JPH074390U - 電気製品などの個装箱 - Google Patents

電気製品などの個装箱

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JPH074390U
JPH074390U JP3400293U JP3400293U JPH074390U JP H074390 U JPH074390 U JP H074390U JP 3400293 U JP3400293 U JP 3400293U JP 3400293 U JP3400293 U JP 3400293U JP H074390 U JPH074390 U JP H074390U
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space
cosmetic
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packaging box
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弘紀 芳村
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アイワ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】原価を低減し環境的にも有利にする。 【構成】個装箱1は一枚の型紙を折り曲げて形成されて
いる。第1の空間18にはヘッドホンステレオなどの電
気製品が入っている第1の化粧箱が収納され、その上に
ある第2の空間19にはサービスで付ける例えばカセッ
トテープなどが入っている第2の化粧箱3や、取り扱い
説明書などが収納される。第2の化粧箱3は第1の化粧
箱2より小さくこれがぐらつかないように奥行方向の位
置規制は側部12から伸延部13を介して一体成形され
た位置規制部14によって行なわれている。位置規制部
14は上蓋15の切り抜き孔17から第2の空間19の
内部に挿入され、第1の化粧箱18に当接している。側
面側の位置規制は側部12の上部側に設けられた仕切り
部20によって行なわれている。本発明では発泡スチロ
ールなどを用いる必要がないので、原価低減が可能で環
境的にも有利である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ヘッドホンステレオや携帯用ラジオのような電気製品などの個装 箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばヘッドホンステレオなどの電気製品を販売する場合、サービスとしてカ セットテープやその他の物を付ける場合がある。この場合、電気製品本体を通常 用いている第1の化粧箱に入れると共に、サービス品をこれとは別の第2の化粧 箱に入れ、第1の化粧箱と第2の化粧箱を個装箱に収納して保管又は運搬するこ とがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、電気製品を入れる第1の化粧箱よりサービス品を入れる第2の化粧 箱の方が小さいのが普通である。したがって、第1の化粧箱を個装箱の下側に収 納しその上に第2の化粧箱を入れると、第2の化粧箱のまわりに隙間ができてし まうことになる。そのため、従来はその隙間に発泡スチロールなどの詰め物をし て、第2の化粧箱ががたつかないように位置規制しているのが普通であった。
【0004】 このように従来は、第2の化粧箱の位置規制用に発泡スチロールなどの詰め物 を用いていたので、作業工数が多くなり原価が増大する原因になっていた。また 、発泡スチロールは使用後の廃棄処理が面倒で場合によっては環境に悪影響を及 ぼすという面があった。
【0005】 そこでこの考案は、上述したような課題を解決したものであって、原価を低減 することが可能で、しかも環境面でも良好な電気製品などの個装箱を提案するも のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため本考案においては、ヘッドホンステレオや携帯用ラ ジオのような電気製品などを保管または搬送するための個装箱であって、電気製 品などを収納可能な第1の化粧箱を収納するための第1の空間が形成されると共 に、第1の化粧箱より小さく電気製品などの付属品を収納可能な第2の化粧箱を 収納するための第2の空間が第1の空間の上側に形成され、第1の空間及び第2 の空間を形成する側板部の上部側に位置規制部が設けられると共に、第2の空間 の上蓋に位置規制部を挿入する切り抜き孔が設けられ、位置規制部を上蓋の上方 から切り抜き孔を通して第2の空間内に挿入することにより、第2の化粧箱の位 置規制を行なうようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
図1において、ヘッドホンステレオなどの電気製品が入っている第1の化粧箱 2は、本体10の下側の第1の空間18に収納される。サービス品のカセットテ ープなどが入っている第2の化粧箱3は、第1の化粧箱2の上に収納される。第 2の化粧箱3は第1の化粧箱2より小さく、その奥行方向の位置規制は図2にも 示すように側部12の上部側に伸延部13を介して一体成形された位置規制部1 4によって行なわれる。また、側面側の位置規制は、位置規制部14の手前側に 設けられた仕切り部20によって行なわれる。
【0008】
【実施例】
続いて、この考案に係わる電気製品などの個装箱の一実施例について、図面を 参照して詳細に説明する。
【0009】 図1は本考案による電気製品などの個装箱1の構成を示す。この個装箱1は、 比較的厚手の1枚の型紙を折り曲げることによって形成されている。個装箱1の 本体10は底部11と、底部11の両側から立ち上がっている側部12と、図2 にも示すように側部12の奥側から幅Tだけ上部に伸延された伸延部13と、そ の先端に設けられた位置規制部14と、適宜な幅の上蓋15と、全体を被包する ためのカバー16とで構成されている。
【0010】 伸延部13は内側に折り曲げられて上蓋15の上側に配置され、その先端にあ る位置規制部14は更に折り曲げられて上蓋15の中間にある切り抜き孔17か ら本体10の内部に差し込まれている。
【0011】 この個装箱1の下側にある第1の空間18は、ヘッドホンステレオ(図示せず )などの電気製品を収納可能な第1の化粧箱2と略同一の大きさに形成されてお り、これによって第1の化粧箱2がしっかりと収納される。第1の空間18の上 側には第2の空間19が設けられ、ここには例えばサービス品として付属させる カセットテープ(図示せず)などを収納可能な第2の化粧箱3が収納される。
【0012】 第2の化粧箱3は第1の化粧箱2より小さいので、第2の化粧箱3の周囲には 隙間ができる。そこで、本例では次に説明するように第2の化粧箱を位置規制し てぐらつかないようにしている。
【0013】 すなわち、第2の空間19の奥行き側には図2に示すように適宜な幅Tの位置 規制部14が配置されており、これによって第2の化粧箱3が前後に動かないよ うに奥行方向の位置が規制されている。位置規制部14の下端部は第1の化粧箱 2の上側に当接しており、位置規制部14が安定して配置されている。
【0014】 また、第2の化粧箱3の側面側の位置規制は、側部12の上側で位置規制部1 4より手前側に設けられた仕切り部20によって行なわれる。仕切り部20は、 第2の化粧箱3の側面に合わせて折り曲げ成形されている。これによって、第2 の化粧箱3の前後方向及び左右方向の位置規制が行なわれて、運搬中でも第2の 化粧箱3がぐらつかないで収納されるようになる。
【0015】 図3〜図10は、個装箱1の組み立て手順を示す。なお、図中に破線で示すラ インは谷折りすることを示す。この個装箱1を組み立てる場合は、まず、図3に 示すように個装箱1を展開した状態で、第1の化粧箱2を底板11に沿って配置 する。
【0016】 次に、図4に示すように側部12と上蓋15が設けられている奥板部21を立 ち上げる。次に、図5に示すように位置規制部14を内側に折り曲げて、図6に 示すように上蓋15の切り抜き孔17から内側に差し込み、図7に示すように位 置規制部14を第1の化粧箱2に当接させる。また、仕切り部20を内側に折り 曲げる。
【0017】 位置規制部14を両側とも上蓋15の切り抜き孔17に差し込んで、仕切り部 20を両側とも内側に折り曲げると、図8に示すように第1の化粧箱2の上に第 2の空間19が形成されるので、ここに第2の化粧箱3を収納する。次に、図9 に示すように側部12の前方に設けられている前扉22を折り曲げて、互いの端 部を差し込むことにより閉蓋する。
【0018】 次に、図10に示すように、底部11の奥側に設けられている奥板部21と底 部11の正面側に設けられている正面板部23とを立ち上げて、正面板部23の 上部側にあるカバー16を第2の化粧箱3の上に被せる。そして、奥板部21の 上部にある係止片24をカバー16の係止孔25に差し込むことによって、カバ ー16及び正面板部23が固定され、図11に示すような形状に組み立てられる 。個装箱1の外表面には製造元の会社名や、その他PR事項などを印刷すること が可能である。なお、第2の空間19には取り扱い説明書などを入れることも可 能である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案は、ヘッドホンステレオや携帯用ラジオのような 電気製品を入れる第1の化粧箱と、その付属品などを入れる第2の化粧箱を収納 するための個装箱であって、第1の化粧箱より小さな第2の化粧箱の位置規制部 を個装箱の本体と一体的に設けたものである。
【0020】 したがって、本考案によれば第2の化粧箱を位置規制するために従来使用され ていた発砲スチロールなどを使用せずに、比較的厚手の1枚の紙だけで全体を形 成することが可能になるから、組立が容易で原価を低減することが可能になると 共に、環境面でも有利になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる電気製品などの個装箱1の構成
図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】個装箱1の組み立て手順(1/8)を説明する
図である。
【図4】個装箱1の組み立て手順(2/8)を説明する
図である。
【図5】個装箱1の組み立て手順(3/8)を説明する
図である。
【図6】個装箱1の組み立て手順(4/8)を説明する
図である。
【図7】個装箱1の組み立て手順(5/8)を説明する
図である。
【図8】個装箱1の組み立て手順(6/8)を説明する
図である。
【図9】個装箱1の組み立て手順(7/8)を説明する
図である。
【図10】個装箱1の組み立て手順(8/8)を説明す
る図である。
【図11】個装箱1の外観図である。
【符号の説明】
1 個装箱 2 第1の化粧箱 3 第2の化粧箱 11 底部 12 側部 13 伸延部 14 位置規制部 15 上蓋 16 カバー 17 切り抜き孔 18 第1の空間 19 第2の空間 20 仕切り部 21 奥板部 22 前扉 23 正面板部 24 係止片 25 係止孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドホンステレオや携帯用ラジオのよ
    うな電気製品などを保管または搬送するための個装箱で
    あって、 上記電気製品などを収納可能な第1の化粧箱を収納する
    ための第1の空間が形成されると共に、上記第1の化粧
    箱より小さく上記電気製品などの付属品を収納可能な第
    2の化粧箱を収納するための第2の空間が上記第1の空
    間の上側に形成され、 上記第1の空間及び第2の空間を形成する側板部の上部
    側に位置規制部が設けられると共に、上記第2の空間の
    上蓋に上記位置規制部を挿入する切り抜き孔が設けら
    れ、上記位置規制部を上記上蓋の上方から上記切り抜き
    孔を通して上記第2の空間内に挿入することにより、上
    記第2の化粧箱の位置規制を行なうようにしたことを特
    徴とする電気製品などの個装箱。
JP1993034002U 1993-06-23 1993-06-23 電気製品などの個装箱 Expired - Fee Related JP2595233Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107646A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Toppan Printing Co Ltd 化粧箱及びこれに用いるブランク
JP2015101354A (ja) * 2013-11-22 2015-06-04 王子ホールディングス株式会社 包装ケース

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