JPH0745233B2 - 農業用フィルム - Google Patents

農業用フィルム

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JPH0745233B2
JPH0745233B2 JP63023496A JP2349688A JPH0745233B2 JP H0745233 B2 JPH0745233 B2 JP H0745233B2 JP 63023496 A JP63023496 A JP 63023496A JP 2349688 A JP2349688 A JP 2349688A JP H0745233 B2 JPH0745233 B2 JP H0745233B2
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ethylene
resin
copolymer
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周治 北村
清彦 中江
晃造 児谷
英雄 子川
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住友化学工業株式会社
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は耐衝撃破れ性、耐摩擦破れ性、保温性に優れた
施設栽培用ハウスやトンネルなどの農業用フィルムに関
する。
<従来の技術> 従来、農業用ハウス、トンネルハウス等の温室栽培に用
いられる温室被覆材としてはポリ塩化ビニルフィルムや
ポリエチレフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フ
ィルム等のポリオレフィン系樹脂フィルムが主として使
用されている。
これらのうちポリ塩化ビニルフィルムは保温性、透明
性、強靭性、耐久性等にすぐれているので、近年までこ
の分野で多用されてきた。しかしながら、ポリ塩化ビニ
ルフィルムは使用中にフィルム中に含まれている可塑剤
がフィルム表面にブリードするために、塵埃が吸着して
光線透過性が著しく損なわれハウス内の温度上昇を妨げ
るという欠点があると共に、使用後焼却処理をすると塩
化水素ガスが発生するため廃棄処理がむづかしいという
問題がある。さらに、低温では柔軟性を失い耐衝撃性が
不良になるので、寒冷地での使用に耐えないという問題
もある。
一方、ポリオレフィン系樹脂フィルムはフィルム中に可
塑剤を含まず化学的構造も安定しているため、長期の使
用中に光線透過性はほとんど変わらないし、焼却しても
有害ガスの発生がない点ではポリ塩化ビニルフィルムよ
り優れているが、このフィルムはポリ塩化ビニルフィル
ムに比べてハウスやトンネルに被覆した時、突起部によ
る衝撃的な破れやフィルム押えバンド、パイプ骨材との
接触部において風によるバタツキや換気のためのフィル
ム開閉などで摩擦破れが起こりやすい欠点があり、長期
耐用の被覆フィルムとしては問題があった。
上記問題を解決するためには、アイオノマー樹脂を−構
成要素とする耐摩擦特性を改良したポリオレフィン樹脂
系農業用フィルム(特開昭56−84955号公報参照)やエ
チレン−α−オレフィンランダム共重合体からなる耐摩
擦特性の改良された農業用フィルム(特開昭61−106644
号公報)が提供されているが、耐摩擦性のさらに優れた
フィルムが望まれていた。
<発明が解決しようとする課題> 本発明はかかるポリオレフィン樹脂系農業用フィルムに
おける問題点を解決し、より優れた耐衝撃性、耐摩擦破
れ性を有する農業用フィルムを提供する目的でなされた
ものである。本発明のもう一つの目的は、優れた耐衝撃
性破れ性と耐摩擦破れ性とを有しながら且つ改良された
保温性をも有する農業用フィルムを提供することであ
る。
<課題を解決するための手段> 本発明者らは、ポリオレフィン樹脂系農業用フィルムに
耐衝撃性や耐摩擦破れ性を付与しフィルムの被覆耐用期
間を大幅に向上させ、さらに保温性をも改良すべく鋭意
研究を行った結果、特定の低密度エチレン−α−オレフ
ィン共重合体が極めて柔軟性に優れしかも強靭性を有す
ることを見い出し、さらに該低密度エチレン−α−オレ
フィン共重合体または該共重合体と特定の無機化合物と
を含む樹脂組成物からなるフィルムの内外面にアイオノ
マー樹脂およびポリオレフィン系樹脂などの層を設ける
ことによって、該低密度エチレン−α−オレフィン共重
合体のタック性を防止できるという従来に見られない極
めて特徴のあるポリオレフィン系農業用フィルムの得ら
れることを見い出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は以下の(1)と(2)である。
(1) 25℃におけるキシレン抽出成分の重量平均分子
鎖長が1000〜9000Åであり、かつ該抽出成分が18〜45重
量%であり、密度が0.870〜0.915g/cm3、23℃相対湿度6
5%における引張衝撃強度が650kg−cm/cm2以上である低
密度エチレン−α−オレフィン共重合体から成るフィル
ムの内外面に、アイオノマー樹脂とポリオレフィン系樹
脂とからなる群から選ばれる少くとも1種の樹脂層が設
けられていることを特徴とする農業用フィルム。
(2) 25℃におけるキシレン抽出成分の重量平均分子
鎖長が1000〜9000Åであり、かつ該抽出成分が18〜45重
量%であり、密度が0.870〜0.915/cm3、23℃相対湿度65
%における引張衝撃強度が650kg・cm/cm2以上である低
密度エチレン−α−オレフィン共重合体100重量部と、
該エチレン−α−オレフィン共重合体の屈折率nAとの屈
折率比nA/nBが0.95〜1.06の範囲にある屈折率nBを有す
る無機化合物3〜25重量部とを含む樹脂組成物から成る
フィルムの内外面に、アイオノマー樹脂とポリオレフィ
ン系樹脂とからなる群から選ばれる少なくとも1種の樹
脂層が設けられていることを特徴とする農業用フィル
ム。
本発明で中間層に用いられる低密度エチレン−α−オレ
フィン共重合体はエチレン−ブテン−1共重合体、エチ
レン−4−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−ヘ
キセン−1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体
などであって、それらは25℃におけるキシレン抽出成分
(以下「CXS成分」という)の重量平均分子鎖長が1000
〜9000Åであり、かつCXS成分が18〜45重量%であり、
密度が0.870〜0.915g/cm3、温度23℃相対湿度65%にお
ける引張衝撃強度が650kg−cm/cm2以上のものである。C
XS成分の重量平均分子鎖長が1000Å未満の場合はフィル
ム成形後のベトツキが多大で、このフィルムの内外面に
アイオノマー樹脂層やポリオレフィン系樹脂層を設けて
もフィルム表面にCXS成分が拡散し、良好なフィルムが
得られないので好ましくない。また、CXS成分の重量平
均分子鎖長が9000Åを越えると低密度エチレン−α−オ
レフィン共重合体全体の分子量も高くなり、フィルム加
工性が悪化する問題があり好ましくない。CXS成分の含
有量は該共重合体の密度に影響を与えるものであるが、
含有量が18重量%未満の場合はフィルム加工時のせん断
トルクが高く樹脂の発熱トラブルなどを起こし、45重量
%を越える場合には高い引張衝撃強度が得られないこと
から好ましくない。また、低密度エチレン−α−オレフ
ィン共重合体の密度が0.870g/cm3未満である場合はフィ
ルム表面にベトツキが発生したり強度や耐熱性が低下
し、0.915g/cm3を越える場合はフィルムの剛性度が大き
くなりしなやかさが低下し好ましくない。さらに、低密
度エチレン−α−オレフィン共重合体の強度が重要であ
り、23℃、相対湿度65%での引張衝撃強度が650kg−cm/
cm2未満であると、得られたフィルムの耐衝撃性や耐摩
擦破れ性の大幅な改良効果がなく好ましくない。
本発明において内外層に使用されるアイオノマー樹脂は
α−オレフィンとのα,β−不飽和カルボン酸との共重
合体の金属イオン架橋構造を有する樹脂で、通常α−オ
レフィンとしてはエチレンを、α,β−不飽和カルボン
酸としてはメタアクリル酸を用い、メタアクリル酸の割
合が1〜5モル%の共重合体で、金属イオンとしてはNa
+,Zn++を用いたものが例えばデュホン社より商品名サー
リンとして販売されているものである。本発明に好まし
く使用されるものは密度が0.935g/cm2以上0.975g/cm2
メルトインデックスが0.5g/10分以上7g/10分以下のもの
であり、金属イオンはNa+,Zn++タイプのものである。
また、本発明の内外層に使用されるポリオレフィン系樹
脂としては、α−オレフィンの単独重合体、α−オレフ
ィンを主成分とする異種単量体との共重合体であり、例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピ
レン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−
4−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸メチル共重合体等が挙げられる。これ
らのうち、密度が0.915〜0.935の低密度ポリエチレンや
エチレン−α−オレフィン共重合体およびエチレン−酢
酸ビニル共重合体やエチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−メタクリル酸メチル共重合体が透明性や耐候性
や価格の点から農業用フィルムとして好ましい。さら
に、ポリエチレンやエチレン−α−オレフィン共重合体
の場合、密度が0.915g/cm3以上0.935g/cm3以下でメルト
インデックスが0.1g/10分以上4g/10分以下のものが耐熱
性、耐摩耗性が良好で摩擦発熱が少なく好ましい。密度
が0.910g/cm3以下では耐熱性の点で好ましくなく0.935g
/cm3以上では透明性の点で好ましくなく、メルトインデ
ックスが0.1g/10分以下では加工性の点で好ましくなく4
g/10分以上では摩擦特性や強度の点で好ましくない。ま
た、エチレン−酢酸ビニル共重合体の場合、酢酸ビニル
含有量が20重量%以下、より好ましくは10重量%以下で
メルトインデックスが0.1g/10分以上3g/10分、より好ま
しくは0.1g/10分以上15g/10分以下のものが好ましい。
酢酸ビニル含有量が20重量%以上では耐熱性の点で好ま
しくなく、メルトインデックスが0.10g/10分以下では加
工性の点で、3g/10分以上では摩擦特性や強度の点で好
ましくない。また、エチレン−アクリル酸共重合体やエ
チレン−メタクリル酸メチル共重合体の場合、アクリル
酸含有量30重量%以下、より好ましくは25重量%以下の
ものが好ましい。
また、本発明で得られる農業用フィルムの耐衝撃性破
れ、耐摩擦破れ性、透明性を問題となるレベルにまで低
下させることなくハウス内の夜間の保温性を向上させる
ために、低密度エチレン−α−オレフィン共重合体100
重量部と、該共重合体の屈折率nAとの屈折率比nA/nB
0.95〜1.06の範囲にある屈折率nBを有する無機化合物2
〜25重量部とからなる樹脂組成物が、本発明の農業用フ
ィルムの中間層に用いられる。
本発明の低密度エチレン−α−オレフィン共重合体は無
機化合物の充填性が良好で、通常の樹脂の場合無機化合
物を充填すると引張衝撃強度などの強度や伸びが低下す
るが、本発明の特定の低密度エチレン−α−オレフィン
共重合体では強度の低下率が少なく、夜間の保温性向上
のため無機化合物を充填するのに最適である。
本発明に使用される屈折率nBの無機化合物は特に限定さ
れないが、例えばSiO2と周期律表II,III,IV族に属する
金属元素の酸化物から選ばれる金属酸化物の1種もしく
は2種以上とから成る複合酸化物が好ましい。これらの
複合酸化物は一般式(SiO2)x・(MαOβ)y・nH2O
や(SiO2)x・(MαOβ)y・(RγOδ)z・nH2O
等で表わされ、ここでM、Rは周期律表II,III,IV族に
属する金属元素を表わし、α、γは1または2を表わ
し、β,δは1,2または3を表わし、nは零または正の
数を表わし、x、y、zは本発明の主旨に従って、該複
合酸化物の屈折率がエチレン−α−オレフィン共重合体
の屈折率と可及的近接しうるような値になるように決定
される正の数を表わす。さらに本発明の主旨を損なわな
い限り(SiO2)x・(M1αOβ)y1・(M2αOβ)y2
…(MmαOβ)ym・nH2Oの一般式を有するものでもよ
く、さらには少量の他の金属酸化物等の不純物を含んで
もよい。上述したような金属元素の例としては例えばB,
Be,Mg,Ca,Ba,Al,Zn,Ti,Zr,Pb,Sn等が挙げられる。これ
らのうち特にAl,Ti,Mg,Ca等が屈折率コントロールや価
格の点から好ましい。
一般に本発明の中間層に使用する低密度エチレン−α−
オレフィン共重合体の屈折率は1.50〜1.52の間にある
が、この屈折率に可及的等しい屈折率を与える該複合酸
化物の組成を例示すると、例えばアルミニウムシリケー
トの場合は一般式(SiO2)x・(Al2O3)y・nH2Oであ
る。ここで、x,yは0.04≦y/x≦0.4より好ましくは0.1≦
y/x≦0.3の条件を満たす正の数であり、nは零もしくは
正の数を表わす。これらの例示は限定的な意味をもつも
のではなく、例えば不純物を少量含むような複合酸化物
をも包含するものである。具体的には本発明の実施に当
たって中間層に使用する低密度エチレン−α−オレフィ
ン共重合体の屈折率を25℃、相対湿度65%の条件下でD
(Na)線を用いて測定した値nAに対してシリカを含む複
合酸化物の屈折率nBが0.95≦nA/nB≦1.06より好ましく
は0.99≦nA/nB≦1.02の範囲に入るように該シリカを含
む複合酸化物の組成を決定する。nA/nB比が上述の範囲
をはずれると、得られるフィルムの平行光線透過率が低
下するので好ましくない。
また、これらのシリカを含む複合酸化物において、無水
の複合酸化物は加工性の点から含水複合酸化物ゲルより
好ましいが、本発明の主旨である保温性の改良効果の点
からは含水複合酸化物ゲルの方が好ましい。特に、水を
多量に吸着する能力を有するもの程好ましく、25℃、相
対湿度65%での吸着水分が10重量%以上がより好まし
く、20重量%以上を有するものが特に好ましい。これ
は、シリカを含む複合酸化物そのものの赤外線不透過能
に加えて、水のもつ赤外線不透過能の相乗効果により保
温性改良効果が高められるものと考えられる。さらに、
水吸着能力を有するものは得られるフィルムに水滴防止
効果が現出するとともに、通常農業用フィルムに用いら
れる無滴剤、湿潤剤を用いた場合にはこれらが吸着され
徐々に放出されるため、その効果の持続性に優れるとい
う利点を持っている。かような理由から、無水複合酸化
物よりも含水複合酸化物ゲルの方が一般には好ましい
が、フィルム加工時のトラブル防止や、目的とする保温
性改良レベルに応じて本発明にはいずれも使用可能であ
る。
さらに、かようなシリカを含む複合酸化物は使用に際し
細かく粉砕されていることが必要であり、その平均粒径
が20μm以下であることが好ましく、10μm以下である
ことがより好ましい。平均粒径が該範囲を越えると得ら
れるフィルムの物性を低下させるので好ましくない。
また、該シリカを含む複合酸化物の該低密度エチレン−
α−オレフィン共重合体への配合割合は、使用する複合
酸化物の種類によっても異なるが一般に該低密度にエチ
レン−α−オレフィン共重合体100重量部に対し2〜25
重量部であり、3〜15重量部が好ましい。該配合物の配
合量が2重量部未満では得られるフィルムの保温性の改
良効果があまり認められず、また配合量が25重量部を越
えると得られるフィルムの強度が低下するので好ましく
ない。
本発明の実施方法は、特定の低密度エチレン−α−オレ
フィン共重合体単独、または該共重合体とシリカを含む
複合酸化物とを配合した樹脂組成物を中間層として、そ
の内外面にアイオノマー樹脂とポリオレフィン系樹脂と
からなる群から選ばれる少くとも1種の樹脂層を設ける
方法で積層フィルムを成形する。特定の低密度エチレン
−α−オレフィン共重合体にシリカを含む複合酸化物を
配合した樹脂組成物は、該共重合体とシリカを含む複合
酸化物粉末とをロール型またはバンバリー型の混合機あ
るいは押出機などで混合もしくは混練するといった通常
の方法で混練する。次いで、かかる複合酸化物を含む
か、もしくは含まない低密度エチレン−α−オレフィン
共重合体を、例えばインフレーション加工、カレンダー
加工、Tダイ加工等の通常の成形加工方法でフィルム状
に成形する。通常フィルム加工は130〜250℃の加工温度
で行なわれるので、本発明に使用するシリカを含む複合
酸化物のうち含水複合酸化物については、この温度域に
おける吸着水を脱離するため、加工温度程度の温度で吸
着水をとりのぞくための予備乾燥が必要である。
かかる複合酸化物を含むか、もしくは含まない低密度エ
チレン−α−オレフィン共重合体から成るフィルムの内
外面にアイオノマー樹脂とポリオレフィン系樹脂とから
なる群から選ばれる少くとも1種の樹脂層を設ける方法
としては、それぞれのフィルムを形成してドライミネー
ト、ヒートラミネート法等により積層フィルムとする方
法、複合酸化物を含むか、もしくは含まない低密度エチ
レン−α−オレフィン共重合体フィルムにアイオノマー
樹脂とポリオレフィン系樹脂とからなる群から選ばれる
少くとも1種の樹脂を押出ラミネートする方法法、多層
押出法により積層フィルムを同時に成形する方法等既存
の技術を用いればよく、特に多層押出法により整形する
方法が成形の容易さ、得られるフィルムの層間接着性、
透明性、コスト等の点で好ましい。さらに、農業用途で
は広巾フィルムが好まれるので多層インフレ加工法が望
ましい。なお、内層と外層を異種の樹脂としてもよいが
押出機費用等から考えると通常の目的には同種樹脂で十
分である。
また、かかる複合酸化物を含むか、もしくは含まない低
密度エチレン−α−オレフィン共重合体からなるフィル
ム(中間層)と内外面に設ける樹脂(内外層)の厚さ
は、最終用途や目的に応じて決定されるので一概に規定
されないが、中間層は要求される保温性のレベルや複合
酸化物の樹脂への配合割合にもよるが、通常は30μmか
ら200μm程度で十分であり、内外層は中間層の外部ヘ
イズを低下させるレベルの厚みでよく、通常は10μmか
ら20μm程度で十分である。
以上のようにして得られるフィルム中には、中間層にシ
リカを含む複合酸化物の分散をより良好にするために、
例えばソルビタンモノステアレートのようなソルビタン
脂肪酸エステルやグリセリンモノステアレートのような
グリセリン脂肪酸エステルなどの分散剤を本発明の樹脂
組成物に対して0.2〜2重量部添加して用いることも有
効であり、中間層、内外層ともにまた適当な安定剤、紫
外線吸収剤、帯電防止剤やさらに必要に応じて水滴防止
剤などを適宜混入することも有効である。
<発明の効果> 本発明によって得られたポリオレフィン系樹脂多層フィ
ルムは、温室、ハウス等の被覆用フィルムとして用いた
場合、中間層に設けた特定の低密度エチレン−α−オレ
フィン共重合体の強靭性が耐摩擦強度や耐衝撃性を著し
く良好にし、さらに、中間層にシリカを含む特定の組成
の複合酸化物を配合することによって、フィルの透明
性、特に平行光線透過性を低下することなく優れた保温
性を得ることができ、農業用フィルムとしてきわめて有
用である。
さらにつけ加えるならば、本発明の低密度エチレン−α
−オレフィン共重合体は単独でフィルム加工した場合、
フィルム表面のベトツキやタック性が著しく農業用フィ
ルムなどへの用途にそのままでは適さない問題を有して
いるが、本発明の多層構造とすることによって、低密度
エチレン−α−オレフィン共重合体のすぐれた強靭性を
生かし、先の問題点が解消される点できわめて有用な農
業用フィルムを得ることができる。
<実施例> 次に実施例をあげて本発明を説明するが、これら実施例
は単に例示的なものであってこれらに限定されるもので
はない。実施例および比較例に示した保温性の測定は断
熱材でつくった約30cm立方の箱の1つの面に試料を設け
た保温性測定装置を用いて、箱内に挿入した100℃の加
熱ブロックによる装置内の温度変化をサーミスタにて測
定した。標準試料のガラス板(約2mm厚)が示す値との
温度差を保温性として〔△T℃〕で示した。
また、透明性の測定はJIS K−6714に準拠してヘイズメ
ーターを用いて曇価ならびに全光線透過率を測定しその
尺度とした。この際、平行光線透過率は以下の式を用い
て求めた。
平行光線透過率=全光線透過率−曇価 無機粉末の屈折率は浸漬法により測定し、ポリマーフィ
ルムの屈折率はAbbeの屈折計を用いて測定した。測定は
20℃、65%RHの室内でD線を用いて行なった。
また、ハウスやトンネルなどの押えバンドや骨材パイプ
と被覆フィルムの耐摩擦破れ性は、図1に示した試験装
置を用いて、押えバンドの緊張度5%で試験フィルムの
開閉動作が12回/分、開き角度60゜で試験を行ない、フ
ィルムのスソ切れあるいは摩擦による穴あきなどが生じ
た回数で示した。押えバンドは石本マオラン製ハウスマ
イカ線(幅10mm)を用い、骨材パイプはハウス用直径22
mmの鉄パイプを半径50cm半円に曲げたものを用い、パイ
プ間距離を50cmとして試験した。なお、押えバンドの緊
張度は試験フィルムを押えバンドで押えた時のフィルム
張力に反映するものであり、以下の式を用いて緊張度と
した。
耐衝撃破れ性は図2に示した振子式衝撃試験装置を用い
て、直径50mmの範囲を固定したフィルムに先端が12.7mm
φの半球状の衝撃突起でフィルムを破壊させた時の破壊
エネルギーを求めkg−cmで表示した。
さらに、中間層に使用する低密度エチレン−α−オレフ
ィン共重合体の引張衝撃強度は、ASTM D−1822(68)に
規定された方法でS形テストピースを用いて測定した値
を示した。
CXS成分の重量平均分子鎖長は浸透クロマトグラフィー
(GPC:東洋曹達(株)型811型)にカラムとしてGMH6−H
Dを2本使用し130℃の条件下でポリスチレンを基準にし
て測定したものである。
実施例1 密度0.904g/cm3、CXS成分の重量平均分子鎖長6000Å、C
XS成分25重量%でメルトインデックス(M1)が1.9g/10
分、引張衝撃強度が850km−cm/cm2、屈折率1.512の低密
度エチレン−ブテン−1共重合体(住友化学工業製、CN
2002、(以下「中間層用樹脂」という)を中間層に、三
井ポリケミカル社製ハイミラン 1650(密度0.95g/c
m3、メルトインデックス1.5g/10分、エチレン−メタク
リル酸共重合体のZnイオンタイプ)(以下「内、外層用
樹脂」という)を上記中間層の内、外面に使用し、二種
三層インフレダイス(口径150mm)を装備した多層イン
フレ装置を使用し、該ダイスの中間層には口径40mmの押
出機を通して上記中間層用樹脂を溶融ゾーン180℃、ダ
イス温度190℃の条件で9kg/hrの吐出量で供給し、内層
と外層には上記内、外層樹脂を溶融ゾーン215℃、ダイ
ス温度190℃の条件で4.2kg/hrの吐出量で供給し、各層
に供給した樹脂は該ダイスの内部で貼合し三層サンドイ
ッチ構造の管状体をブローアップレシオ2.4、フロスト
ライン距離200mm、引取速度4.9m/分の条件で引取り、折
径365mm、各層の厚みが内層0.013mm、中間層0.05mm、外
層0.013で構成される三層サンドイッチ構造の透明フィ
ルムを得た。
得られたフィルムの透明性、保温性、耐衝撃破れ性、耐
摩擦破れ性などの性能を表1に示した。
実施例2 密度が0.900g/cm3、CXS成分の重量平均分子鎖長が3700
Å、CXS成分21重量%でメルトインデックス(M・I)
が1.8g/10分、引張衝撃強度が920kg−cm/cm2、屈折率1.
513の低密度エチレン−ブテン−1共重合体(住友化学
工業製、CN2004)を中間層に用い、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(密度0.927g/cm3、メルトインデックス1.5g
/10分、酢酸ビニル含有量4.8重量%)を上記中間層の内
・外面に使用したほかは実施例1と同様の方法をくり返
し、内層0.013mm、中間層0.05mm、外層0.013mmで構成さ
れる三層サンドイッチ構造の透明フィルムを得た。得ら
れたフィルムの性能を表1に示した。
実施例3 密度が0.903g/cm3、CXS成分の重量平均分子鎖長が3800
Å、CXS成分20重量%で、メルトインデックス(MI)が
2.0g/10分、引張衝撃強度が1080kg−cm/cm2、屈折率1.5
12の低密度エチレン−ヘキセン−1共重合体(住友化学
工業製、CS2013)を中間層に用い、高圧法低密度ポリエ
チレン(密度0.924g/cm3、メルトインデックス1.3g/10
分)を上記中間層の内・外面に使用したほかは、実施例
1と同様の方法をくり返し、内層0.013mm、中間層0.05m
m、外層0.013mmで構成される三層サンドイッチ構造の透
明フィルムを得た。得られたフィルムの性能を表1に示
した。
実施例4〜5 実施例1の中間層に用いた低密度エチレン−ブテン−1
共重合体にアルミニウムシリケート(SiO272重量%、Al
2O327.5重量%および不純物0.5重量%、屈折率1.494、
平均粒径3μm)または、無水カオリナイト(SiO253重
量%、Al2O343.5重量%、不純物0.8重量%、屈折率1.53
0、平均粒径4μm)を上記樹脂100重量部に対しそれぞ
れ10重量部を配合し、5バンバリーミキサーで樹脂温
度160℃、10分間混練後押出機により造粒ペレット化し
て中間層用樹脂組成物を得た。
ついで、それらの中間層内樹脂組成物を実施例1の中間
層に用いたほかは実施例1と同様の方法をくり返し、内
層0.013mm、中間層0.05mm、外層0.013mmで構成される三
層サンドイッチ構造の透明フィルムを得た。得られたフ
ィルムの性能を表1に示した。
実施例6〜7 実施例3の中間層に用いた低密度エチレン−ヘキセン−
1に共重合体にアルミノシリケートゲル(SiO261重量
%、Al2O323重量%、Na2O10重量%、内熱減量6重量
%、屈折率1.495、平均粒径4μm)または、酸化珪素
(SiO299重量%以上、屈折率1.456、平均粒径3μm)
を上記樹脂100重量部に対しそれぞれ10重量部を配合
し、5バンバリーミキサーで樹脂温度160℃、10分間
混練後、押出機により造粒ペレット化して中間層用樹脂
組成物を得た。
ついで、それらの中間層用樹脂組成物を実施例3の中間
層に用いたほかは実施例3と同様の方法をくり返し、内
層0.013mm、中間層0.05mm、外層0.013mmで構成される三
層サンドイッチ構造の透明フィルムを得た。得られたフ
ィルムの性能を表1に示した。
比較例1 実施例1の中間層に用いた低密度エチレン−ブテン−1
共重合体に代えて、密度0.925g/cm3、CXS成分の重量平
均分子鎖長が800Å、CXS成分5重量%でメルトインデッ
クス(M・I)が1.5g/10分、引張衝撃強度が550kg−cm
/cm2、屈折率1.513のエチレン−ブテン−1共重合体を
中間層に用いた以外は実施例1と同様の方法をくり返
し、内層0.013mm、中間層0.05mm、外層0.013mmで構成さ
れる三層サンドイッチ構造の透明フィルムを得た。得ら
れたフィルムの性能を表1に示した。
比較例2 実施例3の中間層に用いた低密度エチレン−ヘキセン−
1共重合体に代えて、密度0.924g/cm3、CXS成分の重量
平均分子鎖長が800Å、CXS成分8重量%でメルトインデ
ックス(M・I)が2.0g/10分、引張衝撃強度500kg−cm
/cm2、屈折率1.512のエチレン−ブテン−1共重合体を
中間層に用いた以外は実施例1と同様の方法をくり返
し、内層0.013mm、中間層0.05mm、外層0.013mmで構成さ
れる三層サンドイッチ構造の透明フィルムを得た。得ら
れたフィルムの性能を表1に示した。
比較例3 比較例1において、中間層に用いたエチレン−ブテン−
1共重合体にアルミニウムシリケート(SiO272重量%、
Al2O327.5重量%および不純物0.5重量%、屈折率1.49
4、平均粒径3μm)を上記樹脂100重量部に対し、10重
量部を配合し、5バンバリーミキサーで樹脂温度160
℃、10分間混練後押出機により造粒ペレット化して中間
層用樹脂組成物を得た。
ついで、それらの中間層用樹脂組成物を比較例1の中間
層に用いたほかは比較例1と同様の方法をくり返し、内
層0.013mm、中間層0.05mm、外層0.03mmで構成される三
層サンドイッチ構造の透明フィルムを得た。得られたフ
ィルムの性能を表1に示した。
比較例4 実施例1において中間層に用いた低密度エチレン−ブテ
ン−1共重合体を単独使用し、インフレーションフィル
ム加工機にて溶融ゾーン160℃、ダイス温度170℃の条件
で8kg/hrの吐出量で供給し、上記樹脂管状体をブローア
ップレシオ2.4、フロストライン距離230mm、引取速度4.
6m/分の条件で引取り、折径365mm、フィルム厚さ0.078m
mの単層透明フィルムを得た。得られたフィルムの性能
を表1に示した。
【図面の簡単な説明】
図1(a)は本発明の農業用フィルムの試験に用いた摩
擦破れ試験装置の概略断面図、図1(b)はその右側面
図、図2は、本発明フィルムの試験に用いた耐衝撃破れ
試験装置の概略断面図である。 1……試験フィルム 2……押えバンド 3……パイプ骨材 4……フィルムつかみ具 5……ガイド 6……フィルム開閉アーム 7……フィルム固定具(開口部50mmφ) 8……衝撃振り子先端 9……衝撃振り子支点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 子川 英雄 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−84956(JP,A) 特開 昭58−128853(JP,A) 特開 昭54−55092(JP,A) 特開 昭56−92902(JP,A) 特開 昭62−121709(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】25℃におけるキシレン抽出成分の重量平均
    分子鎖長が1000〜9000Åであり、かつ該抽出成分が18〜
    45重量%であり、密度が0.870〜0.915g/cm3であり、23
    ℃相対湿度65%における引張衝撃強度が650kg−cm/cm2
    以上である低密度エチレン−α−オレフィン共重合体か
    らなるフィルムの内外面に、アイオノマー樹脂とポリオ
    レフィン系樹脂とからなる群から選ばれる少なくとも1
    種の樹脂層が設けられていることを特徴とする農業用フ
    ィルム。
  2. 【請求項2】25℃におけるキシレン抽出成分の重量平均
    分子鎖長が1000〜9000Åであり、かつ該抽出成分が18〜
    45重量%であり、密度が0.870〜0.915g/cm3であり、23
    ℃相対湿度65%における引張衝撃強度が650kg−cm/cm2
    以上である低密度エチレン−α−オレフィン共重合体10
    0重量部と、該低密度エチレン−α−オレフィン共重合
    体の屈折率比nA/nBが0.95〜1.06の範囲である屈折率nB
    を有する無機化合物2〜25重量部とを含む樹脂組成物か
    らなるフィルムの内外面に、アイオノマー樹脂とポリオ
    レフィン系樹脂とからなる群から選ばれる少なくとも1
    種の樹脂層が設けられていることを特徴とする農業用フ
    ィルム。
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