JPH0744895B2 - 自動炊飯装置 - Google Patents

自動炊飯装置

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JPH0744895B2
JPH0744895B2 JP1172800A JP17280089A JPH0744895B2 JP H0744895 B2 JPH0744895 B2 JP H0744895B2 JP 1172800 A JP1172800 A JP 1172800A JP 17280089 A JP17280089 A JP 17280089A JP H0744895 B2 JPH0744895 B2 JP H0744895B2
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雅美 川崎
選也 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動炊飯装置に関する。
(従来の技術) 従来から人手を煩わしてきた炊飯作業を省力化するた
め、炊飯作業における精米の貯蔵、計量、洗米、水加
減、浸漬、炊飯、蒸らしに至る一連の作業工程をプログ
ラムにより自動処理する全自動炊飯装置として、特開昭
58−105724号公報等に開示の技術がある。
(発明が解決しようとする課題) 前述公報に開示の従来技術は、箱形とされた本体内にお
いて、米の貯蔵から計量および洗米をして炊飯器の中に
洗米された米とこの米の量と対応した水を供給して自動
的に炊飯を行なうとともに、前記本体の前面に設けた引
出し自在な架台に、前記炊飯器を着脱自在に備えたもの
であり、炊飯器を本体前面方向に引き出し得ることか
ら、メンテナンスができて衛生上等の問題点を解消して
いる。
しかしながら、該従来技術は、架台と炊飯器との相対位
置が本体内において不変で定常的であったため次の問題
点があった。
:本体内内には、炊飯器の中に洗米と水を供給する洗
米槽が備えられ、この洗米槽の下部に、炊飯器が位置さ
れ、かつ、洗米の受入れのため炊飯器の蓋は開閉させな
ければならない。
このため、洗米槽と炊飯器との間には、蓋開閉のための
スペースが必要となり、このスペースは、本体の高さを
高くすることとなり、この結果として、装置全体が嵩高
く、ガス台、調理台等とシステム化するシステムキッチ
ンとして不向となる。
:前述を回避するには、洗米槽および炊飯器の容量
を小さくすることで一応解消できるも、これでは炊飯量
が少なくなる。
本発明は、システムキッチンに適合できる高さを有する
本体であっても、該本体内で炊飯器の蓋が洗米槽によっ
て障害されることなく開閉でき、もって、充分な炊飯量
を確保できるようにした自動炊飯装置を提供することが
目的である。
(課題を解決するための手段) 本発明は、本体内に、洗米槽と該洗米槽で洗米した米を
受け入れて炊飯する炊飯器とを上下に配置して備え、前
記炊飯器を前記洗米槽直下の炊飯位置と前記本体外の取
出位置との相互間で水平方向に移動する架台を備えてい
る自動炊飯装置において、前述の目的を達成するため
に、次の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明は、前記本体1内に、炊飯器34が蓋48
を開いた状態で前記洗米槽12直下の米受け入れ位置と洗
米槽12直下より外れかつ炊飯器34の蓋48を開閉動作でき
る位置との相互間で水平方向に往復移動される駆動手段
39,40を備えていることを特徴とするものである。
(作用) 本発明によれば、本体5の前面から架台32を本体5内に
挿入される。このとき、載置台33上の炊飯器34における
蓋48は閉じ姿勢で挿入される(第5図(1)参照)。
本体5内に炊飯器34をセットしてから、洗米等の受入れ
のため、炊飯器34の蓋48を開にするが、この開動作にあ
たっては、洗米槽12の真下より炊飯器34が外れるよう
に、架台32に対して載置台33を移動させてから行なう
(第5図(2)参照)。
洗米槽12から外れた位置で蓋48の開動作ができるので、
蓋開きの高さ方向のスペースは必要でなく、蓋開き状態
で載置台33を本体5の前面側に移動させて洗米槽12の真
下に炊飯器34を相対させ、洗米槽12における円錐弁24を
開いて排米換言すると炊飯器34の中に洗米と水を受入れ
る(第5図(3)参照)。
所定の洗米受入れ等が終了すると、蓋48を閉じるべく載
置台33の移動で炊飯器34を洗米槽12の位置よりずらして
蓋48を閉じる(第5図(4)参照)。
次いで、洗米槽12の真下に炊飯器34を移動させて炊飯工
程に移行する(第5図(5)参照)。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において、ホッパー状に形成した貯米庫1は、そ
の下底部に定量区分手段2を有し、立方箱形状とされた
本体5の上部に配置されている。
本実施例に示す定量区分手段2は、第4図で示す如く円
周面に一部切欠いた開口2Aを設けて筒両端を密閉した定
容積の筒体を水平に配し、該筒体の軸を電動機3で一方
向に回転させて、貯米庫1内の精米を下方に落下せしめ
るもので、予めセットされた回転数に対応したパルス出
力を検出器4で検出して、電動機3が駆動されることで
所望量の定量を行なうものである。なお、貯米庫1の底
部には精米の残量を検出する2つのセンサS1およびS2が
設けられている。
本体5の左右側板の上部内面には、第2図でも示す如く
水平方向のスライドレール5Aが取付けられており、該ス
ライドレール5Aに嵌合されるスライドシュー又はローラ
よりなる案内体6の左右一対を貯米庫1の左右側板の上
部外面に取付け、該案内体6をスライドレール5Aに引出
し自在として嵌合することで、貯米庫1は本体5内に第
3図の矢示Aで示す如く出入自在として収納支持されて
いるとともに、本体5内に設けた図外のロック手段によ
り運転時必要に応じて施錠自在とされている。
貯米庫1の下部には洗米機構7が配置されており、該洗
米機構7は、攪拌手段8と給水手段9とを有するととも
に第4図に示す如く底部に開閉自在な排水口10と開閉自
在な注出口11とを備えた円筒体状の洗米槽12より主構成
されていて、排水口10は排水手段を、注出口11は排米手
段とされている。
洗米槽12は上部開放で下半部より下方先細り傾斜状の円
錐部とされており、上部の架台13より筒軸心を縦方向と
して延伸して備えてなり、本体5の左右側板の内部に取
付けている。
攪拌手段8は、架台13上に設けた電動機14によりベベル
ギヤ機構15を介して回転駆動される筒軸16に、水平面上
で放射状に延びるとともに軸心と平行して下方に延伸さ
れかつ洗米槽12の円錐部に沿うように形成された棒材17
を有してなり、筒軸16が洗米槽12の筒心線と合致されて
いる。
給水手段9は第2図および第4図で示す如く、装置の上
方に配した電磁弁18および流量制御弁18Aを介して圧力
水系に連通されている複数個の噴水ノズル19を配管部材
20に有し、噴水ノズル19を介して洗米槽12に洗米量と対
応する水を給水可能である。
洗米槽12の下底部には、第4図でも示す如く、排水口10
と注出口11とを有する排水ジャケット21が、下底部を環
状に包囲して配置されており、該排水ジャケット21に
は、漏斗状とされた多孔板22が取付けられており、排水
口10は開閉弁23を介して図外の排水受樋に連通されてい
る。
注出口11は円錐弁24で開閉自在とされており、該円錐弁
24は第4図に示す如く前記筒軸16に弁棒25を上下動自在
に挿通させ、該弁棒25を制御機構26で上下動させること
で、円錐弁24が開閉自在とされている。
ここで、上述の如く構成された洗米機構7は、前記貯米
庫1の定量区分手段2から計量された精米をシュート27
を介して洗米槽12内に受入れ可能とされている。
制御機構26は、第4図に示す如く、カム29を有するモー
タ28と、カム29の回転で揺動されるリンクレバー30と、
バネ31等からなり、リンクレバー30に長孔30Aを介して
弁棒25の上端を枢着してなり、カム29の回転でリンクレ
バー30がバネ31の弾性力で押下げ方向に揺動すること
で、第4図の鎖線で示す如く円錐弁24が開弁するように
されている。
なお、図とは逆に、バネで円錐弁24を閉弁するようにし
てもよい。
洗米機構7の下部には、L形架台32、載置台33等を介し
て炊飯器34が本体5の前面から水平方向に引出し自在
で、かつ、本体5外で着脱自在として備えられている。
L形架台32は、その立上り面板35に把手36を有してお
り、立上り面板35は収納状態で本体5の前面部と面一と
なるか前面部よりやや内側となるように収められる。
L形架台32はスライドシュ又はローラ等よりなる案内体
37を有し、この案内体37は本体5の下底部左右に水平方
向として備えたガイドレール38に嵌合されて、L形架台
32を第1図の矢示Bで示す如く水平方向に引出案内する
ようにされている。
載置台33はL形架台32上でこの架台32に対して相対的に
水平方向に往復移動自在とされており、図示した実施例
では、載置台33の下面に、前後方向に延びるラックレー
ル39を取付け、このラックレール39に咬合するラックピ
ニオン40を正逆転可能なモータ41で駆動させることで、
第1図の矢示Cで示す如く水平方向に往復移動自在とさ
れていて、ここにラックレール39、ラックピニオン40等
で駆動手段を構成している。
この際、左右一対のローラ群42、スライドシュ手段43等
を介して横振れすることなく水平方向に移動すべくされ
ている。
炊飯器34は、その本体44に、外釜45および内釜46を有
し、ピボット部47を支点に開閉する蓋48を備えた市販の
電気式であり、ピボット部47には蓋48を開方向に付勢す
るツル巻バネ等を有し、蓋48と本体44は押ボタン式ロッ
ク49で施錠自在とされ、ここに、押ボタン式ロック49を
押込むと蓋48はピボット部47を支点に、前記ツル巻バネ
により自動開きするようになっており、蓋48には蒸気噴
出口を有する。ここにおいて、ピボット部47を本体5の
奥側として炊飯器34は載置台33に備えられている。
更に、炊飯器34は、ヒータ、炊飯完了センサ、内釜46の
有無検出センサその他、保温制御回路手段を備えるとと
もに、本体5より引き出した位置においては蓋48を開き
内釜46だけを上方に取り出すことができ、更に、蓋48に
設けている把手を持ち、炊飯器34を載置台33より取り外
し得るようにされている。
なお、この載置台33より取り外す際には、ヒータ等の給
電機構50により炊飯器34と装置本体との電気的な接続が
遮断可能とされ、一方、外部に取り出した炊飯器34はコ
ードリール式のプラグを用いて別電源により保温できる
ように構成されている。
51は蓋ロック解除手段であり、カム乃至レバー等の作動
体52を有するモータ53を備えて成り、作動体52はモータ
53で回転することにより、押ボタン式ロック49を押込み
可能としており、本例ではロック49が左右いずれかの側
方に備えられていてこのロック49と相対する本体5内に
蓋ロック解除手段51が備えられている。
54は蓋閉成手段であり、モータ55とこのモータ55で揺動
される当り56を有するレバー57とからなり、載置台33が
箱体5の奥部に移動したのをストップ確認センサ58で検
出すると、この検出信号でモータ55を起動して蓋48に当
っている当り56を第1図の鎖線位置からレバー57を降下
揺動することにより蓋48を押下げ閉成するようにされて
おり、59は蓋開き確認スイッチを示している。
ストップ確認センサ58は、この検出信号で蓋閉成手段54
のモータ55、蓋ロック解除手段51のモータ53およびスラ
イド用モータ41等に信号を送信するようにされている。
60はフォート入力センサで、炊飯器本体44と載置台33と
にそれぞれ投光部と受光部とを設けてなり、前記確認セ
ンサ58と相まってスライドモータ41を正逆切換停止自在
にするものである。
61は載置台セット確認センサ、62は架台32の正規位置セ
ット確認センサ、63は貯米庫セットの確認センサ、64は
洗米槽確認センサを示している。
65は蒸気排出手段であり、本体5の前面部に鎧形開口66
を有する排気ケース67を取付け、この排気ケース67内
に、図外のモータで回転する排気ファン68を取付けると
ともに、排気ケース67に排気ダクト69を連通させ、蓋48
が閉じられて洗米を受入れた炊飯器34が洗米槽12の真下
にくると、排気ダクト69の始端口69Aと蓋48に設けてい
る排気噴出口とが合致され、ファン68が駆動するように
されている。
70は施錠手段であり、矢示A方向にスライドする貯米庫
1と矢示B方向にスライドする架台32をいずれも本体5
内の正規位置にてロックするものであって、本体5の奥
部内にロックバー71を上下動自在に設け、該ロックバー
71の下端71Aを架台32の奥部立上部32Aに係脱自在に設け
るとともに、ロックバー71の上端にはフック71Bを設
け、このフック71Bを貯米庫1に設けた金具72に係脱自
在に設けている。
すなわち、ロックバー71は本体背板に取付けている案内
ブラケット73と前記金具72とにわたって上下動自在に挿
通されており、戻しバネ74でアンロック方向に付勢され
ているとともに、ロック用ソレノイドで作動するロック
部材75を備え、貯米庫1と炊飯器34とが本体5内にセッ
トされると、戻しバネ74に抗してロックバー71を押下げ
るべくロック部材75が作動してそのロック位置を保持す
る。一方、アンロックするには、ロック部材75を解除す
ると戻しバネ74の作用で、ロックバー71が上昇して立上
部32Aおよび金具72よりともに離脱するようにされてい
る。なお、76はロック確認センサを示している。
その他、77は電子、電気部品等よりなる制御部であり、
洗米槽12を本体5の前面側に設けることによって、水と
の干渉を避けた空間78に設置可能とされ、該制御部77の
故障要因を少なくしている。
79はコンソールパネルであり、貯米庫1側の本体5前面
部に備えられていて、第6図又は第7図に示す各種表示
とボタン類を備えている。
このコンソールパネル79により、時刻セット、炊飯工
程、コース選択等の一連の操作をできるようにするとと
もに、炊飯後の保温はどこでも可能としているのであ
る。また、80は天板で、本体5上に着脱自在に備えられ
ていて、調理台を兼用している。81は車輪を示してい
る。
なお、本発明装置はその他排水口を備える他、各種ホー
ス(管)、配線等は引出しストロークを許容すべく接続
されている。
次に、本発明実施例の動作態様を説明する。
第1図乃至第4図において所定量の精米を補給した貯米
庫1が本体5内の所定位置に挿入されるとセンサ63が貯
米庫1を検出し、同時にセンサS1,S2により精米の有無
が検出される。同時に、炊飯器34を有する架台32が所定
位置に挿入されるとセンサ62がこれを検出する。なお、
炊飯器34の内釜46はセンサによりその有無を検出せしめ
る。
以上のようにして全てのセンサが作動した場合に限り起
動準備が完了する。一方、コンソールパネル79より所望
の炊飯量、水加減、浸漬時間、蒸らし時間、炊き上り時
間等のデーターを入力せしめた後、起動ボタンを押すと
前記貯米庫1および炊飯器34を有する架台32の施錠手段
70が作動し全ての機構を本体5内にロックせしめる。以
上の状態においてスタート信号の受信が可能となる(第
5図(1)参照)。
スタート信号の入力により、洗米機構7を密閉する円錐
弁24の閉鎖が確認された後、定量区分手段2が回転し所
定量の計量した精米をシュート27を経て洗米機構7の洗
米槽12に落下せしめる。定量完了とともに攪拌手段8が
回転し、電磁弁18が開き噴水ノズル19より散水が開始さ
れる。
洗米槽12内の洗米剤排水は底部の排水ジャケット21内に
設けた多孔板23を通過し開閉自在な排水口10を経て、排
水受樋より系外に排水される。
所定時間の洗米工程が終ると洗米槽12内の散水が一時中
断され攪拌手段8のみが回転する研米工程に移行する。
この洗米工程と研米工程とを所定回転反復せしめた後、
すすぎ工程に移行する。
すすぎ工程においては、開閉弁23を閉じて洗米槽12内に
所定の水位迄貯水せしめた後、前記開閉弁23を開放して
一挙に排水を行ない、ぬか分を洗い流して洗米排水を清
澄化させることを目的とする。
数回のすすぎ工程を反復し洗米槽12内の排水を完了した
時点で水加減工程に移行する。排水口10の開閉弁23を閉
じ、予め設定された時間、電磁弁18および流量制御弁18
Aが開き水加減を行なう。
前述の洗米工程、すすぎ工程等を行なっているとき、炊
飯器34は載置台33の後方移動を介して第5図(2)で示
す如く洗米槽12の真下から本体5の奥部に移動し、蓋48
を開放しても洗米槽12が障害とならない位置に移行し、
蓋48の押ボタンロック49がアンロックされて該蓋48はヒ
ンジ部47に備えた蓋開き用バネによって開放される(第
5図(2)参照)。
次に、炊飯器34は蓋48を開いた状態で架台32上の載置台
33が本体5の前面方向にスライドすることにより、炊飯
器34は洗米槽12の真下に戻り、その内釜46に洗米された
所定量の米とこれに応じた水とを受入れるべく待機す
る。
この際、炊飯器34の蓋48はそのヒンジ部47が本体5の奥
部側にあり、このヒンジ部47を支点に半開き状態であっ
ても、洗米槽12に蓋48が押当てられて全開状態となる
(第5図(3)参照)。
蓋48が全開されている炊飯器34が洗米槽12の真下に待機
したのを検出すると、円錐弁24が開き米と水を内釜46に
排出せしめる。この洗米槽12より排出する米と水は、第
4図で示す如く前記円錐弁24の斜面に沿って中空放射状
に流下する結果、内釜46内に堆積した米は理想的な分布
曲線を呈し、米の表層をならす何らの手段をも必要とし
ない。
一方、洗米槽12からの排米の際、排水効率を高める目的
で円錐弁24の開放と同時に攪拌手段8を短時間回転せし
めることもできる。
この排米工程が終了すると、円錐弁24は閉成され、載置
台33の本体5奥部方向への移動を介して炊飯器34は洗米
槽12より奥部に移動し、蓋48を閉成可能とする(第5図
(4)参照)。
蓋48はその閉成手段54が第1図の鎖線状態から実線状態
にレバー57が揺動することにより、当り56を介して蓋48
が閉じられ、更に、押ボタンロック49によって自動的に
ロックする。
この蓋48の閉成およびロックが確認されると、載置台33
は再び架台32上において本体5の前面側に移動し、炊飯
器34は洗米槽12の真下に位置し、この位置にて炊飯工程
に移行する(第5図(5)参照)。
この炊飯工程の移行にあたって、蓋48は閉じられている
ので、洗米槽12との干渉はなくなり、又、制御部77は水
および蒸気発生源等より離れていることから、その故障
要因は少ない。
炊飯工程において、炊飯に伴う蒸気は、蒸気排出手段65
における始端口69Aが蓋48の蒸気噴出口と連通されてい
るので、ファン68の起風排出で開口66を通じて本体5外
に排出する。
所定の炊飯完了センサで検出しついて蒸らし工程に移行
する。炊飯器34は保温制御回路を内蔵し内釜46の温度低
下を検出し、蒸らし工程終了後自動的に保温を行なうよ
う構成されている。以上の蒸らし工程終了時点において
炊飯器34の施錠が解除され本体5より引き出し可能とな
る。
すなわち、施錠手段70のロックバー71が上昇してその下
端71Aが立上部32Aより離れるとともにフック71Bが金具7
2より外れて貯米庫1および架台32をいずれも引出し自
在とする。
以上をもって本発明装置における一連の動作工程を終了
するものである。
本発明の実施例は以上の通りであるが、本発明にあって
は、次のような改変、設計変更等ができる。
:貯米庫1はこれを本体5内に定置すること。
:洗米槽12はこれを水平方向に移動自在にすること。
:貯米庫1および架台32の施錠手段70は、ソレノイド
等で作動する個別駆動形にすること。
:架台32上における載置台33の移動は、シリンダ、ネ
ジ軸等によること。
:蒸気排出手段65は本体5の側板に設けること。
:洗米機構7の洗米槽12から、精米をその都度補給さ
せることもでき、その他、例えば貯米庫1を固定式とし
て天板80を開閉あるいは摺動して精米を補給する構造と
か、貯米庫1の定量機を省略してホッパーのみの構造と
し予め計量した精米をその都度補給せしめる構造その他
定量機の設計変更等は全て本発明の技術的範囲に属する
ものである。
(発明の効果) 本発明は以上の通りであり、本体内に、炊飯器が蓋を開
いた状態で洗米槽直下の米受入れ位置と洗米槽直下より
外れかつ炊飯器の蓋を開閉動作できる位置との相互間で
水平方向に往復動される駆動手段を備えていることか
ら、洗米槽が障害とならない位置での炊飯器の蓋を開閉
でき、装置本体を嵩高くする必要もなく、システムキッ
チンへの組込みが容易となる。
また、装置本体内において、炊飯器の開閉ができ、該炊
飯容量を少なくしなくとも高さ方向にコンパクトとな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は全体の立面側断
面図、第2図は立面正面(前面)断面図、第3図は貯米
庫引出し動作例を示す全体の立面側断面図、第4図は洗
米槽と炊飯器との関係を示す要部の側断面図、第5図
(1)から第5図(5)は炊飯器のセットから洗米、排
米、炊飯等の一連工程を経時的に示す動作説明図、第6
図と第7図はコンソールパネルの2例を示す正面図であ
る。 1…貯米庫、2…定量区分手段、5…本体、7…洗米機
構、12…洗米槽、32…架台、33…載置台、34…炊飯器、
48…蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 定生 大阪府東大阪市水走90番地 大和精工株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭62−102714(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体内に、洗米槽と該洗米槽で洗米した米
    を受け入れて炊飯する炊飯器とを上下に配置して備え、
    前記炊飯器を前記洗米槽直下の炊飯位置と前記本体外の
    取出位置との相互間で水平方向に移動する架台を備えて
    いる自動炊飯装置において、 前記本体(1)内に、炊飯器(34)が蓋(48)を開いた
    状態で前記洗米槽(12)直下の米受け入れ位置と洗米槽
    (12)直下より外れかつ炊飯器(34)の蓋(48)を開閉
    動作できる位置との相互間で、水平方向に往復移動され
    る駆動手段(39)(40)を備えていることを特徴とする
    自動炊飯装置。
JP1172800A 1989-07-04 1989-07-04 自動炊飯装置 Expired - Fee Related JPH0744895B2 (ja)

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JP1172800A JPH0744895B2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 自動炊飯装置

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