JPH0744538Y2 - キャブの開閉式フロントリッド - Google Patents
キャブの開閉式フロントリッドInfo
- Publication number
- JPH0744538Y2 JPH0744538Y2 JP14575089U JP14575089U JPH0744538Y2 JP H0744538 Y2 JPH0744538 Y2 JP H0744538Y2 JP 14575089 U JP14575089 U JP 14575089U JP 14575089 U JP14575089 U JP 14575089U JP H0744538 Y2 JPH0744538 Y2 JP H0744538Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- lid
- outer panel
- cab
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Superstructure Of Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はキャブの開閉式フロントリッドの改良に関す
る。
る。
(従来の技術) キャブのフロントボディに設けられるフロントリッドに
は、鋼板製に換えて成形性などに優れる合成樹脂で形成
したものがある。なお、参考文献としては「樹脂外板車
体構造に関する一考案」(自動車技術会編、学術講演会
前刷案871、昭和62−5)をあげることができる。
は、鋼板製に換えて成形性などに優れる合成樹脂で形成
したものがある。なお、参考文献としては「樹脂外板車
体構造に関する一考案」(自動車技術会編、学術講演会
前刷案871、昭和62−5)をあげることができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このようなフロントリッドにあっては合
成樹脂の1ピース構造のため、十分な剛性、強度を得る
上でリッドの板厚を大きく取ったり、補強リブを形成し
たりしなければならず、場合によっては鋼板製よりもか
えって重量が嵩むという問題点があった。
成樹脂の1ピース構造のため、十分な剛性、強度を得る
上でリッドの板厚を大きく取ったり、補強リブを形成し
たりしなければならず、場合によっては鋼板製よりもか
えって重量が嵩むという問題点があった。
また、補強リブはリッド表面にヒケを発生させて、外観
上の見栄えを悪くする恐れもあった。
上の見栄えを悪くする恐れもあった。
(課題を解決するための手段) この考案はこのような問題点を解決するため、キャブの
フロントボディに設けられる開閉式フロントリッドにお
いて、アウタパネルをその上部のヒンジ取付用のフラン
ジと共に合成樹脂で一体成形し、リッドアウタパネル内
面の上辺部と下辺部にそれぞれ骨部を形成するインナア
ッパパネルとインナロワパネルを設けると共に、リッド
アウタパネルのフランジとインナアッパパネルの合わせ
面に所定の左右位置でこれらを貫通するヒンジ取付用の
ボルト通し穴を形成する一方、インナロワパネルにリッ
ドを閉じ位置で拘束するロック手段の取付部と、リッド
両側でロック時にバンプラバーを介してフロントボディ
のインナパネル側に当接する突き当て部を設ける。
フロントボディに設けられる開閉式フロントリッドにお
いて、アウタパネルをその上部のヒンジ取付用のフラン
ジと共に合成樹脂で一体成形し、リッドアウタパネル内
面の上辺部と下辺部にそれぞれ骨部を形成するインナア
ッパパネルとインナロワパネルを設けると共に、リッド
アウタパネルのフランジとインナアッパパネルの合わせ
面に所定の左右位置でこれらを貫通するヒンジ取付用の
ボルト通し穴を形成する一方、インナロワパネルにリッ
ドを閉じ位置で拘束するロック手段の取付部と、リッド
両側でロック時にバンプラバーを介してフロントボディ
のインナパネル側に当接する突き当て部を設ける。
(作用) 合成樹脂製のアウタパネルは上辺部のインナアッパパネ
ルと下辺部のインナロワパネルにより補強され、左右の
ヒンジ間の捩れ剛性と、同じく突き当て部間の曲げ剛性
などが向上する。なお、インナロワパネル両側の突き当
て部はロック状態でのリッドのバタツキを防止する。
ルと下辺部のインナロワパネルにより補強され、左右の
ヒンジ間の捩れ剛性と、同じく突き当て部間の曲げ剛性
などが向上する。なお、インナロワパネル両側の突き当
て部はロック状態でのリッドのバタツキを防止する。
(実施例) 第1〜4図において、2はキャブフロントリッド1のア
ウタパネルで、アウタパネル2は上部のヒンジ取付用の
フランジ3などと共に合成樹脂で一体成形される。
ウタパネルで、アウタパネル2は上部のヒンジ取付用の
フランジ3などと共に合成樹脂で一体成形される。
アウタパネル2裏面の上辺部と下辺部には、それぞれ補
強用の骨部を形成する合成樹脂製のインナアッパパネル
4とインナロワパネル5が接着される。
強用の骨部を形成する合成樹脂製のインナアッパパネル
4とインナロワパネル5が接着される。
インナアッパパネル4の上辺部にはアウタパネル2のフ
ランジ3との合わせ面7が設けられ、合わせ面7とフラ
ンジ3には所定の左右位置でこれらを貫通するヒンジ取
付用のボルト通し穴8が形成される。
ランジ3との合わせ面7が設けられ、合わせ面7とフラ
ンジ3には所定の左右位置でこれらを貫通するヒンジ取
付用のボルト通し穴8が形成される。
ヒンジ9は脚部10をリッド1裏面に当て、取付ボルト11
を表面からボルト通し穴8に挿入し、脚部10のネジ穴12
に螺合することにより取り付けられる。
を表面からボルト通し穴8に挿入し、脚部10のネジ穴12
に螺合することにより取り付けられる。
インナロワパネル5の中央部にはリッド1を閉じ位置で
拘束するロック手段13を取り付けるためのボルト通し穴
付きの座面15が、また左右両側にはリッド1のロック時
にバンパラバー16を介してフロントボディのインナパネ
ル17側に当接する突き当て部18が形成される。
拘束するロック手段13を取り付けるためのボルト通し穴
付きの座面15が、また左右両側にはリッド1のロック時
にバンパラバー16を介してフロントボディのインナパネ
ル17側に当接する突き当て部18が形成される。
アウタパネル2の下辺部中央にはボス部19が突設され、
ボス部19に取付ボルト20が固定される。また、インナロ
ワパネル5の座面15裏側にはボルト通し穴に対応するウ
エルドナット25を備えたパッチ26が嵌め付けられる。な
お、ウエルドナット25付きのパッチ26に代えて、ウエル
ドナット25を直接、インナロワパネル5に結合するよう
にしてもよい。
ボス部19に取付ボルト20が固定される。また、インナロ
ワパネル5の座面15裏側にはボルト通し穴に対応するウ
エルドナット25を備えたパッチ26が嵌め付けられる。な
お、ウエルドナット25付きのパッチ26に代えて、ウエル
ドナット25を直接、インナロワパネル5に結合するよう
にしてもよい。
ロック手段13はロックピン21と、スプリング22を介して
ピン21を支持するブラケット23とからなり、ブラケット
23をフロントリッド1のボス部19とインナロワパネル5
の座面15との間で、それぞれ取付ボルト20にナット24
を、ウエルドナット25に取付ボルト27を螺合することに
より取り付けられる。
ピン21を支持するブラケット23とからなり、ブラケット
23をフロントリッド1のボス部19とインナロワパネル5
の座面15との間で、それぞれ取付ボルト20にナット24
を、ウエルドナット25に取付ボルト27を螺合することに
より取り付けられる。
このように構成すると、合成樹脂製のアウタパネル2は
上辺部のインナアッパパネル4と下辺部のインナロワパ
ネル3により補強され、左右のヒンジ9間の捩れ剛性
と、同じく突き当て部18間の曲げ剛性などが向上する。
また、インナロワパネル5両側の突き当て部18が閉じ位
置でバンパラバー16と突設するため、ロック状態でのリ
ッド1のバタツキ防止も図れる。
上辺部のインナアッパパネル4と下辺部のインナロワパ
ネル3により補強され、左右のヒンジ9間の捩れ剛性
と、同じく突き当て部18間の曲げ剛性などが向上する。
また、インナロワパネル5両側の突き当て部18が閉じ位
置でバンパラバー16と突設するため、ロック状態でのリ
ッド1のバタツキ防止も図れる。
したがって、アウタパネル2の板厚を従来の1/2程度に
削減することが可能となり、合成樹脂による軽量化のメ
リットを活かしながら開閉式フロントリッド1としての
十分な剛性と強度を確保することができる。
削減することが可能となり、合成樹脂による軽量化のメ
リットを活かしながら開閉式フロントリッド1としての
十分な剛性と強度を確保することができる。
また、アウタパネル2の張り剛性をさらに補強リブで向
上させようとする場合でも、インナアッパパネル4とイ
ンナロワパネル5間でリブの高さを低く抑えることが可
能なため、リッド1表面にヒケの発生が目立つ恐れも少
ない。
上させようとする場合でも、インナアッパパネル4とイ
ンナロワパネル5間でリブの高さを低く抑えることが可
能なため、リッド1表面にヒケの発生が目立つ恐れも少
ない。
なお、インナアッパパネル4とインナロワパネル5は鋼
板製でもよく、またロック手段13は上記構成のものに限
定されない。
板製でもよく、またロック手段13は上記構成のものに限
定されない。
(考案の効果) 以上要するにこの考案によれば、キャブのフロントボデ
ィに設けられる開閉式フロントリッドにおいて、アウタ
パネルをその上部のヒンジ取付用のフランジと共に合成
樹脂で一体成形し、リッドアウタパネル内面の上辺部と
下辺部にそれぞれ骨部を形成するインナアッパパネルと
インナロワパネルを設けると共に、リッドアウタパネル
のフランジとインナアッパパネルの合わせ面に所定の左
右位置でこれらを貫通するヒンジ取付用のボルト通し穴
を形成する一方、インナロワパネルにリッド閉じ位置で
拘束するロック手段の取付部と、リッド両側でロック時
にバンパラバーを介してフロントボディのインナパネル
側に当接する突き当て部を設けたので、合成樹脂による
軽量化のメリットを活かしながら開閉式フロントリッド
としての十分な剛性強度を確保することができ、補強リ
ブの不要化も可能なため外観上の見栄えが良くなる。
ィに設けられる開閉式フロントリッドにおいて、アウタ
パネルをその上部のヒンジ取付用のフランジと共に合成
樹脂で一体成形し、リッドアウタパネル内面の上辺部と
下辺部にそれぞれ骨部を形成するインナアッパパネルと
インナロワパネルを設けると共に、リッドアウタパネル
のフランジとインナアッパパネルの合わせ面に所定の左
右位置でこれらを貫通するヒンジ取付用のボルト通し穴
を形成する一方、インナロワパネルにリッド閉じ位置で
拘束するロック手段の取付部と、リッド両側でロック時
にバンパラバーを介してフロントボディのインナパネル
側に当接する突き当て部を設けたので、合成樹脂による
軽量化のメリットを活かしながら開閉式フロントリッド
としての十分な剛性強度を確保することができ、補強リ
ブの不要化も可能なため外観上の見栄えが良くなる。
また、インナロワパネル両側の突き当て部により、リッ
ドのロック状態でのバタツキ防止も図れるという効果が
得られる。
ドのロック状態でのバタツキ防止も図れるという効果が
得られる。
第1図はこの考案の実施例を示すキャブフロントボディ
の正面図、第2図はそのSA−SA断面図、第3と4図は同
じくSB−SB断面図とSC−SC断面図である。 2……アウタパネル、3……フランジ、4……インナア
ッパパネル、5……インナロワパネル、7……合わせ
面、8……ボルト通し穴、9……ヒンジ、11、20……取
付ボルト、13……ロック手段、15……取付座面、16……
バンパラバー、18……突き当て部。
の正面図、第2図はそのSA−SA断面図、第3と4図は同
じくSB−SB断面図とSC−SC断面図である。 2……アウタパネル、3……フランジ、4……インナア
ッパパネル、5……インナロワパネル、7……合わせ
面、8……ボルト通し穴、9……ヒンジ、11、20……取
付ボルト、13……ロック手段、15……取付座面、16……
バンパラバー、18……突き当て部。
Claims (1)
- 【請求項1】キャブのフロントボディに設けられる開閉
式フロントリッドにおいて、アウタパネルをその上部の
ヒンジ取付用のフランジと共に合成樹脂で一体成形し、
リッドアウタパネル内面の上辺部と下辺部にそれぞれ骨
部を形成するインナアッパパネルとインナロワパネルを
設けると共に、リッドアウタパネルのフランジとインナ
アッパパネルの合わせ面に所定の左右位置でこれらを貫
通するヒンジ取付用のボルト通し穴を形成する一方、イ
ンナロワパネルにリッドを閉じ位置で拘束するロック手
段の取付部と、リッド両側でロック時にバンパラバーを
介してフロントボディのインナパネル側に当接する突き
当て部を設けたことを特徴とするキャブの開閉式フロン
トリッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14575089U JPH0744538Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | キャブの開閉式フロントリッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14575089U JPH0744538Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | キャブの開閉式フロントリッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384282U JPH0384282U (ja) | 1991-08-27 |
JPH0744538Y2 true JPH0744538Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=31692373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14575089U Expired - Fee Related JPH0744538Y2 (ja) | 1989-12-18 | 1989-12-18 | キャブの開閉式フロントリッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744538Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9148753B2 (en) | 2004-10-25 | 2015-09-29 | A9.Com, Inc. | Displaying location-specific images on a mobile device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6296343B2 (ja) * | 2014-04-11 | 2018-03-20 | いすゞ自動車株式会社 | 車両の前部構造 |
-
1989
- 1989-12-18 JP JP14575089U patent/JPH0744538Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9148753B2 (en) | 2004-10-25 | 2015-09-29 | A9.Com, Inc. | Displaying location-specific images on a mobile device |
US9386413B2 (en) | 2004-10-25 | 2016-07-05 | A9.Com, Inc. | Displaying location-specific images on a mobile device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0384282U (ja) | 1991-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |