JPH05147176A - 農業用プラスチツクフイルム - Google Patents

農業用プラスチツクフイルム

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JPH05147176A
JPH05147176A JP3340145A JP34014591A JPH05147176A JP H05147176 A JPH05147176 A JP H05147176A JP 3340145 A JP3340145 A JP 3340145A JP 34014591 A JP34014591 A JP 34014591A JP H05147176 A JPH05147176 A JP H05147176A
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JP
Japan
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plastic film
intermediate layer
vinyl acetate
film
glass
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JP3340145A
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Inventor
Yuji Okada
雄二 岡田
Masuo Kitamura
益男 北村
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Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokan Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Protection Of Plants (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 力学特性が改善され、保温性が良好であっ
て、しかも3層構造の中間層の組成を単純化し、コスト
の低減を図るようにした農業用プラスチックフィルムを
提供することを目的とする。 [構成] 3層構造によって構成される農業用プラスチ
ックフィルムであって、エチレン−酢酸ビニル共重合体
が90〜99.5重量%と、最大粒径が30μm以下の
ガラス球体14を0.5〜10重量%含有する組成物に
よって中間層12を構成するとともに、その両側にオレ
フィン系樹脂層11、13を積層したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は農業用プラスチックフィ
ルムに係り、とくに積層構造を有する農業用プラスチッ
クフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】農作物等の温室栽培に用いられる温室被
覆用フィルムとして、従来よりポリ塩化ビニル系フィル
ムまたはポリエチレン系フィルムが用いられている。前
者は光線透過率、耐侯性、保温性、強靭性、作業性等か
ら現在最も広く使用されているが、極性を有するため
に、経時的に塵埃が付着し易く、光線の透過率が漸次劣
ってくる。また焼却廃棄するときに有害ガスを発生する
等の欠点がある。これに対して後者は非極性の構造を持
つもので、化学的に安定であるので、初期の光線透過率
を持続し、太陽エネルギをよく透過する。しかし前者に
比べて保温性に劣るという欠点を有している。
【0003】一般に保温性に影響する放射線の波長は、
大地を黒体とみなすと、プランクの黒体の法則から約5
〜20μであり、この波長帯の放射線を吸収あるいは反
射するものが保温性がよいとされている。このような性
質を有する物質としては、有機物および無機物が存在す
る。例えば特開昭52−32938号の脱水カオリナイ
ト、特公昭47−9260号や特公昭47−13853
号のように燐酸塩化合物や酸化珪素が、また特公昭54
−131649号や特開昭51−42774号のポリビ
ニルアルコールまたはオレフィン−ビニルアルコール系
共重合体が保温性を向上させる物質として知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような物質の内、
無機物を保温するために用いる場合には、一般にポリオ
レフィン系樹脂に分散したり、樹脂の表面層に蒸着した
形で用いられるが、遠赤外線の透過性を塩化ビニルある
いはガラス体程度にしようとすると、無機物の微粉末を
かなり大量に使用する必要があり、結果としてフィルム
の力学的性質が低下し、しかも昼間の太陽エネルギの透
過を阻害する。また折曲げや伸長に伴って白化し易い。
そして白化すると光線透過率を低下させる。一方金属を
蒸着したフィルムは、可視光線の透過率が50%以下に
なる欠点があり、昼間の太陽エネルギの吸収性能が悪く
なる。
【0005】また保温のために有機物、例えばポリビニ
ルアルコール系樹脂を用いると、分子中にアルコール系
水酸基を有し、遠赤外領域、とくに8〜19μの波長領
域で強い吸収をするのて保温性にも優れ、可視光線の透
過にも優れることになるが、他方で吸湿性があるため
に、フィルムの力学的性質を損い、またコストが高くな
って実用的でなくなる。そこで特開昭51−42774
号では、疎水性樹脂フィルムでラミネートすることが提
案されている。しかしこの方法によれば、製造工程が複
雑で高価になるという欠点を生ずる。
【0006】さらに特公昭56−15823号のよう
に、エチレン−酢酸ビニル共重合体とエチレン−ビニル
アルコール共重合体との組成物を用いるとともに、ビニ
ルアルコール単量体の割合を2〜10重量%とすると、
可視光線の透過に優れることになるが、保温性について
は十分な効果が得られない。またビニルアルコール単量
体の重量を10重量%以上にすると、保温性が改善され
るが可視光線の透過性が著しく低下し、しかも落球衝撃
強度が低下する。
【0007】そこで特開平2−155734号におい
て、本願出願人は内外層を安定なオレフィン系樹脂を用
いるとともに、中間層としてエチレン−酢酸ビニル共重
合体とエチレン−ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合
体との組成物にガラス球体を混入した構成の農業用プラ
スチックフィルムを提案している。このような構造によ
れば、透明性および保温性が改善されるとともに、製造
が容易で、しかも力学的特性が改善された積層構造を有
する農業用プラスチックフィルムを提供することが可能
になる。
【0008】ところがこのような3層構造の欠点は、と
くに中間層にエチレン−ビニルアルコール−酢酸ビニル
共重合体をエチレン−酢酸ビニル共重合体とともに用い
るようにしているために、中間層の組成が複雑になるば
かりでなく、エチレン−ビニルアルコール−酢酸ビニル
共重合体によってコストが上昇する欠点がある。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、特開平2−155734号の農業用プ
ラスチックフィルムとほぼ同等の特性を有し、しかも組
成が簡潔でコスト的に有利な農業用プラスチックフィル
ムを提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、積層構造
を有する農業用プラスチックフィルムであって、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体90〜99.5重量%と最大粒
子径が30μm以下のガラス球体0.5〜10重量%と
から成る組成物によって中間層を形成し、しかも前記中
間層の両側にオレフィン系樹脂を積層したことを特徴と
する農業用プラスチックフィルムに関するものである。
【0011】また第2の発明は、上記第1の発明におい
て、前記エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニルの
含有割合が5〜25重量%であって、そのメルトインデ
ックスが0.1〜5g/10分の特性値を有することを
特徴とする農業用プラスチックフィルムに関するもので
ある。
【0012】また第3の発明は上記第1の発明におい
て、前記ガラス球体は、その屈折率が1.47〜1.5
4の範囲内であることを特徴とする農業用プラスチッフ
ィルムに関するものである。。
【0013】また第4の発明は、上記第1の発明におい
て、前記中間層に混入されるガラス球体の組成物は、珪
酸を主成分とした金属酸化物から成ることを特徴とする
農業用プラスチックフィルムに関するものである。
【0014】
【作用】第1の発明によると、エチレン−酢酸ビニル共
重合体にガラス球体を混入した組成物によって中間層が
形成されるために、この中間層にエチレン−ビニルアル
コール−酢酸ビニル共重合体を用いる必要がなくなる。
【0015】第2の発明によれば、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体の酢酸ビニルの含有割合が5〜25重量%で
あって、そのメルトインデックスが0.1〜5g/10
分の特性値を有しているために、遠赤外線領域で比較的
良好な吸収性能が得られ、保温性能を向上させかつフィ
ルム成形体の力学的性質を向上させ、とくにフィルムの
縦および横方向の引張り強度や伸び率を改善できるよう
になる。
【0016】第3の発明において、ガラス球体はその屈
折率が1.47〜1.54の範囲内にあるために、農業
用プラスチックフィルムに対して保温性を与えることが
可能になり、しかも球体を用いることによって、光線透
過率およびフィルム強度を増加させる。
【0017】第4の発明は、中間層に混入されるガラス
球体の組成物が珪酸を主成分とした金属酸化物から構成
されるために、このような組成物のガラス粉末を高温の
焔の中に吹込むことによって、ガラス粉末が浮遊状態で
溶融し、その表面張力によって球状をなすガラス球体が
得られることになる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例に係る農業用プラスチックフ
ィルムは図1に示すように3層構造をなしている。この
フィルムは、例えば共押出しで製膜して製造することが
好ましい。図1に示す第1層11および第3層13はと
もに化学的に安定なオレフィン系樹脂を用い、必要であ
れば水滴を防止するために添加剤として界面活性剤を用
いる。この2つの層11、13は、中間層を構成する第
2層12の有する物理的および化学的欠点を補い、かつ
フィルムの力学的強度を向上させるようにしている。そ
して中間層である第2層12は、保温性を有する材料か
ら構成されている。
【0019】中間層12は農業用プラスチックフィルム
に対して保温性を付与し、かつフィルムの太陽光線の透
過を高める性能を与えるために、エチレン−酢酸ビニル
共重合体(以下EVACという)にガラス球体14を混
入したものから構成されている。そしてEVACはその
酢酸ビニルの含有率が5〜20重量%であって、メルト
インデックスが0.1〜5g/10分のものを用いる。
【0020】中間層に混入されるガラス球体14として
は、下記のような組成物が用いられてよい。
【0021】 化学組成 重量% SiO2 72.0 Al2 3 2.0 Na2 O,K2 O 13.5 MgO 3.5 CaO 9.0 合計 100% しかもガラス球体の平均粒子径は15μ以下、望ましく
は10μm以下であって、実質的に30μ以上の粒子径
のものを含まないことが望ましい。
【0022】中間層を構成する2者の混合割合は、EV
ACを90〜99.5重量%、ガラス球体を0.5〜1
0重量%混入したものであってよい。さらにこの系には
紫外線吸収剤、防曇剤、その他の樹脂等の添加剤を必要
に応じて加えることができる。
【0023】
【作用】上記中間層の第1成分であるEVACは遠赤外
線波長領域で比較的良好な吸収性能があり、保温性能を
向上させかつフィルム成形体の力学的性質を向上させ、
とくにフィルムの縦および横方向の引張り強度や伸び率
を改善する効果がある。
【0024】一方ガラスは厳密にはその組成によって、
遠赤外線吸収能が異なるが、一般に優れた保温性を示す
ことが古くから知られており、農業用保温性フィルムの
原材料として利用することが提案されている。すなわち
ガラスを農業用フィルムの組成の一部あるいは複合体と
して利用しようとするものである。しかし従来のガラス
を混合しようとする試みは、微粉末としての利用であっ
て、無定形体を用いるものである。
【0025】これに対して本実施例におけるガラスは、
球体を用いることを特徴とする。微粉末と球体とでは組
成が同一であればその保温性能は比較例9、10の比較
から明らかなように、ほぼ同じ水準にあるが、球体の方
が光線透過率およびフィルム強度が増加する。これはガ
ラスが小さな球体を構成するようになると発揮する優れ
た性質である。ガラス球体は高温の焔の中に吹込まれた
微小のガラス粉末が浮遊状態で溶融し、その表面張力で
自から球状になったもので、その形状は真球に近く、ま
た表面は円滑になっている。このようなガラス球体は外
圧に対してはほとんど変形せず、温度変化に対応する膨
張や収縮に方向性がない。またこのようなガラス球体は
周囲に対して力学的、光学的に均一な動きをすることに
なる。このような特徴がガラス微粉末と大きく異なる点
である。
【0026】つぎに実施例の具体的なデータを表1によ
って説明する。同時に示す表2〜表4はそれぞれ実施例
と対照するために製作された比較例の農業用フィルムの
実験結果である。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】 比較例11は直鎖状低密度ポリエチレン(L−LDP
E)のみから成るプラスチックフィルムの物性を示すも
のである。また比較例12は従来から最も大量に使用さ
れているポリ塩化ビニルのみから成るプラスチックフィ
ルムの物性を示したものである。また比較例1〜6は、
内外層にL−LDPEを使用し、中間層にEVACを主
に用い、これにエチレン−ビニルアルコール−酢酸ビニ
ル共重合体(EVAVAC)を添加した3層の積層構造
のフィルムの特性を示すものである。また比較例7、8
は、実施例のガラス球体に代えて、EVAVACの重量
割合を増加させたフィルムの特性を示すものである。
【0027】第1表に示す本実施例の特徴は、中間層と
してEVACにガラス球体を混入した組成としたもので
あって、中間層にEVAVACが含まれていない。従っ
てこの点で比較例2〜比較例10と明確に相違する。し
かもこのように中間層としてEVAVACを含有しない
にもかかわらず、落球衝撃強度、全光線透過率、かすみ
度、および保温指数をそれぞれEVAVACを含むもの
とほぼ同じ値にしている。従ってこのような組成によれ
ば、とくにEVAVACを含まないことから、中間層の
組成を単純化することが可能になる。またEVAVAC
を用いないために、コストの低減を図ることが可能にな
る。
【0028】実施例の農業用フィルムの別の特徴は、中
間層に混入されるガラス球体の添加量を増加することが
可能なことである。なおこのような利点は、加工方法お
よび加工機の改良によって達成されている。またガラス
球体の粒径分布および表面処理技術の改良によって、ガ
ラス球体の添加量の増加が可能になり、粒径の分布幅を
小さくできるようになっている。さらにガラス球体の平
均粒径を小さくすることにより、添加量の増加が可能に
なっている。
【0029】本実施例における農業用プラスチックフィ
ルムは、透明性、とくにかすみ度が向上するようにな
る。また落球衝撃強度が改善される。さらにフィルムの
柔軟性が向上する。あるいはまたEVAVACを省略し
たことによって、コストダウンが達成されることであ
る。
【0030】落球衝撃強度の改善効果は、繰返し実験に
よっても確められていることから、1種のピンニング効
果によるもの考えられる。プラスチックフィルム中に添
加されたガラス球体の微粒子によって、落球衝撃による
クラックの進行を阻止するピン止め作用によって、上記
の効果が得られるものと推定される。このことは比較例
1よりも実施例1の方が縦方向および横方向ともに伸び
率が低くなっていることからも証明される。またガラス
球体の混入によって保温指数は著しく増加し、比較例1
2に示す塩化ビニルから成るフィルムと同等以上の保温
指数を示すようになる。
【0031】さらに本実施例に係る積層フィルムは、そ
の中間層の性質によって透明性の低下をもたらすことな
く、優れた保温性を付与することが可能になることであ
る。ここで保温性能の評価の方法として、実際の温室に
展張して室内温度を評価したり、冬期の重油消費量の差
異で表示する方法もあるが、発明者が用いた方法は、黒
体放射理論から、図2に示すようなデュワービン15に
保温用液体16(0℃の場合には氷と水の混合物)で一
定温度に保たれた空調放射器を用いる方法であって、そ
の内壁を黒体塗料で塗布するようにしている。一方放射
型表面温度計17の感温部A、Bの二重の金属から成る
熱電対を直列に複数個つないで放射状に配列したもので
受光部18を形成し、受光部18の中心温度T1と受光
部の周辺の外気温度T2 との温度差に応じた電気的出力
を得るような構造とした。
【0032】図2のデュワービン15と温度計17との
間に、厚さが0.1mm以上のアルミニウム板から成る
シャッタ19を配置すると、出力電圧は0mmVを示
す。この状態で温度T3 に保たれた空洞放射器の上部で
あってシャッタ19の部位に、アルミニウム板の代りに
試料のフィルムを置くと、放射型表面温度計の感温部で
は、T2 の黒体放射が外向きに、またT3の黒体放射が
試料を透過して内向きに存在し、両者の差に応じてプラ
スまたはマイナスの出力電圧を得ることができる。
【0033】T2 とT3 の温度差に応じて同一試料でも
出力電圧は異なるが、試料が存在していない場合の出力
電圧を補正すれば、遠赤外線の透過量を評価できる。こ
の測定に用いた試料を冬期の夜間に観測用温室に展張し
て、温室中央部の温度を測定したところ、図2に示す装
置で測定した結果と良好な直線関係が得られた。よって
ここでは保温性能に関する数値はデュワービン15を用
いた遠赤外線の透過値を、アルミニウム板19を100
としてブランク状態を0とした指数で示している。
【0034】
【発明の効果】第1の発明によれば、中間層をエチレン
−酢酸ビニル共重合体とガラス球体とから成る組成物に
よって構成することが可能になり、中間層にエチレン−
ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合体を混入する必要
がなくなるために、これによって中間層の組成を簡略化
し、コストの低減を図ることが可能になる。
【0035】第2の発明は、エチレン−酢酸ビニル共重
合体の酢酸ビニルの含有割合が5〜25重量%であっ
て、そのメルトインデックスが0.1〜5g/10分の
特性値を有するようにしたものである。このような特性
のエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いることによっ
て、遠赤外線領域での比較的良好な吸収性能を付与する
ことが可能になるとともに、保温性能を向上させかつフ
ィルム成形体の力学的性質を向上させ、とくにフィルム
の縦および横方向の引張り強度や伸び率を改善できるよ
うになる。
【0036】第3の発明は、その屈折率が1.47〜
1.54のガラス球体を用いるようにしたものであっ
て、優れた保温性を農業用プラスチックフィルムに付与
することが可能になる。
【0037】第4の発明によれば、珪酸を主成分とした
金属酸化物によってガラス球体が構成されることにな
り、このような組成のガラス粉末を高温の焔の中に吹込
むことによってガラス粉末を溶融し、その表面張力によ
って自から球状にすることによってガラス球体を得るこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の農業用プラスチックフィルムの部分拡
大断面図である。
【図2】保温指数を測定するための装置の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 積層フィルム 11 第1層 12 第2層(中間層) 13 第3層 14 ガラス球体 15 デュワービン 16 保温用液体 17 表面温度計 18 受光部 19 シャッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/08 LDF 7107−4J 31/04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層構造を有する農業用プラスチックフ
    ィルムであって、エチレン−酢酸ビニル共重合体90〜
    99.5重量%と最大粒子径が30μm以下のガラス球
    体0.5〜10重量%とから成る組成物によって中間層
    を形成し、しかも前記中間層の両側にオレフィン系樹脂
    を積層したことを特徴とする農業用プラスチックフィル
    ム。
  2. 【請求項2】 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢
    酸ビニルの含有割合が5〜25重量%であって、そのメ
    ルトインデックスが0.1〜5g/10分の特性値を有
    することを特徴とする請求項1に記載の農業用プラスチ
    ックフィルム。
  3. 【請求項3】 前記ガラス球体は、その屈折率が1.4
    7〜1.54の範囲内であることを特徴とする請求項1
    に記載の農業用プラスチッフィルム。
  4. 【請求項4】 前記中間層に混入されるガラス球体の組
    成物は、珪酸を主成分とした金属酸化物から成ることを
    特徴とする請求項1に記載の農業用プラスチックフィル
    ム。
JP3340145A 1991-11-29 1991-11-29 農業用プラスチツクフイルム Pending JPH05147176A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007312679A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Sekisui Film Kk ポリオレフィン系農業用フィルム
JP2014209903A (ja) * 2013-04-01 2014-11-13 住友化学株式会社 ポリオレフィン系農業用フィルムおよび農園芸用施設
JP2017110105A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 三菱樹脂株式会社 感温性遮光シート及び農業用シート
JP2019099810A (ja) * 2017-12-05 2019-06-24 住友化学株式会社 フィルム及び農園芸用施設
ES2765773R1 (es) * 2018-10-05 2020-06-15 Sumitomo Chemical Co Pelicula para agricultura e instalacion para agricultura y horticultura

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