JP6871730B2 - ミシンのフットコントローラ - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンの縫製作業において使用するフットコントローラを誤作業により急激に踏み込んだ時にミシンが急始動することを防止し、安全を確保することができるミシンのフットコントローラに関する。
家庭用のミシンでは、一般的に縫製作業が楽に行えるようにフットコントローラを備えたものが普及している。フットコントローラは、作業を楽にすることができ、極めて便利な道具である。しかし、使用者がうっかり操作を誤って、フットコントローラのペダル部を急激に踏み込んでしまうことが十分にありうる。このような場合には、ミシンはいきなり始動し、先端に針が装着された針棒が上下動を始めることになり、使用者にとっては、極めて危険な状態となる。
特開2006−20664号公報
出願人は、特許文献1において、使用者がコントローラを意図しない急激な踏込等による誤操作に対して、良好に対応し、安全を確保できる発明を行っている。この特許文献1における発明では、電気的手段により安全を確保しようとするものである。
しかし、この特許文献1は、高級なミシンに採用されることが多く、低価格帯のミシンには採用されない。そのために、さらにフットコントローラを使用するミシンにおいて、急激な踏込等の誤操作に対する急始動を防止する安全機構を確保簡易な構成で且つ極めて低価格で提供できるフットコントローラの出現が期待されている。
そこで、本発明の目的(解決しようとする課題)は、フットコントローラを備えたミシンにおいて、使用者の意図しない誤操作等による急激な始動を防止し、安全を確保する機構を簡易なものとし、極めて低価格を実現できるミシンのフットコントローラを提供することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、足を載せて踏み込むためのペダル部と、該ペダル部の一端が枢支部を中心にして回動自在に支持されるペダル受台とによって構成されたコントローラ本体と、ミシンの運転速度を制御する速度制御部材とからなるミシンのフットコントローラであって、前記コントローラ本体内には前記ペダル部の踏込動作を阻止する踏込阻止腕を備えた踏込阻止ブロックと、前記踏込阻止腕を案内する突起状案内面を備えた踏込案内部と該踏込案内部の前記突起状案内面の延長上で所定の距離離間して前記踏込阻止腕の先端を係止させるための被係止部を備え前記踏込案内部と対向するようにして、該踏込案内部よりも前記コントローラ本体の踏込側に位置して設けられたストッパ部とからなる被踏込ブロックとを備え、前記踏込阻止ブロックの前記踏込阻止腕が前記踏込案内部側に常時当接し、前記ペダル部が急激な速度変化を伴う踏込操作をされたときには前記踏込阻止腕の先端は前記踏込案内部から離脱して前記ストッパ部の前記被係止部に係止されるミシンのフットコントローラとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、前記踏込阻止ブロックは前記ペダル部に設けられ、前記被踏込ブロックはペダル受台に設けられる請求項1に記載のミシンのフットコントローラとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、前記踏込阻止腕は、前記踏込案内部側に当接するように弾性付勢する請求項1又は2に記載のミシンのフットコントローラとしたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、前記踏込阻止腕は、バネによって弾性付勢される請求項1,2又は3の何れか1項に記載のミシンのフットコントローラとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、コントローラ本体内に被踏込ブロックは踏込案内部とストッパ部とを備えている。そして、踏込阻止ブロックの踏込阻止腕は、踏込案内部側に常時当接する方向に弾性付勢されている。踏込案内部は、ストッパ部よりも枢支部側に位置させると共に踏込案内部の突起状案内面と、ストッパ部の被係止部とを対向させたものである。また、ストッパ部の被係止部は、踏込案内部の突起状案内面よりも底部側に位置している。
これによって、ミシンの使用者は、コントローラ本体のペダル部を通常の踏込速度、つまりゆっくりした踏込状態では、踏込阻止腕は、踏込案内部の案内面に弾性付勢され、その先端部が当接した状態で踏込阻止ブロックの入口部側から底部側に向かって移動する。この過程によって、コントローラ本体に内装されたミシンの運転速度を制御するための速度制御部材をペダル部が押してミシンを始動させることができる。このときミシンは、ペダル部のゆっくりとした踏込速度に対応してゆっくりと始動するので、使用者は安全に操作することができる。
使用者がペダル部を誤って、急激に踏込み、ミシンが急始動し、危険な状態となるおそれがある。しかし、このようなときには、踏込阻止ブロックの踏込阻止腕は、急激で高速に移動することによって、弾性付勢力を上回り突起状案内面から離間する。そして、突起状案内面から離間した踏込阻止腕の先端部が踏込案内部と対向するストッパ部の被係止部に係止されることでペダル部の回動が阻止される。このため、ペダル部の踏込動作が規制されて、速度制御部材を作動させることができず、ミシンを始動させることができない。これによって、誤って使用者がペダル部を急激な踏込速度で踏み込んでも、安全を確保することができる。
請求項2の発明では、本発明において複数の組付パターンを有することができ、製造効率を向上させることができる。請求項3の発明では、前記踏込阻止腕は、前記踏込案内部側に当接するように弾性を有してなる構成により、弾性付勢力を生じさせるためのバネを別材とする必要がなく、部品点数を減らし、構造を簡素化することができ、ひいては低価格に寄与することができる。請求項4の発明では、踏込阻止腕は、ねじれバネによって弾性付勢されたことにより、長期に亘って安定した弾性付勢力を維持することができる。
(A)は本発明における第1実施形態の縦断側面図、(B)は(A)のY1−Y1矢視拡大断面図、(C)は(A)の(α)部拡大図である。 (A)乃至(D)は本発明の第1実施形態における通常の踏込状態における踏込阻止ブロックの踏込阻止腕と被踏込ブロックとの動作を示す行程図である。 (A)乃至(D)は本発明の第1実施形態における急激の踏込状態における踏込阻止ブロックの踏込阻止腕と被踏込ブロックとの動作を示す行程図である。 (A)は本発明における第2実施形態の縦断側面図、(B)は本発明における第3実施形態の縦断側面図、(C)は(B)の(β)部拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は主に、コントローラ本体1と踏込阻止部材とを備えたものである。踏込阻止部材は、踏込阻止ブロックAと被踏込ブロックBとから構成される(図1参照)。コントローラ本体1は、ペダル部11とペダル受台12と枢支部13とによって構成されている〔図1(A)参照〕。そして、踏込阻止部材を構成する前記被踏込ブロックBは、踏込案内部5と、ストッパ部6とを備えたものである。
ペダル部11は、ペダル受台12に対して、枢支部13を介して回動自在となる(図2参照)。前記ペダル部11は、略長方形状の踏み面11aの周囲に略垂下状の幕状側部11bが形成されている。また、前記ペダル受台12は、略長方形状の底面12aの周囲に立上り側部12bが形成されている。枢支部13は、ペダル部11とペダル受台12との長手方向の一端側寄りの位置に設けられている〔図1(A)参照〕。
枢支部13は、ピン,軸等の軸部材13aとこれら軸部材13aを軸支する軸受部材13b等にて構成されている。軸部材13aと軸受部材13bとがペダル部11及びペダル受台12に設けられ、ペダル部11が枢支部13を回動中心として回動自在となる構成となっている。そして、コントローラ本体1は、長手方向において、枢支部13が設けられている側を回動中心側と称し、該枢支部13が設けられている側とは反対側を踏込側と称する〔図1(A)参照〕。
コントローラ本体1のペダル部11とペダル受台12との間には、踏込バネ17及び速度制御部材16が組み込まれている〔図1(A)参照〕。コントローラ本体1のペダル部11は、通常、使用されていないときには、踏み面11aが傾斜する状態となっており、前記枢支部13の位置する回動中心側とは反対側の踏込側で、ペダル受台12から最も離間した状態となっている。
前記踏込バネ17は、圧縮コイルバネが使用され、ペダル部11とペダル受台12とを、踏込側で常時、離間する方向に作用している。そして、使用者がペダル部11を踏み込んだ時に踏込バネ17が縮み、ペダル部11の踏み面11aの裏面が前記速度制御部材16を作動させる構造となっている。また、踏込バネ17は、一旦踏み込んだペダル部11の踏込動作を解除したときに、ペダル部11を元の位置に戻す役目をなす。
速度制御部材16は、ミシンの運転速度を制御する役目をなすものである。具体的には、可変抵抗器タイプのものが使用される。また、速度制御部材16は、具体的には、図1(A)に示すように、筐体部16aと出没部16bとからなり、筐体部16aがペダル受台12に装着され、出没部16bは、ペダル部11の踏み面11aの裏面側と当接可能となっている。出没部16bは、筐体部16aに対して、バネ等の弾性部材により常時突出する状態を維持する構成である。
そして、踏込動作によりペダル部11が回動してペダル部11の踏み面11aの裏面が速度制御部材16の出没部16bに当接して該出没部16bは筐体部16a内に押し込まれる。筐体部16a内には可変抵抗器が設けられており、出没部16bの出没量により電圧値が変化する。ペダル部11によって、出没部16bが筐体部16aに押し込まれるにしたがって、次第にミシンの速度も速くなる(図2参照)。
次に、踏込阻止部材について説明する。踏込阻止部材は、ペダル部11の踏込の速度に応じて該ペダル部11の踏込動作を規制制御する役目をなすものである。踏込阻止部材は、前記ペダル部11の通常の踏込操作では作動せず、前記ペダル部11の踏込量に応じてミシンの運転速度を制御可能とする。また、踏込阻止部材は、ペダル部11の急激な速度変化を伴う踏込操作では作動して、前記ペダル部の踏込動作を規制する。踏込阻止部材は、踏込阻止ブロックAと被踏込ブロックBとから構成される(図1参照)。
踏込阻止部材における踏込阻止ブロックAは、基部2と踏込阻止腕3とバネ4とから構成される〔図1(B),(C)等参照〕。踏込阻止ブロックAの構成を詳述すると、前記基部2は、軸21と軸支板22と取付部23とから構成される。軸21は、その軸方向両端がそれぞれ軸支板22,22によって支持されている。さらに、基部2は、前記コントローラ本体1に取り付けるために、前記軸支板22,22が一体形成されたブロック形状の取付部23が形成されている〔図1(A)参照〕。
以下、本発明の第1実施形態として、踏込阻止ブロックAはペダル部11側に装着され、被踏込ブロックBはペダル受台12側に設けられるものとして説明する。該取付部23は、略直方体状に形成され、コントローラ本体1のペダル部11又はペダル受台12の何れか一方に設けられた被取付部14に装着される。第1実施形態においては、ペダル部11側に装着される(図1参照)。
踏込阻止ブロックAの被取付部14としては、2個の挟持片14a,14aによって前記取付部23を挟持するようにして固着するものである。両前記挟持片14a,14aの先端には爪片14b,14bが形成され、両該爪片14b,14bによって基部2がコントローラ本体1に固定支持される〔図1(C)参照〕。
踏込阻止腕3は、揺動中心部31と揺動腕32とから構成される(図1参照)。前記揺動中心部31の軸孔31aには前記軸21が挿入され、踏込阻止腕3の揺動腕32が軸21を中心に揺動自在となる〔図1(B),(C)参照〕。踏込阻止腕3の揺動方向は、前記軸21の周方向となる。踏込阻止腕3は、前記踏込案内部5に当接する方向に向かって弾性付勢されている。
この弾性付勢の手段としてバネ4が使用される。該バネ4は、ねじりバネが使用される〔図1(B),(C)参照〕。該バネ4は、ねじりバネとしたときには、コイル状部41に揺動中心部31が挿入され、一方のバネ端部42aが軸支板22に係止され、他方のバネ端部42bが揺動中心部31に形成された突起部31bに係止される〔図1(B),(C)参照〕。
踏込阻止部材における被踏込ブロックBは、踏込案内部5とストッパ部6とから構成される(図1参照)。踏込案内部5は、突起状案内面51と挿入案内面52とを有する。突起状案内面51と挿入案内面52とは、連続形成されたものである。突起状案内面51及び挿入案内面52は、前記踏込阻止腕3の揺動腕32は先端部32aがバネ4により当接しつつ、突起状案内面51,挿入案内面52の順に案内して移動させるものである〔図1(C)参照〕。
被踏込ブロックBには、踏込阻止ブロックAの踏込阻止腕3が挿入する入口部B1と該入口部B1に対して、その最奥側の位置となる底部B2とが存在する〔図1(A),(C)参照〕。踏込案内部材5の突起状案内面51は、被踏込ブロックBの入口部B1から底部B2に向かって踏込側方向に突出する傾斜案内面51aが形成されている〔図1(C)参照〕。そして、該傾斜案内面51aの底部側寄りの端部から回動中心(枢支部)側に向かって凹み、その底部B2側寄りの端部から挿入案内面52が形成されている。該挿入案内面52は、入口部B1側から底部B2側に向かって前記枢支部13側に近づくように傾斜する構成となっている。
ストッパ部6は、前記踏込案内部5と対向するようにして、該踏込案内部5よりも前記コントローラ本体1の踏込側に位置して設けられている〔図1(C)参照〕。ストッパ部6の上下方向中間箇所で且つ前記踏込案内部5に対向する面(回動中心側の面)には被係止部61が形成されている。該被係止部61は、略水平状の段部として形成されたものである〔図1(C)参照〕。ただし、被係止部61の段部の形状はこれに限定されるものではない。
また、被係止部61の段部の形状は、揺動腕32の先端形状に合わせて、係止可能な形状となることは言うまでもない。被係止部61は、突起状案内面51上を揺動腕32が滑る方向の延長線上に設けられている〔図1(C),図3参照〕。また、踏込案内部5とストッパ部6との対向する面の最小の間隔は、踏込阻止腕3が前記最小間隔箇所を通過することができる程度でよい〔図1(C)参照〕。
被踏込ブロックBの踏込案内部5とストッパ部6は、コントローラ本体1のペダル受台12側に取り付けられる。被踏込ブロックBの被取付部15としては、踏込阻止ブロックAの場合と同様に2個の挟持片15a,15aによって前記取付部23を挟持するようにして固着するものである〔図1(C)参照〕。両前記挟持片15a,15aの先端には爪片15b,15bが形成され、両該爪片15b,15bによって基部2がコントローラ本体1に固定支持される。装着手段については、ここで開示された挟持片15a,15aに限定するものではない。
次に、本発明における動作を図2,図3に基づいて説明する。前述したように、本発明におけるミシンのフットコントローラにおいて、使用者が踏み面11aに足を載せてペダル部11を所定量以上に踏み込むと、ペダル部11の裏面がコントローラ本体1内の速度制御部材16に当接作用して、内部に設けた図示しない可変抵抗器の電圧値がペダル部11の踏込量に応じて変化する。
その電圧値の変化に応じてミシンの速度を変化させてミシンが運転され、縫製作業が行われる。また、踏み込んだ足をペダル部11から離せば、ペダル部11は元の位置に戻り、コントローラ本体1内の速度制御部材16からペダル部11の裏面も離脱し、内部の可変抵抗器も復帰して、ミシンが動作しない電圧値まで下がるのでミシンは停止する。
まず、使用者が通常の踏込速度にてペダル部11を踏み込んだときの動作を説明する(図2参照)。ペダル部11は踏み込むことによって、枢支部13を回動中心として回動し、ペダル部11が速度制御部材16の出没部16bに当接した状態から上下動することにより、ペダル部11の踏込量に応じて内部に設けた可変抵抗器の電圧値の変化に基づいて、ミシンの運転速度を制御することができる。また、ペダル部11を踏み込まない状態、つまり操作しない状態では、ペダル部11と速度制御部材16の出没部16bは離間している。
コントローラ本体1内の踏込阻止ブロックAの踏込阻止片3がバネ4の弾性付勢力にて被踏込ブロックBの踏込案内部5の突起状案内面51当接している。コントローラ本体1のペダル部11を足で急激な速度変化を伴わない通常の踏込速度で踏み込むときに、踏込阻止腕3は、踏込案内部5の突起状案内面51と挿入案内面52に沿って、被踏込ブロックBの入り口B1側から底部B2側に向かって移動する。
このとき、使用者の通常の踏込操作による踏込速度は急激な速度変化を伴わないので、操作中もバネ4の弾性付勢力で突起状案内面51及び挿入案内面52に当接した状態を維持できる。そして、踏み込まれたペダル部11は、ある程度下降した後、速度制御部材16の出没部16bに当接し筐体部16aに押し込まれ、その量に応じて内部に設けた可変抵抗器の電圧値の変化に基づいてミシンを作動させる。これによって、急激な速度変化を伴わない通常の操作では、ミシンは安全に始動し、運転速度を円滑に可変させることができる。
次に、ミシンの使用者が、誤ってうっかりペダル部11を踏んだり、物がペダル部11に落下したりするなど、急激な速度変化を伴った踏込動作が生じたときの踏込阻止ブロックA及び被踏込ブロックBの作動を説明する。ミシンの使用者は、誤って、急激な速度変化を伴ってペダル部11を踏み込んでしまったときには、踏込阻止腕3の揺動腕32の先端部32aは、突起状案内面51の傾斜案内面51aを勢いよく滑る。そして、揺動腕32の先端部32aは、傾斜案内面51aの傾斜方向に沿ってペダル部11の踏込速度をもって移動する〔図3(A)参照〕。
その先端部32aの移動する速度が、踏込阻止腕3の先端部を突起状案内面51に押圧しているバネ4の弾性付勢力による踏込阻止腕3の揺動腕32の回動速度を上回り、踏込阻止腕3の先端部32aを突起状案内面51から離脱させることになる〔図3(B)参照〕。該突起状案内面51から離脱した踏込阻止腕3の先端部32aは、踏込案内部5と対向するストッパ部6の被係止部61に係止する〔図3(C)参照〕。
これによって、ペダル部11は、下方に下がらないように回動不能に規制される〔図3(D)参照〕。したがって、ペダル部11は、回動不能となって作動せず、速度制御部材16を作動させることができない状態となる。よって、誤って急激な踏込速度でペダル部11を踏み込んでも、使用者は、ミシンを始動させることはできず、使用者の安全を確保することができる。
以上の述べたように、急激なペダル部11の踏込操作により、踏込阻止ブロックAと被踏込ブロックBとが作動し、踏込阻止腕3の先端が被踏込ブロックBの被係止部61に当接して、ペダル部11の回動を停止させる。したがって、踏込阻止腕3の先端が被踏込ブロックBの被係止部61と当接係止するペダル部11の位置までは、該ペダル部11の裏面と速度制御部材16の出没部16bとは当接しない。
つまり、ペダル部11の裏面と、速度制御部材16の出没部16bの先端とが当接するまでのペダル部11の回動角度よりも、踏込阻止ブロックAの踏込阻止腕3が被踏込ブロックBの被係止部61と当接係止するまでのペダル部11の回動角度を小さくし、急激な踏込操作により踏込阻止ブロックAと被踏込ブロックBとが作動するときには、ペダル部11が速度制御部材16を作動させるよりも前に踏込阻止腕3の先端部32aが被係止部61に係止当接するように構成されている。
本発明の第2実施形態は、踏込阻止ブロックAはペダル受台12側に装着され、被踏込ブロックBはペダル部11側に装着される構成としたものである〔図4(A)参照〕。つまり、踏込阻止ブロックAはペダル受台12に形成された被取付部14に取り付けられ、被踏込ブロックBはペダル部11に形成された被取付部15に取り付けられる。この第2実施形態では、被踏込ブロックBの上下方向が第1実施形態とは逆となる。従って、被踏込ブロックBの入口は下方側に位置し、底は上方に位置することになる。
本発明の第3実施形態は、図4(B)に示すように、踏込阻止ブロックAの踏込阻止腕3を被踏込ブロックBの踏込案内部5側に弾性付勢するためのバネ4を板バネとしたものである。バネ4を板バネとした具体的な実施形態としては、金属薄板材を略V字状に折屈したものであり、バネ4にて基部2と踏込阻止腕3とを連結したものである。V字状としたバネ4はその折返し部が枢支部13に向かうように設置され、踏込阻止腕3が踏込案内部5に常時当接するように、踏込阻止腕3が弾性付勢される〔図4(C)参照〕。
1…コントローラ本体、11…ペダル部、12…ペダル受台、13…枢支部、
17…踏込バネ、A…踏込阻止ブロック、2…基部、3…踏込阻止腕、4…バネ、
B…被踏込ブロック、5…踏込案内部、51…突起状案内面、6…ストッパ部、
61…被係止部。

Claims (4)

  1. 足を載せて踏み込むためのペダル部と、該ペダル部の一端が枢支部を中心にして回動自在に支持されるペダル受台とによって構成されたコントローラ本体と、ミシンの運転速度を制御する速度制御部材とからなるミシンのフットコントローラであって、前記コントローラ本体内には前記ペダル部の踏込動作を阻止する踏込阻止腕を備えた踏込阻止ブロックと、前記踏込阻止腕を案内する突起状案内面を備えた踏込案内部と該踏込案内部の前記突起状案内面の延長上で所定の距離離間して前記踏込阻止腕の先端を係止させるための被係止部を備え前記踏込案内部と対向するようにして、該踏込案内部よりも前記コントローラ本体の踏込側に位置して設けられたストッパ部とからなる被踏込ブロックとを備え、前記踏込阻止ブロックの前記踏込阻止腕が前記踏込案内部側に常時当接し、前記ペダル部が急激な速度変化を伴う踏込操作をされたときには前記踏込阻止腕の先端は前記踏込案内部から離脱して前記ストッパ部の前記被係止部に係止されることを特徴とするミシンのフットコントローラ。
  2. 前記踏込阻止ブロックは前記ペダル部に設けられ、前記被踏込ブロックはペダル受台に設けられることを特徴とする請求項1に記載のミシンのフットコントローラ。
  3. 前記踏込阻止腕は、前記踏込案内部側に当接するように弾性付勢することを特徴とする請求項1又は2に記載のミシンのフットコントローラ。
  4. 前記踏込阻止腕は、バネによって弾性付勢されることを特徴とする請求項1,2又は3の何れか1項に記載のミシンのフットコントローラ。
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