金属板にて単なる箱状に形
成されているに過ぎないため、衝立パネルの支持部を形
成するための加工を施すことが厄介であり、また、衝立
パネルの支持部がキャビネットの内部に突出すると、抽
斗の取り付けや棚板の取り付けに支障を来し、キャビネ
ットの機能を損なう虞があると言う問題が生じる。
【0005】本考案は、これらの問題を生じることな
く、キャビネットに衝立パネルを取り付けできるように
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、キャビネットにおいて、外観の向上等のため
に、キャビネット本体とは別体の化粧天板を形成して、
これをキャビネット本体の上面に着脱自在に取り付ける
ことが行われている点に着目し、この化粧天板に衝立パ
ネルを着脱自在に立設する構成にした。
【0007】
【考案の作用・効果】このように構成すると、キャビネ
ット本体には衝立パネルを取り付けるための支持部を形
成する必要はないから、キャビネット本体の加工の手間
が増大すること、及び、キャビネットにおける抽斗の取
り付けや棚板の取り付け等に支障をきたすことはないの
であり、しかも、化粧天板はキャビネット本体に比べて
遙かに小さく、その加工が容易であるから、化粧天板に
衝立パネルの支持部を形成することを至極容易に行うこ
とができる。
【0008】従って本考案によると、キャビネットの製
造の手間を増大したり、キャビネットの機能を損なった
りすることなく、キャビネットに衝立パネルを取り付け
ることができる効果を有する。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図において符号1は、前面を開口した薄金属板体
のキャビネット本体を示し、前記キャビネット本体1の
内部には上下複数段の抽斗2が前後動自在に装架されて
おり、該キャビネット本体1の上面には化粧天板3が、
左右側面には化粧用の側面パネル4が、背面には化粧用
の背面パネル5をそれぞれ着脱自在に装着している。
【0010】前記キャビネット本体1における上面板1
aの下面には天補強枠6が固着されている一方、化粧天
板3は硬質合成樹脂の一体成形にて形成されており、化
粧天板3に、下向きに開口したナット7を適宜個数埋設
し、これらのナット7に、前記キャビネット本体1の上
面板1a及び天補強枠6に貫通したボルト8をねじ込む
ことにより、化粧天板3をキャビネット本体1の上面に
着脱自在に取り付けている。
【0011】また、化粧天板3における後端部の左右両
側部に、上向き開口の筒体9を埋設することによって支
持孔10を形成し(図6参照)、この支持孔10に抜き
差し自在に嵌挿した支持ピン11を介して、衝立パネル
12を着脱自在に立設する。前記衝立パネル12は、ア
ルミの押し出し成形とか合成樹脂の押し出し成形等にて
形成した左右一対の支柱13に、前後一対の板体14,
14を着脱自在に又は固定的に装着した構成になってお
り、前記支柱13に、前記支持ピン11に被嵌する前後
一対のピン孔15を全長にわたって延びるように形成し
ている。
【0012】この場合、支柱13における前後ピン孔1
5,15の中心間の間隔寸法L1を、化粧天板3におけ
る支持孔10の中心から化粧天板3の後端面までの距離
L2の2倍の寸法に設定し、且つ、ピン孔15の中心か
ら衝立パネル12の前後端面までの距離L2を、化粧天
板3における支持孔10の中心から化粧天板3の後端面
までの寸法と同じ寸法に設定している。
【0013】このようにすると、キャビネットを1個だ
け単独で設置した場合には、衝立パネル12の裏面寄り
に位置したピン孔15に支持ピン11を挿入して、衝立
パネル12を、その背面を平面視で化粧天板3の後端面
に一致させた状態に立設できる一方、キャビネットを前
後に背中合わせに設置した場合には、図5及び図6に示
すように、衝立パネル12を前後キャビネットの化粧天
板3に跨がるように配置し、その状態で前後化粧天板
3,3における裏面寄りのピン孔15に支持ピン11を
挿入することにより、1枚の衝立パネル12を前後二つ
のキャビネットに共用できる。
【0014】前記衝立パネル12の上端には合成樹脂製
等の上面キャップ16を装着しており、この上面キャッ
プ16の左右両側に設けた前後一対の係止ピン17,1
7を、前記支柱13における前後ピン孔15,15に挿
入するようにしている。また、左右両支柱13の上部と
下部とに、左右方向に開口したスリット18を各々上端
面と下端面とに開口するように切り開き形成しており、
キャビネットを左右に併設した場合に、図8に示すよう
に、左右キャビネットにおける衝立パネル12の支柱1
3を密接した状態で、互いに密接した支柱13における
両スリット18,18に、平面視H字状の連結具19を
挿入することにより、衝立パネル12を左右に連結でき
るようにしている。
【0015】また、キャビネットを左右に並設しない場
合には、支柱13には、前記スリット18を覆うための
カバー20を被嵌している。なお、前記スリット18は
支柱13の全長にわたって延びるように形成しても良い
し、1ヵ所だけ部分的に形成しても良い。前記側面パネ
ル4は、薄金属板にて形成されており、その表面に布等
の化粧シート21を張設する一方、その内面には上下方
向に延びる前後一対の補強杆22を固着して、これら補
強杆11に上下適宜間隔で固着したナット23に、前記
キャビネット本体1における側板1b及びこれに固着し
た縦長の側補強枠24に貫通したボルト8を螺合するよ
うにしている。
【0016】また、キャビネット本体1の左右両側面に
は内カバー25を配設し、図9に示すように、この内カ
バー25の前端に折り曲げ形成した係止部25aを、キ
ャビネット本体1における側板1bの折り返し部1b′
に係止する一方、内カバー25の後端縁に、キャビネッ
ト本体1の背面板1cに密接するようにした折り曲げ部
25bを形成している。
【0017】更に、前記内カバー25における後端の折
り曲げ部25bとキャビネット本体1の背面板1cと
に、互いに連通する係止溝孔26を上下方向に適宜隔て
て複数個穿設する一方、背面パネル5における左右両端
部の内面に固着した背補強体27に、前記係止溝孔26
に落とし込み係合するようにした係止爪28前向きに突
設することにより、背面パネル5の取り付けと、前記キ
ャビネット本体1における内カバー25の係止とを同時
に行うようにしている。内カバー25は側補強枠22等
にボルト止めするようにしても良い。
【0018】前記背面パネル5の表面にも化粧シート2
1を張設している。前記側面パネル4と背面パネル5と
の上端には、図11に示すように、その内面にアーム片
30を固着することによって上向き開口の隙間31を形
成し、これに、合成樹脂製等の上面カバー32を着脱自
在に嵌着している。上記の実施例は、化粧天板3を合成
樹脂にて形成した場合であったが、化粧天板3は側面パ
ネル4及び背面パネル5と同様に金属板に化粧シートを
張設することによって形成しても良いし、また、化粧天
板3や側面パネル4や背面パネ5は木製等の他の素材で
形成しても良いことは言うまでもない。
【0019】更に、上記の実施例は、化粧天板3の左右
端面が平面視で左右両側面パネル4の外表面と一致し、
化粧天板3の後端面が背面パネル5の外面と平面視で一
致するように形成した場合であったが、図12に示すよ
うに、化粧天板3をキャビネット本体1の上面と同じ寸
法に形成して、左右両側面パネル4と背面パネル5とが
化粧天板3の外周面から側方に突出するように形成して
も良いのである。
【0020】この図12のように構成すると、キャビネ
ットを左右方向に並設するに際して、相隣接したキャビ
ネット本体1の側面パネル4を取り外してキャビネット
本体1を密着させた状態で、各キャビネットにおける化
粧天板3の端面を接当させることができ、また、背面パ
ネル5を取り外した二つのキャビネット本体1を背中合
わせにした状態で、それら二つのキャビネットにおける
化粧天板3の端面を接当させることができる。
【0021】衝立パネル12は化粧天板3の後端縁に沿
って立設することには限らず、例えば図12に二点鎖線
で示すように、化粧天板3の前後中途部に、化粧天板3
の前後端面と平行に延びるように立設するとか、或い
は、化粧天板3の左右側縁に沿って立設するようにして
も良いのである。なお、本考案を適用できるキャビネッ
トは抽斗を装架したものに限らず、水平回動式等の扉を
備えた形態のキャビネットなど、他の形態であっても良
いことは言うまでもない。また、衝立パネルを化粧天板
に立設する手段も実施例には限らず、例えば、支持ピン
を衝立パネルの下面に固定的に設けるなど、他の形態で
あっても良い。
【0022】更に、図9に一点鎖線34で示すように、
側面カバー4又は/及び背面カバー5の中空部を電源等
のコード34の挿通部に形成して、コード34を床面か
らキャビネット上に引き出せるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本考案を示す斜視図である。
【図3】図2のIII − III視断面図である。
【図4】図3のIV−IV視断面図である。
【図5】図2のV−V視断面図である。
【図6】図5のVI−VI視断面図である。
【図7】衝立パネルの上面キャップの取り付け状態を示
す図である。
【図8】衝立パネルを連結した状態での断面図である。
【図9】図2のIX−IX視断面図である。
【図10】背面パネルの取り付け手段を示す斜視図であ
る。
【図11】側面パネル及び背面パネルの上端の断面図で
ある。
【図12】他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット本体 1a 上面板 1b 側板 1c 背面板 3 化粧天板 4 側面パネル 5 背面パネル 10 支持孔 11 支持ピン 12 衝立パネル 13 支柱 14 板体 15 ピン孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】箱状に形成したキャビネット本体の上面
    に、化粧天板を着脱自在に取り付け、該化粧天板に衝立
    パネルを着脱自在に立設したことを特徴とするキャビネ
    ットにおける衝立パネルの取付け装置。
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