JPH0743814A - 沈胴カメラ - Google Patents

沈胴カメラ

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JPH0743814A
JPH0743814A JP5203722A JP20372293A JPH0743814A JP H0743814 A JPH0743814 A JP H0743814A JP 5203722 A JP5203722 A JP 5203722A JP 20372293 A JP20372293 A JP 20372293A JP H0743814 A JPH0743814 A JP H0743814A
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不用意にカメラ駆動禁止状態になることを防
止する。 【構成】 一度スイッチ操作部1によって設定された状
態を検知し、その後少なくとも1回の状態検知を行うこ
とにより状態認識を行う状態認識手段11,12内に、
最初の検知結果がカメラ駆動状態からカメラ駆動禁止状
態への状態変化である場合は、スイッチ操作部によって
設定された状態を認識するまでの時間を、他の撮影モー
ドへの状態変化時よりも長く設定する認識時間設定手段
11,13を設け、一瞬スイッチ操作部によりカメラ駆
動状態からカメラ駆動禁止状態に設定されたとして、直
にカメラ駆動禁止状態に設定されたことの認識は行わな
いようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイヤル式のスイッチ
操作部を操作することにより、カメラ駆動状態からカメ
ラ駆動禁止状態へ、あるいは、他の撮影モード(例えば
至近撮影モードから夜景モード)への切換えを行うこと
ができ、且つ、カメラ駆動状態からカメラ駆動禁止状態
への切換えがなされることににより、鏡筒を沈胴させる
機能を具備した沈胴カメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラは小型化・軽量化が進み、
携帯性を向上させるために、カメラ駆動可能状態(以
後、メインスイッチONと称する)のときは撮影レンズ
を備えた鏡筒をカメラ本体から繰出し、カメラ駆動禁止
状態(以後、メインスイッチOFFと称する)のときは
鏡筒をカメラ本体に繰り込む(沈胴させる)ものが多く
見られる。
【0003】また、通常の撮影機能とは別に、至近撮影
モードや夜景モード等の複数の撮影機能を有するカメラ
においては、操作性を向上させるために、各機能を設定
するためのダイヤル操作部を備え、該操作部の設定位置
によってカメラのメインスイッチON/OFF、及び、
上記各種の撮影機能を設定するものも存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ダイヤル操作部によってユーザーが任意に撮
影モードを設定する際に、誤って一瞬メインスイッチO
FF状態に設定された場合、すぐに希望の撮影モードに
設定しなおしたとしても、一旦、鏡筒は沈胴動作を行っ
てから再度繰出すという、違和感のある動きになってし
まう。
【0005】また、操作性を考慮して、使用頻度の高い
撮影モード等をメインスイッチOFF位置の両脇に配置
したダイヤル操作部をもたせた場合は、撮影モード設定
動作中にメインスイッチOFF位置を通すことも多く、
一旦、鏡筒は沈胴動作を行ってから再度繰出すという動
作が多発してしまう。
【0006】上記問題の対策として、ダイヤル操作後、
実際にスイッチ状態検知を行うまでに一定時間をあける
という手法もあるが、これでは(タイムラグがあり)操
作追従性が悪くなるため、シャッタチャンスを逃す等の
影響を及ぼす可能性があり、好ましくない。
【0007】(発明の目的)本発明の目的は、不用意に
カメラ駆動禁止状態になることを防止することのできる
沈胴カメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一度スイッチ
操作部によって設定された状態を検知し、その後少なく
とも1回の状態検知を行うことにより状態認識を行う状
態認識手段内に、最初の検知結果がカメラ駆動状態から
カメラ駆動禁止状態への状態変化である場合は、スイッ
チ操作部によって設定された状態を認識するまでの時間
を、他の撮影モードへの状態変化時よりも長く設定する
認識時間設定手段を設け、一瞬スイッチ操作部によりカ
メラ駆動状態からカメラ駆動禁止状態に設定されたとし
て、直にカメラ駆動禁止状態に設定されたことの認識は
行わないようにしている。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例に係る沈胴カ
メラの正面及び上面を示す図である。
【0011】図1において、1は沈胴カメラのメインス
イッチのON/OFFや通常撮影・至近撮影等の撮影モ
ードの切換えを行うためのダイヤル操作部(詳細は図2
にて行う)、2は沈胴カメラの撮影動作を開始させるレ
リーズスイッチである。3は撮影レンズを備えた鏡筒
で、ダイヤル操作部1でメインスイッチOFF状態が設
定されている場合は、沈胴カメラ本体内に沈胴してお
り、ダイヤル操作部1でメインスイッチON状態が設定
されている場合は、図1(b)の破線にて示す様に沈胴
カメラ本体から繰出されている。
【0012】図2は上記ダイヤル操作部1の概略内部構
成図である。
【0013】このダイヤル操作部1は、選択可能な撮影
モードを示す文字が刻印された操作部1−1,該操作部
1−1に固着されてこの回転に連動するモード設定接片
1−2,該モード接片1−2と接触し、複数のスイッチ
のON/OFF状態を変化させるパターンを配したスイ
ッチ基板1−3から構成され、カメラ本体内に固着され
ている。
【0014】そして、前記操作部1−1を回転させるこ
とにより、モード接片1−2とスイッチ基板1−3の位
相が変化し、複数の撮影モードの識別を可能にしてい
る。ここでは、モード接片1−2には4個の接片部(そ
のうちの1個はコモン用)があり、スイッチ基板1−3
には各スイッチ用のパターン及びコモンラインのパター
ンが形成されており、従って、8種類のモード識別(接
片部が3個故)が可能である。
【0015】また、不図示であるが、設定される各々の
モード位置が簡単に変化しないように操作部1−1の底
部には溝が切ってあり、各モード設定位置毎にストップ
がかかる(クリック感がある)ように沈胴カメラ本体内
からの規制がかかっている。
【0016】図3は上記構成の沈胴カメラの要部構成を
示すブロック図であり、図1と同じ部分は同一符号を付
してある。
【0017】図3において、11は沈胴カメラ全体の制
御を行う制御回路で、内部にCPUや検知情報記憶用の
メモリ等を備えている。12はダイヤル操作部1(モー
ド設定接片1−2とスイッチ基板1−3)の状態を検知
し、メインスイッチON/OFFや撮影モードの認識・
設定を行うモード設定回路、13はダイヤル操作部1に
よる操作がなされた後、つまりモード設定接片1−2と
スイッチ基板1−3の状態が変化した後、スイッチ状態
の再認識を行うまで時間をカウントするタイマ回路、1
4は被写体の輝度を測定する周知の測光回路、15は被
写体までの距離を測定する周知の測距回路、16はフィ
ルムへの露光動作を行うシャッタ回路、17はフィルム
の巻上げ・巻戻しを行う給送回路、18はメインスイッ
チがOFFからON、もしくは、ONからOFFになっ
た場合に鏡筒3を駆動させる沈胴回路である。
【0018】次に、上記の沈胴カメラ(制御回路11)
の動作を、図4のフローチャートにしたがって説明す
る。 [ステップ101] ダイヤル操作部1の操作によって
モードスイッチ状態が変化したか否かを判別し、変化し
ていればステップ102へ、変化していなければステッ
プ103へ移行する。 [ステップ102] ダイヤル操作部1の操作に追従し
たモード設定動作を行う(詳細は図5にて後述する)。 [ステップ103] 上記ステップ102の動作終了
後、鏡筒3が沈胴カメラ本体内に沈胴しているか否かを
判別し、沈胴していなければステップ104へ移行し、
沈胴していれば動作を終了する。 [ステップ104] レリーズスイッチ2がONされた
か否かを判別し、ONされていなければステップ101
へ移行し、同様の動作を繰り返す。一方、ONされてい
たらステップ105へ移行する。 [ステップ105] ここではレリーズスイッチ2がO
Nされたので、測光回路14による測光動作、測距回路
15による測光動作をそれぞれ行い、前記測距動作によ
って得られた測光情報に基づいて不図示のフォーカスレ
ンズの駆動を行い、その後前記測光動作によって得られ
た測光情報とフィルムのISO感度等に基づいてシャッ
タ回路16を制御し、フィルムへの露光制御を行う。つ
まり、撮影動作を行う。 [ステップ106] 上記ステップ105によって撮影
された撮影フレームの巻上げを行うために給送回路17
を駆動し、所定量のフィルム給送を行う。
【0019】以上により、一連の動作を終了する。
【0020】次に、上記ステップ102において行われ
る「モード設定」サブルーチンについて、図5のフロー
チャートにより説明する。 [ステップ201] モード設定接片1−2とスイッチ
基板1−3のパターンの接触状態から、スイッチの設定
状態を検知する。 [ステップ202] 上記ステップ201で設定された
スイッチ状態がメインスイッチOFFであるか否かを検
知し、メインスイッチOFFであればステップ203へ
移行し、メインスイッチOFFでなければステップ20
7へ移行する。
【0021】先ず、メインスイッチOFFである場合の
動作について説明する。 [ステップ203] メインスイッチOFFが設定され
たので、タイマ回路13により設定された時間(例えば
400msec)をカウントし、カウントが終了するこ
とでステップ204へ移行する。 [ステップ204] 上記のステップ201と同様に、
モード設定接片1−2とスイッチ基板1−3のパターン
の接触状態から、スイッチの設定状態を検知する。 [ステップ205] 上記ステップ204で設定された
スイッチ状態がメインスイッチOFFであるか否かを判
別する。この結果、上記の所定時間経過後も再度メイン
スイッチOFFであることを判別した場合には、正規の
命令であるとしてステップ206へ移行する。また、メ
インスイッチOFFでないと判別した場合には、先のメ
インスイッチOFFの命令は他のモードへの切換え(他
へモードへのスイッチ変化)の過程であったとステップ
201へ移行し、以下同様の動作を繰り返す。 [ステップ206] メインスイッチがOFFであるの
で沈胴回路18を駆動し、鏡筒3をカメラ本体内に沈胴
させる〔図1(a)の状態〕。
【0022】次に、メインスイッチOFFでないと判別
した場合について説明する。この場合、前述した様にス
テップ202からステップ207へ動作は移行する。 [ステップ207] 上記ステップ201、もしくは、
ステップ204で検知したスイッチ状態に即したモード
を設定する。
【0023】以上の動作をした後、図4のステップ10
3へリターンする。
【0024】(第2の実施例)上記第1の実施例では、
カメラ駆動可能状態からカメラ駆動禁止状態に変化させ
た(メインスイッチがONからOFFになった)場合の
み、スイッチ状態の再検知を行うことでモード認識時間
を長くしているが、他のモードに関してもスイッチ状態
の検知を正確に行うための再検知は必要とされるところ
である。
【0025】そこで、他のモードに関してもスイッチ状
態の再検知を行い、カメラ駆動可能状態からカメラ駆動
禁止状態に変化させた(メインスイッチがONからOF
Fになった)場合のみ、他のモード可変時よりも再検知
を行うまでの時間を長くすることで、モード認識時間を
長くするようにしたものを、本発明の第2の実施例とし
て以下に説明する。
【0026】図6は本発明の第2の実施例における「モ
ード設定」サブルーチンを示すフローチャートである。
なお、この実施例においては、スイッチの設定状態を検
知した後は制御回路11内のメモリにこの情報が記録さ
れるものとする。
【0027】カメラの機械的・電気的構成やメインフロ
ーチャートについては第1の実施例と同様であるので、
これらの説明は省略する。 [ステップ301] モード設定接片1−2とスイッチ
基板1−3のパターンの接触状態から、スイッチの設定
状態を検知する。 [ステップ302] 上記ステップ301で設定された
スイッチ状態がメインスイッチOFFであるか否かを検
知し、メインスイッチOFFであればステップ303へ
移行し、メインスイッチOFFでなければステップ30
7へ移行する。
【0028】先ず、メインスイッチOFFである場合の
動作について説明する。 [ステップ303] メインスイッチOFFが設定され
たので、タイマ回路13により設定された時間T1(例
えば400msec)をカウントし、カウントが終了す
ることでステップ304へ移行する。 [ステップ304] 上記のステップ301と同様に、
モード設定接片1−2とスイッチ基板1−3のパターン
の接触状態から、スイッチの設定状態を検知する。 [ステップ305] 上記ステップ304で設定された
スイッチ状態がメインスイッチOFFであるか否かを判
別する。この結果、上記の所定時間T1経過後も再度メ
インスイッチOFFであることを判別した場合には、正
規の命令であるとしてステップ306へ移行する。ま
た、メインスイッチOFFでないと判別した場合には、
先のメインスイッチOFFの命令は他のモードへの切換
え(他へモードへのスイッチ変化)の過程であったとス
テップ301へ移行し、以下同様の動作を繰り返す。 [ステップ306] メインスイッチがOFFであるの
で沈胴回路18を駆動し、鏡筒3をカメラ本体内に沈胴
させる。
【0029】次に、メインスイッチOFFでないと判別
した場合について説明する。この場合、前述した様にス
テップ302からステップ307へ動作は移行する。 [ステップ307] メインスイッチOFFが設定され
たので、タイマ回路13により設定された時間T2(例
えば50msec)をカウントし、カウントが終了する
ことでステップ304へ移行する。
【0030】ここで、タイマ回路13により設定された
時間T1とT2の関係は、上記から明らかな様に、「T
1>T2」の関係にある。 [ステップ308] 上記のステップ301と同様に、
モード設定接片1−2とスイッチ基板1−3のパターン
の接触状態から、スイッチの設定状態を検知する。 [ステップ309] 制御回路11内のメモリに記憶さ
れたスイッチ状態情報と上記ステップ308で検知した
スイッチ状態が同一であるか否かを判別し、同一であれ
ばステップ310へ移行し、同一でなければ上記ステッ
プ308で検知したスイッチ情報を制御回路11内のメ
モリに記憶し直してステップ304へ移行する。 [ステップ310] 上記ステップ308で検知したス
イッチ状態に即したモードを設定する。
【0031】(第3の実施例)本発明の第3の実施例
は、スイッチ状態検知を繰返し行うことを前提として、
該検知の繰返し回数を、カメラ駆動可能状態からカメラ
駆動禁止状態に変化させた(メインスイッチがONから
OFFになった)場合のみ、他のモード可変時よりも多
くすることで、モード認識時間を長くするようにしてい
る。
【0032】図7は本発明の第3の実施例における「モ
ード設定」サブルーチンを示すフローチャートである。
なお、カメラの機械的・電気的構成やメインフローチャ
ートについては第1の実施例と同様であるので、これら
の説明は省略する。 [ステップ401] モード設定接片1−2とスイッチ
基板1−3のパターンの接触状態から、スイッチの設定
状態を連続して(例えばメインスイッチがONからOF
Fになった場合は8回、その他の場合は2回)検知し、
制御回路11内のメモリに記憶する。 [ステップ402] 上記ステップ401で制御回路1
1内のメモリに記憶した情報が全て同一であるか否かを
判別し、同一であればモード情報として制御回路11内
のメモリに記憶してステップ403へ移行する。また、
同一でなければステップ401へ移行する。 [ステップ403] 上記ステップ402で記憶された
モード情報がメインスイッチOFF命令であるか否かを
検知し、メインスイッチOFFであればステップ404
へ、メインスイッチOFFでなければステップ408
へ、それぞれ移行する。
【0033】先ず、メインスイッチOFFである場合の
動作について説明する。 [ステップ404] 上記ステップ401と同様に、モ
ード設定接片1−2とスイッチ基板1−3のパターンの
接触状態から、スイッチの設定状態を連続して(例えば
メインスイッチがONからOFFになった場合は8回、
その他の場合は2回)検知し、制御回路11内のメモリ
に記憶する。 [ステップ405] 上記ステップ402と同様に、上
記ステップ404で制御回路11内のメモリに記憶した
情報が全て同一であるか否かを判別し、同一であればモ
ード情報として制御回路11内のメモリに記憶してステ
ップ403へ移行する。また、同一でなければステップ
401へ移行する。 [ステップ406] 上記ステップ403と同様に、上
記ステップ405で記憶されたモード情報がメインスイ
ッチOFF命令であるか否かを検知し、メインスイッチ
OFFであればステップ406へ、メインスイッチOF
Fでなければステップ408へ、それぞれ移行する。 [ステップ407] メインスイッチがOFFであるの
で沈胴回路18を駆動し、鏡筒3をカメラ本体内に沈胴
させる。
【0034】次に、メインスイッチOFFでないと判別
した場合について説明する。この場合、前述した様にス
テップ403、もしくは、406からステップ408へ
動作は移行する。 [ステップ207] 上記ステップ401、もしくは、
ステップ404で検知したスイッチ状態に即したモード
を設定する。
【0035】以上の各実施例によれば、ダイヤル操作部
11によってメインスイッチONからメインスイッチO
FFに切換えられた場合は、ある撮影モードから他の撮
影モードへの切換え時に比べ、該ダイヤル操作部11に
よって設定された状態を認識する時間、つまり一度スイ
ッチ状態検知を行い、再度このスイッチ状態の検知を行
うまでの時間(間隔)を長く設定するようにしているた
め、ユーザーが任意に撮影モードを設定する際に、誤っ
て一瞬メインスイッチOFF状態に設定された場合で
も、沈胴動作は行われず、ユーザーに違和感を与えるこ
とがなくなる。
【0036】また、操作性の向上を図る為に使用頻度の
高い撮影モード等をメインスイッチOFF位置の両脇に
配置したダイヤル操作部11とした場合は、前述した様
に撮影モード設定動作中にメインスイッチOFF位置を
通すことも多くなるが、この様な際にも一々沈胴動作が
行われてしまうといった不都合が無くなる。
【0037】更に、メインスイッチONからメインスイ
ッチOFFに切換えられた場合のみ、ダイヤル操作部1
1によって設定された状態を認識する時間を設けたり、
あるいは、長く設定するようにしている為、操作追従性
の悪化を招くことがなくなり、シャッタチャンスを損な
うこともなくなる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一度スイッチ操作部によって設定された状態を検知し、
その後少なくとも1回の状態検知を行うことにより状態
認識を行う状態認識手段内に、最初の検知結果がカメラ
駆動状態からカメラ駆動禁止状態への状態変化である場
合は、スイッチ操作部によって設定された状態を認識す
るまでの時間を、他の撮影モードへの状態変化時よりも
長く設定する認識時間設定手段を設け、一瞬スイッチ操
作部によりカメラ駆動状態からカメラ駆動禁止状態に設
定されたとして、直にカメラ駆動禁止状態に設定された
ことの認識は行わないようにしている。
【0039】よって、不用意にカメラ駆動禁止状態にな
ることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における沈胴カメラの正面及
び上面を示す図である。
【図2】図1のダイヤル操作部の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の各実施例における沈胴カメラの電気的
構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施例における沈胴カメラの要
部動作を示すフローチャートである。
【図5】図4の「モード設定」サブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施例における沈胴カメラの
「モード設定」サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第3の実施例における沈胴カメラの
「モード設定」サブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ダイヤル操作部 11 制御回路 12 モード設定回路 13 タイマ回路 18 沈胴回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの駆動可否状態及び複数のうちの
    任意の撮影モードの状態を、回転位置によって設定する
    ダイヤル式のスイッチ操作部と、一度該スイッチ操作部
    によって設定された状態を検知し、その後少なくとも1
    回の状態検知を行うことにより状態認識を行う状態認識
    手段とを備えた沈胴カメラであって、前記状態認識手段
    内に、最初の検知結果がカメラ駆動状態からカメラ駆動
    禁止状態への状態変化である場合は、スイッチ操作部に
    よって設定された状態を認識するまでの時間を、他の撮
    影モードへの状態変化時よりも長く設定する認識時間設
    定手段を設けたことを特徴とする沈胴カメラ。
  2. 【請求項2】 前記認識時間設定手段は、内部にスイッ
    チ操作部によって設定された状態を認識するまでの時間
    を計時する計時手段を有し、最初の検知結果がカメラ駆
    動状態からカメラ駆動禁止状態への状態変化である場合
    のみ、前記計時手段を作動させる手段であることを特徴
    とする請求項1記載の沈胴カメラ。
  3. 【請求項3】 前記認識時間設定手段は、内部にスイッ
    チ操作部によって設定された状態を認識するまでの時間
    を計時する計時手段を有し、最初の検知結果がカメラ駆
    動状態からカメラ駆動禁止状態への状態変化である場合
    は、スイッチ操作部によって設定された状態を認識する
    までの時間を、他の撮影モードへの状態変化時よりも長
    く設定する手段であることを特徴とする請求項1記載の
    沈胴カメラ。
  4. 【請求項4】 前記認識時間設定手段は、最初の検知結
    果がカメラ駆動状態からカメラ駆動禁止状態への状態変
    化である場合は、スイッチ操作部によって設定された状
    態を認識するまでの検知回数を、他の撮影モードへの状
    態変化時よりも多く設定する手段であることを特徴とす
    る請求項1記載の沈胴カメラ。
JP20372293A 1993-07-27 1993-07-27 カメラ Expired - Lifetime JP3199920B2 (ja)

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