JPH09243666A - ゲージ用ムーブメント - Google Patents

ゲージ用ムーブメント

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JPH09243666A
JPH09243666A JP5503896A JP5503896A JPH09243666A JP H09243666 A JPH09243666 A JP H09243666A JP 5503896 A JP5503896 A JP 5503896A JP 5503896 A JP5503896 A JP 5503896A JP H09243666 A JPH09243666 A JP H09243666A
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JP
Japan
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pointer
rotor
movement
magnet rotor
coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP5503896A
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English (en)
Inventor
Hiroharu Sugimoto
弘治 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲージ用ムーブメントの部品点数を減少させ
コストダウンを図ると共に指針器用ムーブメントの薄型
化・小型化を図る。 【解決手段】 円板状マグネットロータと指針とをほぼ
同一平面上に位置するように一体に射出成形されたプラ
マグによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲージ用のムーブ
メントに係るもので、特に装置の小型化、部品点数・作
業工程の削減に起因するコストダウン化を可能にするゲ
ージ用のムーブメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のマグネットロータを用
いたゲージとしては、互いに直交する磁界を発生する一
対のコイルにそれぞれ測定量に応じて変化する電流を流
し、上記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界の合成磁
界の方向にマグネットロータを回転させ、このマグネッ
トロータとともに回転する指針により測定量の表示を行
うクロスコイル型のゲージが多く用いられている。
【0003】図3は、このような従来のクロスコイル型
ゲージの1例を示したもので、この計器ユニット1の計
器用ムーブメント2は、コイルボビン32を有してお
り、このコイルボビン32には、2つのコイル31、3
1’が互いに直交するように巻回されている。また、上
記コイルボビン32の内側には、S極及びN極が形成さ
れた円板状上のマグネットロータ41が回転自在に配設
されており、マグネットロータ41の中心部には、軸方
向に延びる回転軸42が取り付けられている。また、上
記コイルボビン32のマグネットロータ41収納部分の
下面中央には、軸受け凹部43が形成されており、この
軸受け凹部43の内部にほ、上記回転軸42に制動力を
付与して回転軸42の不必要な振れを防止するためのシ
リコン等の充填材が充填されている。ムーブメント2の
上面には、所定の文字・目盛り等が形成された文字板7
が固定されており、上記回転軸42の先端部は、上記文
字板7の裏面にムーブメント2を取り付けた状態で文字
板7を貫通するようになされている。さらに、上記回転
軸42の先端部には、指針6が固着されており、上記構
成により指針ユニット1が形成される。
【0004】上記マグネットロータ41の動作原理は、
電流が各コイル31に通電されていない状態では、上記
回転軸42上の指針6は計器目盛りの「零」を指してお
り、上記各コイル31に通電することにより各コイル3
1、31’が磁界を発生し、その合成ベクトルの向きに
指針の向きが一致するまで指針は回転駆動力を与えられ
ることとなる。
【0005】そこで、例えば上記の従来のゲージが車載
用ゲージとして用いられた場合には、車速等の所定の測
定信号に基づく駆動信号としての所定電流が上記各コイ
ル31にそれぞれ供給されることにより、上記コイル3
1が発生する磁界の合成磁界に応じて、上記マグネット
ロータ41を上記計測量に対応した角度まで回転させ、
これにより上記回転軸42が回転し、上記指針6を文字
板7上で回転させて、車速等の計測量を表示するように
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のゲ
ージ用のムーブメントにおいては、指針・回転軸及び円
板状のマグネットロータがぞれぞれ別体として製作さ
れ、その後、組み立てられていたために、部品点数・作
業工程の増加に起因するコストアップを避けられないと
いう問題点を有していた。また、近年、計器用のムーブ
メントの小型化、特に薄型化の要求が高まっており、こ
の計器用ムーブメントの薄型化という要求に答えられな
いという問題点も有していた。本発明は上記問題点に鑑
みてなされたもので、計器用ムーブメントの部品点数の
減少を図りコストダウンを達成することを目的とし、併
せて、計器用ムーブメントの小型化・薄型化を容易に行
えるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によれば、ゲージ用ムーブメントを、円板状マグ
ネットロータと、円板状マグネットロータに固定される
指針と、円板状マグネットロータとほぼ同一面上に該ロ
ータに近接配置されて該ロータを電磁駆動するためのコ
イルと、コイルの電磁駆動方向と逆方向に該ロータに帰
零力を与える帰零力付与装置と、から構成するようにし
たものである。そしてこの場合、具体的にはロータと指
針とを一体にプラマグで射出成形し、その後、円板部分
を着磁させて円板状マグネットロータを構成するのが有
利である。
【0008】また、ゲージ用ムーブメントの円板部分を
削減して指針そのものを着磁させ、この指針と、指針を
支持する回転軸と、指針とほぼ同一面上に該指針に近接
配置されて該指針を電磁駆動するためのコイルと、コイ
ルの電磁駆動方向と逆方向に該指針に帰零力を与える帰
零力付与装置と、からゲージ用ムーブメントを構成する
ようにしてもよい。
【0009】
【作用】以上のように本発明では、ゲージ用ムーブメン
トを、磁化された指針と、指針を支持する回転軸と、指
針を電磁駆動するコイルと、指針に帰零力を与える帰零
力付与装置とによって構成するようにしたり、また、指
針と円板状マグネットロータを一体射出成形されたプラ
マグによって構成するようにしているので、いずれにお
いても計器用ムーブメントの部品点数を減少させコスト
ダウンを図ることができるとともに、結果的に上記指針
と円板状マグネットロータとをほぼ同一面上に位置させ
ることが必然的にできるようになり、計器用ムーブメン
トの薄肉化、ひいては計器全体の小型化を可能にする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
および図2を参照にして説明する。図1は、本発明に係
る支持計器用ムーブメントの実施の形態を示したもの
で、計器用ユニットの計器用ムーブメント2は、2つの
コイルボビン32、32を有しており、これらコイルボ
ビン32、32にはそれぞれコイル31、31が巻回さ
れている。コイルボビン32、32は、同一平面内で、
S極及びN極が形成された円板状のマグネットロータ4
1をはさんで、両側に一直線状に配置されている。この
ように配設することにより、コイル31、31に電流が
流れたとき、両コイルボビン間に磁場Hが一様に平行に
発生するようになる。
【0011】マグネットロータ41は、バインダである
プラスチック材料に磁性粉末を混合したものを金型で射
出成形して製造するのが有利である。マグネットロータ
41の射出成形に際しては、指針6がマグネットロータ
41の円板面とほぼ同一面にあるように一体成形され
る。このようにして一体成形されたマグネットロータ4
1と指針6のうち、今度はマグネットロータ41の部分
のみが直径方向にN極・S極を有するように着磁させ
る。このように、磁化されたプラスチック磁石を一般に
「プラマグ」と呼んでいる。
【0012】また、マグネットロータ41の中心部に
は、マグネットロータを貫通して上下方向に延びる回転
軸42が取り付けられており、この回転軸42にはヒゲ
ぜんまい5の内側の端が取り付けられており、またその
ヒゲぜんまい5の外側の端は計器ユニット1に固定され
ている。ヒゲぜんまい5は、マグネットロータ41が回
転したときにその弾力によって制御トルクを発生する制
御装置であり、そこでマグネットロータ41はコイル3
1、31に流れる電流に応じて作りだされる磁気力とヒ
ゲぜんまい5の反発力との均衡する所定角度まで回転し
て静止しする。また、計器用ムーブメント2の上部に
は、計器用ムブメント2と接するように、所定の文字、
目盛り等が形成された文字板7が固定されている。な
お、本実施の形態では、コイルボビン32の形状は、平
板状のものを用いたが、コイルボビン32の形状はコイ
ル31、31が一様な平行磁場を形成できるものであれ
ば、円柱状のものであっても良い。コイルボビン32の
断面積が大きくなれば、それだけ両コイルボビン間に発
生する磁場Hはより一様にかつ平行となる。
【0013】図2は、本実施の形態のムーブメントを有
する支持計器の動作を説明するための図である。以下、
図2を参照にして動作を説明する。センサ8は、被測定
量に応じてその抵抗値Rを変化させるもので、たとえば
被測定量が車速であれば、車速=0のときセンサ8の抵
抗Rは無限大となり、電流i=0である。ところが、車
速がある値であれば、その車速である被測定量に応じて
その抵抗値Rが変化する。このときの電流iは、コイル
31、31には電圧Vが印加されているために、次式の
ようになる。 i=V/(R+Rc ) Rc :コイル31、31の合
成抵抗 この電流iによりコイルボビン32、32間には一様な
磁場Hが発生し、マグネットロータ41を貫通する。こ
の磁場Hは電流iに比例する。マグネットロータ41の
N極、S極の着磁量をm、マグネットロータ41の回転
円板の直径をd、指針6が磁場Hに直角な方向となす角
度θとすると、マグネットロータ41に作用する駆動ト
ルクτD は、次式のようになる。 τD =mHdcosθ
【0014】一方。ヒゲぜんまい5の制御トルクτ
C は、次式のようになる。 τC =k(θO −θ) ここに、kは制御定数、 θO はマグネットロータ41の初期位置。 この駆動トルクτD とヒゲぜんまい5の制御トルクとが
釣り合った位置で、指針6は静止し、これによって指針
6は被測定量を表示することができる。
【0015】図4は、本発明の別の実施例を示したもの
で、図1での計器用ムーブメント2を構成している円板
状のマグネットロータ41を省略し、指針自体をプラマ
グとしたものである。その他の構成は図1と同じであ
る。すなわち、第2実施例のゲージ用ムーブメント2
は、このような着磁指針61と、指針を支持する回転軸
42と、着磁指針61とほぼ同一面上に該指針に近接配
置されて該指針を電磁駆動するためのコイル31と、コ
イルの電磁駆動方向と逆方向に該指針に帰零力を与える
帰零力付与装置5と、から構成されている。
【0016】このような図4のムーブメントの動作原理
は図1のものと同じである。ただ、磁気力はこの場合一
方の磁極(図4の場合、S極)しか寄与していないた
め、図1のものと比べると、回転駆動力はそれほど大き
なものが得られないが、マグネットロータ41を省略し
た分それだけ小型化が進むため、駆動力をそれほど必要
としない小型計器に用いるのが有利である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では、ゲージ
用ムーブメントを、磁化された指針と、指針を支持する
回転軸と、指針を電磁駆動するコイルと、指針に帰零力
を与える帰零力付与装置とによって構成するようにした
り、また、指針と円板状マグネットロータを一体射出成
形されたプラマグによって構成するようにしているの
で、いずれにおいても計器用ムーブメントの部品点数を
減少させコストダウンを図ることができるとともに、指
針と円板状マグネットロータとを一体射出成形させるた
め上記指針と円板状マグネットロータとをほぼ同一面上
に位置させることが簡単にできるようになり、計器用ム
ーブメントの薄肉化、ひいては計器全体の小型化を可能
にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲージ用ムーブメントの1実施例
示す構造図。
【図2】図1のゲージ用ムーブメントの動作説明図。
【図3】従来のクロスコイル型ゲージを示す縦断面図。
【図4】本発明に係るゲージ用ムーブメントの別の実施
例示す構造図。
【符号の説明】
1 計器ユニット 2 ゲージ用ムーブメント 31 コイル 32 コイルボビン 41 円板状マグネットロータ 42 回転軸 43 軸受け凹部 5 ヒゲぜんまい 6 指針 61 磁化された指針 7 文字板 8 センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状マグネットロータと、該円板状マ
    グネットロータを支持する回転軸と、前記円板状マグネ
    ットロータに固定される指針と、前記円板状マグネット
    ロータとほぼ同一面上に該ロータに近接配置されて該ロ
    ータを電磁駆動するためのコイルと、該コイルの電磁駆
    動方向と逆方向に該ロータに帰零力を与える帰零力付与
    装置と、から構成されることを特徴とするゲージ用ムー
    ブメント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゲージ用ムーブメントに
    おいて、前記ロータと前記指針とが一体に射出成形され
    たプラマグで構成することを特徴とするゲージ用ムーブ
    メント。
  3. 【請求項3】 磁化された指針と、該指針を支持する回
    転軸と、該指針とほぼ同一面上に該指針に近接配置され
    て該指針を電磁駆動するためのコイルと、該コイルの電
    磁駆動方向と逆方向に該指針に帰零力を与える帰零力付
    与装置と、から構成されることを特徴とするゲージ用ム
    ーブメント。
JP5503896A 1996-03-12 1996-03-12 ゲージ用ムーブメント Pending JPH09243666A (ja)

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JP5503896A JPH09243666A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 ゲージ用ムーブメント

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JP5503896A JPH09243666A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 ゲージ用ムーブメント

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JPH09243666A true JPH09243666A (ja) 1997-09-19

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ID=12987500

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JP5503896A Pending JPH09243666A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 ゲージ用ムーブメント

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JP (1) JPH09243666A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000028336A1 (en) * 1998-11-07 2000-05-18 Howard Butler Limited Measuring device, sub-assembly thereof, and method of manufacturing the sub-assembly

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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