JPH0743897Y2 - フットスイッチ - Google Patents

フットスイッチ

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JPH0743897Y2
JPH0743897Y2 JP5512691U JP5512691U JPH0743897Y2 JP H0743897 Y2 JPH0743897 Y2 JP H0743897Y2 JP 5512691 U JP5512691 U JP 5512691U JP 5512691 U JP5512691 U JP 5512691U JP H0743897 Y2 JPH0743897 Y2 JP H0743897Y2
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JP
Japan
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pedal
foot
sub
switch
foot pedal
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JP5512691U
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Inventor
武司 守田
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国際電業株式会社
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Publication date
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は足等によって操作するフ
ットスイッチに関し、特に誤動作を防止するためのいわ
ゆるインタロック機構を備えたフットスイッチに関す
る。
【0002】
【従来の技術】フットスイッチは作業性がよいため、各
種産業機器の操作スイッチとして広く用いられている。
そして、スイッチの誤動作を防止するため従来より、例
えば米国特許NO.3,759,115に開示されてい
るように、二以上の操作を複合させて初めてスイッチが
動作するいわゆるインタロック機構を備えたフットスイ
ッチが提案されている。
【0003】この種のフットスイッチは図9に示すよう
に、ばねで上方に付勢されているフットペダル201
と、ばねで手前側(フットペダル201の先端側)に付
勢されているサブペダル203とを備えている。サブペ
ダル203の非操作状態では、図9(a)に示すよう
に、フットペダル201の後端部205がサブペダル2
03に設けられた係合溝207にはまっており、フット
ペダル201のみ下方に揺動させようとしても移動しな
いようにされている。
【0004】一方、スイッチを入れる際には、サブペダ
ル203をばねに抗して前方に押し、フットペダル20
1の後端部205とサブペダル203の係合溝207と
が係合しない状態にする。そして図9(b)に示すよう
に、その状態を維持したままフットペダル201を下方
に揺動させると、その下方への揺動に連動してスイッチ
が入る。このように、サブペダル203を前方に押した
後フットペダル201を下方に移動させるという二段階
の操作を行って初めてスイッチを入れるようにして、誤
動作を防止するようにされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、従来のフットスイッチでは、図9(a)に示
すように、まずサブペダル203をばねに抗して前方に
押し、フットペダルの後端部207とサブペダル203
の係合溝207との係合を確実に外した後でなければフ
ットペダル201を下方に移動させることができない。
【0006】そのため、例えば使用者が足209の爪先
でサブペダル203を前方に動かした後、サブペダル2
03に当接している爪先の位置をそのままにして、爪先
以外の部分でフットペダル201を下方に移動させなけ
ればならず、時間当りの操作回数が多い場合には疲労感
が強く連続使用に不向きである。
【0007】しかも、最初にサブペダル203をばねに
抗して前方に押すため、その付勢力で装置自体が前方に
移動してしまう可能性がある。そうならないためには、
装置を床に固定したり、装置自体の重量を大きくしたり
する必要がある。床に固定したり装置の重量を大きくす
ると、使用状況に応じて装置自体を容易に移動させるこ
とができない等の不都合が生じてしまう。
【0008】また、足209でフットペダル201を踏
みつけて装置自体が移動しないようにしながらサブペダ
ル203を押すことも考えられるが、フットペダル20
1を下方に付勢していると、今度はフットペダル201
とサブペダル203との係合が外れ難くなってしまう。
【0009】そこで本考案は上記の課題を解決すること
を目的とし、スイッチの誤動作を防止するインタロック
機構を持ちながら、操作性の良いフットスイッチを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本考案は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち第1考案は、ベース上に設けられ、一端
を支承されたフットペダルを足等で付勢して下方に揺動
させることによりスイッチを操作可能なフットスイッチ
において、前記フットペダルに設けられた支承軸と、該
支承軸に揺動自在、かつ前記フットペダルの上下に両端
が位置するように取り付けられたサブペダルとを備え、
該サブペダルの非操作時には、その下端が前記ベースに
当接して前記フットペダルの下方への移動を規制し、前
記サブペダルの上端付近が前記足等で付勢操作される
と、前記サブペダルが揺動して前記下端がフットペダル
側に近づくことにより、前記フットペダルの下方への移
動規制が解除されるよう構成したことを特徴とするフッ
トスイッチの構成がそれである。
【0011】また、第2考案は、第1考案のフットスイ
ッチにおいて、サブペダルの下端に、支承軸から等距離
の円弧状に形成され、サブペダルの非操作時及びその上
端付近が足等で所定角度付勢操作されるまでは、サブペ
ダルが揺動してもベースに当接してフットペダルの下方
への移動を規制する円弧状部を設けた構成である。
【0012】
【作用】前記構成を有する第1考案のフットスイッチ
は、サブペダルの非操作時には、フットペダルを下方に
揺動させようとする付勢力が働いても、サブペダルの下
端がベースに当接してフットペダルの下方への移動を規
制するため、スイッチの誤動作を回避することができ
る。
【0013】一方、スイッチを操作させる際には、例え
ば使用者が爪先でサブペダルの上端付近を押しながら足
の裏でフットペダルを下方に付勢する。すると、サブペ
ダルが揺動してその下端がフットペダル側に近づくこと
により、フットペダルは下方への移動規制が解除されて
下方に揺動する。そして、サブペダルの下端をフットペ
ダル側により近づけるに従い、フットペダルはより下方
へ移動可能となり、フットペダルの下方への移動により
スイッチが操作される。このようにサブペダルとフット
ペダルとをほぼ同時に踏み込むように付勢することでス
イッチ操作ができ、操作性が非常に良い。
【0014】また、第2考案のフットペダルは、サブペ
ダルの非操作時はもちろん、使用者が踏み込んでも所定
角度付勢操作されるまでは、サブペダルが揺動してもベ
ースに当接してフットペダルの下方への移動を規制す
る。そして、サブペダルを所定角度以上踏み込むと、円
弧状部がベースに当接しなくなり、フットペダルは下方
への移動規制が解除されて下方に揺動する。
【0015】このため、例えば予め操作のためにサブペ
ダルに足をのせていた場合、無意識にサブペダルを付勢
してしまっても所定角度揺動するまでは、フットペダル
は移動せずスイッチの誤動作を確実に防止できる。それ
でいながら、スイッチを操作しようとする際は、足で所
定角度サブペダルを倒した後、そのままサブペダルとフ
ットペダルとをほぼ同時に踏み込むように付勢すること
でスイッチ操作ができ、操作性が非常に良い。
【0016】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図1は、第1考案の一実施例であるフットス
イッチ1の一部破断斜視図、図2は同じくそのA−A断
面図である。なお、図2の一部は本考案に係る要部では
ないので断面にせずそのままにしてある。図示するよう
に、本実施例のフットスイッチ1は、ベース3、ベース
3を覆うように設けられた保護カバー5、フットペダル
21、サブペダル23を備えている。
【0017】ベース3は、平板状の底板11と、その底
板11に一体的に設けられ上方に開口した筺体部13と
を備えている。そして、この筺体部13には自動復帰型
のマイクロスイッチ14が内蔵されており、そのマイク
ロスイッチ14をオン・オフ操作するための操作竿15
が下方に延出している。
【0018】また、この筺体部13を貫通し、その両端
が筺体部13の外部に突出するシャフト17が、筺体部
13に回動自在に支承されている。そして、このシャフ
ト17には作動板19が取り付けられており、シャフト
17の回動で作動板19が上方に揺動することにより、
操作竿15を上方に移動させることができるように構成
されている。
【0019】従って、この操作竿15を上方に移動させ
ることにより、マイクロスイッチ14はオンあるいはオ
フ状態に操作される。フットペダル21は略長方形状の
踏み板部25を備えており、その一辺において、両側か
らサイドアーム27が一体的に延出されている。このサ
イドアーム27は、前述した筺体部13の外部に突出し
ている、シャフト17の両端にそれぞれ固定されてお
り、シャフト17を軸として揺動自在にされている。そ
して、フットペダル21を下方に踏み込むと、前述した
作動板19は上方に揺動するようにされている。
【0020】フットペダル21と底板11との間にはス
プリング29が介装されており、フットペダル21を上
方に付勢している。そして、フットペダル21はスプリ
ング29に付勢されて上方に揺動させられた際、サイド
アーム27の一部が、底板11に設けられた第1突起3
1(図1では一方のみ図示する。)に当接して所定位置
より下方には揺動しないようにされている。そのため、
足等でフットペダル21を下方に踏み込む等の操作を行
わない場合には、踏み板部25がほぼ底板11と平行な
状態で保たれる。
【0021】一方、フットペダル21を下方に踏み込ん
だ際には、フットペダル21が底板11より上方に突出
した第2突起33に当接して所定位置より下方には揺動
しないようにされている。フットペダル21の中央より
やや手前側の下方には、支承軸35が固定されている。
この支承軸35はフットペダル21の両端よりも飛び出
しており、その支承軸35の両端には、対向する2つの
側板41が回動自在に支承されている。
【0022】また、それら2つの側板41の一端同士を
架け渡すように略コの字状のペダル板部43が設けられ
ている。一方、側板41の他端同士を架け渡すようにロ
ーラ軸45が設けられており、ローラ軸45の両端付近
にはローラ47が回動自在に設けられている。そして、
ペダル板部43がフットペダル21の上方に位置し、ロ
ーラ軸45及びローラ47がフットペダル21の下方に
位置するようにされている。本実施例では、側板41、
ペダル板部43、ローラ軸45、ローラ47によりサブ
ペダル23が構成されている。
【0023】さらに、図2に示すように、支承軸35に
は捻りばね51が取り付けられており、その一端は踏み
板部25の下面に当接し、他端はローラ軸45に当接し
ている。そして、捻りばね51により図2の矢印B方向
に付勢されるローラ47は、底板11に設けられたゴム
製のストッパ(図2では一方のみ図示する。)53に当
接して所定位置より筺体部13側には移動しないように
されている。
【0024】この所定位置は、本実施例では支承軸35
とローラ軸45とを結ぶ線が底板11とほぼ直交する位
置に設定されている。そして、支承軸35とローラ軸4
5とを結ぶ線が底板11とほぼ直交した際のフットペダ
ル21の踏み板部25とローラ47の下端との距離が、
フットペダル21のサイドアーム27が第1突起31に
当接して踏み板部25が底板11とほぼ平行に保たれた
際の踏み板部25と底板11との距離にほぼ等しくなる
よう、ローラ47の位置が決められている。
【0025】そのため、フットペダル21及びサブペダ
ル23を操作しないときには、ローラ47がストッパ5
3と底板11とに当接したと見なし得る状態となる。保
護カバー5は、筺体部13にねじ止めされており、上方
が開口した筺体部13に蓋をして防塵及び保護の役割を
果たす。さらに保護カバー5は、開口部から足等を差入
れてフットペダル21やサブペダル23の操作が可能な
空間を有しながら、それら両ペダル21,23の上下左
右を覆うように延出しており、落下物等によるフットペ
ダル21やサブペダル23の誤動作が生じないようにさ
れている。
【0026】次に、上記のように構成された本実施例の
フットスイッチ1の作動について説明する。フットスイ
ッチ1は、通常底板11を工場等の床に接するように載
置されて使用する。上述したようにサブペダル23が操
作されない場合には、サブペダル23の下端にあるロー
ラ47が底板11に当接している。そして、フットペダ
ル21を下方に揺動させようとする力が働いても、支承
軸35、側板41、ローラ軸45を介してローラ47に
加わる力の方向は底板11とほぼ直交しており、フット
ペダル21の下方への移動は規制される。そのため、誤
ってフットペダル21に触れて下方に付勢してしまって
も、マイクロスイッチ14の誤動作を回避することがで
きる。
【0027】また、マイクロスイッチ14を操作させる
際には、例えば図3に示すように、使用者が足100の
爪先で、サブペダル23のペダル板部43を前方に押し
ながら、足100の裏でフットペダル21の踏み板部2
5を下方に踏み込む。すると、サブペダル23の支承軸
35周りの揺動により、ペダル板部43は図3の矢印C
方向に揺動し、一方、ローラ47は図2の矢印D方向に
揺動して踏み板部25に近づく。
【0028】ローラ47が踏み板部25に近づくことに
より、フットペダル21は下方への移動規制が解除され
て下方に揺動可能となる。この際、踏み板部25は足1
00により下方に付勢されているため、ローラ47が少
しでも矢印D方向に揺動してフットペダル21側に近づ
けば、踏み板部25は下方に移動する。
【0029】そして、ペダル板部43を前方に押してロ
ーラ47を踏み板部25に近づけていくに従い、踏み板
部25はより下方へ移動可能となり、踏み板部25も足
100で下方に付勢されているので、ローラ47の移動
に伴って踏み板部25は下方に移動していく。
【0030】この際の動作は、実際には、サブペダル2
3の支承軸35周りの揺動により、ローラ47が底板1
1上を回転しながら手前側に移動し、それに伴って、踏
み板部25が底板に近づいていく。もちろん、最初に足
100の爪先でサブペダル23のペダル板部43だけを
前方に押し、ローラ47を底板11から矢印D方向に揺
動させて踏み板部25に当接するぐらいに近づけてから
踏み板部25を下方に移動させることもできる。
【0031】しかし、完全に二段階の操作にする必要が
なく、足100をペダル板部43と踏み板部25との両
方に当てて、図3の矢印F方向に踏み込めば同時に両方
を移動させることができ、操作性が非常によい。そし
て、踏み板部25が下方に移動すると、サイドアーム2
7を介してシャフト17が回動し、筺体部13内の作動
板19が上方に揺動する。上方へ揺動した作動板19は
操作竿15を上方に移動させて、マイクロスイッチ14
をオンあるいはオフ状態に操作する。
【0032】このように、サブペダル23が操作されな
い場合におけるフットペダル21の下方への移動規制が
可能なマイクロスイッチ14の誤動作を防止する機構を
持ちながら、操作時には、サブペダル23とフットペダ
ル21とをほぼ同時に踏み込むように付勢する一段階の
操作でスイッチ操作ができ、操作性が非常に良い。その
ため、時間当りの操作回数が多い場合でも疲労感が少な
く連続使用に適している。
【0033】さらに、図3の矢印F方向に付勢して操作
ができるので、その付勢力の下方への成分により底板1
1は載置されている床等に押し付けられ、フットスイッ
チ1自体が前方に移動し難くなる。そのため、フットス
イッチ1をその都度床に固定したり、フットスイッチ1
自体の重量を必要以上に大きくしたりする必要がなく、
使用状況に応じてフットスイッチ1自体を移動させたい
場合においても都合がよい。
【0034】また、上記付勢力の下方への成分によりロ
ーラ47が底板11に付勢されていても、ローラ47は
ローラ軸45周りを回動自在なので、操作時に突っかか
り等ぎごちない動きがなく、スムーズに作動する。な
お、例えば、図4に示すように、側板41に2つの円の
一部同士を重ねたような繭型をしたローラ軸支持孔11
0を設ける。このローラ軸支持孔110の一方の円を構
成する部分は側板41の中心線CL上に位置し、他方の
円を構成する部分は中心線CLからストッパ53側にず
れて位置するように形成されている。
【0035】そして、図4(a)に示すように、ローラ
軸支持孔110の中心線CL上に位置する側でローラ軸
45を支持すると、側板41は底板11に直交するよう
に配置される。一方、図4(b)に示すように、中心線
CL上からずれた側でローラ軸45を支持すると、側板
41は踏み込む足100に対して前方に少し傾斜して配
置される。このように、非操作時のサブペダル23の前
傾度合を調節することにより、足100で踏み込み始め
る際の力の掛け具合いを調節することも可能である。
【0036】次に第2考案に付いて説明する。図5は第
2考案の一実施例であるフットスイッチ101の一部破
断側面図である。第1考案と同様の部分は同じ番号で示
す。フットペダル21には、第1考案と同様の支承軸3
5が固定されており、支承軸35の両端には、対向する
2つの側板103(図5では一方のみ図示する。)が回
動自在に支承されている。
【0037】この2つの側板103の一端同士は第1考
案同様略コの字状のペダル板部43が架け渡されてお
り、一方、側板103の他端同士を架け渡すように係止
用シャフト105が設けられている。支承軸35に取り
付けられた捻りばね51の一端はフットペダル21の踏
み板部25の下面に当接し、他端は係止用シャフト10
5に当接している。そして、捻りばね51により図5の
矢印K方向に付勢される係止用シャフト105は、底板
11に設けられたゴム製のストッパ53に当接して所定
位置より筺体部13側には移動しないようにされてい
る。
【0038】この所定位置は、本実施例ではペダル板部
43が底板11とほぼ直交する位置に設定されている。
また、図5に示すように、側板103の下端には、支承
軸35から等距離の円弧状に形成された円弧状部107
が設けられている。本実施例では、係止用シャフト10
5がストッパ53に当接して、ペダル板部43が底板1
1とほぼ直交する位置にあるときに、その最下端から筺
体13側に約60度、円弧状に当り面108が存在する
ように円弧状部107が構成されている。
【0039】さらに、図5、図6に示すように、底板1
1には、底板11の両端よりも飛び出すようにストッパ
台109が設けられ、支承軸35からストッパ台109
までの距離と支承軸35から円弧状部107の当り面1
08までの距離とは等しくされている。
【0040】そのため、フットペダル21及びサブペダ
ル23を操作しないときには、円弧状部107の当り面
108がストッパ台109に当接したと見なし得る状態
となる。次に、上記のように構成された第2考案の実施
例のフットスイッチ101の作動について説明する。
【0041】上述したようにサブペダル23が操作され
ない場合には、サブペダル23の下端にある円弧状部1
07の当り面108がストッパ台109に当接してい
る。そして、フットペダル21を下方に揺動させようと
する力が働いても、支承軸35、側板41を介して円弧
状部107に加わる力の方向はストッパ台109とほぼ
直交しており、フットペダル21の下方への移動は規制
される。
【0042】また、サブペダル23の非操作時はもちろ
ん、図7に示すように、使用者がサブペダル23を踏み
込んでも、所定角度(本実施例では約60度)揺動され
るまでは円弧状部107の当り面108はストッパ台1
09上を摺動し、図7に実線で示すように当り面108
のどこか一部がストッパ台109に当接しており、フッ
トペダル21の下方への移動を規制する。
【0043】そして、サブペダル23を所定角度以上踏
み込み、図7の点線で示す状態に成ったときに初めて当
り面108がストッパ台109に当接しなくなり、フッ
トペダル21は下方への移動規制が解除されて下方に揺
動可能となる。このため、例えば予め操作をすばやくす
るために、サブペダル23に足をのせていた場合、誤っ
てフットペダル21に触れて下方に付勢してしまった
り、無意識にサブペダル23を付勢してしまってもサブ
ペダル23が所定角度(本実施例では約60度)揺動す
るまでは、フットペダル21は移動せずスイッチの誤動
作を確実に防止できる。
【0044】それでいながら、スイッチを操作しようと
する際は、足で所定角度サブペダル23を倒した後、そ
のままサブペダル23とフットペダル21とをほぼ同時
に踏み込むように付勢することで、第1考案と同様にス
イッチ操作ができ、操作性が非常に良い。
【0045】なお、上記第2考案の実施例では、サブペ
ダル23が踏み込まれると、円弧状部107の当り面1
08がストッパ台109と摺動し、所定角度揺動される
までは当り面108がストッパ台109に当接して下方
への移動が規制されているが、例えば、図8(a),
(b)に示すように、底板11に固定された回転軸11
1に回動自在に取り付けられたストッパローラ113を
設けて同様の作用をさせてもよい。
【0046】この場合には、サブペダル23が踏み込ま
れて円弧状部107が所定角度揺動される際、ストッパ
ローラ113が回転しながら当り面108と当接するた
め、サブペダル23の操作時に突っかかり等ぎごちない
動きがなく、よりスムーズに作動する。
【0047】以上本考案はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0048】
【考案の効果】以上詳述したように第1考案のフットス
イッチは、サブペダルが操作されない場合におけるフッ
トペダルの下方への移動規制が可能で、スイッチの誤動
作を防止するインタロック機構を持ちながら、操作時に
は、サブペダルとフットペダルとをほぼ同時に付勢する
一段階の操作でスイッチ操作ができ、操作性が非常に良
いという効果を奏する。
【0049】また、第2考案のフットスイッチは、サブ
ペダルの非操作時はもちろん、使用者が踏み込んでも所
定角度付勢操作されるまでは、フットペダルの下方への
移動規制が可能なので、例えば予め操作のためにサブペ
ダルに足をのせていた場合、無意識にサブペダルを付勢
してしまっても所定角度揺動するまでは、フットペダル
は移動せずスイッチの誤動作を確実に防止できる。それ
でいながら、スイッチを操作しようとする際は、足で所
定角度サブペダルを倒した後、そのままサブペダルとフ
ットペダルとをほぼ同時に踏み込むように付勢すること
でスイッチ操作ができ、操作性が非常に良いという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1考案の一実施例であるフットスイッチの一
部破断斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本実施例のフットスイッチの作動を示すための
断面図である。
【図4】サブペダルに係る別実施例を示す概略説明図で
ある。
【図5】第2考案の一実施例であるフットスイッチの一
部破断側面図である。
【図6】図5のK矢視図である。
【図7】本実施例のフットスイッチの作動を示すための
一部破断側面図である。
【図8】(a)は円弧状部と当接するローラを説明する
ための概略側面図、(b)は(a)のL矢視図である。
【図9】従来のフットスイッチの機構を示す概略説明図
である。
【符号の説明】
1,101…フットスイッチ 3…ベース
5…保護カバー 7…スイッチ操作部 11…底板 13
…筺体部 21…フットペダル 23…サブペダル 2
7…サイドアーム 35…支承軸 41,103…側板 4
5…ローラ軸 47…ローラ 107…円弧状部 10
8…当り面 109…ストッパ台 113…ストッパローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に設けられ、一端を支承された
    フットペダルを足等で付勢して下方に揺動させることに
    よりスイッチを操作可能なフットスイッチにおいて、 前記フットペダルに設けられた支承軸と、 該支承軸に揺動自在、かつ前記フットペダルの上下に両
    端が位置するように取り付けられたサブペダルとを備
    え、 該サブペダルの非操作時には、その下端が前記ベースに
    当接して前記フットペダルの下方への移動を規制し、前
    記サブペダルの上端付近が前記足等で付勢操作される
    と、前記サブペダルが揺動して前記下端がフットペダル
    側に近づくことにより、前記フットペダルの下方への移
    動規制が解除されるよう構成したことを特徴とするフッ
    トスイッチ。
  2. 【請求項2】 サブペダルの下端に、前記支承軸から等
    距離の円弧状に形成され、前記サブペダルの非操作時及
    びその上端付近が足等で所定角度付勢操作されるまで
    は、前記サブペダルが揺動してもベースに当接して前記
    フットペダルの下方への移動を規制する円弧状部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のフットスイッチ。
JP5512691U 1991-05-17 1991-07-16 フットスイッチ Expired - Lifetime JPH0743897Y2 (ja)

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