JPH0511256U - フツトスイツチ - Google Patents

フツトスイツチ

Info

Publication number
JPH0511256U
JPH0511256U JP5512691U JP5512691U JPH0511256U JP H0511256 U JPH0511256 U JP H0511256U JP 5512691 U JP5512691 U JP 5512691U JP 5512691 U JP5512691 U JP 5512691U JP H0511256 U JPH0511256 U JP H0511256U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
foot
sub
switch
foot pedal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5512691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0743897Y2 (ja
Inventor
武司 守田
Original Assignee
国際電業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 国際電業株式会社 filed Critical 国際電業株式会社
Priority to JP5512691U priority Critical patent/JPH0743897Y2/ja
Publication of JPH0511256U publication Critical patent/JPH0511256U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0743897Y2 publication Critical patent/JPH0743897Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチの誤動作を防止する機構を持ちなが
ら、操作性のよいフットスイッチを提供すること。 【構成】 フットペダル21の下方に固定された支承軸
35の両端には、側板41が支承され、側板41の下端
同士を架け渡すように、設けられたローラ軸45には、
ローラ47が回動自在に設けられている。そして、サブ
ペダル23の非操作時には、その下端のローラ47が底
板11に当接してフットペダル21の下方への移動を規
制し、ペダル板部43が付勢されてサブペダル23が揺
動し、ローラ47がフットペダル側に近づくことによ
り、フットペダル21の下方への応規制が解除されるよ
うに構成されている。このため、サブペダル23とフッ
トペダル21とをほぼ同時に踏み込むように付勢するこ
とでスイッチ操作ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は足等によって操作するフットスイッチに関し、特に誤動作を防止する ためのいわゆるインタロック機構を備えたフットスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
フットスイッチは作業性がよいため、各種産業機器の操作スイッチとして広く 用いられている。そして、スイッチの誤動作を防止するため従来より、例えば米 国特許NO.3,759,115に開示されているように、二以上の操作を複合 させて初めてスイッチが動作するいわゆるインタロック機構を備えたフットスイ ッチが提案されている。
【0003】 この種のフットスイッチは図9に示すように、ばねで上方に付勢されているフ ットペダル201と、ばねで手前側(フットペダル201の先端側)に付勢され ているサブペダル203とを備えている。サブペダル203の非操作状態では、 図9(a)に示すように、フットペダル201の後端部205がサブペダル20 3に設けられた係合溝207にはまっており、フットペダル201のみ下方に揺 動させようとしても移動しないようにされている。
【0004】 一方、スイッチを入れる際には、サブペダル203をばねに抗して前方に押し 、フットペダル201の後端部205とサブペダル203の係合溝207とが係 合しない状態にする。そして図9(b)に示すように、その状態を維持したまま フットペダル201を下方に揺動させると、その下方への揺動に連動してスイッ チが入る。このように、サブペダル203を前方に押した後フットペダル201 を下方に移動させるという二段階の操作を行って初めてスイッチを入れるように して、誤動作を防止するようにされている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上述したように、従来のフットスイッチでは、図9(a)に示 すように、まずサブペダル203をばねに抗して前方に押し、フットペダルの後 端部207とサブペダル203の係合溝207との係合を確実に外した後でなけ ればフットペダル201を下方に移動させることができない。
【0006】 そのため、例えば使用者が足209の爪先でサブペダル203を前方に動かし た後、サブペダル203に当接している爪先の位置をそのままにして、爪先以外 の部分でフットペダル201を下方に移動させなければならず、時間当りの操作 回数が多い場合には疲労感が強く連続使用に不向きである。
【0007】 しかも、最初にサブペダル203をばねに抗して前方に押すため、その付勢力 で装置自体が前方に移動してしまう可能性がある。そうならないためには、装置 を床に固定したり、装置自体の重量を大きくしたりする必要がある。床に固定し たり装置の重量を大きくすると、使用状況に応じて装置自体を容易に移動させる ことができない等の不都合が生じてしまう。
【0008】 また、足209でフットペダル201を踏みつけて装置自体が移動しないよう にしながらサブペダル203を押すことも考えられるが、フットペダル201を 下方に付勢していると、今度はフットペダル201とサブペダル203との係合 が外れ難くなってしまう。
【0009】 そこで本考案は上記の課題を解決することを目的とし、スイッチの誤動作を防 止するインタロック機構を持ちながら、操作性の良いフットスイッチを提供する ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成すべく、本考案は課題を解決するための手段として次の構成 を取った。即ち第1考案は、 ベース上に設けられ、一端を支承されたフットペダルを足等で付勢して下方に 揺動させることによりスイッチを操作可能なフットスイッチにおいて、 前記フットペダルに設けられた支承軸と、 該支承軸に揺動自在、かつ前記フットペダルの上下に両端が位置するように取 り付けられたサブペダルとを備え、 該サブペダルの非操作時には、その下端が前記ベースに当接して前記フットペ ダルの下方への移動を規制し、前記サブペダルの上端付近が前記足等で付勢操作 されると、前記サブペダルが揺動して前記下端がフットペダル側に近づくことに より、前記フットペダルの下方への移動規制が解除されるよう構成したことを特 徴とするフットスイッチの構成がそれである。
【0011】 また、第2考案は、 第1考案のフットスイッチにおいて、サブペダルの下端に、支承軸から等距離 の円弧状に形成され、サブペダルの非操作時及びその上端付近が足等で所定角度 付勢操作されるまでは、サブペダルが揺動してもベースに当接してフットペダル の下方への移動を規制する円弧状部を設けた構成である。
【0012】
【作用】
前記構成を有する第1考案のフットスイッチは、サブペダルの非操作時には、 フットペダルを下方に揺動させようとする付勢力が働いても、サブペダルの下端 がベースに当接してフットペダルの下方への移動を規制するため、スイッチの誤 動作を回避することができる。
【0013】 一方、スイッチを操作させる際には、例えば使用者が爪先でサブペダルの上端 付近を押しながら足の裏でフットペダルを下方に付勢する。すると、サブペダル が揺動してその下端がフットペダル側に近づくことにより、フットペダルは下方 への移動規制が解除されて下方に揺動する。そして、サブペダルの下端をフット ペダル側により近づけるに従い、フットペダルはより下方へ移動可能となり、フ ットペダルの下方への移動によりスイッチが操作される。このようにサブペダル とフットペダルとをほぼ同時に踏み込むように付勢することでスイッチ操作がで き、操作性が非常に良い。
【0014】 また、第2考案のフットペダルは、サブペダルの非操作時はもちろん、使用者 が踏み込んでも所定角度付勢操作されるまでは、サブペダルが揺動してもベース に当接してフットペダルの下方への移動を規制する。そして、サブペダルを所定 角度以上踏み込むと、円弧状部がベースに当接しなくなり、フットペダルは下方 への移動規制が解除されて下方に揺動する。
【0015】 このため、例えば予め操作のためにサブペダルに足をのせていた場合、無意識 にサブペダルを付勢してしまっても所定角度揺動するまでは、フットペダルは移 動せずスイッチの誤動作を確実に防止できる。それでいながら、スイッチを操作 しようとする際は、足で所定角度サブペダルを倒した後、そのままサブペダルと フットペダルとをほぼ同時に踏み込むように付勢することでスイッチ操作ができ 、操作性が非常に良い。
【0016】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 図1は、第1考案の一実施例であるフットスイッチ1の一部破断斜視図、図2 は同じくそのA−A断面図である。なお、図2の一部は本考案に係る要部ではな いので断面にせずそのままにしてある。図示するように、本実施例のフットスイ ッチ1は、ベース3、ベース3を覆うように設けられた保護カバー5、フットペ ダル21、サブペダル23を備えている。
【0017】 ベース3は、平板状の底板11と、その底板11に一体的に設けられ上方に開 口した筺体部13とを備えている。そして、この筺体部13には自動復帰型のマ イクロスイッチ14が内蔵されており、そのマイクロスイッチ14をオン・オフ 操作するための操作竿15が下方に延出している。
【0018】 また、この筺体部13を貫通し、その両端が筺体部13の外部に突出するシャ フト17が、筺体部13に回動自在に支承されている。そして、このシャフト1 7には作動板19が取り付けられており、シャフト17の回動で作動板19が上 方に揺動することにより、操作竿15を上方に移動させることができるように構 成されている。
【0019】 従って、この操作竿15を上方に移動させることにより、マイクロスイッチ1 4はオンあるいはオフ状態に操作される。 フットペダル21は略長方形状の踏み板部25を備えており、その一辺におい て、両側からサイドアーム27が一体的に延出されている。このサイドアーム2 7は、前述した筺体部13の外部に突出している、シャフト17の両端にそれぞ れ固定されており、シャフト17を軸として揺動自在にされている。そして、フ ットペダル21を下方に踏み込むと、前述した作動板19は上方に揺動するよう にされている。
【0020】 フットペダル21と底板11との間にはスプリング29が介装されており、フ ットペダル21を上方に付勢している。そして、フットペダル21はスプリング 29に付勢されて上方に揺動させられた際、サイドアーム27の一部が、底板1 1に設けられた第1突起31(図1では一方のみ図示する。)に当接して所定位 置より下方には揺動しないようにされている。そのため、足等でフットペダル2 1を下方に踏み込む等の操作を行わない場合には、踏み板部25がほぼ底板11 と平行な状態で保たれる。
【0021】 一方、フットペダル21を下方に踏み込んだ際には、フットペダル21が底板 11より上方に突出した第2突起33に当接して所定位置より下方には揺動しな いようにされている。 フットペダル21の中央よりやや手前側の下方には、支承軸35が固定されて いる。この支承軸35はフットペダル21の両端よりも飛び出しており、その支 承軸35の両端には、対向する2つの側板41が回動自在に支承されている。
【0022】 また、それら2つの側板41の一端同士を架け渡すように略コの字状のペダル 板部43が設けられている。一方、側板41の他端同士を架け渡すようにローラ 軸45が設けられており、ローラ軸45の両端付近にはローラ47が回動自在に 設けられている。そして、ペダル板部43がフットペダル21の上方に位置し、 ローラ軸45及びローラ47がフットペダル21の下方に位置するようにされて いる。本実施例では、側板41、ペダル板部43、ローラ軸45、ローラ47に よりサブペダル23が構成されている。
【0023】 さらに、図2に示すように、支承軸35には捻りばね51が取り付けられてお り、その一端は踏み板部25の下面に当接し、他端はローラ軸45に当接してい る。そして、捻りばね51により図2の矢印B方向に付勢されるローラ47は、 底板11に設けられたゴム製のストッパ(図2では一方のみ図示する。)53に 当接して所定位置より筺体部13側には移動しないようにされている。
【0024】 この所定位置は、本実施例では支承軸35とローラ軸45とを結ぶ線が底板1 1とほぼ直交する位置に設定されている。そして、支承軸35とローラ軸45と を結ぶ線が底板11とほぼ直交した際のフットペダル21の踏み板部25とロー ラ47の下端との距離が、フットペダル21のサイドアーム27が第1突起31 に当接して踏み板部25が底板11とほぼ平行に保たれた際の踏み板部25と底 板11との距離にほぼ等しくなるよう、ローラ47の位置が決められている。
【0025】 そのため、フットペダル21及びサブペダル23を操作しないときには、ロー ラ47がストッパ53と底板11とに当接したと見なし得る状態となる。 保護カバー5は、筺体部13にねじ止めされており、上方が開口した筺体部1 3に蓋をして防塵及び保護の役割を果たす。さらに保護カバー5は、開口部から 足等を差入れてフットペダル21やサブペダル23の操作が可能な空間を有しな がら、それら両ペダル21,23の上下左右を覆うように延出しており、落下物 等によるフットペダル21やサブペダル23の誤動作が生じないようにされてい る。
【0026】 次に、上記のように構成された本実施例のフットスイッチ1の作動について説 明する。フットスイッチ1は、通常底板11を工場等の床に接するように載置さ れて使用する。 上述したようにサブペダル23が操作されない場合には、サブペダル23の下 端にあるローラ47が底板11に当接している。そして、フットペダル21を下 方に揺動させようとする力が働いても、支承軸35、側板41、ローラ軸45を 介してローラ47に加わる力の方向は底板11とほぼ直交しており、フットペダ ル21の下方への移動は規制される。そのため、誤ってフットペダル21に触れ て下方に付勢してしまっても、マイクロスイッチ14の誤動作を回避することが できる。
【0027】 また、マイクロスイッチ14を操作させる際には、例えば図3に示すように、 使用者が足100の爪先で、サブペダル23のペダル板部43を前方に押しなが ら、足100の裏でフットペダル21の踏み板部25を下方に踏み込む。 すると、サブペダル23の支承軸35周りの揺動により、ペダル板部43は図 3の矢印C方向に揺動し、一方、ローラ47は図2の矢印D方向に揺動して踏み 板部25に近づく。
【0028】 ローラ47が踏み板部25に近づくことにより、フットペダル21は下方への 移動規制が解除されて下方に揺動可能となる。この際、踏み板部25は足100 により下方に付勢されているため、ローラ47が少しでも矢印D方向に揺動して フットペダル21側に近づけば、踏み板部25は下方に移動する。
【0029】 そして、ペダル板部43を前方に押してローラ47を踏み板部25に近づけて いくに従い、踏み板部25はより下方へ移動可能となり、踏み板部25も足10 0で下方に付勢されているので、ローラ47の移動に伴って踏み板部25は下方 に移動していく。
【0030】 この際の動作は、実際には、サブペダル23の支承軸35周りの揺動により、 ローラ47が底板11上を回転しながら手前側に移動し、それに伴って、踏み板 部25が底板に近づいていく。 もちろん、最初に足100の爪先でサブペダル23のペダル板部43だけを前 方に押し、ローラ47を底板11から矢印D方向に揺動させて踏み板部25に当 接するぐらいに近づけてから踏み板部25を下方に移動させることもできる。
【0031】 しかし、完全に二段階の操作にする必要がなく、足100をペダル板部43と 踏み板部25との両方に当てて、図3の矢印F方向に踏み込めば同時に両方を移 動させることができ、操作性が非常によい。 そして、踏み板部25が下方に移動すると、サイドアーム27を介してシャフ ト17が回動し、筺体部13内の作動板19が上方に揺動する。上方へ揺動した 作動板19は操作竿15を上方に移動させて、マイクロスイッチ14をオンある いはオフ状態に操作する。
【0032】 このように、サブペダル23が操作されない場合におけるフットペダル21の 下方への移動規制が可能なマイクロスイッチ14の誤動作を防止する機構を持ち ながら、操作時には、サブペダル23とフットペダル21とをほぼ同時に踏み込 むように付勢する一段階の操作でスイッチ操作ができ、操作性が非常に良い。そ のため、時間当りの操作回数が多い場合でも疲労感が少なく連続使用に適してい る。
【0033】 さらに、図3の矢印F方向に付勢して操作ができるので、その付勢力の下方へ の成分により底板11は載置されている床等に押し付けられ、フットスイッチ1 自体が前方に移動し難くなる。そのため、フットスイッチ1をその都度床に固定 したり、フットスイッチ1自体の重量を必要以上に大きくしたりする必要がなく 、使用状況に応じてフットスイッチ1自体を移動させたい場合においても都合が よい。
【0034】 また、上記付勢力の下方への成分によりローラ47が底板11に付勢されてい ても、ローラ47はローラ軸45周りを回動自在なので、操作時に突っかかり等 ぎごちない動きがなく、スムーズに作動する。 なお、例えば、図4に示すように、側板41に2つの円の一部同士を重ねたよ うな繭型をしたローラ軸支持孔110を設ける。このローラ軸支持孔110の一 方の円を構成する部分は側板41の中心線CL上に位置し、他方の円を構成する 部分は中心線CLからストッパ53側にずれて位置するように形成されている。
【0035】 そして、図4(a)に示すように、ローラ軸支持孔110の中心線CL上に位 置する側でローラ軸45を支持すると、側板41は底板11に直交するように配 置される。一方、図4(b)に示すように、中心線CL上からずれた側でローラ 軸45を支持すると、側板41は踏み込む足100に対して前方に少し傾斜して 配置される。このように、非操作時のサブペダル23の前傾度合を調節すること により、足100で踏み込み始める際の力の掛け具合いを調節することも可能で ある。
【0036】 次に第2考案に付いて説明する。図5は第2考案の一実施例であるフットスイ ッチ101の一部破断側面図である。第1考案と同様の部分は同じ番号で示す。 フットペダル21には、第1考案と同様の支承軸35が固定されており、支承 軸35の両端には、対向する2つの側板103(図5では一方のみ図示する。) が回動自在に支承されている。
【0037】 この2つの側板103の一端同士は第1考案同様略コの字状のペダル板部43 が架け渡されており、一方、側板103の他端同士を架け渡すように係止用シャ フト105が設けられている。 支承軸35に取り付けられた捻りばね51の一端はフットペダル21の踏み板 部25の下面に当接し、他端は係止用シャフト105に当接している。そして、 捻りばね51により図5の矢印K方向に付勢される係止用シャフト105は、底 板11に設けられたゴム製のストッパ53に当接して所定位置より筺体部13側 には移動しないようにされている。
【0038】 この所定位置は、本実施例ではペダル板部43が底板11とほぼ直交する位置 に設定されている。 また、図5に示すように、側板103の下端には、支承軸35から等距離の円 弧状に形成された円弧状部107が設けられている。本実施例では、係止用シャ フト105がストッパ53に当接して、ペダル板部43が底板11とほぼ直交す る位置にあるときに、その最下端から筺体13側に約60度、円弧状に当り面1 08が存在するように円弧状部107が構成されている。
【0039】 さらに、図5、図6に示すように、底板11には、底板11の両端よりも飛び 出すようにストッパ台109が設けられ、支承軸35からストッパ台109まで の距離と支承軸35から円弧状部107の当り面108までの距離とは等しくさ れている。
【0040】 そのため、フットペダル21及びサブペダル23を操作しないときには、円弧 状部107の当り面108がストッパ台109に当接したと見なし得る状態とな る。 次に、上記のように構成された第2考案の実施例のフットスイッチ101の作 動について説明する。
【0041】 上述したようにサブペダル23が操作されない場合には、サブペダル23の下 端にある円弧状部107の当り面108がストッパ台109に当接している。そ して、フットペダル21を下方に揺動させようとする力が働いても、支承軸35 、側板41を介して円弧状部107に加わる力の方向はストッパ台109とほぼ 直交しており、フットペダル21の下方への移動は規制される。
【0042】 また、サブペダル23の非操作時はもちろん、図7に示すように、使用者がサ ブペダル23を踏み込んでも、所定角度(本実施例では約60度)揺動されるま では円弧状部107の当り面108はストッパ台109上を摺動し、図7に実線 で示すように当り面108のどこか一部がストッパ台109に当接しており、フ ットペダル21の下方への移動を規制する。
【0043】 そして、サブペダル23を所定角度以上踏み込み、図7の点線で示す状態に成 ったときに初めて当り面108がストッパ台109に当接しなくなり、フットペ ダル21は下方への移動規制が解除されて下方に揺動可能となる。 このため、例えば予め操作をすばやくするために、サブペダル23に足をのせ ていた場合、誤ってフットペダル21に触れて下方に付勢してしまったり、無意 識にサブペダル23を付勢してしまってもサブペダル23が所定角度(本実施例 では約60度)揺動するまでは、フットペダル21は移動せずスイッチの誤動作 を確実に防止できる。
【0044】 それでいながら、スイッチを操作しようとする際は、足で所定角度サブペダル 23を倒した後、そのままサブペダル23とフットペダル21とをほぼ同時に踏 み込むように付勢することで、第1考案と同様にスイッチ操作ができ、操作性が 非常に良い。
【0045】 なお、上記第2考案の実施例では、サブペダル23が踏み込まれると、円弧状 部107の当り面108がストッパ台109と摺動し、所定角度揺動されるまで は当り面108がストッパ台109に当接して下方への移動が規制されているが 、例えば、図8(a),(b)に示すように、底板11に固定された回転軸11 1に回動自在に取り付けられたストッパローラ113を設けて同様の作用をさせ てもよい。
【0046】 この場合には、サブペダル23が踏み込まれて円弧状部107が所定角度揺動 される際、ストッパローラ113が回転しながら当り面108と当接するため、 サブペダル23の操作時に突っかかり等ぎごちない動きがなく、よりスムーズに 作動する。
【0047】 以上本考案はこの様な実施例に何等限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
【0048】
【考案の効果】
以上詳述したように第1考案のフットスイッチは、サブペダルが操作されない 場合におけるフットペダルの下方への移動規制が可能で、スイッチの誤動作を防 止するインタロック機構を持ちながら、操作時には、サブペダルとフットペダル とをほぼ同時に付勢する一段階の操作でスイッチ操作ができ、操作性が非常に良 いという効果を奏する。
【0049】 また、第2考案のフットスイッチは、サブペダルの非操作時はもちろん、使用 者が踏み込んでも所定角度付勢操作されるまでは、フットペダルの下方への移動 規制が可能なので、例えば予め操作のためにサブペダルに足をのせていた場合、 無意識にサブペダルを付勢してしまっても所定角度揺動するまでは、フットペダ ルは移動せずスイッチの誤動作を確実に防止できる。それでいながら、スイッチ を操作しようとする際は、足で所定角度サブペダルを倒した後、そのままサブペ ダルとフットペダルとをほぼ同時に踏み込むように付勢することでスイッチ操作 ができ、操作性が非常に良いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1考案の一実施例であるフットスイッチの一
部破断斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本実施例のフットスイッチの作動を示すための
断面図である。
【図4】サブペダルに係る別実施例を示す概略説明図で
ある。
【図5】第2考案の一実施例であるフットスイッチの一
部破断側面図である。
【図6】図5のK矢視図である。
【図7】本実施例のフットスイッチの作動を示すための
一部破断側面図である。
【図8】(a)は円弧状部と当接するローラを説明する
ための概略側面図、(b)は(a)のL矢視図である。
【図9】従来のフットスイッチの機構を示す概略説明図
である。
【符号の説明】
1,101…フットスイッチ 3…ベース
5…保護カバー 7…スイッチ操作部 11…底板 13
…筺体部 21…フットペダル 23…サブペダル 2
7…サイドアーム 35…支承軸 41,103…側板 4
5…ローラ軸 47…ローラ 107…円弧状部 10
8…当り面 109…ストッパ台 113…ストッパローラ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース上に設けられ、一端を支承された
    フットペダルを足等で付勢して下方に揺動させることに
    よりスイッチを操作可能なフットスイッチにおいて、 前記フットペダルに設けられた支承軸と、 該支承軸に揺動自在、かつ前記フットペダルの上下に両
    端が位置するように取り付けられたサブペダルとを備
    え、 該サブペダルの非操作時には、その下端が前記ベースに
    当接して前記フットペダルの下方への移動を規制し、前
    記サブペダルの上端付近が前記足等で付勢操作される
    と、前記サブペダルが揺動して前記下端がフットペダル
    側に近づくことにより、前記フットペダルの下方への移
    動規制が解除されるよう構成したことを特徴とするフッ
    トスイッチ。
  2. 【請求項2】 サブペダルの下端に、前記支承軸から等
    距離の円弧状に形成され、前記サブペダルの非操作時及
    びその上端付近が足等で所定角度付勢操作されるまで
    は、前記サブペダルが揺動してもベースに当接して前記
    フットペダルの下方への移動を規制する円弧状部を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のフットスイッチ。
JP5512691U 1991-05-17 1991-07-16 フットスイッチ Expired - Lifetime JPH0743897Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5512691U JPH0743897Y2 (ja) 1991-05-17 1991-07-16 フットスイッチ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-35036 1991-02-06
JP3503691 1991-05-17
JP5512691U JPH0743897Y2 (ja) 1991-05-17 1991-07-16 フットスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0511256U true JPH0511256U (ja) 1993-02-12
JPH0743897Y2 JPH0743897Y2 (ja) 1995-10-09

Family

ID=26373934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5512691U Expired - Lifetime JPH0743897Y2 (ja) 1991-05-17 1991-07-16 フットスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0743897Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3336233A1 (en) * 2016-12-13 2018-06-20 Janome Sewing Machine Co., Ltd. Foot controller of sewing machine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3336233A1 (en) * 2016-12-13 2018-06-20 Janome Sewing Machine Co., Ltd. Foot controller of sewing machine
US10260187B2 (en) 2016-12-13 2019-04-16 Janome Sewing Machine Co., Ltd. Foot controller of sewing machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0743897Y2 (ja) 1995-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3551811B2 (ja) 可動什器のストッパー装置
JPH0743897Y2 (ja) フットスイッチ
JP2968522B2 (ja) クリートクランプ装置
JP2793577B2 (ja) プリンタカバーのロック装置
JP3561369B2 (ja) 折り畳み式テーブル
JPH09154651A (ja) アジャスター装置
JP6744929B2 (ja) フットレスト装置
JPS6339156Y2 (ja)
JPS6221477Y2 (ja)
JP2551398Y2 (ja) コンソール
JPS6137932Y2 (ja)
JP3297827B2 (ja) 自動旋回規制キャスター及びそのキャスター装備品
JP3675143B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JPS6345714Y2 (ja)
JP3110083U (ja) 誤操作防止機能付き足踏みスイッチ
JPH06286505A (ja) 車両用回転シートの操作レバー規制構造
JPH0749708Y2 (ja) スイッチ装置
JPS5939327Y2 (ja) ア−ム昇降装置
JPS6029992Y2 (ja) ミシンア−ムの支持装置
JP3637754B2 (ja) 椅子の肘掛け装置
JPH0318811Y2 (ja)
JP2592039Y2 (ja) 自動車用オートチェンジのシフト装置
JPH0516368Y2 (ja)
JPH11276255A (ja) 折り畳みテーブルの係止装置
JP4242147B2 (ja) キャスター

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term