JPH07242232A - 化粧箱 - Google Patents

化粧箱

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Publication number
JPH07242232A
JPH07242232A JP3580894A JP3580894A JPH07242232A JP H07242232 A JPH07242232 A JP H07242232A JP 3580894 A JP3580894 A JP 3580894A JP 3580894 A JP3580894 A JP 3580894A JP H07242232 A JPH07242232 A JP H07242232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
side plate
article
plate part
box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3580894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Shimazaki
行弘 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP3580894A priority Critical patent/JPH07242232A/ja
Publication of JPH07242232A publication Critical patent/JPH07242232A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気製品などを収納する化粧箱の原価を低減
し、環境的にも有利にする。 【構成】化粧箱10に収納された携帯電話Dの側方に側
板部20が配置されている。側板部20は上板部18の
開口19の周囲を内側に弾性的に折り曲げることによっ
て形成されている。側板部20には上方への復元力Fが
作用し、これによって、携帯電話Dが位置規制されてい
る。したがって、携帯電話Dなどの物品の大きさが異な
っても、側板部20で確実に位置規制されるから、搬送
時に位置ずれがなく取り扱いが容易になる。この化粧箱
10は1枚の型紙を折り曲げて組み立てることが可能で
あり、従来のように発泡スチロールを使用する必要がな
く、また、組立が容易で原価低減が可能になると共に環
境面でも有利になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯電話のような電
気製品などを収納する化粧箱に関し、特に一枚の型紙を
折り曲げて組み立て可能な化粧箱に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図11に示すように、携帯電話D
などの電気製品は製造後、発泡スチロールのパッケージ
1に入れ、これを更に化粧箱10などに入れて保管また
は搬送するのが普通である。パッケージ1はパッケージ
蓋2とパッケージ本体3とで構成され、衝撃が加わって
も内部の携帯電話Dや付属品Kが損傷しないようにかな
り厚く成形されている。これによって、パッケージ1を
搬送中に衝撃が加わっても内部の物品が保護されると共
に、化粧箱10に製造元の名称や各種のPR事項などを
記入することによって宣伝効果を上げるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、電
気製品などを発泡スチロールのパッケージ1に入れ、更
にこのパッケージ1を化粧箱10に入れているので、材
料費が嵩むと共に作業工数が多くなり原価が増大する原
因になっていた。また、発泡スチロールのパッケージ1
は使用後の廃棄処理が面倒で場合によっては環境に悪影
響を及ぼすという面があった。更に、化粧箱10は複数
の部分に分けてそれぞれ別個に製作し、これを糊付けし
て組立てているのが普通であり、これも作業工数の増大
を招きコストアップの原因になっていた。
【0004】そこでこの発明は、上述したような課題を
解決したものであって、内部に収納された物品を確実に
保護すると共に原価を低減することが可能で、その上環
境面でも良好な化粧箱を提案するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め本発明においては、物品を保管または搬送するための
化粧箱であって、物品を載置する底板部と、底板部に立
設された外側板部と、外側板部の上端から内側に設けら
れた上板部と、上板部の内端から下側に向けて弾性的に
折り曲げられた側板部とを有し、側板部の復元力で物品
が位置規制されると共に、側板部と外側板部との間に緩
衝用空間が形成されるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0006】
【作用】図1に示すように、化粧箱10に収納された携
帯電話Dの側方に側板部20が配置されている。側板部
20は上板部18の開口19の周囲を内側に弾性的に折
り曲げることによって形成されている。側板部20には
上方への復元力Fが作用し、これによって、携帯電話D
が位置規制されている。したがって、携帯電話Dなどの
物品の大きさが異なっても、側板部20で確実に位置規
制されるから、搬送時に位置ずれがなく取り扱いが容易
になる。
【0007】この化粧箱10は図2に示すように1枚の
型紙30を折り曲げて組み立てることが可能であり、従
来のように発泡スチロールを使用する必要がなく、ま
た、組立が容易で原価低減が可能になると共に環境面で
も有利になる。
【0008】
【実施例】続いて、この発明に係わる化粧箱の一実施例
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は本発明による化粧箱10の構成を示
す。この化粧箱10は、例えば携帯電話Dなどを保管或
いは搬送するために用いられるもので、後述のように比
較的厚手の1枚の型紙30(図2)を折り曲げて組み立
てることによって形成されている。化粧箱10は、携帯
電話Dを載置するため矩形状の底板部11が設けられ、
その両側に外側板部12が立設されている。一方の外側
板部12の上端から内側に向けて天板部13が設けら
れ、これが内部に収納された取扱説明書Tの上側を全体
的に覆っている。
【0010】また、もう一方の外側板部12の上端から
内側に向けて上蓋14が設けられ、これが天板部13の
上側に配置されている。上蓋14の先端には係止部15
が設けられ、これが天板部13の根元に設けられた係止
溝16から内部に差し込まれている。これによって、上
蓋14が不用意に開蓋されないようになっている。
【0011】底板部11の前端には前板部17が立設さ
れ、その上端から内側に向けて上板部18が設けられて
いる。上板部18には携帯電話Dなどを挿入するための
開口19が設けられている。そして、開口19の周縁部
には上板部18から下向きに弾性的に折り曲げられた側
板部20が設けられている。
【0012】側板部20は底板部11との間に僅かの隙
間ができるような長さに形成されており、上方への復元
力Fによって常時内側に付勢されている。そして、この
復元力Fが側板部20の内側に収納された携帯電話Dに
作用して携帯電話Dが位置規制され、これによって、携
帯電話Dがぐらつかないようになっている。
【0013】上板部18の側端から下側に向けて外側板
部12又は係止部15に当接する当接部21が設けら
れ、その下端から内側に向けて底板部11に当接する下
板部22が設けられている。このように当接部21と下
板部22が外側板部12、係止部15及び底板部11に
当接することによって側板部20が位置規制され、携帯
電話Dが安定良く収納される。また、側板部20と外側
板部12とが適宜な間隔をあけて配置されており、その
間の空間が携帯電話Dを保護するための緩衝用空間23
となっている。更に、上板部18と天板部13との間に
も適宜な空間が設けられ、ここに携帯電話Dの上側を保
護する緩衝材となる取扱説明書Tが収納されている。
【0014】さて、図2は化粧箱10の型紙30の展開
図を示す。この型紙30は比較的厚手の一枚の紙で形成
されている。なお、図中の実線の折れ線は谷折りを示
し、破線の折れ線は山折りを示す。また、斜線部は抜き
孔を示す。同図に示すように型紙30の中央部には矩形
の底板部11が設けられ、その両側に外側板部12が設
けられている。図中左側の外側板部12の外側には、上
蓋14と係止部15が順に設けられている。また、右側
の外側板部12の外側には天板部13が設けられ、その
上下に外前板部32と外後板部31が設けられている。
外前板部32と外後板部31には係止部33が設けられ
ている。天板部13の根元には係止溝16が設けられて
いる。
【0015】底板部11の図中下側には前板部17が設
けられ、その外側に上板部18、後板部34、糊付け部
35が設けられている。前板部17の両側には舌片36
が設けられている。上板部18の中央部には抜き孔18
Aが設けられ、その周辺に複数の側板部20が設けられ
ている。これらの側板部20を紙面に対して上側に折り
曲げることによって開口19が形成される。
【0016】また、上板部18の左下側には、乾電池K
の収納部を形成するための支持部37が設けられてい
る。上板部18の上下端には、係止溝38が設けられて
いる。上板部18の両側には当接部21と下板部22が
設けられ、当接部21には分解時に指を掛けるための抜
き孔39が設けられている。更に、後板部34の両側に
も舌片36が設けられている。
【0017】この型紙30を折り曲げて化粧箱10を組
み立てる場合は、先ず、図3に示すように前板部17を
立ち上げ、その外側にある上板部18、後板部34、糊
付け部35をそれぞれ内側に直角に折り曲げる。次に、
図4に示すように糊付け部35を底板部11に糊付け
し、前板部17及び後板部34の両側にある舌片36を
内側に直角に折り曲げる。次に、図5に示すように上板
部18の両側にある当接部21を下側に折り曲げ、更に
下板部22を内側に折り曲げて舌片36の下側に差し込
む。これで、下板部22が係止されて当接部21が所定
の位置に配置される。
【0018】次に、図6に示すように上板部18の中央
部にある複数の側板部20を弾性的に内側に折り曲げ
る。この場合、側板部20を例えば45度程度の角度ま
で内側に折り曲げればよい。そして、側板部20を内側
に押し込むようにして携帯電話Dを開口19から挿入す
る。これで、携帯電話Dの前後にも側板部20と前板部
17又は後板部34との間の緩衝用空間が形成される。
また、上板部18の隅にある支持部37を押し込むよう
にして乾電池Kを収納部に挿入する。
【0019】次に、図7に示すように取扱説明書Tを上
板部18の上に載置し、その後、図8に示すように底板
部11の両側にある外側板部12を立ち上げ、天板部1
3を内側に折り曲げて取扱説明書Tの上側に被せる。こ
のとき、天板部13の両側にある外後板部31と外前板
部32を下側に折り曲げて係止部33を上板部18の係
止溝38に挿入する。これで、天板部13が所定の位置
に配置されて不用意に開かないようになる。
【0020】次に、図9に示すようにもう一方の外側板
部12を立ち上げ、上蓋14を内側に折り曲げて天板部
13の上側に被せた状態で係止部15を天板部13の係
止溝16に差し込む。これによって、上蓋14が不用意
に開蓋されない状態で化粧箱10の組立が完成する。こ
の化粧箱10では、内部に収納された携帯電話Dが側板
部20の上方への復元力Fによって位置規制されるの
で、搬送時にぐらつくことがなく取扱が容易になる。ま
た、化粧箱10の外表面には会社名や収納されている製
品、ここでは携帯電話DのPR事項などを印刷すること
が可能である。
【0021】携帯電話Dなど内部に収納する物品の高さ
H1が上板部18の高さH2より相当低い場合は、図1
0に示すように補助箱40を使用すると良い。この補助
箱40は物品を載置する横辺部41と、その周辺に立設
された縦辺部42からなり、縦辺部42の上端が上板部
18より上側に出るように形成されている。例えば、搬
送中に化粧箱10が傾いた場合でも、携帯電話Dの荷重
は補助箱40の縦辺部41に掛かり、この縦辺部41は
上板部18で押さえられるので、携帯電話Dが側板部2
0を押し込んで位置ずれするようなことがなくなる。
【0022】なお、上述の実施例では、携帯電話Dの化
粧箱10に本発明を適用した場合について説明したが、
本発明はこれに限らずヘッドホンステレオなどの電気製
品やその他各種の物品を収納する化粧箱に適用すること
が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、物品を
保管または搬送するための化粧箱であって、物品を載置
する底板部と、底板部に立設された外側板部と、外側板
部の上端から内側に設けられた上板部と、上板部の内端
から下側に向けて弾性的に折り曲げられた側板部とを有
し、側板部の復元力で物品が位置規制されると共に、側
板部と外側板部との間に緩衝用空間が形成されるように
したものである。
【0024】したがって、本発明によれば電気製品など
を保護するために従来使用されていた発泡スチロールな
どを使用せずに、比較的厚手の1枚の紙だけで全体を形
成することが可能であり、また、折り曲げられた側板部
の復元力で物品の位置規制をするので、物品の大きさが
異なっても側板部で確実に位置規制することが可能にな
る。更に、組立が容易で原価を低減することが可能にな
ると共に、環境面でも有利になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる化粧箱10の構成図である。
【図2】化粧箱10の平面展開図である。
【図3】化粧箱10の組立手順(1/7)を示す図であ
る。
【図4】化粧箱10の組立手順(2/7)を示す図であ
る。
【図5】化粧箱10の組立手順(3/7)を示す図であ
る。
【図6】化粧箱10の組立手順(4/7)を示す図であ
る。
【図7】化粧箱10の組立手順(5/7)を示す図であ
る。
【図8】化粧箱10の組立手順(6/7)を示す図であ
る。
【図9】化粧箱10の組立手順(7/7)を示す図であ
る。
【図10】別の実施例の構成図である。
【図11】従来の電気製品などのケースを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 発泡スチロールのパッケージ 2 パッケージ蓋 3 パッケージ本体 10 化粧箱 11 底板部 12 外側板部 14 上蓋 18 上板部 19 開口 20 側板部 21 当接部 22 下板部 D 携帯電話

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を保管または搬送するための化粧箱
    であって、 上記物品を載置する底板部と、 上記底板部に立設された外側板部と、 上記外側板部の上端から内側に設けられた上板部と、 上記上板部の内端から下側に向けて弾性的に折り曲げら
    れた側板部とを有し、上記側板部の復元力で上記物品が
    位置規制されると共に、上記側板部と上記外側板部との
    間に緩衝用空間が形成されるようにしたことを特徴とす
    る化粧箱。
  2. 【請求項2】 上記側板部の内側に上記物品を収納する
    補助箱が配置され、上記補助箱の底辺部の両側に立設さ
    れた縦辺部が上記上板部より上側に出る高さに形成さ
    れ、上記補助箱が上記側板部の復元力で位置規制される
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の化粧箱。
JP3580894A 1994-03-07 1994-03-07 化粧箱 Pending JPH07242232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3580894A JPH07242232A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 化粧箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3580894A JPH07242232A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 化粧箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07242232A true JPH07242232A (ja) 1995-09-19

Family

ID=12452235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3580894A Pending JPH07242232A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 化粧箱

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JP (1) JPH07242232A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107646A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Toppan Printing Co Ltd 化粧箱及びこれに用いるブランク

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013107646A (ja) * 2011-11-17 2013-06-06 Toppan Printing Co Ltd 化粧箱及びこれに用いるブランク

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