JPH0318811Y2 - - Google Patents

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JPH0318811Y2
JPH0318811Y2 JP1983040032U JP4003283U JPH0318811Y2 JP H0318811 Y2 JPH0318811 Y2 JP H0318811Y2 JP 1983040032 U JP1983040032 U JP 1983040032U JP 4003283 U JP4003283 U JP 4003283U JP H0318811 Y2 JPH0318811 Y2 JP H0318811Y2
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  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、液体燃料燃焼器、例えば石油ストー
ブの芯昇降装置に関するものである。
<従来技術> 従来の対震自動消化機能を有する液体燃料燃焼
器の芯昇降装置においては、一般に、芯の上昇操
作を行う機構と、燃焼量調節のために芯露出長の
微調節を行う機構と、点火操作を行なう機構とが
別々に設けられていた。
<考案が解決しようとする課題> しかし、従来技術において、点火操作と芯上昇
操作とを別々に行なうことは、操作が煩雑とな
り、点火動作と芯上げ動作を同時に行なえる芯昇
降装置が望まれていた。
本考案は、上記に鑑み、芯の上昇操作と点火操
作とを同時に行なえる液体燃料燃焼器の芯昇降装
置を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 本考案による課題解決手段は、図示の如く、燃
料吸上用芯5を昇降するために正逆回転する芯調
節軸7と、 押下げ動作により芯調節軸7を芯上昇方向へ回
動させる芯上昇調節操作レバー57と、 該芯上昇調節操作レバー57の押下げ動作を芯
調節軸7の回動運動に変換するよう芯調節軸7と
芯上昇調節操作レバー57とを連係する連係機構
と、 芯調節軸7を芯下降方向へ回動させるよう付勢
しかつ連係機構を介して芯上昇調節操作レバー5
7を上方へ付勢する芯下降スプリング42と、 芯上昇調節操作レバー57によつて上昇した芯
5を芯上昇調節操作レバー57による調節範囲で
昇降可能に係止する係止手段と、 前記芯5に近接した点火位置と芯から離間した
解除位置とに切換可能とされ常時解除位置側に強
制された点火装置と、 押下げ動作により該点火装置を解除位置から点
火位置に切換える点火操作レバー54と、 該点火操作レバー54を上方へ付勢する復帰ス
プリング56とを備え、 前記芯上昇調節操作レバー57の芯調節つまみ
62は、そのセツト前の状態で点火操作レバー5
4の点火操作つまみ63の下側に近接して配さ
れ、点火操作レバー54の押下げ動作により同時
に押下げ可能とされると共に点火操作レバー54
の上方復帰後に上下動可能とされたものである。
<作用> 上記課題解決手段において、点火操作レバー5
4を押下げると、芯上昇調節操作レバー57も同
時に押下げられる。
このとき、点火操作レバー54の押下げ動作に
より、手中装置は解除位置から点火位置に切換え
られ、芯は点火される。
この芯上昇調節操作レバー57の押下げ動作に
より、連係機構を介して芯調節軸7が回転し、芯
が上昇する。
これと同時に、点火操作レバー54の押下げ動
作により、点火装置は解除位置から点火位置に切
換えられ、芯は点火される。
点火操作レバー54は、手を離して押し下げを
解除すると、第4図bの如く、復帰スプリング5
6によつて上方に戻される。これにより、点火装
置65も解除位置にもどされる。
しかし、芯上昇調節操作レバー57には復帰ス
プリング56の付勢力が及ばないので、下降位置
を保持する。
その後、芯を微調節したい場合は、芯上昇調節
操作レバー57を係止手段による調節範囲で昇降
させて行なう。
このように、芯上昇調節操作レバー57は、点
火操作レバー54の下側に配され、点火操作レバ
ー54の押下げ動作により、同時に芯上昇調節操
作レバー57も押下げられるので、点火動作と芯
上げ動作を一回のレバー操作のみで同時に行なう
ことができる。
また、点火操作レバー54は、その点火動作後
に操作力を解除すれば、復帰スプリング56によ
り上方へ移動することとなり、これにより、芯上
昇調節操作レバー57を移動操作するだけの余裕
ができ、芯上昇調節操作レバー57を点火操作レ
バー54とほぼ同じストロークで移動できるよう
になるから、その移動操作量も大きくとれ、芯上
昇調節操作レバー57の回転中心となる芯調節軸
7から芯上昇調節操作レバー57までの距離を大
にでき、芯上昇調節操作レバー57の操作力を小
にし得る。
さらに、芯上昇調節操作レバー57の移動操作
量を大きくとれるから、燃焼量の調節も細かく行
なうことができる。
また、点火操作レバー54と芯上昇調節操作レ
バー57とは、同時に押下げ可能とされており、
芯のセツト前の状態では、両者のつまみ62,6
3が接近しているから、セツト時には、点火操作
レバー54のつまみ63の下側の芯上昇調節操作
レバー57のつまみ62のみを押下げるといつた
誤操作を防止できる。
また、燃焼器の保管時や芯のセツト前の状態で
は、点火操作レバー54と芯上昇調節操作レバー
57とのつまみ62,63は接近しているので、
両者の間に異物が入り込むのを防止でき、機構の
操作を円滑に行ない得るといつた優れた効果があ
る。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
[燃焼部の構成] 第1図は燃料タンク部分を含む芯昇降装置の一
部の分解斜視図であり、1は中央部に芯内筒2を
立設された燃料タンクで、芯内筒2と芯外筒3と
の間には芯ホルダー4を有する燃料吸上用芯5が
上下摺動自在に回挿されている。6は、前記芯ホ
ルダー4の中腹部外周面に装着された芯ホルダー
係着片で、前後二個所に装着されており、中央部
に切欠溝6aを有している。この切欠溝6aに
は、芯調節軸7に連結された回転アーム8の両端
部に固着された第一ピン9が挿入される。前記芯
調節軸7の一端は、燃料タンク1に設けられた孔
10に挿入され、また他端部は、燃料タンク1の
対辺部の孔11に芯調節軸受けナツト12で固定
された芯調節軸受け13の中央の貫通孔に挿入さ
れる。
14は油もれ防止のためのパツキンで、芯調節
軸受け13と芯調節軸受けナツト12の間の固定
される。15は芯外パツキンで燃料タンク1と芯
外筒3の間に固定される。2aは芯天板で芯内筒
上部に固定される。
[振動感知部の構成] 第2図は芯昇降装置の分解斜視図、第3図は対
震自動消火用の振動感知部分の正面図で、同図a
は振動感知部セツト状態を示し、同図bは振動感
知部末セツト状態を示す。図において、16は、
基板17に連結された支持台18上に載置された
重りで、その下端部には、鎖り19が取付けられ
ている。
(係止板20の構成) 20は、基板17の第二ピン21に回転自在に
軸支されたL字型の係止板である。この係止板2
0は、その上端の遊端部に前記重り16の鎖、1
9の下端部が取付けられ、下端の遊端部のへ字形
案内孔22の中ほどには後述の可動板23の第一
係止突子25を接離自在とする第一係止部22a
が形成されている。
(可動板23の構成) 23は、中央部が基板17の第三ピン24に軸
支されたL字形の可動板である。この可動板23
は、その遊端部に前記第一係止部22aに接離自
在となる第一係止突子25が突設されている。ま
た、可動板23の遊端部の中ほどと基板17との
間には、可動板23を常時下方向に附勢するスプ
リング26が設けられている。このスプリング2
6により、第一係止突子25が係子板20の案内
孔22を介して係止板20を時計回りに回転する
よう附勢し、鎖19を常時下方向に附勢してい
る。さらに可動板23の前記第一係止突子25と
反対側の遊端部には後述の作動板28を反時計方
向のみに回転させる爪27が形成されている。
(作動板28の構成) 28は、作動板であつて、基板17の第三ピン
24に可動板23と同時に回転自在に軸支されて
いる。そして、作動板28の遊端部上方にはこの
作動板28をセツトするためのセツトレバー32
のピン33が挿入される透孔29が形成され、作
動板28を常時時計方向に附勢するスプリング3
0が設けられている。また作動板28の遊端部下
方には、後述の弾性保持板44を反時計方向のみ
に回転させる爪31が形成されている。
(セツトレバー32の構成) 32は、倒れた重り16を元の作動感知姿勢に
復帰させ、第一係止突子25を係止板20の案内
孔22の第一係止部22aに係止させるためのセ
ツトレバーである。このセツトレバー32は基板
17の第四ピン33に回転自在に軸支され、その
左方遊端部には、前記作動板28の透孔29に挿
入する第五ピン34が突設されている。セツトレ
バー32の右方遊端部32aには爪が形成され、
これにセツト摘み61が挿入されている。
そして、セツトレバー32は、その反時計回り
の回動により、第五ピン34が作動板28を時計
回りに回動させ、可動板22を時計回りに回動さ
せ、その第一係止突子25を係止板20の第一係
止部22aに係止させる。
[芯昇降部の構成] 次に第2図および第4,5図に示す芯昇降部分
を説明する。第4図aは芯上昇操作レバーを降し
た状態を示す芯昇降部分の正面図、同図bは芯上
昇操作レバーを降した後、芯上昇操作レバーから
手を離したときの状態を示す芯昇降装置の斜視
図、同図cは芯上昇操作レバーおよび調節レバー
を上昇した芯下降状態を示す正面図、第5図は芯
下降状態の平面図である。
(連動軸受35の構成) そして、図中35は、基板17の中央部にある
円孔36に挿入された連動軸受けで、この連動軸
受け35の中央部には前記芯調節軸7が挿入固定
される貫通孔35aが形成されている。そして、
前記燃料タンク部分から突出した調節軸7は、前
記連動軸受け35の貫通孔35aに挿入され、後
述の芯調節軸固定筒60で連動軸受け35に固定
される。
(連動板37の構成) 37は、連動軸受け35に上下の爪38によつ
て固定された連動板で、この連動板37の右端に
は第六ピン39が突設されている。
(揺動板40の構成) 40は揺動板で、その中央部に前記連動軸受け
35の一端挿入用の円孔40aが形成され、この
円孔40aを中心として回転自在に前記連動軸受
け35に軸支されている。また揺動板40の左方
遊端部には後述の弾性保持板44の第二係止部4
6に接離自在な第二係止突子41が突設されてい
る。そして、揺動板40の中ほどにはこれを常時
下方に附勢せしめる芯下降スプリング42が設け
られている。また、揺動板40の右方遊端部に
は、前記連動板37の第六ピン39が挿入自在な
小判形の遊動孔43が形成されている。
(弾性保持板44の構成) 44は、基板17の第八ピン45に軸支された
回転自在な弾性保持板で、その下方遊端部の案内
孔46の中ほどには第二係止部46aが形成さ
れ、前記揺動板40の第二係止突子41が第二係
止部46aに接離自在となるよう形成されてい
る。
この弾性保持板44は、第二係止突子41を第
二係止部46aに接当することにより、芯調節軸
7を芯上昇位置に保持するためのもので、重り1
6の転倒およびセツトレバー32の押し下げに伴
なう作動板28の反時計回り回動により、第八ピ
ン45を中心に反時計回りに回動して第二係止突
子41を第二係止部46aから離間し芯調節軸7
回転させるものである。
64は弾性保持スプリングで、前記弾性保持板
44を確実に作動させるためにこれを時計方向に
附勢するよう弾性保持板44と基板17との間に
介装されている。
(芯上昇・芯調節共通レバー47の構成) 47は、左端部が前記揺動板40に第七ピン4
8によつて回転自在に軸支された芯上昇・芯調節
共通レバーで、その中央部に前記連動板37の第
六ピン39に挿入可能な透孔49を有している。
また、共通レバー47の右方遊端部には芯上昇レ
バー54、および芯調節レバー57の動作に連動
する突子58を挿入するための透孔50が形成さ
れている。
そして前記透孔49、前記第六ピン39および
前記遊動孔43により、前記揺動板40に対し
て、芯調節軸7、連動軸受け35および連動板3
7と芯上昇・芯調節共通レバー47とを芯微調節
範囲のみで遊動を許すよう、これらと揺動板40
とを連結する遊動連結手段Aが構成される。
第6図a,bはその遊動連結手段Aの構成を示
すもので、同図aは芯下降状態を、同図bは芯微
調節範囲内で上昇させた場合を示す図である。
また、遊動連結手段Aを含んで、前記揺動板4
0および弾性保持板44により、芯5を燃焼位置
でかつ芯上昇調節操作レバー57による微調節範
囲で昇降可能に係止する係止手段が構成される。
ここで、芯露出長の微調節範囲を変えるべく芯
上昇・芯調節共通レバー47と連動板37の回転
芯微調節角度を簡単容易に変化させる例を説明す
る。第7図aの様に、第六ピン39と芯調節軸7
との間に距離がB1とすれば、芯上昇・芯調節共
通レバー47の芯微調節角度θ1と連動板37の芯
微調節角度θ2は、遊動孔43の長径により決定さ
れ、これにより芯微調節上下範囲C1も決定され
る。しかし、この芯微調節範囲を拡大したいとき
には、第7図bの様に遊動孔43の長径を増大さ
せればよく、これにより、芯微調節角度と芯微調
節範囲もそれぞれθ3,θ4とC2に拡大される。
(点火操作レバー54の構成) 次に、第4図Cにおいて、51は第一摺動体
で、基板17上に固定されたガイド板53に上下
摺動可能に嵌合されている。この第一摺動体51
に点火操作レバーが連結され、該レバー54の表
側の爪に点火操作つまみ63が挿入されている。
また、点火操作レバー54は、その裏側部には、
自動点火装置65に連動する押下片55が形成さ
れ、第一摺動体51を常時上方向に附勢する復帰
スプリング56が連結されている。
次に、第8図の自動点火装置65の作動機構を
説明すると、点火ヒータ66の支枠66aは第一
支板67に対し横軸68の周りに回転自在に取付
られ、かつこれら66a,67の間には復帰スプ
リング69が介装され、前記支枠66aは点火ア
ーム70に横軸71で枢支され、該アーム70は
横軸72で支板67に枢支され、リンク73の一
端がアーム70に係合され、該リンク73は第二
支板74に横軸75で枢支され、リンク73の他
橋の突子76は、前記芯上昇操作レバー54の押
下片55の昇降経路に配設されている。
(芯上昇調節操作レバー57の構成) 52は第二摺動体で、基板17上に固定された
ガイド板53に前記第一摺動体51の下側で上下
摺動可能に嵌合されている。この第二摺動体52
に芯上昇調節操作レバー57が連結され、その基
板表側の爪には芯調節つまみ62が挿入されてい
る。また、前記第二摺動体52の下方には前記芯
上昇・芯調節共通レバー47の右方遊端部の透孔
50に挿入される突子58が形成されている。
すなわち、芯上昇調節操作レバー57の押下げ
動作は、共通レバー47、揺動板40、連動板3
7、および連動軸受け35からなる連係機構によ
り、芯調節軸7の回転運動に変換される。
59は各部品を保護するカバーである。
[動作] 次に作用について説明する。
(振動感知部分のセツト操作) まず、振動感知部分のセツト操作は、次のよう
に行なう。すなわち、第3図bの状態から、セツ
トレバー32の右遊端部32aを上方向に引き上
げる。すると、セツトレバー32が第四ピン33
を中心に左遊端部に突設された第五ピン34が反
時計方向に回転し、これに連動した作動板28は
第三ピン24を中心に時計方向に回転する。同時
に作動板28は可動板23に設けられた爪27を
押し、可動板23は第三ピン24を中心に時計方
向に回転する。そして可動板23の先端の第一係
止突子25が、係止板20の案内孔22内を移動
し第一係止部22aに引つ掛かり、第3図aに示
すように振動感知部分がセツトされる。このと
き、可動板22がスプリング26により反時計方
向に付勢されているので、係止板20は時計回り
に付勢され、これにより鎖19が下方へ引張られ
ている。
一方、作動板28の爪31はスプリング30に
よつて、時計方向に回転するよう付勢されるた
め、弾性保持板44から離れた状態になる。
(芯上げ動作) 次に、燃料吸上用芯5を上昇位置にセツトする
操作を説明する。すなわち、点火操作つまみ63
により点火操作レバー54を第4図cの上方位置
54Aから第4図aの下方位置54Bまで下降さ
せる。すると、点火操作レバー54に連結された
第一摺動体51は、第二摺動体52を下方へ押し
下げるので、芯上昇調節操作レバー57も同時に
上方位置57Aから下方位置57Bまで下降する
ことになる。このとき、点火操作レバー54の押
下片55は突子76を押し下げるので、リンク7
3は回転してその一端は上昇し、アーム70も上
方へ回転し、スプリング69に抗してヒータ66
を芯に接近させるので、芯は点火される。
この第二摺動体52の下降により、その突子5
8に挿入された芯上昇・芯調節共通レバー47は
第七ピン48を中心に回動し、芯下降姿勢47A
から芯上昇姿勢47Bまで下方に押し下げられ
る。
この芯上昇・芯調節共通レバー47の透孔49
には、連動板37の第六ピン39が挿入されてい
るため、共通レバー47の下回動により、第六ピ
ン39が時計回りに回転し、連動板37および連
動軸受け35が回転し、連動軸受け35に固定筒
60で固定されている芯調節軸7も時計方向に回
転する。そのため、芯調節軸7に固定された回転
アーム8が時計方向に回転し、その両端部の第一
ピン9が芯ホルダー係着片6の切欠溝6a内で摺
動しながら、芯ホルダー4を押し上げるため、芯
5が上昇する。
一方、芯上昇・芯調節共通レバー47が揺動板
40に第七ピン48により支持され、かつ連動板
37の第六ピン39が揺動板40の小判形の遊動
孔43に挿入されているため、揺動板40は、共
通レバー47が第七ピンを中心に小判形の遊動孔
43の下端部の範囲まで移動した後、共通レバー
47に連動して連動軸受け35の貫通孔35aを
中心に時計方向に回転し、芯下降姿勢40Aから
芯上昇姿勢40Bに切換わる。そうすると、揺動
板40の左遊端部に突設された第二係止突子41
が弾性保持板44の案内孔46内を移動し第二係
止部46aに引つ掛かかるので、弾性保持板44
も非係止姿勢44Aから係止姿勢44Bに切換り
セツトされて芯上昇レバー54から手を離して
も、芯5が上昇姿勢を維持する。
なお、点火操作レバー54から手を離して押し
下げを解除すると、第4図bの如く、これと第一
摺動体51とは復帰スプリング56によつて上方
に戻される。また同時に、第8図のように、押下
片55は上昇するので、復帰スプリング69の力
により自動点火装置65の各部品も元の位置にも
どされる。
しかし、第二摺動体52には復帰スプリング5
6の付勢力が及ばないので、下降位置を保持す
る。
(自動消火動作) 次に自動消火動作について説明する。先ず振動
によつて消火する場合は、液体燃料燃焼器を傾け
たりこれに振動を与えると、重り16が前後、左
右に動き、鎖り19を引き上げる。すると、鎖り
19に取付られている係止板20が第二ピン21
を中心に反時計方向に回転する。そのため、第一
係止部22aに掛かつていた可動板23の第一係
止突子25が離脱し、スプリング26によつて可
動板23は反時計方向に回転する。この可動板2
3の回転により可動板23の爪27が、作動板2
8を押し反時計方向に回転させる。
この作動板28が反時計方向に回転することに
より、爪31が弾性保持板44を押し反時計方向
に回転させる。弾性保持板44が反時計方向に回
転すると、その案内孔46の係止部46aに係止
している揺動板40の第二係止突子41が第3図
bの如く、離脱するので、揺動板40が芯下降ス
プリング42により反時計方向に回転して芯上昇
姿勢40Bから芯下降姿勢40Aに切換られ、揺
動板40の遊動孔43に嵌合しているピン39に
より連動板37も同方向に回転し、これに固定さ
れた連動軸受け35も同方向に回転する。そのた
め、固定筒60で連動軸受け35に固定された芯
調節軸7は、連動軸受け35と同様に反時計方向
に回転し、芯調節軸7に固定された回転アーム8
が反時計方向に回転し、その両端部の第一ピン9
が芯ホルダー係着片6の切欠溝6a内で摺動しな
がら芯ホルダー4を下げ、芯5が芯内筒2と摺動
しながら降下する。
なお、芯下降時には作動板28の反時計方向の
回転に伴い、その透孔29に挿入された第五ピン
3摺動が時計方向に回転し、第五ピン34を突設
されているセツトレバー32が第四ピン33を中
心に時計方向に回転し、つまみ61が押下げられ
た状態となる。
また、揺動板40の反時計回りの回動により、
揺動板40に軸支された芯上昇・芯調節共通レバ
ー47もその透孔49に第六ピン39が挿入され
ているため、芯下降姿勢47Aまで反時計方向に
回転し、第二摺動体52を押し上げ、芯上昇調節
操作レバー57を点火操作レバー54に近接する
位置まで押上げる。
(通常消火動作) 次に、通常の消火操作に際しては、セツトレバ
ー32の上方位置にある右遊端部32aを押し下
げる。すると、左遊端部に突設されている第五ピ
ン34が第四ピン33を支点にして時計方向に回
転する。この第五ピン34の回転により、第五ピ
ン34が挿入された透孔29を有する作動板28
が第四ピン33を中心に反時計方向に回転し、遊
端部下方の爪31で弾性保持板44を第八ピン4
5を中心に反時計方向に回転させる。これ以降の
動作は振動によつて自動消火する場合と同様の動
作を行ない、芯調節軸7を回転させて芯を下降さ
せる。
なお、セツトレバー32の右遊端部32aを押
し下げる押力を解除すれば、可動板23の爪27
が反時計方向に回転しない限り、スプリング30
によつてセツトレバー32は時計方向に回転し、
振動感知部分がセツトされた状態にもどる。
上記の様に消火操作を行えば、これらの一連の
動作が瞬時に行なわれ、瞬時に消火する。
(芯微調節動作) 次に、燃焼量調節のための芯露出長微調節操作
について説明する。第6図aの状態から下方位置
57Bにある芯上昇調節操作レバー57をつまみ
62により上方に少し引き上げると、これに連結
とれている第二摺動体52も引き上げられる。こ
れに伴ない第二摺動体52の下方の突子58が透
孔50に挿入された芯上昇・芯調節共通レバー4
7は、第七ピン48を支点にして反時計方向に回
転する。これに伴ない、芯上昇・芯調節共通レバ
ー47の透孔49に挿入された第六ピン39も揺
動板40の小判形の遊動孔43内で同時に反時計
方向に回転し、連動板37と、連動軸受け35と
が反時計方向に回転する。したがつて、連動軸受
け35に固定筒60で固定された芯調節軸7も反
時計方向に回転し、芯調節軸7に固定された回転
アーム8が反時計方向に回転し、両端部の第一ピ
ン9が芯ホルダー係着片6の切欠溝6aを摺動し
ながら芯ホルダーを押し下げるため芯が少し下が
る。
しかし、大六ピン39が小判形の遊動孔内で回
転するだけなので、揺動板40の第二係止突子4
1が弾性保持板44の第二係止部46aに係止さ
れた状態を保持し、揺動板40は全く回転しな
い。
また、芯5を少し下げすぎたときは、芯上昇調
節操作レバー57を少し押し下げる。すると前記
と逆の動作が揺動板40の小判形の遊動孔43の
範囲内で行なわれる。
このときも、芯上昇調節操作レバー57を点火
操作レバー54とほぼ同じストロークで移動でき
るようにしているから、その移動操作量も大きく
とれ、芯上昇調節操作レバー57の回転中心とな
る芯調節軸7から芯上昇調節操作レバー57まで
の距離を大にでき、芯上昇調節操作レバー57の
操作力を小にし得る。
さらに、芯上昇調節操作レバー57の移動操作
量を大きくとれるから、燃焼量の調節も細かく行
なうことができる。
なお、芯上昇・芯調節共通レバー47と連動板
37とはピン39と透孔49とで連結され、また
芯上昇・芯調節共通レバー47と揺動板40とは
ピン48で連結されているが、これは揺動板40
の揺動角度に対する芯上昇・芯調節共通レバー4
7の回転角度の比率を大にするためである。
しかし、その必要性が小さい場合には芯上昇・
芯調節共通レバー47と連動板37とを一体化し
ピン48は芯調節軸7と一致させてもよい。
また、芯上昇・芯調節共通レバー47と連動板
37が図示例の如く別体の場合でも芯上昇・芯調
節共通レバー47と連動板37にピン39、透孔
49の適当な一方を選択して設ければよい。
また芯上昇・芯調節共通レバー47および連動
板37の組と、揺動板40とは、ピン39と遊動
孔43との一方を選択できる。
また、上記実施例において、時計方向とは本考
案の正転方向を意味し、また反時計方向とは本考
案の逆転方向を意味する。
<考案の効果> 以上の説明から明らかな通り、本考案によれ
ば、芯上昇調節操作レバーは、点火操作レバーの
下側に配され、点火操作レバーの押下げ動作によ
り、同時に芯上昇調節操作レバーも押下げられる
ので、点火動作と芯上げ動作を一回のレバー操作
のみで同時に行うことができる。
また、点火操作レバーは、その点火動作後に操
作力を解除すれば、復帰スプリング上方へ移動す
ることとなり、これにより点火装置を解除位置に
戻し、また、芯上昇調節操作レバーを移動操作す
るだけの余裕ができ、芯上昇調節操作レバーを点
火操作レバーとほぼ同じストロークで移動できる
ようにしているから、その移動操作量も大きくと
れ、芯上昇調節操作レバーの回転中心となる芯調
節軸から芯上昇調節操作レバーまでの距離を大に
でき、芯上昇調節操作レバーの操作力を小にし
得、さらに、芯上昇調節操作レバーの移動操作量
を大きくとれるから、燃焼量の調節も細かく行な
うことができる。このため、芯上昇調節操作レバ
ーを上下動させて芯の調節を容易に行なうことが
できる。
また、点火操作レバーと芯上昇調節操作レバー
とは、同時に押下げ可能とされており、芯のセツ
ト前の状態では、両者のつまみが接近しているか
ら、セツト時には、点火操作レバーのつまみの下
側の芯上昇調節操作レバーのつまみのみを押下げ
るといつた誤操作を防止できる。
また、燃焼器の保管時や芯のセツト前の状態で
は、点火操作レバーと芯上昇調節操作レバーとの
つまみは接近しているので、両者の間に異物が入
り込むのを防止でき、機構の操作を円滑に行ない
得るといつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案液体燃料燃焼器の芯昇降装置の実
施例を示すもので、第1図は燃料タンク部分を含
む芯昇降装置の分解斜視図、第2図は芯昇降装置
の同分解斜視図、第3図は対震自動消火用の振動
感知部分の正面図、同図aは重りのセツト状態を
示し、同図bは重りが転倒した状態を示す。第4
図aは芯上昇操作レバーを降した状態を示す芯昇
降部分の正面図、同図bは芯上昇調操作レバーを
降した後、芯上昇操作レバーから手を離したとき
の状態を示す芯昇降装置の斜視図、同図cは芯上
昇操作レバーおよび調節レバーを上昇した芯下降
状態を示す正面図、第5図は芯下降状態の平面
図、第6図a,bはその遊動連結手段の構成を示
すもので、同図aは芯下降状態を、同図bは芯微
調節範囲内で上昇させた場合を示す図、第7図
a,bは本考案の芯微調節範囲を変形した例を説
明するための要部側面図、第8図は自動点火装置
の斜視図である。 A……遊動連結手段、5……燃料吸上用芯、7
……芯調節軸、35……連動軸受け、37……連
動板、39……第六ピン、40……揺動板、40
A……その芯下降姿勢、40B……同芯上昇姿
勢、42……芯下降スプリング、43……遊動
孔、44……弾性保持板、47……芯上昇・芯調
節共通レバー、47A……その芯下降姿勢、47
B……同芯上昇姿勢、54……点火操作レバー、
54A……その上方位置、54B……同下方位
置、57……芯上昇調節操作レバー、62,63
……つまみ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 燃料吸上用芯を昇降するために正逆回転する芯
    調節軸と、 押下げ動作により芯調節軸を芯上昇方向へ回動
    させる芯上昇調節操作レバーと、 該芯上昇調節操作レバーの押下げ動作を芯調節
    軸の回動運動に変換するよう芯調節軸と芯上昇調
    節操作レバーとを連係する連係機構と、 芯調節軸を芯下降方向へ回動させるよう付勢し
    かつ連係機構を介して芯上昇調節操作レバーを上
    方へ付勢する芯下降スプリングと、 芯上昇調節操作レバーによつて上昇した芯を芯
    上昇調節操作レバーによる調節範囲で昇降可能に
    係止する係止手段と、 前記芯に近接した点火位置と芯から離間した解
    除位置とに切換可能とされ常時解除位置側に強制
    された点火装置と、 押下げ動作により該点火装置を解除位置から点
    火位置に切換える点火操作レバーと、 該点火操作レバーを上方へ付勢する復帰スプリ
    ングとを備え、 前記芯上昇調節操作レバーの芯調節つまみは、
    そのセツト前の状態で点火操作レバーの点火操作
    つまみの下側に近接して配され、点火操作レバー
    の押下げ動作により同時に押下げ可能とされると
    共に点火操作レバーの上方復帰後に上下動可能と
    された ことを特徴とする液体燃料燃焼器の芯昇降装
    置。
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