JPH0745161B2 - 射出成形機の制御方法 - Google Patents
射出成形機の制御方法Info
- Publication number
- JPH0745161B2 JPH0745161B2 JP20973486A JP20973486A JPH0745161B2 JP H0745161 B2 JPH0745161 B2 JP H0745161B2 JP 20973486 A JP20973486 A JP 20973486A JP 20973486 A JP20973486 A JP 20973486A JP H0745161 B2 JPH0745161 B2 JP H0745161B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- time
- screw
- temperature
- cylinder
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/76—Measuring, controlling or regulating
- B29C45/78—Measuring, controlling or regulating of temperature
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は射出成形機の制御方法に関し、特にスクリュー
の起動制御に関する。
の起動制御に関する。
（従来の技術） 射出成形機では加熱シリンダー及びスクリューを所定の
温度に加熱した後、材料樹脂の計量を開始している。
温度に加熱した後、材料樹脂の計量を開始している。
一般に、射出成形機では、金型、加熱シリンダー、加熱
装置、スクリュー、スクリューの駆動装置、温度検出
器、及び温度調節器を備えている。温度検出器は加熱シ
リンダーに装置されており、加熱シリンダーの温度を検
出することによって間接的に樹脂温度を検知している。
一方、温度調節器には、予め樹脂温度が設定されてお
り、検出温度がこの設定温度となるように加熱装置を通
電制御している。
装置、スクリュー、スクリューの駆動装置、温度検出
器、及び温度調節器を備えている。温度検出器は加熱シ
リンダーに装置されており、加熱シリンダーの温度を検
出することによって間接的に樹脂温度を検知している。
一方、温度調節器には、予め樹脂温度が設定されてお
り、検出温度がこの設定温度となるように加熱装置を通
電制御している。
ところが、上述のように、温度検出器は加熱シリンダー
に装置されているから、加熱シリンダーが設定温度に達
してもスクリュー温度は設定温度に達しておらず、従っ
て、従来、検出温度が設定温度に達した後、さらに予め
設定された追加加熱時間加熱シリンダーを加熱して、ス
クリューの起動防止状態を解除している（つまり、スク
リューを駆動可能状態としている）。例えば、タイマー
で予め設定された追加加熱時間の計時を行い、その後、
スクリューを駆動させて材料樹脂の計量を行い、金型キ
ャビティに溶融樹脂を射出している。
に装置されているから、加熱シリンダーが設定温度に達
してもスクリュー温度は設定温度に達しておらず、従っ
て、従来、検出温度が設定温度に達した後、さらに予め
設定された追加加熱時間加熱シリンダーを加熱して、ス
クリューの起動防止状態を解除している（つまり、スク
リューを駆動可能状態としている）。例えば、タイマー
で予め設定された追加加熱時間の計時を行い、その後、
スクリューを駆動させて材料樹脂の計量を行い、金型キ
ャビティに溶融樹脂を射出している。
（発明が解決しようとする問題点） ところで、射出成形の際、一時射出成形機を停止して、
加熱装置への通電を断つ場合がある。そして、再度加熱
装置へ通電を行い、射出成形機を動作させた際にも加熱
シリンダーが設定温度となった後、さらに、タイマーで
予め設定された追加加熱時間計時して（つまり、予め設
定された追加加熱時間加熱シリンダーを加熱した後）、
前述のようにスクリューを駆動して計量を行っている。
加熱装置への通電を断つ場合がある。そして、再度加熱
装置へ通電を行い、射出成形機を動作させた際にも加熱
シリンダーが設定温度となった後、さらに、タイマーで
予め設定された追加加熱時間計時して（つまり、予め設
定された追加加熱時間加熱シリンダーを加熱した後）、
前述のようにスクリューを駆動して計量を行っている。
しかしながら、短時間の一時停止（一時通電停止）の場
合、一旦、スクリューが加熱されているので、加熱シリ
ンダーが設定温度に達した後、予め設定された追加加熱
時間加熱を行う必要はなく、従来の場合、待時間がなが
くなるだけでなく、樹脂の性質に悪影響を与えるという
問題点がある。
合、一旦、スクリューが加熱されているので、加熱シリ
ンダーが設定温度に達した後、予め設定された追加加熱
時間加熱を行う必要はなく、従来の場合、待時間がなが
くなるだけでなく、樹脂の性質に悪影響を与えるという
問題点がある。
本発明の目的は上述の待時間が少なく、射出成形サイク
ルを短縮することができ、しかも樹脂の性質に悪影響を
与えることのない制御方法を提供することにある。
ルを短縮することができ、しかも樹脂の性質に悪影響を
与えることのない制御方法を提供することにある。
（問題点を解決するための手段） 本発明によれば、加熱シリンダーと、該加熱シリンダー
を加熱するための加熱装置と、前記加熱シリンダー内に
配置されたスクリューと、前記加熱シリンダーの温度を
検知する温度検知器と、該検知温度を受け、前記加熱シ
リンダーの温度が予め設定された温度となるように前記
加熱装置を制御する温度調節器とを有し、前記検知温度
に応じて前記スクリューの起動防止状態を解除して前記
スクリューを駆動するようにした射出成形機において、
前記加熱装置への通電開始から前記加熱シリンダーの加
熱完了までの時間を初回昇温時間として計時して、該初
回昇温時間経過後予め設定された追加加熱時間前記加熱
装置で前記加熱シリンダーを加熱した後、スクリューの
起動防止状態を解除して前記スクリューを駆動するステ
ップと、前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱
が停止されると前記スクリューが前記起動防止状態であ
るか否かをスクリュー状態として記憶するステップと、
前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱が再開さ
れた際、前記スクリュー状態が前記起動防止状態である
場合は、前記加熱シリンダーの加熱完了までの時間を再
昇温時間として時計し、該再昇温時間経過後前記予め設
定された追加加熱時間前記加熱シリンダーを加熱した
後、前記スクリューの前記起動防止状態を解除するステ
ップと、前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱
が再開された際、前記スクリュー状態が起動防止状態で
ない場合は、前記加熱シリンダーの加熱完了までの時間
を前記再昇温時間として計時し、該再昇温時間が予め定
められた時間以上であると、前記予め設定された追加加
熱時間前記加熱シリンダーを加熱した後、前記スクリュ
ーの前記起動防止状態を解除し、一方、前記再昇温時間
が前記予め定められた時間未満であると、前記再昇温時
間に応じて算出追加加熱時間を算出し該算出追加加熱時
間前記加熱シリンダーを加熱した後、前記スクリューの
前記起動防止状態を解除するステップとを有することを
特徴とする射出成形機の制御方法が得られる。
を加熱するための加熱装置と、前記加熱シリンダー内に
配置されたスクリューと、前記加熱シリンダーの温度を
検知する温度検知器と、該検知温度を受け、前記加熱シ
リンダーの温度が予め設定された温度となるように前記
加熱装置を制御する温度調節器とを有し、前記検知温度
に応じて前記スクリューの起動防止状態を解除して前記
スクリューを駆動するようにした射出成形機において、
前記加熱装置への通電開始から前記加熱シリンダーの加
熱完了までの時間を初回昇温時間として計時して、該初
回昇温時間経過後予め設定された追加加熱時間前記加熱
装置で前記加熱シリンダーを加熱した後、スクリューの
起動防止状態を解除して前記スクリューを駆動するステ
ップと、前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱
が停止されると前記スクリューが前記起動防止状態であ
るか否かをスクリュー状態として記憶するステップと、
前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱が再開さ
れた際、前記スクリュー状態が前記起動防止状態である
場合は、前記加熱シリンダーの加熱完了までの時間を再
昇温時間として時計し、該再昇温時間経過後前記予め設
定された追加加熱時間前記加熱シリンダーを加熱した
後、前記スクリューの前記起動防止状態を解除するステ
ップと、前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱
が再開された際、前記スクリュー状態が起動防止状態で
ない場合は、前記加熱シリンダーの加熱完了までの時間
を前記再昇温時間として計時し、該再昇温時間が予め定
められた時間以上であると、前記予め設定された追加加
熱時間前記加熱シリンダーを加熱した後、前記スクリュ
ーの前記起動防止状態を解除し、一方、前記再昇温時間
が前記予め定められた時間未満であると、前記再昇温時
間に応じて算出追加加熱時間を算出し該算出追加加熱時
間前記加熱シリンダーを加熱した後、前記スクリューの
前記起動防止状態を解除するステップとを有することを
特徴とする射出成形機の制御方法が得られる。
（実施例） 以下本発明について実施例によって説明する。
まず、第１図を参照して、本発明が適用される射出成形
機の射出装置（可塑化装置）について説明する。
機の射出装置（可塑化装置）について説明する。
ホッパー１を備える加熱シリンダー２にはスクリュー３
が回転及び前後進可能に配置されており、このスクリュ
ー３は油圧モーター（図示せず）によって駆動される。
加熱シリンダー２の右端部には油圧モーターを駆動する
油圧モーター駆動部４が備えられている。
が回転及び前後進可能に配置されており、このスクリュ
ー３は油圧モーター（図示せず）によって駆動される。
加熱シリンダー２の右端部には油圧モーターを駆動する
油圧モーター駆動部４が備えられている。
加熱シリンダー２には所定の間隔をおいて、３組のバン
ドヒーター5a,5b、及び5cが装着されており、このバン
ドヒーター5a,5b、及び5cによって加熱シリンダー２が
加熱される。これらバンドヒーター5a,5b、及び5cに対
応して加熱シリンダー２には温度検出器（熱電対）6a,6
b、及び6cが埋め込まれている。
ドヒーター5a,5b、及び5cが装着されており、このバン
ドヒーター5a,5b、及び5cによって加熱シリンダー２が
加熱される。これらバンドヒーター5a,5b、及び5cに対
応して加熱シリンダー２には温度検出器（熱電対）6a,6
b、及び6cが埋め込まれている。
これら熱電対6a,6b、及び6cはそれぞれ自動温度調節計7
a,7b、及び7cに接続されており、自動温度調節計7a,7
b、及び7cはそれぞれバンドヒーター5a,5b、及び5cの通
電制御を行う。一方、自動温度調節計7aは制御装置８に
接続されており、制御装置８は、後述するように自動温
度調節計7aからの信号を受け、油圧モーター駆動部４を
制御する。
a,7b、及び7cに接続されており、自動温度調節計7a,7
b、及び7cはそれぞれバンドヒーター5a,5b、及び5cの通
電制御を行う。一方、自動温度調節計7aは制御装置８に
接続されており、制御装置８は、後述するように自動温
度調節計7aからの信号を受け、油圧モーター駆動部４を
制御する。
第２図も参照して、射出成形機が動作すると、バンドヒ
ーター5a〜5cに通電され（ａ点で示す）、加熱シリンダ
ー２が徐々に加熱される。一方、制御装置８は昇温計測
タイマー（図示せず）によってバンドヒーターオンによ
り計時を開始する。加熱シリンダー２の温度は熱電対6a
〜6cにより検出され、自動温度調節計7a〜7cに入力され
る。自動温度調節計7a〜7cには予め樹脂温度が設定され
ており、実線で示すように加熱シリンダー２の温度、つ
まり、検出温度が設定温度に達すると、自動温度調節計
7aから制御装置８へ昇温完了信号が送出される。この昇
温完了信号を受けると、制御装置８は昇温計測タイマー
の計時を停止して、加熱シリンダー昇温完了時間（初回
昇温時間（T1））を記憶するとともに予め設定された追
加加熱時間（T2）の計時を開始する。なお、検出温度が
設定温度に達すると、自動温度調節計7a〜7cは検出温度
が設定温度となるようにバンドヒーター5a〜5cを通電制
御する。
ーター5a〜5cに通電され（ａ点で示す）、加熱シリンダ
ー２が徐々に加熱される。一方、制御装置８は昇温計測
タイマー（図示せず）によってバンドヒーターオンによ
り計時を開始する。加熱シリンダー２の温度は熱電対6a
〜6cにより検出され、自動温度調節計7a〜7cに入力され
る。自動温度調節計7a〜7cには予め樹脂温度が設定され
ており、実線で示すように加熱シリンダー２の温度、つ
まり、検出温度が設定温度に達すると、自動温度調節計
7aから制御装置８へ昇温完了信号が送出される。この昇
温完了信号を受けると、制御装置８は昇温計測タイマー
の計時を停止して、加熱シリンダー昇温完了時間（初回
昇温時間（T1））を記憶するとともに予め設定された追
加加熱時間（T2）の計時を開始する。なお、検出温度が
設定温度に達すると、自動温度調節計7a〜7cは検出温度
が設定温度となるようにバンドヒーター5a〜5cを通電制
御する。
第２図に示すように加熱シリンダー２の温度（実線で示
す）が設定温度に達した時点（ｂ点で示す）では、スク
リュー温度（破線で示す）は熱伝達による遅れにより設
定温度に達しておらず、追加加熱時間（T2）経過した
後、設定温度となる（ｃ点）。
す）が設定温度に達した時点（ｂ点で示す）では、スク
リュー温度（破線で示す）は熱伝達による遅れにより設
定温度に達しておらず、追加加熱時間（T2）経過した
後、設定温度となる（ｃ点）。
制御装置８は追加加熱時間（T2）の計時を終了すると、
油圧モーター駆動部４に駆動許可信号を送出する（つま
り、スクリュー３の起動防止状態を解除する）。これに
よって、油圧モーター駆動部４はスクリュー３の回転を
開始し、材料樹脂の計量を始める。
油圧モーター駆動部４に駆動許可信号を送出する（つま
り、スクリュー３の起動防止状態を解除する）。これに
よって、油圧モーター駆動部４はスクリュー３の回転を
開始し、材料樹脂の計量を始める。
ここで、第２図に示すｄ点で一旦、射出成形機を停止
し、バンドヒーター5a〜5cをオフとした後、ｅ点で射出
成形機を駆動し、バンドヒーター5a〜5cをオンした場合
を考える。
し、バンドヒーター5a〜5cをオフとした後、ｅ点で射出
成形機を駆動し、バンドヒーター5a〜5cをオンした場合
を考える。
制御装置８はバンドヒーター5a〜5cがオフされた時点
（ｄ点）において、スクリュー３が起動防止状態（MYと
する）であるか否かを記憶する。つまり、駆動許可信号
を送出したかどうかを記憶する（駆動許可信号を送出し
ていれば（起動防止状態を解除していれば）、MY＝１、
駆動許可信号を送出していなければ（起動防止状態のと
き）、MY＝０と記憶する）。一方、制御装置８はバンド
ヒーター5a〜5cのオン（ｅ点）により昇温計測タイマー
での計時を開始する。
（ｄ点）において、スクリュー３が起動防止状態（MYと
する）であるか否かを記憶する。つまり、駆動許可信号
を送出したかどうかを記憶する（駆動許可信号を送出し
ていれば（起動防止状態を解除していれば）、MY＝１、
駆動許可信号を送出していなければ（起動防止状態のと
き）、MY＝０と記憶する）。一方、制御装置８はバンド
ヒーター5a〜5cのオン（ｅ点）により昇温計測タイマー
での計時を開始する。
前述のように、加熱シリンダー２の検出温度が設定温度
に達すると（ｆ点）、自動温度調節計7aから制御装置８
へ昇温完了信号が送出される。この昇温完了信号を受け
ると、制御装置８は昇温計測タイマーの計時を停止し
て、加熱シリンダー昇温完了時間を再昇温時間（TX）と
して記憶する。
に達すると（ｆ点）、自動温度調節計7aから制御装置８
へ昇温完了信号が送出される。この昇温完了信号を受け
ると、制御装置８は昇温計測タイマーの計時を停止し
て、加熱シリンダー昇温完了時間を再昇温時間（TX）と
して記憶する。
第３図も参照して、制御装置８は上記のバンドヒーター
5a〜5cオフの時点でスクリュー３の起動防止状態が解除
されていない場合（ステップ301）、つまり、MY＝０と
き、起動防止解除記憶をリセットした後（ステップ30
2）、自動温度調節計の昇温完了を受けると（ステップ3
03）、再昇温時間（TX）に関係なく、算出追加加熱時間
（TZ）を予め設定された追加加熱時間（T2）として、計
時を開始する（ステップ304）。一方、MT＝１のとき
（ステップ301）、起動防止解除記憶をリセットした後
（ステップ305）、昇温計測タイマーにより加熱シリン
ダー昇温完了時間（TX）、つまり、再昇温時間（TX）の
計時を開始する（ステップ306）。自動温度調節計の昇
温完了を受けると（ステップ307）、算出追加加熱時間
（TZ）の算出を行う（ステップ308）。つまり、加熱シ
リンダー昇温完了時間（TX）がTX≧20分であれば、算出
追加加熱時間（TZ）＝予め設定された追加加熱時間
（T2）とし、TX＜20分であれば、TZ＝（1/2）TXとし
て、算出追加加熱時間（TZ）の計時を開始する（ステッ
プ309）。なお、上述の20分は初回昇温時間（第２図に
示すａ〜ｂ間）をもとにこの昇温時間の60％程度とし
た。そして、算出追加加熱時間（TZ）計時した後（ステ
ップ310）、制御装置８は油圧モーター駆動部４に駆動
許可信号を与える。つまり、スクリュー３の起動防止状
態を解除する。
5a〜5cオフの時点でスクリュー３の起動防止状態が解除
されていない場合（ステップ301）、つまり、MY＝０と
き、起動防止解除記憶をリセットした後（ステップ30
2）、自動温度調節計の昇温完了を受けると（ステップ3
03）、再昇温時間（TX）に関係なく、算出追加加熱時間
（TZ）を予め設定された追加加熱時間（T2）として、計
時を開始する（ステップ304）。一方、MT＝１のとき
（ステップ301）、起動防止解除記憶をリセットした後
（ステップ305）、昇温計測タイマーにより加熱シリン
ダー昇温完了時間（TX）、つまり、再昇温時間（TX）の
計時を開始する（ステップ306）。自動温度調節計の昇
温完了を受けると（ステップ307）、算出追加加熱時間
（TZ）の算出を行う（ステップ308）。つまり、加熱シ
リンダー昇温完了時間（TX）がTX≧20分であれば、算出
追加加熱時間（TZ）＝予め設定された追加加熱時間
（T2）とし、TX＜20分であれば、TZ＝（1/2）TXとし
て、算出追加加熱時間（TZ）の計時を開始する（ステッ
プ309）。なお、上述の20分は初回昇温時間（第２図に
示すａ〜ｂ間）をもとにこの昇温時間の60％程度とし
た。そして、算出追加加熱時間（TZ）計時した後（ステ
ップ310）、制御装置８は油圧モーター駆動部４に駆動
許可信号を与える。つまり、スクリュー３の起動防止状
態を解除する。
第２図に示す例では、バンドヒーターオフの時点で、ス
クリュー駆動防止状態が解除されているから、前述のよ
うに、制御装置は加熱シリンダー昇温完了時間（TX）に
応じて算出追加加熱時間（TZ）を決定し、この算出追加
加熱時間（TZ）を計時した後（ｇ点）、油圧モーター駆
動部へ駆動許可信号を送出する。
クリュー駆動防止状態が解除されているから、前述のよ
うに、制御装置は加熱シリンダー昇温完了時間（TX）に
応じて算出追加加熱時間（TZ）を決定し、この算出追加
加熱時間（TZ）を計時した後（ｇ点）、油圧モーター駆
動部へ駆動許可信号を送出する。
（発明の効果） 以上説明したように、本発明では一旦射出成形機を停止
して、加熱装置をオフとし、再度射出成形機を動作さ
せ、加熱装置をオンとした際には、スクリュー起動防止
状態が解除されていたかどうか、及び加熱シリンダーの
昇温完了時間が規定時間以上かどうかによって追加加熱
時間を変えているから、従来のように余分な待時間が生
ずることがなく、実質的に射出成形サイクルを短縮させ
ることができる。また、追加加熱時間を余分にセットす
ることがないから、材料樹脂に変質をきたすことがな
い。
して、加熱装置をオフとし、再度射出成形機を動作さ
せ、加熱装置をオンとした際には、スクリュー起動防止
状態が解除されていたかどうか、及び加熱シリンダーの
昇温完了時間が規定時間以上かどうかによって追加加熱
時間を変えているから、従来のように余分な待時間が生
ずることがなく、実質的に射出成形サイクルを短縮させ
ることができる。また、追加加熱時間を余分にセットす
ることがないから、材料樹脂に変質をきたすことがな
い。
第１図は本発明が適用される射出成形機の一部を示す
図、第２図は加熱シリンダーとスクリューの昇温過程を
示す図、第３図は本発明を説明するための流れ図であ
る。 １……ホッパー、２……加熱シリンダー、３……スクリ
ュー、４……油圧モーター駆動部、5a〜5c……バンドヒ
ーター、6a〜6c……温度検出器、7a〜7c……自動温度調
節計、８……制御装置。
図、第２図は加熱シリンダーとスクリューの昇温過程を
示す図、第３図は本発明を説明するための流れ図であ
る。 １……ホッパー、２……加熱シリンダー、３……スクリ
ュー、４……油圧モーター駆動部、5a〜5c……バンドヒ
ーター、6a〜6c……温度検出器、7a〜7c……自動温度調
節計、８……制御装置。
Claims (1)
- 【請求項１】加熱シリンダーと、該加熱シリンダーを加
熱するための加熱装置と、前記加熱シリンダー内に配置
されたスクリューと、前記加熱シリンダーの温度を検知
する温度検知器と、該検知温度を受け、前記加熱シリン
ダーの温度が予め設定された温度となるように前記加熱
装置を制御する温度調節器とを有し、前記検知温度に応
じて前記スクリューの起動防止状態を解除して前記スク
リューを駆動するようにした射出成形機において、 前記加熱装置への通電開始から前記加熱シリンダーの加
熱完了までの時間を初回昇温時間（T1）として計時し
て、該初回昇温時間（T1）経過後予め設定された追加加
熱時間（T2）前記加熱装置で前記加熱シリンダーを加熱
した後、スクリューの起動防止状態を解除して前記スク
リューを駆動するステップと、 前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱が停止さ
れると前記スクリューが前記起動防止状態であるか否か
をスクリュー状態として記憶するステップと、 前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱が再開さ
れた際、前記スクリュー状態が前記起動防止状態である
場合は、前記加熱シリンダーの加熱完了までの時間を再
昇温時間（TX）として時計し、該再昇温時間（TX）経過
後前記予め設定された追加加熱時間（T2）前記加熱シリ
ンダーを加熱した後、前記スクリューの前記起動防止状
態を解除するステップと、 前記加熱装置による前記加熱シリンダーの加熱が再開さ
れた際、前記スクリュー状態が起動防止状態でない場合
は、前記加熱シリンダーの加熱完了までの時間を前記再
昇温時間（TX）として計時し、該再昇温時間（TX）が予
め定められた時間以上であると、前記予め設定された追
加加熱時間（T2）前記加熱シリンダーを加熱した後、前
記スクリューの前記起動防止状態を解除し、一方、前記
再昇温時間（TX）が前記予め定められた時間未満である
と、前記再昇温時間（TX）に応じて算出追加加熱時間
（TZ）を算出し該算出追加加熱時間（TZ）前記加熱シリ
ンダーを加熱した後、前記スクリューの前記起動防止状
態を解除するステップとを有することを特徴とする射出
成形機の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20973486A JPH0745161B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 射出成形機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20973486A JPH0745161B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 射出成形機の制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6364717A JPS6364717A (ja) | 1988-03-23 |
| JPH0745161B2 true JPH0745161B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=16577753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20973486A Expired - Lifetime JPH0745161B2 (ja) | 1986-09-08 | 1986-09-08 | 射出成形機の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745161B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2832846B2 (ja) * | 1989-10-18 | 1998-12-09 | 東芝機械株式会社 | 射出成形機の制御方法 |
| JP2602135B2 (ja) * | 1991-07-23 | 1997-04-23 | 宇部興産株式会社 | 射出成形機における冷間起動防止制御方法 |
| JP2011011368A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | 加熱シリンダカバー |
| CN110398996A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-11-01 | 盛昌科技(深圳)有限公司 | 一种热交换冷却温度传感器和热交换冷却温度传感设备 |
| CN113103536A (zh) * | 2021-02-23 | 2021-07-13 | 海天塑机集团有限公司 | 一种用于注塑机温度模块的温度配置方法与系统 |
-
1986
- 1986-09-08 JP JP20973486A patent/JPH0745161B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6364717A (ja) | 1988-03-23 |
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