JPH0744315A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH0744315A
JPH0744315A JP5237173A JP23717393A JPH0744315A JP H0744315 A JPH0744315 A JP H0744315A JP 5237173 A JP5237173 A JP 5237173A JP 23717393 A JP23717393 A JP 23717393A JP H0744315 A JPH0744315 A JP H0744315A
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JP
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motion
temperature
input
detecting means
input device
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JP5237173A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Sato
一博 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサのドリフトの影響を解消するととも
に、動作立上りを改善し、さらに消費電力を著しく低減
できる入力装置を提供する。 【構成】 装置の運動量を検出して電圧値とする運動検
出手段(30,31,32)と、入力された電圧値に対
応する情報を所定機器に対する入力情報として出力する
送信手段(33,34)と、装置本体の無運動状態を検
出する運動停止検出手段(36,33)と、無運動状態
が検出されている際に、運動検出手段(30,31,3
2)からの電圧値が基準値となるように運動検出手段の
出力に所定の補正電圧値を印加することができる検出出
力制御手段(33,35)とを設けて構成する。また、
温度検出手段37を設け、その検出情報に応じて補正電
圧値の設定動作を行なう。電源オンはタッチセンサ検出
又はエンター操作に応じて実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定機器に対して操作情
報等を入力するための入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操作情報等の入力装置としては、例えば
オーディオ/ビジュアル機器に対するリモートコマンダ
ーや、コンピュータ装置に用いるマウス、ゲーム機器に
おける操作部、等が一般に広く知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の入力装
置は、通常多数の操作キーを設けて操作するようになさ
れているが、操作内容が多様化すればするほど操作キー
の数が増え、操作が煩雑になり、必ずしも人間が使用し
て操作する手段として最適であるとはいえなかった。こ
のため、操作入力装置として、加速度センサ、角速度セ
ンサ、圧力センサ等のセンサ手段を設けて、入力装置自
体の運動、例えば空間内の任意の移動運動や、入力装置
に印加される運動を検出し、その運動量に応じて所定機
器に対する入力情報を出力することができる入力装置
が、先行技術として提案されている。
【0004】ところで、このような運動を検出するセン
サー手段の出力は、一般的に温度等によりドリフトが発
生するため、入力操作時の動作の正確な検出手段として
は難がある。例えば角速度センサや加速度センサが設け
られ、装置本体の空間内の移動に応じて入力情報を出力
する入力装置を考えた場合、角速度センサや加速度セン
サの出力としては、静止状態において図12に示すよう
に温度特性を有する。
【0005】このため、例えば角速度センサを用いた入
力装置は、例えば図11のように構成している。即ち、
センサ40の出力は微小なレベルであるため、増幅部4
1で増幅し、A/D変換器42によってデジタルデータ
化してマイコン43に供給している。マイコン43は入
力されたデジタルデータ値に応じて所定機器に対して入
力すべきデータを発生させ、送信部44に供給し、例え
ば所定のキャリア周波数で変調して電波又は赤外線によ
り送信出力するようにしている。
【0006】ここで、増幅部41においては、抵抗R2
は10KΩ、R3 は300KΩ程度に設定し、アンプA
1 の増幅率を31倍程度で使用するとする。そしてセン
サ40の出力のドリフトを鑑みて、アンプA1 の前段に
はコンデンサC1 ,抵抗R1 による時定数回路を設け、
AC結合としている。
【0007】このように構成した場合、微小な運動量を
測定しなければならない入力装置としては、コンデンサ
1 ,抵抗R1 による時定数をかなり大きくしなければ
ならず、動作が安定するまでに長時間(1〜2分)必要
となり、立上りが悪いという問題がある。また、急激な
温度変化があった場合、時定数を大きく設定していると
アンプA1 の出力としては温度変化によるドリフトが発
生してしまうという問題もある。
【0008】これらの問題を解消するには、常時センサ
ーの電源をオンとしておき、温度変化のない場所に保管
するなどを行なえば良いわけであるが、センサ40の消
費電流は比較的大きく、例えば電池による駆動には適し
ていない。
【0009】また立上りを改善するためにコンデンサC
1 を削除すると、センサ40の出力としては図12のよ
うに例えば1V程度のドリフトが発生する。これを上述
のように増幅率31倍程度のアンプA1 で増幅すると単
純に考えてもドリフトの影響は30V程度表われ、アン
プA1 について電池により±2.5V程度のドライブを行な
う場合だけでなく、商用電源を用いて±15V程度でド
ライブする場合でも使用不能となってしまう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、センサのドリフトの影
響を解消するとともに、動作立上りを改善し、さらに消
費電力を著しく低減させて例えば電池駆動の場合でも長
時間動作ができるようにする入力装置を提供することを
目的とする。
【0011】このため、入力装置として例えば図1に示
すように、装置本体の空間内の任意の移動運動もしくは
装置本体に印加された運動についてその運動量を検出し
て電圧値として出力する運動検出手段(30,31,3
2)と、この運動検出手段からの電圧値に対応する情報
を所定機器に対する入力情報として有線又は無線で出力
する送信手段(33,34)と、装置本体の空間内の任
意の移動運動もしくは装置本体に印加された運動につい
てその無運動状態を検出する運動停止検出手段(36及
び33、もしくは33のみ)と、運動停止検出手段(3
6,33)によって無運動状態が検出されている際に、
運動検出手段(30,31,32)からの電圧値が基準
値となるように運動検出手段の出力に所定の電圧を印加
することができる検出出力制御手段(33,35)とを
設けて構成する。
【0012】また、装置本体の空間内の任意の移動運動
もしくは装置本体に印加された運動についてその運動量
を検出し所定の温度特性を有する検出出力を発生させる
運動検出手段(30,31,32)と、この運動検出手
段からの検出出力に対応する情報を所定機器に対する入
力情報として有線又は無線で出力する送信手段(33,
34)と、所定時間毎に前記装置本体内部の温度を検出
し温度情報として出力する温度検出手段(37,39)
と、この温度検出手段によって検出された温度情報を記
憶することができる記憶手段(33c)と、温度検出手
段(37)によって検出された温度情報を、記憶手段
(33c)に記憶されている温度情報と比較することに
よって装置本体内部の温度変化を検出するとともに、所
定以上の温度変化が検出された際には、運動検出手段か
らの検出出力を補正制御し、さらにこの補正量を温度検
出手段によって検出された温度情報に対応させて記憶手
段に記憶することができるようになされた検出出力制御
手段(33,35)とを設けて入力装置を構成する。
【0013】また、運動検出手段(30,31,3
2)、送信手段(33,34)、運動停止検出手段(3
6及び33、もしくは33のみ)と、検出出力制御手段
(33,35)に加えて、所定時間毎に補正実行信号を
出力するタイマ手段(39)を有するようにし、検出出
力制御手段(33,35)は、運動停止検出手段によっ
て無運動状態が検出されている際においてタイマ手段
(39)からの補正実行信号に応じて、運動検出手段か
らの電圧値が基準値となるように運動検出手段の出力に
所定の電圧を印加して運動検出手段からの検出出力を補
正制御し、さらにこの補正量を記憶手段(33c)に記
憶することができるように構成する。
【0014】また、温度検出に基づいて検出出力の補正
を行なう上記構成の入力装置が動作待機状態(=スタン
バイ状態)にあるときには、検出出力制御手段(33,
35)は、装置本体内部の温度変化が検出された際に、
運動検出手段(30,31,32)に対して駆動電源を
供給するように構成する。
【0015】また、上記各構成に加えて、運動検出手段
(30,31,32)による検出出力に対応して所定機
器に入力された入力情報を、その所定機器側において確
定させるためのコード情報を出力操作する操作手段(3
8)を備えた場合、検出出力制御手段(33,35)
は、少なくとも操作手段の操作によってコード情報が出
力されている間は、運動検出手段(30,31,32)
に対して駆動電源の供給を停止させることができるよう
にする。
【0016】また、上記各構成に加えて、運動検出手段
(30,31,32)による検出出力に対応して所定機
器に入力された入力情報を、その所定機器側において確
定させるためのコード情報を出力操作する操作手段(3
8)と、皮膚接触の有無を検知するセンサ手段(36)
と、操作手段の操作信号が供給された場合及び前記セン
サ手段により当該入力装置に対する皮膚接触の検知信号
が供給された場合において装置電源をオンとし当該入力
装置の動作を実行可能とするとともに、操作手段からの
操作信号が供給されずかつセンサ手段からの検知信号が
供給されておらず、しかも無運動状態と判別された場合
には、装置電源をオフとし当該入力装置の動作を停止さ
せる制御手段(33)を有するように構成する。
【0017】
【作用】上記構成の本発明の作用を図1の例に基づいて
説明する。上記構成の入力装置としては、装置本体の物
理的位置変位、移動速度、加速度や、もしくは装置本体
に与えられた圧力等の運動量に応じて、位置情報などを
操作入力情報として所定機器に出力することができ、入
力装置に対する人間の動作自体が入力操作とすることが
できる。例えばユーザーが入力装置を保持して左右や上
下に振ったり、回転させたりすることが、そのまま所定
の操作として対応させることができる。
【0018】ここで、運動検出手段となるセンサ30,
増幅部31,A/D変換器32において、センサ30の
出力には温度特性によりドリフトが生ずることとなる。
一方、運動停止検出手段として例えばタッチセンサ36
を設け(もしくは運動検出信号のレベル変動を監視して
無運動を検出する手段をマイコン33内のソフトウエア
手段として設ける)、マイコン33(CPU33a,R
OM33b,RAM33c)がタッチセンサ36からの
情報により入力装置が停止状態にあることを検出できる
ようにする(タッチセンサ36の場合はユーザーが保持
していない状態を運動停止状態とし、またソフトウエア
手段で構成する場合は所定時間以上運動検出信号のレベ
ル変動がない場合に運動停止状態と判断する)。
【0019】入力装置が運動停止状態にあるときは、A
/D変換器32を介してマイコン33に入力される、運
動量に応じた値は基準値(例えば0Vに相当する値)で
あるはずである。ここで運動停止状態にあるときに、マ
イコン33はD/A変換器35を介して或る電圧値を増
幅部31におけるアンプA2 の入力段に印加できるよう
にしている。
【0020】運動停止状態にあるときは、A/D変換器
32からの運動量の検出値は基準値(例えばゼロ)とな
っていなければならないが、実際にはドリフトの影響で
ゼロにはならないことがある。このとき、D/A変換器
35を介して徐々に値をインクリメントさせながら補正
電圧を出力していき、これを検出出力に重畳させていく
と、或る時点でA/D変換器32からの値が基準値とな
る。即ち、A/D変換器32からの値が基準値となった
ときのD/A変換器35を介して出力している値は、ド
リフトの補正値となり、以降、この補正値を印加するこ
とによりドリフトの影響を解消できる。また、これによ
りセンサ30と増幅部31は抵抗R4 による直流結合と
でき、即ち時定数回路は不要となるため、動作の立上り
を改善できる。
【0021】また、ドリフト量は温度状態によって変化
するため、温度検出手段37を設け、例えばタイマ手段
39によるトリガに基づいて、一定時間毎に温度情報を
マイコン33が取り込むようにする。そして、マイコン
33は記憶手段33cに温度情報を前回の温度情報とし
て記憶できるようにし、今回取り込まれた温度情報と記
憶された前回の温度情報を比較して温度変化を判別でき
るようにする。このようにすれば、温度変化に応じて再
び適正な補正量を判別し、ドリフトの影響を解消でき
る。
【0022】さらに、温度検出手段の有無に関わらず、
タイマ手段39による所定時間毎の割込信号(補正実行
信号)に応じて、上記の基準値への補正動作を実行する
ようにしてもよい。
【0023】また、検出出力制御手段(マイコン33)
は、装置本体内部の温度変化が検出された際、即ち補正
値の設定動作が必要な場合に、運動検出手段(センサ3
0,増幅部31,A/D変換器32)に対して駆動電源
を供給するように構成すれば、その他の時点(非動作期
間)は、運動検出手段に電源供給をせずに、消費電力を
低減させることができる。
【0024】また、運動検出手段(30,31,32)
による検出出力に対応して所定機器に入力された入力情
報を、その所定機器側において確定させるためのコード
情報(エンターコード)を出力操作する操作手段38を
備えた場合、エンター操作中は運動検出手段(30,3
1,32)は動作不要であるため、この間運動検出手段
(30,31,32)に対して駆動電源の供給を停止さ
せることにより、省電力化を促進できる。
【0025】さらに、装置電源のオン/オフとしては、
タッチセンサ36と操作手段38からの情報に基づいて
制御することが好適となる。つまり、ユーザーが入力装
置に触れてタッチセンサ36から検出信号が得られた場
合もしくは操作手段38を操作した場合に起動を行な
い、一方これらの検出信号及び操作信号のいづれもが得
られず、しかも無運動状態と判別された場合(例えば運
動検出手段の出力について所定時間以上レベル変動がな
い場合)に装置電源をオフとすることになるが、電源オ
ンのための手段としてタッチセンサと操作手段を併用す
ることにより、例えばユーザーが手袋を用いておりタッ
チセンサによる接触検出が良好に行なわれないような場
合も、操作手段により対応して電源をオンとすることが
できる。
【0026】
【実施例】以下、図2〜図10により本発明の入力装置
の一実施例として角速度センサを用いたリモートコマン
ダーについて説明する。図2はリモートコマンダーの外
観例を示し、このリモートコマンダー10には内部にx
軸方向のリモートコマンダー10の移動の際の角速度ω
x を検出する角速度センサとして振動ジャイロ1xと、
y軸方向のリモートコマンダー10の移動の際の角速度
ωy を検出する角速度センサとして振動ジャイロ1yが
装備されている。このリモートコマンダー10は、ユー
ザーがリモートコマンダー10を手にもって上下左右に
振ることによって、振動ジャイロ1x,1yによりその
空間内の移動時のx方向,y方向の角速度が検出され、
これに応じてx,y方向の変位情報がコマンドコードと
して所定機器に対して出力されるものである。また、7
はエンター操作キーであり、ユーザーがエンター操作キ
ー7を押すことによって、リモートコマンダー10から
はエンター情報(確定情報)となるコマンドコードが出
力されるようになされている。
【0027】振動ジャイロ1(1x,1y)による角速
度センサを設けた場合、リモートコマンダー10は図3
の構成により、移動情報を検出することになる。振動ジ
ャイロとは、振動している物体に回転角速度を加える
と、その振動と直角方向にコリオリ力が生じる特性を有
しており、このコリオリ力Fは、次のように表わされ
る。 F=2mvω (m:質量、v:速度、ω:角速度) 従って、角速度ωはコリオリ力Fに比例することにな
り、コリオリ力Fを検出することで回転角速度を検出す
ることができる。
【0028】振動ジャイロ1(1x,1y)には駆動用
圧電磁器1aと検出用圧電磁器1bが取り付けられてお
り、駆動用圧電磁器1aにはオシレータ2の発振出力で
ある交番信号が印加されるようになされる。この図3に
おいて振動ジャイロ1がΩ0方向に回転されると、検出
用圧電磁器1bにコリオリ力Fが加わり、コリオリ力F
に応じた電圧が発生する。検出用圧電磁器1bから得ら
れる微少な電圧は増幅部3で増幅されてA/D変換器4
に供給され、デジタルデータ(電圧値E)とされる。
【0029】このような振動ジャイロ1x,1yを用い
たリモートコマンダー10の構成を図4に示す。振動ジ
ャイロ1xからの出力電圧は増幅部3xに供給されて増
幅され、増幅部3xで増幅された電圧はA/D変換器4
xでデジタル化された電圧値Exとして出力される。振
動ジャイロ1xの出力は増幅部3xにおいて抵抗R11
介して直流接続されてアンプA11に入力される。アンプ
11については、例えば抵抗R12は10KΩ、R13は3
00KΩ程度に設定されて増幅率が31倍程度とされ
る。
【0030】同様に、振動ジャイロ1yからの出力電圧
は増幅部3yに供給されて増幅され、増幅部3yで増幅
された電圧はA/D変換器4yでデジタル化された電圧
値Eyとして出力される。そして振動ジャイロ1yの出
力は増幅部3yにおいて抵抗R15を介して直流接続され
てアンプA12に入力される。アンプA12については、例
えば抵抗R16は10KΩ、R17は300KΩ程度に設定
されて増幅率が31倍程度とされる。
【0031】5はCPU5a、ROM5b、RAM5c
を有するマイクロコンピュータによって形成される制御
部を示し、ROM5b又はRAM5cには送信すべきコ
マンド信号が記憶されている。5dはクロック発振器を
示す。この制御部5には、A/D変換器4xから電圧値
Exが、またA/D変換器4yから電圧値Eyが供給さ
れる。電圧値Ex,Eyはリモートコマンダー10をx
方向、y方向に振った際の角速度に相当する値であり、
即ちx,y方向の移動運動情報となる。
【0032】制御部5は入力された、電圧値Exに応じ
てROM5b又はRAM5cからx方向アップコマンド
又はx方向ダウンコマンドを読み出し、また電圧値Ey
に応じてROM5b又はRAM5cからy方向アップコ
マンド又はy方向ダウンコマンドを読み出して、これを
コマンドコードとして送信部8に供給する。
【0033】振動ジャイロ1x,1yに加わった角速度
ωx ,ωy と、制御部5に入力される電圧Ex,Eyは
図6(a)(b)のように比例関係にあり、制御部5は
例えば、入力された電圧値Exを電圧値Vax ,Vb
x ,Vcx ,Vdx と比較することによってユーザーが
リモートコマンダー10に対して行なったx軸方向の操
作(例えば左右に振る操作)に応じたコマンドコードを
出力することができる。同様に、入力された電圧値Ey
を電圧値Vay ,Vby ,Vcy ,Vdy と比較するこ
とによってユーザーがリモートコマンダー10に対して
行なったy軸方向の操作(例えば上下に振る操作)に応
じたコマンドコードを出力することができる。
【0034】即ち、リモートコマンダー10を左方向に
振ったときの角速度により電圧Exが上昇し、右方向に
振ったときの角速度により電圧Exが下降するように、
リモートコマンダー10内に振動ジャイロ1xを配置
し、またリモートコマンダー10を上方向に振ったとき
の角速度により電圧Eyが上昇し、下方向に振ったとき
の角速度により電圧Eyが下降するように振動ジャイロ
1xを配置したとすると、制御部5は例えば図7のフロ
ーチャートに従って発生すべきコマンドコードを判別す
る。
【0035】即ち、入力された電圧値Exを電圧値Va
x ,Vbx ,Vcx ,Vdx と比較し、Vcx <Ex<
Vdx であれば、リモートコマンダー10は左方向へ振
られた場合であり、このときはx軸方向のアップコマン
ド、即ち左移動コマンドコードをROM5b又はRAM
5cから読み出す (F101→F103) 。また、Vax <Ex
<Vbx であれば、x軸方向のダウンコマンド、即ち右
移動コマンドコードを読み出す (F102→F104) 。
【0036】続いて入力された電圧値Eyを電圧値Va
y ,Vby ,Vcy ,Vdy と比較し、Vcy <Ey<
Vdy であれば、リモートコマンダー10は上方向へ振
られた場合であり、このときはy軸方向のアップコマン
ド、即ち上移動コマンドコードをROM5b又はRAM
5cから読み出す (F105→F107) 。また、Vay <Ey
<Vby であれば、y軸方向のダウンコマンド、即ち下
移動コマンドコードを読み出す (F106→F108) 。
【0037】このようにして制御部5から発生されたコ
マンドコードは送信部8において所定の変調処理が施さ
れ、赤外線信号、又は電波により、所定機器に対して出
力される。なお、制御部5において入力された電圧値E
xが、Vbx ≦Ex≦Vcx の場合は、コマンドコード
の発生を行なわないが、これは、リモートコマンダー1
0に対してユーザーがちょっと触ったり持ち歩いたりし
た際にコマンドコードが出力されないように不感帯とし
て設定しているものである。電圧値Eyについても同様
であり、Vby ≦Ey≦Vcy の領域は不感帯とされ
る。
【0038】また、7は上記図2のように設けられるエ
ンター操作キーであるが、エンター操作キー7の操作情
報も制御部5に供給され、制御部5はエンター操作キー
7の操作に応じてエンターコマンドをROM5b又はR
AM5cから読み出して出力し、送信部8に供給する。
【0039】このようなリモートコマンダー10から
は、エンターコマンド、x方向移動コマンド(アップ方
向/ダウン方向)、y方向移動コマンド(アップ方向/
ダウン方向)の3種類のコマンドコードしか出力されな
いが、この場合、例えばコマンドコードの受信機器側に
図8のような構成の入力コマンド対応制御部を操作対象
となる機器と一体に又は別体に設けることにより、多種
類の操作が実行できる。
【0040】図8において21はリモートコマンダー1
0から赤外線又は電波で送信されたコマンドコードを受
信し、電気信号に変換して復調する受信部、22は受信
部21で受信復調されたコマンドコードに基づいて制御
を行なうマイクロコンピュータによる入力制御部であ
り、CPU22a、ROM22b、RAM22cを有す
る。また、23は制御部22の制御に応じて、その機器
と一体に形成され又は別体で接続された表示部(例えば
CRT)24に対して所定のキャラクタを供給し、表示
動作をなさしめるグラフィックコントローラである。な
お、25はクロック発振器である。
【0041】制御部22はグラフィックコントローラ2
3に対して、たとえばCRT24に図9のようなVT
R、CDプレーヤ、テレビジョン受像機等に対応した操
作内容の表示及びカーソルKの表示を実行させる。そし
て、制御部22は、リモートコマンダー10から供給さ
れたx方向,y方向のコマンドコードに応じて、CRT
画面上でカーソルKを移動させる。
【0042】そして、ユーザーがリモートコマンダー1
0を上下左右に振りながらカーソルKを例えば図示する
ようにVTRの再生ボタンに相当する画面上の位置に移
動させた際にエンター操作キー7を押し、CPU22a
がエンターコマンドの入力を確認したとすると、CPU
22aは、この『VTR:再生』を示すコマンドコード
をROM22b又はRAM22cから読み出し、送信部
26に供給し、例えば赤外線信号による変調信号として
図示しないVTR装置に送信する。又は、この図8の入
力コマンド対応制御部がVTR装置内に設けられている
場合は、『VTR:再生』のコマンドコードを端子27
から所定の動作制御部に供給して、再生動作を実行させ
る。
【0043】即ち制御部22には、CRT24における
表示画面上の各種操作内容の表示領域と対応した座標デ
ータが保持されるとともに、実際のコマンドコードが記
憶されており、x,y位置変位情報に応じてカーソルK
を移動させた際に、現在カーソルKによって指定されて
いる座標位置を把握している。そして、エンターコマン
ドが入力されることによってその座標位置の指定が確定
されたと判断して、その座標位置に対応したコマンドコ
ードとして保持しているコマンドコードを読み出し、送
信部26又は端子27に出力するようになされているも
のである。
【0044】従って、ユーザーはCRT24の画面をみ
ながらリモートコマンダーを上下左右に振ってカーソル
Kを移動させ、所要位置でエンターキー7を押すという
操作で各種機器に対する操作を行なうことができ、リモ
ートコマンダー10に対するキー操作は非常に簡便なも
のとなる。またカーソルKの動きはユーザーの手の動き
に連動したものとなるため、所謂ヒューマンインターフ
ェースに著しく優れた操作手段となる。
【0045】このような基本的な入力動作を実行できる
本実施例のリモートコマンダー10では、さらに図4に
示すように、角速度センサ出力のドリフトの影響防止、
省電力、動作立ち上げの迅速化を計る手段が設けられて
いる。
【0046】図4において6は割込タイマであり、所定
時間毎に割込信号を制御部5に供給している。9x,9
yはD/A変換器であり、それぞれ制御部5から供給さ
れた補正電圧値Dx,Dyをアナログ化する。D/A変
換器9xから出力されるアナログ電圧は抵抗R14を介し
てアンプA11に入力される。即ち振動ジャイロ1xから
の出力電圧に重畳される。またD/A変換器9yから出
力されるアナログ電圧は抵抗R18を介して、振動ジャイ
ロ1yからの出力電圧に重畳されてアンプA12に入力さ
れる。
【0047】11はタッチセンサであり、リモートコマ
ンダー10をユーザーが保持した状態を検出し、検出信
号を制御部5に供給する。タッチセンサ11はリモート
コマンダー10の動作電源オンの操作手段の1つとして
機能するとともに、リモートコマンダー10の本体が静
止状態にあることの検出手段としても機能する。ただし
静止状態の検出手段としては、後述するように制御部5
による電圧値Ex,Eyの監視するソフトウエア手段に
よっても実現でき、いづれかが採用されるか、もしくは
両方が併用される。もちろんさらに他の手段で構成する
こともできる。
【0048】制御部5は、リモートコマンダー10の動
作電源については、ユーザーがリモートコマンダー10
を保持したことがタッチセンサ11により検出されるこ
と、或はエンター操作キーが押されることのいずれか一
方が検出された時点で立ち上げ、上述のようなリモート
コントロールのためのコマンドコードの入力装置として
動作させる。また、ユーザーがリモートコマンダー10
を離し、タッチセンサ11による皮膚接触検出がなされ
ないようになり、またエンター操作キー7も操作されて
いない状態で、静止状態の検出手段(タッチセンサもし
くは制御部5のソフトウエア手段)により静止状態が検
出されたら、動作電源をオフとするようにしている。
【0049】なお、電源オンのためのトリガ手段として
タッチセンサ11とエンター操作キー7を併用している
のは、例えばユーザーが手袋をはめて操作するような場
合を想定し、これに対応できるようにしているものであ
る。つまり、タッチセンサが良好に機能しない場合で
も、エンター操作キー7を用いて電源オンとできるよう
にしている。
【0050】また、リモートコマンダー10が完全に静
止状態にあるときとは、リモートコマンダー10がユー
ザーに保持されていない場合であり、従って制御部5が
タッチセンサ11によって保持状態が検出されていない
期間は、静止状態と検出することによって、タッチセン
サ11が静止検出手段として機能する。
【0051】なお、静止検出手段として制御部5が入力
される電圧値Ex,Eyを監視する機能を設ける場合の
検出動作は次のようになる。即ち、リモートコマンダー
10が机上などに置かれて完全に静止している場合は、
電圧値Ex,Eyは図10(a)のように時間的に全く
変化しない。一方、ユーザーがリモートコマンダー10
を保持している際は、例えばユーザーがリモートコマン
ダー10を振っていなくても手ぶれなどにより、電圧値
Ex,Eyは図10(b)のように変動する。このよう
な電圧値Ex,Eyの変動状態を監視することで、静止
状態か否かを判別できる。なお、静止検出手段を設ける
のは、後述するドリフト補正値の設定動作が静止時に実
行しなければならないためである。
【0052】12は温度センサであり、リモートコマン
ダー10の内部温度を検出する。温度センサ12の出力
(温度に応じた電圧)はA/D変換器13によってデジ
タル化され、温度データとして制御部5に入力される。
【0053】V1 は振動ジャイロ1x,1y、増幅部3
x,3y、A/D変換器4x,4y、及びD/A変換器
9x,9yに対して電源電圧を供給するための電源ライ
ンを示し、また、V2 は温度センサ12、A/D変換器
13に対する電源ラインを示す。
【0054】以下、図5のフローチャートを用いて本実
施例のリモートコマンダー10の動作を説明する。この
図5に示す処理は割込タイマ6により例えば10分毎に
割込パルスが制御部5に入力された際(F200)、もしくは
ユーザーがリモートコマンダー10を保持してこれをタ
ッチセンサ11によって検出した際(F300)に実行され
る。
【0055】ユーザーがリモートコマンダー10を使用
していない間は、割込タイマ6から供給される10分毎
の割込パルスに基づいて、ステップF200以下の処理が実
行される。なお、温度変化の激しい場所などで用いるリ
モートコマンダーの場合は割込パルス間隔を5分毎とす
るなど、適宜パルス間隔を変更すれば好適である。ま
た、割込タイマ6は制御部5の外部装置とする他、制御
部5となるマイコンの内部タイマを利用して構成しても
よい。
【0056】割込パルスが供給されると、まず制御部5
は起動動作を行なう(F201)。続いて、電源ラインV2
対して電源供給をオンとし、温度センサ12、A/D変
換器13の動作をオンとする(F202)。
【0057】続いて制御部5は、温度センサ12からA
/D変換器13を介して供給される現在の温度データを
取り込み、これをRAM5cに記憶させる(F203)。な
お、この実施例の場合、RAM5cにおいては前回に取
り込まれた温度データも記憶されている必要があり、少
なくとも今回取り込んだ温度データと前回取り込まれた
温度データが記憶できるように記憶領域が設定されてい
る。
【0058】ここで、温度データの取り込みが最初(例
えばリモートコマンダー10の電池入れ換えによりデー
タバックアップが不能となった後における最初の起動時
や、製造後の最初の起動時等)である場合、もしくは何
らかの原因でRAM5cの記憶データが消失した場合
で、前回の温度データが存在しないときは、処理はステ
ップF204からF207に進む。
【0059】一方、前回の温度データがあるときは、ス
テップF205に進み、今回取り込んだ温度データと前回の
温度データを比較し、温度変化量を算出する。そして温
度変化量が、温度変化が生じていないとする許容範囲内
であれば、処理はステップF205からF206に進み、そのま
ま電源ラインV2 での温度センサ12、A/D変換器1
3に対する電源供給をオフとし、制御部5はRAM5c
内のデータを保持するバックアップモードに入って動作
電源をオフ(スタンバイ状態)とする(F215)。そして、
次の割込を待機する(F216)。
【0060】ステップF204で前回の温度データが無かっ
た場合、もしくはステップF205で温度変化があったと判
断された場合は、続いて角速度センサ部のドリフト補正
のための補正値の判別処理に移る。まず、電源ラインV
1 による電源電圧の供給を実行させ、角速度センサ部、
即ち振動ジャイロ1x,1y、増幅部3x,3y、A/
D変換器4x,4y、D/A変換器9x,9yの動作を
オンとする(F207)。
【0061】そして、次にD/A変換器9x,9yに対
して出力する補正値Dx,Dyを初期値にセットする(F
208)。そして、まずD/A変換器9xに対して、補正値
Dxを初期値からインクリメントしながら供給してい
き、A/D変換器4xから入力される電圧値Exを監視
していく(F209,F210) 。振動ジャイロ1xの出力につい
てドリフトがないとすれば、このとき検出される電圧値
Exは0Vであるはずである。ところが、ドリフトがあ
るとすると電圧値Exは0Vとはならないが、ここで、
補正値Dxを徐々に変化させながら検出出力に重畳して
いくことにより、或る時点で電圧値Exは0Vとなる。
即ち、このときの補正値Dxはその時点の温度状態にお
いて振動ジャイロ1xの出力についてのドリフト補正を
実現できる補正値となる。
【0062】電圧値Exが0Vとなった時点で、同様に
y軸方向の振動ジャイロ1yの出力についても、補正値
を判別する。即ち、D/A変換器9yに対して、補正値
Dyを初期値からインクリメントしながら供給してい
き、A/D変換器4yから入力される電圧値Eyを監視
する(F211,F212) 。そして電圧値Eyが0Vとなった時
の補正値Dyを、その時点の温度状態において振動ジャ
イロ1yの出力についてのドリフト補正を実現できる補
正値として把握する。
【0063】ドリフト補正を実現できる補正値が判別さ
れたら、この補正値Dx,DyをRAM5cに記憶させ
る(F213)。なお、補正されて入力された電圧値Ex,E
yとしては、若干のオフセットが残ることがあるため、
この値もRAM5cに対応させて記憶しておく。
【0064】補正値Dx,Dyを記憶したら、電源ライ
ンV1 及びV2 による電源供給をオフとし、温度センサ
12、A/D変換器13、振動ジャイロ1x,1y、増
幅部3x,3y、A/D変換器4x,4y、D/A変換
器9x,9yの動作をオフとする(F214)。そして、制御
部5はバックアップモードに入ってスタンバイ状態とし
(F215)、次の割込を待機する(F216)。
【0065】このような割込タイマ6により所定時間毎
にステップF200〜F216の処理が行なわれることにより、
RAM5cには温度状態に対応してドリフト補正を行な
うことのできる補正値が常時保持されていることにな
る。
【0066】ここで(ステップF216の割込待機状態であ
り動作電源オフの状態)、ユーザーがリモートコマンダ
ー10を保持してタッチセンサ11がこれを検出する
か、もしくはタッチセンサ11による検出がなされなく
ともエンター操作キー7が押された場合は、このタッチ
センサからの検出信号もしくはエンター操作キー7の操
作信号を割込信号としてステップF300以下の処理が開始
される。
【0067】タッチセンサ11による検出もしくはエン
ター操作キー7の操作に応じて割込パルスが供給される
と、まず制御部5は起動動作を行なう(F301)。続いて、
電源ラインV1 に対して電源供給をオンとし、角速度セ
ンサ部を起動させる(F302)。さらに、その時点でRAM
5cに記憶されている補正値Dx,Dyを読み出し、こ
れをD/A変換器9x,9yに出力する(F304)。
【0068】この補正値Dx,DyはステップF202〜F2
15の処理により少なくとも10分前の温度状態において
適正であるとされた補正値であるため、ユーザーが操作
入力のためのリモートコマンダー10を持った時点にお
いて、この補正値Dx,Dyによる電圧を、振動ジャイ
ロ1x,1yの出力電圧と重畳させてアンプA11,A12
に供給するようにすることで、温度特性によるドリフト
は解消され、制御部5に入力される移動検出値となる電
圧値Ex,Eyはドリフトの影響がキャンセルされたも
のとなる。
【0069】そして制御部5は、入力された電圧値E
x,Eyの応じて図7、図8で説明したようにx,y方
向の位置変位情報となるコマンドコードを出力する(F30
4)。また、エンター操作キー7が押された場合は、処理
はステップF305からF306に進み、まず電源ラインV1
よる電源供給をオフとする。エンター操作中は角速度検
出は不要なためである。そして、エンターコマンドをR
OM5b又はRAM5cから読み出し、これを送信部8
に対して出力し、所定の機器に対してエンターコマンド
を送信する(F307)。
【0070】エンター操作が解除されたら、処理はステ
ップF305からF308に進むことになるが、ここで、エンタ
ー操作時に電源ラインV1 による電源供給をオフとした
場合、再び電源供給をオンとして、角速度検出を実行さ
せる。
【0071】この角速度検出又はエンター操作に応じた
コマンドコード出力動作はユーザーがリモートコマンダ
ー10を離したことをタッチセンサ11が検出するまで
実行され、所定の機器に対するリモートコントロールが
実現される (F304〜F310のループ処理)。
【0072】ユーザーが入力操作を終了してリモートコ
マンダー11から手を離し、タッチセンサ11による検
出がオフとなり、静止状態となると、処理はステップF3
10からF202に進む。そして、以降前述したようにその時
点の温度と記憶されていた温度の間に温度変化があると
されれば、補正値の判別動作を実行して新たな補正値D
x,Dyを記憶し、もしくは前回の温度状態から温度変
化がないと判断されれば、補正値Dx,Dyの更新を行
なわずに、制御部は電源ラインV1 ,V2 による電源供
給のオフとし、また制御部自身はバックアップモードに
入って割込待機状態となる (F202〜F216) 。
【0073】以上の構成及び動作による本実施例では、
補正値によりドリフト補正が実行され、適正なコマンド
出力動作を実行できることになる。さらに、ドリフト補
正のためにCR時定数回路を設けていないため、立上り
時の動作安定化に時間がかかることも解消される。
【0074】さらに、電源ラインV2 により温度センサ
部が電源オンとされるのは、割込タイマー6による割込
時もしくはユーザーがリモートコマンダー10による操
作を終了して手から離したときのみであり、また、電源
ラインV1 により角速度センサ部分が電源オンとされる
のは、ユーザーの操作中か、もしくは補正値Dx,Dy
の判別処理中のみである。そのうえ、角速度センサ部分
はユーザーのリモートコマンダー10の操作中であって
も、エンター操作中においては電源オフとされる。
【0075】このように角速度センサ部及び温度センサ
部は最低限必要な期間のみしか電源供給がなされず、こ
れによって大幅な省電力化を計ることができ、リモート
コマンダーの電池駆動に適している。もちろん、角速度
センサ部に対してこのように電源オン/オフを細かく制
御して省電力化を計ることは、ドリフトの影響の解消を
時定数回路を用いないで実現し、立ち上げ時の不安定さ
を解消したことにより、有効に機能するものである。
【0076】また、ユーザーがリモートコマンダー10
を持つことにより、タッチセンサ11の検出信号で電源
オンとされるため、非常に操作性のよいものとなり、ま
たエンター操作キー7を押した場合も電源オンとされる
ことで、手袋等によりタッチセンサが良好に機能しない
場合にも対応できる。さらに、リモートコマンダー10
を離して静止状態とすれば電源オフとなるため、無駄な
電力消費もない。
【0077】なお、図5の処理を採用する場合は、ユー
ザーがリモートコマンダー10を使用している間は補正
値の更新は実行されないことになる。このため、長時間
使用して温度変化が生じ、ドリフトをそのときの補正値
でキャンセルできなくなることが発生することも考えら
れる。
【0078】このような場合に対応するため、例えば制
御部は或る程度の期間で入力される電圧値Ex,Eyの
平均値を算出し、静止状態における電圧値(=ドリフト
量)を予測するようにする。そして、これに応じて補正
値Dx,Dyをさらに調整できるようにすることで、長
時間使用にも対応できる。また或は、使用中にも或る時
間毎に温度センサ部をオンとして温度検出を行ない、そ
れに応じて補正値Dx,Dyを調整するようにしてもよ
い。
【0079】ところで、上記実施例の変形例として、温
度データに対応させて、その温度でのドリフト量の補正
値Dx,Dyや、補正された電圧値Ex,Eyを、デー
タテーブル形式でRAM5cに記憶していくことが考え
られる。例えば0〜40°Cの間を8ビットでデータ化
すると、0°Cを『00000000』、 0.156°Cを
『00000001』・・・・・・・・40°Cを『11111
111』として、 0.156°Cステップで256段階に設
定することができる。そこで、このような256段階の
温度データのそれぞれについて、上記ステップF208〜F2
13の処理で補正値Dx,Dyやそのときの電圧値Ex,
Eyを、そのときの温度データに相当するようにテーブ
ル形態で記憶させて行くようにする。
【0080】このようにすると、何日か使用することに
よって必要な温度状態での補正値のデータが殆ど記憶さ
れることになる。そして、一旦、対応する補正値Dx,
Dyが判別された温度については、以降補正値の判別動
作を実行する必要はなく、省電力化をさらに促進でき
る。そして、ユーザーがリモートコマンダーを用いると
きは、そのときの温度データを検出して、それに応じた
補正値を読み出して出力するようにすればよい。
【0081】また、温度変化に関わらず所定の時間毎に
補正動作(図5のステップF207〜F214)を行なうように
することも考えられる。つまり、割込タイマ6からの割
込パルスに応じて補正を実行するものであり、この場合
の制御部5の処理としては、図5におけるステップF202
〜F206の処理を省略したものとなる。
【0082】このようにする場合は温度センサ12は不
要とすることができるが、タイマー割込みによる補正動
作と温度変化に基づく補正動作を併用して採用するよう
にしてもよい。例えば或る期間単位でタイマー割込によ
り必ず補正が実行されるようにしておくとともに、この
タイマー割込よりも短い時間単位で温度変化の判断処理
を行ない、温度変化があった時は補正を行なうようにす
ることなどが考えられる。
【0083】なお、本発明の入力装置としては以上の実
施例の構成及び処理動作に限定されるものではなく、各
種変更が可能である。例えば運動検出手段、運動停止検
出手段の実現方式は各種考えられ、また温度検出に基づ
く処理方式も他にも各種考えられる。
【0084】また、振動ジャイロを用いた入力装置の実
施例を説明したが、入力装置として上下方向のみ又は左
右方向のみの移動情報を出力するのみでよい場合は、振
動ジャイロを1単位設ければよく、また3次元の移動情
報を出力する必要のあるときは、振動ジャイロを3単位
設けることになる。また、入力装置の空間内の移動や入
力装置に与えられた運動を検出するセンサとしては、角
速度センサの他に、加速度センサや圧力センサ等を用い
てもよい。さらに、上述の実施例は被操作機器に対して
ワイヤレスの入力装置として説明したが、もちろん有線
接続された入力装置としてもよい。
【0085】また、本発明の入力装置としてはAV機器
やエアコンディショナー等の電子機器に対するリモート
コマンダーや、パーソナルコンピュータ等に対応するマ
ウスと同等の入力装置として採用したり、ゲーム機器に
対する操作部としても採用できる。さらに、本発明によ
るセンサ出力のドリフトキャンセルの技術は、カーナビ
ゲーションシステムやクレーン車のクレーン、工作機械
などにおける、姿勢制御機構において広く応用できる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように本発明の入力装置
は、CR時定数回路を用いず、温度変化に応じて測定さ
れた補正値、もしくは所定期間毎に測定された補正値を
検出出力に重畳していくように構成したために、運動検
出手段の出力におけるドリフトを有効にキャンセルする
ことができるとともに、動作の安定までに時間を要しな
いという優れた効果がある。また、運動検出手段に対し
ては、補正値の判別時及び操作時以外には電源供給を行
なわず、また操作時であっても運動検出出力動作の不要
なエンター操作時は電源供給を行なわないようにするこ
とで、大幅な省電力化を実現することができ、例えば電
池駆動方式の場合でも、長期間の使用が可能になるとい
う効果がある。さらに、入力装置の電源をオンとするた
めには、ユーザーは入力装置に触れるか、もしくはエン
ター操作を行なえばよく、特に、入力装置に触れること
で電源オンとされることにより操作性は向上され(特別
な電源操作は不要となる)、また、手袋をはめて用いる
場合などでタッチセンサが反応せず電源オンとされない
ような場合でも、エンター操作により電源オンとするこ
とができるという効果がある。また、ユーザーが入力装
置を離して静止状態とすれば、自動的に電源オフとなる
ため無駄な電力消耗もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成の説明図である。
【図2】実施例の入力装置の説明図である。
【図3】実施例に用いられる角速度センサ部の説明図で
ある。
【図4】実施例の入力装置の構成のブロック図である。
【図5】実施例の入力装置の動作のフローチャートであ
る。
【図6】実施例の角速度センサにおける角速度と電圧出
力の関係の説明図である。
【図7】実施例の角速度検出に基づくコマンドコード判
別動作のフローチャートである。
【図8】実施例の入力装置に対応する入力コマンド対応
制御部の構成図である。
【図9】実施例の入力コマンド対応制御部による操作内
容表示例の説明図である。
【図10】実施例の入力装置の静止状態の運動検出信号
の説明図である。
【図11】先行技術における入力装置の説明図である。
【図12】センサ出力のドリフト特性の説明図である。
【符号の説明】
1,1x,1y 振動ジャイロ 3,3x,3y,31 増幅部 4,4x,4y,32 A/D変換器 5,33 制御部 5a,33a CPU 5b,33b ROM 5c,33c RAM 6,39 割込タイマ 7,38 エンターキー 8,34 送信部 9x,9y,35 D/A変換器 10 リモートコマンダー 11,36 タッチセンサ 12,37 温度センサ 13 A/D変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の空間内の任意の移動運動もし
    くは装置本体に印加された運動について、その運動量を
    検出して電圧値として出力する運動検出手段と、 前記運動検出手段からの電圧値に対応する情報を所定機
    器に対する入力情報として有線又は無線で出力する送信
    手段と、 前記装置本体の空間内の任意の移動運動もしくは装置本
    体に印加された運動について、その無運動状態を検出す
    る運動停止検出手段と、 前記運動停止検出手段によって無運動状態が検出されて
    いる際に、前記運動検出手段からの電圧値が基準値とな
    るように、前記運動検出手段の出力に所定の電圧を印加
    することができる検出出力制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 装置本体の空間内の任意の移動運動もし
    くは装置本体に印加された運動についてその運動量を検
    出し、所定の温度特性を有する検出出力を発生させる運
    動検出手段と、 前記運動検出手段からの検出出力に対応する情報を所定
    機器に対する入力情報として有線又は無線で出力する送
    信手段と、 所定時間毎に前記装置本体内部の温度を検出し温度情報
    として出力する温度検出手段と、 前記温度検出手段によって検出された温度情報を記憶す
    ることができる記憶手段と、 前記温度検出手段によって検出された温度情報を、前記
    記憶手段に記憶されている温度情報と比較することによ
    って装置本体内部の温度変化を検出するとともに、所定
    以上の温度変化が検出された際には、前記運動検出手段
    からの検出出力を補正制御し、さらにこの補正量を前記
    温度検出手段によって検出された温度情報に対応させて
    前記記憶手段に記憶することができるようになされた検
    出出力制御手段と、 を備えて構成されることを特徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】 所定時間毎に補正実行信号を出力するタ
    イマ手段を有し、 前記検出出力制御手段は、前記運動停止検出手段によっ
    て無運動状態が検出されている際において前記タイマ手
    段からの補正実行信号に応じて、前記運動検出手段から
    の電圧値が基準値となるように前記運動検出手段の出力
    に所定の電圧を印加して前記運動検出手段からの検出出
    力を補正制御し、さらにこの補正量を記憶手段に記憶す
    ることができるように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の入力装置。
  4. 【請求項4】 当該入力装置が動作待機状態である場合
    において、前記検出出力制御手段は、装置本体内部の温
    度変化が検出された際に、前記運動検出手段に対して駆
    動電源を供給するように構成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の入力装置。
  5. 【請求項5】 前記運動検出手段による検出出力に対応
    して所定機器に入力された入力情報を、その所定機器側
    において確定させるためのコード情報を出力操作する操
    作手段を備え、 前記検出出力制御手段は、少なくとも前記操作手段の操
    作によって前記コード情報が出力されている間は、前記
    運動検出手段に対して駆動電源の供給を停止させること
    ができるように構成されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の入力装置。
  6. 【請求項6】 前記運動検出手段による検出出力に対応
    して所定機器に入力された入力情報を、その所定機器側
    において確定させるためのコード情報を出力操作する操
    作手段と、 皮膚接触の有無を検知するセンサ手段と、 前記操作手段の操作信号が供給された場合、及び前記セ
    ンサ手段により当該入力装置に対する皮膚接触の検知信
    号が供給された場合において、装置電源をオンとし当該
    入力装置の動作を実行可能とするとともに、前記操作手
    段からの操作信号が供給されずかつ前記センサ手段から
    の検知信号が供給されておらず、しかも無運動状態と判
    別された場合には、装置電源をオフとし当該入力装置の
    動作を停止させる制御手段と、 を有して構成されていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の入力装置。
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