JP2001125736A - 画像表示装置、プレーゼンテーションシステム及び情報記憶媒体 - Google Patents

画像表示装置、プレーゼンテーションシステム及び情報記憶媒体

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JP2001125736A
JP2001125736A JP30819199A JP30819199A JP2001125736A JP 2001125736 A JP2001125736 A JP 2001125736A JP 30819199 A JP30819199 A JP 30819199A JP 30819199 A JP30819199 A JP 30819199A JP 2001125736 A JP2001125736 A JP 2001125736A
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JP30819199A
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Takafumi Ito
尊文 伊藤
Yoshiji Kimura
佳司 木村
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面上におけるポインティング位置を正確に
検出し、検出されたポインティング位置に基づき、表示
画像に含まれるカーソルがポインティング位置を正確に
かつ見やすく指し示すようにカーソルの位置制御を行な
うプレゼンテーションシステムを提供することにある。 【解決手段】 プレゼンテーションシステムは、スクリ
ーン20に設けられ、指示棒40との間でポインティン
グ用の超音波信号の送受信を行う複数の位置基準部30
−1、30−2、30−3と、前記複数の位置基準部で
送受信されるポインティング用超音波信号の受信時間差
に基づき、画像上のポインティング位置を検出するデジ
タイザ50と、検出されたポインティング位置に基づ
き、表示画像に含まれるカーソルの位置制御を行うカー
ソル制御手段とを含む。カーソル制御手段は、プロジェ
クタ10に設けられ、検出ポインティング位置に対する
前記カーソルの表示条件の設定処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポインティング位
置を検出し、表示画像に含まれるカーソルの表示位置を
制御する画像表示装置、プレゼンテーションシステム及
び情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】スクリー
ン上に投射する画像を利用しプレゼンテーションを行な
う場合、プレゼンターは、ポインティング手段を用いて
スクリーン上の任意のポイントを指し示しながら、プレ
ゼンテーションを進めていく。
【0003】このシステムでは、前記ポインティング位
置を正確に検出し、検出されたポインティング位置に基
づき、表示画面中に含まれるカーソルの位置制御を正確
に行なうことが重要となる。
【0004】このため、本発明者らは、ポインティング
手段としての指示棒の先端に超音波スピーカを設け、ス
クリーンの周囲に複数の超音波受信用のマイクを設け、
前記スピーカから各マイクへの超音波の伝送時間差に基
づき、スクリーン上におけるポインティング位置を自動
的に検出し、カーソルの位置制御を行なうシステムの検
討を進めている。
【0005】このようなシステムでは、指示棒のポイン
ティング位置と、カーソルの表示位置との関係を、プレ
ゼンテーションを始める前に、予め設定しておく必要が
あり、ポインティング位置に対してカーソルの表示を適
切に設定することは、良好なプレゼンテーションを行な
う上で重要となる。
【0006】本発明は、このような課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、画面上におけるポインティン
グ位置を正確に検出し、検出されたポインティング位置
に基づき、表示画像に含まれるカーソルがポインティン
グ位置を正確にかつ見やすく指し示すようにカーソルの
位置制御を行なうことができる画像表示装置、プレゼン
テーションシステムお及び情報記憶媒体を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)前記目的を達成す
るため、本発明の画像表示装置は、画像表示手段により
表示される画像の表示領域及びその周囲領域の少なくと
も一方の異なる位置に設けられ、ポインティング手段と
の間でポインティング用ワイヤレス信号の送受信のため
の送信及び受信の少なくとも一方の動作を行う複数の位
置基準部と、ポインティング手段と、前記複数の位置基
準部との間で送受信されるポインティング用ワイヤレス
信号の伝送時間差に基づき、前記ポインティング手段に
よる画像上のポインティング位置を検出する位置検出手
段と、検出されたポインティング位置に基づき、表示画
像に含まれるカーソルの位置制御を行うカーソル制御手
段と、を含み、前記カーソル制御手段は、前記カーソル
の表示条件の設定処理を行なう設定手段を含み、設定さ
れたカーソル表示条件に基づき前記カーソルの位置制御
を行うことを特徴とする。
【0008】また、本発明の情報記憶媒体は、画像表示
手段により表示される画像の表示領域及びその周囲領域
の少なくとも一方の異なる位置に設けられた複数の位置
基準部と、ポインティング手段との間でポインティング
用ワイヤレス信号の送受信のための送信及び受信の少な
くとも一方の動作を行うための手段と、ポインティング
手段と、前記複数の位置基準部との間で送受信されるポ
インティング用ワイヤレス信号の伝送時間差に基づき、
前記ポインティング手段による画像上のポインティング
位置を検出するための位置検出手段と、前記カーソルの
表示条件の設定処理を行なう設定手段を含み、設定され
たカーソル表示条件及び検出されたポインティング位置
に基づき、表示画像に含まれるカーソルの位置制御を行
うためのカーソル制御手段と、を実現するためのコンピ
ュータ使用可能な情報が記憶された記憶されたことを特
徴とする。
【0009】ここにおいて、前記ポインティング用ワイ
ヤレス信号としては、各種のワイヤレス信号の中から任
意の種類の信号を用いることができ、例えば赤外線、超
音波等を用いることができる。
【0010】前記ポインティング用ワイヤレス信号の送
信部は、ポインティング手段及び位置基準部の一方に設
け、前記信号の受信部は他方に設ければよい。
【0011】より好ましくは、前記ポインティング手段
は、そのポインティング部に前記ワイヤレス信号の送信
手段を有するように形成すればよい。例えば、ポインテ
ィング手段のポインティング部にポインティング用ワイ
ヤレス信号の発信部が設けられている場合には、前記複
数の位置基準部は、前記信号の受信部を有するように形
成すればよい。
【0012】本発明の画像表示装置を用いて、例えばプ
レゼンテーションを行なう場合には、プレゼンターはポ
インティング手段を用いて表示画像の所望位置をポイン
ティングし、その状態でポインティング手段と複数の位
置基準部との間でワイヤレスのポインティング用信号の
送受信を行なう。
【0013】このとき、ポインティング手段と、複数の
位置基準部との間のポインティング用信号の伝送時間差
に基づき、例えば三角測量等の手法を用いて、表示画像
上におけるポインティング位置が検出される。
【0014】そして、検出されたポインティング位置に
基づき、表示画像に含まれるカーソルの位置制御が行わ
れる。
【0015】本発明の特徴は、設定手段を用いて、前記
ポインティング位置に対する前記カーソルの表示条件の
設定処理を行なうことにある。これにより、表示画像に
含まれるカーソルは、ポインティング位置を適切な状態
で示すように表示されることになる。
【0016】(2)また、コンピュータ画面上で表示さ
れるカーソルの位置制御を行う場合、画像表示エリアの
物理座標と表示画像の論理座標との対応関係を設定して
いることが重要となる。
【0017】このため、前記位置検出手段は、表示され
る基準画像の所与の基準位置をポインティング手段でポ
インティングした際の検出ポインティング位置データに
基づき、画像の表示領域の物理座標と表示画像の論理座
標との対応関係を設定し、前記カーソル制御手段は、前
記対応関係に基づき、検出されたポインティング位置を
示すようにカーソルの位置制御を行うことが好ましい。
【0018】これにより前記対応関係が正確に設定さ
れ、検出ポインティング位置をより正確に示すようにカ
ーソルの位置制御を行なうことが可能となる。
【0019】(3)また、前記設定手段は、ポインティ
ング位置に対してカーソルを左右のどちらに離して表示
するかを使用者に設定させ、前記設定情報を、前記カー
ソル表示条件とすることが好ましい。
【0020】すなわち、カーソル表示を行なう際に、ポ
インティング位置に対して、左右のどちら側にカーソル
を離して表示するかが重要になる。
【0021】例えば、棒状のポインティング手段を用い
てプレゼンテーションを行なう場合に、プレゼンターが
画面の右端に立つ場合には、棒の先端のポインティング
位置から左側にカーソル表示位置を離すことが好まし
い。逆に、プレゼンターが画面の左側に立つ場合には、
棒の先端の影に隠れることがないように、棒の先端のポ
インティング位置より、カーソル表示位置を右側に離す
ことが好ましい。
【0022】本発明によれば、ポインティング位置に対
してカーソルを左右のどちらに離して表示するかを使用
者が選択できるため、極めて使い勝手のよい画像表示装
置を実現することができる。
【0023】また、前記設定手段は、カーソルの移動速
度を使用者に設定させ、設定情報を、前記カーソル表示
条件とすることが好ましい。
【0024】これにより、使用者は自分の感覚にあった
最適スピードとなるようにカーソルの移動速度を設定で
きるため、使い勝手のよい画像表示装置、及びこれを用
いたプレゼンテーションシステムを実現することができ
る。
【0025】さらに、本発明によれば、ポインティング
位置から離れた位置から、前記ポインティング位置を指
し示すようにカーソル表示を行うことがより好ましい。
【0026】これにより、表示画像中に含まれるカーソ
ルは、ポインティング位置と重なることがないように表
示され、しかもポインティング位置を適確に指し示すよ
うに表示されるため、使用者にとっては極めて使い勝手
のよいものとなる。
【0027】(4)また、前記カーソル制御手段は、表
示画像の外に検出ポインティング位置が移動した際、カ
ーソル移動を停止する制御を行うことが好ましい。
【0028】すなわち、検出ポインティング位置に、常
にカーソルが追従して表示されるようにカーソルの位置
制御を行なうと、例えばプレゼンターが無意識にポイン
ティング位置を画面の外まで移動したとき、これに追従
してカーソルが画面の縁で上下左右に移動する。このよ
うな場合、画面を見る第三者にとって、カーソルの無意
味な動きが目障りとなり、プレゼンテーションの雰囲気
を壊す原因にもなりかねない。
【0029】本発明は、ポインティング位置が表示画像
の外に移動した際に、カーソル移動を停止制御すること
により、無意味で目障りなカーソル移動を防止すること
ができる画像表示装置、及びこれを用いたプレゼンテー
ションシステムを実現することができる。
【0030】(5)また、前記画像表示手段は、画像を
スクリーンに投射するプロジェクタを含み、前記位置検
出手段及びカーソル制御手段は、前記プロジェクタに設
けるように形成することが好ましい。
【0031】すなわち、本発明は、プロジェクタを用い
た大画面の画像表示を行ない、この大画面の表示画像を
利用して、例えば各種のプレゼンテーションを行なう場
合に極めて有効なものとなる。
【0032】特に、本発明によれば、スクリーン上に投
射される表示画像を、ポインティング手段でワイヤレス
でポインティングし、このポインティング位置を指し示
すようにカーソルの表示制御を行なうことができるた
め、使用者にとっても、また画面を見る第三者にとって
も使い勝手がよく見やすい画像表示装置、及びこれを用
いたプレゼンテーションシステムを実現することができ
る。
【0033】また、前記複数の位置基準部は、画像の表
示領域及びその周囲領域に少なくとも3個設けるように
形成することが好ましい。
【0034】また、前記位置検出手段は、前記ポインテ
ィング手段と複数の位置基準部との間で前記ポインティ
ング用ワイヤレス信号を送受信する伝送時間差と、各位
置基準部間の距離とに基づき画像上のポインティング位
置を検出するように形成することが好ましい。
【0035】また、本発明において、前述した画像表示
装置を用いてプレゼンテーションシステムを形成するこ
とが好ましい。
【0036】(6)さらに、本発明の画像表示装置を、
プレゼンテーションに用いる場合には、プレゼンターの
みならず、このプレゼンテーションを聞く第三者も、表
示画像中に含まれるカーソルから、表示画像のポインテ
ィング位置を適確に把握することができる。
【0037】(7)なお、本発明において、情報記憶媒
体に記憶される情報は、その一部または全部が、本発明
の処理を行なうためのプログラムコード、画像情報、テ
ーブルデータ、リストデータ、本発明の処理を指示する
ための情報、その指示に従って処理を行なうための情報
等の少なくとも1つを含むものである。
【0038】また、本発明の情報記憶媒体において、前
記情報記憶媒体はコンピュータ読み取り可能なものとし
て形成することが好ましく、1つの情報記憶媒体として
構成されてもよく、また複数のハードウエアに分割して
設置された情報記憶媒体として形成してもよい。分割配
置された場合には、各分割された情報記憶媒体に、前記
各情報が分散されて格納されることになる。
【0039】(8)また、本発明において、記画像表示
手段は、画像をスクリーンに投射するプロジェクタを含
み、前記位置検出手段は、前記プロジェクタに設けられ
又はその検出信号を前記プロジェクタに出力するように
形成され、前記カーソル制御手段は、前記プロジェクタ
に設けることが好ましい。
【0040】例えば、プロジェクタ等を用いたプレゼン
テーションを行なう場合に、プロジェクタ自体の制御
は、プロジェクタと接続されたコンピュータが行なう場
合が多い。具体的には、コンピュータ側から、プロジェ
クタに表示画像を提供する場合が多く、画面内にカーソ
ルを表示する場合でも、このカーソルが組込まれた画像
をコンピュータが生成し、プロジェクタに供給する場合
が多い。
【0041】この場合に、位置検出手段及びカーソル制
御手段に相当する構成を、コンピュータが備えるように
形成すると、極めて使い勝手の悪い事態が生ずる可能性
がある。
【0042】具体的には、プロジェクタを用いてプレゼ
ンテーションを行なう場合には、プレゼンターが変わる
毎に各プレゼンターが持参したコンピュータをそのため
にプロジェクタにつなぎ変えることが多い。
【0043】この場合に、ポインティング位置の位置検
出手段等の出力は、コンピュータが和に供給されると、
その都度これらとコンピュータの間の配線をつなぎ変え
なければならないという不都合があり、その作業が非常
に煩雑で、会議の進行の妨げになる場合も多い。
【0044】本発明によれば、位置検出手段及びカーソ
ル制御手段を、プロジェクタ側に設けることにより、前
述したような場合にコンピュータのつなぎ変えが行われ
た場合でも、これに影響されることなくポインティング
位置に基づくカーソルの位置制御を行なうことができ、
極めて使い勝手のよい画像表示装置、及びこれを用いた
プレゼンテーションシステムを実現することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明が適用されたプレゼ
ンテーションシステムの好適な実施の形態を図面に基づ
き詳細に説明する。
【0046】(1)全体の説明 図1には、画像表示装置としてフロント型画像投射装置
を用いた場合のプレゼンテーションシステムの一例が示
されている。
【0047】プロジェクタ10からは、スクリーン20
に所定のプレゼンテーション用画像が投射される。この
とき、スクリーン20上における画像の投射領域が、デ
ィスプレイ領域22となる。プロジェクタは、スクリー
ン上に表示される画像の所望の位置を、ポインティング
手段として機能する指し棒40で指し示しながら、第三
者に対するプレゼンテーションを行なう。ディスプレイ
領域22には、パソコン12及びその他の画像供給装置
から提供される画像データを、プロジェクタ10が画像
として投射する場合もあり、またプロジェクタ10その
ものが記憶する所定の画像データ、例えば各種のキャリ
ブレーション用画像データや、メッセージ画像データ
を、画像として投射する場合もある。
【0048】実施例のシステムでは、プレゼンター2が
指し棒40を用いてスクリーン20上における所望位置
をポインティングすると、そのポインティング位置Pは
システムにより自動的に認識され、当該ポインティング
位置Pを指し示すようにカーソル200が表示される。
このカーソル200は、プロジェクタ10から投射され
る画像中に含まれるものであり、ポインティング位置P
を指し示すようにこの位置制御が行われる。
【0049】プレゼンテーションを聞く第三者は、前記
カーソル200の表示により、ポインティング位置をわ
かりやすく認識することができる。
【0050】また、プレゼンター2は、このカーソル2
00の移動と、指し棒40に設けられた図示しない右ク
リック機能、左クリック機能ボタン等の操作とを組み合
わせて行なう。この操作信号は、プロジェクタ10及び
パソコン12に伝送される。これにより、コンピュータ
に接続されたマウスを右クリック、左クリックした場合
と同様なデータ処理が、プロジェクタ10及びパソコン
12の少なくとも一方で行なわれる。
【0051】本実施の形態のシステムでは、スクリーン
20の所望位置、ここでは各コーナー部付近に3個の位
置基準部30−1、30−2、30−3が着脱自在に取
り付けられる。
【0052】この状態で、指し棒40の先端に設けられ
た送信部から、ポインティング用ワイヤレス信号が送信
され、この信号が前記各位置基準部30−1、30−
2、30−3で受信される。
【0053】デジタイザ50は、ポインティング位置検
出手段として機能する。そして、各位置基準部30−
1、30−2、30−3が、前記ポインティング用ワイ
ヤレス信号を受信する時間差に基づき、スクリーン20
上におけるポインティング位置を検出し、その検出信号
をプロジェクタ10へ供給する。
【0054】プロジェクタ10は、投射画面中に含まれ
るカーソル200が前記ポインティング位置を指示する
ように、カーソルの位置制御を行なう。
【0055】このようにして、プレゼンター2が、指し
棒40を用いてスクリーン20上の任意の位置をポイン
ティングすることにより、そのポインティング位置がシ
ステムにより確実に認識され、所定のデータ処理に反映
されることになる。
【0056】特に、プレゼンターが、スクリーン20上
に表示される画面の所望位置を指し示しながら、必要に
応じてカーソル200のポインティング位置を右クリッ
ク、左クリックすることで、コンピュータに接続された
マウス同様な操作を行なうことができ、極めて使い勝手
のよいプレゼンテーションシステムを実現することがで
きる。
【0057】図2には、前記指し棒40の具体例が示さ
れており、指し棒40の先端側には、ポインティング用
ワイヤレス信号として超音波を送信する超音波スピーカ
42が設けられている。このスピーカ42は超音波を送
信源として機能する。また、指し棒40のグリップ側に
は、各種の操作ボタン44が設けられている。
【0058】そして、これら操作ボタンのいずれかを操
作することにより、超音波スピーカ42からポインティ
ング用ワイヤレス信号が送信される。また、他の操作ボ
タン44を操作することにより、各種の操作信号がデジ
タイザ50を介して、プロジェクタ、パソコン12等に
供給される。このとき、指し棒40と、デジタイザ50
とは、ケーブル等で接続してもよいが、プレゼンター2
の操作性を考慮し、指し棒40とデジタイザ50との間
の信号の送受信が、ワイヤレス信号、ここでは無線等を
用いて行なうように構成されている。
【0059】なお、これ以外にも、指し棒40の超音波
スピーカ42から、距離測定用の超音波送信と、その他
のデータ伝送用の超音波送信とを区別して行い、送信さ
れた超音波を位置基準部30で受信し、デジタイザ50
へ供給するように構成してもよい。この場合には、送信
側において、距離測定用の超音波データと、その他のデ
ータ伝送用の超音波データとを、区別する識別コード
を、例えば各送信データの先頭に付与すればよい。これ
により、受信側では、受信した超音波が、距離測定用の
超音波か、その他のデータ伝送用の超音波かを区別して
認識し、必要なデータ処理を行うことができる。
【0060】(2)ポインティング位置測定原理 次に、本実施の形態のポインティング位置測定原理を説
明する。
【0061】図3に示すように、前記各位置基準部30
−1、30−2、30−3は、ワイヤレス信号としての
超音波を受信する受信部として機能するマイク32と、
各位置基準部30で間隔を測定するための距離測定用ワ
イヤレス信号(本実施の形態では超音波)を送信する送
信部として機能するスピーカ34とを含む。これらマイ
ク32及びスピーカ34を含む位置基準部30は、1つ
のユニットとして形成され、スクリーン20の所望位置
へクリップ等を用いて着脱自在に取り付けられる。
【0062】本実施の形態では、各位置基準部30−
1、30−2、30−3をスクリーン20の所望位置、
ここでは3箇所のコーナー部付近に取り付けることが好
ましく、特に位置基準部30−1、30−2を結ぶ線が
スクリーン20の横辺と平行となるように取り付け、位
置基準部30−1、30−3を結ぶ線がスクリーン20
の縦辺と平行となるように取り付けることがより好まし
い。
【0063】そして、取り付け終了後、超音波デジタイ
ザ50は、位置検出手段として機能し、各位置基準部3
0−1、30−2、30−3相互の間で互いにタイミン
グをずらしながら距離測定用ワイヤレス信号の送受信を
行なわせる。この時使用されるワイヤレス信号は、超音
波信号である。位置検出部30のスピーカから送信され
た超音波は、他の位置検出部30のマイク32で受信さ
れる。超音波の速度は既知であるため、超音波デジタイ
ザ50はこの超音波の送受信に要する伝送時間に基づ
き、図4に示すように各位置検出部30−1、30−
2、30−3の各間隔L12、L23、L13を求める。
【0064】超音波の速度は、種類の温度や気圧等によ
り伝送時間が若干変化する。このため、超音波デジタイ
ザ50は温度センサ52及び気圧センサ54を有してお
り、これら各センサ52、54により検出された温度、
気圧に基づき、超音波の速度の補正を行ない、前記距離
12、L23、L13を正確に求めるように構成されてい
る。
【0065】このようにして、スクリーン20上に取り
付けられ3つの位置基準部30−1、30−2、30−
3間の距離L12、L23、L13が測定されると、次に、こ
れら各位置基準部30−1、30−2、30−3を基準
とした、等距離差線情報、すなわちポインティング位置
を特定するマップを作成する。
【0066】図5、図6にはその具体例が示されてい
る。
【0067】まず、マップ上において、2つの位置基準
部30−1、30−2を通る直線をx軸とし、それぞれ
の点の位置をF´、Fとする。そして、マップ上におい
て、これらF´、Fを結ぶ線の中心と直交する軸を、y
軸とする。ここで、F´、Fの間の間隔は、前述したよ
うにL12であり、従って、c=L12/2の関係が成立す
る。従って、F´、Fのスクリーン上における座標は、
F´(−c,0)、F(c,0)で与えられる。
【0068】図3には、指し棒40のポインティング部
であるスピーカ42と、各位置基準部30−1、30−
2、30−3との間の距離L1、L2、L3の関係が示
されている。
【0069】指し棒40の先端に設けられたスピーカ4
2から、ポインティング用ワイヤレス信号として超音波
が送信されると、この超音波は各位置基準部30のマイ
ク32で受信される。
【0070】位置検出手段として機能する超音波デジタ
イザ50は、各位置基準部30−1、30−2、30−
3のマイク32で受信される超音波の伝達時間T1、T
2、T3から、指し棒40の先端と、各位置検出部30
−1、30−2、30−3間の距離L1、L2、L3を演
算する。
【0071】このとき、超音波デジタイザ50は、各セ
ンサ52、54を用いて検出される温度、気圧に基づ
き、超音波の伝送時間の変動を補正し、前記距離L1、
L2、L3を正確に求めるように演算処理を行なう。
【0072】さて、話を図5に示す等距離差線情報に戻
すと、例えば指し棒40と位置基準部30−1、30−
2間の距離L1、L2との距離の差を、 2a=(L1−L2) と設定すると、スクリーン22上におけるxyの物理座
標系上において、距離の差2aの条件を満足する等距離
差線は次式で与えられる。図5は、この距離の差が2a
の等距離差線の一例である。 (x2/a2)−(x2/b2)=1 … (1) ただし、距離の差=2a、b2=c2−a2とする。
【0073】これにより、位置基準部30−1、30−
2からの距離の差が2aとなるポインティング位置は、
図5の等距離差線300−1、300−2のいずれかの
上に位置することになる。どちらの等距離差線300−
1、300−2上に位置するか、距離の差2aの、プラ
ス、マイナスの極性により判定する。
【0074】本実施の形態の超音波デジタイザ50は、
このような等距離差線を、異なる距離差毎に多数求めて
おき、これをメモリ内に記憶する。また、予めこのよう
な等距離差線を求めるかわりに、ポインティング用ワイ
ヤレス信号の送受信を行ない、距離差2aが求められる
たびに、その都度該当する等距離差線を前記(1)式に
基づき演算するように構成してもよい。
【0075】同様にして、位置基準部30−1、30−
3を中心点とする等距離差線情報を作成する。
【0076】そして、図6に示すように、L1、L2の距
離の差に基づき特定される等距離差線300と、距離L
1、L3の距離の差に基づき特定される等距離差線310
との交点のxy座標を求める。この交点のxy座標が指
し棒40のポインティング位置となる。
【0077】このように、本実施の形態では、指し棒4
0のスピーカ42から送信される超音波を用いて、スピ
ーカ42と各位置基準部30−1、30−2、30−3
の間の距離L1、L2、L3を測定し、これらの距離の差
を満足する図5、図6に示す等距離差線300、310
を求める。これにより、スクリーン20上におけるポイ
ンティング位置を、等距離差線300、310の交点の
座標としてワイヤレスで正確に検出することができる。
【0078】特に、本実施の形態では、超音波スピーカ
42から出た超音波が、各位置基準部30−1、30−
2、30−3のマイク32に到達するまでの時間差によ
り、前述した距離差2aを特定し、前述した等距離差線
を用いてポインティング位置を検出することができる。
従って、送信側と受信側と間で全く同期をとる必要がな
く、指し棒40からの超音波の送信タイミングをデジタ
イザ50側が認識しなくても、ポインティング位置を検
出することができる。従って、指し棒40と、超音波デ
ジタイザ50との間に、単にデータの送受信を行なう必
要がなければ、指し棒40は他の装置と物理的に全く切
離して自由に使うことができる。これにより、より使い
勝手のよい、プレゼンテーションシステムを実現するこ
とができる。
【0079】特に、本実施の形態では、指し棒40のス
ピーカ42の送信タイミングと、超音波デジタイザ50
とを同期させる必要がないため、その回路構成を簡単な
ものとすることができる。
【0080】なお、本実施の形態ではポインティング用
ワイヤレス信号及び距離測定用ワイヤレス信号として、
超音波を用いる場合を例にとり説明するが、本発明はこ
れに限らず、必要に応じて他のワイヤレス信号、例えば
赤外線等を用いてもよい。
【0081】(3)投射画像の歪み補正 次に、プロジェクタ10からスクリーン20上に投射さ
れる画像の歪み補正を説明する。
【0082】スクリーン20上に投影される画面の縦横
比は、プロジェクタ10に入力される映像信号の縦横比
などによって変わることがある。また、プロジェクタ1
0の液晶表示画面ぴったりに、表示画像が表示されるわ
けではなく、多少のずれを伴う場合もある。また、パソ
コン12からプロジェクタ10へ、解像度の大きな映像
信号が入力された場合でも、解像度の小さな映像信号が
入力された場合でも、プロジェクタ10はなるべく同じ
サイズとなるように画像表示を行うように画像処理を行
う。しかしこの場合に、パソコン12側では、論理的に
表示サイズが変わってしまう。また、表示画像が傾いて
いたり、歪んでいたりすることもあり、表示画像そのも
のは必ずしも長方形ではない。
【0083】例えば、図1に示すように、プロジェクタ
10はスクリーン20に対して所定のあおり角をもって
画像を投射する場合が多い。この場合、図7に示すよう
に、投射画像は図中破線で示す長方形状に投射されるの
が理想であるが、図中実線で示すように台形に投射され
て歪みが発生する。
【0084】本実施の形態のシステムでは、このような
表示画像の歪みを、前述したポインティング位置検出技
術を利用して補正し、プロジェクタ10からスクリーン
20上に長方形状をした良好な画像を投射可能とするも
のである。
【0085】さらに、本実施の形態のシステムでは、指
し棒40のポインティング位置を正確に指し示すように
カーソル200の表示制御を行なうことを可能とするも
のである。
【0086】このため、本実施の形態では、図7に示す
ように、プロジェクタ10から4つの頂点A1´、A
2´、A3´、A4´をもつ基準画像を投射させる。この
1´、A2´、A3´、A4´は、プロジェクタから基準
画像が理想的に投射された場合には、A1、A2、A3
4の長方形になる画像である。
【0087】プレゼンターは、スクリーン上に図9に示
すように投射される案内メッセージに従って、各頂点A
1´、A2´、A3´、A4´の4点をポインティングす
る。この4つの頂点のポインティング位置データは、歪
み補正のための基準位置データとなるとともに、カーソ
ル位置とポインティング位置との関連づけを行うための
データとしても利用される。なお、本実施の形態では、
上記基準画面として図9に示す画面を用いる。その詳細
は後述する。
【0088】図8には、この場合の処理の具体例が示さ
れている。
【0089】ここで、物理座標とは、位置基準部30と
指し棒40の超音波スピーカ42との位置関係で定義さ
れる座標を言う。ここでは位置基準部30−1、30−
2が、後述するようにスクリーンの横方向と平行に取り
付けられ、位置基準部30−1、30−3がスクリーン
の縦方向と平行に取り付けられている。このため、スク
リーン上におけるx、yの二次元座標として物理座標が
与えられる。具体的には、スクリーンの横軸方向がx
軸、縦軸方向がy軸として与えられる。
【0090】また、ここで論理座標とは、スクリーン上
に表示される画面内の座標位置をいう。
【0091】前述した表示画像の歪み補正を行ったり、
または表示画像中に含まれるカーソルの位置制御を行う
ためには、スクリーン20の物理座標と、スクリーン2
0に投影される画像の論理座標との対応関係をプロジェ
クタ10またはパソコン12側に認識させる必要があ
る。
【0092】例えば、プロジェクタをあおって投影する
と、表示画像が台形または逆台形の形に歪む。この表示
画像を歪まないようにするためには、投影する画像に逆
歪みをかけて投影する、歪み補正を行う必要がある。
【0093】この場合、どの程度画像が歪んでいるかを
把握できれば、その補正量を自動設定することができ
る。論理座標で長方形を作った時、この長方形の画像が
スクリーン上に台形表示されている場合には、物理座標
系における上記画像の台形の形状を把握できれば、歪み
量を検出できる。歪み補正は、プロジェクタ10の内部
で行うのが普通である。なお、投影画像の歪み補正を行
うと、スクリーン上の論理座標の補正もする必要がある
が、スクリーン上における歪み補正量が把握できている
場合には、新たにキャリブレーション処理を行うまでも
なく、計算で補正された論理座標を割り出すことができ
る。
【0094】このような処理を行うため、以下のように
してスクリーン20の物理座標と、このスクリーン上に
投影される画像の論理座標との対応関係を、プロジェク
タ10に把握させる処理を行う。
【0095】前記位置基準部30−1、30−2は、ス
クリーン20の上辺に対して平行となるように取り付け
られ、位置30−1、30−3は、スクリーン20の側
辺に対して平行になるように取り付けられる。従って、
これら各位置基準部30−1、30−2は、物理座標系
のx軸に平行となり、30−1、30−3は、物理座標
系のy軸と平行となる。
【0096】従って、スクリーン20上におけるポイン
ティング位置は、物理座標系xyの2次元座標として検
出されることになる。
【0097】このような状況で、プロジェクタ10から
例えば図8に示すような基準画像がスクリーン上に投影
されると、プレゼンターには、前述したように各頂点A
1´、A2´、A3´、A4´をポインティングし、これら
各頂点の物理座標(x1,y 1)(x2,y2)(x3
3)(x4,y4)が頂点のポインティング位置として
検出される。
【0098】このようにして得られるデータから、物理
座標xy上に歪んで表示される、A 1´、A2´、A
3´、A4´の画像を、物理座標x、yの各軸に平行で、
長方形状をした画像に変換するための歪み補正データを
作成するとともに、カーソル位置とポインティング位置
との関連づけを行うためのデータを作成する。
【0099】そして、このようにして得たデータに基づ
き、さらにプロジェクタ10から、歪みのない長方形状
をした画像をスクリーン20上に投影するとともに、ポ
インティング位置を正確に指し示すようにカーソルの位
置制御を行う。
【0100】以下にその処理を説明する。
【0101】まず、前述したように前記A1´、A2´、
3´、A4´の各頂点の物理座標を測定する。次に、以
下の〜の処理を行なう。
【0102】まず、論理座標領域(投射画像領域)の
下辺の直線A1´、A2´の中点TB1と、論理座標領域
の上辺A3´、A4´の中点TU1を結ぶ直線を引く。対
象位置の座標(x,y)が、この直線より右にあるか左
にあるかを判断する。
【0103】次に、TB1、TU1を挟んで、対象位
置の座標(x,y)が存在する側の下辺と上辺の中点
に、TB2、TU2を設定する。TB2とTU2を結ぶ
直線を引き、上記(x,y)がこの直線より右にあるか
左にあるかを判断する。
【0104】このような動作を連続して行なう。上述
のように下辺と上辺を結ぶ直線と上記対象位置の座標
(x,y)との距離がある一定値以下になったとき、そ
の直線が(x,y)を通る直線であるとする。この直線
と下辺との交点をTBとする。この物理座標を(TB
x,TBy)とする。
【0105】下辺の長さに対する論理座標の左下(x
1,y1)とTBとの距離の比が(x,y)の水平方向の
論理座標なる。すなわち、水平方向の論理座標Lxは、
以下の式で表される。 Lx=(TBx−x1)/(x2−X1) … (2)
【0106】垂直方向の論理座標も同様の手順で求め
られる。
【0107】このようにして、本実施の形態では、物理
座標x,y(スクリーン上の座標)と、スクリーン20
上における表示画像の論理座標との対応関係が得られ
る。このため、プロジェクタ10、パソコン12側のデ
ータ処理装置は、スクリーン10上におけるポインティ
ング位置を、表示画像内における論理座標系の座標位置
としてとらえ、適切なデータ処理を行なうことができ
る。例えば、ポインティング位置に、確実にカーソル2
00を追従表示させるような処理を行なうことができ
る。
【0108】図9には、物理座標x、yを論理座標に変
換するためのデータを得るための、一連のメニュー画面
が示されている。
【0109】まず、システム立ち上げ時に、プロジェク
タ10からスクリーン20上に、図9(A)に示すダイ
アログボックスを含む画像を表示する。
【0110】本実施の形態では、この図9に示す画面
が、前述した図7に示す歪み補正用の基準画面として用
いられる。ここにおいて、この表示画面の左下、右下、
左上、右上が、基準画面の頂点A1´、A2´、A3
´、A4´となる。このA1´、A2´、A3´、A4
´は、プロジェクタからこの画面が理想的に投射された
場合には、図7に示すようにA1、A2、A3、A4の
長方形なる画像である。
【0111】プレゼンターが、開始ボタンをポインティ
ングし、これをクリックすると、図9(B)に示すダイ
アログボックスを含む画像が次に表示される。
【0112】この図9(B)に示すダイアルボックスの
指示に従い、プレゼンターは画像の左上の角(A3´)
に指し棒40の先端を位置させ超音波の送受信を行うこ
とにより、このコーナー部A3´の物理座標x、yを検
出するためのポインティング動作を行う。左上のコーナ
ー部A3´の物理座標の検出が終了すると、同様にして
左下のコーナー部A1´、右下のコーナー部A2´、右
上のコーナー部A4´へのポインティングの指示画面が
表示され、これに合わせてプレゼンターが指し棒40を
用いて指示された箇所をポインティングし、ポインティ
ングのタイミングをデシタイザ側に伝達する(超音波を
送受信する)ポインティング動作を行い、各コーナー部
A1´、A2´、A4´の物理座標x、yの検出を行
う。
【0113】なお、このコーナー部のポインティング作
業時に、コーナー部と各位置基準部30との距離が近す
ぎたり、遠すぎたりすると、適切な超音波の送受信が困
難になる。このため、指し棒40と、各位置基準部30
との超音波の送受信により得得られる距離が、近すぎる
場合には、図9(C)に示すようなメッセージ画面が表
示され、また遠すぎる場合にもこの旨を伝えるメッセー
ジ画面が表示される。
【0114】これにより、プレゼンターは、位置基準部
30を、適切な位置に付け直すことにより、その後のポ
インティング位置検出及びこれに基づくデータ処理を適
性に行なうことができる。
【0115】そして、前記A1´、A2´、A3´、A4´
の各点の座標入力が終了すると、図9(D)に示す画面
が表示され、これにより、プレゼンターは、スクリーン
の物理座標x、yと、投射画像内における論理座標との
対応付けが適切に終了したことを確認することができ
る。
【0116】このようにして、物理座標と、論理座標と
の対応付けが終了すると、位置検出部として機能する超
音波デジタイザ50は、検出されたポインティング位置
の物理座標系のデータを、論理座標系のデータに変換
し、プロジェクタ10へ出力する。
【0117】プロジェクタ10は、このようにして得ら
れた論理座標系のポインティング位置データに基づき、
ポインティング位置をカーソル200が指し示すよう
に、カーソル200の位置制御を行なう。
【0118】また、これと同時に、プロジェクタ10内
に設けられた歪み補正手段は、スクリーンの物理座標系
内において、投射画像が長方形をした正規の画像として
投射されるように、当社画像の歪み補正処理を行なう。
具体的には、図7に示す頂点A1´、A2´、A3´、A4
´が、図中破線で示す理想的な長方形の頂点A1´、A2
´、A3´、A4´と一致するように、投射型の歪み補正
処理を行なう。
【0119】(4)カーソル制御 次に、検出されたポインティング位置に基づく、カーソ
ル制御の処理について説明する。
【0120】本実施の形態のシステムでは、プロジェク
タ10内にカーソル制御部が設けられいる。
【0121】そして、このカーソル制御部は、前述した
ように位置検出部として機能するデジタイザ50から出
力されるポインティング位置の論理座標における位置デ
ータと、物理座標における位置データとに基づき、カー
ソル表示のための適切なカーソル表示条件を設定し、設
定された条件に基づきカーソルの位置制御を行なう。
【0122】特に、本実施の形態では、デシタイザ50
の出力をプロジェクタ10へ入力し、プロジェクタ10
内に設けられたカーソル制御部を用いて、表示画像中に
含まれるカーソル200の位置制御を行なう。
【0123】これにより、例えばプレゼンテーションの
途中で、プレゼンター2が交代し、使用するパソコン1
2も交代する場合でも、デジタイザ50とパソコン12
との配線のつなぎ変えの必要がないため、極めて使い勝
手のよいプレゼンテーションシステムを実現できる。
【0124】上記(1)〜(4)の処理が終了すると、
本実施の形態のシステムでは、プロジェクタ10からカ
ーソル表示条件の設定メニュー画面が表示される。
【0125】まず、ポインティング位置の右側、左側の
どちら側にカーソルを表示させるかを、使用者に選択さ
せるための画面が表示される。使用者は、指し棒40を
用いて右、左のいずれかを選択し、指し棒21の所定の
ボタンを操作して、当該選択信号をデシタイザ50を介
してプロジェクタ10のカーソル制御部へ供給する。
【0126】さらに、図10に示すように、カーソルの
移動速度を使用者に選択させる画面を表示する。ここで
は、カーソルの移動速度は、低(L)、中(M)、速
(H)の3種類の中から選択できるようになっており、
プレゼンターには指し棒40を用いて、この3つの速度
のいずれかを選択する。この選択信号は同様にして、デ
ジタイザ50を介してプロジェクタ10のカーソル制御
部へ供給される。
【0127】そして、カーソル制御部は、このようにし
て設定されたカーソル表示条件に従い、プレゼンター2
が指し棒40を用いて指示するスクリーン上におけるポ
インティング位置Pを、これより右または左に離れた位
置から指し示すように、カーソル200の表示制御を行
なう。
【0128】特に、スクリーンの右側に立ってプレゼン
テーションを行なう場合には、図1に示すようにポイン
ティング位置Pの左側に離してカーソル200を表示す
ることは、プレゼンター及び第三者にとってポインティ
ング位置をカーソル表示から適切に認識する上で好まし
い。また、プレゼンターが左側に立ってプレゼンテーシ
ョンを行なう場合には、ポインティング位置に対してカ
ーソル200を右側に離して表示することが好ましい。
【0129】本実施の形態では、このような選択を、プ
レゼンター2が行なうこどができるため、プレゼンター
にとって極めて使い勝手のよいプレゼンテーションシス
テムを実現することができる。
【0130】(5)プレゼンテーションシステムの機能
ブロック図図11には、本実施の形態のプレゼンテーシ
ョンシステムの機能ブロック図が概略的に示されてい
る。
【0131】実施例のシステムは、プロジェクタ10へ
投射画像を供給する入力源100と、使用者が各種操作
信号を入力する操作部110と、各種のデータ処理を行
なうデータ処理部120とを含む。
【0132】前記入力源100は、画像データを供給す
るコンピュータ12や、その他の画像供給源、例えばビ
デオ信号再生装置等がある。
【0133】前記処理部120は、図12に示すよう
に、ポインティング位置を検出する位置検出部130
と、検出位置に基づきカーソルの制御を行なうカーソル
制御部150と、各種のデータ処理を行なうデータ処理
部170とを含む。
【0134】前記位置検出部130は、実施例では前述
したデジタイザ50内に設けられ、具体的にはCPU、
各種プログラム、データを記憶するROM、ワーク領域
として機能するRAM等を用いて実現される。
【0135】前記カーソル制御部150、データ処理部
170は、本実施の形態ではプロジェクタ10内に一体
的に組込まれており、具体的にはCPU、各種プログラ
ム、データ等を記憶する情報記憶媒体ROM、ワーク領
域として機能するRAM等を用いて実現される。
【0136】次に、前記位置検出部130について説明
する。
【0137】実施例の位置検出部130は、位置検出用
データ記憶部132と、センサ52、54の検出する温
度、気圧等に基づき超音波の音速を補正する音速補正部
134と、位置基準部間距離Lの測定部136と、前述
した等差距離情報を演算する演算部138と、スクリー
ンの物理座標系x、y上におけるポインティング位置を
演算するポインティング位置演算部140と、物理座標
系のポインティング位置を前述した論理座標系の座標位
置の変換する座標系変換部142とを含む。
【0138】前記音速補正部144で補正された超音波
の音速データは、記憶部132へ記憶される。
【0139】また、前記測定部136は、システム立ち
上げ時、及びシステム立ち上げ後に、定期的に各位置基
準部30−1、30−2、30−3間で距離測定用ワイ
ヤレス信号(超音波)の送受信を行わせ、その伝搬時間
に基づき図4に示す各距離L 1 2、L23、L13を測定
し、その測定結果を記憶部132へ記憶する。ここにお
いて距離演算のために使用される音速は、音速補正部1
34によって補正演算された超音波の音速が用いられ
る。
【0140】等差距離情報演算部138は、図4に示す
ように測定された各距離L12、L23、L13を用いて、前
述したように図5、図6に示す等距離差線300、31
0のデータを演算し、これを記憶部132内へ記憶す
る。
【0141】ポインティング位置演算部140は、指し
棒40のスピーカ42から送信される超音波(ポインテ
ィング用ワイヤレス信号)を各位置基準部30−1、3
0−2、30−3が受信する時間差と、記憶部132に
記憶された補正された超音波伝搬速度とに基づき、
1、L2、L3の距離の差、すなわち(L1−L2)と、
(L1−L3)を求める。
【0142】そして、このようにして求めた距離の差
を、記憶部132に記憶された図5、図6に示す等距離
差線データと照合し、スクリーン20上における物理座
標系x、y上における座標データとして、ポインティン
グ位置を検出する。
【0143】このようにして求めたポインティング位置
は、プロジェクタ18内に設けられたカーソル制御部1
50及びデータ処理部170へ供給される。
【0144】さらに、座標変換部142は、前述したよ
うに図8に示す物理座標系の検出ポインティング位置デ
ータを、投射画像の論理座標系の座標データに変換し、
このよにして変換されたポインティング位置データを同
様にしてカーソル制御部150及びデータ処理部170
にて出力する。
【0145】次に、カーソル制御部150について説明
する。
【0146】実施例のカーソル制御部150は、カーソ
ル表示条件の設定部152と、表示条件記憶部154
と、制御処理部156とを含む。
【0147】設定部152は、前述したように検出ポイ
ンティング位置に対して、カーソル200を右側または
左側のいずれに離して表示するかをプレーヤに選択させ
るための画像と、カーソルの移動速度をプレーヤに選択
させるための画像とをプロジェクタを介してスクリーン
上に表示させる。そして、使用者が指し棒等を用いて、
各選択項目の選択入力を行なうと、選択されたデータを
カーソル表示条件として記憶部154へ書き込み記憶す
る。
【0148】前記制御処理部156は、位置検出部13
0が検出したポインティング位置、特に座標系変換部1
42が変換出力するポインティング位置データと、記憶
部154に記憶されたカーソル表示条件とに基づき、画
面上のポインティング位置を、カーソル200が指し示
すように、カーソル200の表示制御を行なう。
【0149】特に、本実施の形態では、カーソルの表示
及びその位置制御は、プロジェクタ10内に設けられた
カーソル制御部150が行なうように構成されている。
このため、プロジェクタ10に接続されるパソコン12
等が変わった場合でも、これらに影響されることなくポ
インティング位置を正確に認識し、カーソル200の位
置制御を行なうことができる。
【0150】さらに、本実施の形態の制御処理部156
は、ポインティング位置が、投射画像の表示領域の外に
移動した際、カーソル20の移動を停止するように制御
する。そして、再度ポインティング位置が、表示画像内
に戻ってきた際に、その位置までカーソルを移動させ、
ポインティング位置を指し示すようにカーソルの移動制
御を行なう。
【0151】このように、ポインティング位置が表示画
像の外に移動した際に、カーソルの移動を強制的に停止
することにより、表示画像内でカーソル200が意味も
なく移動する状況の発生を防止し、使用者にとっても、
またスクリーンを見る第三者にとっても、見やすい画像
を提供することができる。
【0152】次に、データ処理部170について説明す
る。
【0153】実施例のデータ処理部170は、前述した
物理座標系を論理座標系に変換するための座標データ変
換部180と、その他の処理で行なう各種処理部とを含
んで構成される。
【0154】座標データ変換部180は、補正用データ
記憶部182と、変換処理部184と、歪み補正条件デ
ータ記憶部186とを含む。
【0155】記憶部182内には、例えば図9の実線で
示すような校正用基準画像を表示するためのデータが記
憶されており、補正処理部184は、システム立ち上げ
時に記憶部182からこの画像データを読み出し、プロ
ジェクタ10からスクリーン20へ向け投射させる。
【0156】そして、この基準画像に含まれるダイアロ
グの指示に従って、プレゼンターが投射画像の四隅A1
´、A2´、A3´、A4´を基準位置としてポインティ
ングすると、その位置データを、歪み補正条件を校正す
るデータとして記憶部186に記憶するとともに、前述
した位置検出部130の記憶部132へ記憶する。
【0157】さらに、補正処理部184は、校正用画像
が、スクリーン上に理想的な長方形の形で表示されるよ
うに、歪み補正条件を設定し、記憶部186へ記憶す
る。
【0158】そして、通常の画像投射時に、例えばコン
ピュータ12等の入力源から供給される画像を、この歪
み補正条件に従って補正し、歪みのない長方形の画像と
してプロジェクタ10からスクリーン20上に投射させ
る。
【0159】次に、本実施の形態のプレゼンテーション
システムの、動作を、図13〜図15に示すフローチャ
ートに基づき説明する。
【0160】図13は、実施例のシステムの基本動作が
示されている。
【0161】まず、システムを立ち上げると、ステップ
S10で各種の初期設定がなされ、その後ステップS1
2で通常のプレゼンテーションが行われる。
【0162】図14には、ステップS10に示す初期設
定動作の詳細なフローチャートが示されている。
【0163】まず、ステップS20で、各位置検出部3
0−1、30−2、30−3間の距離L12、L23、L13
の測定が前述したように行われる。
【0164】次に、ステップS22で、この上記測定距
離を用いて、前述したように図5、図6に示す等距離差
線データが作成される。
【0165】次に、ステップS24で、図9に示す基準
画像がプロジェクタ10からスクリーン20上に投影さ
れ、プレゼンターは指し棒40を用いて、表示画像の各
頂点A1´、A2´、A3´、A4´をポインティングし、
そのポインティング位置データを入力する。
【0166】これにより、ポインティング位置の、物理
座標系から、論理座標系の変換が可能となる。
【0167】これに加えて、プロジェクタ10からスク
リーン20上に投影される画像の歪み補正を行なうこと
ができる。
【0168】このとき、投射画像のコーナー部における
ポインティング位置と、各位置基準部30−1、30−
2、30−3との距離が近すぎたり、遠すぎたりした場
合には、使用者にその旨を知らせる。すなわち位置基準
部30の取り付け位置を変更すべきことを伝えるメッセ
ージがプロジェクタ10からスクリーン20上に投影さ
れる(ステップS26)。
【0169】これにより、スクリーン20上の適切な位
置に、各位置基準部30−1、30−2、30−3を取
り付けることができる。
【0170】次に、ステップS28で、前述したカーソ
ルの表示条件の設定が行われる。具体的には、プロジェ
クタ10からスクリーン20上に、各種のカーソル表示
条件についての選択画面が表示され、使用者がこの選択
画面に従って表示条件を入力する。例えば、ポインティ
ング位置に対して、右側左側のどちら側からカーソルを
表示するかという条件や、カーソルの最大移動速度をど
のレベルに設定するかというような条件を、表示条件と
して設定する。
【0171】図15には、図13に示すステップS12
での詳細な処理の一例が示されている。
【0172】まず、ステップS40で、投射画像が歪み
のない長方形の画像としてスクリーン上に投射されるよ
うな歪み補正が行われる。この歪み補正は、前記ステッ
プS24の処理で得られた歪み補正データに基づき行わ
れる。
【0173】次に、ステップS42で示すように、位置
検出部30間の距離L12、L23、L 13の測定のための超
音波の送受信動作を行わせ、これにより得られたL12
23、L13に基づき等距離差線情報を再作成する。
【0174】次に、ステップS46で、指し棒40から
ポインティング位置検出用の超音波の送受信が行われた
か否かが判断される。
【0175】送受信が行われたと判断された場合、すな
わち位置基準部30−1、30−2、30−3のマイク
から、ポインティング用ワイヤレス信号の受信信号が検
出された場合には、次のステップS48において、この
検出時間差と、前述した等距離差線情報とに基づき、画
面上におけるポインティング位置Pの検出を行なう。
【0176】この位置Pは、前述したように物理座標上
の位置データとして検出されるとともに、投射画像を構
成する論理座標の座標データとしても検出される。
【0177】次にステップS50で、検出されたポイン
ティング位置データと、前記ステップS28で設定され
たカーソル表示条件とに基づき、カーソルの位置制御が
行われる。
【0178】このとき、ステップS52で、ポインティ
ング位置が画面の中にあるか外にあるかが判断され、外
にある判断された場合にはカーソルの移動を強制的に停
止し、無意味なカーソルの移動による画面の視認性の低
下を防止する。
【0179】このような一連の作業を、ステップS56
で、プレゼンテーションが終了するまで繰り返して行な
う。
【0180】(6)前記処理部120のハードウエア構
成 前記実施の形態では、処理部120の一部を、デジタイ
ザ50に配置し、処理部120の残りをプロジェクタ1
0に分散配置する場合を例にとり説明したが、本発明は
これに限らず、前記処理部120を、例えばプロジェク
タ10内に一体的に形成してもよい。
【0181】図16には、前記処理部をプロジェクタ1
0内に一体的に形成した場合のハードウエア構成の一例
が示されている。
【0182】同図に示す装置では、CPU1000、R
OM1002、RAM1004、情報記憶媒体100
6、画像生成IC1010、I/Oポート1020−
1、1020−2…がシステムバス1016により相互
にデータ送受信可能に接続されている。そして、I/O
ポート1020−1、1020−2…を介して、例えば
オペレータ操作部、コンピュータ12及びその他の機器
に接続されている。
【0183】情報記憶媒体1006には、プログラム、
画像データ、及びその他のデータが格納されている。
【0184】情報記憶媒体1006に格納されるプログ
ラム、ROM1002に格納されるプログラム等に従っ
て、CPU1000は装置全体の制御や各種データ処理
を行なう。RAM1004は、このCPU1000の作
業領域として用いられる記憶手段である。情報記憶媒体
1006やROM1002の所与の内容、あるいはCP
U1000の演算結果等が格納される。また、本実施の
形態を実現するための論理的な構成をもつデータ構造
は、前記RAMまたは情報記憶媒体上に構築されること
になる。
【0185】そして、図1〜図5で説明した種々の処理
は、具体的には図14、図15のフローチャートに示し
た処理等を行なうプログラムを格納した情報記憶媒体1
006と、他にプログラムに従って動作するCPU10
00、画像生成IC1010等によって実現される。な
お画像生成IC1010等で行われる処理は、CPU1
000あるいは汎用のDSP等によりソフトウエア的に
行ってもよい。
【0186】なお、上記以外のハードウエア構成を採用
してもよい。例えば、画像データがPCによりプロジェ
クタ10に送られて画像専用メモリに書き込まれ、これ
を、液晶表示体が表示できる速度で再び読み出して、画
像を再生してもよい。この場合、これらの処理は、CP
Uのバスを介することなくハードウエアで独自のバスを
占有して行ってもよい。
【0187】なお、本発明は前述した実施例に限定され
るものではなく、本発明の要旨の範囲内で各種の変形実
施が可能である。
【0188】例えば、前記ワイヤレス信号として、本実
施の形態のでは超音波を用いたが、これに変え赤外線及
びその他のワイヤレス信号を用いもよい。
【0189】また、前記実施の形態では、スクリーン上
の2次元的なポインティング座標を検出する場合を例に
取り説明したが、必要に応じ、3次元空間のポインティ
ング位置座標を同様のアルゴリズムを用いて検出しても
よい。
【0190】また、ポインティング手段にポインティン
グ用ワイヤレス信号の送信源を設ける場合を例に取り説
明したが、必要に応じ、位置基準部側に送信源を設け、
ポインティング手段側に受信源を設けるように形成して
もよい。
【0191】この場合は、ポインティング手段から受信
した信号を外部に出力しなければならず、ポインティン
グ手段に受信した信号の情報を出力する手段を設ける必
要があり、ポインティング手段に配線がつきワイヤレス
で構成できなかったり、ポインティング手段から新たに
データを送信するために電池寿命が短くなったりするな
どの不都合が生じる。
【0192】また、使用するポインティング手段は、指
し棒以外に、任意の形状のものを用いてもよい。
【0193】また、指し棒からの超音波の送受信は、操
作者が所定のボタンを操作する度に行ってもよく、また
所定の時間、例えば20ms間隔程度で自動的に行って
もよい。
【0194】さらに、画像表示手段としては、プロジェ
クタ型のもの以外に、他の画像表示手段、例えば直視型
のCRT、直視型の液晶表示パネル、PDP(プラズマ
ディスプレイ パネル)等を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたプレゼンテーションシステ
ムの概略説明図である。
【図2】図1に示すシステムに用いられるポインティン
グ手段としての指し棒の説明図である。
【図3】指し棒と、スクリーン上に取り付けられる位置
基準部との関係を示す説明図である。
【図4】スクリーン上に取り付けられた各位置基準部間
の距離の説明図である。
【図5】ポインティング位置検出に用いられる等距離差
線の説明図である。
【図6】複数の等距離差線を用いてポインティング位置
を検出する場合の説明図である。
【図7】スクリーン上に投影された歪み画像と、理想的
な投影画像との関係を示す説明図である。
【図8】投影画像の論理座標と、スクリーン上における
物理的座標との対応関係の説明図である。
【図9】物理座標系と論理座標系との対応関係の設定入
力を行なう際に、スクリーン上に投影される画面の説明
図である。
【図10】カーソルの移動速度の設定入力を行なうため
の画面の説明図である。
【図11】本実施例のシステムの機能ブロック図であ
る。
【図12】図11に示す処理部の詳細な機能ブロック図
である。
【図13】実施例のシステムの動作フローチャートであ
る。
【図14】図13に示すフローチャートにおけるステッ
プS10の詳細な処理を示すフローチャート図である。
【図15】図13に示すステップS12の詳細な動作を
示すフローチャート図である。
【図16】処理部のハードウエア構成の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
10 プロジェクタ 20 スクリーン 22 ディスプレイ領域 30 位置基準部 32 マイク 34 スピーカ 40 ポインティング手段としての指し棒 42 送信源としてのスピーカ 44 操作ボタン 50 デジタイザ 52 温度センサ 54 気圧センサ 120 処理部 130 位置検出部 150 カーソル制御部 170 データ処理部 200 カーソル 300 等距離差線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 5/00 510 G09G 5/00 510Q H04R 1/00 330 H04R 1/00 330Z Fターム(参考) 5B068 AA21 BB22 BC03 BD11 BE08 BE15 CC17 CD05 CD06 5B087 AA02 AD02 AE03 CC09 CC26 CC47 DD03 DD06 DE07 DG02 5C082 AA03 AA21 AA24 AA31 BA02 BA12 BA43 CA02 CA52 CB03 CB05 DA01 MM09 MM10 5D019 AA00 AA03 FF00 FF01 GG10 GG11

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示手段により表示される画像の表
    示領域及びその周囲領域の少なくとも一方の異なる位置
    に設けられ、ポインティング手段との間でポインティン
    グ用ワイヤレス信号の送受信のための送信及び受信の少
    なくとも一方の動作を行う複数の位置基準部と、 ポインティング手段と、前記複数の位置基準部との間で
    送受信されるポインティング用ワイヤレス信号の伝送時
    間差に基づき、前記ポインティング手段による画像上の
    ポインティング位置を検出する位置検出手段と、 検出されたポインティング位置に基づき、表示画像に含
    まれるカーソルの位置制御を行うカーソル制御手段と、 を含み、 前記カーソル制御手段は、 前記カーソルの表示条件の設定処理を行なう設定手段を
    含み、設定されたカーソル表示条件に基づき前記カーソ
    ルの位置制御を行うことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記位置検出手段は、 表示される基準画像の所与の基準位置をポインティング
    手段でポインティングした際の検出ポインティング位置
    データに基づき、画像の表示領域の物理座標と表示画像
    の論理座標との対応関係を設定し、 前記カーソル制御手段は、 前記対応関係に基づき、検出されたポインティング位置
    を示すようにカーソルの位置制御を行うことを特徴とす
    る画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかにおいて、 前記設定手段は、 ポインティング位置に対してカーソルを左右のどちらに
    離して表示するかを使用者に設定させ、前記設定情報
    を、前記カーソル表示条件とすることを特徴とする画像
    表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記設定手段は、 カーソルの移動速度を使用者に設定させ、設定情報を、
    前記カーソル表示条件とすることを特徴とする画像表示
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記カーソル制御手段は、 表示画像の外に検出ポインティング位置が移動した際、
    カーソル移動を停止する制御を行うことを特徴とする画
    像表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記複数の位置基準部は、 画像の表示領域及びその周囲領域に少なくとも3個設け
    られることを特徴とする画像表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記位置検出手段は、 前記ポインティング手段と複数の位置基準部との間で前
    記ポインティング用ワイヤレス信号を送受信する伝送時
    間差と、各送受信手段間の距離とに基づき画像上のポイ
    ンティング位置を検出することを特徴とする画像表示装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかの画像表示装置
    を用いたことを特徴とするプレゼンテーションシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 画像表示手段により表示される画像の表
    示領域及びその周囲領域の少なくとも一方の異なる位置
    に設けられた複数の位置基準部と、ポインティング手段
    との間でポインティング用ワイヤレス信号の送受信のた
    めの送信及び受信の少なくとも一方の動作を行うための
    手段と、 ポインティング手段と、前記複数の位置基準部との間で
    送受信されるポインティング用ワイヤレス信号の伝送時
    間差に基づき、前記ポインティング手段による画像上の
    ポインティング位置を検出するための位置検出手段と、 前記カーソルの表示条件の設定処理を行なう設定手段を
    含み、設定されたカーソル表示条件及び検出されたポイ
    ンティング位置に基づき、表示画像に含まれるカーソル
    の位置制御を行うためのカーソル制御手段と、 を実現するための情報が記憶された記憶されたことを特
    徴とするコンピュータ使用可能な情報記憶媒体。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記位置検出手段は、 表示される基準画像の所与の基準位置をポインティング
    手段でポインティングした際の検出ポインティング位置
    データに基づき、画像の表示領域の物理座標と表示画像
    の論理座標との対応関係を設定し、 前記カーソル制御手段は、 前記対応関係に基づき、検出されたポインティング位置
    を示すようにカーソルの位置制御を行うことを特徴とす
    る情報記憶媒体。
  11. 【請求項11】 請求項9、10のいずれかにおいて、 前記設定手段は、 ポインティング位置に対してカーソルを左右のどちらに
    離して表示するかを使用者に設定させ、前記設定情報
    を、前記カーソル表示条件とすることを特徴とする情報
    記憶媒体。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかにおいて、 前記設定手段は、 カーソルの移動速度を使用者に設定させ、設定情報を、
    前記カーソル表示条件とすることを特徴とする情報記憶
    媒体。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれかにおいて、 前記カーソル制御手段は、 表示画像の外に検出ポインティング位置が移動した際、
    カーソル移動を停止する制御を行うことを特徴とする情
    報記憶媒体。
  14. 【請求項14】 請求9〜13のいずれかにおいて、 前記複数の位置基準部は、 画像の表示領域及びその周囲領域に少なくとも3個設け
    られることを特徴とする情報記憶媒体。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 前記位置検出手段は、 前記ポインティング手段と複数の位置基準部との間で前
    記ポインティング用ワイヤレス信号を送受信する伝送時
    間差と、各送受信手段間の距離とに基づき画像上のポイ
    ンティング位置を検出することを特徴とする情報記憶媒
    体。
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