JPH09329831A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH09329831A
JPH09329831A JP17074896A JP17074896A JPH09329831A JP H09329831 A JPH09329831 A JP H09329831A JP 17074896 A JP17074896 A JP 17074896A JP 17074896 A JP17074896 A JP 17074896A JP H09329831 A JPH09329831 A JP H09329831A
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JP
Japan
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camera
subject
predetermined value
photographing
difference
Prior art date
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Pending
Application number
JP17074896A
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English (en)
Inventor
Yuichi Matsuda
雄市 松田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 失敗の無い撮影を可能にする。 【解決手段】 被写体の状態を検出する被写体状態検出
手段4,5と、該被写体状態検出手段を駆動し、同一条
件にて時系列に複数回被写体状態検出結果を求め、これ
ら被写体状態検出結果に所定値以上の差がある場合は、
撮影動作を停止し、所定値以上の差が無い場合は、撮影
動作を実行する制御手段20とを備え、例えば撮影準備
動作に応答して測距動作を行うことで得られた測距結果
と撮影動作に応答して得られた測距結果それぞれを比較
し、これらの差が所定値以上の場合は、例えば構図が変
化してしまっているとして、撮影動作を停止するように
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズシャッタカ
メラや一眼レフカメラ等のカメラの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】撮影に際しては、撮影者により撮影を意
図した被写体にカメラを向け、一連の操作が行われる
と、カメラは、被写体までの距離(測距)と被写体を含
めた構図内の測光を行い、測距結果及び測光結果から演
算と補正により制御すべきレンズの駆動量を導き出し、
シャッタの開口値並びに開放秒時を導き出す。そして各
々のアクチュエータによりレンズとシャッタを駆動し、
撮影が実行される。その後、撮影終了駒を巻き上げる為
のモータを駆動し、新しい撮影駒を所定の位置にセット
すること、で一連の撮影動作を完了する。
【0003】ここで、撮影者が一連の操作を行った際に
撮影された写真が満足出来ないことが予測される場合に
は、カメラは、警告手段によって警告を行ったり、所定
時間の待ち動作を行う。すなわち、被写体の測距が充分
でない場合は、非合焦マークの点灯や点滅により撮影者
に対してその旨の警告を行い、外光の輝度が所定値より
も暗い場合などは、低輝度警告や手振れ警告を行う。
【0004】これら警告に対しては、撮影者は構図を変
えて測距可能にする事や、ストロボ発光モードを選択し
てストロボ光による撮影とする事や、カメラを充分にホ
ールドすることで手振れの防止を図っている。また、赤
目防止に対しては、ストロボ発光撮影時に赤目ランプを
点灯する為の所定時間の待ち時間が自動的に設定される
構成になっている。
【0005】この様な動作を行うことで、失敗の無い、
満足することのできる撮影が可能となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、撮影者が意図しないで一連の撮影動作に入った
場合や、撮影者が充分に撮影機材に慣れていない為に操
作の誤りが生じた場合には、失敗のない写真を得る事は
困難であった。例えば、撮影を意図せずにカメラを持ち
運んでいる際にレリーズ操作が行われてしまったり、撮
影時にカメラホールドが充分されない前にレリーズ操作
が行われてしまったケースがこれらに該当する。
【0007】特に、子供や高齢者のように撮影に慣れな
い撮影者の場合は、操作スイッチを早く押したりする為
に、被写体の写らない写真や、ピントボケの写真、手振
れ写真が撮影される可能性があった。
【0008】(発明の目的)本発明の目的は、撮影者の
意図しない写真撮影を防止することのできるカメラを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1〜6記載の本発明は、被写体の状態を検出
する被写体状態検出手段と、該被写体状態検出手段を駆
動し、同一条件にて時系列に複数回被写体状態検出を行
い、これら被写体状態検出結果に所定値以上の差がある
場合は、撮影動作を停止し、所定値以上の差が無い場合
は、撮影動作を実行する制御手段とを備え、例えば撮影
準備動作に応答して測距動作を行うことで得られた測距
結果と撮影動作に応答して得られた測距結果それぞれを
比較し、これらの差が所定値以上の場合は、例えば構図
が変化してしまっているとして、撮影動作を停止するよ
うにしている。
【0010】同じく上記目的を達成するために、請求項
7〜13記載の本発明は、カメラの傾きを検知する位置
検知手段と、該位置検知手段を駆動し、同一条件にて時
系列に複数回位置検知結果を複数回求め、これら位置検
知結果に所定値以上の差がある場合は、撮影動作を停止
し、所定値以上の差が無い場合は、撮影動作を実行する
制御手段とを備え、例えば撮影準備動作に応答して位置
検知動作を行うことで得られたカメラの姿勢データと撮
影動作に応答して得られた姿勢データそれぞれを比較
し、これらの差が所定値以上の場合は、例えば構図が変
化してしまっているとして、撮影動作を停止するように
している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラの要部構成を示すブロック図であり、同図におい
て、1は電源であるところの電池、2は前記電池1に接
続され負荷への基準電源を供給する定電圧回路、3は被
写体を含め外光の輝度を測定する測光ICであり、光電
変換素子(例えばSPD:シリコンフォトダイオード)
を内蔵している。4は被写体の距離を測定する為の測距
ICであり、被写体で反射した赤外光を受光し、距離演
算を行う受光素子であるところの光電変換素子(例えば
PSD:半導体位置検出器)を内蔵する。5は被写体を
測距する為に被写体に向けて光を発する発光素子である
ところのIRED(赤外発光ダイオード)、6は前記I
RED5用の駆動トランジスタである。7は不図示のス
トロボ回路作動時に赤目緩和を行う為に点灯する赤目緩
和用ランプであり、8はその駆動トランジスタである。
9はシャッタ駆動用のプランジャであり、10はその駆
動トランジスタである。
【0013】11はAFモータ駆動用ドライブIC(M
DIC1とも記す)、12はAF(オートフォーカス)
用のモータであり、前記MDIC1にて制御される。1
3はズーム駆動及びフィルム給送を行う後述する各モー
タを駆動する為のドライブIC(MDIC2とも記
す)、14はズーム駆動を行う鏡筒モータ、15はフィ
ルムの巻上げ,巻き戻しを行う給送モータである。16
は撮影者にカメラの動作状態及び警告を行う為の発光素
子であるところのLEDである。17(SW1とも記
す)は測距,測光を開始する為のスイッチであり、18
(SW2とも記す)は実際にアクチュエータを制御開始
するレリーズ開始用のスイッチである。19(MRSW
とも記す)はフィルムを強制的に巻き戻す為の巻戻しス
イッチである。20はメインIC(MAINIC20と
も記す)であり、本カメラが使用するデータの演算及び
制御を行うものである。
【0014】次に、図2のフローチャートに従って、上
記構成のカメラの一連の動作について説明する。
【0015】カメラに電池1を組み込むと、各回路に電
源電圧VBAT が供給され、PUC(パワーアップクリ
ア)がかかり、ステップ#101のスタンバイ状態とな
る。前記電源電圧VBAT は、赤目緩和用ランプ7,シャ
ッタ駆動用のプランジャ9,MDIC1,MDIC2、
そしてMAINIC20に供給される。ここでは入力さ
れるスイッチを検知する部分であり、何も入力されない
場合は、このシーケンスから抜け出すことはない。
【0016】次のステップ#102にてスイッチSW1
がONした状態すると、定電圧回路2が作動し、測光I
C3,測距IC4,IRED5,LED16,MAIN
IC20にそれぞれ基準電圧が供給される。そして、直
ちにステップ#103へ進み、ここで第1の測距動作が
行われる。具体的には、IRED5用の駆動トランジス
タ6が作動してIRED5が発光し、ここで発光された
赤外光は不図示の被写体に当って反射し、その反射光が
測距IC4内の受光素子であるところのPSDで受光さ
れ、該測距IC4内で所定の演算が行われ、得られる測
距結果がMAINIC20に送られる。この測距結果が
入力されるMAINIC20は最終的な演算と補正を行
い、被写体に合焦させる為のAF制御を行う制御値を求
めることになる。
【0017】次のステップ#104においては、測光I
C3に内蔵される受光素子であるところのSPDにより
被写体を含めた外光の輝度を測定する、いわゆる測光動
作が行われ、該測光IC3内で演算により得られる測光
結果がMAINIC20に送られる。この測光結果が入
力されるMAINIC20は露出を決定する為のシャッ
タの制御値を得ることになる。
【0018】ここで、図2には図示していないが、上記
ステップ#103の第1の測距の結果、被写体の測距が
不能であった場合は、警告用LED16を点滅させ、撮
影者に知らせる。これにより、撮影に慣れた撮影者にあ
っては、構図を変化させたり、再度測距を行うといった
操作を行い、警告用LED16が点灯して測距可能とな
る様な状態とする。又上記ステップ#104において、
被写体又は外光輝度が所定値以下の場合には、前述の警
告用LEDを点滅させ、撮影モードの変更を促したり、
自動的に撮影モードの切換えを行い、適正な撮影が可能
となるようにする。
【0019】そして、次のステップ#105にてスイッ
チSW2がONすると、従来のカメラにおいては、この
後は直ちに測距,測光結果から求まるAFの制御,シャ
ッタによる露出の制御を行うステップ#108へと処理
を進め、ここでレンズセットが行われ、続くステップ#
109において、シャッタ駆動がなされることになる。
【0020】しかし、本実施の第1の形態においては、
撮影者が意図しないにもかかわらずスイッチSW1がO
Nとなり、そのONに伴って行われた動作が各種の警告
を発する結果であったにもかかわらず、その事を確認せ
ずにスイッチSW2のON操作までしてしまったとして
も(子供や高齢者等の撮影操作に慣れていない人が撮影
者であった為に)、失敗の無い写真を撮らせない事を目
的としている為に、上記のステップ#105にてスイッ
チSW2がONすると、次のステップ#106及び#1
07へとその処理を進める様にしている。
【0021】ステップ#106においては、第2の測距
動作を実行する事になる。つまり、上記ステップ#10
3にて実行した第1の測距結果に対して、再度ステップ
#103の第1の測距と同じ測距方式、すなわち例えば
多点測距が可能な場合には、選ばれたIREDや測距ポ
イント、積分時間などの諸々のパラメータを同様に設定
して第2の測距動作を行う。そして、次のステップ#1
07において、測距誤差が所定値よりも大きいか小さい
かの判定を行い、上記ステップ#103の第1の測距動
作により得られた測距結果と上記ステップ#106の第
2の測距動作に寄り得られた測距結果の差が所定値以下
であれば、被写体の像ずれが少ないと判断し、カメラは
撮影者によって充分ホールドされており、意図した撮影
であると判定する。逆に、両方の測距結果の差が所定値
以上であると判定した場合は、被写体の像がずれている
場合であり、カメラに動きが生じたと判断し、撮影意図
が無い場合のシーケンスへ進める。
【0022】すなわち、ステップ#107の測距誤差判
定の結果、測距誤差が大きい場合はステップ#108以
降の撮影のシーケンスへは進まず、再度ステップ#10
2のスイッチSW1のONを待つシーケンスへ進み、再
度第1の測距動作から処理を進める。
【0023】一方、上記ステップ#107において測距
誤差が少ないと判定した、あるいは、判定できる様にな
った場合には、像ずれが許容出来る場合であので、AF
制御を行うステップ#108へ進み、ここでは前記第1
の測距動作にて得られた測距結果に基づいてMDIC1
及びAFモータ12がMAINIC20により制御さ
れ、レンズセットが行われる。そして、ステップ#10
9へ進み、ここではシャッタ駆動のシーケンスが実行さ
れる。具体的には、上記ステップ#104にて得られた
測光値による露出値を満足させるべく、シャッタ用駆動
トランジスタ10を作動させて、シャッタ9を制御する
ことで実現される。
【0024】前記ステップ#109でのシャッタ駆動に
より露出が決定された後は、ステップ#110へ進み、
ここでは先のMDIC1及びAFモータ12を介してレ
ンズリセット駆動がなされる。最後のステップ#111
においては、MDIC2及び給送モータ15を介しての
フィルム巻き上げ動作が実行される。
【0025】以上が一連のシーケンスであるが、ここ
で、図2のフローチャートに含まれない部分について、
補足説明をする。
【0026】上記ステップ#104における測光動作の
結果、被写体及び外光輝度が所定値よりも小さい場合
は、ストロボ撮影が必要となるが、ストロボ撮影では被
写体及び撮影条件によって赤目現象が発生する場合があ
る。この赤目現象を緩和する目的で赤目緩和ランプ7を
点灯するが、これは赤目ランプ駆動用トランジスタ8を
駆動する事でなされる。また、撮影したフィルムを途中
で巻き戻す必要がある場合は、巻戻しスイッチSW3を
ONする。これにより、MDIC2を介して給送モータ
15を逆回転させて行う。
【0027】以上の実施の第1の形態によれば、スイッ
チSW1のONにより、被写体の像データから距離を求
めるがその像データを一度記憶しておき、スイッチSW
2のONの直前、つまりレリーズシーケンス直前に再度
測距を行い、先の測距結果と後の測距結果とを比較し、
これらの結果に所定量以上の誤差があった場合には、被
写体が動いたか、あるいは、撮影者が動いた(すなわち
カメラが動いた)と判定し、撮影動作(レリーズシーケ
ンス)には進まず、初期状態に戻すようにしている。
【0028】このようにカメラの姿勢や被写体の動き、
すなわち移動量が撮影の準備段階と撮影直前において所
定値以内でなければ、適正な写真撮影を行う事ができな
いので、撮影を許可しないようにしている為、カメラ操
作に慣れた人で無くても、失敗の無い撮影を行う事が可
能になる。
【0029】(実施の第2の形態)図3は本発明の実施
の第2の形態に係るカメラの要部構成を示すブロック図
であり、図1と同じ部分は同一符号を付すと共に、その
説明は省略する。
【0030】図1と異なるのは、位置検知装置21が追
加された点のみである。この位置検知装置21はカメラ
の状態をあるタイミングで検知するもので、X,Y,Z
軸に対する傾き具合いを検知し、記憶する為の信号をM
AINIC2に出力する。
【0031】前記位置検知装置21としては、複数の角
速度センサを用いるもの、複数のリードスイッチを用い
るもの、更に流動性導通材を封止したパッケージに近接
スイッチ構造に導通部材を埋め込み、傾きにより前記流
動性導通材が流動して位置を変える事によって複数の導
通部材が導通する様にしたもの、等が考えられる。
【0032】この実施の第2の形態では、流動性導通材
であるところの水銀や炭素粉末を用いた場合を例にし
て、以下に説明する。
【0033】流動性導通部材が封止されたパッケージに
は、カメラの位置を基準としたX,Y,Z軸とその各軸
に対して、所定量毎ずらした角度を持たせて配置した複
数の導通部材を埋め込んである。その先端は流動性導通
材の接触により近接する導通部材どうしが導通し、スイ
ッチのONとOFF状態を形成出来る様になっている。
【0034】今、カメラの傾きによって複数のスイッチ
がONすると、その結果が位置検知装置21によって読
み込まれ、結果としてX,Y,Z軸に対する傾きデータ
としてMAINIC20に入力される。
【0035】次に、図4のフローチャートに従って、実
際のカメラの動作を説明する。尚、図2のフローチャー
トで説明した部分と同じ処理を行う部分は同一のステッ
プ番号を付してある。
【0036】カメラに電池1を組み込むと、各回路に電
源電圧VBAT が供給され、PUC(パワーアップクリ
ア)がかかり、ステップ#101のスタンバイ状態とな
る。次のステップ#102にてスイッチSW1がONし
た状態すると、定電圧回路2が作動し、測光IC3,測
距IC4,IRED5,LED16,MAINIC20
にそれぞれ基準電圧が供給される。続くステップ#11
2においては、前述の位置検知装置21によりカメラ姿
勢の状態を検知し、記憶することになる。具体的には、
例えば撮影者がカメラのグリップ側をやや上方に傾けた
状態でかつレンズを前側に倒し気味で撮影しようとした
場合、先の位置検知装置21は各々X,Y,Z軸に対す
る変化分をスイッチ各々の入力によって得(スイッチ入
力は各軸共に複数のON入力で得られる)、この情報が
MAINIC20内に記憶され、後述の様にカメラの姿
勢を判定する為のデータとして用いられる。
【0037】その後はステップ#103へ進み、ここで
第1の測距動作が行われ、続くステップ#104におい
て、測光動作が行われる。そして、次のステップ#10
5にてスイッチSW2がONすると、ステップ#113
へ進み、ここでも位置検知装置21を用いて現在のカメ
ラの姿勢データを得、続くステップ#114においてレ
リーズシーケンス前の現在のカメラの姿勢が合っている
か否かの判定を行う為に、上記ステップ#112の位置
検知で得られた姿勢データ、すなわち各スイッチ入力と
合致するか否かのチェックを行う。複数のスイッチは各
々所定量の角度毎に設定されており、ある所定量以上の
ずれが生じた場合は、スイッチがOFFとなる為にカメ
ラの姿勢は変化したという判定を行う。この判定の結
果、カメラの姿勢が最初の測距,測光を行った時点との
変化xが所定値以下(位置ずれ無し)の場合はそのまま
レリーズシーケンスを実行するステップ#108以降の
動作へと進む。
【0038】一方、ステップ#114において所定値よ
りもカメラの姿勢変化xが大きい場合は、レリーズシー
ケンスには進まず、ステップ#101の初期位置へ戻
る。この際、再度被写体に対して確実な撮影が行える様
な警告を行う必要があるが、その警告は上記ステップ#
114にてNOと判定した時点で行う(不図示)。
【0039】ここで、カメラの姿勢変化xが所定値以上
の場合は、当初撮影者が被写体に対するフレーミングの
決定時から何らかの都合、あるいは、無意識によってフ
レーミングが変えた場合や、撮影意思が無いにも関わら
ず単に持ち運び中や、スイッチSW1のみONする事に
よる撮影シーンの選択時に、誤ってスイッチSW2のO
Nまで操作してしまった場合などであり、この様な場合
には意図しない、失敗撮影の確率が非常に高いと考えら
れる。
【0040】そこで、この実施の第2の形態において
は、撮影準備を行う際、すなわち測距,測光を行う前に
カメラの姿勢を、位置検知装置21からの出力信号によ
り得、これを記憶する。更に詳述すると、位置検知装置
21は、例えばカメラの各々X,Y,Z軸に対する傾き
の具合いを複数のスイッチ入力により判定するものであ
り、流動性導通材を封止したパッケージに各々X,Y,
Z軸と各軸と所定角度毎に設定された位置に導通材を埋
め込んだ事により、傾きによって各々の導通材が流動性
導通材により導通されスイッチのON状態を作り出す。
その後、カメラのレリーズシーケンス直前に再度位置検
知装置21により姿勢データ(スイッチの状態)を得、
前記記憶した姿勢データ(スイッチの状態)とカメラの
レリーズシーケンス直前に得た今回の姿勢データ(スイ
ッチの状態)とを比較し、所定値以内の場合にのみ撮影
を許容し、所定値以上のずれが生じた場合には、撮影は
行わずに初期の状態に戻すようにしている。
【0041】これにより、撮影に際し誤って、あるい
は、気付かないでレリーズを行った場合や、スイッチの
早押しによるカメラの動きや振れに対する撮影フィルム
のロスや不適正な写真撮影を防止する事が出来る。つま
り、撮影者に対し、コストパフォーマンス、安心感及び
良い写真の提供が可能となり、満足の得られる製品を与
えることができるものとなる。
【0042】(変形例)上記の実施の第1の形態におい
ては、スイッチSW1のON時に測距動作を行い、又ス
イッチSW2のON直後に再度測距動作を行い、それぞ
れにて得られる測距結果を比較することで、撮影シーケ
ンスを進めるか否かを行う様にしているが、これに限定
されるものではなく、スイッチSW1のON時に焦点検
出動作を行い、又スイッチSW2のON直前に再度焦点
検出動作を行い、それぞれにて得られる焦点検出結果を
比較することで、撮影シーケンスを進めるか否かを行う
様にしても良い。
【0043】また、撮影シーケンスを進めるか否かを判
定する為に、実施の第1の形態においては測距動作を2
回行い、実施の第2の形態においてはカメラの姿勢デー
タを2回、それぞれ得るようにしているが、かならずし
も2回に限るものではなく、これ以上であってもよい。
例えば3回とした場合は、スイッチSW2のON直前に
再度測距(又は位置検知)動作を行う様にし、この時点
でそれぞれの結果値が所定値以上の場合はこの時点で以
後の動作を停止して、スイッチSW2のONを受け付け
ない様にしても良い。この様にすることにより、スイッ
チSW2のONが出来たにも拘らず撮影が実行されない
といった不安感を無くすことが出来るものとなる。
【0044】また、本発明は、以上の実施の各形態、又
はそれらの技術を適当に組み合わせた構成にしてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば撮影準備動作に応答して測距動作を行うことで得
られた測距結果と撮影動作に応答して得られた測距結果
それぞれを比較し、あるいは、撮影準備動作に応答して
位置検知動作を行うことで得られたカメラの姿勢データ
と撮影動作に応答して得られた姿勢データそれぞれを比
較し、これらの差が所定値以上の場合は、例えば撮影者
の意志が無い撮影、具体的には、持ち運び時の操作スイ
ッチの誤動作による撮影や、操作に慣れない時点でのス
イッチの早押しによるカメラの動きや振れによる撮影が
考えられ、この様な場合には、被写体のいない写真や被
写体が狙った構図で撮影されなかったり、更には傾きの
発生や振れの発生した写真が撮影される事になるので、
事前に撮影動作を停止するようにしている。
【0046】よって、コストパフォーマンスの良好な、
失敗の無い撮影を行わせることのできるカメラを提供可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの一連の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの要部
構成を示すブロック図である。
【図4】図3のカメラの一連の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
4 測距IC 5 IRED 11 AFモータ駆動用ドライブIC(MDIC1) 12 AFモータ 16 LED 20 メインIC 21 位置検知装置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の状態を検出する被写体状態検出
    手段と、該被写体状態検出手段を駆動し、同一条件にて
    時系列に複数回被写体状態検出を行い、これら被写体状
    態検出結果に所定値以上の差がある場合は、撮影動作を
    停止し、所定値以上の差が無い場合は、撮影動作を実行
    する制御手段とを備えたカメラ。
  2. 【請求項2】 前記複数の被写体状態検出結果に所定値
    以上の差があった場合、撮影動作を停止する旨の警告を
    行う警告手段を具備したことを特徴とする請求項1記載
    のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記被写体状態検出手段は、被写体まで
    の距離を測定する手段であることを特徴とする請求項1
    又は2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記被写体状態検出手段は、被写体の焦
    点状態を検出する手段であることを特徴とする請求項1
    又は2記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、撮影準備動作開始用の
    スイッチが操作された際と撮影動作開始用のスイッチが
    操作された際のそれぞれに同期して、前記被写体状態検
    出手段を駆動して被写体状態検出の結果をそれぞれ得る
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記複数の被写体状態
    検出結果に所定値以上の差が無い場合は、最初に得られ
    た被写体状態検出結果に基づいて撮影動作を実行するこ
    とを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 カメラの傾きを検知する位置検知手段
    と、該位置検知手段を駆動し、同一条件にて時系列に複
    数回位置検知結果を求め、これら位置検知結果に所定値
    以上の差がある場合は、撮影動作を停止し、所定値以上
    の差が無い場合は、撮影動作を実行する制御手段とを備
    えたカメラ。
  8. 【請求項8】 前記複数の位置検知結果に所定値以上の
    差があった場合、撮影動作を停止する旨の警告を行う警
    告手段を具備したことを特徴とする請求項7記載のカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 前記位置検知手段は、X,Y,Z軸に対
    するカメラの傾きを検知する複数の信号を発生する手段
    であることを特徴とする請求項7又は8記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 複数の信号を発生する前記位置検知手
    段は、流動性導通材を封止したパッケージに、X,Y,
    Z軸及び所定各毎に信号を発生可能に配置された導電部
    材によるスイッチを組み込んで成ることを特徴とする請
    求項9記載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記流動性導通材は、流動性の高い材
    料であることを特徴とする請求項10記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記流動性の高い材料は、水銀である
    ことを特徴とする請求項11記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記流動性の高い材料は、炭素微粉末
    であることを特徴とする請求項11記載のカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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