JPH074476U - 乗客コンベアのハンドレール脱着工具 - Google Patents
乗客コンベアのハンドレール脱着工具Info
- Publication number
- JPH074476U JPH074476U JP3399993U JP3399993U JPH074476U JP H074476 U JPH074476 U JP H074476U JP 3399993 U JP3399993 U JP 3399993U JP 3399993 U JP3399993 U JP 3399993U JP H074476 U JPH074476 U JP H074476U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- lever member
- ear
- tool
- attaching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Escalators And Moving Walkways (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業中に工具がハンドレールの上面を局部的
に強く押し込まないように該上面との接触面積を広く
し、かつハンドレールの耳部から外れにくい係合構造を
採用することにより、ハンドレールの意匠性を損なうこ
となく簡単かつ確実にハンドレールガイドに対する該ハ
ンドレールの脱着が行える、乗客コンベアのハンドレー
ル脱着工具を提供する。 【構成】 平坦な底面1bを有して楔状端部1dおよび
取っ手部2を設けたレバー部材1と、ハンドレールの耳
部に係合させるための湾曲面3aおよび爪片3bを有し
てレバー部材1に回動自在に取着されたレール把持部材
3とを備えた。
に強く押し込まないように該上面との接触面積を広く
し、かつハンドレールの耳部から外れにくい係合構造を
採用することにより、ハンドレールの意匠性を損なうこ
となく簡単かつ確実にハンドレールガイドに対する該ハ
ンドレールの脱着が行える、乗客コンベアのハンドレー
ル脱着工具を提供する。 【構成】 平坦な底面1bを有して楔状端部1dおよび
取っ手部2を設けたレバー部材1と、ハンドレールの耳
部に係合させるための湾曲面3aおよび爪片3bを有し
てレバー部材1に回動自在に取着されたレール把持部材
3とを備えた。
Description
【0001】
本考案は、装着状態のハンドレールをハンドレールガイドから取り外す際や、 未装着のハンドレールをハンドレールガイドに取り付ける際に用いて好適な、乗 客コンベアのハンドレール脱着工具に関する。
【0002】
乗客コンベアのハンドレールをハンドレールガイドから取り外すための工具と しては、従来、特公昭58−30236号公報に記載されているように、アーム 部材の先端部に支点部と湾曲形状のレール把持部とを設け、これら支点部とレー ル把持部をそれぞれハンドレールの上面と耳部とに当接させるようにしたものが 知られている。すなわち、この従来工具を用いると、ハンドレールガイドに装着 されているハンドレールの片側の耳部の外周面にレール把持部を当接させつつ該 ハンドレールの上面に支点部を当接させた状態で、作業者がアーム部材の基端部 を押し下げていけば、てこの原理で作用点となるレール把持部によりハンドレー ルの該耳部が開方向に持ち上げられてハンドレールガイドから外れるので、他側 の耳部も容易にハンドレールガイドから外すことができる。
【0003】
しかしながら、上記した従来工具を用いて行うハンドレールの取外し作業は、 作業者がアーム部材の基端部を押し下げる際に支点部に下向きの力を集中させて しまうので、ハンドレールの上面のうち該支点部と当接している個所が局部的に 強く押し込まれて窪みや傷を生じる危険性があり、また、レール把持部とハンド レールの耳部との当接が不完全なままアーム部材の基端部を押し下げた場合に、 レール把持部がハンドレールから外れて該耳部を傷つける危険性があった。
【0004】 本考案はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたもりで、その目的は、ハ ンドレールの意匠性を損なうことなく簡単かつ確実にハンドレールガイドに対す る該ハンドレールの脱着が行える、乗客コンベアのハンドレール脱着工具を提供 することにある。
【0005】
本考案の上記目的は、乗客コンベアのハンドレールをハンドレールガイドに対 して脱着させる際に用いられるハンドレール脱着工具において、平坦な底面を有 して一端部を楔状に形成し、かつ他端部に上記底面に対し起立する取っ手部を設 けたレバー部材と、ハンドレールの耳部の外周面に当接させるための湾曲面を有 して上記レバー部材に回動自在に取着され、かつ該湾曲面の先端側に該レバー部 材の上記底面と対向する爪片を突設したレール把持部材とを備えることによって 達成される。
【0006】
上記構成要素を備えたハンドレール脱着工具は、レール把持部材の爪片をハン ドレールの片側の耳部とハンドレールガイドとの間に挿入して、このレール把持 部材の湾曲面を該耳部の外周面に当接させるとともに、レバー部材の平坦な底面 を該ハンドレールの上面に当接させた状態で、作業者が取っ手部を持って該レバ ー部材を底面を支点として回転させることにより、レール把持部材を係合せしめ た上記耳部を押し広げて該ハンドレールをハンドレールガイドから外すことがで き、このとき、レバー部材の底面の比較的広い範囲に下向きの力が加わるので、 ハンドレールの上面が局部的に強く押し込まれることはない。また、未装着のハ ンドレールの片側の耳部をハンドレールガイドに嵌合させてから、他側の耳部と ハンドレールガイドとの間に挿入したレバー部材の楔状端部で該耳部を押し広げ ることにより、該ハンドレールがハンドレールガイドに装着できるとともに、挿 入部分の形状が楔状なので該レバー部材を引き抜く作業も容易になる。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。ここで、図1 は実施例たるハンドレール脱着工具の斜視図、図2は該脱着工具を用いてハンド レールの取外し作業を行っている様子を示す説明図、図3は該脱着工具を用いて ハンドレールの取付作業を行っている様子を示す説明図である。
【0008】 図1,2に明らかなように、このハンドレール脱着工具は、底板部1aの底面 1bが平坦で起立部1cの上端に取っ手部2を固設してなる略L字形のレバー部 材1と、湾曲面3aおよび爪片3bを有しピン4を介してレバー部材1に回動自 在に取着された略J字形のレール把持部材3とによって構成されている。また、 レバー部材1の底板部1aの先端部には、丸みを付けたエッジ側が漸次肉薄とな る楔状端部1dが形成してあり、本実施例の場合、底板部1aの先端(図2にお ける左端)から長手方向へ50mmの範囲内を楔状端部1dとなし、かつ底板部 1aの該先端から長手方向へ110mmの個所にレール把持部材3を支持するピ ン4を取り付け、かつ底板部1aの該先端から長手方向へ150mmの個所を直 角に曲げて起立部1cとなしている。なお、レール把持部材3の湾曲面3aは、 ハンドレール5の耳部5aの外周面の形状に合致させてあり、この湾曲面3aの 先端側に突設されている爪片3bは、レバー部材1の底面1bと近接離反自在に 対向している。
【0009】 次に、上記の如くに構成されたハンドレール脱着工具を用いて、装着状態のハ ンドレール5をハンドレールガイド6から取り外す際の作業手順について説明す る。
【0010】 図2に示すように、まず、レール把持部材3の爪片3bをハンドレール5の片 側の耳部5aとハンドレールガイド6との間に挿入して、このレール把持部材3 の湾曲面3aを該耳部5aの外周面に当接させるとともに、レバー部材1の平坦 な底面1bをハンドレール5の上面に当接させる。そして、この状態で作業者が 取っ手部2を図2の矢印A方向へ引き、レバー部材1を底面1bを支点として同 方向へ回転させると、レール把持部材3が係合しているハンドレール5の片側の 耳部5aが押し広げられてハンドレールガイド6から外れるので、他側の耳部5 aも容易にハンドレールガイド6から外すことができる。なお、レバー部材1を 回転させるために作業者が取っ手部2を矢印A方向へ引っ張ると、てこの原理で レバー部材1の底面1bに下向きの力が加わるが、この底面1bとハンドレール 5の上面とは互いに平坦で接触面積が広いので、かかる下向きの力も分散され、 よってハンドレール5の上面が局部的に強く押し込まれる虞はない。
【0011】 一方、未装着のハンドレール5をハンドレールガイド6に取り付ける作業は、 上記ハンドレール脱着工具の楔状端部1dを利用して行う。
【0012】 すなわち、図3に示すように、未装着のハンドレール5の片側の耳部5aをハ ンドレールガイド6に嵌合させた後、他側の耳部5aとハンドレールガイド6と の間に楔状端部1dを挿入した状態で、取っ手部2(図3では省略)を押し下げ ることによりレバー部材1を同図の矢印B方向へ回転させれば、未嵌合の該耳部 5aが楔状端部1dに押し広げられるのでこれを容易にハンドレールガイド6に 外嵌させることができるとともに、挿入部分の形状が楔状なので装着後のハンド レール5からレバー部材1を引き抜く作業も容易に行える。
【0013】
以上説明したように、本考案によるハンドレール脱着工具は、平坦な底面を有 して一端部を楔状に形成したレバー部材と、湾曲面および爪片を有して該レバー 部材に回動自在に取着されたレール把持部材とを備えており、レール把持部材を 装着状態のハンドレールの片側の耳部に係合させた状態で作業者がレバー部材を 底面を支点として回転させれば該耳部をハンドレールガイドから容易に外すこと ができて、このときレバー部材の底面の比較的広い範囲に下向きの力が加わるの で該ハンドレールの上面が局部的に強く押し込まれる虞がなく、よってハンドレ ールの上面や耳部の意匠性を損なうことなく簡単かつ確実に取外し作業が行える という優れた効果が期待できる。また、このハンドレール脱着工具を用いると、 レバー部材の楔状端部をハンドレールの耳部とハンドレールガイドとの間に挿入 して該耳部を押し広げることで該ハンドレールが装着でき、しかも挿入部分の形 状が楔状なので該レバー部材を容易に引き抜くことができ、よってハンドレール の取付作業が簡単かつ確実に行えるという効果も期待できる。
【図1】実施例たるハンドレール脱着工具の斜視図であ
る。
る。
【図2】該脱着工具を用いてハンドレールの取外し作業
を行っている様子を示す説明図である。
を行っている様子を示す説明図である。
【図3】該脱着工具を用いてハンドレールの取付作業を
行っている様子を示す説明図である。
行っている様子を示す説明図である。
1 レバー部材 1b 底面 1d 楔状端部 2 取っ手部 3 レール把持部材 3a 湾曲面 3b 爪片 4 ピン 5 ハンドレール 5a 耳部 6 ハンドレールガイド
Claims (1)
- 【請求項1】 乗客コンベアのハンドレールをハンドレ
ールガイドに対して脱着させる際に用いられるハンドレ
ール脱着工具において、平坦な底面を有して一端部を楔
状に形成し、かつ他端部に上記底面に対し起立する取っ
手部を設けたレバー部材と、ハンドレールの耳部の外周
面に当接させるための湾曲面を有して上記レバー部材に
回動自在に取着され、かつ該湾曲面の先端側に該レバー
部材の上記底面と対向する爪片を突設したレール把持部
材とを備えたことを特徴とする乗客コンベアのハンドレ
ール脱着工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3399993U JPH074476U (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 乗客コンベアのハンドレール脱着工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3399993U JPH074476U (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 乗客コンベアのハンドレール脱着工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074476U true JPH074476U (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=12402165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3399993U Pending JPH074476U (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 乗客コンベアのハンドレール脱着工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074476U (ja) |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP3399993U patent/JPH074476U/ja active Pending
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