JPH0745731Y2 - 格子柵における柵体と笠木の連結構造 - Google Patents

格子柵における柵体と笠木の連結構造

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JPH0745731Y2
JPH0745731Y2 JP6550890U JP6550890U JPH0745731Y2 JP H0745731 Y2 JPH0745731 Y2 JP H0745731Y2 JP 6550890 U JP6550890 U JP 6550890U JP 6550890 U JP6550890 U JP 6550890U JP H0745731 Y2 JPH0745731 Y2 JP H0745731Y2
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fence
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和雄 大久保
朋宏 室谷
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、縦杆と、横杆を格子状に接合した柵体と笠木
を連結する構造に関する。
〔従来の技術〕
縦杆と横杆を格子状に接合した柵体と笠木を連結した格
子柵においては、縦杆及び横杆が小径であるので柵体と
笠木を直接連結できず、種々の連結構造が提案されてい
る。
例えば実公平2-17099号公報に示す連結構造が知られて
いる。
すなわち、第6図に示すように縦杆1の上部をコ字状に
折曲し、その縦杆1の上部に笠木2を載置すると共に、
支柱3にボルト止めした受具4と笠木2とをボルト5で
締付けて笠木2を縦杆1の上部に押しつけ保持して取付
けている。
第6図において、6は横杆であり、この横杆6と縦杆1
が格子状に接合されて柵体7を構成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
かかる連結構造であると、支柱3にボルト止めした受具
4を利用しているので、支柱3がない格子柵の場合には
笠木2を連結できない。
また、笠木2は縦杆1の上部に押しつけ保持されている
ので、笠木2が縦杆1の上部に対して動き易く笠木2を
常に水平位置に保持することが困難である。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした格
子柵における柵体と笠木の連結構造を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
縦杆と横杆の接合部に連結具をセットし、その連結具を
笠木の凹溝に嵌合してボルト締めすることで柵体と笠木
を連結したもので、それによって支柱がなくとも横杆を
基準として柵体と笠木を連結できる。
〔実施例〕
第3図に示すように、縦杆10と横杆11を格子状に接合し
た柵体12の上部に笠木13が連結されて格子柵14を構成
し、その縦杆10の下部が建物開口部15の下縁部に取付プ
レート16で取付けられ、笠木13の長手方向両端部が連結
材17で建物開口部15の縦縁部に取付けてある。
前記縦杆10、横杆11は第2図に示すように断面円形とな
り、前記笠木13は断面円形中空長尺で、その下部に凹溝
18が長手方向に亘って形成され、この凹溝18内に嵌まり
込んでビス19で笠木13に固着した連結具20によって柵体
12と笠木13を連結している。
前記連結具20は第4図に示すように、所定の幅と高さと
長さを有するブロック形状であり、幅方向一側に開口し
た略U字状の凹部21が長手方向に亘って形成され、かつ
長手方向中間部における幅方向他側及び高さ方向上部に
切欠部22が高さ方向及び幅方向に亘って形成されて支持
横体23の長手方向両側に支持縦体24を一体的に間隔を置
いて有し、各支持縦体24に上下面に貫通したボルト挿通
孔25がそれぞれ形成されている。
そして、支持横体23に横杆11が支持され、両側の支持縦
体24,24間に縦杆10が臨み、ボルト挿通孔25よりボルト1
9を笠木13の凹溝底壁18aに螺合して柵体12と笠木13を連
結している。
この実施例においては支持横体23に凹部21があるので、
その凹部21に横杆11が嵌合して支持されている。
次に柵体12と笠木13の連結作業工程を説明する。
第1図(a)に示すように、連結具20を縦杆10と横杆11
の接合部に配して切欠部22を縦杆10に臨ませると共に、
一対の支持縦体24,24の凹部21,21を縦杆10の両側の横杆
11に嵌め込み、この状態で連結具20を横杆10の回りに矢
印方向に略90度回転して第1図(b)のように支持横体
23の側面23aを縦杆10に当て一対の支持縦体24,24を笠木
13の凹溝18に向ける。
この状態で連結具20を笠木13の凹溝18内に嵌め込んでボ
ルト19をボルト挿通孔25より凹溝18の底壁18aに螺合し
て連結する。
なお、特に横杆11の断面形状が角形のものであると、連
結具20を上述した様に90度回転して取付けることはでき
ないので、第5図の変形例として示した様な連結具20の
もの、すなわち、連結具の支持横体23の幅方向一側上面
23aを横杆11の角形断面形状に合致した凹面としたもの
を用いて笠木に連結することができる。
また、縦杆10が角形断面のものであれば第5図に示す様
に連結具20における一対の支持縦体24,24の間の間隔形
状を縦杆10の断面形状に合致する様に形成すれば良い。
〔考案の効果〕
縦杆10と横杆11の接合部にセットした連結具20を笠木13
の凹溝18内に嵌合してボルト締めすることで柵体12と笠
木13を連結したので、支柱のない格子柵でも柵体と笠木
を連結できる。
また、連結具20の支持横体23が横杆11に接しているから
横杆11を基準として笠木13を水平に保持できるばかり
か、一対の支持縦体24,24間が縦杆10に臨んで連結具20
が長手方向に移動しないから笠木13が長手方向に移動す
ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は連結作業工程を示す斜視図、第
2図は連結状態の断面図、第3図は格子柵取付状態の斜
視図、第4図は連結具の斜視図、第5図は連結具の変形
例を示す斜視図、第6図は従来例の説明図である。 10は縦杆、11は横杆、12は柵体、13は笠木、18は凹溝、
20は連結具、23は支持横体、24は支持縦体、25はボルト
挿通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦杆10と横杆11を格子状に接合した柵体12
    と笠木13を連結する構造において、 支持横体23の長手方向両側に一対の支持縦体24,24を間
    隔を置いて有し、かつ一対の支持縦体24,24の縦方向に
    貫通したボルト挿通孔25を有する連結具20が前記縦杆10
    と横杆11の接合部に、支持横体23が横杆11と接し、かつ
    一対の支持縦体24,24間が縦杆10に臨むようにセットさ
    れ、その連結具20の一対の支持縦体24,24が笠木13の凹
    溝18内に嵌合してボルト締めされて柵体12と笠木13が連
    結具20で連結された格子柵における柵体と笠木の連結構
    造。
JP6550890U 1990-06-22 1990-06-22 格子柵における柵体と笠木の連結構造 Expired - Fee Related JPH0745731Y2 (ja)

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