JPH0516368Y2 - - Google Patents
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- JPH0516368Y2 JPH0516368Y2 JP19208286U JP19208286U JPH0516368Y2 JP H0516368 Y2 JPH0516368 Y2 JP H0516368Y2 JP 19208286 U JP19208286 U JP 19208286U JP 19208286 U JP19208286 U JP 19208286U JP H0516368 Y2 JPH0516368 Y2 JP H0516368Y2
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- drawer
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Links
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Landscapes
- Drawers Of Furniture (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、机やキヤビネツト等の家具における
抽斗のラツチ装置の構造に関するものである。
抽斗のラツチ装置の構造に関するものである。
従来から抽斗をその収納装置において不用意に
飛び出さないように係止し、該抽斗の引手をもつ
て引き出し動するときには前記係止状態が自動的
に外れるようにするラツチ装置は種々考案されて
いる。その先行技術の一つとして、実公昭60−
23412号公報では、抽斗の一側に縦長のラツチ軸
を回動自在に軸支し、該ラツチ軸に取付くラツチ
をキヤビネツトの係止部方向に付勢し、抽斗の鏡
板の裏面側に配設した横長のレバー棒の先端には
垂直方向に摺動するラツチ作動具を連設し、該ラ
ツチ作動具の傾斜面に前記ラツチ軸の屈曲先端部
を摺接せしめ、前記レバー棒の中途部のクランク
部分を引手内に水平配置し且つ枢着したラツチレ
バーに嵌合させ、このラツチレバーを指にて上向
き回動させることにより、レバー棒をその軸線ま
わりに回動し、ラツチ作動具の上下方向移動によ
り、前記ラツチをキヤビネツトの係止部から離脱
するように構成することを提案している。
飛び出さないように係止し、該抽斗の引手をもつ
て引き出し動するときには前記係止状態が自動的
に外れるようにするラツチ装置は種々考案されて
いる。その先行技術の一つとして、実公昭60−
23412号公報では、抽斗の一側に縦長のラツチ軸
を回動自在に軸支し、該ラツチ軸に取付くラツチ
をキヤビネツトの係止部方向に付勢し、抽斗の鏡
板の裏面側に配設した横長のレバー棒の先端には
垂直方向に摺動するラツチ作動具を連設し、該ラ
ツチ作動具の傾斜面に前記ラツチ軸の屈曲先端部
を摺接せしめ、前記レバー棒の中途部のクランク
部分を引手内に水平配置し且つ枢着したラツチレ
バーに嵌合させ、このラツチレバーを指にて上向
き回動させることにより、レバー棒をその軸線ま
わりに回動し、ラツチ作動具の上下方向移動によ
り、前記ラツチをキヤビネツトの係止部から離脱
するように構成することを提案している。
この考案では、ラツチレバーは引手孔内の上部
収納部空間に配設しているもので、抽斗を引き出
し動するとき、引手内に差し入れる指にてラツチ
レバーを上向きに回動しないとラツチは外れる方
向に作動することがないから、抽斗の高さ位置が
低いときには、引手内に差し入れる指の屈曲方向
が上向きとなるので、その上向きの指先端にてラ
ツチレバーを押し上げることにより、前記抽斗の
ラツチを容易に外すことができる。
収納部空間に配設しているもので、抽斗を引き出
し動するとき、引手内に差し入れる指にてラツチ
レバーを上向きに回動しないとラツチは外れる方
向に作動することがないから、抽斗の高さ位置が
低いときには、引手内に差し入れる指の屈曲方向
が上向きとなるので、その上向きの指先端にてラ
ツチレバーを押し上げることにより、前記抽斗の
ラツチを容易に外すことができる。
しかしながら、キヤビネツト等において高い位
置に抽斗がある場合(特に作業者の肩の高さより
高い位置に抽斗がある場合)、抽斗を引き出すと
の指の屈曲方向が下向きとなるのが通常であり、
前記先行技術では、ラツチレバーを回動する手の
姿勢に無理が発生し、人間工学的に見て、抽斗の
操作作業性に欠点があつた。
置に抽斗がある場合(特に作業者の肩の高さより
高い位置に抽斗がある場合)、抽斗を引き出すと
の指の屈曲方向が下向きとなるのが通常であり、
前記先行技術では、ラツチレバーを回動する手の
姿勢に無理が発生し、人間工学的に見て、抽斗の
操作作業性に欠点があつた。
さらに、前記先行技術において、前記と反対に
ラツチレバーを下向きに回動したときにラツチが
外れるように、設計変更したとしても、今度はラ
ツチレバーを上向き方向へ回動させるときにはラ
ツチを外すことができないので、抽斗の高さ位置
により異なるタイプのラツチレバー等を装着しな
ければならず、抽斗の製作の工程および準備する
部品点数も多くなり、コストの上昇につながる。
ラツチレバーを下向きに回動したときにラツチが
外れるように、設計変更したとしても、今度はラ
ツチレバーを上向き方向へ回動させるときにはラ
ツチを外すことができないので、抽斗の高さ位置
により異なるタイプのラツチレバー等を装着しな
ければならず、抽斗の製作の工程および準備する
部品点数も多くなり、コストの上昇につながる。
しかも、一つのキヤビネツトにおいて高さの位
置が違うだけで指かけ方向を違えることを作業者
に強制するので、この点においても抽斗の操作作
業性に問題があつた。
置が違うだけで指かけ方向を違えることを作業者
に強制するので、この点においても抽斗の操作作
業性に問題があつた。
本考案は、引手本体を上下いずれの方向に回動
してもラツチが外れるように構成することによ
り、前記従来技術の問題点を解消することを目的
とするものである。
してもラツチが外れるように構成することによ
り、前記従来技術の問題点を解消することを目的
とするものである。
そのため、本考案では、抽斗の一側に縦長のラ
ツチ軸を回動自在に軸支し、該ラツチ軸に取付く
ラツチをキヤビネツトの係止部方向に付勢し、抽
斗の鏡板の裏面側に配設した横長の作動杆の先端
には、前記ラツチ軸の横向き接当部に接当する傾
斜面を有する作動体を設け、該作動体の上または
下方向への移動により、前記ラツチをキヤビネツ
トの係止部から離脱するように構成して成るラツ
チ装置において、抽斗の鏡板における引手孔内に
設ける引手本体を、その上下回動軸線が前記作動
杆の長手方向と略平行となるように配設し、引手
本体を上下に指掛け部が有するように断面横向き
V字状または横向きU字状等の前向き開放状に形
成し、前記作動杆を、これに取付く作動体が上下
方向に移動するように軸枢着し、少なくとも作動
杆を前記傾斜面がラツチ軸の接当部から離れ、且
つ前記引手本体をその上下回動の中立位置に復帰
させるようにばね付勢する一方、作動杆と引手本
体との間に配設する揺動杆をピン枢着し、該揺動
杆の一端を前記引手本体の裏面に突出する突起体
の上下揺動に応じて上下揺動するように係合さ
せ、揺動杆の他端を、前記作動杆における軸枢着
部と作動体との間にて当該作動杆に接当するよう
に構成したものである。
ツチ軸を回動自在に軸支し、該ラツチ軸に取付く
ラツチをキヤビネツトの係止部方向に付勢し、抽
斗の鏡板の裏面側に配設した横長の作動杆の先端
には、前記ラツチ軸の横向き接当部に接当する傾
斜面を有する作動体を設け、該作動体の上または
下方向への移動により、前記ラツチをキヤビネツ
トの係止部から離脱するように構成して成るラツ
チ装置において、抽斗の鏡板における引手孔内に
設ける引手本体を、その上下回動軸線が前記作動
杆の長手方向と略平行となるように配設し、引手
本体を上下に指掛け部が有するように断面横向き
V字状または横向きU字状等の前向き開放状に形
成し、前記作動杆を、これに取付く作動体が上下
方向に移動するように軸枢着し、少なくとも作動
杆を前記傾斜面がラツチ軸の接当部から離れ、且
つ前記引手本体をその上下回動の中立位置に復帰
させるようにばね付勢する一方、作動杆と引手本
体との間に配設する揺動杆をピン枢着し、該揺動
杆の一端を前記引手本体の裏面に突出する突起体
の上下揺動に応じて上下揺動するように係合さ
せ、揺動杆の他端を、前記作動杆における軸枢着
部と作動体との間にて当該作動杆に接当するよう
に構成したものである。
このように、本考案では、抽斗の鏡板の引手孔
内に引手本体を上下回動できるように配設し、該
引手本体を上下に指掛け部が有するように断面横
向きV字状または横向きU字状等の前向き開放状
に形成し、該引手本体をその上下回動の中立位置
に復帰させるようにばね付勢したので、抽斗の設
置位置の高さの如何にかかわらず、引手本体を上
方と下方のいずれの方向にも回動することがで
き、また、差し込む指を引手本体から離すだけで
当該引手本体は中立状態に復帰できる。
内に引手本体を上下回動できるように配設し、該
引手本体を上下に指掛け部が有するように断面横
向きV字状または横向きU字状等の前向き開放状
に形成し、該引手本体をその上下回動の中立位置
に復帰させるようにばね付勢したので、抽斗の設
置位置の高さの如何にかかわらず、引手本体を上
方と下方のいずれの方向にも回動することがで
き、また、差し込む指を引手本体から離すだけで
当該引手本体は中立状態に復帰できる。
そして、作動杆と引手本体との間に配設する揺
動杆をピン枢着し、該揺動杆の一端を前記引手本
体の裏面に突出する突起体の上下揺動に応じて上
下揺動するように係合させてあるから、引手本体
の上または下方向への回動に応じて揺動杆も上下
揺動する。さらにこの揺動杆の他端が、前記作動
杆における軸枢着部と作動体との間にて当該作動
杆に接当するように構成したのであるから、前記
揺動杆が上下いずれの方向に揺動するときにも、
作動杆自体はその軸枢着部を中心にして揺動杆の
他端に押圧された方向、すなわち作動体の傾斜面
にてラツチ軸の横向き接当部を回動させてラツチ
を外す方向に回動することになる。
動杆をピン枢着し、該揺動杆の一端を前記引手本
体の裏面に突出する突起体の上下揺動に応じて上
下揺動するように係合させてあるから、引手本体
の上または下方向への回動に応じて揺動杆も上下
揺動する。さらにこの揺動杆の他端が、前記作動
杆における軸枢着部と作動体との間にて当該作動
杆に接当するように構成したのであるから、前記
揺動杆が上下いずれの方向に揺動するときにも、
作動杆自体はその軸枢着部を中心にして揺動杆の
他端に押圧された方向、すなわち作動体の傾斜面
にてラツチ軸の横向き接当部を回動させてラツチ
を外す方向に回動することになる。
このように、引手本体の上下回動の任意性をそ
の裏面の突起体および該突起体に係合させた揺動
杆を介して作動杆に一方向のみの回動に変換する
ので、引手本体などのすべてのラツチ装置部品を
一種類のものだけ準備すれば良く、ラツチ装置の
組立作業も簡単となる効果を奏する。
の裏面の突起体および該突起体に係合させた揺動
杆を介して作動杆に一方向のみの回動に変換する
ので、引手本体などのすべてのラツチ装置部品を
一種類のものだけ準備すれば良く、ラツチ装置の
組立作業も簡単となる効果を奏する。
しかも、キヤビネツト等の家具におけるいずれ
の箇所の抽斗においても引手本体を上及び下のい
ずれの方向に回動してもラツチを外すことがで
き、融通性に富み、引き出し作業を向上させるこ
とができるという顕著な効果を有する。
の箇所の抽斗においても引手本体を上及び下のい
ずれの方向に回動してもラツチを外すことがで
き、融通性に富み、引き出し作業を向上させるこ
とができるという顕著な効果を有する。
次に本考案の実施例を説明すると、第1図は机
またはキヤビネツトにおける抽斗1を示し、該抽
斗1の鏡板2には、本考案のラツチ装置3を装着
する。
またはキヤビネツトにおける抽斗1を示し、該抽
斗1の鏡板2には、本考案のラツチ装置3を装着
する。
抽斗1の鏡板2の裏面側は、薄鋼板を折曲して
なる前板2aと後板2bとを適宜隙間を隔ててそ
の周側縁板部にて重合させ、適宜溶接等にて固着
するものである。符号5は鏡板2の後板2bにカ
バー板4を介して取付く上面開放型のトレーであ
る。
なる前板2aと後板2bとを適宜隙間を隔ててそ
の周側縁板部にて重合させ、適宜溶接等にて固着
するものである。符号5は鏡板2の後板2bにカ
バー板4を介して取付く上面開放型のトレーであ
る。
ラツチ装置3は、鏡板2の引手孔9に臨む引手
本体10と、該引手本体10と略平行に鏡板2裏
面側に配設する作動杆20と、作動杆20の先端
に取付く作動杆21と、作動杆20と引手本体1
0との間に配設する揺動杆22と、ラツチ23付
きのラツチ軸24とから成る。
本体10と、該引手本体10と略平行に鏡板2裏
面側に配設する作動杆20と、作動杆20の先端
に取付く作動杆21と、作動杆20と引手本体1
0との間に配設する揺動杆22と、ラツチ23付
きのラツチ軸24とから成る。
引手本体10は、鏡板2の後板2aの装着孔8
に嵌る枠体7と、前板2aの引手孔9から前面に
臨む引手本体10と、左右一対の支持体11,1
1とからなり、前記装着孔8及び引手孔9はいず
れも横長の小判型に穿設されるが、引手孔9の横
長寸法は装着孔8のそれより短い。
に嵌る枠体7と、前板2aの引手孔9から前面に
臨む引手本体10と、左右一対の支持体11,1
1とからなり、前記装着孔8及び引手孔9はいず
れも横長の小判型に穿設されるが、引手孔9の横
長寸法は装着孔8のそれより短い。
引手本体10は前記鏡板2の裏面から後板2a
の装着孔8に嵌る横断面コ字型の枠体7の前面に
配設し、引手本体10を断面略半円の筒状に形成
し、その略半円筒部の長手方向両端は半球殻状に
形成する。前記引手本体10の略半円筒部の長手
軸線に沿う上下一対の開口縁は、その内径側に内
向きの突条部を形成して長手の指掛け部10a,
10aとなるように構成する。
の装着孔8に嵌る横断面コ字型の枠体7の前面に
配設し、引手本体10を断面略半円の筒状に形成
し、その略半円筒部の長手方向両端は半球殻状に
形成する。前記引手本体10の略半円筒部の長手
軸線に沿う上下一対の開口縁は、その内径側に内
向きの突条部を形成して長手の指掛け部10a,
10aとなるように構成する。
そして、引手本体10の上下一対の指掛け部1
0a,10aが前板2aの引手孔9から前面に臨
むように配設する。なお、前記装着孔8及び引手
孔9はいずれも横長の小判型に穿設されるが、引
手孔9の横長寸法は装着孔8のそれより短い。
0a,10aが前板2aの引手孔9から前面に臨
むように配設する。なお、前記装着孔8及び引手
孔9はいずれも横長の小判型に穿設されるが、引
手孔9の横長寸法は装着孔8のそれより短い。
引手本体10の両端には、断面逆V字状のフイ
ン部13を一体的に突出して設け、該フイン部1
3のV字状表面付け根部には、左右一対の回動軸
部12,12を一体的に突出成形する。
ン部13を一体的に突出して設け、該フイン部1
3のV字状表面付け根部には、左右一対の回動軸
部12,12を一体的に突出成形する。
該各回動軸部12を回動自在に支持する一対の
支持体11,11は、横断面略コ字型 に形成さ
れ、各支持体11の両脚部11a,11aを前記
枠体7の左右両端部にその長手方向に沿つて形成
されたガイド溝14,14に着脱自在に嵌挿でき
るように構成する一方、支持体11の基板11b
の自由端縁には、前記引手本体10の回動軸部1
2が嵌る切欠き支持溝15を形成する。
支持体11,11は、横断面略コ字型 に形成さ
れ、各支持体11の両脚部11a,11aを前記
枠体7の左右両端部にその長手方向に沿つて形成
されたガイド溝14,14に着脱自在に嵌挿でき
るように構成する一方、支持体11の基板11b
の自由端縁には、前記引手本体10の回動軸部1
2が嵌る切欠き支持溝15を形成する。
さらに、前記両支持体11には、引手本体10
を前記回動軸部12箇所を中心にして揺動すると
きの中立位置に復帰させるばね手段を設けるので
ある。
を前記回動軸部12箇所を中心にして揺動すると
きの中立位置に復帰させるばね手段を設けるので
ある。
その一実施例として、各支持体11には、その
基板11bの立ち上り部11cから前記支持溝1
5を備えた自由端縁に向かつて板状ばね片16を
片持ち梁的に突出させ、該ばね片16と基板11
bの裏面側との間で前記引手本体10のフイン部
13を挟持するように構成する。
基板11bの立ち上り部11cから前記支持溝1
5を備えた自由端縁に向かつて板状ばね片16を
片持ち梁的に突出させ、該ばね片16と基板11
bの裏面側との間で前記引手本体10のフイン部
13を挟持するように構成する。
なお、前記各支持体11は合成樹脂製の射出成
形品であり、このとき、前記ばね片16をその自
由端側に行くにつれて基板11bの裏面側に近付
くように傾斜形成することにより(第5図の一点
鎖線参照)、ばね力が前記各フイン部13に対し
て充分作用できるようにするのである。
形品であり、このとき、前記ばね片16をその自
由端側に行くにつれて基板11bの裏面側に近付
くように傾斜形成することにより(第5図の一点
鎖線参照)、ばね力が前記各フイン部13に対し
て充分作用できるようにするのである。
また、前記逆V字状のフイン部13は、引手本
体10が回動軸部12を中心にして回動すると
き、フイン部13のいずれか一方の表面が支持体
11の基板11bの裏面に接当することにより、
それ以上の回動が不能となるストツパの役割をも
果たす。
体10が回動軸部12を中心にして回動すると
き、フイン部13のいずれか一方の表面が支持体
11の基板11bの裏面に接当することにより、
それ以上の回動が不能となるストツパの役割をも
果たす。
抽斗1における鏡板2の後板2bの装着孔8に
嵌る枠体7の外周面には、その長手方向の適宜位
置に突出爪17を設け、該各突出爪17が後板2
bの係合孔18に係合する。
嵌る枠体7の外周面には、その長手方向の適宜位
置に突出爪17を設け、該各突出爪17が後板2
bの係合孔18に係合する。
ラツチ装置3は、鏡板2の引手孔9に臨む引手
本体10と、該引手本体10と略平行に鏡板2裏
面側に配設する作動杆20と、作動杆20の先端
に取付く作動体21と、作動杆20と引手本体1
0との間に配設する揺動杆22と、ラツチ23付
きのラツチ軸24とから成り、ねじりばね38等
によりラツチ23をキヤビネツトの本体等におけ
る係止部37方向に付勢する。
本体10と、該引手本体10と略平行に鏡板2裏
面側に配設する作動杆20と、作動杆20の先端
に取付く作動体21と、作動杆20と引手本体1
0との間に配設する揺動杆22と、ラツチ23付
きのラツチ軸24とから成り、ねじりばね38等
によりラツチ23をキヤビネツトの本体等におけ
る係止部37方向に付勢する。
断面逆L字状の作動杆20は前記引手本体10
の回動軸線と略平行な水平状に配設され、カバー
板4に軸25を介して上下回動自在に枢着されて
おり、ばね26により作動杆先端の作動体21が
上方に移動する方向に付勢する。
の回動軸線と略平行な水平状に配設され、カバー
板4に軸25を介して上下回動自在に枢着されて
おり、ばね26により作動杆先端の作動体21が
上方に移動する方向に付勢する。
作動杆20の上面と前記引手本体10の裏面と
の間に配設する揺動杆22は、断面横向きコ字型
に形成され、該揺動杆22の左右方向中途部のピ
ン27枢支箇所は、作動杆20の軸25枢着箇所
と先端の作動体21との左右方向中途部分であ
り、揺動杆22の一端には正面視三角形状等の切
欠き窓28を備えた係合部29を形成し、該係合
部29を引手本体10の裏面中程部近傍から枠体
7の孔より後向きに突出する水平板状の突起体3
0に上下から挟持するように係合させ、揺動杆2
2の他端、本実施例ではピン27箇所の下方部位
の水平片36を前記作動杆20の上面であつて、
前記軸25と作動体21との左右中間位置に接当
させる。
の間に配設する揺動杆22は、断面横向きコ字型
に形成され、該揺動杆22の左右方向中途部のピ
ン27枢支箇所は、作動杆20の軸25枢着箇所
と先端の作動体21との左右方向中途部分であ
り、揺動杆22の一端には正面視三角形状等の切
欠き窓28を備えた係合部29を形成し、該係合
部29を引手本体10の裏面中程部近傍から枠体
7の孔より後向きに突出する水平板状の突起体3
0に上下から挟持するように係合させ、揺動杆2
2の他端、本実施例ではピン27箇所の下方部位
の水平片36を前記作動杆20の上面であつて、
前記軸25と作動体21との左右中間位置に接当
させる。
作動体21は第2図及び第3図に示すように、
下部が垂直片31でそれに続いて傾斜面32を有
する合成樹脂製のブロツク状であり、作動杆20
の先端部を作動体21にねじ33止めする。前記
傾斜面32は本実施例では、鏡板2の後板2bと
対面し、上に行くにしたがつて後板2bに近付く
ようにな断面形状であり、抽斗1の後方に向かう
ラツチ23が下端に取付く縦長の棒状のラツチ軸
24の上端横向き屈曲の接当部34を、作動体2
1の垂直片31及び傾斜面32前面に接当するよ
うに配設してあり、作動体21が下降動するにつ
れて前記傾斜面32に摺接されて水平回動する接
当部34によりラツチ軸24及びラツチ23が第
2図の矢印A方向に回動するように関連させる。
下部が垂直片31でそれに続いて傾斜面32を有
する合成樹脂製のブロツク状であり、作動杆20
の先端部を作動体21にねじ33止めする。前記
傾斜面32は本実施例では、鏡板2の後板2bと
対面し、上に行くにしたがつて後板2bに近付く
ようにな断面形状であり、抽斗1の後方に向かう
ラツチ23が下端に取付く縦長の棒状のラツチ軸
24の上端横向き屈曲の接当部34を、作動体2
1の垂直片31及び傾斜面32前面に接当するよ
うに配設してあり、作動体21が下降動するにつ
れて前記傾斜面32に摺接されて水平回動する接
当部34によりラツチ軸24及びラツチ23が第
2図の矢印A方向に回動するように関連させる。
なお、符号35は作動体21の上昇位置を規制
するストツパで、カバー板4より切り起こされた
ストツパ35に作動体21の上面が接当すれば、
作動杆20が略水平状態となり、且つ引手本体1
0が上下回動の中立位置に来るように設定され
る。
するストツパで、カバー板4より切り起こされた
ストツパ35に作動体21の上面が接当すれば、
作動杆20が略水平状態となり、且つ引手本体1
0が上下回動の中立位置に来るように設定され
る。
この構成において、後板2bの装着孔8より引
手孔9の長さが短いから、前記枠体7を後板2b
側から嵌挿すると、枠体7の左右両端に取付く左
右一対の支持体11,11は前板2aより表面側
に露出することがなく、また、前記左右両支持体
11,11を介して上下回動自在に支持された引
手本体10は、その開口縁が引手孔9から前板2
aの表面側に若干突出するようにして臨むことに
なる。
手孔9の長さが短いから、前記枠体7を後板2b
側から嵌挿すると、枠体7の左右両端に取付く左
右一対の支持体11,11は前板2aより表面側
に露出することがなく、また、前記左右両支持体
11,11を介して上下回動自在に支持された引
手本体10は、その開口縁が引手孔9から前板2
aの表面側に若干突出するようにして臨むことに
なる。
そして、抽斗1を開けるには、前記略半円筒状
の引手本体10の内径側から開口縁に指を差し入
れ、指掛け部10aの一方に指を掛けて前に引
く。
の引手本体10の内径側から開口縁に指を差し入
れ、指掛け部10aの一方に指を掛けて前に引
く。
このとき、指先の曲がりに応じて、引手本体1
0は回動軸部12,12箇所を中心に適宜上下回
動し、左右両側の支持体11,11におけるばね
片16,16は引手本体10の各フイン部13を
弾性力的に支持することになる。
0は回動軸部12,12箇所を中心に適宜上下回
動し、左右両側の支持体11,11におけるばね
片16,16は引手本体10の各フイン部13を
弾性力的に支持することになる。
例えば、手のひらを下向きにして抽斗1を開け
るときには、指先は下向きに折曲り、引手本体1
0の下位置の指掛け部10aを前に引くことにな
るので、第6図の一点鎖線に示すように引手本体
10の開口部は斜め上向き、当該引手本体10裏
面の突起体30は下方に揺動するから該突起体3
0に一端を係合した揺動杆22はピン27を中心
にして第3図の一点鎖線に示すように揺動杆22
の一端が下向くように回動する。このとき、揺動
杆22の一端の係合部29に続く切欠き窓28が
三角形状であるので、揺動杆22の上下回動に際
して突起体30が干渉しない。
るときには、指先は下向きに折曲り、引手本体1
0の下位置の指掛け部10aを前に引くことにな
るので、第6図の一点鎖線に示すように引手本体
10の開口部は斜め上向き、当該引手本体10裏
面の突起体30は下方に揺動するから該突起体3
0に一端を係合した揺動杆22はピン27を中心
にして第3図の一点鎖線に示すように揺動杆22
の一端が下向くように回動する。このとき、揺動
杆22の一端の係合部29に続く切欠き窓28が
三角形状であるので、揺動杆22の上下回動に際
して突起体30が干渉しない。
そして、揺動杆22の他端(水平片36)の一
側角部36aが作動杆20を下向きに押圧するか
ら、作動杆20は軸25箇所を中心にしてその先
端の作動体21が下降し、該作動体21における
傾斜面32がラツチ軸24における横向きの接当
部34を前向きに回動させラツチ軸24に取付く
ラツチ23がキヤビネツトの本体における孔状の
係止部37から離れて抽斗1を引き出すことがで
きるのである。
側角部36aが作動杆20を下向きに押圧するか
ら、作動杆20は軸25箇所を中心にしてその先
端の作動体21が下降し、該作動体21における
傾斜面32がラツチ軸24における横向きの接当
部34を前向きに回動させラツチ軸24に取付く
ラツチ23がキヤビネツトの本体における孔状の
係止部37から離れて抽斗1を引き出すことがで
きるのである。
反対に手のひらを上向きにして抽斗1を開ける
ときには、引手本体10の開口部は斜め下向くこ
とになり、当該引手本体10の裏面の突起体30
は上方に揺動するから該突起体33に一端を係合
した揺動杆22はピン27を中心にして揺動杆2
2の一端が上向くように回動する。
ときには、引手本体10の開口部は斜め下向くこ
とになり、当該引手本体10の裏面の突起体30
は上方に揺動するから該突起体33に一端を係合
した揺動杆22はピン27を中心にして揺動杆2
2の一端が上向くように回動する。
この状態においても、揺動杆22の他端(水平
片36)の他側角部36bが作動杆20を下向き
に押圧するから、前記と同じく作動杆20は軸2
5箇所を中心にしてその先端の作動体21が下降
し、該作動体21における傾斜面32がラツチ軸
24における横向きの接当部34を前向きに回動
させラツチ軸24に取付くラツチ23がねじりば
ね38力に抗してキヤビネツトの本体における孔
状の係止部37から離れて抽斗1を引き出すこと
ができるのである。
片36)の他側角部36bが作動杆20を下向き
に押圧するから、前記と同じく作動杆20は軸2
5箇所を中心にしてその先端の作動体21が下降
し、該作動体21における傾斜面32がラツチ軸
24における横向きの接当部34を前向きに回動
させラツチ軸24に取付くラツチ23がねじりば
ね38力に抗してキヤビネツトの本体における孔
状の係止部37から離れて抽斗1を引き出すこと
ができるのである。
いずれにしても、引手本体10の開口内径部に
差し入れた指先の屈曲方向ひいては手のひらの方
向の如何にかかわらず、指掛け部10aに指が深
く且つ確実に掛かつた状態を保持できると共に、
引手本体10から、指を離すと、前記ばね片16
の弾性復元力及びばね26付勢力により、当該引
手本体10はその開口部が抽斗1の鏡板2と略直
角となるように中立位置に復元するのである。
差し入れた指先の屈曲方向ひいては手のひらの方
向の如何にかかわらず、指掛け部10aに指が深
く且つ確実に掛かつた状態を保持できると共に、
引手本体10から、指を離すと、前記ばね片16
の弾性復元力及びばね26付勢力により、当該引
手本体10はその開口部が抽斗1の鏡板2と略直
角となるように中立位置に復元するのである。
また、指先の外側が反対側の指掛け部10aに
衝突しないので円滑な引出し操作が可能となるの
で、抽斗1の設置高さの如何にかかわらず引き出
し作業性能が向上する。
衝突しないので円滑な引出し操作が可能となるの
で、抽斗1の設置高さの如何にかかわらず引き出
し作業性能が向上する。
なお、長期間の使用により、支持体11におけ
るばね片16が疲労したり、折損したりすれば、
他の部分例えば引手本体10等を取り替えること
なく、当該欠陥のある支持体11のみ交換すれば
良い。
るばね片16が疲労したり、折損したりすれば、
他の部分例えば引手本体10等を取り替えること
なく、当該欠陥のある支持体11のみ交換すれば
良い。
本考案においては、前記ばね片16を省略し
て、ばね26とストツパ35とにより、作動杆2
0の水平状態及び引手本体10の上下回動中立位
置への復帰の付勢手段とすることができる。
て、ばね26とストツパ35とにより、作動杆2
0の水平状態及び引手本体10の上下回動中立位
置への復帰の付勢手段とすることができる。
前記実施例は、作動杆20を揺動杆22の下面
に接当させるように引手本体10の下位置に配設
した場合であつたが、これとは上下逆に配設する
こともできる。即ち、作動杆20の下面が揺動杆
22の上面である他端に接当するように配設し、
引手本体10の上下回動により作動杆20の先端
側つまり作動体21が上昇するように関連させる
一方、該作動体21における傾斜面32を、作動
体21が上昇するにつれてラツチ23がキヤビネ
ツトにおける係止部からはなれる方向に回動すべ
く前記図示実施例とは逆傾斜にすれば良いのであ
る。
に接当させるように引手本体10の下位置に配設
した場合であつたが、これとは上下逆に配設する
こともできる。即ち、作動杆20の下面が揺動杆
22の上面である他端に接当するように配設し、
引手本体10の上下回動により作動杆20の先端
側つまり作動体21が上昇するように関連させる
一方、該作動体21における傾斜面32を、作動
体21が上昇するにつれてラツチ23がキヤビネ
ツトにおける係止部からはなれる方向に回動すべ
く前記図示実施例とは逆傾斜にすれば良いのであ
る。
また、第7図に示すように、引手本体10の断
面形状を横向きV字状に形成しても良く、また図
示しないが横向きU字状に形成しても良い。
面形状を横向きV字状に形成しても良く、また図
示しないが横向きU字状に形成しても良い。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は抽斗の
斜視図、第2図は各部分の斜視図、第3図は抽斗
の要部正面図、第4図は第1図の−視要部断
面図、第5図は第4図の−線視断面図、第6
図は第5図の−線視断面図、第7図は他の実
施例の断面図である。 1……抽斗、2……鏡板、2a……前板、2b
……後板、3……引手装置、4……カバー板、7
……枠体、8……装着孔、9……引手孔、10…
…引手本体、10a……指掛け部、11……支持
体、12……回動軸部、13……フイン部、15
……支持溝、16……ばね片、20……作動杆、
21……作動体、22……揺動杆、23……ラツ
チ、24……ラツチ軸、25……軸、26……ば
ね、27……ピン、28……切欠き窓、29……
係合部、30……突起体、32……傾斜面、34
……接当部、36……水平片、37……係止部。
斜視図、第2図は各部分の斜視図、第3図は抽斗
の要部正面図、第4図は第1図の−視要部断
面図、第5図は第4図の−線視断面図、第6
図は第5図の−線視断面図、第7図は他の実
施例の断面図である。 1……抽斗、2……鏡板、2a……前板、2b
……後板、3……引手装置、4……カバー板、7
……枠体、8……装着孔、9……引手孔、10…
…引手本体、10a……指掛け部、11……支持
体、12……回動軸部、13……フイン部、15
……支持溝、16……ばね片、20……作動杆、
21……作動体、22……揺動杆、23……ラツ
チ、24……ラツチ軸、25……軸、26……ば
ね、27……ピン、28……切欠き窓、29……
係合部、30……突起体、32……傾斜面、34
……接当部、36……水平片、37……係止部。
Claims (1)
- 抽斗の一側に縦長のラツチ軸を回動自在に軸支
し、該ラツチ軸に取付くラツチをキヤビネツトの
係止部方向に付勢し、抽斗の鏡板の裏面側に配設
した横長の作動杆の先端には、前記ラツチ軸の横
向き接当部に接当する傾斜面を有する作動体を設
け、該作動体の上または下方向への移動により、
前記ラツチをキヤビネツトの係止部から離脱する
ように構成して成るラツチ装置において、抽斗の
鏡板における引手孔内に設ける引手本体を、その
上下回動軸線が前記作動杆の長手方向と略平行と
なるように配設し、引手本体を上下に指掛け部が
有するように断面横向きV字状または横向きU字
状等の前向き開放状に形成し、前記作動杆を、こ
れに取付く作動体が上下方向に移動するように軸
枢着し、少なくとも作動杆を前記傾斜面がラツチ
軸の接当部から離れ、且つ前記引手本体をその上
下回動の中立位置に復帰させるようにばね付勢す
る一方、作動杆と引手本体との間に配設する揺動
杆をピン枢着し、該揺動杆の一端を前記引手本体
の裏面に突出する突起体の上下揺動に応じて上下
揺動するように係合させ、揺動杆の他端を、前記
作動杆における軸枢着部と作動体との間にて当該
作動杆に接当するように構成したことを特徴とす
る抽斗のラツチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19208286U JPH0516368Y2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19208286U JPH0516368Y2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6396177U JPS6396177U (ja) | 1988-06-21 |
JPH0516368Y2 true JPH0516368Y2 (ja) | 1993-04-28 |
Family
ID=31146828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19208286U Expired - Lifetime JPH0516368Y2 (ja) | 1986-12-12 | 1986-12-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516368Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8616592B2 (en) | 2005-11-10 | 2013-12-31 | Okamura Corporation | Latch device of a door |
-
1986
- 1986-12-12 JP JP19208286U patent/JPH0516368Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6396177U (ja) | 1988-06-21 |
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