JPH0235858Y2 - - Google Patents

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JPH0235858Y2
JPH0235858Y2 JP9262985U JP9262985U JPH0235858Y2 JP H0235858 Y2 JPH0235858 Y2 JP H0235858Y2 JP 9262985 U JP9262985 U JP 9262985U JP 9262985 U JP9262985 U JP 9262985U JP H0235858 Y2 JPH0235858 Y2 JP H0235858Y2
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JP
Japan
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seeds
grass
bag
western
flowers
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JP9262985U
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JPS621515U (ja
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Landscapes

  • Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、道路や堤防の法面保護及び宅地造
成の盛土法面強化のための緑化工事に際し、法面
の土壌中に埋設して所定の草花を発芽、育成する
種子収納体に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来、此の種の緑化工事に適用される工法とし
ては、筋芝工や張芝工、種子吹付工等による洋芝
緑化が多く採用されているが、これらの工法で緑
化された地域の状況を美的要素の点から観察する
と、前記の各工法は、どちらかと云えば、法面の
崩壊防止に重点がおかれている関係上、草種選定
も洋芝だけのものが多いので色彩感に乏しく、周
囲の自然環境とマツチし難いため、単調で美意識
に欠け、また、これらの法面では、丈の長い草に
よつて前方の見通しが悪くなつたり、枯れた洋芝
が火災発生の原因になる等の問題があつて、必ず
しも適切な草種選定とは云えず、逆に自然環境の
阻害にもつながる欠点も見受けられた。
[考案の目的] この考案は、上記の問題に対処するために案出
されたものであつて、主たる目的は、単に洋芝の
育成による法面保護の役割だけでなく、成長した
洋芝の後から人の目を楽しませる四季の草花が
次々と咲き、1年を通じて周囲の自然環境にマツ
チした美しい景観を呈し、地域の住民やこの地を
訪ずれる人達に心の安らぎを与え、然かも、施工
が非常に簡単で面倒な手入れも殆んど不用な利点
を併有する緑化工事用種子収納体を安価に提供す
ることにある。
[考案の概要] 前記の目的を達成するための本考案の構成の概
要は、袋帯状に形成した通気通水性のある袋体の
内部に、開花期の異なつた二種以上の草花の種子
又は球根もしくは宿根草の根と洋芝の種子、並び
に肥料、土壌改良剤を混合して適切な分布状態に
充填したことを特徴とするものである。
[考案の実施例] 以下、この考案による緑化工事用種子収納体の
構造及びその施工要領を実施例の図面について具
体的に説明すると、まず、主体になる袋体1には
通気性及び通水性のある紙又は不織布を袋帯状に
形成したものを使用し、この袋体1の内部に、草
丈の短かい品種の洋芝の種子2と適時に花の咲く
草花の種子3を、保水性を維持するための土壌改
良剤4及び地中で腐植質になり得る有機質肥料5
と長期間に亘つて肥効を発揮する緩効性肥料6に
混合したものに、開花植物の球根7及び宿根草の
根8を適所に分布させた状態で第1図図示の如く
充填した後、袋体1の両端部を縫製又は接着等の
手段で封止してある。
この場合、洋芝の種子2としては草丈の短かな
ベントグラス、バーミユーダー、C.R.F等、草花
の種子3にはコスモス、西洋撫子、デージー等、
また球根7としては水仙、グラジオラス等、更に
宿根草の根8には桔梗、鈴蘭、オキザリス等が好
適であるが、これ以外にも使用可能な草種は多数
存在し、何れにしても、前記の草花が四季を通じ
て次々に開花することが望ましいので、それぞれ
開花期の異なつた草種を少なくとも二種以上、な
るべく多数混在させる。
一方、土壌改良剤4としては、保水性の良好な
バーミキユライト、また肥料には、有機質肥料5
にピートモス、緩効性肥料6にIB化成肥料等を
用いるのが一般的であるが、これらの土壌改良剤
及び肥料は、必ずしも前記の品種に特定されるこ
とはなく、施工現場の土質や気候、通水条件等を
充分に勘案して最も適当と思われるものを選んで
使用する。
本考案による緑化工事用種子収納体は上記構造
になつているので、これを施工する際に、道路や
堤防及び宅地造成等の盛土法面では、従来の筋芝
工と同様に法面Pに対して約30cm前後の間隔にて
道路等の延長方向に約1cm〜数cm程度の深さで本
考案の種子収納体Sを第2図図示の如く平行に列
設し、また切土法面P1では、予め法面P1にこの
種子収納体Sを埋設し得る深さの凹溝9を堀削し
た後、この凹溝9内に種子収納体Sを通走し、そ
の周囲の土壌を埋戻す方法により第3図図示のよ
うに布設して目串10で不動に固定する。この場
合、種子収納体Sは第4図図示の如く長尺のもの
を連続して布設するほか、第5図図示の如く比較
的短かいものを千鳥形に配列して布設することも
ある。
このようにして施工された種子収納体Sから
は、先ず、草丈の短かな洋芝の種子2が発芽して
成長し、洋芝の成育によつて法面P,P1が保護
強化され、その後、開花期の異なつた草花の種子
3や球根7及び宿根草の根8から植物の茎が生長
して所定の時期に次々と開花するので、草種の選
定を適切にすれば、1年を通じて四季の花を楽し
むことができる。
なお、袋体内部に収納する種子(球根や宿根草
の根を含む)は1年草でなく、出来得れば多年草
であつて地下茎や種子で繁殖するもの、球根の堀
取りが不用なものであつて、雑草にも打ち勝つて
旺盛な繁殖力を持つ草種であることが望ましい。
[考案の効果] 以上のように、この考案の種子収納体を道路や
堤防及び宅地造成の法面の緑化工事に適用すれ
ば、単に洋芝の育成による法面保護の役割だけで
なく、成長した洋芝の後から人の目を楽しませる
四季の草花が次々と咲き誇り、1年を通じて周囲
の自然環境のマツチした美しい景観を呈し、地域
の住民は勿論、この地を訪ずれる人達に心の安ら
ぎを与えることが出来るため、別途に花植えを行
なう作業を省略し、その経費を大巾に節減できる
事とも相俟つて、国土の緑化に多大な効果を発揮
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による緑化工事用種子収納体の
具体的な実施構造を示す一部を切欠した正面図、
第2図及び第3図はその施工状態を示す要部の横
断面図、第4図及び第5図は施工時の法面に対す
る種子収納体の配列状態を示す斜視図である。 1……袋体、2……洋芝の種子、3……草花の
種子、4……土壌改良剤、5……有機質肥料、6
……緩効性肥料、7……球根、8……宿根草の
根、9……凹溝、10……目串、S……種子収納
体、P,P1……法面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 袋帯状に形成した通気通水性のある袋体の内部
    に、開花期の異なつた二種以上の草花の種子又は
    球根もしくは宿根草の根と洋芝の種子、並びに肥
    料、土壌改良剤を混合して適切な分布状態に充填
    したことを特徴とする緑化工事用種子収納体。
JP9262985U 1985-06-19 1985-06-19 Expired JPH0235858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9262985U JPH0235858Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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JP9262985U JPH0235858Y2 (ja) 1985-06-19 1985-06-19

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JPS621515U JPS621515U (ja) 1987-01-07
JPH0235858Y2 true JPH0235858Y2 (ja) 1990-10-01

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