JPH0742983Y2 - 中 箱 - Google Patents

中 箱

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JPH0742983Y2
JPH0742983Y2 JP1992020672U JP2067292U JPH0742983Y2 JP H0742983 Y2 JPH0742983 Y2 JP H0742983Y2 JP 1992020672 U JP1992020672 U JP 1992020672U JP 2067292 U JP2067292 U JP 2067292U JP H0742983 Y2 JPH0742983 Y2 JP H0742983Y2
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JP
Japan
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box body
inner box
paper
contents
folding
Prior art date
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JP1992020672U
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JPH0581017U (ja
Inventor
和宏 坂本
恵秀 渡辺
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和宏 坂本
恵秀 渡辺
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水産物、菓子、寿司、
弁当等の食品を収容する使い捨ての折詰箱等に用いる中
箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の使い捨ての折詰箱は、厚
い紙製の外箱の内面に薄いプラスチック製の中箱が収納
され、このプラスチック製の中箱に食品を詰め、この食
品の上をビニール等で覆った後、外箱の開口上面を紙製
の蓋で覆った構造が採られている。そして、この構造の
箱では、防水性が高くかつ成形が容易な点から、プラ
スチック製の中箱用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、使い捨
てされるプラスチック製の中箱は燃焼しにくく、燃焼す
ると有害な燃焼ガスを発生して環境汚染の原因となり、
一方、燃焼せずにそのまま廃棄すると、廃棄物が蓄積
し、やはり環境汚染の原因となり、問題である。特に、
近年、ゴミ廃棄物による環境汚染に対する関心が高まっ
ているおり、廃棄処理が容易で、環境汚染をもたらさな
い折詰箱等の中箱が要望されている。
【0004】本考案は、上記問題点に鑑みなされたも
ので、廃棄処理が容易で、環境汚染をもたらさない中箱
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の中箱は、紙か
らなる中箱本体と、この中箱本体に固着されるパラフィ
ン紙とを具備し、前記中箱本体は、矩形状の底面部と
この底面部の各辺に連設され垂直状に折り曲げられる前
後左右の側面部とを有し、前記パラフィン紙は、前記中
箱本体の底面部と略同一形状の底面部と、この底面部の
各辺に連設され前記中箱本体の前後左右の側面部と略同
一形状の前後左右の側面部と、この前後左右の側面部に
連設され前記中箱本体の開口上面を被覆する前後左右の
上面覆部と、前記隣接する各側面部の端部間に連設され
折り畳んで前記中箱本体の側面部の外側面に添着される
折畳部とを有し、前記中箱本体の底面部及び前後左右の
側面部に前記パラフィン紙の底面部及び前後左右の側面
部をそれぞれ固着したものである。
【0006】
【作用】本考案の中箱は、紙からなる中箱本体と
ラフィン紙とにより形成され、中箱全体が紙にて形成さ
れるため、燃焼し易く、廃棄処理が容易で、環境汚染を
もたらさない。
【0007】また、中箱本体とパラフィン紙とを折り曲
げて組み立てられるため、組立工程が簡易で、かつ、中
箱全体が安価な紙からなるため、中箱の製造コストが低
い。
【0008】さらに、中箱は、中箱本体の底面部及び前
後左右の側面部にパラフィン紙の底面部及び前後左右の
側面部が着され、かつ、このパラフィン紙の各側面部
折畳部を折り畳んで中箱本体の側面部の外側面に添着
されるため、中箱に内容物を詰めた場合、その内容物の
液漏れが防止される。
【0009】また、パラフィン紙の前後左右の各上面覆
を内方に折り曲げることにより、この前後左右の上面
覆部にて中箱本体の開口上面が被覆されるとともに、
箱に詰めた内容物の上部が隙間無く覆われ、その内容物
の上方からの漏れが防止される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の中箱の一実施例を添付図面を
参照して説明する。
【0011】図1及び図2において、1は中箱で、この
中箱1は、中箱本体2と、一部がこの中箱本体2の内面
に貼着されるパラフィン紙3とにより構成される。
【0012】この中箱本体2は、内部に詰める内容物を
支持できる程度の適宜の厚さを有する紙からなる。そ
して、中箱本体2は、矩形状の底面部4とこの底面部
4の各辺に折り目を介して連設され垂直状に折り曲げら
れる前後左右の矩形状の側面部5とを備えた形状の1枚
の厚紙にて形成されている。
【0013】また、バターロール紙といわれるパラフィ
紙3は、図3の展開図に示すように、前記中箱本体2
の底面部4と略同一形状の底面部11と、この底面部11の
各辺に折り目を介して連設され前記中箱本体2の側面
部5と略同一形状の前後左右の側面部12と、これら隣り
合う側面部12,12の端部(組立後の側角部を構成す
る)間に折り目を介して連設され折り畳んで前記中箱本
体2の側面部5の外側面 に添着される正方形状の折畳部
13と、前記前後左右の各側面部12の端部(組立後の上端
部を構成する)に連設され前記中箱本体2の開口上面を
被覆する矩形状の上面覆部14とを備えた形状の1枚の
ラフィン紙3にて形成されている。
【0014】次に、前記実施例の中箱組立る場合につ
いて説明する。
【0015】まず、図2に示すように、パラフィン紙
の底面部11及び側面部12を、中箱本体2の底面部4上
及び側面部5上にそれぞれ装着させて接着材などで接
着する。そして、中箱本体2の底面部4上にはパラフィ
ン紙3の底面部11が固着されるとともに、中箱本体2の
各側面部5上にはパラフィン紙3の各側面部12がそれぞ
れ固着される。
【0016】次に、中箱本体2の側面部5をそれぞれ
底面部4に対して垂直に折り曲げながら、パラフィン
紙3の各折畳部13を外方に引張り出し、それぞれの折畳
部13を対角線から折り曲げ、三角形状に折畳む。
【0017】そして、中箱本体2の隣合う側面部5の
端部の相互を各折畳部13の折畳基部を介して合わせて、
中箱本体2の各側面部5を底面部4に対して完全に垂設
させた後、パラフィン紙3の折畳んだ折畳部13をそれ
ぞれ中箱本体2の側面部5の外面に添着することに
より、図1に示すように中箱1組み立てられる。この
場合、パラフィン紙3の各折畳部13は中箱本体2の各側
面部5の外側面に添着されることにより、中箱本体2内
にはパラフィン紙3の折り畳み重合部が突出形成される
ことがなく、中箱本体2内には底面部4及び各側面部5
にて十分な収容スペースが得られる。また、中箱本体2
の隣合う各側面部5の端部の各側角部は各折畳部13にて
液漏れが防止される。
【0018】次に、前記実施例の中箱の使用について
説明する。
【0019】まず、折詰箱等の紙製の外箱の内に中箱
1を装着し、中箱1内の収容スペー ス内に食品等の内容
物を詰める。この場合、内容物は中箱本体2の底面部4
及び各側面部5に固着されたパラフィン紙3の底面部11
及び各側面部12に沿って十分に詰め込まれる。次に、
ラフィン紙3の互いに対向する前後左右の各上面覆部14
それぞれ内方に向けて折り曲げることによりこの前
後左右の各上面覆部14にて中箱本体2の開口上面が被覆
されるとともに、この中箱1に詰めた内容物の上
されるしたがって、中箱本体2内に詰められた内
容物の全体がパラフィン紙3の一連の底面部11、各側面
部12及び各上面覆部14にて被覆される。そして、外箱に
紙製の蓋をかぶせて、外箱と蓋とを紐等で結ぶ。
【0020】この場合、中箱1は、中箱本体2の内面
パラフィン紙3の底面部11及び側面部12が着さ
れ、かつ、このパラフィン紙3の折り畳まれた各折畳部
13が側面部12の中箱本体2の側面部5の外
に添着されるため、中箱本体2内に詰めた内容物の液
漏れが防止される。
【0021】また、パラフィン紙3の各上面覆部14は各
側面部12に連設されているため、中箱本体2に詰めた
容物の上部が隙間なくされていることにより、
の内容物の上方からの漏れが防止される。
【0022】
【考案の効果】本考案によれば、中箱は厚紙からなる中
箱本体とパラフィン紙からなり中箱全体が燃焼し易い紙
にて形成したのでこの中箱の使用後の焼却廃棄処理が
容易で、合成樹脂シートを焼却廃棄処理するものに比べ
環境汚染の問題も少ない。また、中箱本体の底面部及び
前後左右の側面部にパラフィン紙の底面部及び前後左右
の側面部を固着し、この中箱本体の前後左右の側面部を
垂直状に折り曲げるとともに、この中箱本体の各側面部
の外側面にパラフィン紙の折り畳んだ各折畳部を添着し
たので、少ない組み立て工程で中箱本体を簡単に組み立
てることができ、この際、各折畳部は中箱本体の各側面
部の端部間から引き出すだけで簡単に折り畳むことがで
き、各折畳部を中箱本体の各側面部の内側部に沿って折
り畳むものに比べ折り畳み操作が簡単である。また、各
折畳部は中箱本体の内側部に突出す ることがないので、
パラフィン紙を有する中箱本体の底面部及び各側面部に
て内容物を収容する十分な収容スペースを確保すること
ができる。さらに、材料が安価な紙であるため、製造コ
ストが低い。
【0023】さらに、パラフィン紙の各折畳部は折り畳
んで中箱本体の各側面部の外側面に添着したので、この
各折畳部にて中箱本体の角隅部から内容物の液漏れを確
実に防止することができる。また、パラフィン紙の前後
左右の側面部に上面覆部をそれぞれ連設したので、この
各上面覆部にて中箱本体内に収容した内容物の上面部を
簡単に被覆でき内容物の上方からの漏れを防止できる。
したがって、パラフィン紙にて中箱本体内に収容された
内容物の全体を簡単に被覆包装することができ、この内
容物が、たとえば、水産加工物の場合には昇温等によっ
て品質劣化が起こりにくく、耐脂性が高く、付着しにく
く、長期に亘って品質を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の中箱の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上中箱の組立て状態を示す説明図である。
【図3】同上パラフィン紙の展開図である。
【符号の説明】
1 中箱 2 中箱本体 3 パラフィン紙中箱本体2の底面部 5 中箱本体2の側面部 11 パラフィン紙3の底面部 12 パラフィン紙3の側面部 13 折畳部 14 上面覆部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−108526(JP,U) 実公 昭58−36666(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙からなる中箱本体と、この中箱本体
    に固着されるパラフィン紙とを具備し、 前記中箱本体は、矩形状の底面部と、この底面部の各辺
    に連設され垂直状に折り曲げられる前後左右の側面部と
    を有し、 前記パラフィン紙は、前記中箱本体の底面部と略同一形
    状の底面部と、この底面部の各辺に連設され前記中箱本
    体の前後左右の側面部と略同一形状の前後左右の側面部
    と、この前後左右の側面部に連設され前記中箱本体の開
    口上面を被覆する前後左右の上面覆部と、前記隣接する
    側面部の端部間に連設され折り畳んで前記中箱本体の
    側面部の外側面に添着される折畳部とを有し、 前記中箱本体の底面部及び前後左右の側面部に前記パラ
    フィン紙の底面部及び前後左右の側面部をそれぞれ固着
    したことを特徴とする中箱。
JP1992020672U 1992-04-06 1992-04-06 中 箱 Expired - Lifetime JPH0742983Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992020672U JPH0742983Y2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 中 箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992020672U JPH0742983Y2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 中 箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0581017U JPH0581017U (ja) 1993-11-02
JPH0742983Y2 true JPH0742983Y2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=12033695

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992020672U Expired - Lifetime JPH0742983Y2 (ja) 1992-04-06 1992-04-06 中 箱

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009292526A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Olica Sangyo Kk 液等の漏れ防止板及びこの液等の漏れ防止板を備えた包装容器
US20160236452A1 (en) * 2013-09-26 2016-08-18 Va-Q-Tec Ag Foil-wrapped vacuum insulation element

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53108526U (ja) * 1977-02-04 1978-08-31
JPS5836666U (ja) * 1981-09-04 1983-03-10 株式会社ナブコ 扉開閉用切換弁

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JPH0581017U (ja) 1993-11-02

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