JPH0745713A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0745713A
JPH0745713A JP5188004A JP18800493A JPH0745713A JP H0745713 A JPH0745713 A JP H0745713A JP 5188004 A JP5188004 A JP 5188004A JP 18800493 A JP18800493 A JP 18800493A JP H0745713 A JPH0745713 A JP H0745713A
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JP
Japan
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well
resist
substrate
mask
sog film
Prior art date
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Withdrawn
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JP5188004A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Sawada
潤 澤田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】Si基板にPウェルとNウェルを交互に連続し
て形成する際、これらが交わる領域や離れる領域の発生
を防止できると共にSi基板に段差が発生することを防
止し良好な平坦度を得ることができる半導体装置の製造
方法を提供する。 【構成】Si基板10の上にSi酸化膜12を形成し、
さらにレジスト42を形成し、燐のイオン注入を行いN
ウェル44を形成する。次に、レジスト42が除去され
ずに残ったままのSi基板10に有機溶剤に溶けたガラ
ス溶液を回転塗布し、レジスト42とNウェル44を覆
うようにSOG膜46を形成する。このSOG膜46を
マスクとしてボロンのイオン注入を行い、Pウェル48
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、例えば、PウェルとNウェルが交互に連続して
形成された半導体装置を製造するのに好適な半導体装置
の製造方法に関する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばCMOSトランジスタを形成する
際は、半導体基板に予めPウェルとNウェルが交互に連
続して形成される。このPウェルとNウェルの形成方法
について説明する。図2は、交互に連続したPウェルと
Nウェルを形成する従来の方法を示す断面図である。
【0003】先ず、Si酸化膜12が形成されたSi基
板10の所定領域にレジスト14を形成し、図2(a)
に示されるように、このレジスト14をマスクとして燐
のイオン注入を行い、Nウェル16を形成する。次に、
図2(b)に示されるように、レジスト14を除去す
る。次に、Nウェル16に挟まれた領域にPウェル18
を形成するために、図2(c)に示されるように、Nウ
ェル16の上にレジスト20を形成しボロンのイオン注
入を行いPウェル18を形成する。その後、図2(d)
に示されるように、レジスト20を除去し、次工程に進
む。
【0004】図3を参照して、上記従来の方法の問題点
を説明する。上記従来の方法によると、レジスト14と
レジスト20の位置関係を合わせるアライメントの際
に、アライメント精度の誤差が±0.3μm程度発生す
る。このため、Pウェル18とNウェル16が交わる領
域22や離れる領域24が生じ設計どおりのPウェルと
Nウェルを形成できず、半導体装置が所期の機能を発揮
しないという問題がある。
【0005】そこで、Pウェル18とNウェル16が交
わる領域22や離れる領域24の発生を防止し半導体装
置に所期の機能を発揮させるために、セルフアライメン
ト法と呼ばれる方法でPウェルとNウェルが形成されて
いる。このセルフアライメント法について図4を参照し
て説明する。図4は、従来のセルフアライメント法を示
す断面図である。
【0006】先ず、図4(a)に示されるように、Si
基板10に形成されたSi酸化膜12の上の所定領域に
SiN膜26を形成し、さらにこのSiN膜26の上に
レジスト28を形成し、これらSiN膜26とレジスト
28をマスクとして燐のイオン注入を行う。これによ
り、図4(b)に示されるように、Nウェル30が形成
される。次に、図4(c)に示されるように、Pウェル
32を形成する際のマスクを形成するために、Si基板
10を酸化し、Nウェル30の上にSi酸化膜34を形
成する。ここで、SiN膜26は酸化されないため、N
ウェル30の上にのみSi酸化膜34が形成される。次
に、図4(d)に示されるように、SiN膜26を除去
し、ボロンのイオン注入を行いPウェル32を形成す
る。次に、図4(e)に示されるように、Si酸化膜1
2,34を除去し、次工程に進む。以上説明したよう
に、図4に示される従来の方法ではセルフアライメント
法でNウェル30とPウェル32を形成するため、Pウ
ェル18とNウェル16が交わる領域22(図2参照)
や離れる領域24(図2参照)の発生を防止できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、Si基板10
を酸化してNウェル30の上にSi酸化膜34を形成す
るため、Si酸化膜34を除去した跡には約0.3μm
〜0.5μmの凹部36が形成され、Si基板10に段
差が生じ平坦度が悪くなるという問題がある。本発明
は、上記事情に鑑み、例えば、Si基板にPウェルとN
ウェルを交互に連続して形成する際、これらの層が交わ
る領域や離れる領域の発生を防止でき、さらにSi基板
に段差が発生することを防止し良好な平坦度を得ること
ができる半導体装置の製造方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板の所定
領域にイオン注入を阻止するための第1のマスクを形成
し第1の不純物をイオン注入する工程と、前記第1の不
純物がイオン注入された領域にSOG膜を形成する工程
と、前記第1のマスクを除去する工程と、前記SOG膜
をマスクにして第2の不純物をイオン注入する工程とを
含むことを特徴とするものである。
【0009】ここで、第1のマスクとしてレジストを用
いることが好ましい。また、SOG膜をマスクにして第
2の不純物をイオン注入する前に、このSOG膜を約4
00℃でベーキングすることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法では、第1の不
純物がイオン注入された領域にSOG膜を形成した後第
1のマスクを除去し、SOG膜をマスクにして第2の不
純物をイオン注入する。このため、セルフアライメント
法により第2の不純物をイオン注入することとなり、第
1の不純物がイオン注入された層と第2の不純物がイオ
ン注入された層が交わる領域や離れる領域の発生を防止
でき、設計どおりのイオン注入層を形成でき、半導体装
置が所期の機能を発揮する。しかも、従来のように半導
体基板を酸化することにより第2の不純物のイオン注入
を阻止するマスクを形成するのではなく、第1の不純物
がイオン注入された領域にSOG膜を形成し、このSO
G膜を、第2の不純物のイオン注入を阻止するマスクと
している。このSOG膜は、有機溶剤に溶けたガラス溶
液を半導体基板上に回転塗布し低温で加熱処理すること
により形成されるため、SOG膜を除去した跡に凹部が
形成されることがなく、半導体基板に段差が発生するこ
とを防止でき良好な平坦度を得ることができる。
【0011】ここで、第1のマスクとして窒化膜やレジ
ストを用いることができるが、レジストを用いる場合
は、第1のマスクの形成、除去が容易となる。また、第
2の不純物をイオン注入する前にSOG膜を約400℃
でベーキングする場合は、SOG膜中の水分が完全に取
り除かれるためイオン注入の際にイオン注入装置内で水
分が蒸発することを防止できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の半導体装置の
製造方法の一実施例を説明する。図1は、Si基板にP
ウェルとNウェルが交互に連続して形成された半導体装
置の製造方法を示す断面図である。先ず、図1(a)に
示されるように、Si基板10の上にSi酸化膜12を
形成し、さらに、燐のイオン注入を阻止するためのレジ
スト42を形成し、燐のイオン注入を行いNウェル44
を形成する。次に、レジスト42が除去されずに残った
ままのSi基板10に有機溶剤に溶けたガラス溶液を回
転塗布し、流動性を抑える程度にこのガラス溶液を固化
するために140℃、30分間のベークを施し、図1
(b)に示されるように、レジスト42とNウェル44
を覆うようにSOG膜46を形成する。次に、周知のド
ライエッチング法によりSOG膜46の全面エッチバッ
クを行い、図1(c)に示されるように、レジスト42
の表面を露出させる。次に、周知の方法により、図1
(d)に示されるように、レジスト42を除去する。次
に、SOG膜46中の水分を完全に取り除くために40
0℃で30分間ベークを行い、次工程のイオン注入の際
にイオン注入装置内で水分が蒸発することを防止する。
次に、図1(e)に示されるように、SOG膜46をマ
スクとしてボロンのイオン注入を行い、Pウェル48を
形成する。次に、図1(f)に示されるように、Si酸
化膜12とSOG膜46を除去し次工程に進む。
【0013】ここで、上記の工程のうちの図1(b)に
示される工程では、レジスト42とNウェル44を覆う
ようにSOG膜46を形成したが、図1(a)に示され
る状態から、互いに隣接するレジスト42に挟まれた空
間だけにガラス溶液を塗布することにより、図1(c)
に示されるように、SOG膜46を形成してもよい。以
上説明した実施例の工程では、燐がイオン注入されて形
成されるNウェル44にSOG膜46を形成し、このS
OG膜46をマスクにしてボロンをイオン注入するた
め、セルフアライメント法によりボロンをイオン注入す
ることとなり、Nウェル44とPウェル48が交わる領
域や離れる領域の発生を防止できる。このため設計どお
りのPウェルとNウェルを形成でき、半導体装置に所期
の機能を発揮させることができる。しかも、従来のよう
に半導体基板を酸化することによりボロンのイオン注入
を阻止するマスクを形成するのではなく、SOG膜を形
成することによりボロンのイオン注入を阻止するマスク
を形成している。従って、SiN膜の形成が不要とな
り、またSOG膜を除去した跡に凹部が形成されること
がなく、半導体基板に段差が生じることを防止でき良好
な平坦度を得ることができる。また、露光装置を用いて
レジストを所定のパターンに形成しマスクとするのに比
べSOG膜を形成しマスクとすることはアライメントが
不要で簡便な工程であるため、作業性が向上する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体装置
の製造方法によれば、第1の不純物がイオン注入された
領域にSOG膜を形成し、セルフアライメント法により
第2の不純物をイオン注入するため、第1の不純物がイ
オン注入された層と第2の不純物がイオン注入された層
が交わる領域や離れる領域の発生を防止でき設計どおり
のイオン注入層を形成できる結果、半導体装置に所期の
機能を発揮させることができる。しかも、SOG膜を除
去した跡に凹部が形成されることがなく、半導体基板に
段差が発生することを防止でき良好な平坦度を得ること
ができ、素子の微細化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の一実施例を示
す断面図である。
【図2】従来の半導体装置の製造方法を示す断面図であ
る。
【図3】図2に示される従来の方法の問題点を示す断面
図である。
【図4】従来の他の半導体装置の製造方法を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 Si基板 42 レジスト 44 Nウェル 46 SOG膜 48 Pウェル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/316 G 7352−4M

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の所定領域にイオン注入を阻
    止するための第1のマスクを形成し第1の不純物をイオ
    ン注入する工程と、 前記第1の不純物がイオン注入された領域にSOG膜を
    形成する工程と、 前記第1のマスクを除去する工程と、 前記SOG膜をマスクにして第2の不純物をイオン注入
    する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP5188004A 1993-07-29 1993-07-29 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH0745713A (ja)

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Cited By (4)

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