JPH0746129Y2 - 植生ボックス - Google Patents

植生ボックス

Info

Publication number
JPH0746129Y2
JPH0746129Y2 JP11482689U JP11482689U JPH0746129Y2 JP H0746129 Y2 JPH0746129 Y2 JP H0746129Y2 JP 11482689 U JP11482689 U JP 11482689U JP 11482689 U JP11482689 U JP 11482689U JP H0746129 Y2 JPH0746129 Y2 JP H0746129Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
side surfaces
pieces
engaging
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11482689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0354147U (ja
Inventor
隆 守谷
信弘 宮崎
Original Assignee
株式会社スリー・エム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社スリー・エム filed Critical 株式会社スリー・エム
Priority to JP11482689U priority Critical patent/JPH0746129Y2/ja
Publication of JPH0354147U publication Critical patent/JPH0354147U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0746129Y2 publication Critical patent/JPH0746129Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、主として、保水性の悪いコンクリート、アス
ファルト、石、砂利等で形成された壁面、又は、傾斜面
の植生に適した植生ボックスに関するものである。
[従来の問題点] 従来からこの種の保水性の悪い地盤の壁面、又は、傾斜
面に用いられる植生用のものは各種開発されているが、
特に、吸水性、保水性に問題があり、植生した植物が成
長しない間に枯れてしまう等の問題が屡々起きていた。
又、従来、この種の植生はもっぱら現地で植生させる床
を形成して植生するために効率的とは云えず、植物苗の
生育も夫々の現場に合わせて行わなければならず、その
上、手間暇係る作業となっている等の問題点を有してい
た。
[考案の目的] 本考案は前述に鑑みて、簡易に組立てることができ、上
部閉鎖部を中央下方へ傾斜させる閉鎖片と中心へ開口部
を形成させた角筒状箱体へ基盤材を充填し、該基盤材へ
保水させて植生することによって長期間に亘って給水し
ないで植物を自生させることができ、保水性の少ない壁
面、又は、傾斜面の植生用の植生ボックスとして簡易に
配設し植生をすることができ、且つ、生産工場で計画的
に、大量生産を可能とする植生ボックスを提供するもの
である。
[考案の構成] 本考案の構成は、一対の巾狭側面の上部端辺へ折筋を介
して係合基片と更に折筋を介して係合片とを延設し、係
合片には切欠溝孔を切欠させると共に、一対の巾広側面
の上部端辺へ折筋を介して一対の巾狭側面の間隔巾の半
分の長さより若干長い巾を有する閉鎖片を延設し、閉鎖
片へ更に折筋を介して係止フラップを延設し、係止フラ
ップには切欠部を形成し、切欠部の両側へスリットを形
成したことによって、閉鎖片で中央下方へ傾斜させた上
部閉鎖部を形設すると共に、上部閉鎖部の中心へ植物苗
を挿通させて用土と林産廃棄物堆肥と有機固形肥料と保
水材と粘着材とを混合して充填された基盤材へ植生させ
る構成である。
[考案の実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の植生ボックスの展開図であ
り、第2図は植生ボックスを組設した状態の斜視図であ
り、第3図は他の使用状態を示す斜視図である。
本考案は、主として、コンクリート、アスファルト、
石、砂利等の保水性の悪い壁面、又は、傾斜面の植生に
適した植生ボックスに関するものであって、対峙する一
対の巾広側面2,2と対峙する一対の巾狭側面3,3と上部閉
鎖部4と下部閉鎖部5とを備えた角筒状箱体1へ基盤材
を充填した植生ボックスであって、前記一対の巾狭側面
3,3の夫々の上部端辺へ折筋3a,3aを介して係合基片3b,3
bと更に折筋3c,3cを介して係合片3d,3dとを夫々延設
し、該夫々の係合片3d,3dには係合用の切欠溝孔3e,3eを
切欠させると共に、前記一対の巾広側面2,2の夫々の上
部端辺へ折筋2a,2aを介して前記一対の巾狭側面3,3の対
峙する間隔巾の半分の長さより若干長い巾を有する閉鎖
片2b,2bを夫々延設し、該夫々の閉鎖片2b,2bへ更に折筋
2c,2cを介して係止フラップ2d,2dを夫々延設し、該夫々
の閉鎖片2b,2bの中央には前記係止フラップ2d,2dの端辺
から切欠した切欠部2e,2eを夫々形成し、該夫々の切欠
部2e,2eの巾広側面2,2と水平方向の両側へ前記夫々の係
合片3d,3dを挿通係合するスリット2f,2f,2f,2fを夫々形
成したことによって、前記夫々の閉鎖片2b,2bで中央下
方へ傾斜させた上部閉鎖部4を形設すると共に、該上部
閉鎖部4の中心へ植物苗Aを挿通させて根部を用土と林
産廃棄物堆肥と有機固形肥料と保水材と粘着材とを混合
して充填された基盤材へ植生させる前記夫々の切欠部が
合体した開口部Cを形成するものである。
即ち、本考案の植生ボックスの容体は、対峙する一対の
巾広側面2,2と、対峙する一対の巾狭側面3,3と、上部閉
鎖部4と、下部閉鎖部5とを備えた角筒状箱体1であっ
て、第1図に図示の如くストレートカートンタイプのも
のでも、トレイタイプのものでも、ブックケースタイプ
のものでも構わないものであり、更に、ブランクも単数
及び複数を問わないものであるが、製函工程が比較的容
易な単数ブランクでストレートカートンタイプのものを
用いて展開図で説明する。
図示の実施例での一対の巾広側面2,2と一対の巾狭側面
3,3とは夫々が相互に折筋6,6,6を介して一定方向へ平行
に展設され、その一側端辺へ折筋6aを介して綴代7が更
に延設したものであり、下部閉鎖部5は折筋5a,5a,5a,5
aを介して相互に切れた閉鎖部用の各々のフラップ5b,5
c,5d,5eは延設されたものである。
上記上部閉鎖部4は、一対の巾狭側面3,3の夫々の上部
端辺へ折筋3a,3aを介して先端へ窄まるテーパを有した
係合基片3b,3bを延設し、更に、折筋3c,3cを介して係合
片3d,3dを延設し、該係合片3d,3dには後述するスリット
2f,2f,2f,2fへ挿通係合するために先端片から切欠する
係合用の切欠溝孔3e,3eを形成したものであり、一対の
巾広側面2,2の夫々の上部端辺へ折筋2a,2aを介して閉鎖
辺2b,2bを夫々延設するものであるが、該夫々の閉鎖辺2
b,2bは組設時に中央を下方へ傾斜するために一対の巾狭
側面3,3の対峙する間隔巾の半分の長さより若干長い巾
を有して延設するものであり、更に、該閉鎖片2b,2bに
は折筋2c,2cを介して係止フラップ2d,2dを延設し、夫々
の閉鎖片2b,2bの中央には組設時に一つの開口部Cを形
成するために係止フラップ2d,2dの端辺から長円形状に
切欠部2e,2eを夫々切欠させ、該切欠部2e,2eの巾広側面
2,2と水平方向の両側の閉鎖片2b,2bと係止フラップ2d,2
dに亘って前記夫々の巾狭側面3,3の係合基片3b,3bから
延設した係合片3d,3dを挿通係合させるスリット2f,2f,2
f,2fを夫々穿設したものである。
前述のように構成した一枚のブランクを、先ず、各側面
2,3,2,3の間の折筋6,6,6によって折曲させて綴代7と一
側面2を貼着またはステープルによって綴じて、下部閉
鎖部5は夫々のフラップ5b,5c,5d,5eを折筋5a,5a,5a,5a
を折曲させて夫々を係合させて閉鎖し、上部閉鎖部4を
開口状態のまま基盤材を適宜量充填するものであるが、
該基盤用土を主成分として樹木の皮等の廃棄物を堆積さ
せて腐敗させた林産廃棄物堆肥と植物及び動物の成分及
び分泌物等でなる有機性の堆肥を固形化した有機固形肥
料と、水分を含むとゼリー状になって長期に亘って保水
作用をする保水材と、夫々が適宜に濡潤するための粘着
材とを適宜に配分し混合したものである。
そして、上部閉鎖部4は対峙する一対の巾広側面2,2の
夫々の上部端辺へ折筋2a,2aを介して延設された閉鎖片2
b,2bと、該閉鎖片2b,2bへ更に折筋2c,2cを介して延設し
た係止フラップ2d,2dとを夫々内側へ折曲させて折り込
んで係止フラップ2d,2dを合着させると、夫々の閉鎖片2
b,2bは一対の巾狭側面3,3の対峙する間隔巾の半分の長
さより若干長い巾を有して形成されており、つまり、夫
々の閉鎖片2b,2bの巾の和は上部閉鎖部4の巾より大巾
に形成してあるので、中央部が下方へ窪んだ傾斜面とさ
せたものであり、更に係止フラップ2d,2dはその下端か
ら内部へ垂下するものであり、加えて、夫々の端辺が当
接された閉鎖片2b,2bの中央には係止フラップ2d,2dの端
辺から切欠した長円形状の切欠部2e,2eを夫々形成して
いるため、中央部へ一つの円形の開口部Cが形成されて
いるものであり、該開口部Cの両側にはスリット2f,2f,
2f,2fを夫々形成しており、該スリット2f,2f,2f,2fへ巾
狭側面3,3の上部端辺へ折筋3a,3aを介して係合基片3b,3
bと、更に折筋3c,3cを介して係合片3d,3dを夫々屈曲さ
せて挿通係合させたもので、該スリット2f,2f,2f,2fは
夫々の閉鎖片2b,2bの端辺が当接して見掛け上連続した
スリット2f,2f,2f,2fとなるが、スリット2f,2f,2f,2fの
下部に位置する前記夫々の係止フラップ2d,2dは、前記
係合3d,3dに切欠された係合用の切欠溝孔3e,3eへ挿通固
定されるもので、該スリット2f,2f,2f,2fの巾と係止片3
e,3eの巾は略一致させて閉鎖片2b,2bが浮上するのを防
止させて上部閉鎖部4を形設し、該開口部Cに植物苗A
を挿通させて根部を前記基盤材へ水と共に植生させるも
のである。
生産工場で前述角筒状箱体1を組設し、基盤材を充填さ
せただけで出荷させて、現地で植物苗Aを水と共に植生
させることも、植物苗Aを植生させて出荷しても構わな
いものであり、上部閉鎖部4に中央下方へ窪む傾斜面と
開口部Cを形成したことによって、水はこぼれることな
く注水できるものである。
このようにして構成した当該植生ボックスは保水性の悪
いコンクリート、アスファルト、石、砂利などで形成さ
れた壁面、または傾斜面などの下方に当該植生ボックス
を載置するか、植生ボックスごと埋設すれば植生が可能
なものであって、作業性が良く、さらに、通水性を有す
る織繊維状素材で前記角筒状箱体を内包する袋状の外装
袋Bを備え、該外装袋Bを壁面などの中間位置へ釘、杭
などで取着すれば多段にわたってのツタ等の植物苗Aの
植生も可能であり、短時間での広い面積の壁面、傾斜面
の植生も可能とするものであり、ツタ等のみに限定され
ることもなく、目的にそったあらゆる草、木、花の植生
が可能となるものである。
[考案の効果] 本考案の植生ボックスは、保水性の良い基盤材を用いる
ことによって、長期間にわたっての植物の自生が可能で
あり、かつ、あらゆるところへの植生を簡単に行うこと
ができ、現場へ配送するだけで簡易に植生することがで
きるので、生産工場で大量生産を可能としてコストダウ
ンを図れるばかりか、各現場に合わせた数だけをコント
ロールして出荷することも可能となり、利便さと、実用
性と、経済性とを兼ね備えた画期的な考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は植生ボックスの展開図である。 第2図は植生ボックスを組設した状態の斜視図である。 第3図は使用状態の斜視図である。 A……植物苗、B……外装袋、C……開口部、1……角
筒状箱体、2……巾広側面、2a……折筋、2b……閉鎖
片、2c……折筋、2d……係止フラップ、2e……切欠部、
2f……スリット、3……巾狭側面、3a……折筋、3b……
係合基片、3c……折筋、3d……係合片、3e……切欠溝
孔、4……上部閉鎖部、5……下部閉鎖部、5a……折
筋、5b,5c,5d,5e……閉鎖部用のフラップ、6……折
筋、7……綴代。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対峙する一対の巾広側面と対峙する一対の
    巾狭側面と上部閉鎖部と下部閉鎖部とを備えた角筒状箱
    体へ基盤材を充填した植生ボックスであって、前記一対
    の巾狭側面の夫々の上部端辺へ折筋を介して係合基片と
    更に折筋を介して係合片とを夫々延設し、該夫々の係合
    片には係合用の切欠溝孔を切欠させると共に、前記一対
    の巾広側面の夫々の上部端辺へ折筋を介して前記一対の
    巾狭側面の対峙する間隔巾の半分の長さより若干長い巾
    を有する閉鎖片を夫々延設し、該夫々の閉鎖片へ更に折
    筋を介して係止フラップを夫々延設し、該夫々の閉鎖片
    の中央には前記係止フラップの端辺から切欠した切欠部
    を夫々形成し、該夫々の切欠部の巾広側面と水平方向の
    両側へ前記夫々の係合片を挿通係合するスリットを夫々
    形成したことによって、前記夫々の閉鎖片で中央下方へ
    傾斜させた上部閉鎖部を形設すると共に、該上部閉鎖部
    の中心へ植物苗を挿通させて根部を用土と林産廃棄物堆
    肥と有機固形肥料と保水材と粘着材とを混合して充填さ
    れた基盤材へ植生させる前記夫々の切欠部が合体した開
    口部を形成することを特徴とする植生ボックス。
JP11482689U 1989-10-02 1989-10-02 植生ボックス Expired - Lifetime JPH0746129Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11482689U JPH0746129Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 植生ボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11482689U JPH0746129Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 植生ボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0354147U JPH0354147U (ja) 1991-05-24
JPH0746129Y2 true JPH0746129Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=31663176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11482689U Expired - Lifetime JPH0746129Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 植生ボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746129Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291269A (ja) * 2006-04-26 2007-11-08 Agc Matex Co Ltd 繊維強化樹脂成形品用樹脂組成物、樹脂含浸補強繊維材および繊維強化樹脂成形品

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0354147U (ja) 1991-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4920695A (en) Container system for growing plants
US4209945A (en) Plant growth package
US4287682A (en) Planter
US6223466B1 (en) Planting system
WO1999035898A1 (de) Vorrichtung, insbesondere zum anzüchten von pflanzen
EP0300690B1 (en) Connected containers
US4159597A (en) Planting system including articles of manufacture
JPH0746129Y2 (ja) 植生ボックス
DE3310883A1 (de) Pflanztaschen
US4216621A (en) Planting system including articles of manufacture
DE3446677A1 (de) Selbstversorgungs-vorrichtung fuer alle pflanzen, gewaechse und blumen in der erd-, hydro-, hetero- und bonsaikultur
DE3600340A1 (de) Vorrichtung zur belueftung und feuchtigkeitsregulierung des wurzelraumes von stadtbaeumen und verwendung dieser vorrichtung bei neupflanzungen
CA1067290A (en) Planting system including articles of manufacture
JP2000157064A (ja) 種苗育成ポット
US20130291434A1 (en) Tomato booster
JPH026123Y2 (ja)
JP4349544B2 (ja) 田畑の擁壁構造体
JP4404377B2 (ja) 植物栽培用土のう
JP3000391U (ja) のり面苗木植栽用プランターボックス
JP3097999U (ja) 育苗ポット
JPS6327543Y2 (ja)
JPH028Y2 (ja)
DE202020005876U1 (de) Blumenbehälter
JP3020132U (ja) L型コンクリート擁壁
JPH0235858Y2 (ja)