JPH0743386A - 可動磁石式計器 - Google Patents
可動磁石式計器Info
- Publication number
- JPH0743386A JPH0743386A JP20868093A JP20868093A JPH0743386A JP H0743386 A JPH0743386 A JP H0743386A JP 20868093 A JP20868093 A JP 20868093A JP 20868093 A JP20868093 A JP 20868093A JP H0743386 A JPH0743386 A JP H0743386A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable magnet
- magnet
- recess
- bobbin
- gate
- Prior art date
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- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動磁石を形成した際のゲートの残り量に関
係なく、可動磁石の重量バランスを保ち、計器の小型化
を可能にするとともに、指示変動の少ない指示特性が得
られることを目的とする。 【構成】 中空状の合成樹脂製のボビン２内に回動自在
に軸支した指針軸４と、ボビン２に巻回されて通電電流
に応じて磁力を生ずるコイル３と、指針軸４に固定され
て磁力に応じて回動するプラスチックマグネットからな
り、その一方の面に第１の凹部８を設け、その第１の凹
部８内にゲート９を設けるとともに、他方の面に第１の
凹部８と対向する位置で、かつ第１の凹部８と同形状の
第２の凹部10を設けた可動磁石１と、コイル３への非通
電時に可動磁石１を原回動位置に帰零作動させる帰零用
磁石６とからなる。
係なく、可動磁石の重量バランスを保ち、計器の小型化
を可能にするとともに、指示変動の少ない指示特性が得
られることを目的とする。 【構成】 中空状の合成樹脂製のボビン２内に回動自在
に軸支した指針軸４と、ボビン２に巻回されて通電電流
に応じて磁力を生ずるコイル３と、指針軸４に固定され
て磁力に応じて回動するプラスチックマグネットからな
り、その一方の面に第１の凹部８を設け、その第１の凹
部８内にゲート９を設けるとともに、他方の面に第１の
凹部８と対向する位置で、かつ第１の凹部８と同形状の
第２の凹部10を設けた可動磁石１と、コイル３への非通
電時に可動磁石１を原回動位置に帰零作動させる帰零用
磁石６とからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は可動磁石式計器に関し、
特にプラスチックマグネットからなる可動磁石を有し、
ボビンに帰零用磁石を配設してなる可動磁石式計器に関
する。
特にプラスチックマグネットからなる可動磁石を有し、
ボビンに帰零用磁石を配設してなる可動磁石式計器に関
する。
【０００２】
【従来の技術】可動磁石式計器において、可動磁石は重
量の軽減および取り付け作業性により、プラスチックマ
グネットが用いられ、例えば実公平４−２９４１７号公
報に示されている。そしてこのプラスチックマグネット
は射出成形によって形成するが、ゲートを可動磁石の上
面または下面、あるいは可動磁石の外周側面のいずれか
に設けている。
量の軽減および取り付け作業性により、プラスチックマ
グネットが用いられ、例えば実公平４−２９４１７号公
報に示されている。そしてこのプラスチックマグネット
は射出成形によって形成するが、ゲートを可動磁石の上
面または下面、あるいは可動磁石の外周側面のいずれか
に設けている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラスチッ
クマグネットは射出成形後、ゲートを切断するが、切断
した跡がプラスチックマグネット、つまり可動磁石の表
面上から突き出してしまうと、ボビンの内壁面と接触し
てしまうため、可動磁石とボビンの内壁面とのすきまを
広くする必要があり、計器の小型化を計れなかった。ま
た、ゲートを可動磁石の外周側面に設けた場合は、切断
したゲートの突部が可動磁石の回動支軸となる指針軸位
置から懸け離れた位置に存在するために、重量バランス
として影響を受けやすいという問題がある。
クマグネットは射出成形後、ゲートを切断するが、切断
した跡がプラスチックマグネット、つまり可動磁石の表
面上から突き出してしまうと、ボビンの内壁面と接触し
てしまうため、可動磁石とボビンの内壁面とのすきまを
広くする必要があり、計器の小型化を計れなかった。ま
た、ゲートを可動磁石の外周側面に設けた場合は、切断
したゲートの突部が可動磁石の回動支軸となる指針軸位
置から懸け離れた位置に存在するために、重量バランス
として影響を受けやすいという問題がある。
【０００４】また、計器への電流が断たれると、可動磁
石を強制的に原回動位置に帰零作動させる帰零用磁石を
合成樹脂製のボビンに配設してあるが、可動磁石のゲー
トを設けた面と対向するボビンに帰零用磁石が配設して
あると、可動磁石の表面に設けたゲートの残り量のバラ
ツキにより、帰零用磁石による磁力の強さが一定でも可
動磁石側に与える磁界分布に影響し、その結果コイルへ
の通電が同じでも帰零用磁石による磁界の影響の違いに
よって指示が異なるという問題がある。
石を強制的に原回動位置に帰零作動させる帰零用磁石を
合成樹脂製のボビンに配設してあるが、可動磁石のゲー
トを設けた面と対向するボビンに帰零用磁石が配設して
あると、可動磁石の表面に設けたゲートの残り量のバラ
ツキにより、帰零用磁石による磁力の強さが一定でも可
動磁石側に与える磁界分布に影響し、その結果コイルへ
の通電が同じでも帰零用磁石による磁界の影響の違いに
よって指示が異なるという問題がある。
【０００５】本発明は、この様な問題点に鑑みなされた
もので、計器の小型化を計り、さらに、ゲートの影響に
よる指示変動の少ない指示特性が得られる可動磁石式計
器を提供することを目的とするものである。
もので、計器の小型化を計り、さらに、ゲートの影響に
よる指示変動の少ない指示特性が得られる可動磁石式計
器を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、可動磁石の上面もしくは下面に第１の凹部
を設け、その第１の凹部内にゲートを設けるとともに、
第１の凹部を設けた面と対向する面で、かつ第１の凹部
と対向する位置に第１の凹部と同形状の第２の凹部を設
けたことを特徴とする。
決するため、可動磁石の上面もしくは下面に第１の凹部
を設け、その第１の凹部内にゲートを設けるとともに、
第１の凹部を設けた面と対向する面で、かつ第１の凹部
と対向する位置に第１の凹部と同形状の第２の凹部を設
けたことを特徴とする。
【０００７】
【作用】可動磁石の一方の面に凹部を設け、その凹部内
にゲートを設けるとともに、他方の面にも同形状の凹部
を設けたことにより、可動磁石の表面よりゲートが突き
出してしまうことがなく、ゲートの影響による指示変動
が少なく、かつ計器を小型化することができる。
にゲートを設けるとともに、他方の面にも同形状の凹部
を設けたことにより、可動磁石の表面よりゲートが突き
出してしまうことがなく、ゲートの影響による指示変動
が少なく、かつ計器を小型化することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図１〜３で示す実施例に基づ
いて説明する。図１〜２は本発明の第１実施例を示すも
ので、同図において、直径方向に２極着磁したプラスチ
ックマグネットからなる可動磁石１を内蔵した合成樹脂
製のボビン２にコイル３を交差して巻回するとともに、
前記可動磁石１に圧入固定した指針軸４の上端を前記ボ
ビン２から突き出させて、その先端に指針５を装着し、
コイル３の合成磁界で可動磁石１を回動させて指針５に
より指示させるとともに、計器への電流が断たれると、
可動磁石１を強制的に回動させ、この動作と連動した指
針５を原回動位置まで帰零させる帰零用磁石６を前記可
動磁石１の上面に対向するボビン２に配設してある。そ
して前記ボビン２を金属性材料からなる略円筒状ケース
７に収納して、地磁気などの外乱要因を遮断するように
してある。
いて説明する。図１〜２は本発明の第１実施例を示すも
ので、同図において、直径方向に２極着磁したプラスチ
ックマグネットからなる可動磁石１を内蔵した合成樹脂
製のボビン２にコイル３を交差して巻回するとともに、
前記可動磁石１に圧入固定した指針軸４の上端を前記ボ
ビン２から突き出させて、その先端に指針５を装着し、
コイル３の合成磁界で可動磁石１を回動させて指針５に
より指示させるとともに、計器への電流が断たれると、
可動磁石１を強制的に回動させ、この動作と連動した指
針５を原回動位置まで帰零させる帰零用磁石６を前記可
動磁石１の上面に対向するボビン２に配設してある。そ
して前記ボビン２を金属性材料からなる略円筒状ケース
７に収納して、地磁気などの外乱要因を遮断するように
してある。
【０００９】かかる構成において、可動磁石１の下面に
第１の凹部８を設け、その第１の凹部８内にゲート９を
設けている。そのため、可動磁石１の表面よりゲート９
が突き出してしまうことがなく、ゲート９の影響による
指示変動が少なくなり、また可動磁石１とボビン２の内
壁面とのすきまを狭くすることができ、計器の小型化が
可能となる。
第１の凹部８を設け、その第１の凹部８内にゲート９を
設けている。そのため、可動磁石１の表面よりゲート９
が突き出してしまうことがなく、ゲート９の影響による
指示変動が少なくなり、また可動磁石１とボビン２の内
壁面とのすきまを狭くすることができ、計器の小型化が
可能となる。
【００１０】そして可動磁石１の上面に、前記第１の凹
部８と対向する位置に第１の凹部８と同形状の第２の凹
部10を設けている。そのため、第１の凹部８内にゲート
９の残り量があったとしても可動磁石１の上面と下面は
ほぼ同一形状となるため、可動磁石１に指針軸４を圧入
する際、実施例とは逆に上側が第１の凹部８を設けた
面、下側が第２の凹部10を設けた面となる場合がある
が、可動磁石１の方向性を考慮する必要がなく、作業性
が良い。なお、前述の如く可動磁石１の上面と下面が同
一形状もしくは近似形状のため、どちらの面が帰零用磁
石６側となっても指針５の指示は同等の特性を示す。
部８と対向する位置に第１の凹部８と同形状の第２の凹
部10を設けている。そのため、第１の凹部８内にゲート
９の残り量があったとしても可動磁石１の上面と下面は
ほぼ同一形状となるため、可動磁石１に指針軸４を圧入
する際、実施例とは逆に上側が第１の凹部８を設けた
面、下側が第２の凹部10を設けた面となる場合がある
が、可動磁石１の方向性を考慮する必要がなく、作業性
が良い。なお、前述の如く可動磁石１の上面と下面が同
一形状もしくは近似形状のため、どちらの面が帰零用磁
石６側となっても指針５の指示は同等の特性を示す。
【００１１】図３は本発明の第２実施例を示すもので、
可動磁石１の表面に形成する凹部の形状を環状凹部11と
し、この環状凹部11を可動磁石１の上面と下面とにそれ
ぞれ形成するとともに、その一方の環状凹部11内にゲー
ト９を設けたものである。これにより、前述した第１実
施例と比して可動磁石１の重量アンバランスを軽減でき
る。
可動磁石１の表面に形成する凹部の形状を環状凹部11と
し、この環状凹部11を可動磁石１の上面と下面とにそれ
ぞれ形成するとともに、その一方の環状凹部11内にゲー
ト９を設けたものである。これにより、前述した第１実
施例と比して可動磁石１の重量アンバランスを軽減でき
る。
【００１２】なお、可動磁石の表面に形成した凹部は２
個に限らず、１個でも良く、複数個でも良い。凹部の形
状も円形でなくとも角形でも良い。また、前記実施例に
おいて、帰零用磁石は可動磁石の上面に対向するボビン
に配設したが、可動磁石の下面あるいは外周側面に対向
するボビンに配設しても良い。
個に限らず、１個でも良く、複数個でも良い。凹部の形
状も円形でなくとも角形でも良い。また、前記実施例に
おいて、帰零用磁石は可動磁石の上面に対向するボビン
に配設したが、可動磁石の下面あるいは外周側面に対向
するボビンに配設しても良い。
【００１３】
【発明の効果】本発明は、可動磁石の一方の面に凹部を
設け、その凹部内にゲートを設けるとともに、他方の面
にも同形状の凹部を設けたことにより、可動磁石の表面
よりゲートが突き出してしまうことがなく、可動磁石と
ボビンの内壁面とのすきまを狭くすることができ、計器
の小型化が計れ、さらに、ゲートの影響による指示変動
が少ない指示特性が得られる。また、可動磁石の上面と
下面が同一形状もしくは近似形状となるため、指針軸を
圧入する際、可動磁石の方向性を考慮する必要がなく、
圧入作業が容易であり、さらに可動磁石のどちらの面が
帰零用磁石側となっても指示特性が同等となり、組み立
て易い可動磁石式計器を得ることができる。
設け、その凹部内にゲートを設けるとともに、他方の面
にも同形状の凹部を設けたことにより、可動磁石の表面
よりゲートが突き出してしまうことがなく、可動磁石と
ボビンの内壁面とのすきまを狭くすることができ、計器
の小型化が計れ、さらに、ゲートの影響による指示変動
が少ない指示特性が得られる。また、可動磁石の上面と
下面が同一形状もしくは近似形状となるため、指針軸を
圧入する際、可動磁石の方向性を考慮する必要がなく、
圧入作業が容易であり、さらに可動磁石のどちらの面が
帰零用磁石側となっても指示特性が同等となり、組み立
て易い可動磁石式計器を得ることができる。
【図１】本発明の第１実施例を示す計器断面図。
【図２】同実施例の可動磁石と指針軸の構成を示す斜視
図。
図。
【図３】本発明の第２実施例の可動磁石と指針軸の構成
を示す斜視図。
を示す斜視図。
１ 可動磁石 ２ ボビン ３ コイル ４ 指針軸 ６ 帰零用磁石 ８ 第１の凹部 ９ ゲート 10 第２の凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 中空状の合成樹脂製のボビン内に回動自
在に軸支した指針軸と、前記ボビンに巻回されて通電電
流に応じて磁力を生ずるコイルと、前記ボビン内にて前
記指針軸に同軸的に固定されて前記磁力に応じて回動す
るプラスチックマグネットからなり、その上面もしくは
下面に第１の凹部を設け、その第１の凹部内にゲートを
設けるとともに、前記第１の凹部を設けた面と対向する
面で、かつ第１の凹部と対向する位置に第１の凹部と同
形状の第２の凹部を設けた可動磁石と、前記可動磁石に
対向する前記ボビンに配設され、前記コイルへの非通電
時に前記可動磁石を原回動位置に帰零作動させる帰零用
磁石とからなる可動磁石式計器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20868093A JP2953488B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 可動磁石式計器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20868093A JP2953488B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 可動磁石式計器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0743386A true JPH0743386A (ja) | 1995-02-14 |
| JP2953488B2 JP2953488B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=16560293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20868093A Expired - Fee Related JP2953488B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | 可動磁石式計器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2953488B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP20868093A patent/JP2953488B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2953488B2 (ja) | 1999-09-27 |
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