JPH0744957B2 - ツボ刺激を兼ねる手指の訓練器 - Google Patents

ツボ刺激を兼ねる手指の訓練器

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JPH0744957B2
JPH0744957B2 JP19292390A JP19292390A JPH0744957B2 JP H0744957 B2 JPH0744957 B2 JP H0744957B2 JP 19292390 A JP19292390 A JP 19292390A JP 19292390 A JP19292390 A JP 19292390A JP H0744957 B2 JPH0744957 B2 JP H0744957B2
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敦彦 佐藤
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敦彦 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はツボ刺激を兼ねる手指の訓練器に係り、とくに
ペン、鉛筆、ボールペンの運筆技術を上達させることに
役立つと共に、ツボ刺激による記憶力向上にも役立つよ
うにしたツボ刺激を兼ねる手指の訓練器に関するもので
ある。
[従来の技術] 手指を用いて行なう各種技術の上達方法は練習以外にな
いが、とくに、運筆技術の向上には鉛筆などを把持した
状態で指先を動かすことを繰返し多数回行なうことが有
効である。本発明者はすでに指先の屈伸運動を行なう指
先訓練器を提案しているが、本発明はこの公知の指先訓
練器と組合わせて使用することにより、その作用を一層
発揮させ得るものである。
ところで、手指には多数の神経が集中しており、この神
経を刺激することにより、記憶力を向上させる効果があ
ることは知られている。これをさらに説明すると、古
来、単語のスペル、数字の公式等を記憶するに際し、そ
れらを繰返し書くことによって記憶作業の能率を向上さ
せ得ることは良く知られている。
指先の感覚は機械をしのぐ精密さといわれるほどわずか
の圧力にも敏感で、1平方センチメートル当り2〜3gの
力を感じることが知られている。したがって、三指(親
指、人さし指、中指)をもって後に説明する本発明の外
周面に多数の角錐状突起を有する軸状本体を鉛筆を持つ
ように把持し、該軸状本体の先端をペン先或いは鉛筆の
先端に擬して手の平や空に英単語のスペリング等を連想
して書きながら三指の屈伸を繰返す場合、軸状本体の外
周の角錐状突起による刺激により、指頭より脳中枢に対
する情報伝達もダイナミックに促進され、手指の筋肉内
に多くあるとされている感覚器の働きも活発になり、脳
にゆさぶりをかけ、筆記による記憶以上の皮膚・運動感
覚による知覚力を増大するもので、この原理については
多くの心理学者などが認めるところである。
一方、われわれ日本人は、文字を書き、はしを使う。そ
の場合、力が入るのは親指と人さし指の筋肉であるが、
小指と薬指も大切な役割をしている。この薬指と小指に
神経が連なる小指球をトレーニングすると、中指、人さ
し指までが連動作用を受け、五指全体のバランスをとる
ことができる。そして、手の疲労は回復し、五指がリズ
ミカルに動いて能筆の基礎づくりのみならず、事務系、
技能系、スポーツ、その他手仕事の遅い人、不器用な
人、手の不均衡(俗に云う左利き)、手指の障害者など
にも有益なものである。
[発明が解決しようとする課題] 従来、軸状本体を手に把持して手指の神経を刺激しなが
ら筆記の訓練を行ない、且つ同時に手指のツボを指圧し
記憶効果を増大せしめる器具は存在しなかった。本発明
はこのような課題を解決するためになされたものであ
る。
[課題を解決するための手段] 第1の発明に係るツボ刺激を兼ねる手指の訓練器は、親
指と他の二指とで筆記具を持つ態様で把持できる太さと
長さを有する軸状本体を、筒体と、この筒体に軸方向に
連続して嵌合してあり、その一方又は両方を前記筒体に
対して回転自在に設けた角錐状突起を外周に有する角錐
部回転体と軸方向に沿う凹溝を有する凹溝部回転体とか
ら構成し、前記軸状本体の先端部には所定長さの指針を
設けてなる構成を特徴とする。
第2の発明に係るツボ刺激を兼ねる手指の訓練器は、手
指の小指球によって挟持するのに適した太さと長さを有
し、且つ中間部を細くし、該中間部から次第に両端部を
膨らませてなる小指球挟持具本体を具備し、該挟持具本
体の外周に小指球に適当な刺激を与える多数の角錐状突
起を有し、その両端に指掛け帯の端部を固定した構成を
特徴とする。
[作用] 軸状本体を筆記具を握るように持ち、さらに小指球挟持
具本体を小指球で挟持する。つぎに親指と人さし指、中
指を適宜屈伸させて角錐状突起又は凹溝の部分を往復回
転させ、同時に指針をみながら文字などを書く動作を繰
返し行なうものである。
[実施例] 以下本発明に係るツボ刺激を兼ねる手指の訓練器の実施
例を説明する。
まず、第1図〜第3図によって第1実施例を説明する
と、1は手指の訓練器の主要部をなす軸状本体、17は同
じく小指球挟持具本体であり、3は軸状本体1と小指球
挟持具本体17を把持した手である。
軸状本体1は、親指と他の二指とで筆記具を持つ態様で
把持できる太さと長さを有し、外周に多数個の角錐状突
起2と軸方向に沿う凹溝5を有している。さらに説明す
ると、第2図に示すように軸状本体1内には所定長さの
筒体12があり、この筒体12の中間部に前記凹溝5を外周
に有し、且つ中間が山形状に膨出した凹溝部回転体4が
嵌合されており、さらにその両端に前記角錐状突起2を
外周に有する角錐部回転体9が嵌合されている。筒体12
の両端には端部固定部材7が固着され、角錐状突起2が
筒体12から脱嵌しないように設けられている。さらに、
軸状本体1の基端側の端部固定部材7には固定指針6A
が、先端側の端部固定部材7には可動指針6が設けられ
ている。
さらに説明すると、筒体12内には、スプリング8と棒状
永久磁石10が可動的に収納されている。前記可動指針6
は端部固定部材7に形成された孔14を介して筒体12内に
挿入されていて、その基端11は棒状永久磁石10の先端面
と接している。13はカラーである。
小指球挟持具本体17は、手の小指球の部位によって把持
するのに適した太さと長さを有し、且つ中間部19を細く
し、該中間部19から次第に両端を膨ませてあり、さらに
挟持具本体17の外周に小指球適当な刺激を与える多数の
角錐状突起2を有している。さらに小指球挟持具本体17
の両端の端板20の偏心位置に係止突起16を設けてあり、
ビニール樹脂製の指掛け帯15を湾曲状に折り曲げて、そ
の端部の孔18を前記係止突起16に嵌合している。
次に第1実施例の作用を説明する。
第1図に示すように軸状突起1を親指と人さし指、中指
で、筆記具を持つような態様で把持する。さらに、小指
球挟持具本体17を図示の位置、つまり小指球の位置に当
てがい、指掛け帯15の内側に薬指、小指を挿入して挟持
する。つぎに、前記各指を屈伸運動することにより、2
つの角錐部回転体9と凹溝部回転体4が回転し、手指の
ツボが刺激される。また、このとき、軸状本体1の先端
の指針6を目的として、文字やスペリングを書く動作を
行なうことにより、筆記具を持つ持ち方を修正できると
共に、そこに書いた文字やスペルの形及び意味を前期の
ツボ刺激を通して頭脳に明確に記憶させることができ
る。
またこのとき小指球挟持具本体17の角錐状突起2が小指
球のツボを刺激し薬指と小指をトレーニングして五指全
体のバランスがとれ五指がリズミカルに動いて能筆の基
礎をつくりだすことができる。さらに、小指球挟持具本
体17の両端に設ける係止突起16はその端面の偏心位置に
設けられているので、この係止突起16を中心に小指球挟
持具本体17を回転させることにより、その外周と指掛け
帯15との間隔、つまり薬指と小指を差込む間隔を大小に
変化させることができ、よって手指の太さなどに合わせ
ることができると共に外周の角錐状突起2が小指球のツ
ボを押圧する強さを大小に変化させることもできる。
また、前記軸状本体1両端の指針6、6Aを手の平、手の
甲その他身体のツボに当てがって押圧することにより、
ツボ刺激を行なうことができる。
第4図は、本発明の第2実施例を示し、軸状本体1Aは螺
旋状の凹溝22と角錐部回転体23とを相互に回転自在に連
結して構成されている。また、小指球挟持具本体26はほ
ぼびや樽形状をしている。25は軸状本体1Aと小指球挟持
具本体25とを連結するひもである。また、軸状本体1Aの
先端の端部固定部材27には指針21が設けられている。
第5図は本発明の第3実施例を示し、軸状本体1Bは先端
側と基端側の2つの螺旋状凹溝22と29を相互に回転自在
に連結して構成されている。28は軸状の小指球挟持具本
体25である。その他第3実施例と同一部分に同一符号を
付して重複説明を省略する。
しかして、第3実施例と第4実施例も、第1実施例と全
く同様に使用し、軸状本体1A,1Bと小指球挟持具本体26,
28を用いて指訓練を行って能筆の基礎作りができると共
に、手指の神経刺激により記憶力向上を図ることができ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明のツボ刺激を兼ねる手指の
訓練器によると、外周の角錐状突起や凹溝を有する軸状
本体と小指球挟持具本体を手に把持して指の屈伸運動を
行ない、さらに指針によって文字、単語等を書く動作を
行なうことにより、ペン、鉛筆、ボールペンの習字の技
術を上達させることができると共に、文字や単語の記憶
力を向上させることができる。さらに、指針を用いて眼
その他身体の各部位ツボを押圧することができ、ツボ刺
激による血行促進と、これに伴なう健康増進に役立つも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の使用状態を示す斜視図、
第2図は軸状本体の断面図、第3図(A)は小指球挟持
具本体の正面図、同図(B)は側面図、同図(C)は平
面図、第4図は第2実施例の斜視図、第5図は第3実施
例の斜視図である。 1,1A,1B…軸状本体、2…角錐状突起、3…手、4…凹
溝部回転体、5…凹溝、6,6A…角錐部回転体、17,26,28
…小指球挟持具本体、19…中間部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親指と他の二指とで筆記具を持つ態様で把
    持できる太さと長さを有する軸状本体を、筒体と、この
    筒体に軸方向に連続して嵌合してあり、その一方又は両
    方を前記筒体に対して回転自在に設けた角錐状突起を外
    周に有する角錐部回転体と軸方向に沿う凹溝を有する凹
    溝部回転体とから構成し、前記軸状本体の先端部には所
    定長さの指針を設けてなる構成を特徴とするツボ刺激を
    兼ねる手指の訓練器。
  2. 【請求項2】手の小指球によって挟持するのに適した太
    さと長さを有し、且つ中間部を細くし、該中間部から次
    第に両端を膨ませてなる小指球挟持具本体を具備し、該
    挟持具本体の外周に小指球に適当な刺激を与える多数の
    角錐状突起を有し、その両端に指掛け帯の端部を固定し
    た構成を特徴とするツボ刺激を兼ねる手指の訓練器。
JP19292390A 1990-07-23 1990-07-23 ツボ刺激を兼ねる手指の訓練器 Expired - Lifetime JPH0744957B2 (ja)

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JP2641696B2 (ja) * 1994-01-24 1997-08-20 久延 小笠原 健康増進用具

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