JPH0571710A - 液体燃料燃焼器の芯昇降装置 - Google Patents

液体燃料燃焼器の芯昇降装置

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JPH0571710A
JPH0571710A JP5462392A JP5462392A JPH0571710A JP H0571710 A JPH0571710 A JP H0571710A JP 5462392 A JP5462392 A JP 5462392A JP 5462392 A JP5462392 A JP 5462392A JP H0571710 A JPH0571710 A JP H0571710A
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lever
core
ignition
lead
operating lever
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Masayuki Kubo
正幸 久保
Hirosuke Kubo
博亮 久保
Yutaka Onda
豊 恩田
Yoshio Inui
嘉雄 乾
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 芯上昇調節操作レバー57、点火操作レバー
54は同一ガイドに上下に配置され案内される第1、第
2摺動体に連結され、芯上昇調節操作レバー57は点火
操作レバー54の押下げ動作により同時に押下げ可能と
されると共に点火操作レバー54の上方復帰後に前記ガ
イド内で上下動可能とされるように設ける。 【効果】 芯上昇調節操作レバーは、点火操作レバーと
同一ガイドに案内されると共に点火操作レバーの下側に
配されているから、点火操作レバーの押下げ動作により
芯上昇調節操作レバーも押下げ可能となり、点火動作と
芯上げ動作を一回のレバー操作のみで同時に行うことが
できる。各々操作レバーはガイドに案内される第1、第
2摺動体に連結されているから、鉛直方向への押し下げ
動作がスムーズとなり、また復帰時に途中で引っ掛かる
こともなく、動作がより確実となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体燃料燃焼器、例え
ば石油ストーブの芯昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の対震自動消火機能を有する液体燃
料燃焼器の芯昇降装置においては、その対震自動消火機
能との関連において、直接的に芯の上昇をレバー操作式
で行う機能とは別に、燃焼量調節のために芯露出長の微
調節を行う機構が設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような液体燃料
燃焼器の芯昇降装置の微調節機構ではダイヤル式摘みを
回転操作する構成であったため、構造が複雑で高価とな
る欠点があった。
【0004】また、点火操作レバーと芯上昇調節操作レ
バーとが別々であるため、レバー操作が面倒であった。
【0005】さらに、これらのレバーを芯調節軸の周り
に回動自在に設けて円弧運動を行なわせる場合は、芯上
昇調節操作と点火操作のいずれの操作性も悪く、しか
も、これらのレバーのガイド編は、大型化になるといっ
た欠点があった。
【0006】本発明は、上記した点に鑑がみなされたも
ので、芯の上昇操作を行う機構と、燃焼量調節のために
芯露出長の微調節を行う機構との大部分を共通化可能に
すると共に、両機構共レバー操作式とし、かつ一回のレ
バー操作のみで芯上昇操作と芯点火操作とを同時に可能
とすることにより、構造が簡単安易でかつ使い易い液体
燃料燃焼器の芯昇降装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、燃料吸上用芯を昇降するために正逆回転す
る芯調節軸と、鉛直方向への直線的な押下げ動作により
芯調節軸を芯上昇方向へ回動させるための芯上昇調節操
作レバーと、該芯上昇調節操作レバーの押下げ動作を芯
調節軸の回動運動に変換するよう芯調節軸と芯上昇調節
操作レバーとを連係する連係機構と、芯調節軸を芯下降
方向へ回動させるように付勢する芯下降スプリングと、
芯上昇調節操作レバーによって上昇した芯を芯上昇調節
操作レバーによる調節範囲で昇降可能に係止する係止手
段と、前記芯に近接した点火位置と芯から離間した解除
位置とに切換可能とされ常時解除位置側に強制された点
火装置と、鉛直方向への直線的な押下げ動作により該点
火装置を解除位置から点火位置に切換える点火操作レバ
ーと、該点火操作レバーを上方へ付勢する復帰スプリン
グとを備え、前記芯上昇調節操作レバー及び点火操作レ
バーは同一ガイドに上下に配置されて案内される第1、
第2摺動体にそれぞれ連結され、前記芯上昇調節操作レ
バーは点火操作レバーの押下げ動作により同時に押下げ
可能とされると共に点火操作レバーの上方復帰後に前記
ガイド内で上下動可能とされたものである。
【0008】
【作用】振動感知部分のセット操作は、図2において、
セットレバー32の右遊端部32aを上方向に引き上げ
る。すると、第四ピン33を中心に左遊端部に突設され
た第五ピン34が反時計方向に回転し、これに連動した
作動板28は第三ピン24を中心に時計方向に回転す
る。同時に作動板28は可動板23に設けられた爪27
を押し、可動板23は第三ピン24を中心に時計方向に
回転する。そして可動板23の先端に突設された第一係
止突子25が、係止板20の案内孔22内を移動し第一
係止部22aに引っ掛かり振動感知部分がセットされ
る。このとき、作動板28の爪31はスプリング30に
よって、時計方向に回転し、弾性保持板44から離れた
状態になる。
【0009】次に燃料吸上用芯5を上昇位置にセットす
る操作は、点火操作レバー54を図2の上方位置54A
から図5の下方位置54Bまで下降させる。すると、点
火操作レバー54に連結された第一摺動体51は、第二
摺動体52を押しながら芯上昇調節操作レバー57を上
方位置57Aから下方位置57Bまで下降させ、第二摺
動体52の突子58に挿入された芯上昇・芯調節共通レ
バー47を芯下降姿勢47Aから芯上昇姿勢47Bまで
下方に押し下げる。このとき、芯上昇・芯調節共通レバ
ー47の透孔49には、連動板37の右端に突設された
第六ピン39が揺動板40の小判形の遊動孔43を介し
て挿入されているため、芯上昇・芯調節共通レバー47
は第七ピン48を中心に小判形の遊動孔43の下端部の
範囲まで移動したのち、連動軸受け35の貫通孔35a
を中心に時計方向に回転する。同時に揺動板40は芯下
降姿勢40Aから芯上昇姿勢40Bまで回転し、左遊端
部に突設された第二係止突子41が弾性保持板44の案
内孔46内を移動し第二係止部46aに引っ掛かかるの
で、弾性保持板44も非係止姿勢44Aから係止姿勢4
4Bに切換り、セットされる。連動板37に固定された
連動軸受け35に固定筒60で固定されている芯調節軸
7も時計方向に回転し、芯調節軸7に固定された回転ア
ーム8が時計方向に回転し、その両端部の第一ピン9が
芯ホルダー係着片6の切欠溝6a内で摺動しながら、芯
ホルダー4を押し上げるため、芯5が上がりセットされ
る。
【0010】また、図6の様に、上記の点火操作レバー
54の摘み63の押し下げにより、押下片55は突子7
6を押し下げるので、リンク73は回転してその一端は
上昇し、アーム70も上方へ回転し、スプリング69に
抗してヒータ66を芯に接近させるので、芯は点火され
る。
【0011】なお、点火操作レバー54から手を離して
押し下げを解除すると、これと第一摺動体51とは復帰
スプリング56によって上方にもどされ、また同時に、
図6の様に、押下片55は上昇するので、復帰スプリン
グ69の力により自動点火装置65の各部品も元の位置
にもどされる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1は燃料タンク部分を含む芯昇降装置の
一部で分解斜視図で、1は中央部に芯内筒2を立設され
た燃料タンクで、芯内筒2と芯外筒3との間には芯ホル
ダー4を有する燃料吸上用芯5が上下摺動自在に介挿さ
れている。6は、前記芯ホルダー4の中腹部外周面に装
着された芯ホルダー係着片で、前後二箇所に装着されて
おり、中央部に切欠溝6aを有している。この切欠溝6
aには、芯調節軸7に連結された回転アーム8の両端部
に固着された第一ピン9が挿入される。前記芯調節軸7
の一端は、燃料タンク1に設けられた孔10に挿入さ
れ、また他端部は、燃料タンク1の対辺部の孔11に芯
調節軸受けナット12で固定された芯調節軸受け13の
中央の貫通孔に挿入される。14は油もれ防止のための
パッキンで、芯調節軸受け13と芯調節軸受けナット1
2の間に固定される。15は芯外パッキンで燃料タンク
1と芯外筒3の間に固定される。2aは芯天板で芯内筒
2上部に固定される。
【0014】図2は芯昇降装置の芯下降状態の正面図、
図3は同平面図、図4は同分解斜視図、図5は同要部の
芯上昇状態の側面図である。そしてまず図2,3,4の
対震自動消火用の振動感知部分を説明すると、16は、
基板17に連結された支持台18上に載置された重り
で、その下端部には、鎖り19が取付られている。20
は、基板17の第二ピン21に回転自在に軸支されたL
字型の係止板で、その上端の遊端部には前記重り16の
鎖り19の下端部が取付られていると共に、下方の遊端
部の案内孔22の中ほどには第一係止部22aが形成さ
れている。23は、基板17の第三ピン24に軸支され
た可動板で、その遊端部には前記第一係止部22aに接
離自在となる第一係止突子25が突設されていると共
に、遊端部中ほどには、可動板23を常時下方向に附勢
するスプリング26が設けられ、前記第一係止突子25
の反対方向には作動板28を反時計方向のみに回転させ
る爪27が形成されている。前記作動板28は、基板1
7の第三ピン24に可動板23と同時に回転自在に軸支
されており、その遊端部上方には透孔29と常時時計方
向に附勢せしめるスプリング30が設けられていると共
に、遊端部下方には、弾性保持板44を反時計方向のみ
に回転させる爪31が形成されている。32は、基板1
7の第四ピン33に回転自在に軸支されたセットレバー
で、その左方遊端部には、前記作動板28の透孔29に
挿入する第五ピン34が突設されていると共に、右方遊
端部32aには爪が形成され、これにセット摘み61が
挿入されている。
【0015】次に図2〜5の芯昇降部分を説明する。3
5は、基板17の中央部にある円孔36に挿入された連
動軸受けで、その中央部には前記芯調節軸7が挿入固定
される貫通孔35aが形成されている。37は、連動軸
受け35に上下の爪38によって固定された連動板で、
その右端には第六ピン39が突設されている。40は揺
動板で、その中央部に前記連動軸受け35の一端挿入用
の円孔40aが形成され、この円孔40aを中心として
回転自在に連動軸受け35に軸支されている。また揺動
板40の左方遊端部には第二係止突子41が突設されて
いると共に、中ほどには常時下方に附勢せしめる芯下降
スプリング42が設けられている。揺動板40の右方遊
端部には、前記連動板37に突設された第六ピン39が
挿入自在な小判形の遊動孔43が形成されている。44
は、基板17の第八ピン45に軸支された回転自在な弾
性保持板で、その下方遊端部の案内孔46の中ほどには
第二係止部46aが形成され、前記揺動板40の第二係
止突子41が第二係止部46aに接離自在となる様形成
されている。47は、前記揺動板40に第七ピン48に
よって回転自在に軸支された芯上昇・芯調節共通レバー
で、その中央部に前記連動板37に突設された第六ピン
39に挿入可能な透孔49を有していると共に、右方遊
端部にも透孔50が形成されている。そして前記透孔4
9、前記第六ピン39および前記遊動孔43により、前
記揺動板40と、芯調節軸7および連動軸受け35に固
定された連動板37と芯上昇・芯調節共通レバー47と
を芯微調節範囲のみの遊動を許すよう連結する遊動連結
手段Aが構成される。また、遊動連結手段Aを含んで、
前記揺動板40および弾性保持板44により、芯5を燃
焼位置でかつ芯上昇調節操作レバー57による微調節範
囲で昇降可能に係止する係止手段が構成される。
【0016】51は第一摺動体で、基板17上に固定さ
れたガイド板53に上下摺動可能に嵌合されている。5
4は第一摺動体51に連結された点火操作レバーで、そ
の基板17の裏側部には、自動点火装置に連動する押下
片55が形成されると共に、第一摺動体51を常時上方
向に附勢する復帰スプリング56が設けられ、かつその
基板17表側の爪には操作摘み63が挿入されている。
57は、第二摺動体52に連結された芯上昇調節操作レ
バーで、その基板17表側の爪には芯調節摘み62が挿
入されている。そして、芯上昇調節操作レバー57は、
点火操作レバー54と同一ガイドであるガイド板53の
溝に案内されると共に点火操作レバー54の下側に配さ
れ、点火操作レバー54の押下げ動作により同時に押下
げ可能とされると共に点火操作レバー54の上方復帰後
に前記ガイドである溝内で上下動可能とされている。そ
して、前記第二摺動体52の下方には前記芯上昇・芯調
節共通レバー47の右方遊端部の透孔50に挿入された
突子58aが形成されている。これにより、芯上昇調節
操作レバー57と点火操作レバー54とは、同一ガイド
内で鉛直方向に直線的に移動可能とされる。また前記燃
料タンク1部分から突出した芯調節軸7は前記連動軸受
け35の貫通孔35aに挿入され、これは芯調節軸固定
筒60で連動軸受け35に固定される。すなわち、芯上
昇調節操作レバー57の押下げ動作は、共通レバー4
7、揺動板40、連動板37、および連動軸受け35か
らなる連係機構により、芯調節軸7の回転運動に変換さ
れる。
【0017】59は各部品を保護するカバー、64は弾
性保持スプリングで、前記弾性保持板44を確実に作動
させるためにこれを時計方向に附勢するために弾性保持
板44と基板17との間に介装されている。
【0018】次に、図6の自動点火装置65の作動機構
を説明すると、点火ヒータ66の支枠66aは第一支板
67に対し横軸68の周りに回転自在に取付られ、かつ
これら66a、67の間には復帰スプリング69が介装
され、前記支枠66aは点火アーム70に横軸71で枢
支され、該アーム70は横軸72で支板67に枢支さ
れ、リンク73の一端がアーム70に係合され、該リン
ク73の一端がアーム70に係合され、リンク73の他
端の突子76は、前記点火操作レバー54の押下片55
お昇降経路に配設されている。
【0019】次に自動消火動作について説明する。先ず
振動によって消火する場合は、液体燃料燃焼器を傾けた
りこれに振動を与えると、重り16が前後、左右に動
き、鎖り19を引き上げる。すると、鎖り19に取付ら
れている係止板20が第二ピン21を中心に反時計方向
に回転し、第一係止部22aに掛かっていた可動板23
の遊動部に突設されている第一係止突子25が離脱し、
スプリング26によって可動板23は反時計方向に回転
し、可動板23の爪27により、作動板28を反時計方
向に回転させる。作動板28の上遊端部にある透孔29
も同時に反時計方向に回転し、この透孔29に挿入され
た第五ピン34が時計方向に回転し、第五ピン34を突
設されているセットレバー32が第四ピン33を中心に
時計方向に回転する。作動板28が時計方向に回転する
ことにより、爪31が弾性保持板44を反時計方向に回
転させ、弾性保持板44の案内板46の係止部46aに
係止されている揺動板40は、その左遊端部の第二係止
突子41が離脱するので、芯下降スプリング42により
芯上昇姿勢40Bから芯下降姿勢40Aに切換るべく、
連動軸受け35の貫通孔35aを中心に反時計方向に回
転する。連動板37の第六ピン39は揺動板40の遊動
孔43を介して芯上昇・芯調節共通レバー47の透孔4
9に嵌合しているので、揺動板40はその回転途中に遊
動孔43の下端部にピン39が当たり、反時計方向に回
転する。ピン39を有する連動板37も同方向に回転
し、これに固定された連動軸受け35も同方向に回転す
る。また、第七ピン48で揺動板40に軸支された芯上
昇・芯調節共通レバー47も透孔49に第六ピン39が
挿入されているため、芯下降姿勢47Aまで反時計方向
に回転し、第二摺動体52を押し上げる。固定筒60で
連動軸受け35に固定された芯調節軸7は連動軸受け3
5と同様に反時計方向に回転し、芯調節軸7に固定され
た回転アーム8が反時計方向に回転し、その両端部の第
一ピン9が芯ホルダー係着片6の切欠溝6a内で摺動し
ながら芯ホルだー4を下げるため、芯5が芯内筒2と摺
動しながら降下する。
【0020】また、通常の消火操作に際しては、セット
レバー32の上方位置にある右遊端部32aを押し下げ
る。すると、第四ピン33を支点にして右遊端部に突設
されている第五ピン34が時計方向に回転する。この第
五ピン34が挿入された透孔29を有する作動板28が
第四ピン33を中心に反時計方向に回転し、遊端部下方
の爪31で弾性保持板44を反時計方向に回転させる。
これ以降の動作は振動によって自動消火する場合と同様
の動作を行う。
【0021】なお、セットレバー32の右遊端部32a
を押し下げる押力を解除すれば、可動板23の爪27が
反時計方向に回転しない限り、スプリング30によって
セットレバー32は時計方向に回転し、振動感知部分が
セットされた状態にもどる。上記の様に消火操作を行え
ば、これらの一連の動作が瞬時に行われ、瞬時に消火す
る。
【0022】次に、燃焼量調節のための芯露出長微調整
操作について説明すると、図5の様に、下方位置57B
にある芯上昇調節操作レバー57を上方に少し引き上げ
ると、これに連結されている第二摺動体52も引き上げ
られる。第二摺動体52の下方の突子58に挿入された
芯上昇・芯調節共通レバー47は第七ピン48を支点に
して反時計方向に回転する。芯上昇・芯調節共通レバー
47の透孔49に挿入された第六ピン39も揺動板40
の小判形の遊動孔43内で同時に反時計方向に回転し、
第六ピン39を突設されている連動板37と、連動板3
7に固定された連動軸受け35が反時計方向に回転す
る。揺動板40は第二係止突子41が弾性保持板44の
第二係止部46aに係止されているため全く回転しな
い。連動軸受け35に固定筒60で固定された芯調節軸
7も反時計方向に回転し、芯調節軸7に固定された回転
アーム8が反時計方向に回転し、両端部の第一ピン9が
芯ホルダー係着片6の切欠溝6aを摺動しながら芯ホル
ダー4を押し下げるため芯が少し下がる。
【0023】また芯5を少し下げすぎたときは、芯上昇
調節操作レバー57を少し押し下げる。すると前記と逆
に動作が揺動板40の小判形の遊動孔43の範囲内で行
なわれる。
【0024】なお、上記実施例では、芯上昇・芯調節共
通レバー47と連動板37とはピン39と透孔49とで
連結され、また共通レバー47と揺動板40とはピン4
8で連結されているが、これは揺動板40の揺動角度に
対する共通レバー47の回転角度の比率を大にするため
である。しかし、その必要性が小さい場合には共通レバ
ー47と連動板37とを一体化しピン48は芯調節軸7
と一致させてもよい。また共通レバー47と連動板37
が図示例の如く別体の場合でも共通レバー47と連動板
37にピン39、透孔49の適当な一方を選択して設け
ればよく、また共通レバー47および連動板37の組
と、揺動板40とは、ピン39と遊動孔43との一方を
選択できる。
【0025】なお、上記実施例において、時計方向とは
本発明の正転方向を意味し、また反時計方向とは本発明
の逆転方向を意味する。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よれば、芯上昇調節操作レバーは、点火操作レバーと同
一ガイドに案内されると共に点火操作レバーの下側に配
されているから、点火操作レバーの押下げ動作により芯
上昇調節操作レバーも押下げ可能となり、点火動作と芯
上げ動作を一回のレバー操作のみで同時に行うことがで
きる。
【0027】しかも、各々操作レバーはガイドに案内さ
れる第1、第2摺動体に連結されているから、鉛直方向
への押し下げ動作がスムーズとなり、また復帰時に途中
で引っ掛かることもなく、動作がより確実となる。
【0028】また、芯上昇調節操作レバーと点火操作レ
バーとは同一ガイドで鉛直方向へ直線的に案内するた
め、点火操作レバー用のガイドと芯上昇調節操作レバー
用のガイドを別々に2個設ける場合に比べて、左右のガ
イド幅を小にでき、案内機構の構造を簡単にすることが
でき、1個のガイドを形成すればよいので、その加工も
容易に行なえる。
【0029】さらに、芯上昇調節操作レバーと点火操作
レバーとは、同一ガイドでしかも鉛直方向に直線的に移
動するため、これらのレバーを芯調節軸の周りに回動自
在に設けて円弧運動を行なわせる場合に比べて、芯上昇
調節操作と点火操作のいずれの操作性もよく、しかも、
これらのレバーの左右方向のガイド編も、円弧運動を行
なわせる場合に比べて小にし得、機構の小型化が可能と
なるといった優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる液体燃料燃焼器の燃料タンク部
分を含む芯昇降装置の分解斜視図である。
【図2】本発明にかかる液体燃料燃焼器の芯昇降装置で
あって芯下降状態を示す正面図である。
【図3】本発明にかかる液体燃料燃焼器の芯昇降装置で
あって芯下降状態を示す平面図である。
【図4】本発明にかかる液体燃料燃焼器の芯昇降装置で
あって芯下降状態を示す分解斜視図である。
【図5】本発明にかかる液体燃料燃焼器の芯昇降装置で
あって芯下降状態を示す一部の芯上昇状態の側面図であ
る。
【図6】本発明にかかる液体燃料燃焼器の芯昇降装置で
あって芯下降状態を示す自動点火装置部分の斜視図であ
る。
【符号の説明】
5 燃料吸上用芯 7 芯調節軸 35 連動軸受け 37 連動板 40 揺動版 44 弾性保持板 47 芯上昇・芯調節共通レバー 47A 芯上昇・芯調節共通レバー芯下降姿勢 47B 芯上昇・芯調節共通レバー芯上昇姿勢 51 第1摺動体 52 第2摺動体 54 点火操作レバー 54A 点火操作レバーの上方位置 54B 芯上昇下方位置 55 押下片 57 芯上昇調節操作レバー 65 自動点火装置 66 点火ヒータ 76 突子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、燃料吸上用芯を昇降するために正逆回転す
る芯調節軸と、鉛直方向への直線的な押下げ動作により
芯調節軸を芯上昇方向へ回動させるための芯上昇調節操
作レバーと、該芯上昇調節操作レバーの押下げ動作を芯
調節軸の回動運動に変換するよう芯調節軸と芯上昇調節
操作レバーとを連係する連係機構と、芯調節軸を芯下降
方向へ回動させるように付勢する芯下降スプリングと、
芯上昇調節操作レバーによって上昇した芯を芯上昇調節
操作レバーによる調節範囲で昇降可能に係止する係止手
段と、前記芯に近接した点火位置と芯から離間した解除
位置とに切換可能とされ常時解除位置側に強制された点
火装置と、鉛直方向への直線的な押下げ動作により該点
火装置を解除位置から点火位置に切換える点火操作レバ
ーと、該点火操作レバーを上方へ付勢する復帰スプリン
グとを備え、前記芯上昇調節操作レバー及び点火操作レ
バーは同一ガイドに上下に配置され、前記芯上昇調節操
作レバーは点火操作レバーの押下げ動作により同時に押
下げ可能とされると共に点火操作レバーの上方復帰後に
前記ガイド内で上下可能とされたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 乾 嘉雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ヤープ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料吸上用芯を昇降するために正逆回転
    する芯調節軸と、 鉛直方向への直線的な押下げ動作により芯調節軸を芯上
    昇方向へ回動させるための芯上昇調節操作レバーと、 該芯上昇調節操作レバーの押下げ動作を芯調節軸の回動
    運動に変換するよう芯調節軸と芯上昇調節操作レバーと
    を連係する連係機構と、 芯調節軸を芯下降方向へ回動させるように付勢する芯下
    降スプリングと、 芯上昇調節操作レバーによって上昇した芯を芯上昇調節
    操作レバーによる調節範囲で昇降可能に係止する係止手
    段と、 前記芯に近接した点火位置と芯から離間した解除位置と
    に切換可能とされ常時解除位置側に強制された点火装置
    と、 鉛直方向への直線的な押下げ動作により該点火装置を解
    除位置から点火位置に切換える点火操作レバーと、 該点火操作レバーを上方へ付勢する復帰スプリングとを
    備え、 前記芯上昇調節操作レバー及び点火操作レバーは同一ガ
    イドに上下に配置されて案内される第1、第2摺動体に
    それぞれ連結され、前記芯上昇調節操作レバーは点火操
    作レバーの押下げ動作により同時に押下げ可能とされる
    と共に点火操作レバーの上方復帰後に前記ガイド内で上
    下動可能とされたことを特徴とする液体燃料燃焼器の芯
    昇降装置。
JP5462392A 1992-03-13 1992-03-13 液体燃料燃焼器の芯昇降装置 Expired - Lifetime JPH0776605B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6262154B1 (en) 1996-07-09 2001-07-17 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Treatment for rubber-reinforcing fibers, reinforcing fibers, and reinforced rubbers
US6664325B1 (en) 1999-01-14 2003-12-16 Nippon Sheet Glass Co., Ltd. Fiber processing agent, reinforcing fiber processed by the fiber processing agent and rubber product reinforced by the reinforcing fiber

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