JPH0349724Y2

JPH0349724Y2 -

Info

Publication number: JPH0349724Y2
Application number: JP18155084U
Authority: JP
Priority date: 1984-12-01
Filing date: 1984-12-01
Publication date: 1991-10-23
Also published as: JPS61103173U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はジヨギング用補助具に係り、とくに両
手で把持するジヨギング用補助具に関する。

すなわち、本考案は両手にそれぞれ把持するに
適した太さと長さを有する軸状の把持具本体を有
し、該把持具本体の外周にジヨギング時に手指や
手の平を適度に刺激することのできる多数の突起
を有してなるジヨギング補助具を特徴とする。し
かして、上記ジヨギング補助具を用いてジヨギン
グをすることにより、ジヨギングするという運動
効果と手指や手の平のいわゆる″ツボ刺激″の相
乗効果を奏し、ジヨギングを一層効果的ならしめ
ようというのが本考案の目的である。

ジヨギングが近年盛んになつている。このジヨ
ギングについて解説された著書も多数出版されて
いるが、これら著書にも書かれているとおり、ジ
ヨギングは身体の全身運動であるため血行を良く
し、身体の各筋肉を鍛練し、さらに内蔵の機能を
向上せしめるのは勿論、頭脳の活動を活発にする
ということが良く知られている。一方、手を使う
こと、手指や手の平を刺激することについても最
近多くの研究発表がなされており、手指は内蔵、
身体の各筋肉及び頭脳と非常に深い関係があるこ
とが知られるようになつてきた。すなわち、手、
指は身体の健康状態を表わす鏡であり、手の平を
みて体の不調を読み取ることもできるといわれて
いる。したがつて手の平を刺激すれば内蔵の機能
障害などが治り、頭脳及び身体の各器官の活動を
活発にし、いつまでも健康を保持することに非常
に効果がある。

さらに説明すると、手指には多数の神経が集中
しており、この神経を刺激することにより内蔵の
病気を治し、老化現象を防止できるすぐれた効果
があることが知られている。つまり、手指を刺激
することにより、手指の筋肉内に多くあるとされ
ている″筋紡鍾″（感覚器）の働きも活発になり、
脳にゆさぶりをかけ、皮ふ、運動感覚による知覚
力を増大することは多くの心理学者、大脳生理学
者も認めるところである。

上記の観点から本考案者は種々研究した結果、
ジヨギング時に、手指や手の平に適度の刺激を与
えることのできる補助具を把持してジヨギングす
ることが一層効果的であることを解明した。ま
た、このジヨギング補助具は適度の重さがあり、
この補助具を把持してジヨギングすることによ
り、肩用挙筋、僧帽筋、三角筋、菱形筋等の各筋
肉を鍛練し、さらに心肺機能をもより高め持久力
をつけることができるのである。

以下本考案の実施例を図を参照して説明する
と、１はジヨギングする人であり、２は手、３は
両手２，２に把持するジヨギング補助具である。
ジヨギング補助具３は、それぞれ両手２，２に把
持するに適した太さと長さを有する硬質プラスチ
ツク製の軸状把持具本体５を有し、その外周には
約１〜２mmの山の高さを有する角錐状の多数の突
起４を有している。図示例の場合、ジヨギング補
助具３は、中間部が少しくびれていてその両端側
が若干膨んだ形状としてあるとともに、その内部
には凹部８を形成し、該凹部８に棒状の永久磁石
７を埋設している。

そして、凹部８の基端には、蓋板９を嵌着し、
該蓋板９にはつぼ刺激用頭部６を設けている。

したがつて、上記実施例によると、第１図に示
すようにジヨギングする人１が２つの補助具３，
３を両手２，２で把持してジヨギングするとき、
ジヨギング自体の全身運動の効果と、両手２，２
にジヨギング補助具３，３を把持したことによる
手指、手の平の刺激及び永久磁石７による磁力に
より血液の循環を向上するものである。さらに、
つぼ刺激用頭部６により、これを手の皮ふに押し
当ててつぼを刺激する際に使用することもでき、
痛み、しびれ、むくみ等手に現われるいろいろの
症状を取除き、神経やホルモンの働きが得られて
全身の健康を保つことができる。

以上の通りであり、本考案に係るジヨギング補
助具は、ジヨギング時に両手で把持して走ること
により、身体を運かす全身運動と相俟つて該ジヨ
ギング補助具外周の多数の突起により手指、手の
平の神経やつぼを刺激して健康増進を一層効果あ
らしめるというすぐれた効果があるものである。
なお、本考案に係る器具は妊婦がお産をするとき
陣痛が起つた場合に両手ににぎつて、強く把持し
たり弱めたりすることを繰返すことにより陣痛を
和らげるという効果もある。つまり、恐怖や不安
があつたり、痛みに注意を集中しすぎるとその気
持が拡大、増強されるのであるが、本考案の器具
を陣痛時の妊婦が両手で強くにぎることで外周の
突起が手の平を突きそこに小さい痛みを感じるこ
とでそれまでに感じていた出産ということへの大
きな恐怖や不安の心が分散され、心がリラツクス
され平静を保つことができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の補助具を把持してジヨギングし
ている状態の斜視図、第２図はジヨギング補助具
の詳細図、第３図は同断面図である。２……手、３……ジヨギング補助具、４……突
起、６……つぼ刺激用頭部、７……永久磁石。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

両手にそれぞれ把持するに適した太さと長さを
有する軸状の把持具本体を有し、該把持具本体の
外周にジヨギング時に手指や手の平を適度に刺激
することのできる多数の突起を設けてなるジヨギ
ング用補助具。