JPH099369A - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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JPH099369A
JPH099369A JP17156195A JP17156195A JPH099369A JP H099369 A JPH099369 A JP H099369A JP 17156195 A JP17156195 A JP 17156195A JP 17156195 A JP17156195 A JP 17156195A JP H099369 A JPH099369 A JP H099369A
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switch
key
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JP17156195A
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Kazuhiro Sato
一博 佐藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より操作性及び使用性のよい入力装置の提
供。 【構成】 自身の運動に応じた位置指定情報とエンター
情報を所定機器に対して出力することができる入力装置
において、エンター操作と入力装置自身の電源操作を兼
ねる操作キー7を設ける。そしてこの操作キー7の第1
段階の加圧操作により作動する動作スイッチSW1 と、
操作キーの第2段階の加圧操作により作動するエンター
スイッチSW2 を設ける。電源回路(4,8)は動作ス
イッチSW1 がオンとされることにより動作電源供給状
態とする。またエンター情報発生手段11はエンタース
イッチSW2 がオンとされることによりエンター操作が
行なわれたと認識し、エンター情報を発生させるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所定機器に対して操作情
報等を入力するための入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操作情報等の入力装置としては、例えば
オーディオ/ビジュアル機器に対するリモートコマンダ
ーや、コンピュータ装置に用いるマウス、ゲーム機器に
おける操作部、等が一般に広く知られている。
【0003】ところが従来の入力装置は、通常多数の操
作キーを設けて操作するようになされているが、操作内
容が多様化すればするほど操作キーの数が増え、操作が
煩雑になり、必ずしも人間が使用して操作する手段とし
て最適であるとはいえなかった。このため、操作入力装
置として、加速度センサ、角速度センサ、圧力センサ等
のセンサ手段を設けて、入力装置自体の運動、例えば空
間内の任意の移動運動や、入力装置に印加される運動を
検出し、その運動量を位置指定情報として所定機器に対
して入力することができる入力装置が提案されている。
【0004】このような入力装置では、対応する機器側
において例えば画面上に各種の操作に対応した画像を表
示し、ポインタ画像が入力された位置指定情報に応じて
画面上で移動するようにする。そしてポインタが或る操
作用画像を示した位置状態となったときに、入力装置か
らエンター情報を入力することで、その操作用画像によ
って表わされる操作がされたと確定させるものである。
【0005】従って入力装置自体としては、入力操作に
関するキーとしてはエンター操作キーを設ければよい。
つまりユーザーとしては、例えば入力装置を手に持って
左右に振るような操作と、エンター操作キーを押す操作
のみで各種の操作を実行することができるようになる。
そして操作キーの数が最小限となるため、キー操作の煩
雑さも解消される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
入力装置では、操作に関してのキー数は最小限(例えば
1つ)でよいが、これ以外に少なくとも入力装置自体を
電源オン状態とする手段が必要になる。このため、入力
装置上に電源キーを別に設けるか、もしくは入力装置周
面に握りセンサを設けるようにしている。
【0007】ここで、このような入力装置自体の運動を
検出して位置指定情報を出力するものでは、ユーザーが
手に持っているときのみ電源オン状態としたいという事
情がある。つまり手に持っていないときに入力装置が転
がったりして位置指定情報が出力されることが不都合だ
からである。このため電源キーを設ける場合は、その電
源キーを押している期間のみ動作状態となるようにする
ことが好ましい。つまり、ユーザーは電源キーを押し続
けながら入力装置を左右に振る動作を行なうような操作
形態となる。しかしながらこの場合エンター操作につい
て考えると、電源キーとエンター操作キーを同時に押す
ことが必要になり、1つの指で操作できなくなるなど、
操作が難しくなるといった問題が生ずる。
【0008】また、握りセンサを設けてユーザーが入力
装置を手に持ったときの動作状態になるようにすれば、
電源キーは不要になる。ところが、この場合手に持った
ままの状態で動作オフとさせることができなくなり、例
えば対象機器における画面上でポインタをむやみに移動
させないようにするには、手を動かさないようにすると
いう困難な動作をユーザーに求めるか、もしくは何らか
の手段で手に持ったまま動作オフとすることができるよ
うにする必要があり、使用性の良いものは実現できなか
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、より操作性及び使用性
のよい入力装置を提供することを目的とする。
【0010】このため、自身の運動に応じた位置指定情
報とエンター情報を所定機器に対して出力することがで
きる入力装置において、エンター操作と入力装置自身の
電源操作を兼ねる操作キーを設ける。そしてこの操作キ
ーの第1段階の加圧操作により作動する第1のスイッチ
手段と、操作キーの第2段階の加圧操作により作動する
第2のスイッチ手段を設ける。電源回路手段は第1のス
イッチ手段がオンとされることにより動作電源供給状態
とする。またエンター情報発生手段は第2のスイッチ手
段がオンとされることによりエンター操作が行なわれた
と認識し、エンター情報を発生させるようにする。
【0011】また、第2のスイッチ手段がオンとされ、
送信手段によってエンター情報が出力された際に、第2
のスイッチ手段がオフとされてから所定期間内は、位置
指定情報発生手段によって発生された位置指定情報が送
信手段から出力されないようにする位置指定情報出力停
止手段を設ける。
【0012】
【作用】操作キーの第1段階の加圧操作として、例えば
操作キーに軽く指を乗せる程度の加圧により第1のスイ
ッチ手段がオンとされることで、ユーザーが入力装置を
持って操作を行なう意志に応じた動作に対応して入力装
置を動作状態とすることができる。またそのままユーザ
ーが操作キーを押すことで第2の段階の加圧操作が行な
われるようにすれば、通常のエンター操作を行なうこと
ができ、つまり1つの操作キーで必要な動作機能を設定
できる。また入力装置を動作オフ状態にしたいときは、
指を操作キーから外せばよいのみとなる。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図9により本発明の入力装置の
一実施例として角速度センサを用いたリモートコマンダ
ーについて説明する。図1は実施例のリモートコマンダ
ー1の形状及び構造を概略的に示すものである。
【0014】このリモートコマンダー1の外筺は手に持
ったときに手の中で納まりがよいサイズの略卵型形状と
されており、またその底部は平面部とされ、机上などに
置く場合に都合のよいものとされている。
【0015】このリモートコマンダー1の内部には、x
軸方向のリモートコマンダー1の移動の際の角速度ωx
を検出する角速度センサ2xと、y軸方向のリモートコ
マンダー1の移動の際の角速度ωy を検出する角速度セ
ンサ2yが装備されている。また内部の基板5には後述
する各種回路ブロックが搭載されることになり、図1に
おいてはスイッチ部3と、電波送信部6としての配置状
態が示される。また、基板5の反対面側は電池収納部と
され、駆動電源となるバッテリー4が収納されている。
【0016】筺体上面にはユーザーが押圧操作を行なう
操作キー7が形成されている。この操作キー7の押圧に
よってスイッチ部3がオン/オフされることになる。た
だしスイッチ部3には後述するが2つのスイッチ(SW
1 ,SW2 )が形成され、操作キー7の上面に軽く指を
置いた程度の加圧により第1のスイッチ(後述する動作
スイッチSW1 )がオンとなり、またユーザーが積極的
に操作キー7を押した場合の加圧によって第2のスイッ
チ(後述するエンタースイッチSW2 )がオンとなるよ
うな機構とされている。
【0017】このようなリモートコマンダー1におい
て、まず角速度センサ2x,2yについて説明する。角
速度センサ2x,2yは振動ジャイロによって形成され
る。このリモートコマンダー1は、ユーザーがリモート
コマンダー1を手にもって上下左右に振ることによっ
て、振動ジャイロによる角速度センサ2x,2yにより
その空間内の移動時のx方向,y方向の角速度が検出さ
れ、これに応じてx,y方向の変位情報が、所定機器に
おける位置指定入力情報として送信されるものである。
【0018】振動ジャイロによる角速度センサを設けた
場合、このリモートコマンダー1では図5の構成によ
り、移動情報を検出することになる。振動ジャイロと
は、振動している物体に回転角速度を加えると、その振
動と直角方向にコリオリ力が生じる特性を有しており、
このコリオリ力Fは、次のように表わされる。 F=2mvω (m:質量、v:速度、ω:角速度) 従って、角速度ωはコリオリ力Fに比例することにな
り、コリオリ力Fを検出することで回転角速度を検出す
ることができる。
【0019】図5のように角速度センサ2(2x又は2
y)を構成する振動ジャイロ30には駆動用圧電磁器3
2と検出用圧電磁器33が取り付けられており、駆動用
圧電磁器32にはオシレータ31の発振出力である交番
信号が印加されるようにされている。この図5において
振動ジャイロ30がΩ0 方向に回転されると、検出用圧
電磁器33にコリオリ力Fが加わり、コリオリ力Fに応
じた電圧が発生する。検出用圧電磁器33から得られる
微少な電圧は増幅部9で増幅されてA/D変換器10に
供給され、デジタルデータ(電圧値E)とされる。
【0020】このような角速度センサ2を図1のように
配置されるx軸、y軸の各角速度センサ2x,2yとし
て考えた場合、図4に示すような2次元の移動角速度情
報が検出できることになる つまり図4においてリモートコマンダー1と正面方向を
破線FRとしたときに破線FRと直交する2次元平面
(x,y)、つまりリモートコマンダー1の左右上下方
向についてのωx 方向及びωy 方向の移動情報が取り出
せることになる。即ち、図5の構成とされる角速度セン
サ2xから出力される電圧E(後述する電圧EX )はω
x 方向の移動情報となり、同様に図5の構成とされる角
速度センサ2yから出力される電圧E(後述する電圧E
y )はωy 方向の移動情報となる。
【0021】このような角速度センサ2x,2yを用い
たリモートコマンダー1の内部構成を図3に示す。角速
度センサ2xからの出力電圧は増幅部9xに供給されて
増幅され、増幅部9xで増幅された電圧はA/D変換器
10xでデジタル化された電圧値Exとして出力され
る。同様に、角速度センサ2yからの出力電圧は増幅部
9yに供給されて増幅され、増幅部9yで増幅された電
圧はA/D変換器10yでデジタル化された電圧値Ey
として出力される。
【0022】電圧値Ex,Eyは制御部11に供給され
る。制御部11はCPU11a、ROM11b、RAM
11c、クロック発振器11dを有するマイクロコンピ
ュータによって形成される。ROM11b又はRAM1
1cには送信すべきコマンド信号が記憶されている。こ
の制御部11には、A/D変換器10xから電圧値Ex
が、またA/D変換器10yから電圧値Eyが供給され
るが、この電圧値Ex,Eyはリモートコマンダー1を
x方向、y方向に振った際の角速度に相当する値であ
り、即ちx,y方向の移動運動情報となる。制御部11
は入力された、電圧値Ex、電圧値Eyをそのまま送信
データとして電波送信部6に供給する。電波送信部6は
制御部11から供給された送信データについて所定の変
調処理及び送信増幅処理を行なって、アンテナ12から
送信出力することになる。
【0023】角速度センサ2x,角速度センサ2yに加
わった角速度ωx ,ωy と、制御部11に入力される電
圧値Ex,Eyは図6(a)(b)のように比例関係に
あり、つまり、電圧値Ex,Eyは、その値自体が角速
度に応じた情報となっている。 従って制御部5が電圧
値Ex、電圧値Eyをそのまま送信データとして電波送
信部6に供給し、変調させてアンテナ12から出力させ
たデータは、所定の外部機器に対してリモートコマンダ
ー1の位置変化を認識させる情報となる。つまり、ユー
ザーがリモートコマンダー1を上下左右に振った場合
に、その運動情報が外部機器に入力されることになる。
【0024】また、図3において示すように、図1に示
したスイッチ部3として動作スイッチSW1 と、エンタ
ースイッチSW2 が設けられている。そして動作スイッ
チSW1 とエンタースイッチSW2 はそれぞれ操作キー
7の押圧状態によってオン/オフされる。
【0025】ここで、スイッチ部3の構造例を図2で説
明する。リモートコマンダー1の筺体上の操作キー7に
対応する内部位置において、基板5上には2単位のリー
フ状スイッチ36,37と、さらにリーフ状スイッチ3
6,37に対向する位置状態でスイッチ素子38が配置
されている。リーフ状スイッチ36,37は板バネ状の
弾性を有する導体で形成されている。例えば燐青銅など
の板状金属体とすればよい。
【0026】操作キー7に対してユーザーが指を置くて
いどの加圧(例えば50gf程度の加圧)が加わった状
態では、操作キー7の内面側となる押圧部35がリーフ
状スイッチ36を軽く押し下げることになるように、操
作キー7、押圧部35、及びリーフ状スイッチ36の配
置や弾性強度が設定されている。つまり操作キー7に対
してユーザーが指を置くことにより、リーフ状スイッチ
36がリーフ状スイッチ37に対して押し付けられ接触
する。このリーフ状スイッチ36,37は図3における
動作スイッチSW1 を構成しており、即ちユーザーが操
作キー7に指を置くことにより動作スイッチSW1 はオ
ンとなる。
【0027】また、ユーザーが操作キー7を押す動作を
行ない、例えば200gf程度の加圧状態となると、リ
ーフ状スイッチ36,37がより基板5側に押し付けら
れ、リーフ状スイッチ37がスイッチ素子38の押すこ
とになる。スイッチ素子38は図3のエンタースイッチ
SW2 に相当し、つまり、ユーザーが意志を持って操作
キー7を押した状態でエンタースイッチSW2 がオンと
されることになる。
【0028】図3に示すように、動作スイッチSW1
バッテリー4と電源ライン8の間に設けられおり、動作
スイッチSW1 がオンとされることによって各部に動作
電源が供給される。このため、ユーザーがリモートコマ
ンダー1を持って、指を操作キー7に置いた状態で、リ
モートコマンダー1は動作電源オン状態となることにな
る。
【0029】またエンタースイッチSW2 は、ユーザー
のエンター操作のためのものであり、エンタースイッチ
SW2 のオン/オフは制御部11によって判別される。
つまり、ユーザーがエンター操作のために操作キー7を
押すことにより、エンタースイッチSW2 がオンとさ
れ、制御部11はエンター操作がされたことを認識する
ことになる。エンター操作がされた場合は、制御部11
はROM11b又はRAM11cからエンターコマンド
となるデータを読み出し、それを送信データとして電波
送信部6に供給する。電波送信部6は制御部11から供
給された送信データ、つまりエンターコマンドデータに
ついて所定の変調処理及び送信増幅処理を行なって、ア
ンテナ12から送信出力することになり、外部の所定機
器に対してエンター情報が送信されることになる。
【0030】以上のように本実施例のリモートコマンダ
ー1からは、x,y方向の動作情報とエンター情報が外
部機器に対する入力情報として送信出力されることにな
るが、この送信出力のためのCPU11の処理は図7の
ようになる。
【0031】動作スイッチSW1 がオンとされ動作状態
にあるときは、CPU11はエンター操作の監視(F101)
と、x,y方向の動作情報の送信を行なう処理を繰り返
し実行している。つまり、ステップF101でエンター操作
が行なわれていないと判断された時点では、ステップF1
02,F103 に進み、その時点で得られている電圧値Ex,
Eyを送信情報として電波送信部6に供給し、x,y方
向の動作情報の送信を実行させる。
【0032】これにより、ユーザーが操作キー7に指を
添えた状態でリモートコマンダー1を持っている際に
は、常にx,y方向の動作情報の送信が行なわれること
になる。またエンター操作がされた場合には処理はステ
ップF104に進み、エンターコマンドとなるデータを電波
送信部6に供給し、エンター情報の送信を実行させる。
このエンター情報の送信動作は、ユーザーがエンター操
作を行なっている期間は継続して行なわれる (F105→F1
04) 。
【0033】なお、エンタースイッチSW2 がオフとな
りエンター操作が終了したら、ステップF106で設定され
た一定時間だけ待機し、その後ステップF102,F103 のル
ープに戻るようにしている。つまり、エンター操作が終
了してからの所定時間は、リモートコマンダー1の空間
内の変位があっても、x,y方向の動作情報の送信は行
なわれないことになる。
【0034】このような処理によりリモートコマンダー
1からは、エンター情報、x方向及びy方向の動作情報
が出力されることになるが、この場合、例えば対応する
装置側に図8のような構成の入力コマンド対応制御部を
設けることにより、多種類の操作が実行できるリモート
コントロールシステムが構築される。
【0035】図8において、受信部21はリモートコマ
ンダー1から電波で送信された入力情報を受信し、受信
情報を復調する。受信部21で受信復調された入力情報
は入力制御部22に供給される。入力制御部22はCP
U22a、ROM22b、RAM22c、クロック発振
器25を有するマイクロコンピュータによって形成さ
れ、入力情報に基づいて制御を行なう。さらにグラフィ
ックコントローラ23とグラフィックコントローラ23
からの所定のキャラクタ画像となる映像信号が供給され
た際に、それを表示できる表示部24が設けられる。表
示部24は例えばCRTモニタ装置として構成される。
なお、表示部24は、リモートコマンダー1に対応する
機器と一体に形成されてもよいし、または別体の装置と
して接続されるものであってもよい。
【0036】制御部22はグラフィックコントローラ2
3に対して、たとえば表示部24に図9のようなVTR
(ビデオテープレコーダ)、CDプレーヤ、テレビジョ
ン受像機等に対応した操作内容の表示及びポインタKの
表示を実行させる。そして、制御部22は、リモートコ
マンダー1から供給されたx方向,y方向の入力情報に
応じて、表示部24の画面上でポインタKを移動させ
る。なおx,y方向の入力情報としては、前述したよう
にリモートコマンダー1から、各時点の角速度に対応す
る電圧値Ex,Eyがそのまま送信されてくるものであ
るが、CPU22aは、入力された値Ex,Eyを積分
していき、変化量とすることで、リモートコマンダー1
の動きに応じてポインタKが移動するように制御できる
ことになる。
【0037】そして、ユーザーがリモートコマンダー1
を上下左右に振りながらポインタKを例えば図示するよ
うにVTRの再生ボタンに相当する画面上の位置に移動
させた際に操作キー7を押してエンター操作を行ない、
エンター情報が送信されたとする。CPU22aはエン
ター情報の入力を確認すると、この『VTR:再生』を
示すコマンドコードをROM22b又はRAM22cか
ら読み出し、送信部26に供給し、例えば赤外線信号に
よる変調信号として図示しないVTR装置に送信する。
又は、この図8の入力コマンド対応制御部がVTR装置
内に設けられている場合は、『VTR:再生』のコマン
ドコードを端子27から所定の動作制御部に供給して、
再生動作を実行させる。
【0038】即ち制御部22には、表示部24における
表示画面上の各種操作内容の表示領域と対応した座標デ
ータが保持されるとともに、実際のコマンドコードが記
憶されており、x,y入力情報に応じてポインタKを移
動させた際に、現在ポインタKによって指定されている
座標位置を把握している。そして、エンター情報が入力
されることによってその座標位置の指定が確定されたと
判断して、その座標位置に対応したコマンドコードとし
て保持しているコマンドコードを読み出し、送信部26
又は端子27に出力するようにされているものである。
【0039】従って、ユーザーは表示部24の画面をみ
ながらリモートコマンダーを上下左右に振ってポインタ
Kを移動させ、所要位置でエンター操作を行なうという
操作で各種機器に対する操作を行なうことができ、リモ
ートコマンダー1に対するキー操作は非常に簡便なもの
となる。またポインタKの動きはユーザーの手の動きに
連動したものとなるため、所謂ヒューマンインターフェ
ースに著しく優れた操作システムとなる。
【0040】そして本実施例のリモートコマンダー1で
は上述したように、操作キー7に軽く指を置くことによ
ってリモートコマンダー1が電源オン状態となるため、
リモートコマンダー1自体の電源操作のためのキーを別
に設ける必要はない。さらに操作キー7に軽く指を置く
という動作は、ユーザーがリモートコマンダー1を使用
する際に最も自然に行なう動作であり、つまりユーザー
にとってはあえて電源操作という意識をもつことはな
い。このため、ユーザーの使用感としては、このリモー
トコマンダー1は、操作を行ないたい場合のみにx,y
情報及びエンター情報を入力でき、また不要なときは情
報送信を行なわないものであるという認識を持てるほ
ど、使い勝手の良いものとなる。例えばリモートコマン
ダー1を持っていたとしても、ユーザーが操作を行なっ
ていない際は通常、指を操作キー7から離しているた
め、リモートコマンダー1はオフ状態となり、x,y情
報は送信されない。このため表示部24の画面上でむや
みにポインタKが移動してしまうという不都合もなくな
る。
【0041】また、ユーザーが操作キー7を押圧すると
いうエンター操作を行なった場合には、通常ユーザーの
手が或る程度動くことになる。つまりリモートコマンダ
ー1が多少空間内で変位し、x,y方向の変位を表わす
x,y情報が送信される可能性がある。ところが、エン
ター操作時にはx,y情報によってポインタKが移動し
てしまうことは不都合であり、誤操作にもつながってし
まう。そこで本実施例では図7のステップF106の処理に
よって、エンター操作後所定時間はx,y情報の送信ル
ーチンには入らないようにしており、これによってエン
ター操作直後のx,y情報の出力は禁止されることにな
る。このためエンター操作時にむやみにポインタKが移
動してしまうことはなくなり、より操作しやすいシステ
ムとすることができる。特にダブルクリックといわれる
ように、2回つづけてエンター操作を行う場合は、その
操作の間、ポインタKが移動されないことになるため、
より好適なものとなる。
【0042】以上実施例の入力装置となるリモートコマ
ンダー1について説明してきたが、本発明は実施例以外
にも各種変形例が考えられる。まず角速度センサを用い
たリモートコマンダーとしたが、角速度センサに代えて
加速度センサ、傾斜センサ、速度センサなど他の手段で
リモートコマンダー自体の移動を検出する構成も考えら
れる。また電波送信方式ではなく、赤外線を用いた送信
方式でも実現でき、さらに所定機器に有線接続されるリ
モートコマンダーとしても実現できる。
【0043】スイッチ部3の構造はもちろん例示した以
外に各種考えられる。例えば動作スイッチSW1 とエン
タースイッチSW2 としての構成が1つのスイッチ素子
内に形成されるようなものであってもよい。いづれにし
ても軽い加圧で動作スイッチSW1 がオンとされ、或る
程度強い加圧で動作スイッチSW1 とエンタースイッチ
SW2 の両方がオンとなる構造であればどのようなもの
でもよい。また図3では動作スイッチSW1 が直接電源
ライン8を開閉する構成としたが、制御部11によって
動作スイッチSW1 のオン/オフを検出し、それに応じ
て制御部11が電源供給系のスイッチの制御を行なう構
成としてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の入力装置
は、自身の運動に応じた位置指定情報とエンター情報を
所定機器に対して出力することができる入力装置におい
て、エンター操作と入力装置自身の電源操作を兼ねる操
作キーを設け、この操作キーの第1段階の加圧操作によ
り作動する第1のスイッチ手段と、操作キーの第2段階
の加圧操作により作動する第2のスイッチ手段を設けて
いる。そして電源回路手段は第1のスイッチ手段がオン
とされることにより動作電源供給状態とし、またエンタ
ー情報発生手段は第2のスイッチ手段がオンとされるこ
とによりエンター情報を発生させるようにしている。
【0045】これにより、ユーザーが操作キーに軽く指
を乗せた場合、つまり入力装置を持って操作を行なう意
志がある場合に入力装置を動作状態とすることができる
という効果がある。またそのままユーザーが操作キーを
押すことでエンター操作となりため、1つの操作キーで
必要な動作機能を設定できるという効果もある。また入
力装置を動作オフ状態にしたいときは、指を操作キーか
ら外せばよいのみとなる。そして操作キーが1つでよい
ことや、電源状態が殆ど無意識でコントロールできるこ
とで、非常に使用性のよいものとすることができる。
【0046】また、エンター情報が出力された後、所定
期間内は、位置指定情報が出力されないようにすること
で、エンター操作時の操作性、特にダブルクリック操作
の操作性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のリモートコマンダーの構造の
説明図である。
【図2】実施例のリモートコマンダーのスイッチ部の機
構の説明図である。
【図3】実施例のリモートコマンダーのブロック図であ
る。
【図4】実施例のリモートコマンダーの角速度センサの
動作の説明図である。
【図5】実施例のリモートコマンダーの角速度センサの
原理の説明図である。
【図6】実施例のリモートコマンダーの角速度センサの
出力電圧の説明図である。
【図7】実施例のリモートコマンダーの情報送信処理の
フローチャートである。
【図8】実施例のリモートコマンダーに対応する機器側
の構成のブロック図である。
【図9】実施例のリモートコマンダーを用いたシステム
における操作時の表示例の説明図である。
【符号の説明】
1 リモートコマンダー 2,2x,2y 角速度センサ 3 スイッチ部 4 バッテリー 5 基板 6 電波送信部 7 操作キー 11 制御部 36,37 リーフ状スイッチ 38 スイッチ素子 SW1 動作スイッチ SW2 エンタースイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の空間内の任意の移動運動もし
    くは装置本体に印加された運動について、その運動量を
    検出して位置指定情報を発生させる位置指定情報発生手
    段と、 操作キーと、 前記操作キーの第1段階の加圧操作により作動する第1
    のスイッチ手段と、 前記操作キーの第2段階の加圧操作により作動する第2
    のスイッチ手段と、 前記第1のスイッチ手段がオンとされることにより動作
    電源供給状態とする電源回路手段と、 前記第2のスイッチ手段がオンとされることによりエン
    ター操作が行なわれたと認識し、エンター情報を発生さ
    せるエンター情報発生手段と、 前記位置指定情報発生手段によって発生された位置指定
    情報、及び前記エンター情報発生手段によって発生され
    たエンター情報を、所定機器に対する入力情報として出
    力することができる送信手段と、 を備えて構成されることを特徴とする入力装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のスイッチ手段がオンとされ、
    前記送信手段によってエンター情報が出力された際に、
    前記第2のスイッチ手段がオフとされてから所定期間内
    は、前記位置指定情報発生手段によって発生された位置
    指定情報が前記送信手段から出力されないようにする位
    置指定情報出力停止手段を備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の入力装置。
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