JPH0326515A - 樹脂成形装置の金型保護装置 - Google Patents

樹脂成形装置の金型保護装置

Info

Publication number
JPH0326515A
JPH0326515A JP16079689A JP16079689A JPH0326515A JP H0326515 A JPH0326515 A JP H0326515A JP 16079689 A JP16079689 A JP 16079689A JP 16079689 A JP16079689 A JP 16079689A JP H0326515 A JPH0326515 A JP H0326515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
mold
reference position
tie bar
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16079689A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Nagasawa
長沢 正人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP16079689A priority Critical patent/JPH0326515A/ja
Publication of JPH0326515A publication Critical patent/JPH0326515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/84Safety devices
    • B29C45/844Preventing damage caused by obstructions or foreign matter caught between mould halves during mould closing, e.g. moulded parts or runners

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は例えば半導体の樹脂モールドに用いられる樹脂
成形装置の金型保護装置に関する。
(従来の技術) この種の樹脂或形装置例えば半導体モールドプレス装置
の従来例を第6図に示す。
即ち、基体1には上方に延びるタイパー2が設けられ、
このタイパー2の上端に固定型3が上プラテン4を介し
て固定されており、タイパー2に沿って移動可能な下プ
ラテン5に可動型6が設けられている。また、これら固
定型3及び可動型6は、図示しないヒータ及び温度セン
サを備え、温度制御装置7により設定された温度に加熱
されるようになっている。そして、前記基体1には、前
記下プラテン5を上下動させるサーボモータ等からなる
駆動機構8が設けられている。この駆動機構8は、型駆
動制御部9により通断電制御され、以て前記可動型6の
固定型3への型締め・型開きがなされるようになってい
る。この場合、可動型6の固定型3への型締めは、まず
、モータにより可動型6を上方へ低圧で移動させ、この
低圧駆動による移動が拘束された(以下低圧拘束時と称
する)後、高圧型締めがなされるようになっている。
而して、前記型駆動制御部9は、型締め時の前記両型3
.6間への異物介入による金型破損を防止するための金
型保謹装置を含んで構成されている。即ち、金型保譲装
置は、この場合可動型6の型開き時から低圧拘束時まで
の前記駆動機構8のモータの回転総数により低圧拘束時
に停止した可動型6の基体1に対する高さ位置を検出す
る位置検出手段及び、この検出位置が接触基準位置Hと
異なるときに前記両型3.6の高圧型締めへの移行を禁
止する制御手段から構成される。ここで、接触基準位W
IHは、図示のように、固定型3の基体1に対する高さ
位置に合わせて予め設定され、従って、両型3.6間に
異物が存在する場合には、低圧拘束時に可動型6の停止
位置がその異物の大きさの分だけ接触基準位置Hより低
くなるから、$11御手段により高圧型締めに移行され
ず、以て金型破損が未然に防止されるものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、成形時においては、両型3,6からの熱伝導
により、タイパー2の温度も上昇して例えば約70℃で
安定するようになる。このため、接触基準位置Hは、タ
イパー2等の熱膨張による伸びを考慮して、タイパー2
の温度が安定した時を基準として設定される。一方、温
度制御装置7が起動されて両型3.6の加熱が開始され
てからタイパー2の温度が約70℃となって安定するま
での時間は、両型3,6が成形温度(180℃)に達す
るまでの時間からさらに相当長くかかるのが実情であっ
た。
かかる事情により、例えば室温から温度制御装置7を起
動させた場合、両型3,6が或形温度に達してすぐに威
形運転を開始させようとしても、このときまだタイパー
2の温度が安定温度70℃に達してなくてタイパー2は
十分に伸び切っておらず、従って、低圧拘束時における
両型3.6の接触位置(固定型3の下端位置)は異物が
介在しなくとも基準位置Hよりも低い位置(例えば本発
明者の実験によれば約0.3mm低い位置)となってし
まう。この結果、このまま金型保護装置を働かせると、
位置検出手段が常に接触基準位znより低い位置を検出
して正常な成形運転が行われなくなる。このため、従来
では、タイパー2の温度が安定温度となるまでの時間は
金型保護装置を停止させておいて成形運転を行ったり、
あるいは、タイパー2の温度が安定温度となるまで待っ
てから成形運転を開始させるようにしていたが、前者の
場合には両型3,6間への異物介入による金型破損の虞
があり、後者の場合には時間の大幅なロスとなる問題点
がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、タイバーの温度に拘らず、確実に両型間への異物の介
入を検知することができて、異物介入による金型破損を
確実に防止することができる樹脂戊形装置の金型保護装
置を提供するにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の第1の樹脂威形装置の金型保護装置は、可動型
の固定型に向けた低圧駆動時にその可動型の移動が拘束
された位置を検出する位置検出手段を設け、この位置検
出手段の検出位置が予め設定された接触基準位置と異な
るときに両型の高圧型締めへの移行を禁止する制御手段
を設け、タイバーの温度を検出する温度センサを設け、
この温度センサの検出温度に基づいてタイバーの熱膨張
分に応じた接触基準位置の補正を行う基準位置補正手段
を設けたところに特徴を有する。
また、本発明の第2の樹脂或形装置の金型保護装置は、
上記タイバーの温度を検出する温度センサに換えて、両
型を加熱するヒータの通断電の履歴からタイバーの温度
を算出する温度田出手段を設けたものである。
(作用) 上記手段によれば、たとえタイバーの温度が安定する以
前であってタイバーが十分に伸び切っていない時点でも
、タイバーの温度に基づく接触基準位置の補正が行われ
るから、位置検出手段により可動型と固定型との間の異
物の有無を検出することができる。従って、両型間への
異物介入による金型破損を確実に防止でき、或形運転を
早期に開始できて時間のロスもなくなる。
(実施例) 以下本発明の第1実施例について、第1図乃至第4図を
参照して説明する。尚、本実施例は請求項2の発明に対
応するものである。
まず、第1図に基づいて樹脂或形装置11の全体構成に
ついて述べる。
12は載置面13上に設けられた基体であり、これには
上方に延びるタイパー14が設けられ、上プラテン15
がこのタイパー14の上端に固定されていると共に、下
プラテン16がタイパー14に沿って移動可能に設けら
れている。そして、上プラテン15には固定型17が固
定され、下プラテン16には前記固定型17と共に成形
型を構或する可動型18が固定されている。また、これ
ら固定型17及び可動型18は、夫々ヒータ19及び温
度センサ20を備え、温度制御部21により設定された
温度(例えば180℃)に制御されるようになっている
。この温度制御部21は、後述する樹脂戒形装@11の
全体を制御するための運転制御装置のメインスイッチが
オン即ち@源が投入されていることを条件に、図示しな
いヒータスイッチがオン操作されることにより起動する
ようになっている。そして、前記基体12には、前記下
プラテン16を上下動させるサーボモータ等からなる型
駆動機構22が設けられており、この型駆動機構22は
型駆動制御部23により通断電制御され、以て前記可動
型18の固定型17への型締め・型開きがなされるよう
になっている。この場合、可動型18の固定型17への
型締めは、まず、モータにより可動型18を固定型17
に向けて低圧で上昇移動させ、この低圧駆動による移動
が拘束された(以下低圧拘束時と称する)後、高圧型締
めがなされるようになっている。
24はマイクロコンピュータからなる運転制御装置であ
り、これは樹脂成形装置11全体の運転の制御を行うも
ので、設定されたプログラムに従って、前記型駆動制御
部23,成形型内に樹脂を注入する図示しないトランス
ファー装置,半導体素子を型内に搬入・搬出するローダ
装置等に指令信号を与え、両型17,18の型締め,型
内への樹脂の注入,樹脂硬化後の型開きといったサイク
ルの或形運転を自動的に実行させるようになっている。
また、この運転制御装置24には、前記温度制御部21
が起動しているかどうか即ちヒータスイッチがオンされ
ているかどうかの判別信号が入力されるようになってい
る。
さて、かかる樹脂成形装置11には、型締め時の前記両
型17,18間への異物介入による金型破損を防止する
ための金型保護装置が設けられている。・この金型保護
装置は、前記型駆動制御部23に含まれる位置検出手段
,制御手段、及び、前記運転制御装置24に含まれる温
度算出手段,基準位置補正手段、並びに、運転制御装置
24とデータの送受信を行うデータ部25から構成され
ている。この場合、前記位置検出手段は、可動型18の
型開き時から低圧拘束時までの前記型駆動機構22のモ
ータの回転総数により低圧拘束時の可動型18の基体1
2に対する高さ位置Aを検出するようになっている。そ
して、制御手段は前記位置検出手段の検出位置Aが後述
する接触基準位置Hと異なるときに、前記型駆動制御部
23に通電制御して前記両型17,18の高圧型締めへ
の移行を禁止するものである。また、詳しくは後述する
が、温度算出手段は、前記両型17.18を加熱する温
度制御部21の通断電の履歴から前記タイパー14の温
度TAを算出し、基準位置補正手段はその温度算出手段
の算出温度TAに基づいてタイパー14の熱膨張分に応
じた接触基準位置Hの補正を行うようになっている。さ
らに、データ部25にはこれら温度算出手段及び基準位
置補正手段による処理に必要なデータが収納されており
、それらデータは運転制御装置24のメインスイッチが
オフされても保存されるようになっている。
次に、上記構成の作用について、第2図乃至第4図も参
照して述べる。
成形運転は、運転制御装置24のメインスイッチ及び温
度制御部21のヒータスイッチがオンされて固定型17
及び可動型18の温度が成形温度(例えば180℃)に
達した後開始される。この成形運転は、上述のようにロ
ーダ装置による型内ヘの半導体素子の搬入、両型17,
1gの型締め、型内への樹脂の注入、樹脂硬化後の型開
き、半導体素子の搬出といったサイクルで行われる。そ
して、このとき、金型保護装置が働き、両型17,18
間への異物の介在による両型17.18の破損が防止さ
れるようになっている。これは、制御手段により、前記
前記位置検出手段が検出した低圧拘束時の可動型18の
位置Aと、接触基準位置HAとを比較することによりな
される。
而して、このとき、タイパー14の温度は両型17.1
8からの熱伝導により室温と安定温度(熱伝導による温
度上昇が飽和状態になった温度例えば約70℃)との間
で変化し、この温度の変化による熱膨張の分だけ長さ寸
法も変化する。このため、実際の固定型17の下端面の
載置面13からの高さ位置は、タイパー14の温度によ
って変化することになり、そこで、温度算出手段及び基
準位置補正手段により、実際の固定型17の高さ位置の
変化に基づく接触基準位置Hの補正がなされるようにな
っている。
ここで、タイパー14の温度の算出及び接触基準位置H
の補正の方法の原理について簡単に述べる。
この場合、タイパー14の温度Tは、ヒータスイッチが
オンされている状態のときには、第3図(a)に示すよ
うに、室温To(時刻0)からの経過時間tにともなっ
て、 T−Tc) +( Tt  To )(1  e −”
’) − (1)ただし T,:安定温度 τ :熱回路定数 のように上昇する(この場合を加熱サイクルと称する)
一方、安定温度Ttにある状態(時刻0)からヒータス
イッチがオフされたときには、タイパー14の温度Tは
、13図(b)に示すように、室温T。(時刻0)から
の経過時間tにともなって、T=T+)+( Tt  
To )e−”’   − (2)のように低下する(
この場合を冷却サイクルと称する)。
ここで、成形運転の中断,再開があって、例えば第3図
(C)で示すように、ある時刻t0にヒータスイッチが
オンされ、時刻t1にてオフされ、さらに時刻t2にて
再びオンされるような場合を考える。今、現在の時刻t
Aがt0<’tA< t +にあるとき即ち加熱サイク
ルにあるとき、現在の時刻t^と時刻toとから経過時
間tを求め、(1)式から現在のタイパー14の温度T
Aが求められる。また、同じ加熱サイクルでも12<1
^にあるときには、時刻t2−を求め(これはt2の時
刻とその時の温度T2とから算出される)、現在の時刻
tAとの差から経過時間tを求めて同様に(1)式から
現在のタイパー14の温度TAが求められる。そして、
現在の時刻tAが冷却サイクル1,<1人<12にある
ときには、時刻t(これもt1の時刻とその時の温度T
1とから算出される)と現在の時刻tAとの差から経過
時間tを求めて(2)式から現在のタイパー14の温度
TAが求められる。
温度算出手段は、後述するようにして加熱サイクル,冷
却サイクルを判断し、上記のような計算方法により、デ
ータ部25に予め設定される室温To,安定温度T.,
熱回路定数τのデータ(これらは実験的に得られたもの
)及び、ヒータの履歴即ちデータ部25に記憶されるヒ
ータスイッチがオン,オフされた時刻i$+  tgあ
るいは最終ルーチン通過時刻tR (後述)及びそれら
の時のタイパー14の温度に基づいて、現在のタイパー
14の温度TAを求めるようになっている。
そして、タイパー14の熱膨張による伸びは線膨張であ
るといえるから、タイパー14の温度上昇値と伸びの値
とは比例関係にあり、従って、第4図に示すように、タ
イパー14の温度Tと接触基準位置Hとは、タイパー1
4の室温T0における接触基準位置H。と安定温度T,
における接触基準位置H,とを結ぶ直線的な関係となる
。従って、基準位置補正手段は、データ部25に予め設
定される実験的に得られた室温Toにおける接触基準位
置H。及び安定温度T,における接触基準位置H1のデ
ータに基づき、上記計算により求められた現在のタイパ
ー14の温度TAから、現在の接触基準位置H^を求め
るようになっている。
而して、金型保護装置は、常に第2図に示すフローチャ
ートに従って接触基準位置Hを変化させつつ作動される
。このフローチャートに示されるルーチンは、前記運転
制御装置24のメインスイッチがオンされている時には
常に周期的(例えば1秒毎)に実行されるようになって
いる。
即ち、このフローチャートに示したルーチンでは、まず
、現在が加熱サイクルにあるか冷却サイクルにあるかが
判断される。この場合、第1回目にフローチャートを通
る以前は運転制御装置24のメインスイッチがオフされ
ていてヒータスイッチもオフされていたから、前回成形
運転を行った最終ルーチン通過時刻tRから現時刻tA
までを冷却サイクルとしてタイパー14の温度T^が求
められる(ステップS1及びs2)。そして、2回目以
降は、ヒータフラグに基づいて判断される(ステップs
3)。即ち、ヒータフラグがオンのときにはヒータ制御
開始時刻ts  (第3図でtO+t2に相当)から現
時刻tAまでを加熱サイクルとしてタイパー14の温度
TAを求め(ステップs4)、ヒータフラグがオフのと
きにはヒータ制御終了時刻tI!(第3図でt,に相当
)から現時刻tAまでを冷却サイクルとしてタイパー1
4の温度TAを求める(ステップs5)。このヒータフ
ラグは、第1回目にフローチャートを通ったときに、ヒ
ータスイッチがオンされているならばオンとなリヒータ
スイッチがオフならばオフとなると共に(ステップs6
,s7,s8)、第2回目以降は、ヒータスイッチのオ
ン,オフが切替えられると書換えられるようになってい
る(ステップs 9,  s 1 0,  s 1 1
,  s 1 2)。そして、ヒータスイッチがオンさ
れた時刻は、第1回目においてヒータスイッチがオン(
ステップs6でYe s)と判断された時及び、2回目
以降においてヒータフラグがオフとなっていたにも拘ら
ずヒータスイッチがオン(ステップs9でYe s)と
判断された時であるから、このときにはデータ部25に
記憶されるヒータ制御開始時刻tsにその時刻をセツト
すると共に、このときの温度も記憶させる(ステップs
l3,sl4)。一方、ヒータスイッチがオフされた時
刻は、第1回目においてヒータスイッチがオフ(ステッ
プs6でNo)ならば前回成形運転を行った最終ルーチ
ン通過時刻及び、2回目以降においてヒータフラグがオ
ンとなっていたにも拘らずヒータスイッチがオフ(ステ
ップs10でNo)と判断された時であるから、このと
きにはデータ部25に記憶されるヒータ制御終了時刻t
pにその時刻をセットすると共に、このときの温度も記
憶させる(ステップsl5,sl6)。
そして、このようにして現在のタイパー14の温度T^
が求められたら、上述のようにこの温度TAに基づいて
現在の接触基準位置HAを求め(ステップs17)、こ
の後ルーチン通過時刻及び温度TAをデータ部25にセ
ットして(ステップS18)フローチャートを抜ける。
このデータは、この後運転制御装置24の電源が切られ
たならば、次の成形運転が行われるときの最終ルーチン
通過時刻tRとなる。
これにより、制御手段において位置検出手段の検出位置
Aが現在の接触基準位置HAと比較され、その値が一致
すれば両型17.18間に異物が介在しないとして次の
工程に進み、もし一致しなければ両型17,18間に異
物が介在するとみなし可動型18を若干量だけ下降させ
て警報等で作業者にその旨を知らせる。以て金型保護装
置は、タイパー14の温度に拘らずどの時点でも、低圧
拘束時の可動I218と固定型17との間に介在する異
物の有無を確実に検出することができるものである。
このように本実施例によれば、温度算出手段及び基準位
置補正手段により、実際のタイパー14の温度によって
変化する接触基準位置Hの補正がなされるので、たとえ
装置全体の温度が安定する以前であってタイパー14が
十分に伸び切っていない時点でも、位置検出手段により
可動型18と固定型17との間の異物の有無を検出する
ことができる。従って、従来のもののような、接触基準
位置Hがタイパー2の温度が約70℃となって安定した
時の値に設定され、樹脂成形装置全体の温度が約70℃
となって安定するまでの時間は金型保護装置を停止させ
ておかねばならなかったり、樹脂成形装置全体の温度が
約70℃となって安定するまで待って成形運転を開始し
なければならなかったものと異なり、運転制御装置24
の電源投入後どの時点であっても、タイパー14の温度
に拘らず確実に両型17,18間への異物の介入を検知
することができて、異物介入による金型破損を確実に防
止でき、あるいは成形運転を早期に開始できて成形時間
の短縮化を図ることができるものである。
第5図は本発明の第2実施例(請求項1対応)を示すも
のである。本実施例が上記第1実施例と異なる点は、タ
イパー14の温度を、両型17.18を加熱するヒータ
19の通断電の履歴から温度算出手段により算出するも
のに替えて、温度センサ26により直接検出しこの検出
値を基準位置補正手段を含む運転制御装置27に入力す
るようにしたところにある。そして、その他の構成は上
記第1実施例と同一゛となっている。
この場合、温度センサ26により現在におけるタイパー
14゛の温度TAが検出され、基準位置補正手段は、第
4図に示すようにして、そのタイパー14の温度TAか
ら、現在の接触基準位置HAを求めるものである。そし
て、上記第1実施例と同様に、制御手段において位置検
出手段の検出位置Aが現在の接触基準位置HAと比較さ
れ、その値が一致すれば両型17,18間に異物が介在
しないとして次の工程に進み、もし一致しなければ両型
17,18間に異物が介在するとみなし可動型18を若
干量だけ下降させて警報等で作業者にその旨を知らせる
。以て、本実施例における金型保護装置においても、タ
イパー14の温度に拘らず両型17,18間に介入した
異物の有無を確実に検出することができ、従って、運転
制御装置27の電源投入後どの時点であっても、異物介
入による金型破損を確実に防止でき、あるいは成形運転
を早期に開始できて成形時間の短縮化を図ることができ
るものである。
尚、本発明は上記した各実施例に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る
ものである。
[発明の効果] 以上の説明にて明らかなように、本発明の樹脂成形装置
の金型保護装置によれば、タイバーの温度に拘らず、確
実に両型間への異物の介入を検知することができて、異
物介入による金型破損を確実に防止することができると
いう優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の第1実・施例を示すもので
、第1図は樹脂成形装置の概略的な正面図、第2図は接
触基準位置補正のフローチャート、第3図は時間とタイ
バーの温度との関係を示す特性図、第4図はタイバーの
温度と接触基準位置との関係を示す特性図である。そし
て、第5図は本発明の第2実施例を示す第1図相当図で
あり、また、第6図は従来例を示す第1図相当図である
。 図面中、11は樹脂成形装置、12は基体、14はタイ
パー 17は固定型、18は可動型、19はヒータ、2
1は温度制御部、22は型駆動機構、23は型駆動制御
部、24.27は運転制御装置、25はデータ部、26
は温度センサを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、固定型を基体にタイバーを介して固定すると共に、
    可動型を前記タイバーに沿って前記基体に対して移動可
    能に設けてなる樹脂成形装置における、型締め時の前記
    両型間への異物介入による金型破損を防止するためのも
    のであって、前記可動型の前記固定型に向けた低圧駆動
    時にその可動型の移動が拘束された位置を検出する位置
    検出手段と、この位置検出手段の検出位置が予め設定さ
    れた接触基準位置と異なるときに前記両型の高圧型締め
    への移行を禁止する制御手段と、前記タイバーの温度を
    検出する温度センサと、この温度センサの検出温度に基
    づいて前記タイバーの熱膨張分に応じた前記接触基準位
    置の補正を行う基準位置補正手段とを具備したことを特
    徴とする樹脂成形装置の金型保護装置。 2、固定型を基体にタイバーを介して固定すると共に、
    可動型を前記タイバーに沿って前記基体に対して移動可
    能に設けてなる樹脂成形装置における、型締め時の前記
    両型間への異物介入による金型破損を防止するためのも
    のであつて、前記可動型の前記固定型に向けた低圧駆動
    時にその可動型の移動が拘束された位置を検出する位置
    検出手段と、この位置検出手段の検出位置が予め設定さ
    れた接触基準位置と異なるときに前記両型の高圧型締め
    への移行を禁止する制御手段と、前記両型を加熱するヒ
    ータの通断電の履歴から前記タイバーの温度を算出する
    温度算出手段と、この温度算出手段の算出温度に基づい
    て前記タイバーの熱膨張分に応じた前記接触基準位置の
    補正を行う基準位置補正手段とを具備したことを特徴と
    する樹脂成形装置の金型保護装置。
JP16079689A 1989-06-26 1989-06-26 樹脂成形装置の金型保護装置 Pending JPH0326515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16079689A JPH0326515A (ja) 1989-06-26 1989-06-26 樹脂成形装置の金型保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16079689A JPH0326515A (ja) 1989-06-26 1989-06-26 樹脂成形装置の金型保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0326515A true JPH0326515A (ja) 1991-02-05

Family

ID=15722641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16079689A Pending JPH0326515A (ja) 1989-06-26 1989-06-26 樹脂成形装置の金型保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0326515A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7458796B2 (en) 2005-06-17 2008-12-02 The Japan Steel Works, Ltd. Mold clamping apparatus of injection molding machine and method of adjusting effective length of tie bar
JP2009154454A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形機の型締装置
JP2013094990A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Toshiba Mach Co Ltd 射出装置、成形機、射出装置の制御方法
JP2019217714A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 Towa株式会社 樹脂成形装置および樹脂成形品の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7458796B2 (en) 2005-06-17 2008-12-02 The Japan Steel Works, Ltd. Mold clamping apparatus of injection molding machine and method of adjusting effective length of tie bar
JP2009154454A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Japan Steel Works Ltd:The 射出成形機の型締装置
JP2013094990A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Toshiba Mach Co Ltd 射出装置、成形機、射出装置の制御方法
JP2019217714A (ja) * 2018-06-21 2019-12-26 Towa株式会社 樹脂成形装置および樹脂成形品の製造方法
KR20190143817A (ko) * 2018-06-21 2019-12-31 토와 가부시기가이샤 수지 성형 장치 및 수지 성형품의 제조 방법
CN110625871A (zh) * 2018-06-21 2019-12-31 东和株式会社 树脂成形装置及树脂成形品的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0368301B1 (en) Full automatic operation system for injection molding machines
EP1645395B1 (en) Controller of injection molding machine
JP2007178166A (ja) ヒータ断線検知方法
JPS61114834A (ja) サーボモータを使用した射出成形機のモールドプロテクト方法
JPH0326515A (ja) 樹脂成形装置の金型保護装置
JPH01168419A (ja) 型締力調整方式
JP3590248B2 (ja) 射出成形機の過昇温防止装置
JP2016215541A (ja) 射出成形機および射出成形機の制御方法
JP3462951B2 (ja) 射出成形機の温度制御装置
JP3178518B2 (ja) リードフレームの加熱装置
JP3778988B2 (ja) 射出成形機のノズル温度制御方法
JP2000225637A (ja) 射出成形機用金型温度調整装置
JPH03147812A (ja) 樹脂成形装置の成形型温度制御方法
JPH04189120A (ja) 樹脂成形装置の成形型温度制御方法
JPH02169224A (ja) スクリュー保護方法
JP6177262B2 (ja) 複数のヒータの断線検出時の電流値の設定方法および設定装置
JP3497013B2 (ja) 金型温度調節機
JP2000238110A (ja) 油圧式射出成形機の制御装置
JPS6018264A (ja) 直圧式ダイカストマシンの型締安全装置
JP3164283B2 (ja) リードフレームの加熱方法および装置
JP3203504B2 (ja) 射出成形機の動作中断方法
JP5425420B2 (ja) 射出成形機におけるノズルの温度制御方法
JP2847876B2 (ja) 電子式温度調節器
JPH04103311A (ja) 型締力調整方式
JPH04137812U (ja) 成形型加熱装置