JPH0744528U - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

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JPH0744528U
JPH0744528U JP6238793U JP6238793U JPH0744528U JP H0744528 U JPH0744528 U JP H0744528U JP 6238793 U JP6238793 U JP 6238793U JP 6238793 U JP6238793 U JP 6238793U JP H0744528 U JPH0744528 U JP H0744528U
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唯夫 河盛
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】患部を固定するコルセット効果及び保温効果を
失うことなく、面積の大きな製剤でも持ち運びに便利な
貼付剤を提供する。 【構成】発泡性シートと不織布又は織布とが積層された
支持体2の不織布側又は織布側に、薬効成分を含有する
粘着剤層3が連続的又は非連続的に設けられた貼付剤で
あって、前記発泡性シートの短辺方向に切り目4が設け
られ、粘着剤層3を内側にして折り畳み可能となされて
いる

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より貼付剤として、種々のものが開発されており、例えば、発泡性支持体 上に織布又は不織布からなる支持体が積層された貼付剤が開示されている(特開 昭63−145222号公報)。 しかしながら、この貼付剤は、腰部などの患部に使用する製剤は面積が大きく 、包材に収納された状態では非常に嵩ばるので、持ち運びに不便であるという問 題点があった。
【0003】 また、貼付剤として、繊維基布とプラスチックフィルムとが積層された裏打ち 支持体のいずれか一面に粘着剤層が設けられ、該プラスチックフィルムに複数の 切れ目が設けられた貼付剤が開示されている(実開平2−139625号公報) 。しかしながら、この貼付剤は、複数の切れ目が設けられているため、患部を固 定するコルセット効果が不十分であるという問題点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記欠点に鑑みてなされたものであって、その目的は、患部を固定 するコルセット効果及び保温効果を失うことなく、面積の大きな製剤でも持ち運 びに不便を感じない貼付剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の貼付剤は、支持体上に薬効成分を含有する粘着剤層が連続的又は間欠 的に設けられ、粘着剤層を内側にして折り畳み可能となされている。
【0006】 上記支持体は、発泡性シートと不織布又は織布とが積層された積層体が使用さ れる。上記支持体に用いられる発泡性シートは、患部の固定・支持効果ならびに 保温効果を有するものであれば特に限定されず、このような目的にかなうものと して、例えば、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン 、ポリ塩化ビニルなどの樹脂発泡体が挙げられる。 また、上記発泡性シートとしては、架橋タイプ及び非架橋タイプのいずれも使 用可能であるが、架橋タイプが好ましい。
【0007】 上記樹脂の発泡体を得る方法としては、樹脂に発泡剤、架橋剤(放射線架橋の 場合は不要)、必要に応じて多官能性モノマー等を添加し、混合物を所定の形状 に成形し、放射線照射又は発泡剤の分解温度以下の温度で加熱することにより架 橋を行い、次いで発泡剤の分解温度での加熱によって発泡を行うか、架橋と発泡 とを同時に行う等の方法が挙げられる。
【0008】 上記発泡性シートとしては、連続気泡及び独立気泡のいずれの発泡体も使用可 能であるが、水分の蒸散効果を考慮すると、保温効果を損なわない程度の連続気 泡が好ましい。また、発泡性シートの発泡倍率は、使用目的から20〜30倍が 好ましい。
【0009】 上記支持体に用いられる織布としては、綿、スフ、ナイロン、レーヨンなどの 繊維からなるものが挙げられ、織り方、密度、繊維のデニール等は特に限定され ない。
【0010】 上記支持体に用いられる不織布しては、レーヨン、セルロース、ナイロン、ポ リプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの繊維の単独品又は混抄品が挙 げられる。上記繊維としては短繊維及び長繊維のいずれも使用可能である。 また、上記支持体に用いられる不織布としてはフェルトも使用可能である。 不織布の目付は15〜150g/m2 が好ましく、より好ましくは40〜70 g/m2 である。
【0011】 上記不織布及び織布の厚さは0.1〜0.3mmが好ましい。
【0012】 上記発泡性シートと不織布又は織布とが積層された後、発泡性シートの短辺方 向に切り目が設けられる。この切り目は、発泡性シートが切断されるように、一 方の短辺から他方の短辺へ連続して設けられるのが好ましく、切り目を設ける方 法としては、例えば、スリット加工が挙げられる。 また、上記発泡性シートと不織布又は織布を積層する方法としては、加熱ラミ ネート法、接着法等が挙げられるが、加熱ラミネート法が好ましい。
【0013】 上記粘着剤層に用いられる粘着剤としては、常温で粘着性を示すアクリル系粘 着剤、ゴム系粘着剤、親水性粘着剤等が使用可能である。
【0014】 上記アクリル系粘着剤としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系共重 合体を主成分とするものが好ましく、例えば、炭素数1〜18の脂肪族アルコー ルと(メタ)アクリル酸から得られる(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノ マーと、該(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーと共重合可能な重合性 単量体との共重合体が挙げられる。
【0015】 上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマーとしては、例えば、(メタ )アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、 (メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリ ル酸オクチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸 イソオクチル、(メタ)アクリル酸ドデシル等が挙げられ、これらの1種もしく は2種以上が使用される。
【0016】 上記重合性単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、N−ビニルピロリ ドン、ダイアセトンアクリルアミド、(ポリ)エチレングリコール、(メタ)ア クリル酸ポリプロピレングリコール、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチ ル、酢酸ビニル、スチレン等が挙げられる。
【0017】 上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、溶液重合、塊状重合な ど従来公知の重合方法により調製される。
【0018】 上記ゴム系粘着剤としては、天然ゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロ ック共重合体、各種合成ゴム等の重合体に、必要に応じて、ロジン系樹脂、テル ペン系樹脂、脂環族系合成樹脂などの粘着付与樹脂;流動パラフィン、ポリブテ ン等の軟化剤、酸化チタン、酸化亜鉛等の充填剤;BHT等の老化防止剤等が添 加されてもよい。
【0019】 上記親水性粘着剤としては、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、コンスターチ 、トラガントゴム等の天然の水溶性ポリマー、又はメチルセルロース、カルボキ シメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、メト キシエチレン−無水マレイン酸共重合体等の親水性ポリマーに、必要に応じて、 グリセリン、プロピレングリコール等の保湿剤、水、カオリン、ベントナイト、 酸化亜鉛等が添加されたものが好ましい。
【0020】 上記薬効成分としては、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール等のサリチ ル酸エステル類;アルニカ、黄柏、アロエ、サンシン、カミレツ等の各種生薬; インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロフェン、フェルビナク等の消炎 鎮痛剤;塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン等の抗ヒスタ ミン剤;その他の外用剤として汎用されている薬剤、例えばカンフル、メントー ル、ハッカ油、チモール、トウガラシエキス、ノニル酸ワニルアミド、ビタミン E等が挙げられる。
【0021】 上記粘着剤層の厚みは、特に限定されるものではないが、薄くなると薬物を多 量に添加せねばならず、その結果、粘着力が低下し、厚くなると貼付剤中の薬物 が有効に利用されなくなり、コストが上昇するだけで性能は向上しないので、1 0〜200μmが好ましい。
【0022】 本考案の貼付剤の構成は上述の通りであり、その製造は従来公知の粘着テ−プ の製造方法が使用できる。その代表例は溶剤塗工法であり、その他ホットメルト 塗工法、エマルジョン塗工法等があげられる。 溶剤塗工の場合は、例えば、薬剤等を含有する粘着剤を酢酸エチル等の溶媒に 均一に溶解または分散させ、得られた液を支持体上に塗布、乾燥する方法、剥離 紙上に塗布、乾燥した後、支持体上に転写する方法等が用いられる。
【0023】 ホットメルト塗工法の場合は、例えば、薬物成分以外の粘着剤成分を、窒素置 換下、120〜180℃の温度で加熱攪拌して溶解した後、100〜150℃に 冷却して、薬効成分を添加し均一に混合する。この混合物をホットメルトコータ ーにて、支持体(又は剥離紙)上に展延し、剥離紙(又は支持体)をラミネート する方法等が用いられる。
【0024】 本考案の貼付剤に用いられる粘着剤層は、上記の方法により、支持体の不織布 側又は織布側に設けられるが、粘着剤層は、必ずしも連続的に設けられる必要は なく、ストライプ状とする等非連続的となるように設けられてもよい。
【0025】 また、上記剥離紙には、支持体の切り目に相当する部分に切り目が設けられて もよい。さらに、上記剥離紙は、支持体の切り目に相当する部分が重なり合うよ うに設けられてもよい。このような構成とすることにより、貼付剤から剥離紙を 容易に剥がすことができる。
【0026】 上記貼付剤は所定の形状に切断されて包材中に収納、保管されるが、該包材と しては、例えば、表面がポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンで被覆さ れたアルミ箔、ポリ塩化ビニリデンとポリ塩化ビニルの積層フィルムが挙げられ る。
【0027】
【実施例】 次に、本考案の実施例を説明する。 (実施例1) 2mm厚のポリエチレン発泡体(発泡倍率15倍)上に、低密度ポリエチレン フィルムをスポット状に加熱溶融しながら、目付70g/m2 の不織布を積層し て支持体を得た。この支持体のポリエチレン発泡体に、スリット加工によって図 1に示すような、一方の短辺から他方の短辺に向けて連続した1本の切り目4を 設けた。 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(シェル化学社製「カリフ レックスTR」)80重量部、脂環族系樹脂80重量部及び流動パラフィン10 0重量部を溶解タンクに入れ、150〜180℃で全体が均一になるように加熱 攪拌して粘着剤を調製した。 上記粘着剤100重量部に、サリチル酸グリコール6重量部、サンシン1重量 部及びトウガラシエキス0.07重量部を均一に混合した薬効成分を添加し、全 体が均一となるように攪拌した。
【0028】 一方、塗工機の原反装着部に剥離紙を装着し、塗工ロールの周面上に、回転方 向に直角となるように設けられた幅10mmの凹溝内に上記粘着剤を塗布した後 、この塗工ロールを剥離紙上に転動して、厚さ150〜250μm、幅10mm 、間隔10mmのストライプ状となるように粘着剤を塗工し、粘着剤層3を形成 した。このストライプ状の粘着剤を、支持体2の不織布側に重ね合わせピンチロ ールを通して圧着した後、ロール状に巻き取った。 上記ロール状物を、200×100mmのシート状に裁断して、貼付剤1を得 た。
【0029】 (実施例2) 支持体として、図2に示すように、ポリエチレン発泡体の短辺方向に連続した 2本の切り目4を設けたものを使用したこと以外は、実施例1と同様にして貼付 剤を得た。
【0030】 (実施例3) 支持体として、図3に示すように、ポリエチレン発泡体の短辺方向に連続した 3本の切り目を設けたこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。
【0031】 (比較例1) 支持体として、図7に示すように、ポリエチレン発泡体に全く切り目のないも のを使用したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤を得た。
【0032】 (比較例2) 支持体として、図8に示すように、ポリエチレン発泡体の長手方向に多数本の 切り目を非連続的に設けたものを使用したこと以外は、実施例1と同様にして貼 付剤を得た。
【0033】
【考案の効果】
本考案の貼付剤の構成は上述の通りであり、支持体を構成する発泡性シートの 短辺方向に切り目が設けられていることにより、患部を固定するコルセット効果 及び保温効果を失うことなく、粘着剤層を内側にして折り畳むことができるので 、包装の小型化が可能となって携行に不便を与えず、さらに貼付剤を包材から取 り出す際に剥離紙が剥がれるのを防止する。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の貼付剤を示す平面図である。
【図2】実施例1の貼付剤の折り畳んだ状態を示す斜視
図である。
【図3】実施例2の貼付剤を示す平面図である。
【図4】実施例2の貼付剤の折り畳んだ状態を示す斜視
図である。
【図5】実施例3の貼付剤を示す平面図である。
【図6】実施例3の貼付剤の折り畳んだ状態を示す斜視
図である。
【図7】比較例1の貼付剤を示す平面図である。
【図8】比較例2の貼付剤を示す平面図である。
【符号の説明】
1 貼付剤 2 支持体 3 粘着剤層 4 切り目

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡性シートと不織布又は織布とが積層さ
    れた支持体の不織布側又は織布側に、薬効成分を含有す
    る粘着剤層が連続的又は非連続的に設けられた貼付剤で
    あって、前記発泡性シートの短辺方向に切り目が設けら
    れ、粘着剤層を内側にして折り畳み可能となされている
    ことを特徴とする貼付剤。
JP1993062387U 1993-11-19 1993-11-19 貼付剤 Expired - Fee Related JP2588411Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2004066985A1 (ja) * 2003-01-28 2006-05-18 帝國製薬株式会社 薄型水性貼付剤
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