JP2907256B2 - 置針式計器用ムーブメント - Google Patents

置針式計器用ムーブメント

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JP2907256B2
JP2907256B2 JP28684893A JP28684893A JP2907256B2 JP 2907256 B2 JP2907256 B2 JP 2907256B2 JP 28684893 A JP28684893 A JP 28684893A JP 28684893 A JP28684893 A JP 28684893A JP 2907256 B2 JP2907256 B2 JP 2907256B2
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JP
Japan
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magnet rotor
movement
needle
coils
coil bobbin
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幸男 大池
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車載用の指示計器、
例えば燃料計に使用される置針式計器用ムーブメントに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに交差する磁界を発生する一対のコ
イルにそれぞれ計測量に応じて変化する電流を流し、そ
れぞれのコイルが発生する磁界を合成した合成磁界の方
向にマグネットロータを回転させ、このマグネットロー
タとともに回転する指針で計測量の表示を行い、一対の
コイルが磁界を発生しないときはマグネットロータの回
転を充填剤で抑制する置針式計器用ムーブメントを使用
した指示計器、例えば燃料計がある。
【0003】図3は置針式計器用ムーブメントの斜視
図、図4は従来の置針式計器用ムーブメントを利用した
燃料計の取付状態を断面で示した説明図である。図3お
よび図4において、1はコイルボビンを示し、上ボビン
1aと、下ボビン1bとで構成されている。2は上ボビ
ン1aと下ボビン1bとで回転自在に支持された回転軸
を示し、上端部は上ボビン1aから突出している。
【0004】3はマグネットロータを示し、S極および
N極の形成された円板状で、中心が回転軸2に固定さ
れ、コイルボビン1の内側に配設されている。そして、
軽量化を図るとともに、後述するシリコーン4との接触
面積を多くして制動特性を向上させる目的で、マグネッ
トロータ3の表裏に環状の溝部3aが設けられている。
4はコイルボビン1内に充填された充填剤としてのシリ
コーンを示し、マグネットロータ3に制動力を付与する
ものである。
【0005】5A,5Bはコイルボビン1の外側に互い
に直交する方向に巻回されたコイル、6はムーブメント
ケースを示し、このムーブメントケース6は、コイルボ
ビン1およびコイル5A,5Bを収容し、コイル5A,
5Bが発生する磁界が他の部分に影響しないように磁界
を遮断するものである。上記したコイルボビン1〜ムー
ブメントケース6などによって置針式計器用ムーブメン
ト10が構成されている。
【0006】11は文字板を示し、裏面に置針式計器用
ムーブメント10が取り付けられ、孔11aから回転軸
2の上端部が突出している。12は指針を示し、孔11
aから突出した回転軸2の上端部に固定されている。1
3はメータケースを示し、奥側に置針式計器用ムーブメ
ント10が位置するように文字板11が取り付けられ、
前面に見返し板14が取り付けられている。上記した置
針式計器用ムーブメント10〜見返し板14で燃料計2
0が構成されている。21は、燃料計20が取り付けら
れるインストルメントパネルを示す。
【0007】上記のように構成した燃料計20は、図4
に示すように、回転軸2がほぼ水平となるようにインス
トルメントパネル21内に取り付けられる。そして、計
測量に応じて変化する電流をコイル5A,5Bに流す
と、それぞれのコイル5A,5Bが発生する磁界を合成
した合成磁界の方向にマグネットロータ3は回転するの
で、回転軸2および指針12も一緒に回転し、文字板1
1の目盛を指示するので、燃料の残量を視認することが
できる。しかし、コイル5A,5Bが磁界を発生しない
とき、例えば電源がオフ状態のときは、シリコーン4の
粘性によってマグネットロータ3の回転が抑制されるの
で、指針12は燃料の残量を指示し続けることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の置針式計器用ム
ーブメント10は、マグネットロータ3に環状の溝部3
aを設け、軽量化を図るとともに、シリコーン4との接
触面積を多くして制動特性を向上させている。しかし、
溝部3aにシリコーン4が流れ込むと、シリコーン4の
粘性は高く、垂れ落ちる速度が遅いので、マグネットロ
ータ3に重量の不均衡が発生し、置針特性が悪くなると
いう不都合があった。
【0009】この発明は、上記したような不都合を解消
するためになされたもので、置針特性を向上させること
ができ、軽量化を促進して材料を削減することができる
とともに、置針特性を向上させることのできる置針式計
器用ムーブメントを提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる置針式
計器用ムーブメントは、コイルボビンの内側に、このコ
イルボビン内に充填した充填剤で制動力を付与されるマ
グネットロータを、このマグネットロータに固定された
回転軸で回転自在に支持するとともに、前記コイルボビ
ンの外側に2つのコイルを互いに交差する方向に巻回し
て構成し、前記各コイルへの通電によって前記コイルが
発生する磁界の合成磁界に応じて前記マグネットロータ
を回転させ、前記各コイルへの非通電時の前記マグネッ
トロータの回転を前記充填剤で抑制する置針式計器用ム
ーブメントにおいて、前記マグネットロータに複数の貫
通孔を設けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】この発明における置針式計器用ムーブメント
は、マグネットロータ貫通孔を設けたので、充填剤がこ
の貫通孔を通って速く落下する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の一実施例である置針式計器用ム
ーブメントの取付状態を断面で示した説明図、図2は図
1のマグネットロータの平面図であり、図3および図4
と同一または相当部分に同一符号を付して説明を省略す
る。図1および図2において、3bはマグネットロータ
3の溝部3aの円周方向に設けた貫通孔を示し、等間隔
で4つ設けられている。
【0013】このようにマグネットロータ3の溝部3a
に貫通孔3bを設けて置針式計器用ムーブメント10を
構成すると、溝部3aに流れ込んだシリコーン4は孔3
bを通って速く落下する。したがって、マグネットロー
タ3の重量の均衡が保たれ、置針特性が向上する。そし
て、孔3bを設けることにより、マグネットロータ3の
軽量化を促進して材料を削減することができるととも
に、マグネットロータ3とシリコーン4との接触面積が
増加して制動力も向上する。
【0014】なお、上記した実施例は、孔3bを等間隔
で4つ設けた例で説明したが、孔3bは4つを超えて設
けても良いが、あまり多いと孔3bの直径が小さくな
り、シリコーン4の流出効果が少なくなるので、適当な
数にする必要がある。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、マグ
ネットロータに複数の貫通孔を設けたので、充填剤はこ
の孔を通って速く落下する。したがって、マグネットロ
ータの重量の均衡が保たれ、置針特性が向上する。そし
て、孔を設けることにより、マグネットロータの軽量化
を促進してして材料を削減することができるとともに、
充填剤との接触面積が増加して制動力も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である置針式計器用ムーブ
メントの取付状態を断面で示した説明図である。
【図2】図1のマグネットロータの平面図である。
【図3】置針式計器用ムーブメントの斜視図である。
【図4】従来の置針式計器用ムーブメントを利用した燃
料計の取付状態を断面で示した説明図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 1a 上ボビン 1b 下ボビン 2 回転軸 3 マグネットロータ 3a 溝部 3b 貫通孔 4 シリコーン 5A,5B コイル 10 置針式計器用ムーブメント

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンの内側に、このコイルボビ
    ン内に充填した充填剤で制動力を付与されるマグネット
    ロータを、このマグネットロータに固定された回転軸で
    回転自在に支持するとともに、前記コイルボビンの外側
    に2つのコイルを互いに交差する方向に巻回して構成
    し、前記各コイルへの通電によって前記コイルが発生す
    る磁界の合成磁界に応じて前記マグネットロータを回転
    させ、前記各コイルへの非通電時の前記マグネットロー
    タの回転を前記充填剤で抑制する置針式計器用ムーブメ
    ントにおいて、 前記マグネットロータに複数の貫通孔を設けたことを特
    徴とする置針式計器用ムーブメント。
JP28684893A 1993-11-16 1993-11-16 置針式計器用ムーブメント Expired - Lifetime JP2907256B2 (ja)

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JPH07140171A JPH07140171A (ja) 1995-06-02
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Effective date: 19990302